ケンの住む町で

日曜の朝、私は窓の外を流れていく風景をぼんやりと眺めながら、新幹線に乗っていた。日帰りでケンの住んでいる町に行くためだった。ほんとうは土曜に行って一泊するつもりだったのだが、ケンの仕事は土曜の夜は忙しいらしくて、深夜まで拘束されるので、日曜の昼に会って、食事でもしようということになっていた。
駅に着いて、ホームから階段を降りて、改札口に行くと、すでにケンが待っていてくれた。ちょっとやつれたような顔をしているのが気になった。
ケン「こんなところまで来てくれなくてもいいのに・・・」
私「いちどちゃんとケンに会っておきたかったんだ・・・」
ケン「来てくれてありがとう・・・」
私「なんか、ケン、疲れてない?」
ケン「店の仕事、けっこう大変でさ、よく親はやってたと思うよ、でも今日は昼近くまで寝てたから、まあ大丈夫・・・」
私「とりあえず、昼飯でも食べようか?」
ケン「じゃあ、ゆっくりできるところに行こうよ。」
駅を出てすこし歩いたところの、ビルの2階にある和食レストランに入った。広いフロアにゆったりと席が配置されているので、静かに話もできそうだった。
私「仕事大変そうだね。」
ケン「実際やってみるとけっこう大変だった。子供の頃は、店の仕事のせいで親がオレのことをほったらかしにしてたのを恨んでたけど、自分でやってみると忙しくて余裕がなくなるのがわかった。親もそれなりに大変だったんだなあって・・・」
私「じゃあ、少しは両親とも仲直りしたんだ・・・」
ケン「まあ、完全に許したわけじゃないけどね・・・」
私「でも同じ家に住んでるんだろう?」
ケン「まあそうだけどね、今のほうが母親が親らしいことしてくれてるよ、子供の時にして欲しかったけどね・・・」
私「でも、ケンの両親は、ケンを東京の専門学校まで出してくれたんだろう?」
ケン「まあね、それは感謝してるけど・・・」
そして私たちはしばらくの間、食事を黙って食べていた。
私「じつは今日来たのは、ケンとこれからのことを話そうと思って・・・」
ケン「オレもそれはちゃんとしておきたかったんだ・・・」
私「私はもしも長距離恋愛になってもいいと思ってるんだけど・・・」
ケン「聡一、無理してない? オレもまだ聡一のことは好きだけど、オレの今の状況だと、聡一になにもしてあげられないし・・・」
私「確かに状況がよくないのはわかってる・・・」
ケン「オレの方から聡一にコクったみたいなもんだから、ちょっと聡一に悪いとは思うんだけど、今のオレの状況だと好きだから続けたいとは言えないんだ・・・」
私「好きな人でもできた?」
ケン「まさか。だってオレ、仕事が忙しくて、なんもできないんだぜ、休みの日は疲れてるから家でゆっくりしてることが多いし・・・」
私「ゴメン、変なこと言って・・・」
ケン「オレは聡一のことがすごくすごく好きだから、だから聡一には絶対に幸せになってほしい。でも今のオレは聡一に何もしてあげられないんだ・・・」
私「別に、ケンに何かしてもらいたくて付き合ってるわけじゃないけどね・・・」
ケン「それに今のオレは仕事でいっぱいいっぱいだし、休みの日は家でゴロゴロしながらシコってるだけだし、聡一にふさわしいような人間じゃないんだよ・・・」
私「もう、別れたほうがいい?」
ケン「聡一にはオレよりもふさわしい人がきっといると思う。そのほうが聡一にとっても、オレといるよりずっと幸せになれると思うよ・・・」
私「ケン、ホントにそう思ってる?」
ケン「うん・・・」
私「・・・」
その後私たちは言葉を失っていた。ケンの目がうるんでいた。
ケン「オレ、もう行くね・・・」
私「わかった・・・」
ケン「聡一のこと、嫌いになったわけじゃないから・・・」
私「わかってるよ・・・」
ケン「聡一と少しでも一緒にいられてよかった・・・」
私「私も同じだよ・・・」
ケン「じゃあ、ホント行くね・・・」
私「仕事、がんばれよ、応援してるから・・・」
ケン「ありがとう、聡一・・・ じゃあ・・・」
そう言うとケンは走るように店を出て行った。
あっけない別れだった・・・
私は呆然としてケンの後ろ姿を見ていた。
帰りの新幹線に乗ってから、私は激しい喪失感を感じていた。同じはずの景色が来る時とは違って私には見えていた・・・

