今は放心状態です

土曜日にジュンの結婚式が終わりました。
子育ての肩の荷が下りたというより、からだの中にぽっかりと穴が開いたような感じです。
今はブログに結婚式のことをあげる気力がありません。
エネルギーが少しでもチャージされたら、書くことができると思います。
しばらくお待ちください。

ジュンと俊顕くんの旅行

夏休み最後の週末にジュンが私に話してくれた、俊顕くんとの独身最後の北海道旅行の話である。

私「それにしても、独身最後の男同士の旅行なんてどうせ俊顕の思い付きなんだろう?」
ジュン「まあね、話を主導したのは俊顕だけど、ひ〇さんや俊顕の婚約者の京〇さんもすげえ乗り気だったから、一挙に具体化した。」
私「そんで、この前、中部空港から飛び立ってからは?」
ジュン「千歳に着いたら、羽田から来た三人はすでに到着してたんで、合流してとりあえずカフェでその後の打ち合わせをしたんだ。」
私「打ち合わせったって、すぐに男同士、女同士に別れるんだろう?」
ジュン「そうだけど、二手に分かれた後、夜にはお互いの宿泊地に着いたことを報告するとか、最後の日には夕食までに札幌に戻ってくるとか、そういう打ち合わせ。」
私「行先とか決めてたのか?」
ジュン「ひ〇さんたちは、さすがに若い女性二人だから、泊まるホテルはちゃんと予約してたみたい。オレと俊顕は、一泊目は俊顕が予約してたけど、その後は予約とかなしで、行き当たりばったりに、気に入った場所で泊る所を探すことにしてた。まあ、男ふたりなら、いくら北海道とはいえ夏なんだから、一晩くらい車で寝てもだいじょうぶだろうし。」
私「でも、車中泊とかはしなかったんだろう?」
ジュン「夏休みだからけっこうどこもいっぱいだったけど、宿泊代が高いところはけっこう空いてたりしたんだよね。」
私「まあ、だいたい安いところからいっぱいになるみたいだからね。」
ジュン「でも、民宿みたいなところにも一回泊ったよ。当日の午後電話したらキャンセルがあって泊まれたんだけどね。」
私「俊顕なんかはイヤミなくらいお坊ちゃまなんだから、民宿とかとまったことないだろう?」
ジュン「でも、学生の頃はゼミの合宿とか、民宿みたいなところに俊顕もいっしょに泊ってたし。」
私「そんで空港のカフェで打ち合わせた後は?」
ジュン「レンタカー屋さんのバスでレンタカーの駐車場まで移動したんだ。そこに俊顕が予約しておいてくれた車が二台泊まってたってわけ。」
私「俊顕のことだから、外車のレンタカーとかどうせ予約してたんだろう?」
ジュン「そんなことないよ、一台はフォ〇スターとかいう悪路も走れるっていう車で、もう一台はおしゃれな感じの色のオープンカーだったよ。」
私「それだと、女性二人がオープンカーで、ジュンと俊顕がクロカンというわけか。」
ジュン「それは、ひ〇さんと俊顕の両方の性格を考えてよ、ひ〇さんは性格がイケメンだし、俊顕は見かけに反して実は乙女じゃん。」
私「じゃあ、ひ〇さんたちがクロカンで、ジュンたちがオープンカーだったんだ。」
ジュン「女性二人でオープンカーだと目立ちすぎていけないってこともあったみたい。」
私「じゃあ、ジュンと俊顕がスポーツカーじゃ目立っただろう。」
ジュン「でも俊顕ってあの外見だから、すげえオープンカーが似合ってて、カッコよかったよ。」
私「そんで、そこで二台の車に別れて出発したんだ。で、ジュンたちはどこに向かったんだよ?」
ジュン「実は最初の一泊は俊顕がすでに予約してあったからそこに向かって行った。曇りだったけど雨はあまり降ってこなかったんで、けっこうオープンカーって気持ちよかったよ。」
私「俊顕のやつのうれしそうな顔が思い浮かぶよ、そんで一泊目を予約してたってことは泊りたいとこでもあったのか?」
ジュン「泊まりたいっていうより、そこで俊顕は乗馬をしたかったみたい。」
私「ああ、お坊ちゃまはやることが違う。」
ジュン「そんで、千歳を出て、北海道らしい平原や、荒涼とした海沿い道路を走って、その日の宿泊先まで行ったんだ。」
私「どんなとこだった?」
ジュン「普通のホテルだったし、泊まってる人たちも普通。でも広々とした敷地があって、厩舎が敷地内にあるんだよ。」
私「そんで乗馬したのか?」
ジュン「うん、中級者向けコースで、オレが参加するにはホントは乗馬経験が足りないんだけど、あまり初級者コースだと俊顕がものたりないだろうから、オレは経験をちょっと盛って申告して参加した。朝ご飯食べた後、9時前に出発して、お昼までの3時間、北海道らしい自然をホント満喫できた。マジで気持ちよくて、3時間があっという間だった。」
私「北海道で乗馬か、気持ちいいだろうな。それから?」
ジュン「乗馬を終えて、ホテルで昼を食べて、知床に行こうということで、海辺の民宿に電話したら、たまたまキャンセルがあって泊まれるということで、6時間ドライブして行ったんだ。」
私「オープンカーで北海道のドライブなんて、すごく良さそうだな。」
ジュン「うん、でもさその日は雨が時々降ってたから、オープンではあんまり走れなかったんだ。でもすげえいい景色ばっかりで、あちこちで止まっていい景色を見ながら行ったから、予約した民宿に着いたのは7時過ぎだったけど、まだ暗くなる前で少しは明るい時間だったんだよね。」
私「それで?」
ジュン「すぐに夕食になって、すげえカニとか魚とか食べきれないくらいだった。。」
私「それで部屋は?」
ジュン「民宿だから和室で、そこに自分たちで布団を敷いて寝たよ。風呂は共用だったけど、トイレは部屋に付いてた。」
私「まあ、ふつうの民宿って感じだね。」
ジュン「なんか、朝起きて外を見て景色にびっくりした。ちょっとかすんだ荒涼とした海が広がってんだよ。でもなんか雨が降りそうな感じでちょっと残念な天気だった。」
私「オープンカーなのに残念だな。」
ジュン「ところが知床峠に上ると雲の上に出たのか、雲の向こうに国後島の山並みがちょっと見えた。」
私「雲の上に出たんだね。」
ジュン「でも、また反対側の海沿いに出るとそっちは晴れてた。でも、海沿いの荒涼とした原野と海に挟まれたルートは北海道らしくてよかったよ。」
私「それで俊顕と最後の泊りはどこだったんだ?」
ジュン「知床を見たりして、少しずつ西に移動して、けっきょく富良野の近くに泊まった。最後は俊顕の希望でホテルに泊まったよ。」
私「富良野のホテルか、眺めいいんだろうな。」
ジュン「着いた日は暗くなってたんで景色は見えなかったけど、泊った翌日は、遠くの山とか見えてすげえよかった。」
私「そんで、旅行中3泊して、俊顕の迫られたりしなかったのか?」
ジュン「なんか俊顕がやりたくてしょうがないのを必死でガマンしてるのがありありとわかっちゃってさ、まあ独身最後だし、少しだったらいいかと思って、最後のホテルに泊まった時に、さりげなく俊顕を誘ってあげたんだ。」
私「そうしたら?」
ジュン「俊顕ったら、けっこうスイートみたいないい部屋をとったんだもん、まあ雰囲気としては悪くないよね。だんだん暗くなってく外の景色を見ながら、とうとう俊顕がオレにキスしてきたから、気持ちよさそうにしてあげたんだ、まあ事実俊顕のキスはすげえ気持ちよかったんだけどね。」
私「そんで最後までやったのか?」
ジュン「まさか、そこまでは俊顕も望んでなかったみたい、とうさんとしてるみたいな、お互いを刺激しあうような感じだよ。それでも利彰はけっこう満足そうな顔してたし、オレもけっこう気持ちよかったし・・・」
私「まあ、そのくらいで終わってよかったよ・・・ そんで、最後の日は?」
ジュン「ゆっくりホテルの朝のビュッフェを食べて、その後美瑛を観光した。有名な写真家のギャラリーとか、きれいな防風林を見たりしてから、札幌まで最後のドライブをして、レンタカーを返した。そんでその後、ひ〇さんたちと待ち合わせて、札幌で晩御飯を食べてから、電車で千歳まで行って、飛行機に乗って帰ってきた。」
私「いい旅行ができたみたいだな。そんでお金は足りたのか?」
ジュン「最後のホテル以外は、超高級ってわけじゃないし、まして2泊目は民宿だったから、それほどお金かからなかったし。」
私「ならば、よかった。いい思い出になったな。」
ジュン「うん、俊顕と最後に気ままな旅行ができてすげえよかった。」
私「あとは結婚だね・・・」
ジュン「うん、オレ、ホントに結婚するんだね、なんかふわふわしたような気持ちなんだけど・・・」
私「結婚したら、まずとうさんよりひ〇さんのほうをどんなことでも優先して考えるんだぞ。」
ジュン「最近、とうさん、そればっか。オレはひ〇さんもとうさんも両方を大事にするつもりだけどね。」
私「まあ、とうさんが言いたいことは、ジュンが幸せになってほしいってこと、それだけ。」
ジュン「だいじょうぶだって、でもとうさんありがと。」

