ジュンと帰省(3)そしてヒロと

やはり家族が集まると話題は、これから生まれる子供のことになってしまう。

ジュン「おじいちゃん、お待たせしました。8月には子供が生まれます。」
姉「お父さんもお母さんもひ孫ができるのね、すごいわ。」
父「元気なうちにひ孫を抱けるとは思わなかったよ。」
義兄「すみません、私たちがお役にたてなくて・・・」
父「そんなことはないぞ。理〇とけっこんしてしあわせにしてくれただけでも、君には感謝とるよ。」
ジュン「それで、おじいちゃん、8月のことなんだけど、生まれる前に東京におばあちゃんと来て、生まれたらすぐに見てやって。」
父「それはうれしいが、いつ生まれるかはっきりせんのに、聡一のところに長々とやっかいになるわけにもいかんしな。」
私「ウチでしたら、お父さんたちにはジュンの部屋を使ってもらえるので、いくら長くなってもだいじょうぶですよ。」
ジュン「そうだよ、おじいちゃん、一か月くらい滞在していきなよ。」
父「そうか、それなら、8月いっぱいは何も予定を入れないでおくから、聡一、世話になるぞ。」
母「あら、うれしいわ、久しぶりにソウちゃんと一か月もいっしょに暮らせるなんて。」
姉「ソウちゃん、日頃してない親孝行をしなさいよね。」
母「特別なことはなにもしなくていいわよ。あたしたちといっしょに暮してくれるだけで親孝行になるんだから。」
姉「ジュンちゃん、生まれてくる子供、もう男女どっちかわかってるんでしょ。」
ジュン「わかってるけど、今は秘密。」
父「楽しみは後に取っておいたほうがいい。とにかく男でも女でも元気に生まれてきてくれればいい。」

そしてジュンは実家に一泊だけして、すぐに飛行機で東京に帰っていった。
私もさらにその翌日にはヒロのところに行くために東京に戻る必要があった。
義兄も2日3っかと仕事があるということで1日の午後に車で帰る予定だった。

義兄「じゃあ俺が帰る時に新幹線の駅まで送ってあげるるから、いっしょに乗っていきなよ。」
私「お義兄さん、すみません、じゃあ、送ってもらおうかな。」
姉「あたしは、ゴールデンウィーク中はずっとこっちにいるから、ソウちゃんがいっしょに車に乗っていってくれると、ちょうどいいわ。」
私「ったく、お姉ちゃんは、まがりなりにもお義兄さんの嫁なんだから、もっとちゃんとお世話をしろよ。」
姉「いいのよ、どうせ、〇吾さんは、あちらのご両親のところで泊るから、あたしがこっちにいる方が好都合なのよ。」
私「そのうち、お義兄さんに愛想尽かされて捨てられても知らないからな。」
姉「ソウちゃんにそんなこと言われたくないわよ。」

そういうわけで、私は1日の昼過ぎ、義兄の車で実家を出発した。
しばらく車で走った後、いつも休憩している街道沿いのホテルが運悪く満室だった。

義兄「今日は運が悪かった。」
私「ゴールデンウィークの真っただ中だからね。」
義兄「じゃあ、ウチにおいでよ。」
私「うん、それでもいいよ。」

私たちはけっきょく義兄の家に戻った。
そして家に入るとすぐに二人でシャワーを浴びた。
お互いのからだを愛撫するように洗いあっていると、だんだんと興奮が高まってきていた。

義兄「聡一、先に出て、ビールでも飲んでてよ。俺はちょっと準備があるから。」
私「うん、じゃあ、先に出てるね。」

私は義兄を残してバスルームを出て、キッチンに行き、冷蔵庫からビールを出して飲んだ。
しばらくすると義兄も出てきた。

私「俺だけビール飲んじゃってゴメン。」
義兄「いいよ、聡一がおいしそうにビールを飲んでるのを見るだけで、なんか俺もうれしくなる・・・」
私「兄貴ってホントにやさしいよね。お姉ちゃんはなんで兄貴みたいな優良物件をゲットできたんだろう。」
義兄「でも今ではまるでセックスレスだし、友達みたいなもんだよね。」
私「じゃあ、今日は思いっきり発散させてあげる。」
義兄「なんか、勃起してきたよ。」
私「兄貴、最近いつしたの?」
義兄「いちばん最近出したのは、二週間くらい前に夢精した時かな・・・」
私「よほど溜まってたんだね。」
義兄「でもこの年で夢精してパンツが濡れてると、昔オネショした時みたいにへこむよね。」
私「そんで、汚したパンツはどう処理したの?」
義兄「ウチでは洗濯も交代でやってるから、俺の当番の時にいっしょに洗ったよ。」
私「兄貴も昔はオネショしたことあるんだね。」
義兄「そりゃあ誰だって子供の頃はするだろう。」
私「まあね、俺は高校生の頃までしてたからね・・・」
義兄「知ってるよ、大学生の時、理〇と付き合い始めたころ、聞いたよ、うちの弟は美少年なんだけど高校生になってもときどきオネショしてるんだよね、って・・・」
私「げっ、そんな前から兄貴は知ってたんだ・・・」
義兄「その頃は聡一に会ったことはなかったけど、写真は見せてもらってて、こんなトイレにも行きませんっていう感じの美少年がオネショするのかって思った。」
私「なんか恥ずかしいな。」
義兄「まさか聡一とこんなことができるようになるとは思わなかった。」
私「俺もだよ。」

あまり時間がなかったので、私たちはさっさと裸になって抱き合った。
そして快感が高まってきたころ、私は義兄の中に侵入した。
ふたりとも、我を忘れて激しい快感に喘ぎまくっていた。

義兄「いっぱい出ちゃったよ、べとべとだ・・・」
私「俺だってすげえ出しちゃったし。」
義兄「このまま寝たいけど、聡一はそろそろ新幹線の駅に行かなきゃならないだろう。」
私「せっかくいったのに、余韻を楽しませてあげられなくてゴメン。」
義兄「いいよ、俺はじゅうぶん楽しんだから。」

後始末をしてから、私たちは義兄の車で新幹線の駅に向かった。

義兄「聡一、今日は会えてよかった。」
私「俺もだよ。」
義兄「気をつけて帰るんだよ。」
私「兄貴も運転気をつけてね。」

私は義兄の車から降りて改札口を入っていった。
エスカレーターに乗る前に振り返ると、義兄は車の横に立って、手を振っていた。
私も手を上げて、さよならをした。

新幹線はゴールデンウィークのため、けっこう混んでいたが、何とか三人掛けの真ん中の席に
座れたので、楽に東京まで帰ることができた。

東京駅から電車を乗り継いで、ヒロのマンションの最寄り駅に行った。
駅前のスーパーで夕食用の食材を買ってから、私はヒロのマンションに行った。
ヒロはまだ帰ってきていなかった。

キッチンの冷蔵庫に食材を収めて、テーブルを見ると、食べた後の食器が数点洗わずに置かれていた。
私はそれをシンクの中に入れて水をかけておいた。

ベッドルームに行くとベッドの上には、汚れたパンツやシャツが置かれたままになっていた。
ベッドの横には使用済みで茶色くなったティッシュの塊がいくつか転がっていた。
ベッドのシーツも汚れていたので、それも私は外した。
それらを持って洗濯機に入れようとすると、洗濯機の中にも衣類が少したまっていた。
汚れ具合を確かめてから、染みになりそうな汚れには液体洗剤をスプレーしておいた。

洗濯機が回っているあいだに、私はマンション全体の床をとりあえず掃除機できれいにした。

食器を洗ってから、やっと私はお茶を飲みながら少し休んだ。

そして洗濯が終わったので、洗濯物を干していった。
あとは今夜のためにベッドにきれいに洗ったシーツをかけた。

そして、ヒロの帰宅に合わせて出来上がるように、夕食の準備を始めた。
夕食が出来上がる頃、ヒロが帰ってきた。

ヒロ「聡一、来てたんだ。」
私「ヒロも仕事大変だな。」
ヒロ「今日でほぼ終わり。ゴールデンウィークの後半は休むから。」
私「ほら、お風呂に入って、部屋着に着替えておいで。」
ヒロ「なんかうれしいな、帰ってきたら最愛の相手がいて、すでにお風呂が沸いてて、部屋にはご飯のいい匂いがしてるなんて・・・」
私「ほら、もう夕飯出来上がるから、早くお風呂に入っておいで。」

ヒロはベッドルームに入って、服を脱いで、素っ裸でバスルームに向かった。
しばらくして、上気した顔のヒロが、パンツを穿いただけの上半身裸のまま出てきた。

ヒロ「ゴメン、聡一に色々片付けさせちゃったね。」
私「汚れたものをそのまま置いておくと、汚れがこびりついて落ちなくなるぞ。特にパンツに精液がついたまま乾燥すると、ちょっとやそっとで染みが落ちなくなるからな。」
ヒロ「忙しくて夢精したパンツをベッドにほったらかしにしてた・・・」
私「それから、精液のついたティッシュはごみ箱に入れろよな、床に散らばってたぞ。」
ヒロ「ゴメン、ひとりエッチしてティッシュを捨てようとしたら、ごみ箱が見つからなくて、それで床に置いておいたの。」
私「ったく、イケメンのヒロ先生が、家では夢精パンツやティッシュを散らかしてるなんて誰も想像できないだろうね。」
ヒロ「だって、すげえ忙しかったし、それに聡一は俺をほったらかしにしてジュンちゃんとばっかいるじゃんか、だから夢精したり、ティッシュが必要だったりしたんだからな。」
私「ゴールデンウィークの後半はヒロといるから、それでいいだろう。」
ヒロ「やったあ。」

私たちはビールを飲みながら、まずはおかずをつまんだ。
そして最後にご飯とみそ汁で夕食の仕上げをした。
食事を終えて、ソファに移動して、さらにワインを少し飲んでいると、続いた仕事で疲れているのか、ヒロがソファにもたれて眠り始めた。
ヒロがソファでぐっすりと寝込む前に、なんとか起こしてベッドまで歩かせた。
よほど疲れていたのか、ヒロは倒れこむようにベッドに横になると、即座に寝息をたて始めた。
私はヒロの横に座り、ヒロのあたまを手で撫でた。

私「ったく、やりたがってたほうが先に寝ちゃっちゃダメだろうが・・・」
ヒロ「zzz・・・」

私は暖めなおした風呂にゆっくりと入った。
することをしないでも、ヒロといるだけで、心が落ち着いていく気がした。

翌朝、私は休日なのでゆっくり寝ようと思っていたが、8時前には目が覚めてしまった。
隣りでは、ヒロが疲れているのか、まだぐっすりと眠っていた。
ヒロを起こさないように、私はゆっくりとベッドから起き上がった。
キッチンに行き、エスプレッソマシンで濃いカフェを入れて、大量の牛乳と混ぜて、カフェラテを作った。
リビングでCDでモーツアルトのソナタを聞きながら、私はカフェラテを飲んだ。

その後、ヒロはまだ起きそうになかったので、私はちょっと散歩に出かけた。
なるべく坂道を選んで多少体に負荷をかけながら、私は静かな住宅街を散歩した。
そして駅の近くのパン屋さんで、パンをいくつかかって、ヒロのマンションに戻った。

そしてキッチンでブランチのためにまずはサラダを作りはじめた。
ヒロが起きたらハムエッグでも作ればいいだろう。

ヒロが起きてくるまで、わたしはピアノ室に入って、持ってきたヴァイオリンでまずは軽く指慣らしをした。
そしてヒロといっしょにひくことになっているリヒャルトシュトラウスのソナタを軽くさらった。
つぎにジュンと練習している、ルクーのソナタもついでにさらっておいた。

夢中でヴァイオリンを弾いていたら、いつの間にかヒロがピアノ室に入ってきていた。

ヒロ「聡一、ヴァイオリンさらってたんだ。」
私「弾いてないと退化するからね。」
ヒロ「あとでシュトラウス合わせよう。」
私「まだ完全には弾けてないぞ。」
ヒロ「いいよ、それでもいっしょに弾くと楽しいし。」
私「ヒロ、シャワー浴びてすっきりしておいで。その後ブランチにしよう。」
ヒロ「なんかあるの?」
私「野菜とか卵、フルーツは昨日買ってきてたし、パンはさっき散歩に出て買ってきた。」
ヒロ「じゃあ、ちょっとシャワー浴びてくる。」

ヒロがシャワーを浴びているあいだに、私はハムエッグを作った。そしてもう一回カフェラテも作った。
そしてテーブルにサラダとハムエッグ、それと前の日に買ってあったカットフルーツを並べた。
バゲットは切らないまま、まな板に載せてパン切り包丁を添えて出した。

ヒロ「聡一って、何気にスパダリだよね。」
私「スパダリって何だよ?」
ヒロ「スーパーダーリンのことだよ。」
私「スーパーダーリン? スーパーマンがダーリンとか?」
ヒロ「違げえよ、ちょっと待って、スマホで意味を検索してあげるから。」