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久しぶりにケンと

先週の金曜日、久しぶりにケンが私のマンションに泊まりに来た。まだ若いケンが疲れたような表情をしているのが少しかわいそうな感じだった。ジュンは気をきかしたのか、直さんのところに泊まりに行ったので、ケンとゆっくり過ごすことができた。
ケン「あんまり会えなくてゴメンね。」
私「それはいいけど、家のほうはどうなの?」
ケン「オヤジはなんとか退院したんだけど、体力が衰えちゃって、店やるのは無理なんだ・・・」
私「そうなんだ、大変だね・・・」
ケン「あんな親だけど、親は親だからね。それでそのことでちょっと聡一に相談したいことがあるんだけど・・・」
私「相談って?」
ケン「オレさ、実はこっちの仕事はとりあえずやめて、しばらく実家の店を手伝おうかと思ってるんだけど・・・ 聡一はどう思う?」
私「ケンが一生懸命考えて出した結論だろう? それなら私は何も言わないよ。」
ケン「オレが実家に住むことになったら、遠距離恋愛で、あんまり聡一と会えなくなっちゃうんだよ。」
私「それはすごくさみしいけど、でも今実家の方ではケンの手が必要なんだろう?」
ケン「ホントはあんな親なんか放ったらかしにしとけばいいんだろうけど、オヤジが病気のせいですげえ気が弱くなっちゃっててさ、おふくろもなんか急に年取っちゃったみたいだし・・・」
私「これまでにいろいろとあったんだろうけど、ケンの親なんだから、困ったときには助けてあげなくちゃね・・・」
ケン「オレ、しばらく実家の方で暮らすことになるけど、いいんだよね・・・」
私「ケンとは会おうと思えばいつでも会えるんだから、今は親孝行しといたほうがいいと思うよ・・・」
ケン「すげえ、ひどい親なんだよ、そんな親に孝行するなんて、オレも甘ちゃんだよな・・・」
私「そんなやさしいところが、ケンのいいところだろう?」
ケン「そう言ってくれるのは聡一だけどよ・・・ ありがと・・・」
久しぶりにケンと風呂に一緒に入って、とりあえずスキンシップをした。疲れが溜まっているのか、ケンはベッドに横になるとすぐに眠ってしまっていた。私は眠ってしまったケンの頭をしばらく静かに撫でていたが、そのうち私も眠ってしまっていた。
翌朝目が覚めると、ケンはまだ気持よさそうに眠っていた。私は静かに起き上がって、キッチンに行き、コーヒーを淹れた。テーブルに座ってコーヒーを飲んでいると、ケンが目をこすりながらやってきた。
ケン「聡一、起きてたんだ・・・」
私「疲れてるんだったらもっと寝てていいよ。」
ケン「オレもコーヒー飲みたい。」
私「ケンの分もあるから、持ってきてあげるよ。」
ケン「ありがとう・・・」
しばらく私たちは黙ってコーヒーを飲んでいた。
ケン「聡一、なんでオレの顔、見てるんだよ・・・」
私「眠そうなケンの顔もかわいいなと思ってさ・・・」
ケン「オレは子供じゃねえぞ・・・」
私「なんか見てるだけで幸せな気分になってくる・・・」
ケン「幸せな気分だけか?」
私「コーヒー飲んだら、ベッドに戻ろうか?」
ケン「また寝るのか?」
私「ケンもわかってるくせに・・・」
ケン「オレもたぶん同じこと考えてた・・・」
そしてベッドに向きあって寝て、私たちはすぐにキスをし始めた。けっこう久しぶりだったので、二人ともむさぼるようにキスをしあった。その後、お互いの着ているものを脱がせあった。と言っても私はパジャマだけしか着ていないし、ケンはTシャツとトランクスしか穿いていなかったので、すぐに脱がせることができた。そしてお互いの身体のあちこちにキスの雨を降らせあって、気分を高めていった。そして二人で向きあって身体を寄せ合って、下腹部で二本のいきり立ったものを挟んで、腰を振って刺激し合った。二人とも久しぶりの行為だったので、あまりガマンもできないまま、しばらくすると私の方が先に最後を迎えてしまっていた。私のモノが大きく動いた刺激で、ケンのモノもほどなく最後の時を迎えた。二人ともなんども発射を繰り返して、お互いの腹部を白い粘液でベトベトにした・・・
ティッシュで後始末をしていると、ケンはよほど疲れがたまっているのか、また眠り始めていた。私もテッシュをくずかごに捨てて、ケンのとなりに横になり、二度寝をした。
昼前に起きて、近所のレストランにランチを食べに行った。そして実家に帰るケンを送って私も東京駅までいっしょに行った。
私「こんどはいつ会える?」
ケン「たぶん、今月末にこっちの部屋を引き払うから、その時少し会えるかも・・・」
私「引越し、手伝いに行くよ。」
ケン「ゴメンね、聡一・・・」
私「気をつけて行くんだよ・・・」
ケン「オレとあんまり会えなくなったら、聡一、いい人が見つかったらオレのこと忘れてもいいからね・・・」
私「いきなりなに言うんだよ・・・」
ケン「ホントは聡一はオレひとりのものにしておきたいけど、オレの都合で会えなくなるわけだから、聡一を縛るわけにいかないし・・・」
私「ケン、ありがとね・・・ いつでも会えるよ・・・」
ケン「そうだね・・・」
私「じゃあ、またね・・・」
ケン「聡一、オレ、行くね・・・」
発車のベルが鳴ったので、ケンは新幹線に乗り込んだ。そしてケンと私の間でドアが閉まった。コマーシャルでは見たことがあるが、まさか私がこんな状況になるとは思わなかった。
私はなんか心のなかにモヤモヤしたものをかかえたまま、まっすぐマンションに帰った・・・

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ケンと週末を

金曜の11時過ぎにケンが家に来た。本来ならもっと早く来られたはずなのだが、急に仕事がおして残業をしなければならなかったそうだ。そういうわけでケンは夕食をなにも食べていなかったので、用意してあった簡単な夕食をケンに出した。
ケン「ソウの作ったご飯食べるの、2週間ぶり・・・」
私「先週はゴメンね・・・」
ケン「俺もパーティー誘われたの断わっちゃったからね・・・ それでうまく演奏できた?」
私「なんとか失敗しないで弾けたよ。」
ケン「それにしても自分の家でコンサートするなんて、俊顕君とこ、すごいんだね・・・」
私「でもいい人たちだよ。」
ケン「そうなんだ。」
私「ところでケンは先週何してた?」
ケン「ええと、土曜日はゆっくりと寝て、昼は外で食べて、あとは部屋にいた。そんで日曜は買い物とかしてた。」
私「さみしくなかった?」
ケン「土曜の午後、ひとりで部屋にいると、なんかソウのことを思い出しちゃって、ベッドに入ってずっとシコってた・・・」
私「ゴメンね、そんなことさせちゃったんだ・・・」
ケン「俺は基本的にシコるの大好きだから、久しぶりに嫌になるまでできて、それはそれで良かった・・・」
私「えっ、それじゃあ、午後はずっとしてたんだ・・・」
ケン「午後だけじゃなくて、夜までやった。四回くらい出しちゃった・・・」
私「すごい、四回も?」
ケン「ソウのこと考えてたら、いくらでもイケる・・・」
私「そうかもしれないけど・・・」
ケン「俺は小3の頃からずっとシコり続けてるから、4回連続なんて平気だよ、しかも4回といってもすげえ時間かけてるわけだし・・・」
私「そんなにできるもんなんだね・・・」
ケン「それだけじゃなくて、日曜も3回くらいやったから、土日で7回しちゃったことになるし・・・」
私「すごく溜まってたんだ・・・」
ケン「さすがになんかもやるとあんまり出なくなるけど、それでもそこそこ気持いいし・・・ ところでソウって、いくつからシコるようになったんだっけ?」
私「言わなきゃダメ?」
ケン「俺も言ったんだし、別に恥ずかしがるような事じゃないじゃん・・・」
私「大学生の頃・・・ だからエッチのほうがさきで・・・」
ケン「すげえ、シコるよりエッチが先だったなんて、それはそれですごい・・・」
私「それにけっこう精通も遅かったし・・・」
ケン「いくつの時なんだよ?」
私「中三くらいかな・・・」
ケン「それじゃあ高校生のころムラムラしなかったの?」
私「なんかモヤモヤしてくると、すぐに寝てるあいだに出てしまってたから・・・」
ケン「そうなんだ・・・ オレなんか早くからシコってたから、夢精ってしたことないし・・・でも気持いいんでしょう?」
私「出してる時だけはね・・・ でもその後はパンツが気持ち悪くなってるし、洗ってもらってもシミは残るし、大変だったよ。」
ケン「汚れたパンツ、お母さんに洗ってもらってたの?」
私「洗濯機の一番下に隠してたけどね・・・」
ケン「ソウのそんな姿を想像すると、なんかかわいい・・・」
私「ば~か・・・」
そんな会話をした後、私たちはいっしょにシャワーを浴びて、その後すぐにベッドに並んで横になった。
ケン「なんかソウって年上なのに、かわいい・・・」
私「そんなこと言うと怒るぞ・・・」
ケン「ソウが怒っても、怖くないもんね・・・」
私「こら、かわいくないぞ・・・」
そう言って私はケンに少し乱暴にキスをした。それでもケンは嬉しそうな顔をしてそれを受け入れてくれた。そして私たちはキスからだんだんと激しい行為にうつっていった。
ケン「今日は、ソウ、入れてほしいんだ・・・」
私「いいの?」
ケン「うん、ソウを感じたいし・・・」
ゆっくりと時間をかけてケンをほぐしてから、私は静かにケンの中に少しずつ入っていった。最初はケンは痛みを感じたみたいだったが、それを乗り越えて深く入れると、こんどは感じ始めたらしく、喘ぎ声を上げ始めていた。私たちはお互いに感じ合って、時間を忘れて行為に没頭していた。それが永遠に続くような錯覚をしてしまそうだったが、とうとう私たちは最後を迎えた。
まだ快感の名残をからだに残しているケンは、小さく喘いでいた。私はそんなケンに優しくキスをした。
ケン「やっぱひとりエッチするより、ソウとするほうがずっと気持いい・・・」
私「もっとする?」
ケン「こっちは一回しただけでけっこう満足できるし・・・」
私「なら寝ようか・・・」
ケン「気持よく眠れそう・・・」
幸福感に包まれたまま、適度な疲労を感じて私たちは、眠りの中にひきこまれていった・・・