ジュンの結婚まであとわずかになってしまった。わたしの中では、ジュンとずっとこのままふたりで仲良く暮らしたいという気持ちと、ジュンのためには結婚するのがいちばんいいという気持ちの二つの相反するものが戦っていた。

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ヒロとの夏休み

実家で両親にさよならを言って、わたしは義兄の運転する車で新幹線の駅まで送ってもらった。

私「兄貴、ありがとう。またね。」
義兄「今度はジュンちゃんの結婚式の時に会えるね。」
私「そうだね。」
義兄「残念ながら聡一はその頃は忙しそうだから、ふたりきりにはなれそうもないけど・・・」
私「でも、俺は兄貴の顔を見られるだけでもうれしいよ。」
義兄「またそんな殺し文句をサラッと言う。」
私「じゃあ、兄貴、運転気をつけて帰ってね。」

わたしは義兄と別れて新幹線の改札口を入っていった。
お盆のさなかで新幹線は混んでいたが、ひかりに乗ったので私は何とか席を見つけて座った。
夕方新幹線を降りてヒロのマンションに向かった。
ヒロはまだ帰宅してなかった。
わたしはまずはヒロが洗濯機の中に溜めていた下着類の洗濯を始め、その間に軽く掃除をした。
洗濯物を干しているとヒロが帰ってきた。

ヒロ「聡一、お帰り、実家のお父さんたち元気だった?」
私「ふたりとも元気だったよ。ヒロのところは?」
ヒロ「元気は元気だったけど、親父とはあれ以来ぎくしゃくしてるからね。」
私「ゴメン、ヒロ、お父さんに会いにいかない方がよかったね。」
ヒロ「聡一のせいじゃないよ、親父の頭が固すぎるだけ。」
私「ヒロ、実家に帰りにくくなったね。」
ヒロ「前から親父とはそれほど仲良かったわけじゃないし、まあ母親が行ってやらないとさみしがるから、行ってるだけ。」
私「時間があったから、洗濯機の中に溜まってたから洗ったぞ。」
ヒロ「えっ、洗濯してくれたんだ、けっこう汚れてただろう?」
私「べつに普通に汚れてただけだったけど。」
ヒロ「聡一はきちんとしてるから、洗濯する前に汚れ具合を一枚ずつ確かめるだろう?」
私「ああ、汚れのひどいのは手で予洗いしなきゃならないし。」
ヒロ「聡一なら見られてもいいけど、でもハズいというか・・・」
私「今さら何言ってんだか・・・」
ヒロ「そうだ、すぐに出かけないと。」
私「高速混んでるかもな。」
ヒロ「それにしても、俊顕んちはせっかく持ってる別荘を夏休みに使わないなんて・・・」
私「なんか、俊顕んちは軽井沢の別荘を相続したらしくて、最近はそっちを使うみたいだよ。」
ヒロ「まあ、いいや、借りられるんだったらどうでも。」

ヒロの運転する車で、高速に乗って俊顕くんちの別荘を目指した。
夜なのにお盆時期のせいなのか下りもそれなりに混んでいた。
途中で運転を交代して、いつもよりも時間がかかったが、無事別荘に着いた。
わたしたちはとりあえず疲れを取るために風呂に入った。
以前ほどわたしたちはエロいことをしなくなっていたが、さすがに別荘にまで来れば、多少は気分が盛り上がる。

ヒロ「俺は相変わらずこんなに聡一のことが好きなのに、以前ほどエッチしても気持ちよくないんだ・・・」
私「まあ、確かに前はもっと新鮮さを感じてたよね。」
ヒロ「聡一は今でも俺のことが好き?」
私「もちろんだよ。」
ヒロ「そろそろふたりの関係を一段階進めたほうがいいのかなあ?」
私「進めるって?」
ヒロ「今までしてこなかった、俺の後ろを使うとか・・・」
私「べつにゲイカップルが全員そういうセックスをしてるわけじゃないと思うよ。」
ヒロ「俺、後ろ使ったことないから・・・」
私「ムリにすることなんかないよ。」
ヒロ「聡一がそれでいいんだったら、俺もどうしてもしたいわけじゃないし・・・」

その夜は深夜に別荘に着いたので、ヒロも横になるとすぐに眠ってしまった。
わたしもエアコンなしの高原の温度を心地よく思いながら、そのまま眠りの中に引き込まれていった。