ヒロはスマホをさっさと操作して、画面を私のほうに示した。
私は表示されている意味を声を出して読んだ。

私「なになに、スパダリとは、整った容姿、高身長、高学歴、高収入、大人の余裕と包容力がある…… といった高スペックな攻めへの称賛の言葉。 」
ヒロ「ほら、聡一はイケメンだし、けっこう背高いし、学歴もいいし、大人だし、当てはまってるじゃん。」
私「それほど高収入じゃないしなあ、身長もそれほどあるわけじゃないし、要件に欠けてるぞ。」
ヒロ「いいの、そこまで厳しくする必要ないし、俺がスパダリと認めたら、聡一はスパダリなの。それにこの要件にはないけど聡一が巨根って言うのはすげえアドバンテージだし・・・」
私「バカなこと言ってないで、ちゃんとブランチ食べなさい。」
ヒロ「もう、聡一がまたお父さんキャラになっちゃったよう・・・」
私「ヒロがそういうなら、ずっとお父さんキャラでいくぞ。」
ヒロ「だから、それはダメって言ってんの。昨日は、不覚にもしないまま寝ちゃったし・・・」
私「気持ちよさそうに寝てたもんな。」
ヒロ「そのかわり、食べるものを食べたら、することをするからね。」
私「はいはい、ヒロ、目が野生動物みたいにキラキラ輝いてる。」

ブランチの後は、少し休んでから、私たちはベッドに逆戻りした。

ヒロ「久しぶりに聡一をおいしくいただくからね。」
私「ウケのくせに・・・」
ヒロ「そういうことじゃなくて、どっちが積極的になるかって話だよ。」
私「ヤバい、今朝、シャワー浴びてないから、臭うかも・・・」
ヒロ「聡一の匂いは気にならないというかむしろ好き。」
私「臭いといっても、アレがションベン臭いって言ってるんだぞ。」
ヒロ「聡一のでっかいのだったら臭くってもだいじょうぶ。」

私たちはまずはお互いへの柔らかな愛撫から始めた。
しばらくすると、ヒロのほうの抑えがきかなくなったのか、ヒロは少し焦ったようにことを急ぎ始めた。
お互いに着ているものを脱がしあうと、やはり私の下腹部あたりからは小便臭さが立ち上ってきた。

私「昨夜シャワー浴びて以来だからな。」
ヒロ「じゃあ、たいしたことないじゃん。俺なんかマジで忙しい時とか、2日くらい風呂に入らないことあるよ。そうしたらもっと臭くなる。」

私たちは固くなったモノを重ね合わせて擦り始めた。ヒロといっしょにすると、ひとりの時とは比べ物にならない大きな快感が起こった。
私たちは我を忘れてからだの奥から湧き上がる快感をむさぼりあった。

そして、出すものを出すと、何となく眠くなり、裸のまま、一時間ほど私たちは昼寝をした。

その後、わたしとヒロは、シュトラウスを合わせてみた。
ヒロはさすがにプロで、かなりのレベルに仕上げていた。
それに合わせて弾いていくだけで、私のほうに未完成の部分があるんだけれど、何とか最後までいけた。

ヒロ「あとは、細かい技術的なところを解決していけば、すぐにかなりのできになるよ。」
私「そうだね、がんばらなくちゃ。」
ヒロ「そんで、ジュンちゃんとのルクーはどうなってるの?」
私「そっちはまだシュトラウスほどできてない。」
ヒロ「ルクーは勢いがあったらなんとかなっちゃうけど、それがかえって怖い。そこで止まっちゃって、さらに上に行けなくなるみたいだよ。」
私「ああ、がんばるよ。」

その後、ヒロとGW後半の3日間をいっしょに過ごしたのだった。


theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

ジュンと帰省(2)

朝、京都駅前に到着したので、まずは駅のカフェに行って朝食をとりながら、そのあとどうするかジュンと検討した。

ジュン「オレ、大原、行ったことないから、行ってみたいな。」
私「けっこう遠いみたいだね、京都駅からバスが出てるみたいだけど、街中は渋滞しててけっこう大原までは時間がかかるらしいね。」
ジュン「なんか裏技で、市営地下鉄に乗って終点まで行って、そこからバスに乗り換えるといいらしいよ。」
私「なるほど、渋滞してる市街地は地下鉄で抜けて、そこからバスだといいかも。」

朝食を終えると、私たちは地下鉄の乗って、北の終点まで行った。
地下から出ると、立派なバスターミナルがあり、各地にバスが出ていた。
私たちは大原行のバスをしばらく待って、乗った。
大原までは30分ほどの距離だった。

大原に着いてバスを降りると、バス停は多くの人でにぎわっていた。
私たちはすぐにバス停を離れて、寂光院のほうに行く遊歩道を歩き始めた。
バス停付近の喧騒がウソのような静かな田舎道が続いていた。
そして15分ほどで寂光院に着いた。
寂光院

私「なるほど、大原らしいちょっとしっとりとした雰囲気だね。」
ジュン「うん、以前女友達がいいって言ってたんだよね。」
私「前に付き合ってた人なのか?」
ジュン「ううん、そうじゃなくて、セフレ。」
私「ジュン、セフレは後腐れなく切ってるんだろうな。」
ジュン「それはだいじょうぶ、みんな楽しむためだけの割り切った関係だったから。」
私「ならいいけど。」
ジュン「とうさん、オレの女関係に嫉妬してる?」
私「してないよ、ったく。」
ジュン「なんだ、嫉妬してくれてると、オレ、うれしかったのに。」
私「ばあか。」

本堂の中で寂光院の説明を聞いた後、ゆっくりと境内をまわった。
境内の端のほうにちょっと人目から外れた東屋があり、中は作り付けのベンチがあり座れるようになっていた。
庭が眺められるので、私たちはしばらく座っていた。
隣りにくっつくように座ったジュンが私の手を取ってつないだ。

私「こらこら、ジュン、人が来たらどうするんだよ。」
ジュン「べつにちょっとくらい見られたって、今時男同士が手をつないでても、誰も気にしないって。」
私「ゲイの援助交際と思われるぞ。」
ジュン「とうさんは若く見えるから、そんなふうには思われないって。」
私「しょうがないなあ、ちょっとの間だけだぞ。それにしても、ジュンの手で触られると気持ちいいな。」
ジュン「だって、たいせつなとうさんだもん、やさしく触ってるし。」
私「それはわかった。そろそろ、手を離せ。」
ジュン「どうしたの? 急に・・・」
私「ジュンがビミョーに触るから、たってきたんだよ。」
ジュン「うわっ、オレ手を触っただけなのに、とうさん敏感。」
私「これ以上固くなると、もとに戻らなくなるから、ジュン、触るのやめろ。」
ジュン「しょうがないなあ。まあとうさんのはすげえでっかいから、こんなところで大きくなるとモッコリが目立って恥ずかしいことになるもんね。」
私「うっせえ、ったく・・・」

少しおさまって目立たなくなってから、私はジュンと立ち上がって、また歩き始めた。
とはいえそれほど広いところではないので、たいした時間もかからずに見学を終えた。

来た道をまた歩いて戻る途中に、ちょうどよさそうな店があった。
外の席が空いていたので、長めのいい席に私たちは座った。
注文をした後、交代でトイレに行ってから、景色を楽しみながら私たちはお茶を飲んだ。

ジュン「とうさんとの旅行って、ほんと気を使わなくていいから楽でいい。」
私「そりゃあ、何年も親子やってるんだから、お互いわかりあってるしね。」
ジュン「オレって父親になれるかな。」
私「8月になるのは決まってるだろう。」
ジュン「子供ができて、オレが父親としてちゃんとできるかってこと。」
私「やっぱ、子供ができるのが不安なのか?」
ジュン「そういうわけじゃないけど・・・」
私「子供が実際に生まれたら、それなりにちゃんと父親になっていくよ、とうさんもジュンができた時にはやっぱ父親として不安だったからね。」
ジュン「とうさんもそうだったんだ。子供が生まれたら、とうさん、いろいろとオレのこと指導してね。」
私「ああ、心配するな、ちゃんとやればなんとかなるからね。」

ゆっくりと休んだ後、店を出て、一度バスターミナルに戻り、こんどは反対側の斜面を登っていった。
10分ほど登ると、三千院の参道に着いた。お土産屋さんの前を通っていくと、右側に山門が見えてきた。
こちらのほうは寂光院と違って大きな寺のようである。
大原のイメージからすると、寂光院のひっそりと緑の中に溶け込んでいるほうが似合っているような気がする。
中に入ると、広い境内に立派な建物があちこちにあり、広い苔庭もあって、なかなか見ごたえがあった。

ジュン「お寺としては立派だけど、大原はやっぱ寂光院のほうだね。」
私「こっちはけっこう人も多いしね。」
ジュン「ここではさすがに人目が気になって、オレもとうさんと手をつなげないなあ・・・」
私「ほらほら、こんどはあっちのほうを見にいくぞ。」

広い境内をくまなく回って、私たちは三千院の見学を終えた。
バスターミナルに戻ると、たくさんの人たちがバスを待つ列を作っていた。
一台目のバスには乗れなかったのだが、乗客が多いので臨時便が出ることになり、私たちもほどなくバスに乗ることができた。
とりあえずジュンとは別れ別れになったが座ることはできた。
バスは混んでいたので、私たちは途中の八瀬遊園で下車した。
少し歩いて叡電の駅に行き、出町柳行の一両の電車に乗った。
電車はけっこう混んでいたので、私たちは運転席の後ろに立ち、ずっと前を眺めていた。

そして京都の町中にある隠れ家的な旅館にチェックインした。
俊顕くんのお父上の紹介なので何とかゴールデンウィークでも予約が取れた。
私たちは部屋でお菓子を食べながらお茶を飲んでのんびりとしていた。

そしてその後、寺町や錦市場のあたりをブラブラと散歩し、夕食を食べに小料理屋に入った。

女将さん「ようおこし。前に来はったんは一年くらい前どしたなあ。」
私「京都に来たら、こちらで食べるのが楽しみで。」
女将さん「いややわ、どうせ、**さん(俊顕くんの父上)に言われはったんやろ。」
私「いえ、ホントにここのおばんざいがおいしくて。」
女将さん「そう言うてもらうと、おべんちゃらでもうれしいわあ。」
ジュン「俊顕もここの料理が好きだっていつも言ってますよ。」
女将さん「ほんまに**さん親子にはようしてもろてます。今、私がこうして店をやれてるのんも、昔困ってた私を**さんが親切に助けてくれはったおかげ。」
私「本当に**さんは懐の深いお大人ですよね。」
女将「ほんまあんなええ人はめったにおらへん。息子さんの俊顕さんも負けずにええ人やけど、遊びがないところが物足りんところやね。」
私「それは**さんみたいに粋にはなかなかなれないですよ。」
女将「でも、ジュンさんはええ顔してはります。私が若かったら、二号さんにしてもらうんやけど。」
ジュン「そんな甲斐性ないですって。」
女将「そんなことおません、ジュンさんはええ男やから、女ほうががほっとけしません。でも、それやからジュンさん、女には気を付けなあきませんで。」
ジュン「はい、肝に銘じておきます。」
女将「でも、おとうさんも、息子はんがこんなにええ男やと心配やねえ。」
私「ジュンももう大人だから、心配してもしょうがないですしね。」
女将「まあ、おとうさんのほうも、息子はんに負けずにええ男やからねえ。」

客商売の女将にいいようにおだてられて、私たちは気分よくおばんさいをあてにしておいしい京都の日本酒を飲んだのだった。

お酒で気分良くなった私たちは、店を出て、鴨川沿いを散歩しながら、旅館に帰った。
そして部屋に戻ると、部屋には布団が二組、くっつけて敷かれていた。
さすがにゴールデンウィークなので、予約が取れたのがいちばん小さい部屋だった。
それでも寝る分にはじゅうぶんである。
部屋にはトイレはあるが、風呂はついていないので、ちょうど空いていた家族風呂に私たちは入った。

そして早めに布団に入って寝ることにした。

ジュン「とうさん、昼間もオレが手を握っただけで、ちょっと勃起してたね。」
私「ジュンにそうされたら、自然に大きくなる。」
ジュン「とうさんって、けっこう初々しいとこあるよね。」
私「そんなわけないだろう、もうすぐとうさん、孫ができるんだぞ。」
ジュン「若いおじいちゃんだね。」
私「とうさんだってもうりっぱなアラフィフなんだからな。」
ジュン「でも、メガネ取ってオレが選んだ服着ると、すげえ若く見えるじゃん。しかもこのところずっととうさん、美容院でちゃんとオサレな髪形にしてるし。」
私「あんまり若作りすると、イタイんじゃないのか・・・」
ジュン「とうさんはだいじょうぶ、すげえかっこいいから。。」

そう言うとジュンは私の顔を上から覗き込んだ。
そして顔が私のほうにゆっくり下りてきて、キスをし始めた。
最初は軽いキスだったのが、だんだんとディープなキスに変わり、ジュンのキスのうまさに私は今さらながらに驚いていた。