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ケンを待ちながら

先週末は俊顕君の家でのサロンコンサートに出たので、けっきょくケンとは会えないまま終わってしまった。その埋め合わせに今週末は金曜の夜から日曜の夕方までケンといっしょに過ごすことになっている。ジュンは気をきかせたつもりなのか、今夜は俊顕君の家に泊ってくると言って出かけていった。さらに明日土曜の夜は直さんのところで泊めてもらうことになっているそうだ。なんだか今週末はケンと私のためにいろんな人に迷惑をかけてしまったみたいだ。ジュンは学校から直接俊顕君の家に行くので、家には戻ってこないし、ケンはなんだか仕事がすぐには終わらないらしく、こっちに来るのは深夜になりそうだと言う。そういうわけで珍しく私は金曜の夜をひとりですごしている。少し前にジュンから電話があった。
ジュン「オレ、俊顕ちにもういるから・・・」
私「夕飯は食ったのか?」
ジュン「オレはどこかで俊顕と食べようと思ったんだけど、俊顕が家で準備してるからって言って、けっきょく俊顕の家でごちそうになっちゃった・・・」
私「そうなんだ、ちょっと俊顕君に代わって。」
俊顕君「俺が無理言って家で食べるようにしちゃった・・・」
私「なんかめいわくかけたね・・・」
俊顕君「だって俺の分を作るんだし、いつも多めに作ってるみたいだから、ぜんぜん・・・」
私「ご両親にもお礼を言っておいて・・・」
俊顕君「それだったら、今日は両親は出かけてていないし・・・」
私「それに今日はジュンを泊めてくれてありがとう。」
俊顕君「先週は家のコンサートに出たからケンさんに会えなかったんでしょう? 今週は二人でのんびりしてください。」
私「悪いね、そうさせてもらうよ・・・」
俊顕君「あんまり頑張りすぎないように・・・」
私「こら、からかうんじゃない!」
俊顕君「怒られちゃったよ・・・」
ジュン「もうとうさん、なんか知らないけど、俊顕を怒ったりするなよな。」
私「別に怒っちゃいないさ、今夜はジュンを俊顕にとられて、ちょっと嫉妬しただけ・・・」
ジュン「とうさんだって、今夜はケンさんといっしょだろう?」
私「仕事が長引いて、こっち来るの遅くなるって・・・」
ジュン「そうなんだ、ケンさんけっこう忙しいね・・・」
私「じゃあ、ジュン、俊顕君と仲良くするんだぞ。」
ジュン「まったく、オレは小学生じゃねえっつうの。とうさんこそ、ケンさんと仲良くするんだぞ・・・」
私「ば~か・・・」
ジュン「じゃあね・・・」
私「ああ・・・」
その後すぐ、私は直さんにも電話した。
私「直さん、今どこにいるんですか?」
直さん「今**で飲んでるとこ。」
私「なんか賑やかですね。」
直さん「金曜だからけっこう盛り上がっててね。でももうそろそろ帰ろうかと思ってる。」
私「明日はジュンが泊めてもらうそうで、すみません。」
直さん「ジュンちゃんなら大歓迎だし・・・」
私「直さんにめいわくかけてません?」
直さん「ぜんぜん、むしろジュンちゃんが泊まってくれるの、楽しみにしてる。」
私「そう言ってくれると、なんかうれしいですね・・・」
直さん「だからソウさんはケンちゃんと今週末はゆっくりしてね。」
私「なんかみんなに気を使ってもらって・・・」
直さん「ソウさんとケンちゃんのこと、みんな応援してるから・・・ さっきからママがソウさんとしゃべらせろってうるさくて、ちょっと代わっていい?」
私「もちろん、いいですよ。」
ママ「ソウさん、お元気? なんかケンちゃんと仲良くしてるんでしょう、うらやましいわ。」
私「今のところなんとかうまくいってます・・・」
ママ「ケンちゃんはちょっと変わったところもあるけど、ソウさんなら包容力あるからだいじょうぶよね・・・」
私「私はケンがそれほど変わっているとは思いませんけど・・・」
ママ「まあ、ソウさんったら、のろけちゃって・・・ いいわねえ、幸せいっぱいで・・・」
私「ママのおかげですよ。」
ママ「あら、そう言ってくれるの? ウソでもうれしいわ・・・」
私「そのうち二人で店に行きますから。」
ママ「ソウさんとケンちゃんなら大歓迎よ、いつでもいらしてね。直に代わるわ・・・」
直さん「まったくママはうるさいんだから、ソウさんゴメンね。」
私「いえいえ、楽しくおしゃべりしましたよ。」
直さん「とにかく明日の夜は、責任持ってジュンちゃんを泊めますから、心配しないでね。」
私「お願いします。」
なんか俊顕君もママも直さんもそしてジュンも、みんながケンとの関係を応援してくれているような感じだった。嬉しいようでもあり、心のどこかでもう少し私たちのことはそっとしておいて欲しいと言う気持ちもないわけではなかった。
今ケンから電話があって、あと30分くらいでこっちに来るとそうだ。ケンは仕事が忙しくて夕飯を食べてないそうなので、来るまでになにか準備をしておいてあげよう。  ・・・続く