翌朝起きると、ヒロはもうベッドにはいなかった。
朝一でヒロがしようと言ってくると思っていたので、ちょっと拍子抜けだ。
それでも、わたしは見事に朝勃ちしていたので、前をモッコリさせたまま、すぐにトイレに行ってちょっと苦労して用をたした。

いちおう着替えをして、リビングに行くと、ちょうどヒロが散歩から戻ってきたところだった。

ヒロ「聡一も起きたんだ。」
私「起こしてくれればよかったのに。」
ヒロ「だってすげえ気持ちよさそうに寝てたから起こさない方がいいかなって思って。」
私「お腹減っただろう、朝ご飯食べよう。といっても、パンとコーヒーくらいしかないけど。」
ヒロ「とりあえずはそれで充分。」

昼間は、ジュンの結婚式でわたしとヒロで弾く予定の、フランクのヴァイオリンソナタをみっちりと練習した。
この曲は四楽章あって、全部弾くと30分ほどかかるが、ジュンの結婚式では、演奏するのは第四楽章だけなので、時間的には5分ちょっとである。
ジュンの結婚式ではヒロのピアノでやるのだが、その一か月後の俊顕くんの結婚式では、同じ曲をジュンのピアノで弾くことになっている。
そしてフランクに飽きてくると、こんどは新しく練習を始めた、ブラームスの一番もサラッと合わせてみたのだった。

そして一日が終わり、わたしたちは寝るためにベッドに入った。
意外にヒロのほうがそれほどエッチをすることにこだわらなくなったみたいで、前よりも短い時間でお互いに果てて終わったのだった。

そして翌日はヒロの練習を聞きながらわたしは本を読んだり、またヴァイオリンソナタの練習をしたりして過ごした。
昼前に別荘を掃除して、片づけをして、わたしたちは高速で東京に戻った。
途中、混雑するSAで軽く昼ご飯を食べたりして、また高速もけっこう混んでいたので、夕方にわたしのマンションに戻ってきたのだった。
ヒロとふたりで夕食を食べながら、軽く飲んでいると、12時頃ジュンが北海道から帰ってきた。

ヒロ「ジュンちゃん、北海道行ってきたんだって?」
ジュン「うん、俊顕と独身最後の男同士の旅行してきた。」
ヒロ「そうなんだ、でも俊顕くんって、バリバリのゲイなんだろう? だいじょうぶだった?」
ジュン「俊顕はああ見えてバリウケだから、オレとどうこうなりようがない。」
ヒロ「あの傲慢俺様キャラの俊顕くんがバリウケとは、詐欺だよね。」
ジュン「俊顕は、ヒロちゃんに負けないくらい乙女なんだから。」
ヒロ「あの性格外見からは信じられねえ・・・」
ジュン「まあ、確かにヒロちゃんだったら、性格は悪いけど外見はきれいだから乙女でもみんな納得するけど、俊顕はギャップが大きすぎるよね。」
ヒロ「ジュンちゃん、さりげなく俺のことディスったな。こうしてやる。」
ジュン「ヒロちゃん、マジで痛いって。」

ヒロはふざけてジュンのこめかみを両側からげんこつでぐりぐりと刺激していた。
なんか仲がいいんだか悪いんだかわからないジュンとヒロだった。
ヒロは翌日仕事があるらしく、マンションに一度帰らないと、ウチからは直接仕事に行くわけにはいかないらしく、深夜にタクシーを呼んで帰っていった。

ジュン「ヒロちゃん、忙しそうだね。」
私「まあ、ヒロに言わせるとお座敷がかかると断れないらしい。」
ジュン「オレ、疲れちゃった。」
私「じゃあ、寝よう。」

わたしたちはベッドに並んで横になった。ジュンがおやすみのキスをせがまれたので、わたしは軽くジュンにキスをした。
それだけで眠かったジュンは満足したらしく、すぐに軽い寝息をたて始めた。

そしてジュンの北海道旅行の話は夏休み最後の週末にゆっくりと聞いたのだった。
その話は次にアップしたいと思います。

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ジュンといっしょに実家へ

8月10日の夜、わたしとジュンは新宿から夜行バスに乗った。今まではたいてい東京駅から乗っていたのだが、新宿に大きなバスターミナルができ、わたしたちのマンションからは新宿のほうが近いので好都合であった。
夜行バスも夏のこの時期はいつもよりは高いのだが、それでも新幹線よりは安いし、朝から目的地で観光ができるのがいい。
バスが発車するのは夜の11時過ぎなので、わたしたちは夕食を食べた後、シャワーを浴びてから、ゆっくりとマンションを出た。
バスに乗り込むと、ほぼ満員で、空席はほとんどなかった。とはいえわたしたちはふたりで並んで座るので、バスの混雑はあまり関係ない。
バスの席は狭いので、ジュンとくっつくようにしてわたしは座った。

ジュン「窓側のほうがゆっくりねられるんじゃない、とうさん席かわろうか?」
私「いいよ、そのままで。」
ジュン「オレ、すげえ眠いから、すぐ寝ちゃいそう。休憩でバスが泊まったら起こしてね。」
私「眠いなら寝なさい、トイレ休憩でサービスエリアで止まったら起こしてやるから。」

ジュンは仕事で疲れているのか、バスが動き始めるとすぐに眠り始めた。
わたしはすぐには眠れなかったが、暗いバスの中ではすることもなくて、目を閉じて考え事をしていると、自然に眠ってしまっていた。
そして午前3時頃に、バスが泊まる気配でわたしは目を覚ました。
休憩は20分とのことで、わたしはジュンを起こしてバスを降りた。

私「ジュン、歩けるか、寝ぼけて転ぶなよ。」
ジュン「だいじょうぶだって。」
私「トイレはあっちみたいだ。」
ジュン「真夜中なのにけっこう人がいるね。」
私「まあ、もうすぐお盆だからね。」

トイレを使った後に、バスに戻って、ちょっとだけ水でのどを潤してから、わたしたちはまた寝始めた。
次に起きた時には、バスは高速を降りて駅に向かって一般道を走っていた。

私「ジュン、もうすぐ着くぞ、起きなさい。」
ジュン「えっ、もう着くの、早いな。」
私「ジュン、寝られた?」
ジュン「うん、けっこう寝たよ。」
私「ちょっとだけ遅れてるみたいだね。」
ジュン「その分、長く寝られたんだ。」

バスは京都駅前に着いた。わたしたちは駅の中に入って、駅構内の多目的トイレが空いていたので、ふたりで入った。

私「オシッコだけでいいのか?」
ジュン「朝ご飯食べないとうんこ出ない。」
私「とうさんもとりあえずオシッコだけだ。」

わたしたちは交代でトイレを使い、そして髪型等の身支度を整えてトイレを出た。
そしてもうすぐ開店するカフェの前で少し待つことにした。
ほどなく開店時間が来て、わたしたちは中に入ってモーニングセットを買って食べた。