ジュン「とうさん、すげえエロい顔になってきた。」
私「ジュン、キス、うますぎだぞ。」
ジュン「へへへ、今までいろんな人とキスしてきた成果をとうさんとするのに役立ててるからね。」
私「キスされて全身が震えた。」
ジュン「じゃあ、とうさん、たっちゃった?」
私「ああ、しょうがねえだろう、気持ちいいんだから。」
ジュン「うわっ、とうさん、ギンギンに固くなってる。」
私「ジュン、そんなに強く刺激するな。」
ジュン「そうだね、まだ夜も早いから、ゆっくり楽しんで出そうね。」

私たちは最初はパンツの上からお互いの固くなったモノを擦っていた。
だんだんと気持ちよくなってくると、パンツを脱いで、固くそそり立ってモノを重ねて刺激し始めた。
私は下半身から湧き上がる激しい快感が全身を駆け巡っているのを感じていた。
そして意識が失われるほどの快感が押し寄せてきて、そして爆発した。

ジュン「とうさん、いっぱい出ちゃったね。」
私「ジュンもすごい量を発射したじゃないか。」
ジュン「もうべとべとだね。」
私「ほら、きれいに拭いてやるから。」
ジュン「うん、とうさん・・・」

私はきれいにジュンのからだを拭いていった。そして自分のからだも拭いていった。
大量のティッシュが必要だった。

そして翌朝は比較的遅くまで寝て、ゆっくりと朝食をとった後、電車で私の実家に向かった。
実家では私の両親が待ちかまえていた。
姉夫婦も帰省してきていた。

母「おかえりなさい、お父さんがお待ちかねよ。」
私「お母さん、元気だった?」
母「私たちはだいじょうぶよ。」
私「お姉ちゃんたちも来てるんだろう?」
母「とっくに来てるわよ。」

リビングに入っていくと、父と姉夫婦がソファで私たちを出迎えてくれた。
やはり話はジュンの子供のことになっていった。
姉夫婦は自分たちに子供がいないので、ジュンの子供のことにはただならぬ入れ込みようだった。
やはり実家に帰ると本当に心の奥から安らぐことができた。


theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親 京都大原

週末、ジュンと

先週の金曜の夜、ジュンは俊顕くんと食事をいっしょにして、夜けっこう遅く帰ってきた。
私はすでにベッドに横になって本を読んでいた。
ジュンはスーツを脱ぐと、Tシャツとパンツだけになって私の横に入ってきた。

私「俊顕、元気だったか?」
ジュン「元気だよ、金曜の夜は、たいていは俊顕は2丁目界隈に出掛けてるみたいだけど、今夜はオレといっしょにいたかったんだって。」
私「俊顕のやつ、お嫁さんが実家に帰っているのをいいことに、男と遊びまわってるんだろう。」
ジュン「まあ、そうだけど、以前ほど派手に遊んでるわけじゃないみたいだよ。」
私「そういやあ、ジュンも最近はセフレとかと会ってないだろう?」
ジュン「うん、浮気がバレてひ〇を悲しませたくないし・・・」
私「じゃあ、今日は男友達ふたりで楽しく過ごしたんだな。」
ジュン「うん、俊顕の行きつけのホテルで、ルームサービスで食べた。」
私「なんだ、レストランじゃなかったのか?」
ジュン「軽く部屋で飲みながら食べて、その後いっしょにお風呂入った。」
私「飢えた俊顕と風呂にいっしょに入ってだいじょうぶだったのか?」
ジュン「まあ、オレだってエッチはけっこう飢えてるわけだし・・・」
私「俊顕はけっこう性欲強そうだからなあ・・・」
ジュン「俊顕ったら、服を脱ぐ時から、もうギンギンに勃起させちゃってさ、ガマン汁がだらだら垂れちゃってんの。」
私「俊顕におそわれたりしてないだろうな?」
ジュン「だいじょうぶだよ、だって俊顕はマジウケだから、オレの貞操の心配はないよ。」
私「それじゃあ、まさかジュンが俊顕を・・・」
ジュン「んなわけないよ。オレが俊顕に入れちゃうと、浮気になるじゃん。」
私「じゃあ、俊顕とどこまでやったんだよ?」
ジュン「風呂から出て、ベッドで軽く相互オナニーみたいなことをしただけ。」
私「俊顕はそれで満足したのか?」
ジュン「男はとりあえず出しちゃえば、性欲が落ち着くじゃん。オレもそれなりに満足したし・・・」
私「なんだ、それだったら、とうさんがしてやれるじゃないか。」
ジュン「とうさん、あんまりしてくれないから、オレ的にはちょっと足りないというか・・・」
私「ジュンはときどき夢精もしてるじゃんか、それでも足りないのか?」
ジュン「少なくともとうさんとは最低週一回できたらいいなあ・・・」
私「わかった、じゃあ、来週から必ず金曜の夜にゆっくりとベッドでしよう。」
ジュン「オレ、とうさんに出してもらうとすげえ気持ちいいんだよね。」
私「あんまりとうさんとすると、夢精しなくなるぞ。」
ジュン「夢精は気持ちいいからしたいなあ・・・」
私「とにかく俊顕とはもうするな、そのかわりにとうさんがしてやるから。」
ジュン「じゃあ、今夜は金曜だし、さっそくしようよ。」
私「今夜は俊顕と相互オナニーしてきたんだろう?」
ジュン「したけど、一回だけだよ、オレは若いんだから、とうさんとする分はまだまだ残ってるし。」
私「ジュン、お前はゲイじゃないだろうが・・・」
ジュン「基本女好きだけど、でも俊顕とかとうさんと相互オナニーだったら余裕でできるし。あとは直さんだったらじゅうぶん守備範囲。」
私「ジュンはけっこう面食いだな。じゃあ、ヒロはどうなんだよ?」
ジュン「ヒロちゃんは顔はOKだけど、性格が好きじゃないから、アウト。」
私「性格悪くないと思うけど・・・」
ジュン「ヒロちゃんはとうさんに対してはすげえ猫被っちゃってるからね、オレに向けてる顔がヒロちゃんのホントの姿。」
私「でも、今はジュンはひとりだけど、もうすぐ子供が生まれたら、そっちの家族のほうを大切にしなきゃならないだろう。」
ジュン「それはわかってるって。だから、とうさんがいいんだったらヒロちゃんでもガマンするし・・・」
私「よしよし、ジュンはホントいい子だな。」
ジュン「とうさんにやさしく頭撫でられたら、なんかちょっと感じちゃった。」
私「ジュンのいい匂いがすげえし始めた。」
ジュン「とうさん、すげえ気持ちよさそうな顔してるね。」
私「ジュンの匂いにとうさん、メロメロだ・・・」
ジュン「とうさんのパンツ、ガマン汁でもう染みになってる。」

ジュンが私のパンツを脱がせたので、その後すぐに私はジュンのパンツを脱がせた。
ジュンのモノはわたしほどではなかったが、勃起してガマン汁がにじみ出ていた。
私たちは固くなったモノを重ね合わせて、手をぬるぬるとさせながら、刺激していった。
私は大きな波のように押し寄せる快感に全身を包まれて、我を忘れて行為に没入していた。
そして、まずは私のほうが先に弾けた。ジュンのほうに白い弾丸を私は何度も発射していた。
そしてしばらくすると、ジュンのほうが白いマグマを私のほうに噴出したのだった。

私「とうさんのほうが先にいっちゃったね。」
ジュン「だって、オレ、今夜はすでに俊顕と出しっこしてるもん、余裕があるのは当然。」
私「いつもより気持ちよかったよ。」
ジュン「オレも。なんか病みつきになりそう。」
私「こんなことするのは、ひ〇さんが戻ってくるまでだからな。」
ジュン「じゃあ、まだ何か月か楽しめるね。ていうか、ひ〇が戻ってきても、いっしょにしようね。」
私「ばあか、同居してるのにそんなことできないだろう。」
ジュン「もちろんひ〇のほうを優先するけど、とうさんとは別腹だからね。」
私「二人目作るつもりなんだろう、がんばらなきゃならないぞ。」
ジュン「二人目は最初の子の二年後に生まれるようにしたいと思ってるんだ。」
私「二人で終わりにするのか?」
ジュン「いちおうそのつもりだけど、二人目がまた男の子だったら、女の子ができるまで作らなきゃね。そうしないと俊顕のところに男の子をお嫁に行かせなきゃならなくなる。」
私「えっ、こんど生まれるのは男の子なのか?」
ジュン「げっ、生まれるまで秘密にしておくつもりだったのに、意外なところからバレちゃった、とうさんの楽しみを奪っちゃってゴメン・・・」
私「そんなことはいいけど、ということは俊顕のとこも男の子なのか?」
ジュン「うん、そうなんだ。でも俊顕には知らないふりをしててよね。」
私「そうか、どっちも男なのか。じゃあ、ジュンは次はがんばって女の子を作らないと、俊顕に男の子でもいいからくれっていわれるな。」
ジュン「男の子同士だと、彼らが大人になる頃には男の子同士で結婚できるようになってるかもしれないけど、子供を作れないじゃん、って俊顕に言ったらさ、その頃には男同士のカップルでも子供作れるようになってるかもしれないってさ。」
私「俊顕の妄想はそうとう暴走してるみたいだな。」
ジュン「あっ、そうそう、俊顕夫婦、子供ができたら俊顕ん家を出て、このマンションの四階の広いところに越して来るってさ。」
私「二人暮らしするのか? 俊顕は折り紙付きのおぼっちゃまだし、お嫁さんは深窓の令嬢だろう、二人でやってけるのか?」
ジュン「だいじょうぶじゃない、だって俊顕にはお世話をする**さんが住み込みでいっしょに越して来るからね。」
私「ああ、そうか、住み込みのお手伝いさんがいれば、俊顕夫婦でもだいじょうぶだな。」
ジュン「オレんとこが予定日は8月、俊顕んとこが9月の予定だから、それ以降はここもにぎやかになると思うよ。」
私「俊顕もままごとみたいな独立するよりしばらくは実家にいたほうがいいと思うけどね。」
ジュン「とうさんには人生の先輩としていろいろお世話になるかもしれません、って伝えておいてって言われた。」
私「あんにゃろ、調子良すぎだな。まあ、頼られるのは悪い気はしないけど・・・」
ジュン「そういうわけで、子育て経験者のとうさんは8月以降は忙しくなるかもね。」
私「ジュンのところの子供が男の子だったってことは、おじいちゃんにはまだ内緒にしておこうね。」
ジュン「うん、ゴールデンウィークに会っても、秘密にしといてね。」
私「もう遅い、そろそろ寝るぞ。ジュン、寝る前にトイレは?」
ジュン「うん、めんどくさいけど、行ってくる。」

その後、くっつくように横になって、ジュンを軽くハグしてやると、疲れていたのか、ジュンはすぐに眠り始めた。
私のほうもジュンの体温を感じながらすぐに眠ってしまったようだった。

土曜日は、ヒロが昼間は突発で仕事が入ったということだったので、私は夜までひまだった。
ジュンのほうもひ〇さんの実家には夕食までに行けばいいということだったので、久しぶりに土曜のデートをジュンとすることになった。

朝ご飯をウチで軽く食べてから、私たちは出かけることにした。
私の着る服はジュンがコーディネートしてくれた。着てみるとけっこうイケて見える。
コンタクトを入れて、髪をジェルで無造作に整えると、びっくりするくらい若く見える。

ジュン「とうさん、ちゃんとすれば、すげえイケメン。」
私「なんか、ちょっと恥ずかしいくらいだよ。」
ジュン「とうさんはアレが大きいからモッコリもすげえイロっぽくなってるし、最高だよ。」
私「ジュンだって今日はモッコリしてるぞ。」
ジュン「へへへ、わかっちゃった。俊顕にもらったアレを内側のポケットに前に寄せて入れてモッコリを目立たせるパンツ穿いたからね。」
私「そんな姿で二丁目とかに行ったら、ジュン、襲われるぞ。」
ジュン「それって、オレがすげえイケてるってことでしょ。」
私「ほら、出かけるぞ。」
ジュン「とうさんとデート、、テンションあがる。」

私たちはマンションを出て、新宿に行った。ジュンが服を見たいと言ったからだ。
デパートのメンズ館を私たちは巡っていった。
あるデパートにレインボープライドという団体のブースがあって、ゲイプライド系のグッズが売られていた。

ジュン「おっ、このトート、かわいい。」
私「ジュン、欲しいのか?」
ジュン「でも、オレが持っていいのかなあ。ギリでバイかもしれないけど・・・」
私「ジュンがこれを持って街を歩いたら、すげえ男からナンパされるぞ。」
ジュン「それはちょっとめんどくさいかも。」
私「欲しいものがあったら他のものを買ってあげる。」

その後、いろいろな売り場をまわり、ジュンにはシャツを買ってあげた。その代わりにジュンは私にパンツを一枚買ってくれた。

そして昼を食べるために場所を移って、外のテラスのあるレストランに行った。
テラス席が空いていたので、私たちは外の空気を気持ちよく感じながら、とりあえず冷たいビールで乾杯した。