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ゴールデンウィーク(3)

直さんの知り合いの山荘でケンと私は二泊しただけで、直さんとジュンを残して東京に戻ってきた。直さんとジュンはもう一泊山荘に泊まって、その後は俊顕君の別荘に行くそうだ。俊顕君の別荘で三人はピアノの練習をするという。また来月に俊顕君の家でサロンコンサートをするので、その練習を集中してするつもりらしい。
昼ごはんを山荘の近くのレストランで食べた後、ケンと私はそのままインターに向かい、高速に乗った。
ケン:聡一はこんどのコンサートにでるんでしょう?
私:少ししか弾かないけど、とりあえず出させてもらうつもり。
ケン:ひとりで弾くの?
私:ジュンにピアノ伴奏をしてもらうよ。
ケン:親子でいっしょに演奏するなんてうらやましいな・・・
私:俊顕君がケンも来ないかって言ってくれてるから、ケンもおいで。
ケン:なんか俊顕さんのところって、すごい家なんでしょう? オレは聡一と違ってなんにもしないわけだから、なんか行きにくいなあ・・・
私:直さんも来るから、それだけでも一人は知ってる人がいるわけだし・・・
ケン:だって直さんだって演奏するんでしょう? そんなすごいところに行ったら、なんにもできないオレなんかたぶん相手にされないと思うよ・・・ だから、どっちかというと行きたくないかな・・・
私:ケンは行きたくないのか・・・ なんか残念だなあ・・・
ケン:オレのことは気にしないで聡一は行ってきなよ、だって演奏を期待されてるんだろう?
私:期待されてるかどうかは知らないけど、演奏を頼まれたのは確かだよね・・・
ケン:それにオレはクラシックはぜんぜんわかんないし・・・ 
私:でもふだんあんまり知り合いになれないような人と話したりできるから、けっこう面白んだんけどね・・・
ケン:オレはその日はなんか別のことしてるから、心配しないで聡一は俊顕さんのところに行っていいよ。
私:じゃあ本気で練習をしなくちゃいけないな・・・
ケン:練習を聞いてもいい?
私:練習はきいてもあんまり面白くないけど、最後の仕上げの時だったら、たぶん聞かせられると思うよ。
ケン:たぶんオレは分からないと思うけど、聡一はなに弾くつもりなの?
私:モーツアルトの短調の短めのソナタ・・・
ケン:どんな曲なのかなあ?
私:たぶん後ろの箱の中に入ってると思うよ。モーツアルトのヴァイオリン・ソナタのCD、さがしてごらん。
ケン:ええと、これはドビュッシーで、こっちはバッハ、あっ、モーツアルトのヴァイオリン・ソナタのCDあった。
私:そのCDのなかに、ホ短調のヴァイオリンソナタっていうのがあるだろう?
ケン:うん、この28番って書いてあるやつね。
私:ヴァイオリンソナタって言ってるけど、この曲はピアノソナタにヴァイオリンの伴奏が付属してるんだよね。だからジュンがピアノを弾いているところに、私はついていくだけなんだけどね・・・
ケン:それでもすごいよ、だってオレなんかはなんもできないもんね・・・
私:きれいな曲だろう? こんなにきれいに弾けるといいんだけどね・・・
しばらくヴァイオリンソナタの演奏に聞き入っていると、クラシック音楽に慣れていないケンは助手席で眠り始めていた。
談合坂でちょっとだけ休憩をして、私たちは比較的順調に東京まで戻ってきた。
近所のスーパーに夕飯の買い物に二人で行って、そして二人で食事の準備をして、二人でいっしょに食べた。
ケン:なんか新婚さんみたいだね・・・
私:ほんとだね、ケンと一緒に食べるとすごく美味しく感じる・・・
ケン:でもオレ、明日は朝早くから仕事だから、今夜はうちに帰るね。
私:仕事たいへんだね・・・
ケン:明日は仕事が終わったら、そっこうで来るからさ・・・
私:楽しみにしてるよ。
10時頃にケンは帰っていった。私が車で送っていこうといったのに、ケンはまだ電車があるからと言って、一人で帰ってしまった。私は久しぶりに一人で夜をすごく事になったのだった。

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ゴールデンウィーク(2)