私「さて、今日はどうしようか?」
ジュン「とうさん、京都にできた鉄道博物館見たがってなかった?」
私「見たいけど、まだ時間が早すぎるんじゃないかな。」
ジュン「じゃあ、その前にちょっとどこかのお寺でも見ようよ。」
私「じゃあ、黄檗山万福寺に行ってみようか。」
ジュン「どのあたりにあるの?」
私「京都駅から奈良線に乗って20分ちょっとくらいじゃないかな。」
ジュン「近いじゃん、じゃあ、万福寺に行こうね。」

わたしたちは奈良線の古い電車に乗って20分とちょっとで黄檗駅に着いた。
駅を降りてぶらぶら歩いて行くと5分ほどで万福寺の入口に着いた。
まだ入り口の入場券売り場は締まっていたので、わたしたちはそのまま寺の中に入っていった。
正式に寺が解錠しているわけではないので、建物の外側は見られるが中には入れなかった。
それでもたくさんある建物を見て回るだけでも結構楽しかった。
かなり歩くと回廊のような場所があって、ベンチがたくさん並んでいたので、わたしたちは座って休んだ。

ジュン「ここって禅宗?」
私「そうみたいだね、黄檗宗って言う禅宗のひとつみたいだな。」
ジュン「まだ時間早いから、誰もいないね。」
私「かえって静かにお寺を体験できて良かったかもね。」
ジュン「とうさん・・・」
私「どうした、ジュン。」
ジュン「オレの結婚前の最後のとうさんとの旅行になるよね。」
私「そうだね、あと2か月か・・・」
ジュン「オレ、とうさんの子でよかったなって・・・」
私「それはとうさんも同じ、ジュンの父親でよかったなって・・・」
ジュン「オレたち、マジで両思いだね。」
私「ホントだね、なんかうれしいよね。」

ジュンがわたしのほうに寄りかかってきて、頭をわたしの肩の上に乗せた。

私「どうした、ジュン、こんなところで甘えて・・・」
ジュン「結婚しても、とうさんとふたりだけの時はずっと甘えてもいいでしょ?」
私「いいけど、ひ〇さんにヘンに思われないようにしろよな。」
ジュン「うん、それはわかってるって。」

誰もいない寺の回廊のベンチでわたしたちはふたりでくっつきあって座っていた。
甘い時間が私たちの周りを包んでくれていた。

万福寺でゆっくりとした後、わたしたちは電車で京都駅まで移動して、そこからブラブラと歩いて鉄道博物館に行った。
鉄道博物館は夏休みで混雑していて、ゆっくりと見るという雰囲気ではなかったが、それでも広い敷地を全部わたしたちは見て回ったのだった。

そして鉄道博物館を見終わると、ちょうど泊まっていたバスに乗って四条河原町まで行った。
ちょうどちょっと遅めの昼ご飯を食べようと、店を探していると、ジュンが牛カツを食べたいと言ったので、牛カツ屋さんに入った。
とんかつとは違う触感と味の牛カツはちょっと新鮮な体験だった。

先斗町や新京極を散歩してから、阪急に乗って梅田に行った。
梅田の近くのホテルを予約していたので、チェックイン時間に合わせて、わたしたちはホテルに入った。
荷物を部屋に置いて、わたしたちは大阪らしい風景を求めて、お初天神のあたりを散歩した。
夕食は千日前に行って、ちょっとおしゃれなビストロでおいしい物をジュンと食べたのだった。

そしてわたしたちは堂山に行き、新宿の例のバーのママに教えてもらった、ゲイバーに行った。
ジュンは大阪のゲイバーに興味深々のようだった。
開店時間に入ったので、バーの中はまだ空席があった。

マスター「いらっしゃいませ。」
私「ふたりですけど、入れます?」
マスター「どうぞ、まだだいじょうぶよ、イケメンさんは混んでても入ってもらうわ。」

わたしたちはカウンターの隅の席に並んで座った。

マスター「あらためていらっしゃい。ここ、初めてよね。」
私「はい、始めてきました。新宿の◇◇のママに紹介されて・・・」
マスター「あら、あの女、元気なのね。」
私「ますます元気になってるみたいですよ。」
マスター「あなたたち、ヘンなこと聞くけど、できてるのよね、カップルでしょ?」
ジュン「うわあ、わかっちゃいました?」
マスター「そりゃあ、わかるわよ、雰囲気が違うもの。」
ジュン「雰囲気でわかるなんて、すごいなあ、マスターは。」
マスター「あなたたち、少し年は離れてるでしょう、でもふたりともすごくイケメンよね、ホントお似合いのカップルって感じで、あたし、うらやましいわ。」
ジュン「ほら、やっぱりカップルだと思われるでしょ、パパ。」
マスター「あら、あなたたち、ひょっとして愛人関係なの?」
ジュン「まあ、そんなもんかな。」
マスター「それにしてもこんなイケメンのパトロン、あなたよく見つけたわねえ。」
ジュン「オレのパパ、イケメンでしょ。」
私「こらこら、ジュン、いいかげんにしなさい。」
マスター「あら、パパさんが怒ってるわよ。」
ジュン「うん、パパはシャイだからね。」

長居をするとどんなことになるかわからないので、二杯ほど飲んだ後、まだ飲み続けたそうなジュンを促して、ホテルに戻った。

ジュン「バーのスタッフさんたちは、完全に俺たちはカップルだと思ったよね。」
私「ったく、ジュンは悪乗りして・・・」
ジュン「いいじゃん、楽しかったし。」
私「ジュンがパパって言うから、とうさんはパトロンだと思われちゃったよ。」
ジュン「いいじゃん、カッコいいパトロンだってマスターも言ってたし。」
私「少し酔いが覚めたら、寝る前にちゃんとお風呂に入りなさい。」
ジュン「うん、そんなに酔ってないから、とうさん、もう入ろうよ。」
私「じゃあ、いっしょに入るか。」
ジュン「オレが、お湯張ってくるね。」

お湯が入るとわたしたちは裸になって風呂に入った。
ホテルのバスタブは深さはないが前後にはけっこう長いつくりになっていたので、わたしがバスタブの端にもたれるように座り、開いた両足の間にジュンが抱かれるように入ってきた。