私「ジュンとふたりでこうやってビールをいっしょに飲めるなんて時の経つのは早い・・・」
ジュン「オレだって、成人してからずいぶん経ってるんだけど。」
私「そうだな、もうすくジュンに子供ができるんだもんな。」
ジュン「とうさん、その言い方、ちょっと年寄り臭い。」
私「ジュンが父親になるんだもんなあ・・・」
ジュン「とうさん、なにしみじみしてるんだよ。」
私「しみじみ幸せだなって思うよ。」
ジュン「オレだって、もういっぱしの社会人なんだからな。」
私「そんなこと言って、ついこの間までオネショしてたくせに・・・」
ジュン「あっ、とうさん、それを言うんだ。ったく、オレだってもう何年もオネショなんかしてないんだからな。」
私「今でもオネショした朝のジュンの困ったようなかわいい顔が忘れられない。」
ジュン「ったく、でもオレの子供には、オレが高校生までオネショしてたこと、ばらさないでよね。」
私「さあ、どうしようっかな。」
ジュン「もう、とうさんのイジワル。」

私たちはビールを飲んだ後、ランチをゆっくりと食べた。
昼のビールのせいで私たちは少し眠くなっていたので、とりあえずマンションに戻った。
そして、ふたりでベッドに横になって一時間ほど昼寝をした。

そして午後遅くマンションを出て、私はヒロのところに、ジュンはひ〇さんの実家に行くことにした。
途中までいっしょに行き、ターミナル駅で私たちは別れた。

私はヒロのマンションの最寄り駅で降りて、スーパーに寄って夕食の買い物をした。
そしてヒロのマンションで、夕食を作っていると、ヒロが帰ってきた。

私「ヒロ、お帰り。」
ヒロ「ただいま。なんか土曜の仕事ってけっこう疲れる。」
私「食事を作ってる間に、お風呂入っておいで、疲れがとれるよ。」

ヒロは私に抱きついて軽くキスをしてから、ベッドルームで服を脱いで、風呂に入った。
週末はいつものようにヒロと過ごした。
ジュンと過ごすのとはまた違うけど、大切な時間であることにはかわりなかった。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

しゅん君が新居に来た

日曜日の夜、わたしはヒロのマンションを出て、電車で帰ってきた。
マンションの入口を入ると、ロビーのソファに、イケメンの男の子がポツンと座っていた。
顔をよく見ると、ひ〇さんの弟のしゅん君だった。

しゅん君「おじさん、遅い。」
私「おじさんじゃねえだろうが。」
しゅん君「じゃあ、何て呼べばいいんだよ、兄貴? でも兄貴だと、ジュン兄くらいの年までじゃないとムリがあると思うけど・・・」
私「じゃあ、名前で呼んでいいよ。」
シュン君「じゃあ、お許しがでたし、あらためて、聡一、遅い。」
私「なんで呼び捨てなんだよ。」
シュン君「う~ん、なんとなく。」
私「甘えた声でごまかそうとしてもダメだぞ。」
シュン君「まあまあ、聡一ったら、細かいことにはこだわらないようにしたほうがいいぞ。」
私「とりあえず、部屋に入れ。」

私はシュン君を連れて部屋に入った。シュン君は一度ここに来たことはあったので、ここが珍しいわけでもないだろう。

私「そんで、しゅん、何しに来たんだよ。」
シュン君「何しにって、聡一、しばらく泊めてもらいに。」
私「なんでうちに泊まりたいんだよ。」
シュン君「聡一、やさしいから、なんちゃって。」
私「ったく、ふざけるんじゃないって。」
シュン君「ホントは、姉貴が出戻ってきてるから、もううるさくてやってられないんだ。せっかくジュン兄が引き受けてくれたのに、すぐに帰ってきちゃうんだもん。」
私「まあ、俺にも姉がいるから、その気持ちはわからないでもないけどね、でも妊娠してるんだからしょうがないだろう・・・」
シュン君「とにかく、前よりもいちいち口を出してくるから、俺、限界。」
私「でも、それはしゅんへの愛情があるからだろうが。」
シュン君「そんな愛情、いらねえし。もうおふくろだけでもうるさいのに、さらにうるさくなった姉貴が加わって、すげえんだよ。俺ももう子供じゃねえんだから、いちいち口出ししてくるなよなって言いたい。」
私「でも、しゅんって、けっこう年下男キャラだから、世話をやきたくなるんだろうな。」
シュン君「そうか、俺がかわいすぎるからいけないんだね。」
私「ばあか、しゅんも社会人だろうが。まあ、まだまだかわいいけどね・・・」
シュン君「だから、しばらく泊めて。」
私「しょうがないなあ、ひ〇さんの部屋があいてるから、そこを使え。弟なんだから、ひ〇さんのベッドを使ってもだいじょうぶだろう。」
シュン君「聡一のベッドは俺の入るスペースないの?」
私「ないよ、ジュンがいっしょに寝てるからね。」
シュン君「げっ、マジっ! 近親相姦?」
私「怒るぞ、ったく、いっしょに寝るだけだ。」
シュン君「俺なんか、親父といっしょに寝たことなんかないぞ。」
私「そちらのお父さんはけっこう厳しい人だからね。」
シュン君「でも、親父ってなにげにお姉ちゃんにはあまいんだよね・・・」
私「ったく、父親にかまってもらえなくてスネる年でもないだろうが。」
シュン君「スネてなんかねえよ。」
私「とにかく、今夜は泊まっていいから、そのことを家に連絡しておけよな。」
シュン君「俺は女子じゃねえっつうの。社会人の息子がしばらく家に帰らなくても、親はさわいだりしないよ。」
私「いいから、電話しろ。しなかったら、追い出すからな。」
シュン君「聡一って、けっこう鬼畜。俺みたいな美少年をこんな夜遅くに外に追い出したらどうなるかわかってるの。」

そこにジュンが帰ってきた。シュン君がいるので驚いていた。

ジュン「あれっ、しゅん、うちにいたんだ。お母さんたち、心配してたぞ、昨夜も帰らなかったし。」
しゅん君「ジュン兄、俺、しばらくここに泊めてもらうから。」
ジュン「ひ〇やお母さんはそれを知ってるの?」
しゅん君「まだ知らねえ、これから電話する。」
ジュン「じゃあ、ちょうどいいや、オレ、ひ〇に無事戻ったって電話するから。」
しゅん君「じゃあ、ジュン兄、お姉ちゃんに言っといてくれる。」
ジュン「ダメ、オレの用事がすんだら、しゅんに代わるから、ちゃんと自分で言いなさい。」
しゅん君「ジュン兄は、以前はもっと俺にやさしかったのに、最近はお姉ちゃんの悪影響で、あんまやさしくなくなった・・・」
ジュン「しゅん、甘えた声を出してもダメだからな。」

その場でジュンがひ〇さんに電話して、無事マンションに戻ったと報告していた。
その後、電話がシュン君に渡されて、シュン君はしぶしぶここに泊まるということを告げていた。
最後に、電話はわたしに回されて、ひ〇さんからは、バカな弟のお世話をお願いします、と頼まれてしまった。

ジュン「よしっ、しゅん、ちゃんと許可は取ったみたいだから、泊まっていいぞ。」
しゅん君「もうジュン兄ったら、兄貴ぶっちゃって。」
ジュン「でも、できの悪い子ほどかわいいって、ホントだったんだね。」
しゅん君「ジュン兄、まさかそれは俺のことを言ってんじゃないんだろうな。」
ジュン「だから、かわいい弟ができてうれしいって言ったんだぜ。」
しゅん君「ならいいけど。それから、聡一、電話でお姉ちゃんになんて言われたんだよ。」
私「バカな弟がお世話かけてすみません。」
しゅん君「ったく、姉貴の奴、許さねえ、俺よりちょっと早く生まれただけなのに、威張りやがって・・・」
私「お姉ちゃんって、そういうもんだよ。しゅんの怒りはよくわかるけどね。」
ジュン「でも、オレは一人っ子だから、兄弟がいるってうらやましいよ。まあ、ひ〇と結婚して、お兄さんやしゅんみたいな弟ができたからね、オレはすげえうれしいんだ。」
しゅん君「あんな横暴な兄貴でも、できてうれしいのか、ジュン兄は・・・」
ジュン「お兄さんにはよくしてもらってるよ。」
しゅん君「最初だけだよ、兄貴は外面がいいからね、そのうち本性が現れるよ。」
私「そんで、しゅん、晩飯は食ってるのか?」
しゅん君「金曜の夜から、直のところに泊めてもらってて、今日は直と遅い昼を食べたけど、まだ夕飯は食ってねえよ。」
私「ジュンは?」
ジュン「俺はあっちで早めの夕食を動けなくなるくらいまで食ってきたから、まだお腹いっぱいだよ。」
私「とうさんもヒロのところで早い夕飯食べてきたからなあ。」
ジュン「しかたないな、とうさん、なんか野菜とか残ってる?」
私「ああ、ネギとかキャベツくらいなら、冷蔵庫のあるだろう。」
ジュン「じゃあ、しょうがねえなあ、しゅんに残り野菜のひとり鍋を作ってやるよ。」
しゅん君「ジュン兄、やさしい、だから俺好き。」

ジュンは冷蔵庫の残っていた野菜と、冷凍してある鶏肉、シイタケ、油揚げを使って、ひとり分の鍋を手早く作った。

ジュン「ほら、しゅん、食え。」
しゅん君「ジュン兄、女子力すげえ高い、俺の嫁にしたかった。」
ジュン「ばあか、それを言うなら、しゅんのほうが嫁だろうが。」
しゅん君「それでもいいぞ、貰ってくれるならいつでもなるよ。」
ジュン「やだよ、オレにはいい嫁がすでにいるからね。」
しゅん君「お姉ちゃんだって、今は猫被ってるけど、すぐに本性を出すぞ。」
ジュン「それはしゅんの被害妄想だよ。」
しゅん君「ジュン兄は、お姉ちゃんの本当の姿をまだ知らないだけだって。」
ジュン「とうさんは、おばさんのこと、どう思ってたの?」
私「そうだな、若い頃は姉ってうるさいだけだと思ってたよ、だからしゅん君の気持ちもわからないでもないよ。」
しゅん君「ほおら、どこだって姉貴っていうのは横暴なものなんだよ。」
私「でも、今はそうは思わないよ、姉がいて良かったって思ってる。」
しゅん君「とにかく、しばらくここにいさせてよ。」
私「でも、明日から仕事だろうが、スーツとかどうするんだよ?」
しゅん君「とりあえず、会社のロッカーにはスーツが一着入ってるからだいじょうぶ。」
私「じゃあ、当面は仕事に支障はないんだな。」
しゅん君「何とかなるって。」

しゅん君の食事が終わって、かたずけ終わると、わたしとジュンはとりあえず、弾きなれたヴァイオリンソナタを演奏した。
わたしたちが弾いているあいだ、ピアノはリビングにあるので、横のソファに座ってしゅん君はタブレットを難しい顔をして使っていたようだった。
一時間くらいいっしょに弾いて、わたしたちは練習を終えた。

しゅん君「このリビングって、24時間ピアノ弾けるの?」
ジュン「いちおう、防音になってるけど、まあ夜11時過ぎたら弾かないようにしてる。」
しゅん君「ジュン兄ってすげな、ピアノ、ハンパなくうまいし・・・」
ジュン「まあ、音高をいちおう出てるしね。」
しゅん君「聡一も音高でヴァイオリンやってたの?」」
私「学校は普通校だよ。まあ母親が音楽教師だったから、その影響かな。」
ジュン「しゅんだって吹奏やってたんだろう?」
しゅん君「高校までは部活でやってたけど、あんま好きじゃない。」
ジュン「ひ〇も吹奏やってたんだよね。」
しゅん君「お姉ちゃんは、マーチングバンドだった。」
私「じゃあ、ふたりとも楽器はできるんじゃん。」
しゅん君「クラリネットなんてもう何年も吹いてないから、忘れた。」

その後、順番に風呂に入り、しゅん君にはジュンのスエット上下とパンツを貸してあげた。

私「明日は、みんな仕事なんだから、そろそろ寝よう。」
しゅん君「じゃあ、俺、お姉ちゃんの部屋、借りるね。」
ジュン「寒かったら、エアコン強くしてね。」
私「ちゃんと寝る前にオシッコするんだぞ。」
しゅん君「子ども扱いすんな、ったく。」
ジュン「まあ、寝る前のあいさつみたいなもんだよ。」

そして私はジュンといっしょにベッドの入った。
ジュンに子供ができるまでは、前とそれほど変わらない生活が続くだろう。
それまでは、ジュンとの生活を満喫することにしようとわたしは思った。

翌朝は月曜なので、しゅん君を含めて全員仕事なので、早起きをした。
朝食を作り終えて、しゅん君をジュンが起こしに行くと、しゅん君は寝起きのものすごい姿で現れた。

私「やれやれ、しゅん、すごい寝起きだな、昼間のあのイケメンはどこにいったんだ、ったく・・・」
しゅん君「だって、眠いのにジュン兄が無理やり起こすんだもん・・・」
ジュン「ったく、しゅんは手のかかるやつだな、どうせ起きなきゃならないんだから、グズグズするんじゃないって。」
私「ほら、しゅん、さっとシャワーを浴びておいで。」