直さんとジュンは二階の部屋に上がり、私たちは一階の和室に布団をしいて横になった。
ケン「なんか直さんとジュンちゃんって、ホント仲の良い兄弟みたいだよね・・・」
私「直さんが可愛がってくれるもんだから、ジュンもよくなついてるんだよね。」
ケン「ジュンちゃん、そのうちゲイになっちゃったりしない?」
私「ジュンはなにかあっても最後には女のほうに行ってしまうよ。だからそのことはあんまり心配してないんだけどね・・・」
ケン「直さんもジュンちゃんもイケメンだから、すげえいい感じのカップルに見えるんだよね・・・ あっ、でもオレにとっては聡一のほうがずっとイケメンだと思うけどね・・・」
私「私にとってもケンがいちばんのイケメンですよ。」
ケン「聡一・・・」
私「なんかケン、眠そうだね。」
ケン「このところ仕事たいへんだったからちょっと疲れてるかな・・・ でもだいじょうぶだよ。」
私「今夜はすぐに寝たほうがよさそうだ。」
ケン「俺は気持いいことしたいのに・・・」
私「それは明日でもできるだろう。ほらお休みのキスしてあげるから、今日は寝なさい・・・」
ケン「なんか俺、聡一の子供になったみたい・・・」
私「いや?」
ケン「子供より恋人のほうがいいんだけどな・・・」
軽くキスをしすると、ケンは目を閉じてそれを受けて、そのまま自然に眠ってしまっていた。よほど眠かったのだろう。ケンが眠ってしまったので、私はもう少しビールでも飲もうと思ってまたリビングにいった。キッチンの冷蔵庫~ビールを取り出して飲んでいると、直さんが二階からおりてきた。
直さん「ソウさん、それビール?」
私「そうですよ、直さんも飲みます?」
直さん「ああ、自分で出してきます。」
私「なんか静かですね・・・」
直さん「ホント、風の音がかすかにしてるだけ・・・」
私「このところずっとジュンの相手をしてもらってすみません・・・」
直さん「ぼくだってジュンちゃんといると楽しいし・・・ ホントいい子だなあ、ジュンちゃんは・・・」
私「からだだけは私より大きくなったくせに、まだまだ甘えっ子で・・・」
直さん「ジュンちゃん、けっこうしっかりしてると思いますよ、ソウさんやぼくの前では安心して甘えているだけなんじゃないかな・・・」
私「私はジュンのことになると冷静に判断できないですからね・・・」
直さん「そういうソウさんってすごくステキだと思うけどな・・・」
私「ただの親バカだと思いますが・・・」
直さん「ジュンちゃんがすごくいい子だから、そうなってもしょうがないんじゃないかなあ・・・」
私「私があんまりベッタリでも、かえってジュンのほうが重荷になるといけないんで、なるべく多少の距離をおくようにしてるんですけどね・・・」
直さん「なんかジュンちゃんはそれがなんとなくさみしいって感じてるみたい・・・」
私「この先いつまでもジュンとベッタリくっついて暮らしていくわけにもいかないですから、遅かれ早かれ二人で乗り越えていかなければならないんでしょうね・・・」
直さん「まあジュンちゃんがさみしがってたら、ぼくのほうでもフォローしますから、ソウさんはとりあえずはケンちゃんを第一に考えたらいいんじゃないかな・・・」
私「そうなんですけどね、ジュンだけじゃなくて、私のほうもさみしかったりするんですよね・・・」
直さん「でもソウさんにはケンちゃんがいるからだいじょうぶでしょう?」
私「まあそうなんですが・・・」
そんなことを直さんと話していると、こんどはジュンが眠そうに目をこすりながら階段をおりてきた。
ジュン「なんだ、直さん、とうさんとまた飲んでたんだ・・・」
私「どうした、ジュン、目が覚めたのか?」
ジュン「ちょっとノドがかわいちゃって・・・ オレもビール飲もうかな・・・」
私「私たちももう寝るから、ジュンは水でがまんしなさい。」
ジュン「オレもビール飲みたかったのに・・・」
直さん「ジュンちゃん、コップに水入れてあげるから、それにしなよ。」
ジュン「ああ、冷たい水、おいしい・・・」
私「ほら、水飲んだら、トイレに行って・・・」
ジュン「オレ、もう子供じゃないぞ・・・」
直さん「でも今トイレに行っておいたほうが、眠ってるときに行きたくなるよりいいだろう?」
ジュン「直さんは、まだ寝ないの?」
直さん「ビール飲み終えたら寝るよ。」
眠いらしく、ジュンは素直にトイレにいったあと、二階に上がっていった。
直さん「なんかジュンちゃん、すげえ可愛いくて、思わず抱きしめたくなった・・・」
私「まだまだ子供で困ったものですよ・・・」
そして私たちはビールを飲み終えると、それぞれの部屋に戻った。ケンは静かに寝息をたてていた。私はその横に寝て、しばらくケンの顔を眺めていたが、そのうち自然に眠ってしまっていた。

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ゴールデンウィーク

ゴールデンウィークは、ケンが30日の昼間は仕事があったので、30日の夜に私たちは山梨方面の高原に向けて出発した。去年と同じく、直さんの知り合いの山荘を四日間ほど借りられることになり、私たちも直さんと一緒に行くことになったのだった。直さんとジュンは午後先に直さんの車で出発していて、今回は現地集合ということになっていた。このところ私がケンと一緒にいる時間が多くなっているので、ジュンは私の代わりに直さんに甘えているようだった。ジュンは、身体だけは大人になったけれど、まだまだ子供みたいに誰かに甘えていたいようだ。幸い直さんがジュンのことを弟のように可愛がってくれているので、しばらくは直さんにお世話になることにしよう。
最寄り駅の前でケンをひろって、私たちは高速に乗って、山梨方面にむかった。
ケン「なんか聡一の運転でこんなに遠くに行くのは初めてだね。」
私「ほんとだね、この前はこっち方面を通ったんだけど、夜行列車だったからね。」
ケン「ちょっと渋滞もあるみたいだから、時間かかりそうだね。」
私「まあゆっくりと行こう・・・」
ケン「車だとこういうこともできていいね。」
私「こらこら、ケン、運転中なんだから触るんじゃない・・・」
ケン「でも、聡一、ちょっと固くなってきたよ。」
私「まったく、事故でも起こしたらどうするんだよ・・・」
ケン「聡一、片手あいたら、オレのも触ってよ・・・」
私「じゃあ直線のところでちょっとだけ・・・」
ケン「なんか聡一のすごく大きくなってきた、窮屈じゃない?」
私「今日はきついパンツ穿いてないから、まあだいじょうぶ・・・」
ケン「聡一のがこんなところで爆発しないように、軽くこすってあげる・・・」
私「なんか生殺しのような気もしないでもない・・・」
ケン「溜まってるの?」
私「けっこうね・・・ ケンは?」
ケン「オレはそうでもない・・・」
私「そうでもないっていうのは?」
ケン「オレは以前はすげえシコリ魔だったんだけど、聡一とするようになってからは、シコるともったいないから聡一と会う前はできるだけガマンしてるんだ。」
私「それじゃあ溜まってるんだろう?」
ケン「今週はシコらなかったら、今朝聡一の夢見たら出ちゃってた・・・」
私「まあ溜まると出ちゃうこともあるよな・・・」
ケン「聡一はあまりシコらないみたいだから、夢ででちゃうことあるでしょう?」
私「20代のころはよくあったけど、今はたまにあるくらいかな・・・」
ケン「でも、ジュンちゃんといつも一緒に寝てるから、しちゃった時とかどうするの?」
私「ジュンはけっこう眠りが深いから、私が夢精したくらいじゃ気づかないことが多いんじゃないかな・・・」
ケン「そうなんだ・・・ まあオレだったとしても、気づいたとしても寝たふりしてると思うし・・・」
私「ケンはけっこう夢精しちゃう?」
ケン「オレは射精できる前からシコってたから、ずっと夢精したことなかったんだけど、最近聡一とする前に溜めるようになったら、ときどきしちゃうようになった・・・」
私「いくつの時にするようななったんだよ?」
ケン「小学校三年くらいからかなあ・・・ オレんとこ両親が飲み屋系やってて、夜はずっと一人だったから、一人でいじっていると気持ちよくなるのがわかって、そんでずっと毎日何回もやってた・・・」
私「まあいちばん手近で気持ちいいからね・・・」
ケン「聡一のすげえ固くなってきてる、だいじょうぶ?」
私「軽くこするくらいならまだだいじょうぶ・・・」」
そんなことを車の中でしながら、私たちの車が少しずつ八ヶ岳のほうに進んでいった。
高速を出て、直さんに電話して山荘までの道順をきいてから、暗い中、車を走らせた。しばらくして見覚えのあるところに出て、ほどなく直さんとジュンがいる山荘に着いた。
直さん「もう少し着くのが遅くなると思ってた・・・」
私「ほんとですね、意外に早かった・・・ 直さんたちは何時頃着いてたんですか?」
直さん「4時くらいですね、着いてからジュンちゃんと夕飯作ったりして・・・ そうだ、ソウさんたち、お腹すいてない?」
私「何かあれば少し食べたいですね・・・」
直さん「ケンちゃんは?」
ケン「オレもちょっと食べられたらうれしいです・・・」
直さん「それじゃあ、リゾットでいい?」
私「なんでもいいですよ・・・」
ジュン「じゃあオレが作るよ。とうさんたち、ビールでも飲みながらちょっと待っててね。」
そのあと直さんとジュンが用意してくれてものを食べて、さらに飲み会になだれ込んでいった。そして遅くなったので、ジュンと直さんは上の屋根裏部屋に、ケンと私は一階の部屋にそれぞれ入って寝ることになった。