私「昔はジュン、ホントに小さかったのに、いつの間にかとうさんより大きくなって・・・」
ジュン「オレ、とうさんに抱かれるようにこうやってお風呂に入るのすげえ好き。」
私「気持ちいいよな。」
ジュン「うん、気持ちよすぎて、オレ、何か勃ってきちゃった。」
私「どうした、最近溜まってるみたいだな。」
ジュン「うん、結婚が近づいてきたから、セフレを全員切っちゃったからね。このところほとんどエッチしてない。」
私「セフレとは後腐れなく別れたんだろうな。」
ジュン「もちろんいつでも別れられるのがセフレじゃん。お互い割り切った関係だから、別れる時にこじれたりしないよ。」
私「それならいいけど。」
ジュン「なんか溜まりすぎるとちょっとしたことでイライラしたりするんだよね・・・」
私「とうさんがいない時にウチでオナニーしてもいいんだぞ。」
ジュン「やだよ、オレ、とうさんに隠れてこっそりオナニーするような子だと思われたくないもん。」
私「普通はこっそり隠れてするものだろうが・・・」
ジュン「ひとりでするより、とうさんと楽しむ方がずっといい。」
私「まあ、しょうがないな、結婚するまではしてやるけど・・・」
ジュン「じゃあ、とうさん、キスしてよ。」

ジュンが顔をわたしのほうに向けてきたので、わたしはジュンのくちびるに軽くキスをした。

ジュン「うわっ、とうさん、キスしたとたんにすげえ勃起し始めた。」
私「ジュンとのキスが気持ちよすぎ。」
ジュン「オレもけっこう勃ってきちゃった。」

わたしはジュンのからだの向きをかえさせて、わたしと向かい合うようにした。
ふたりのからだの間には、二本の固くなった肉棒がそそり立っていた。

私「ここがいちばん立派になったな・・・」
ジュン「でも、とうさんには負けるけど・・・」
私「ついこの前までオネショばっかりしてたくせになあ。」
ジュン「でもここが大きくなってくれたおかげで、オレのオネショが治った気がする。」
私「ジュン、幸せになれよ。」
ジュン「とうさんもね。」

二本の硬くなったモノをふたりでこするたびに快感がだんだんと高まっていた。
ジュンとするとどうしてこんなにも快感が大きいのだろうか。
ジュンがさりげなくいっしょにイケるようにと、手で刺激するのを加減してくれていた。
わたしたちは激しい快感がともに湧き上がってくるのを感じていた。
最後はほぼ同時に上を向いた二本のものの先端から白いマグマを噴き出していた。
わたしはあまりに強い快感に気絶しそうなほどだった。

ジュン「すんけえいっぱい出ちゃった…」
私「とうさんもだよ、汚れを洗い流して、風呂から出よう。」

わたしたちはシャワーでからだを洗いあってから、バスルームを出た。
そして冷えた缶ビールで乾杯をした。

翌日は、ゆっくりしたいというジュンの希望で、朝目が覚めてもベッドでゴロゴロとしていた。

私「ジュン、ちょっと甘えすぎだぞ。」
ジュン「結婚前にやりたいことはやっておきたいんだ。」
私「何をやりたいんだよ?」
ジュン「とうさんと、ベッドで思い切りイチャイチャすること。」
私「があか、それくらい、今までもやってただろうが・・・」
ジュン「そうじゃなくて、恋人同士みたいな、甘々なイチャイチャをしたいの。」
私「ジュンがイチャイチャするから、とうさん、勃ってしまった・・・」
ジュン「マジっ! オレももう一度気持ちよくなりたい。」
私「いいけど、もうこれっきりだぞ。」
ジュン「やったー。」
私「ジュンのうれしそうな笑顔は殺人的だな。」
ジュン「とうさんにしか見せないよ。」
私「ひ〇さんには?」
ジュン「それは秘密。」

ジュンは手をわたしの下腹部にもってきて、わたしのふくらみを手のひらで包み込むようにした。

ジュン「とうさん、すげえ硬くなってる。」
私「ジュンが挑発するからだ。」
ジュン「オレのも触ってよ、とうさん。」

私はジュンの下腹部のほうに手を持っていき、ジュンのモノをじかに触った。相変わらずジュンは裸族だったからだ。

ジュン「とうさん、手で刺激してよ。オレもかなり硬くなってきてるから・・・」

私はジュンのモノを握って手をゆっくりと動かした。ジュンのモノはだんだんとさらに硬くなっていった。

ジュン「とうさんのパンツ、じわっと濡れてきてるよ。」
私「我慢汁がけっこう出てるみたいだ。」

わたしはジュンのモノをじかに触り、ジュンはパンツの上からわたしのモノを刺激した。
わたしはジュンと自然にキスをしていた。ジュンは本当にキスがうまくなっていて、わたしはジュンのキスだけでいきそうになっていた。

私「ジュン、とうさん、もういきそうだよ。」
ジュン「オレもけっこうきてる。とうさん、先に出していいよ。」
私「ホント、もう限界だ・・・」

ジュンが手を動かし続けて刺激をしたので、わたしはほどなく最後を迎えていた。

私「やばい、パンツ穿いたままいっちゃったよ。」
ジュン「とうさん、いっぱい出したね、すげえ濡れてる。」
私「お漏らししたみたいな気分だよ・・・」
ジュン「オレもそろそろいきたい。」

わたしはジュンのモノを刺激する手の動きを速めた。
しばらくするとジュンも最後のときを迎えていた。
ジュンの発射したものは、布団の中に飛び散っていた。

ジュン「うわっ、シーツがすげえ汚れた。」
私「どうせ大きな機械でクリーニングするんだろうから問題ないだろう。」
ジュン「なんかすげえ気持ちよかった、ホント気絶しそうなくらいだった。」
私「じゃあ、シャワーで軽くからだを洗ったら、朝ご飯を食べに行こう。」
ジュン「お腹すいちゃったね。」

わたしたちはシャワーを手早く済ませると、レストランでビュッフェの朝食をとった。

その後、わたしたちホテルをチェックアウトして、駅に行って電車に乗った。
電車を乗り継いで、わたしたちは実家の最寄り駅に降りた。
母親が車でわたしたちを迎えに来てくれていた。

実家に戻ると、書斎にいた父親にまずは挨拶をした。ジュンを見るなり、父親がふだんは見せない柔らかい笑顔になった。

父「ジュン、よく来たな。」
ジュン「おじいちゃん、お久しぶりです。」
父「そんな挨拶はいらん。」
私「お父さんも元気そうでよかった。」
父「まあ、なんとかやっとるよ。」
私「ジュンの結婚式には、東京まで来てもらわないといけないから、体調を整えておいてくださいね。」
父「ジュンがもう結婚か、時の経つのは早いもんだ。」
私「ついこの前まで赤ん坊だったジュンが、もう結婚ですからね。」
父「この分だと、なんとかひ孫の顔は見てから、あの世に行けそうだな。」
ジュン「オレは、予定では子供はふたり作るつもりだから、おじいちゃんには二人目も抱いてもらわないと・・・」
父「そうか、それはがんばらんといかんな。」
私「お父さん、長生きして、ジュンの子供に勉強を教えてくださいね。」
父「ああ、長生きできるようにがんばらないといかんな。」