しばらくしてシャワーを浴び、身支度を整えたしゅん君は見違えるようなイケメンになっていた。

私「おおっ、しゅん、すげえよくなった、さっきのぼろぼろの寝起きの姿がウソみたいだ。」
しゅん君「こっちが本来の俺なの。」
ジュン「ほら、朝ご飯、食べなさい。」
しゅん君「すげえ、これ、ジュン兄が作ったの?」
ジュン「とうさんとふたりで作ったんだよ、それほど手の込んだものはないから、すぐできちゃうよ。」
私「たくさん食べるんだぞ。」
しゅん君「だから、俺は子供じゃねえっつうの。」

と言いながらも、しゅん君はけっこうたくさん食べてくれた。
そしてわたしたちは3人そろってマンションを出て、駅まで歩いて行った。
電車に乗って、5分ほどの駅でわたしは降りて乗り換えることになる。ジュンとしゅん君はそのまま地下鉄に乗り入れる電車に乗っていった。
さらにわたしは電車を二本乗り継いで、以前のマンションの最寄り駅で降りた。

新しい一週間が始まった。




theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

年末年始の出来事(1)

12月の三連休の真ん中の日、ジュン夫婦が日ごろお世話になっている人を招いて、マンションでちょっとしたパーティーをした。
招待者はひ〇さんのご両親、ジュン夫婦の媒酌人をしてくれた俊顕くんのご両親、それから俊顕くん夫妻、それからひ〇さんの弟のしゅんくん、あとはジュンとわたしの共通の友人である直さんであった。
ジュン夫婦に子供ができたことがいちばんのお祝いの理由になっていた。
まだはっきりとはしないのだが、俊顕くん夫婦にも新しい命が宿った可能性が大きいらしい。

ひ〇さんの父上「それにしても仕事にしか興味がないひ〇が結婚したと思ったら子供を授かって、これは予想外の幸せだな。」
しゅんくん「おねえちゃまみたいなのを貰ってくれるなんて、ジュンにいはホントボランティアみたいなもんだよね。」
ひ〇さん「しゅん、あなたは黙ってなさい。」
俊顕くんの母上「うちもどうも子供ができた兆候があるんですのよ。」
俊顕くん「まだ、はっきりはしないんだけど、なんか体調の変化がそうらしいんだよね。」
俊顕くんの父上「今年はいろいろといい年になりそうだ。」
俊顕くん「うちの子供が男の子で、ジュンのところが女の子だったら、その子はうちの嫁に予約だからね。」
俊顕くんの母上「あら、そうなるとうれしいわねえ。」

パーティーでは、わたしとジュンが俊顕くんの披露宴で弾いたフランクのヴァイオリンソナタ第四楽章を弾いた。
俊顕くんは直さんとモーツアルトの連弾ソナタの一楽章を弾いた。
パーティーは妊婦がいるということで、比較的早めにお開きになった。
ひ〇さんはご両親といっしょに、その夜から実家に帰ることになった。
その後、直さんだけが残って、わたしとジュンと三人で、少しお酒を飲んだ。

夜遅く、直さんが帰ってしまうと、またジュンとわたしは、ひ〇さんの子供が生まれるまでは、もとのようにふたりだけで暮らすことになった。

そして翌日のクリスマスイブには、わたしはジュンと午後のコンサートに行き、その帰りに都心のイルミネーションを見て帰った。

年末はジュンもわたしも29日から休みになったが、ジュンは年末はとりあえずひ〇さんの実家に行った。
わたしは28日の夜から、ヒロのマンションに行き、31日の朝にはヒロを連れて、実家に帰省した。
実家に帰ると、姉夫婦もすでに来ていた。
大みそかは6人でにぎやかに過ごした。

1日には、朝、父の音頭のもと、お屠蘇で新年の乾杯をしてから、みんなでお雑煮とお節を食べながら、にぎやかに正月を祝った。

父「新年おめでとう。今年もみんな元気に正月を迎えることができた。ヒロくんも遠いところを来てくれてありがとう。ジュンはいないが、夕方には着くということだ。それでは今年も良い年であることを願って、乾杯!」

新年は家族全員でお屠蘇を酌み交わすことで始まった。

父「ヒロくん、聡一を末永くよろしく頼むよ。」
ヒロ「はっ、はい、もちろんです。」
父「聡一は今でこそこんなに大きなからだになっているが、子供の頃はからだも小さくて良く熱を出したり病気になったもんだ。ジュンが結婚して、聡一もさみしくなるだろうが、ヒロくんがいてくれればだいじょうぶだな。」
母「うちはいつでも大歓迎だから、もっと顔を見せに来てくれるとうれしいわ。」
ヒロ「ありがとうございます、なんか、すげえうれしい・・・」
姉「うちの亭主もイケメンだけど、ヒロくんもイケメンよねえ。」
義兄「俺みたいなおっさんと比べるとヒロくんがかわいそうだ。」
私「ったく、お姉ちゃんは男を顔でしか判断しないんだから。」
姉「そんなことないわよ、性格も重視してるわよ。だから聡一、あんたも性格をもっと良くしなさい。」
私「まずお姉ちゃんの性格が治ったらね。」
姉「うるさいわねえ、聡一はホントかわいくないわ。」
私「かわいいわけないじゃん、だって今年中に孫が生まれるんだから。」
姉「聡一、あんた、その顔で孫ができるなんて詐欺よ、詐欺。」
母「まあ、わたしたちもひ孫ができるんだから、年よねえ。」
姉「お母さんにはもっとしっかりしといてもらわないと。」
父「わたしにもしものことがあったら、お前たちにお母さんを支えてもらわなければならないから、今から頼んでおくぞ。」
姉「お父さん、正月から縁起でもないことを言わないでよ。でも、お母さん、ひとりになったウチにくるでしょ。」
父「そうしろそうしろ、それなら思い残すことなくわたしもあの世に行ける。」
母「今から先のことを考えても仕方ないでしょ、なるようになるわよ。」
私「お父さんにはひ孫の成長を見届けてもらわないと・・・」
父「そうだな、まずはひ孫を抱きたいな。」

そして午後にはヒロが自分の両親と正月を迎えるために実家を出ていった。
それと入れ替わるように、ジュンが実家にやってきた。

ジュン「おじいちゃん、オレたちに子供ができました。おじいちゃんのひ孫になる子供だよ。そんでひ〇は今回は大事をとってこっちには来ないけど。」
母「ホント、今が一番体調に気を使わなければならない時なんだから。」
父「そうか、できたか。曾孫の顔を見たら、もうおじいちゃん、思い残すことはない。」
私「おとうさん、そんな心細いことを言わないで。曾孫がどんどん成長してくところを見ていってもらわないと。」
ジュン「子供が学校に行くようになったら、おじいちゃんに勉強をみてもらいたいんだよね。」
父「そうか、それはおじいちゃん、がんばらないといけないな。」
姉「おとうさんもまだまだ老け込まないようにしてよね。」

ジュンが加わって、もう一度お屠蘇で正月のお祝いをした。
そしてまたお雑煮とお節を食べた。私にとって母のお雑煮とお節はソウルフードのようなものである。

夜は実家のわたしの部屋でジュンとふたりで寝ることになった。
布団を二枚並べて敷いて、わたしたちはくっつくように寝たのだった。

私「ジュン、ひ〇さんは元気だった?」
ジュン「うん、つわりもましになったみたいで、けっこう元気だよ。やっぱり早く実家に戻って良かったみたい。」
私「生まれるまでは大事にしないとね。」
ジュン「うん、妊娠がわかってから、オレも大事をとって、エッチしてないからね。」
私「そうなんだ。」
ジュン「結婚を機に、セフレを全部解消しちゃったし、それに浮気なんかしたくないし、けっこうこのところムラムラしたりするよ。」
私「オナニーとかはしないのか?」
ジュン「既婚者がオナニーするなんて、悲しすぎる。」
私「そういうもんなのかな。」
ジュン「とうさんはヒロちゃんとはちゃんとしてるの?」
私「う~ん、初期の頃から比べたら、あんましなくなってるよね。」
ジュン「やっぱそうなんだ、俊顕の話によると、ゲイカップルって比較的早くセックスレスになりやすいって・・・」
私「まあ、ヒロとは完全にセックスレスになってるわけじゃないし・・・」
ジュン「じゃあ、いちばん最近したのはいつ?」
私「ええと、たぶん、12月の三連休の最初に日かな。」
ジュン「じゃあ、今日で10日してないわけじゃん。とうさんはムラムラとかしないの?」
私「そうだな、多少勃起しやすいかな。」
ジュン「そうなんだ、どれどれ・・・」

ジュンは手をわたしの下腹部に持ってきて触った。

ジュン「なあんだ、とうさん、けっこう硬くなりかけてるじゃん。」
私「だから、ちょっと勃起しやすくなってるんだって・・・」
ジュン「とうさん、ちょっととうさんのおっぱい飲んでいい?」
私「いくら吸ってもたぶん何もでないぞ。」
ジュン「出るよ、強く吸うと少しだけどなんか出てくるもんね。」
私「しょうがないなあ、吸ってもいいけど、ちょっとだけだぞ。」

ジュンはわたしのパジャマを脱がせて、わたしの乳首をくちびるで挟んで吸い始めた。
ときどきジュンの舌先がわたしの乳頭を舐めると、わたしは思わずうめき声を発していた。

ジュン「とうさん、感度いいね、自然に声が出てる。」
私「そろそろいいだろう、何にも出ないんだから、吸ってもしょうがないだろう。」
ジュン「なんか、とうさん、すげえギンギンに勃起しちゃったね。」
私「ジュンが吸ったからだ。」
ジュン「そうだ、オレ、とうさんのミルク飲みたい。」
私「だから、いくら強く吸っても何も出ないって。」
ジュン「おっぱいじゃなくても、白いミルクが出るじゃん。」
私「ばあか、出るけど、それは・・・」
ジュン「ちょうどとうさん、溜まってるみたいだし、オレにミルクちょうだい。」
私「ミルクじゃないって、たぶん精液はおいしくないぞ。」
ジュン「それは飲んでみないとわからないじゃん。」
私「もう、しょうがないヤツだなあ、ジュンは・・・」
ジュン「いいの、じゃあ、オレ、下のミルクを吸うよ。」

わたしもちょっと出してなかったので、おかしくなっていたのかもしれない。
積極的にでてくるジュンにわたしは拒否できなくなっていた。
ジュンはわたしのパジャマとパンツを脱がせた。
固くなった私のモノがぴょこんと跳ねるように飛び出してきた。

ジュン「とうさん、すげえギンギンになってる。」
私「ジュンが口で乳首を刺激したからだぞ。」
ジュン「じゃあ、次はこっちを吸ってあげるね。」
私「ジュン、マジか、汚いぞ。」
ジュン「寝る前にいっしょにお風呂入ったじゃん。」
私「確かに風呂でちゃんと洗ったけど、その後、寝る前にオシッコしたぞ。」
ジュン「とうさんは、前にオレのオシッコはぜんぜん汚くないって言ってたじゃん。なら、とうさんのだって汚くないってこと。」
私「あのなあ、口でするのはちょっとまずいかも・・・」
ジュン「だって、乳首は吸ってもほとんど出てこないけど、こっちは濃いミルクが必ず出てくるじゃん。子供が母親のおっぱいを飲むみたいなもんだよ。」

そう言うとジュンは、わたしのモノに顔を近づけてきた、そのまま口を開けて私のモノをパクっと咥えた。

ジュン「とうさんの先っぽ、ぬるぬるしててちょっとしょっぱい。」
私「だから、ちょっと前にトイレで出したから…」
ジュン「オシッコだとこんなにぬるぬるしないでしょ。」
私「だから、ちょっと溜まってるから・・・」

ジュンはチュッパチャップスでも舐めるかのように、口に含んだ私のモノの先っぽ舌で刺激した。
ジュンはおいしくてしょうがないというような表情で積極的に舐め続けた。
どのくらい時間が経ったかわからなくなった頃、ジュンの舌のザラザラが敏感な亀頭の先を割るように刺激した時、わたしはガマンできずに暴発したのだった。
ジュンの口の中にわたしは激しく射精していた。
射精が終わった後も、ジュンが舌で刺激すると、わたしは腰を引きたくなるほど激しく感じていた。

ジュン「とうさん、すげえいっぱい出たね。」
私「ジュン、早く吐き出してきなさい。」
ジュン「だいじょうぶ、飲んじゃった。」
私「まずかっただろう。」
ジュン「複雑な味でおいしかったよ、とうさんのミルクだし。」
私「お腹こわしても知らないぞ。」
ジュン「ミルクとたいしてかわらないよ、だからだいじょうぶ。」
私「次はジュンが出す番だろう。」
ジュン「うん、でも、もう、だいじょうぶ・・・」
私「だいじょうぶって、どうした?」
ジュン「とうさんがオレの口の中で射精するのを感じたら、なんかオレもパンツの中で爆発しちゃった・・・」
私「ジュンも出したのか、じゃあ、パンツ気持ち悪いだろう。」
ジュン「うん、中が精液でドロドロになっちゃった。」
私「じゃあ、新しいパンツに替えてやるよ。」