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ケンとふたりで・・・

三連休はどうしようかとケンに相談すると、ケンは土曜は仕事が残ってるらしく、日曜と月曜が休みなので、私と二人でゆっくりしたいと言う。ちょうどジュンも日曜と月曜は直さんの車でどこかに行くらしい。それならばケンと二人で私のマンションでゆっくりと休日を過ごすことになった。
そうして土曜の夜、ケンは仕事を終えると私のマンションにやってきた。ジュンもいれて久しぶりに三人で夕食をとることになったのだ。幸いケンもすこしずつジュンとも打ち解けてきていたので、三人での食事は楽しいものだった。
私:なんかジュンは最近はいつも直さんと遊びに行くね・・・
ジュン:だって俊顕アメリカだし、直さんは翼さんいないから、時間あるって言うし・・・
ケン:ジュンさん、どこかに行くんですか?
ジュン:ケンさん、オレのほうが年下なんだから、ていねい語はやめてほしいな・・・ それからジュンさんって言うのも・・・
私:そうのほうがいいよね・・・
ケン:そうかなあ・・・
ジュン:なんか山梨のほうに行くって直さんは言ってた・・・
私:直さんにはいつも本当に世話になるな。そうだ、来週の土曜は直さんも呼んで、ちょうどジュンの誕生日だし、いっしょに食事でもしよう。
ケン:ジュンさん、誕生日なんだ・・・ いくつになるんですか?
ジュン:とうとうオレも二十歳になるんだ・・・ ジュンさんって言うのはやめて・・・
ケン:じゃあどうすればいいんだろう・・・
私:ジュンちゃんでいいんじゃないのかな・・・
ジュン:オレはそれでいいよ・・・
ケン:それじゃあ、ジュンちゃん、俺のこともケンちゃんって呼んでくれるかなあ・・・
ジュン:年上なのにいいの?
ケン:ジュンちゃんならいいよ・・・
私:二人ともけっこう仲良くなってるんだし、そのほうがずっといいぞ・・・
そんなすごくいい感じで食事は終わった。ジュンは翌朝は早く出発するから、直さんのマンションに泊ると言って、11時過ぎに出かけてしまった。
ケン:なんかジュンちゃん、俺たちに気を使って、今夜から出かけたんじゃないんですか?
私:そうかもしれないね・・・
ケン:いいですか? 聡一はジュンちゃんといっしょにいたいでしょう?
私:そりゃあ、ジュンは息子だからかわいいからいっしょにいたいけど、ケンのことも好きだからいっしょにいたいんだよ。
ケン:でも、聡一とジュンちゃんの関係を悪くしてまで、俺は聡一を独占したくない・・・
私:ジュンはべつに私たちに気を使って、直さんところに行ったんじゃないと思うよ。直さんはやさしいお兄さんだから、ジュンも懐いてるし・・・
ケン:でもジュンちゃんはゲイじゃないんでしょう?
私:そうじゃないけど、ジュンはまだ男の子同士で遊びたい年頃なんだよ・・・
ケン:でも直さんはゲイなんだし・・・
私:それでも直さんはジュンを襲ったりしないからね・・・
ケン:ジュンちゃんはあんなにイケてるのに?
私:直さんも魅力的だから、ジュンが憧れてるのかもね・・・
ケン:それじゃあ二人とも好き同士みたいじゃないですか・・・
私:まあ直さんならジュンを傷つけるようなことは絶対しないからだいじょうぶだよ・・・
ケン:そろそろ、俺風呂に入って、寝たいんだけど・・・
私:そうだね、ケンは今日仕事してきたんだからね・・・ じゃあ、久しぶりにいっしょに風呂に入ろうか・・・
ケン:うん!
脱衣場で私はケンをハグしながら、キスをした。ケンは積極的に私のキスにこたえた。私たちは激しいキスをしながら、一枚ずつお互いの服を脱がせていった。服を脱がせあうというだけで私はけっこう興奮してきていた。
ケン:聡一、もう元気になってる・・・
私:ちょっと勃っただけだって・・・
ケン:ホントだ、まだすこしやわらかいのにこんなに大きくなってる・・・
私:ケンはどうなんだよ・・・
ケン:俺もけっこう勃ってるよ、このところ忙しくて出してなかったから・・・
私:それじゃあ、ゆっくりと楽しもうね・・・
ケン:うん!
バスタブの中に向かい合って座って、尻をくっつけるようにして、私たちは固くなったモノを二本あわせて、手でゆっくりと刺激し始めた。そうしていると、二本ともさらに固くなっていった。だんだんとガマンできなくなって、私たちは重ね合わせたものを激しく刺激し始めた。私もからだを駆け巡るような快感を感じていたが、ケンも同じらしく、何かをこらえるように顔をゆがめていた。だんだんと二人の息が激しくなり、私はいっしゅんからだがケンと一体化したような錯覚を起こし始めていた。そのとき私の中で何かが弾け、からだ中が快感の渦に巻き込まれていった。私が最初のマグマを湯の中に発射したとき、ケンも快感の呻きをあげて、私にすこし遅れて爆発を始めた。私は叫びたくなるような激しい快感にからだを震わせた。ケンも同じでなんどもなんども快感の喘ぎ声をあげていた。私もケンも10回以上激しく白い粘液を大量に吐き出したあろ、やっと射精が終わった。それにしても男の快感はあっけないもので、終わるとすぐに現実に戻されてしまう。
ケン:うわあ、お湯が精液だらけになっちゃった・・・
私:いっぱい出たからなあ・・・
ケン:すげえ良かった・・・ だからベッドでもうゆっくり一度しようよ・・・
バスタブのお湯を抜いて、私たちはシャワーでからだを洗ってから、バスルームを出た。
ケン:のど渇いたよ、ビール飲みたい・・・
私:ベッドに入る前にちょっと飲もうか・・・
私たちは火照ったからだをビールで冷やした。でもアルコールですぐにからだがまた火照ってき始めたので、ベッドに入ることにした・・・