その日は、父親が予約してくれていた温泉地のホテルにわたしたちは親子三代で行った。

父親もまじえて、ゆっくりと露天風呂に入っていると、日頃の疲れも消えていくようだった。

そしてその後、実家に戻り、ジュンは一泊した後、旅行に出かける予定だった。
なんでも、俊顕くんと結婚前の男だけの旅行をするらしい。
そして俊顕くんとジュンのそれぞれの婚約者も、ふたりで女だけの旅行を楽しむそうだ。

ジュン「北海道を3泊4日で俊顕と行き当たりばったりで旅行するつもり。」
私「それで、ひ〇さんと、俊顕くんの婚約者も、ふたりで旅行するんだろう?」
ジュン「うん、彼女たちも北海道をレンタカーで旅行するって言ってる。」
私「どっかで会うかもしれないね。」
ジュン「うん、お互い行先は秘密にしてるけど、観光地とかだったら会うかもね。」
私「でも最終日には合流するんだろう?」
ジュン「うん、札幌で合流して、晩御飯を4人で食べて、その後最終便の飛行機で帰ってくる予定。」
私「楽しそうだな。そうだ、小遣いは足りてるか、少しとうさんが出してあげよう。」
ジュン「いいよ、オレももう働いてるんだから・・・」
私「俊顕と旅行するんだから、それなりに金がいるだろう。少しだから、小遣い持っていきなさい。」
ジュン「じゃあ、いちおう預かるけど、余ったら返すね。」

その日の朝に実家に帰省してきた姉夫婦の車を借りて、ジュンを中部空港まで送って行くことになった。

姉「中部までけっこう遠いわよ。帰りはソウちゃんひとりになるんだから、〇吾もいっしょに行ってあげたら?」
私「お義兄さんが一緒に来てくれたら心強いなあ。」
義兄「俺は行ってもいいよ。」
姉「じゃあ、一緒に行って、運転交代してあげてよ。」

わたしとジュンは、まずは義兄の運転で中部空港に向かって車を走らせた。
全体的に高速は混んでいたが、ひどい渋滞につかまることはなくて、空港に着くことができた。
ジュンを送り出して、こんどは義兄と二人だけで車に乗った。

義兄「聡一、疲れただろう、ちょっとどっかで休んでいこう。」
私「お盆中じゃどこも混んでて入れないんじゃないの?」
義兄「だいじょうぶ、ちょっと不便なところにあるけど、俺のとっておきの穴場。」
私「空いてるといいね。」
義兄「あそこならたぶんだいじょうぶ。」
私「いっぱいだったらどうする?」
義兄「それなら、そこからちょっと行ったところにすげえいいところあるから、そこでカーセックスしよう。」
私「うわっ、兄貴ったらマジで車でするつもりなの?」
義兄「それはラブホが空いてなかったらって話。まあ聡一がカーセックスに興味があるんだったら、直接そっちに行ってやることもできるけど?」
私「ラブホのほうがいいです・・・」

義兄の知っている穴場のホテルは、こんなところになぜあるのという感じの、ちょっと奥まったところにあった。
幸い最後の一部屋に空きがあったので、わたしたちはそこに車を乗り入れた。

義兄「田舎のラブホだから、ロマンチックな感じじゃないけどね。」
私「べつに兄貴といっしょならどんな所でもいいけどね。」
義兄「もう聡一はそういうふうにさりげなく殺し文句を言うから、やられちゃうんだよね。」
私「兄貴ったら、目がらんらんと輝いてる。」
義兄「けっこうたまっちゃってるからね。」
私「エッチしてないの?」
義兄「あいつとはもう一年以上してないかな・・・」
私「お姉ちゃんのこと、好きじゃなくなったの?」
義兄「そうじゃないよ、ただ、エッチの対象として見れなくなったのかな・・・」
私「じゃあ、たまりほうだいじゃん、兄貴はどうやって処理してるんだよ?」
義兄「既婚者がオナニーするっていうのは難易度が高いんだよね。」
私「まあ同居してる相手がいたら、ひとりエッチはしにくいよね。」
義兄「たまりすぎると、この年で高校生みたいに夢精することがあるんだぜ。汚したパンツを朝早くあいつに見つからないようにこっそり洗ってると、なさけなくなってくるよ。」
私「浮気はしてないの?」
義兄「できるわけないだろうが、理〇の性格は聡一のほうがよく知ってると思うけどね。」
私「確かに怖くて浮気なんかできないよね。」
義兄「浮気じゃないけど、最近たまにフェラで抜いてもらってるよ。」
私「げっ、マジ!」
義兄「フェラしてもらってるのは、男だけどね。」
私「えっ、兄貴、どうしちゃったの?」
義兄「聡一に男のよさを教えられたのかな、それに男のほうがフェラが圧倒的にうまいよね。」
私「そんな相手、どうやって見つけたの?」
義兄「そんなのSNSですぐに見つかるさ。最初はこわごわ会いに行ったんだけど、若い奴なのにすげえフェラうまかったから、時々やってもらってる。」
私「兄貴、どうしちゃったんだよ。」
義兄「ムラムラして性犯罪犯すよりずっといいだろう?」
私「まあそれはそうだけどね。」
義兄「聡一が近くにいたら、聡一とエッチできるから、そんなやつにフェラしてもらわなくてもいいんだけどね。」
私「年に何回かしか会わないから、いつもエッチが新鮮なのかもね。」

いっしょに風呂に入って、からだを洗いながら、わたしは義兄を少しずつ解していった。
そしてベッドに移って、ゆっくりとキスと愛撫を続けながら、快感を高めていった。
そして最後は義兄の後ろに侵入して、快感をふたりで貪りつくした。

義兄「聡一とすると、なんでこんなにまで満ち足りた気分になるんだろう?」
私「相性がいいのかもね。」
義兄「そうだね、まだからだが火照ってる。」
私「そろそろ時間だから出なきゃ。俺が運転するから、兄貴は助手席で寝てていいよ。」
義兄「ああ、マジで寝ちゃいそうだ。」

わたしは義兄を助手席に乗せて、車を走らせた。
お盆時期なのでどこも道路は混雑気味だったが、ひどい渋滞には引っかからずに実家にまで帰ることができた。

そして私は実家にもう一泊してから、ヒロと合流するために東京に戻ったのだった。





theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

俊顕くんとジュン

6月最後の土曜日、俊顕くんがほぼ一年の留学から帰ってきた。
そして次の月曜からは会社に来始めたので、ジュンはすでに俊顕くんに会っていたが、私はLINEで少しやり取りをしただけだった。

7月になって最初の土曜の夜、私はマンションで夕食を作っていた。
ジュンは午後からちょっと外出していたが、夕食までには帰るということだった。
夕食の準備が終わりかけたころ、ジュンが帰宅し、その後すぐ、こんどは俊顕くんが大荷物を持ってやってきた。