わたしは起き上がって自分のパンツを穿き、バッグの中からジュンのパンツを取り出した。
そして、ジュンを立たせて、まずは濡れたパンツを脱がしてやった。パンツの中は大量の精液で濡れていた。
パンツの乾いたところで、ジュンの股間を拭き、新しいパンツを穿かせた。

ジュン「とうさん、パンツ替えてくれてありがとう・・・」
私「親が子供のパンツを替えるのは当たり前のことだから・・・」
ジュン「オレはもう子供じゃねえし・・・」
私「パンツの中に漏らしちゃうなんて子供と同じだろ。」
ジュン「へへへ・・・」
私「なんか、懐かしいよな、昔は夜中にジュンのパンツを替えてたもんなあ。」
ジュン「オレのオネショひどかったからね、とうさんは大変だったね。」
私「大変なんて思ったこと一度もないよ。」
ジュン「とうさん、いろいろありがとね。」
私「だから、親だから当然のことをしただけ。」
ジュン「オレもとうさんみたいな親になれるといいな。」
私「なれるさ、じゅんなら絶対なれる。」

わたしたちは抱き合うように横になり、そのまま眠ってしまっていた。

翌日2日の午後、ジュンはひ〇さんの実家にまた戻ってしまった。
そして私も3日には義兄の車に同乗して、義兄の家にまで行き泊まった。翌日義兄の家の近くの駅から新幹線に乗るのに便利だからだ。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親 帰省

検査の結果

少し前のことだが、ジュン夫婦は検査をするためにふたりで産科病院に行った。
その週末はわたしはヒロのマンションに行っていたので、わたしは検査の結果の連絡が来るのを待っていた。
ヒロとデートにでかけることもできず、わたしたちはマンションで演奏をしたり、ヒロは講義の準備をしたりして、連絡を待った。

午後になってジュンから電話がかかってきた。

ジュン「とうさん、お待たせ。」
私「検査の結果はどうだったんだ?」
ジュン「妊娠してた、やっぱハネムーンベイビーだったみたい。そんで出産予定は来年8月らしい。」
私「そうか、やっぱできてたか、ジュン、おめでとう。」
ジュン「なんか、実感がないよね。」
私「ジュンもとうとう父親になったんだよ。」
ジュン「そんで、年末からひ〇は実家にしばらく戻っていたいって言ってるけど、とうさん、いいかな。」
私「いいに決まってるだろう、初めてのことだから、やっぱ妊娠したら女親がそばにいる方が安心だからね。」
ジュン「仕事は減らすけど、続けるって言うんだけど、どうなんだろう・・・」
私「ひ〇さんの望んでる通りにしたほうがいい。」
ジュン「そうなんだ、じゃあ、ひ〇の言う通りにするよ。」
私「それから、おじいちゃんにすぐに連絡しろよ。」
ジュン「うん、この後すぐする。」
私「じゃあ、これで切るぞ。」

ジュンはすぐに父親に連絡したらしい。
しばらくすると父親から電話がかかってきた。

父「聡一、聞いたか、ジュンのところに子供ができたんだ。」
私「少し前にジュンから連絡がありました。」
父「生まれるのは来年8月だそうだな、お父さんもとうとうひ孫の顔を無事に見られそうだ、聡一、ありがとう・・・」
私「でも、よかった。まだ来年なんですから、お父さん、元気にしててね。」
父「ひ孫の顔を見たら、もう思い残すことはない。」
私「やだなあ、お父さん、ひ孫が大学に行く頃までくらいは、元気でいて欲しいのに。」
父「そこまでは無理だよ。ひ孫の顔を見られるだけでも、幸せなことだからな。」
私「とにかく、お父さん、今は特に具合が悪いわけじゃないんでしょう?」
父「ピンピンしとるよ。お母さんが電話を代われとさっきからうるさいから、変わるぞ。」
母「もしもし、聡一、おめでとう。」
私「生まれるのはまだ来年の8月だけど・・・」
母「本当に待ち遠しいわねえ。」
私「お母さんにはひ孫だもんね。」
母「ひ〇さんのことを気をつけてあげなきゃだめよ。子供を産むっていうのは大変なことなんだから。」
私「年末からは実家のほうに行くみたい。」
母「そのほうがいいわ、ご両親がいれば安心できるし。でも実家にはお兄さん一家がいらっしゃるんでしょう?」
私「ああ、お兄さんたちは海外赴任で一家で外国に行ったみたい。だからひ〇さんも実家でゆっくりできるんじゃないかな。」
母「ならよかったわ。それから、年末年始は聡一はどうするの?」
私「そっちに帰る予定だけど。」
母「ジュンちゃんは?」
私「ジュンもとりあえずは一緒だと思う。ジュンのほうは長くはいられないみたいだけど。」
母「ちょっとでもいいわよ、元気な姿を見られればいいんだから。」
私「帰省が決まったらまた連絡するよ。」
母「わかったわ、聡一はなるべく早く帰ってきなさいね。」

日曜の夜、わたしは普段より早めにヒロのマンションを出て、うちに帰った。

私「ひ〇さん、おめでとう。」
ひ〇さん「ありがとうございます。」
ジュン「ちゃんと子供ができてオレも安心したよ。」
私「初めての妊娠だからいろいろ不安なこともあるだろうけど・・・」
ジュン「とりあえず年末にひ〇は実家に帰って、子供が生まれるまでは実家にいてもらうから。」
私「そのほうが安心だな、ご両親にはいろいろ手数をかけるけどね。」
ひ〇さん「母はすぐにでも帰ってきなさいって言ってるくらいですから。」
私「そりゃあ、お父さんたち、心配してるだろう。とにかく無事に子供ができることがいちばん大事なことだからね。」
ひ〇さん「お父さん、すみません、お言葉に甘えて年末からは実家のほうですごさせてもらいます。」
ジュン「それだとみんなが安心できるからね。」
ひ〇さん「お嫁に来たばっかりなのに、お父さんのお世話もできなくてすみません。」
私「いいよ、そんなことは心配しなくていいよ。」
ジュン「オレととうさんなら、ふたりでだいじょうぶだから。」

そういうわけで、年末からはまた元のようにジュンとふたりでしばらく暮らすことになる。
とはいえ、ひ〇さんの実家は、このマンションから車で1時間くらい、電車で行っても一時間ちょっとで行けるので、週末ごとにジュンはひ〇さんの実家のほうには行けるだろう。

それにしても今考えてみると、ジュンが生まれたころは、わたしも無知な若造だったのも原因で、いろいろと苦労があったのだと思う。
その点、ジュンたちは周りからのサポートがあるので、無事に子供が生まれるだろうとわたしは思っている。

私「ジュン、どうだ、父親になる気分は?」
ジュン「なんか病院で心音が聞こえた時はなんか感動した。」
私「今まで以上にしっかりしないとね。」
ジュン「べつに俺が父親になっても、とうさんに甘えちゃいけないわけじゃないでしょ。」
私「まあ、そうだけど・・・」
ジュン「とうさん、心配しなくてもオレもちゃんと父親の役割はするからね。でも、とうさんとふたりだけの時はこっそり甘えていいでしょ。」
私「まあ、それならいいけどね。」
ジュン「それにまだ子供は生まれてないんだから、それまではとうさんに甘え倒すからね。」
私「はいはい、ほどほどにね。」

子供が生まれるまではひ〇さんも実家にいるということは、年末からはまたしばらく以前のようにジュンとふたりだけの生活が始まるわけだ。



theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

ジュンたちと同居開始

二週間ほど前にジュンが結婚して、すぐに新婚夫婦はハネムーンに行ってしまった。

わたしは先にひとり新居に入って、ジュンたちがいない間に少しでも片づけようと思っていた。
誰もいない新居に住んで、ジュンたちの帰ってくるのを待っていると、新婚夫婦と同居がうまくいくだろうかとか、不安になっていた。

そして9日後に新居に帰ってきた。
ジュンとひ〇さんは夕方、羽田空港からタクシーで戻ってきた。
平日だったけれど、わたしは午後半休をとって、新居の片づけをしていた。
夕方になると、ジュンたちは日本食を食べたくなったころだと思い、いつものおかず中心の夕ご飯を作ったのだった。
6時ごろ、ジュンとひ〇さんはちょっと疲れた顔をして、帰ってきた。

私「おかえり、疲れただろう。」
ジュン「とうさん、ただいま。」
ひ〇さん「ただいまかえりました。」
私「これからいっしょに住むことになるので、よろしく。」
ひ〇さん「こちらこそ、お世話になると思いますので、よろしくお願いいたします。」
私「ふたりとも疲れてるだろう、風呂入れといたから、食事の前に入っておいで、疲れとれるよ。」
ジュン「うん、荷物をちょっと整理したら、入るよ。」
ひ〇さん「おとうさまは、お風呂はお使いになったんですか?」
私「いや、まだだよ。」
ひ〇さん「わたしたちはまずはスーツケースを開けてますから、おとうさまがお先にどうぞ。」
私「わたしは後でいいから。それから、おとうさまって言うのはやめてもらえるかな、おとうさんと呼んでもらう方がいいから。」
ひ〇さん「わかりました、これからはそういたします、おとうさん・・・」
私「それでいい、ありがとう。」

ふたりに交代で風呂に入ってもらい、その間にわたしはとりあえず夕食の準備をした。
とはいえ作ったものと言えば、いつもジュンと食べていた家庭的なお惣菜だったので、ひ〇さんの口に合うか、わたしは心配だった。
ひ〇さんと俊顕くんの婚約者は今年初めから、東京〇館の料理教室に通って、料理の腕を磨いたそうなので、わたしの作るお惣菜は喜んでもらえるのだろうか。

先にひ〇さんが風呂に入ったらしく、ジュンが風呂に入っているあいだに、ひ〇さんはキッチンに来て、少し手伝いをしてくれた。

ひ〇さん「おいしそうですね。」
私「これ、ちょっと味見てみる?」
ひ〇さん「いいんですか?」
私「味が物足りなかったりしたら、ちゃんと言ってくれるかな。」
ひ〇さん「では、いただきますね。」

ひ〇さんは小皿にとった料理を口に入れて味わった。

私「味はどうだい、だいじょうぶかな?」
ひ〇さん「とてもおいしいですわ。」
私「それならよかった。」

そこに風呂から上がったジュンがバスタオルで髪を拭きながら、上半身裸でキッチンに来た。

ジュン「すげえ、おいしそうな匂いがしてる。」
私「こらこら、ジュン、女性の前で、そんな格好するな。」
ジュン「べつにもう夫婦なんだから、このくらい平気だよ、素っ裸じゃないんだし・・・」
ひ〇さん「ジュンちゃんは、おとうさんの前では子供になっちゃうみたいね。」
ジュン「ゴメン、そういうの嫌?」
ひ〇さん「そういうジュンちゃんもいいと思うわ。」
私「いいから、ジュン、上に何か着てきなさい。すぐにご飯にするから。」
ジュン「ふわあい。」

ジュンがキッチンから出ていった。

私「じゃあ、ひ〇さん、ご飯つけてくれるかな。」
ひ〇さん「御付けはどうします?」
私「そっちもできたらお願いするよ。」

ご飯と御付けはひ〇さんに任せて、わたしはおかずをさらに盛っていった。
テーブルに準備ができたころ、ジュンが部屋から出てきた。

ジュン「うわあ、こういう日本的な晩御飯食べたかったんだ。」
私「そう思って、日本らしいものを作っておいた。」
ひ〇さん「向こうの料理もまずいわけじゃないんですけど、やっぱり日本食がうれしいですね。」

わたしたちは新婚旅行の話をしながら、ゆっくりと夕食をとった。
食後は、ジュンたちが買ってきてくれたお菓子をデザート代わりに食べて、夕食は終わった。
食器等の後片付けは、新居には作り付けの食洗器があるので楽だった。
時差ボケのあるジュンたちは、眠くなったらしく、早めに寝ると言って、部屋に戻っていった。

わたしはひとりで寝酒代わりのウイスキーを舐めていた。
そこにジュンが寝間着姿で部屋から出てきた。

私「どうした、ジュン、寝るんじゃなかったのか?」
ジュン「うん、子作りに励むつもりだったけど、ひ〇が疲れてるらしくて横になるとすぐに寝ちゃったからね。」
私「飛行機の中ではよく眠れなかったんだろう。」
ジュン「オレも寝たような寝られなかったような、ヘンな感じだもん。」
私「子作りは焦らないですればいい。」
ジュン「でも、たぶんハネムーンベイビーができてると思うよ。」
私「ならうれしいけどね。」
ジュン「オレにもウイスキーちょうだい。」
私「これ、飲んでいいぞ。それにそんなに頑張らなくても、ジュンたちはまだ若いんだから。」
ジュン「そうだといいけど・・・」
私「とうさんだって、すぐにジュンを授かったからね。」
ジュン「おじいちゃんたちに早く曾孫を見せてあげなきゃいけないからね。」
私「ジュン、眠そうだな。」
ジュン「やっぱ飛行機であんまり寝られなかったから、急に眠くなってきた。」
私「じゃあ、もう寝なさい。」
ジュン「とうさん、おやすみのキス、してくれたら寝る。」
私「しょうがないやつだなあ・・・」