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

連休はスキー場へ(3)

夕方私たちは別荘に戻った。とりあえずビールを飲みながら一服することにした。
俊顕君「夕飯どうしましょうか?」
直さん「まだ食材たくさんあるんじゃないかな。」
俊顕君「今日はスクールでけっこう疲れたんじゃないんですか?」
私「思ったよりきつかったからね・・・」
俊顕君「今日は外で食べません? 近くにけっこういい和食屋さんがあるんだ・・・」
直さん「そういうとこって予約ないとだめなんじゃないか?」
俊顕君「じゃあとりあえず電話して聞いてみますね。」
そう言うと俊顕君は携帯で店に電話をした。
俊顕君「店のおまかせでよかったら、だいじょうぶだって・・・」
私「じゃあ、今日はそこで食べようか・・・」
直さん「ぼくも賛成、行ってみようよ。」
俊顕君「じゃあ、決まりですね、行きましょう。」
私たちはすぐ近くのその店に行ってゆっくりと夕食を楽しんだ。
別荘に戻ってから、私たちは交代で風呂に入ることにした。
俊顕君「じゃあ、聡一さんとケンさん、先に風呂使ってください。そのあとで俺たちが入りますので・・・」
私「それじゃあ、先に入らせてもらうよ。」
俊顕君「ゆっくり入ってきていいですよ。それにちゃんと入り口の扉に鍵もありますから・・・」
私「ばあか、なに想像してるんだ・・・」
俊顕君「だって聡一とケンさんってカップルなんでしょ・・・」
私「まあそうだけど・・・」
けっきょく私はケンを誘って風呂に入ることにした。ここの風呂は三人くらいなら一度に入れるくらいの大きさがあった。洗面台の前で私たちは服を脱ぎ始めた。ケンはさっさと服を脱ぐと、私に背を向けてさっさとバスルームに入っていこうとしていた。私はケンを呼び止めて、肩に手をかけてケンを私のほうに振り向かせた。下のほうを見るとケンのモノは激しく勃起していた。ケンはそれを隠そうと必死でタオルでおおっていた。それで急いで私に背を向けて中に入ろうとしたみたいだった。
ケン「あっ、聡一、オレ、ゴメン、なんか勃っちゃって・・・」
私「昨日の夜、なんにもしてあげられなかったもんな・・・」
ケン「そうじゃなくて、聡一といっしょに風呂に入ると思っただけで、勃っちゃった・・・」
私「そうなんだ・・・ とりあえず風呂で暖まろう・・・」
そう言ってわたしはケンの肩を抱くようにしてバスルームに入った。二人でシャワーで少しからだを流していると、私もだんだんと勃起してきていた。
そしてバスタブに並んで座って暖まっていると、ケンが手をのばしてきて私のモノを握った。
ケン「相変わらずすごいね・・・ オレが触ったら、急にまた大きくなった・・・」
私「ケンに触られると、しびれるみたいに気持ちいい・・・」
ケン「オレのも触ってよ・・・」
私「ケンはもうカチンカチンだね・・・」
ケン「ああ、聡一、気持ちいい・・・」
しばらく私たちはお互いのモノを握って刺激し続けた。ちょっとぬるめのお湯にからだを暖められながらの相互オナニーはひときわ気持ちのいい体験だった。
私「なんか暖かくてホンワカとしていい気分だね・・・」
ケン「なんか暖かくて、下半身が蕩けてしまいそう・・・」
二人ともビミョーな暖かさに、半分眠いようなゆるい快感に包まれていた。その気持ちよさを長続きさせるために、ときどき手を休めながら、私たちは行為に没頭していた。そうしているうちに、私の中を何かが急にこみ上げてきて、私のモノがさらに固さを増して、そしてついに爆発した。私はお湯の中に白くて濃いマグマを激しく噴出した。あまりの快感に気が遠くなりそうだった。私の長い射精が終わるまでケンはずっと手で柔らかい刺激を続けてくれていた。それは腰を引いてしまいそうになるくらいの強い快感だった。そしてケンもほどなく最後を迎えた。ケンも私に負けない激しい射精をし始めた。勢いよく発車された白い粘液はお湯の中をまるで生き物のように勢いよく動いていった。
ケン:うわっ、うわっ、気持ち良過ぎ・・・ 
私:思い切り出しちゃいな・・・
ケン:ああ、もうダメ、感じすぎる・・・
私:それにしてもたくさん出たな・・・
ケン:なんかお湯の中で出すのって、なんか暖かくてビミョーに気持ちよかった・・・
私:お湯の中、精液だらけになったな・・・ これはまいったなあ・・・
ケン:そうか、このあとジュンさんたち入るんだった・・・
お湯のあちこちにふわふわと浮かんでいる白い物体を私たちはていねいにすくい取って捨てた。
そしてあまり長く入っていると、後で俊顕になんと言われるかわからないので、私たちは急いでからだを洗って、風呂から出た。
リビングに戻ると、ジュンと直さんが仲良く連弾をしていた。いつもながらジュンと直さんのモーツアルトは聞いていると幸せになってくる。
私:なんだ、連弾するんだったら初めから聞きたかったな。
利彰君:これは練習だから、明日ちゃんと弾いてもらえばいいですよ。
私:風呂、先にありがとう・・・
利彰君:けっこう早く出てきましたね、もっとゆっくりすれば良かったのに・・・
私:なにを想像している
利彰君:なんにも・・・
私:まったく・・・ お前たちも早く入れ・・・
連弾が一区切りついたところで、利彰君とジュンと直さんは仲良くバスルームに入っていった。
ケン:まさかオレたちのあのにおいが残ってたりしないよね・・・
私:お湯の中で出したから、においのほうはまあだいじょうぶだと思うけどね・・・
ケン:お湯の中に残ってたらどうしよう・・・
私:それほど気にすることないよ・・・
ケン:そうかなあ・・・
しばらくすると、三人は頭をバスタオルで拭きながらバスルームから出てきた。特に変わったようすもなかったので、お湯の中には何も浮かんでいなかったのだろう。ケンと私はひとまず安心したのだった。