俊顕くん「聡一、久しぶり。」
私「なんか、ちょっと憂いが顔に出てて、一段とイケメンになったんじゃないか?」
俊顕くん「聡一っていつもやさしいね。」
ジュン「でも、この前の月曜日に会社に出てきた時、けっこう憔悴した顔してたもんね、心配しちゃったよ。まあ、一週間でだいぶ元に戻ったけどね。」
俊顕くん「会社で毎日ジュンの顔を見てたら、元気出てきたよ。ジュン、気にしてくれてありがとう・・・」
ジュン「べつにたいしたことしてないって。」
俊顕くん「聡一のほうももっとやさしくしてくれるとうれしいな。」
私「ったく、近い将来社長になろうというのに、もう甘えてばっかりで。」
俊顕くん「今はいいでしょ、社長じゃないんだから。」

夕食の準備ができたので、わたしたちはビールで乾杯をしてから、食事を始めた。

ジュン「そうだ、とうさんに言わなきゃ、俊顕の結婚式の日取りが決まったよ。
私「えっ、決まったのか、いつだよ?」
俊顕くん「ジュンの結婚式の翌月。」
私「そうなんだ、おめでとう。俊顕が結婚ねえ・・・」
俊顕くん「聡一には先輩としていろいろと助言してもらえるとうれしいな。」
私「先輩であることは確かだが、わたしは結婚に失敗してるからな、あんまり参考になるようなことは言えないかも。」
俊顕くん「だから、反面教師として頼りにしてるからね。」
私「まあ、俊顕の役に立つんだったら、助言ぐらいはするけどね・・・」
ジュン「とうさん、俊顕のちからになってあげてね。俊顕はオレの結婚式でアッシャーをしてくれるんだけど、オレは俊顕の結婚式でアッシャーできないんだよね。」
私「それはなぜなんだ?」
俊顕くん「アッシャーは基本未婚の男性がすることになってるんだ。だからジュンの結婚式の時に俺はまだ未婚だからできるけど、俺の結婚式の時には、ジュンはすでに既婚者になってるんだよね。」
ジュン「そういうわけで、オレは俊顕の結婚式にアッシャーできなくて、俊顕、ゴメンね。」
俊顕くん「それはしかたないさ、ジュンのやさしい気持ちだけ受け取っとく。」
私「結婚式が一か月違うだけで、けっこう違ってくるんだなあ。」
俊顕くん「それから、聡一、俺の結婚式では、ジュンとふたりで演奏してね、ジュンの結婚式で演奏するフランクのヴァイオリンソナタを俺の結婚式でも演奏してくれるとうれしいな。」
私「それは頼まれるのはすごく光栄だけど、俊顕の家の人脈なら、頼めばすげえ演奏家が来てくれるんじゃないのか?」
俊顕くん「俺にとっては、ジュンのピアノと聡一のヴァイオリンがいちばんいいの。」
私「まあ俊顕がそれでいいんだったら、演奏するけどさ。」
俊顕くん「演奏する時の衣装は俺が準備するからね。」
私「いいけど、あんまり派手なものにするなよな。」
俊顕くん「趣味のいいのを見繕うから心配しないでいいよ。」

夕食を終えて、3人で後片付けをしてから、わたしたちはソファに移って、さらに飲み始めた。

俊顕くん「じゃあ、聡一とジュンにお土産を渡すね。」
ジュン「俊顕のお土産、なんだろうな、楽しみ。」
俊顕くん「まずはアバクロのTシャツ。聡一とジュンの同じデザインの色違い。」
私「これはいい色だ。」
ジュン「俺もこの色、すげえ好き。」
俊顕くん「ふたりとも気に入ってくれてよかった。」
私「俊顕、お土産ありがとな。」
俊顕くん「ええと、このTシャツは前振り、もっとお土産あるからね。」
ジュン「俊顕、何持ってきてくれたの?」
俊顕くん「ジュンと聡一にちょうどいい下着。」
私「俊顕はホント下着が好きだな。」
俊顕くん「ほら、聡一が以前、このブランドのモノは前に余裕があってちょうどいいって言ってたじゃん。」
私「ああ、そうだった、全体はぴったりしてるんだけど、あの部分がゆったりしてて収まりがいいんだ。」
俊顕くん「ジュンと聡一はふたりとも巨根だから、ちょうどいいと思って多めに買ってきた。」
ジュン「俊顕、ありがとう、大切に使わせてもらうよ。」
俊顕くん「あとはね、お土産というより、俺がすげえ気に入って、ジュンや聡一といっしょに来てみたいなと思って買ってきたものがある・・・」
ジュン「何買ってきてくれたの?」
俊顕くん「今から出すからちょっと待って。」

そう言うと俊顕くんは大きな袋の中から着ぐるみのようなものを取り出した。

俊顕くん「まずは、これはジュンにホントちょうどいいってひらめいたんだよね。猫耳フード付き、アメリカンショートヘア風オーバーオール。ジュンはもともとかわいいけど、これを着るとさらにさらにかわいくなると思うよ。」
ジュン「今はちょっと着ると暑そうだけど、秋冬だとちょうどいいかも。」
私「なんか嫌な予感、まさか俺にも買ってきたんじゃないんだろうな。」
俊顕くん「心配しなくてももちろん聡一にも買ってきてますって。聡一には大きなお鼻が付いたフードの、ゾウさんオーバーオールだよ。」
私「そのフードについてる鼻、着ると邪魔になりそう・・・」
俊顕くん「だいじょうぶだって、聡一はこのお鼻よりも大きなモノを下にぶら下げてるくせに。」
私「アホ、論点をずらすな。とにかく、おっさんが着ると不気味だろうが。」
俊顕くん「だいじょうぶだよ、聡一は黙っていれば、すげえ若く見えるんだから。」
私「俊顕、おまえ、人のことさりげなくぼろくそ言ったな。」
俊顕くん「痛っ、もう聡一ったらすぐにグーで頭をぐりぐりするんだから・・・」
ジュン「俺のが猫、とうさんのがゾウ、そんで俊顕のは?」
俊顕くん「俺のはね、お腹にカンガルーポケットのついた、カンガルーバージョン、かわいいでしょ。」
私「まあ俊顕もたまに笑うとけっこう柔らかい感じになって、かわいくないこともない・・・」
俊顕くん「聡一、言ったね、俺のことをかわいいって。」
私「笑った時限定だ、俊顕、おまえはほとんど笑わないだろうが。」
俊顕くん「いつも笑ってたら、聡一、俺のこと好きになってくれる?」
私「ぜってえ好きになんかなんねえよ。」
俊顕くん「うわあ、聡一が俺のこといじめた。」
ジュン「とりあえず、みんなで試しに着てみようか?」
私「マジで着なきゃならないのか・・・」
俊顕くん「ジュンだって、聡一が着たところを見たがってるよ。」
私「それにしても夏にこの着ぐるみは暑いだろうが。」
ジュン「エアコン強めるから、試しに着てみようよ。オレもとうさんのゾウさん着ぐるみ見たいし。」
俊顕くん「ほら、ごちゃごちゃ言ってないで聡一も着てね。」
私「やれやれ・・・」