わたしはジュンに軽くキスをした。

私「はい、キスしたからもう寝なさい。眠くても寝る前にちゃんとオシッコしとくんだぞ。」
ジュン「うん、とうさん、おやすみ。」

その後わたしはゆっくりと風呂に入ってから、ベッドに横になった。
まだ同居一日目なので、ひ〇さんとはお互い様子見の状態だったのだが、それほど悪くはなかったのでないかとわたしは思った。

翌朝はわたしは仕事に出かけた。以前住んでいたマンションは、わたしの勤め先に近くて、自転車で通うことができた。
こんどの新居は、勤め先まで電車を3本乗り継いでいかなければならないので、時間も一時間近くかかってしまう。
ジュンたちはまだ結婚休暇中なので、ゆっくりと寝かせてやろうと思い、わたしはジュンたちの朝食の準備だけして、マンションを出た。
早めの時間に出ても、通勤電車はけっこう混んでいる。
わたしは勤務先に近いところにあるカフェに入って、一休みしてから、仕事場に入ることにしてる。

仕事を終えて、また電車に3本乗って、マンションまで帰ってきた。
前に住んでいたところほどはにぎわってはないが、駅前にはスーパーがあって食品は手に入れることができる。

とりあえずジュンに電話をすると、すでにジュンが夕食の準備をしているという。
わたしはちょっとだけ買い物をしてマンションに帰った。

ジュン「とうさん、お帰り。」
私「ただいま。ジュンは今日はどうしてたんだ?」
ジュン「まずは旅行中の衣類の洗濯をしたんだ。それからこのあたり、何があるか、あちこち探検してた。」
私「けっこういろいろあるだろう?」
ジュン「ちょっとあるけど、街道沿いに大きなショッピングセンターがあって、そこで買い物した。」
私「カレー作ったのか?」
ジュン「うん、いちばん食べたいと思ったのは、日本風のカレーだったんだよね。」
私「確かにロンドンのインドカレーはちょっと違う感じがするよね。」
ジュン「それで、今夜はこてこての日本風カレーだよ、ハ〇スの固形カレールーで、牛肉のこま切れと、タマネギ人参ジャガイモを入れて煮たんだ。」
私「すごくおいしそうな匂いがしてるよ。」
ジュン「それにスープと浅漬けピクルスを作った。」
私「じゃあ、夕食前に風呂に入ってくるよ。」
ジュン「お湯はすでに張ってあるから、とうさん、いっしょに入ろうね。」
私「でも、ひ〇さんに、ジュンといっしょに風呂に入っているところを見られたくないなあ。」
ジュン「だいじょうぶ、ひ〇は帰ってくるのは9時頃になるんだって。だから、ゆっくり入ってもだいじょうぶだよ。」
私「なら、いっしょに入るか。」

以前と同じように、ジュンの服を脱がせてやり、わたしたちはいっしょに風呂に入った。
バスルームは以前のマンションより広くなり、バスタブもゆったりしている。
以前と同じように、ジュンはわたしの前に座り、背中をわたし胸にもたせかけてきた。

ジュン「やっぱ、これがいちばん落ち着く。」
私「でも、とうさんとだけじゃなくて、ひ〇さんともいっしょに入るんだぞ。」
ジュン「でも、ひ〇に軽く嫌がられるかも、ひとりでゆっくり入りたいって・・・」
私「まあ、気持ちが通じ合っていたら、問題はないと思うけどね。」
ジュン「オレたちは、べつに運命の大恋愛をしたわけじゃないんだけどね。でも、ちゃんと好きあっているのは確かだよ。婚約してから、だんだんとお互いのことを大切に思うようになってきてるから。」
私「ジュンたちがそれでいいんだったら、とうさんはそれを受け入れるよ。」
ジュン「あとは、とうさんとひ〇がうまくやっていければ、何の問題もないことになる。」
私「とりあえずは、少しずつ共同生活に必要なものを探っていく段階だよね。」
ジュン「うまくやっていってね、とうさん。」

今まで通り、ジュンのからだを洗ってやり、先にジュンをあがらせて、その後わたしは自分のからだを洗って風呂を出た。
ジュンが夕食を仕上げて、待っていてくれた。

ジュン「とうさん、食べよう。」
私「ひ〇さんを待たなくていいのか?」
ジュン「8時になったら、待たないで食べることに決めたから。」
私「遅く食べるとからだによくないから、そのほうがいいね。」

わたしはジュンの作ったカレーの夕食を食べ始めた。

ジュン「とうさん、どう、おいしい?」
私「すごくおいしいよ。」
ジュン「まあ、とうさんが作ってくれたカレーをお手本にしてるからね。」
私「それに、この浅漬けピクルス、おいしいよ。」
ジュン「野菜がほしかったから、作ってみたんだ。」
私「ひ〇さんの行った料理教室はカレーとかないんだろうな。」
ジュン「西洋料理の基本コースらしいから、カレーはないかな。」
私「どんな料理をひ〇さんが作ってくれるのか楽しみだな。」
ジュン「まあ、仕事が忙しいみたいだから、平日はムリかもね。」
私「じゃあ、平日はとうさんが作るよ。」
ジュン「うん、期待してる。」

わたしたちが夕食を食べ終わって、使った食器等を洗っていると、ひ〇さんが帰宅した。

ひ〇さん「ただいま帰りました。」
ジュン「おかえり。久しぶりの仕事で疲れたんじゃないの?」
ひ〇さん「休んでる間に溜まってた仕事を片付けるだけで、今日一日終わってしまった感じだわ。」
私「風呂入ってるよ、疲れをとったほうがいい。」
ジュン「その後、夕飯食べるだろう?」

しばらくすると、ひ〇さんが普段着に着替えて出てきた。普段着と言っても、そのまま外出してもいいような、ちゃんとしたもの来ていた。
ジュンとわたしで、ひ〇さんの夕食を準備した。
ひ〇さんが食事を始めたので、わたしは部屋に戻ることにした。
新婚なんだから、少しでもふたりだけの時間を持ちたいだろうと思ったからだ。

わたしは部屋に戻ると、ヒロの声を聞くために電話をした。

ヒロ「新婚さんとうまくやれてるの?」
私「今のところはお互い、探り合いみたいなところがあるからね、もう少しすれば、だんだんと落ち着いてくると思う。」
ヒロ「でもさ、遠からずジュンちゃんたちには子供ができるだろう?」
私「子供ができたら、子供中心の生活になって、それはそれで安定してくるんじゃないかな。」
ヒロ「ジュンちゃんはすげえ健康なからだしてるから、すぐに子供ができちゃうだろうね。」
私「ふたりとも早く子供を作りたがってるしね。」
ヒロ「俺が聡一に妊娠させられたら、いい子供ができそうなんだけどね・・・」
私「ヒロ、子供欲しいのか?」
ヒロ「聡一の子供だったら欲しいよ。」
私「ヒロがそんなに子供を欲しがってるとは思わなかった。」
ヒロ「初めて言ったもん。」
私「ヒロとじゃ子供作れないけど、その代わりにジュンに子供ができたら、いくらでも抱かせてあげるから。」
ヒロ「そうなったら、俺、聡一のところに同居しちゃおうかな。」
私「ジュンたちがいいって言ったら、同居できるぞ。」
ヒロ「でも、同居したら、俺、ジュンちゃんにイジワルされちゃうかも。」
私「ジュンはそんなことしないよ。」
ヒロ「聡一に対してはね。」
私「ジュンも結婚したんだから、少しはヒロに対して気持ちの余裕ができたと思うけど・・・」
ヒロ「なら、いいけどね・・・」
私「じゃあ、土曜にはそっちに行くよ。」
ヒロ「午後はちょっと仕事があるから、夜、どっかでご飯食べようよ。」
私「そうなんだ、でも土曜はジュンとフランクの練習をしなきゃならないから、ちょうどいいな。」
ヒロ「で、土曜の夜、何食べたい?」
私「落ち着いて食べられるところだとどこでもいいけど。」
ヒロ「じゃあ、いいところを探しとくね。」

ヒロの声を聞いてわたしは落ち着いて寝ることができた。
その翌日からはジュンも仕事に出かけるので、夕食はわたしがやることになる。
そう思うと、ジュンが結婚しても、それほど依然と生活パターンが変わったわけではないなと気づいたのだった。






theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

ジュンと俊顕くんの旅行

夏休み最後の週末にジュンが私に話してくれた、俊顕くんとの独身最後の北海道旅行の話である。

私「それにしても、独身最後の男同士の旅行なんてどうせ俊顕の思い付きなんだろう?」
ジュン「まあね、話を主導したのは俊顕だけど、ひ〇さんや俊顕の婚約者の京〇さんもすげえ乗り気だったから、一挙に具体化した。」
私「そんで、この前、中部空港から飛び立ってからは?」
ジュン「千歳に着いたら、羽田から来た三人はすでに到着してたんで、合流してとりあえずカフェでその後の打ち合わせをしたんだ。」
私「打ち合わせったって、すぐに男同士、女同士に別れるんだろう?」
ジュン「そうだけど、二手に分かれた後、夜にはお互いの宿泊地に着いたことを報告するとか、最後の日には夕食までに札幌に戻ってくるとか、そういう打ち合わせ。」
私「行先とか決めてたのか?」
ジュン「ひ〇さんたちは、さすがに若い女性二人だから、泊まるホテルはちゃんと予約してたみたい。オレと俊顕は、一泊目は俊顕が予約してたけど、その後は予約とかなしで、行き当たりばったりに、気に入った場所で泊る所を探すことにしてた。まあ、男ふたりなら、いくら北海道とはいえ夏なんだから、一晩くらい車で寝てもだいじょうぶだろうし。」
私「でも、車中泊とかはしなかったんだろう?」
ジュン「夏休みだからけっこうどこもいっぱいだったけど、宿泊代が高いところはけっこう空いてたりしたんだよね。」
私「まあ、だいたい安いところからいっぱいになるみたいだからね。」
ジュン「でも、民宿みたいなところにも一回泊ったよ。当日の午後電話したらキャンセルがあって泊まれたんだけどね。」
私「俊顕なんかはイヤミなくらいお坊ちゃまなんだから、民宿とかとまったことないだろう?」
ジュン「でも、学生の頃はゼミの合宿とか、民宿みたいなところに俊顕もいっしょに泊ってたし。」
私「そんで空港のカフェで打ち合わせた後は?」
ジュン「レンタカー屋さんのバスでレンタカーの駐車場まで移動したんだ。そこに俊顕が予約しておいてくれた車が二台泊まってたってわけ。」
私「俊顕のことだから、外車のレンタカーとかどうせ予約してたんだろう?」
ジュン「そんなことないよ、一台はフォ〇スターとかいう悪路も走れるっていう車で、もう一台はおしゃれな感じの色のオープンカーだったよ。」
私「それだと、女性二人がオープンカーで、ジュンと俊顕がクロカンというわけか。」
ジュン「それは、ひ〇さんと俊顕の両方の性格を考えてよ、ひ〇さんは性格がイケメンだし、俊顕は見かけに反して実は乙女じゃん。」
私「じゃあ、ひ〇さんたちがクロカンで、ジュンたちがオープンカーだったんだ。」
ジュン「女性二人でオープンカーだと目立ちすぎていけないってこともあったみたい。」
私「じゃあ、ジュンと俊顕がスポーツカーじゃ目立っただろう。」
ジュン「でも俊顕ってあの外見だから、すげえオープンカーが似合ってて、カッコよかったよ。」
私「そんで、そこで二台の車に別れて出発したんだ。で、ジュンたちはどこに向かったんだよ?」
ジュン「実は最初の一泊は俊顕がすでに予約してあったからそこに向かって行った。曇りだったけど雨はあまり降ってこなかったんで、けっこうオープンカーって気持ちよかったよ。」
私「俊顕のやつのうれしそうな顔が思い浮かぶよ、そんで一泊目を予約してたってことは泊りたいとこでもあったのか?」
ジュン「泊まりたいっていうより、そこで俊顕は乗馬をしたかったみたい。」
私「ああ、お坊ちゃまはやることが違う。」
ジュン「そんで、千歳を出て、北海道らしい平原や、荒涼とした海沿い道路を走って、その日の宿泊先まで行ったんだ。」
私「どんなとこだった?」
ジュン「普通のホテルだったし、泊まってる人たちも普通。でも広々とした敷地があって、厩舎が敷地内にあるんだよ。」
私「そんで乗馬したのか?」
ジュン「うん、中級者向けコースで、オレが参加するにはホントは乗馬経験が足りないんだけど、あまり初級者コースだと俊顕がものたりないだろうから、オレは経験をちょっと盛って申告して参加した。朝ご飯食べた後、9時前に出発して、お昼までの3時間、北海道らしい自然をホント満喫できた。マジで気持ちよくて、3時間があっという間だった。」
私「北海道で乗馬か、気持ちいいだろうな。それから?」
ジュン「乗馬を終えて、ホテルで昼を食べて、知床に行こうということで、海辺の民宿に電話したら、たまたまキャンセルがあって泊まれるということで、6時間ドライブして行ったんだ。」
私「オープンカーで北海道のドライブなんて、すごく良さそうだな。」
ジュン「うん、でもさその日は雨が時々降ってたから、オープンではあんまり走れなかったんだ。でもすげえいい景色ばっかりで、あちこちで止まっていい景色を見ながら行ったから、予約した民宿に着いたのは7時過ぎだったけど、まだ暗くなる前で少しは明るい時間だったんだよね。」
私「それで?」
ジュン「すぐに夕食になって、すげえカニとか魚とか食べきれないくらいだった。。」
私「それで部屋は?」
ジュン「民宿だから和室で、そこに自分たちで布団を敷いて寝たよ。風呂は共用だったけど、トイレは部屋に付いてた。」
私「まあ、ふつうの民宿って感じだね。」
ジュン「なんか、朝起きて外を見て景色にびっくりした。ちょっとかすんだ荒涼とした海が広がってんだよ。でもなんか雨が降りそうな感じでちょっと残念な天気だった。」
私「オープンカーなのに残念だな。」
ジュン「ところが知床峠に上ると雲の上に出たのか、雲の向こうに国後島の山並みがちょっと見えた。」
私「雲の上に出たんだね。」
ジュン「でも、また反対側の海沿いに出るとそっちは晴れてた。でも、海沿いの荒涼とした原野と海に挟まれたルートは北海道らしくてよかったよ。」
私「それで俊顕と最後の泊りはどこだったんだ?」
ジュン「知床を見たりして、少しずつ西に移動して、けっきょく富良野の近くに泊まった。最後は俊顕の希望でホテルに泊まったよ。」
私「富良野のホテルか、眺めいいんだろうな。」
ジュン「着いた日は暗くなってたんで景色は見えなかったけど、泊った翌日は、遠くの山とか見えてすげえよかった。」
私「そんで、旅行中3泊して、俊顕の迫られたりしなかったのか?」
ジュン「なんか俊顕がやりたくてしょうがないのを必死でガマンしてるのがありありとわかっちゃってさ、まあ独身最後だし、少しだったらいいかと思って、最後のホテルに泊まった時に、さりげなく俊顕を誘ってあげたんだ。」
私「そうしたら?」
ジュン「俊顕ったら、けっこうスイートみたいないい部屋をとったんだもん、まあ雰囲気としては悪くないよね。だんだん暗くなってく外の景色を見ながら、とうとう俊顕がオレにキスしてきたから、気持ちよさそうにしてあげたんだ、まあ事実俊顕のキスはすげえ気持ちよかったんだけどね。」
私「そんで最後までやったのか?」
ジュン「まさか、そこまでは俊顕も望んでなかったみたい、とうさんとしてるみたいな、お互いを刺激しあうような感じだよ。それでも利彰はけっこう満足そうな顔してたし、オレもけっこう気持ちよかったし・・・」
私「まあ、そのくらいで終わってよかったよ・・・ そんで、最後の日は?」
ジュン「ゆっくりホテルの朝のビュッフェを食べて、その後美瑛を観光した。有名な写真家のギャラリーとか、きれいな防風林を見たりしてから、札幌まで最後のドライブをして、レンタカーを返した。そんでその後、ひ〇さんたちと待ち合わせて、札幌で晩御飯を食べてから、電車で千歳まで行って、飛行機に乗って帰ってきた。」
私「いい旅行ができたみたいだな。そんでお金は足りたのか?」
ジュン「最後のホテル以外は、超高級ってわけじゃないし、まして2泊目は民宿だったから、それほどお金かからなかったし。」
私「ならば、よかった。いい思い出になったな。」
ジュン「うん、俊顕と最後に気ままな旅行ができてすげえよかった。」
私「あとは結婚だね・・・」
ジュン「うん、オレ、ホントに結婚するんだね、なんかふわふわしたような気持ちなんだけど・・・」
私「結婚したら、まずとうさんよりひ〇さんのほうをどんなことでも優先して考えるんだぞ。」
ジュン「最近、とうさん、そればっか。オレはひ〇さんもとうさんも両方を大事にするつもりだけどね。」
私「まあ、とうさんが言いたいことは、ジュンが幸せになってほしいってこと、それだけ。」
ジュン「だいじょうぶだって、でもとうさんありがと。」