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genre : 恋愛

tag : ゲイの父親 相互オナニー

ケンと小旅行(最終回)

少し歩いていくとホテルの看板があった。男二人で入れるか心配だったがとりあえず空き室アリだったので中に入った。何の問題もなく部屋に入ることができ、部屋の扉を閉めるとすぐにケンが私を抱きしめてきた。このところどうもケンのペースでことが運ばれるのが当たり前のようになっていた。まあケンに任せておけば、二人とも天に昇るような快感を得ることができるので、私としても好都合であったのだ。ケンは私をベッドに押し倒して、濃密なキスをしてきた。それだけで私は全身を震えさせるような快感に満たされていた。
ケン「USJじゃ、あんなに頼もしかったのに、ベッドではけっこうウブで感じやすいんだもん、どっちがホントの聡一・・・」
私「ケンがものすごく気持ちいいキスをしてくるからだよ・・・」
ケン「ベッドでは、オレのほうがいろんなこと知ってるもんね、聡一、喜ばせてあげるからね。」
私「今はヘタでもそのうちうまくなって、ケンを喜ばせることができるように・・・」
ケン「聡一は今のままでいいの。聡一にオレがいろいろしてあげられるのは、ベッドの中でくらいだから・・・」
私「ちょ、ちょ、ちょっと、そんなに急ぐなよ・・・」
ケン「ゴメン、聡一、まさかもうイキそうになっちゃったとか・・・」
私「そのまさか、かな、危なかった・・・」
ケン「ホント感じやすいんだから・・・」
そう言いながらケンは私の服を脱がせ始めた。ケンに服を脱がせられるというだけで、私は微妙に興奮していた。そしてケンは最後に私のパンツを脱がせた。
ケン「うわあ、なんど見てもすげえ・・・ なのにこんなに感じやすいなんて・・・」
いきなりケンは私のモノを咥えた。
私「こら、ケン、まだ風呂に入ってないから、汚いだろう・・・」
ケン「聡一の匂いがするほうがおいしい・・・」
私「ばあか、とりあえず風呂に入ろう・・・」
ケン「聡一のだったらずっと風呂に入ってなくても大丈夫だよ・・・」
私「しばらく洗わなかったとしら、すげえションベンの臭いがすると思うけどね・・・」
ケン「どんな匂いがするんだろうね、でも聡一のだったらオレにはぜったいいい匂いだよ・・・」
バスタブにケンがお湯を入れてくれたので、私たちはいっしょに風呂に入った。
ケン「聡一はさっきから勃起しっぱなしだね・・・」
私「ゴメン、ケンといるとそれだけで興奮して・・・」
ケン「今度はオレのを舐めてくれる? さっきちゃんと洗ったし・・・」
バスタブの中でケンは立ち上がって、私の顔の前に自分のモノをもってきた。ちょっとだけ勃起しかかっている状態のモノを私は口に含んで、舌で刺激した。少しずつケンのモノは私の口の中で大きくなって固くなっていった。
ケン「ここでは出さないで、ベッドでゆっくりしようよ・・・」
ベッドの中でケンは全力で私の快感を引き出していってくれていた。私は我を忘れてその快感の渦に飲み込まれていた。最後に私はケンの中で爆発して、その刺激でケンも少し遅れて白いマグマを大量に噴出した。私はほとんど記憶も吹っ飛んでしまっていて、終わった後には快感の名残と、心地よい疲れがからだの中に残っていた。私は飛び散った白い液体をティッシュで拭き取り、後始末を終えた。
そのままケンを抱いて眠ってしまいたかったが、そのあと東京まで帰らなければならなかったので、私たちはホテルを出て新大阪に向かった。
東京行きののぞみの自由席に二人並んで座ると、ケンはすぐに気持ち良さそうに眠り始めた。しばらくすると私も自然と眠ってしまっていた。
夜遅く東京駅に着き、名残惜しかったけれど、翌日は二人とも仕事だったので、そのまま別れて、私はマンションにひとりで帰った。部屋ではジュンが机に向かって勉強をしていた。
ジュン「とうさん、お帰り。」
私「ジュンはいつ帰ってきてた?」
ジュン「ちょっと前だよ、今日は翼さんと直さんにお昼ご馳走になっちゃった。」
私「翼クン、帰ってたんだ。」
ジュン「昨日の飛行機で成田に着いたって言ってた。」
私「ジュン、おまえ、久しぶりに会った直さんと翼さんのジャマをしたんじゃないのか?」
ジュン「オレもそう思ったんだけど、翼さんがオレもいっしょに食事したいって言ってくれて・・・ その後翼さんと買い物もしちゃった・・・ そんでね、直さんと翼さんがオレにクリスマスプレゼントくれたんだ・・・」
私「何もらったんだい?」
ジュン「直さんはパーカー、翼さんはスキニー・・・」
私「良かったな、プレゼント貰えて・・・」
ジュン「いいの、貰っても・・・」
私「クリスマスくらいいいだろう・・・」
ジュン「それからね、直さんと翼さんとオレから、とうさんにプレゼントがあるんだ。」
私「ホントか、うれしいなあ・・・」
三人からのプレゼントは、ケンとデートする時のためのおしゃれな靴だった。
私「なんかすごいうれしいな・・・ ジュン、ありがとう・・・」
ジュン「とうさんが喜んでくれてよかった。これ、翼さんが選んでくれたんだよ。」
私「明日、直さんと翼さんにお礼言わないといけないな。」
ジュン「なんかとうさんちょっと疲れた顔してるよ、明日仕事だろう? 早く寝たら? オレも今日は早く寝るし・・・」
私「そうするよ・・・」
着替えをして私はすぐにベッドに横になった。少ししてジュンも私のとなりに入ってきた。
私「ジュン、おやすみ・・・」
ジュン「やっぱ、とうさんと寝るのがいちばん落着く・・・」
うれしいことをジュンが言ったので、私は思わずジュンに軽くキスをした。ジュンは安心したような無防備な顔をして、すぐに寝始めた。その日私はケンとジュンから二重に幸せをもらったような気分だった・・・

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