仕方なくわたしも、ジュンと俊顕くんに続いて着ぐるみをとりあえず着た。確かにジュンと俊顕くんが着るとけっこうかわいいのは確かだった。

俊顕くん「聡一のゾウさん、すげえ似合ってるじゃん。」
ジュン「うん、フードについてるお鼻がけっこうかわいい。」
私「ほら、とりあえず着たから、もう脱いでいいだろう。」
俊顕くん「まだダメ、写真撮ってからね。」

俊顕くんの高級なデジカメをテーブルに置いて、セルフタイマーで3人そろって写真に納まった。
ジュンと俊顕くんの零れるような笑顔が印象的ないい写真が撮れたと思ったら、俊顕くんからチェックがはいった。

俊顕くん「もう、聡一ったら、ちゃんと笑ってよ、これじゃあ笑顔じゃなくてただのひきつった顔だよ。」
私「いいんだよ、ジュンと俊顕がいい笑顔なんだから、じゅうぶんだろ。」
ジュン「とうさんもちゃんと笑って撮ったほうがオレもいいと思う。」
俊顕くん「ほら、聡一がいつもジュンの前でする、あの親バカまるだしの笑顔でいいんだよ。」
私「ったく、言いたい放題言いやがって・・・」

こんどはジュンの顔を見て、幸せな気分になってから、3人で笑顔の写真を撮った。

俊顕くん「これならいいんじゃない、聡一も笑顔がけっこうかわいく撮れてる。」
私「うっせえ、写真撮れたら、もうこれ脱ぐぞ、暑いし。」
俊顕くん「サイズはだいじょうぶみたいだね。それからジュンのバチュラ―パーティーの時にも着てもらうからね。」
私「なんだよ、そのなんたらパーティーっていうのは?」
俊顕くん「ジュンの独身最後の日に、ジュンの男性の関係者だけでするパーティーだよ。聡一も親としての責任でちゃんとパーティーを盛り上げてね。」
私「そのパーティーって、友達だけでやるんじゃないのか?」
俊顕くん「本来的にはバチュラ―パーティは友達でやるみたいだけど、聡一は親父とは言いつつも若いから、参加してもらうよ。」
ジュン「うわあ、楽しそう。」
俊顕くん「まあ、パーティーの詳細はジュンには秘密にしなきゃならないから、聡一とはそのうち打ち合わせするからね。」
ジュン「俊顕、いろいろありがとうね。」
俊顕くん「いいよ、友達だろ。」
私「俊顕、それにしても情けないくらいに締まらない顔したね。」
俊顕くん「うっせえ、聡一だってジュンの前だと俺以上に腑抜けた顔する癖に。」
ジュン「もう、とうさんも俊顕も、最近、仲良すぎだよ。」
私「ジュン、心配するな、とうさんはこんな奴とべつに仲がいいわけじゃないから。」
俊顕くん「俺も同意見だな。」
ジュン「ほら、やっぱ仲いいじゃん。」

そして夜遅くなって、俊顕くんが帰ることになった。
わたしとジュンは、駅前でタクシーを拾うという俊顕くんに付き合って、散歩がてら外に出た。
夜になっても蒸し暑い空気がよどんでいるようだった。

俊顕くん「駅まで来てくれなくてもだいじょうぶ。」
私「いいよ、散歩のついでだから。」
ジュン「少しは歩かないといけないからね。」

わたしたちはぶらぶらと裏道を駅まで歩いて行った。
駅前広場には客待ちのタクシーが並んでいた。
俊顕くんはそのうちの一台に乗って帰っていった。

ジュン「俊顕、帰っちゃったね。」
私「ウチに泊まっていきたがってたようだけど、まあ俊顕も帰国したばかりだから、外泊してないで両親といる時間ももたないといけないからね。」
ジュン「ちょっと歩きたいな、回り道して帰ろうよ。」
私「いいけど。」

わたしたちは一度駅の反対側に出て、かなり回り道をしながらマンションまで帰ることにした。

私「ジュンが結婚したら、こんな散歩もできなくなるな。」
ジュン「そんなことないよ、だってとうさんはオレたちと同居するんだから。」
私「同居してても、ひ〇さんをほったらかして、とうさんとふたりで散歩できないだろう。」
ジュン「そんなことないと思うよ。」
私「まあ、同居できるような大きさのマンションが見つかるのかわからないだろう。」
ジュン「それなんだけど、まだ本決まりじゃないから、とうさんには言ってなかったけど、新居が見つかりそうなんだ、そこだととうさんもいっしょに住めるよ。」
私「もういっかい確認するけど、ホントマジで、新婚さんと同居していいのか?」
ジュン「オレたちはとうさんがいっしょに住んでくれる方がいいと思ってるよ。」
私「ジュンはよくても、ひ〇さんのほうはどうなんだよ?」
ジュン「オレよりも、ひ〇さんのほうが、同居を望んでるよ。とうさんの家事能力に期待してるみたいだよ。」
私「なら、いいけどさあ・・・」
ジュン「とうさんが家事の大半をすることになったら、とうさんはどうする?」
私「とうさんにさせてもらえるなら、全部してもいいぞ。」
ジュン「じゃあ、同居しても何の問題もないじゃん。」
私「でもさ、ひ〇さんはウチの嫁となるんだけど、それはそれ、やっぱ若い女の人なんだから、洗濯ものとかをまとめてとうさんが洗ったりするのは、嫌がるんじゃないのか?」
ジュン「なんだ、そんなこと、何の問題もないよ、とうさんはゲイなんだから、若い女性の下着をいやらしい目で見たり絶対にしないじゃん。ひ〇さんから見たら、同性の親に洗濯してもらってるような感じになるんじゃないのかな。まあ下着くらいはオレが洗ってもいいし。」
私「料理にしたって、とうさんの作ったものがひ〇さんの口に合うかどうかわからないし・・・」
ジュン「それも心配ないって、もう何回もウチでひ〇さん、とうさんの作ったもの食べてるじゃんか、すげえおいしいって言ってたよ。それにひ〇さん、このところ料理学校にも通ってるから、習った料理を作りたがると思うよ。だからオレは二人の作った料理を食べ過ぎて太らないようにしないといけないね。」

ジュンたち新婚夫婦と同居することはもうすでに既定の事実になっているようだった。
ことさら難しく考える必要はなくて、ジュンとふたりで暮らしていた生活にもうひとり加わるだけと思えばいいのだろう。
まずはジュンたち若い二人がしたいようにしてもらって、わたしは邪魔にならないようにしていれば同居もそれほど問題ないだろう。

ジュンとおしゃべりしながら夜の散歩を楽しんで、わたしたちはマンションまで帰ったのだった。

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