ジュンの結婚まであとわずかになってしまった。わたしの中では、ジュンとずっとこのままふたりで仲良く暮らしたいという気持ちと、ジュンのためには結婚するのがいちばんいいという気持ちの二つの相反するものが戦っていた。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

ジュンといっしょに実家へ

8月10日の夜、わたしとジュンは新宿から夜行バスに乗った。今まではたいてい東京駅から乗っていたのだが、新宿に大きなバスターミナルができ、わたしたちのマンションからは新宿のほうが近いので好都合であった。
夜行バスも夏のこの時期はいつもよりは高いのだが、それでも新幹線よりは安いし、朝から目的地で観光ができるのがいい。
バスが発車するのは夜の11時過ぎなので、わたしたちは夕食を食べた後、シャワーを浴びてから、ゆっくりとマンションを出た。
バスに乗り込むと、ほぼ満員で、空席はほとんどなかった。とはいえわたしたちはふたりで並んで座るので、バスの混雑はあまり関係ない。
バスの席は狭いので、ジュンとくっつくようにしてわたしは座った。

ジュン「窓側のほうがゆっくりねられるんじゃない、とうさん席かわろうか?」
私「いいよ、そのままで。」
ジュン「オレ、すげえ眠いから、すぐ寝ちゃいそう。休憩でバスが泊まったら起こしてね。」
私「眠いなら寝なさい、トイレ休憩でサービスエリアで止まったら起こしてやるから。」

ジュンは仕事で疲れているのか、バスが動き始めるとすぐに眠り始めた。
わたしはすぐには眠れなかったが、暗いバスの中ではすることもなくて、目を閉じて考え事をしていると、自然に眠ってしまっていた。
そして午前3時頃に、バスが泊まる気配でわたしは目を覚ました。
休憩は20分とのことで、わたしはジュンを起こしてバスを降りた。

私「ジュン、歩けるか、寝ぼけて転ぶなよ。」
ジュン「だいじょうぶだって。」
私「トイレはあっちみたいだ。」
ジュン「真夜中なのにけっこう人がいるね。」
私「まあ、もうすぐお盆だからね。」

トイレを使った後に、バスに戻って、ちょっとだけ水でのどを潤してから、わたしたちはまた寝始めた。
次に起きた時には、バスは高速を降りて駅に向かって一般道を走っていた。

私「ジュン、もうすぐ着くぞ、起きなさい。」
ジュン「えっ、もう着くの、早いな。」
私「ジュン、寝られた?」
ジュン「うん、けっこう寝たよ。」
私「ちょっとだけ遅れてるみたいだね。」
ジュン「その分、長く寝られたんだ。」

バスは京都駅前に着いた。わたしたちは駅の中に入って、駅構内の多目的トイレが空いていたので、ふたりで入った。

私「オシッコだけでいいのか?」
ジュン「朝ご飯食べないとうんこ出ない。」
私「とうさんもとりあえずオシッコだけだ。」

わたしたちは交代でトイレを使い、そして髪型等の身支度を整えてトイレを出た。
そしてもうすぐ開店するカフェの前で少し待つことにした。
ほどなく開店時間が来て、わたしたちは中に入ってモーニングセットを買って食べた。

私「さて、今日はどうしようか?」
ジュン「とうさん、京都にできた鉄道博物館見たがってなかった?」
私「見たいけど、まだ時間が早すぎるんじゃないかな。」
ジュン「じゃあ、その前にちょっとどこかのお寺でも見ようよ。」
私「じゃあ、黄檗山万福寺に行ってみようか。」
ジュン「どのあたりにあるの?」
私「京都駅から奈良線に乗って20分ちょっとくらいじゃないかな。」
ジュン「近いじゃん、じゃあ、万福寺に行こうね。」

わたしたちは奈良線の古い電車に乗って20分とちょっとで黄檗駅に着いた。
駅を降りてぶらぶら歩いて行くと5分ほどで万福寺の入口に着いた。
まだ入り口の入場券売り場は締まっていたので、わたしたちはそのまま寺の中に入っていった。
正式に寺が解錠しているわけではないので、建物の外側は見られるが中には入れなかった。
それでもたくさんある建物を見て回るだけでも結構楽しかった。
かなり歩くと回廊のような場所があって、ベンチがたくさん並んでいたので、わたしたちは座って休んだ。

ジュン「ここって禅宗?」
私「そうみたいだね、黄檗宗って言う禅宗のひとつみたいだな。」
ジュン「まだ時間早いから、誰もいないね。」
私「かえって静かにお寺を体験できて良かったかもね。」
ジュン「とうさん・・・」
私「どうした、ジュン。」
ジュン「オレの結婚前の最後のとうさんとの旅行になるよね。」
私「そうだね、あと2か月か・・・」
ジュン「オレ、とうさんの子でよかったなって・・・」
私「それはとうさんも同じ、ジュンの父親でよかったなって・・・」
ジュン「オレたち、マジで両思いだね。」
私「ホントだね、なんかうれしいよね。」

ジュンがわたしのほうに寄りかかってきて、頭をわたしの肩の上に乗せた。

私「どうした、ジュン、こんなところで甘えて・・・」
ジュン「結婚しても、とうさんとふたりだけの時はずっと甘えてもいいでしょ?」
私「いいけど、ひ〇さんにヘンに思われないようにしろよな。」
ジュン「うん、それはわかってるって。」

誰もいない寺の回廊のベンチでわたしたちはふたりでくっつきあって座っていた。
甘い時間が私たちの周りを包んでくれていた。

万福寺でゆっくりとした後、わたしたちは電車で京都駅まで移動して、そこからブラブラと歩いて鉄道博物館に行った。
鉄道博物館は夏休みで混雑していて、ゆっくりと見るという雰囲気ではなかったが、それでも広い敷地を全部わたしたちは見て回ったのだった。

そして鉄道博物館を見終わると、ちょうど泊まっていたバスに乗って四条河原町まで行った。
ちょうどちょっと遅めの昼ご飯を食べようと、店を探していると、ジュンが牛カツを食べたいと言ったので、牛カツ屋さんに入った。
とんかつとは違う触感と味の牛カツはちょっと新鮮な体験だった。

先斗町や新京極を散歩してから、阪急に乗って梅田に行った。
梅田の近くのホテルを予約していたので、チェックイン時間に合わせて、わたしたちはホテルに入った。
荷物を部屋に置いて、わたしたちは大阪らしい風景を求めて、お初天神のあたりを散歩した。
夕食は千日前に行って、ちょっとおしゃれなビストロでおいしい物をジュンと食べたのだった。

そしてわたしたちは堂山に行き、新宿の例のバーのママに教えてもらった、ゲイバーに行った。
ジュンは大阪のゲイバーに興味深々のようだった。
開店時間に入ったので、バーの中はまだ空席があった。

マスター「いらっしゃいませ。」
私「ふたりですけど、入れます?」
マスター「どうぞ、まだだいじょうぶよ、イケメンさんは混んでても入ってもらうわ。」

わたしたちはカウンターの隅の席に並んで座った。

マスター「あらためていらっしゃい。ここ、初めてよね。」
私「はい、始めてきました。新宿の◇◇のママに紹介されて・・・」
マスター「あら、あの女、元気なのね。」
私「ますます元気になってるみたいですよ。」
マスター「あなたたち、ヘンなこと聞くけど、できてるのよね、カップルでしょ?」
ジュン「うわあ、わかっちゃいました?」
マスター「そりゃあ、わかるわよ、雰囲気が違うもの。」
ジュン「雰囲気でわかるなんて、すごいなあ、マスターは。」
マスター「あなたたち、少し年は離れてるでしょう、でもふたりともすごくイケメンよね、ホントお似合いのカップルって感じで、あたし、うらやましいわ。」
ジュン「ほら、やっぱりカップルだと思われるでしょ、パパ。」
マスター「あら、あなたたち、ひょっとして愛人関係なの?」
ジュン「まあ、そんなもんかな。」
マスター「それにしてもこんなイケメンのパトロン、あなたよく見つけたわねえ。」
ジュン「オレのパパ、イケメンでしょ。」
私「こらこら、ジュン、いいかげんにしなさい。」
マスター「あら、パパさんが怒ってるわよ。」
ジュン「うん、パパはシャイだからね。」

長居をするとどんなことになるかわからないので、二杯ほど飲んだ後、まだ飲み続けたそうなジュンを促して、ホテルに戻った。

ジュン「バーのスタッフさんたちは、完全に俺たちはカップルだと思ったよね。」
私「ったく、ジュンは悪乗りして・・・」
ジュン「いいじゃん、楽しかったし。」
私「ジュンがパパって言うから、とうさんはパトロンだと思われちゃったよ。」
ジュン「いいじゃん、カッコいいパトロンだってマスターも言ってたし。」
私「少し酔いが覚めたら、寝る前にちゃんとお風呂に入りなさい。」
ジュン「うん、そんなに酔ってないから、とうさん、もう入ろうよ。」
私「じゃあ、いっしょに入るか。」
ジュン「オレが、お湯張ってくるね。」

お湯が入るとわたしたちは裸になって風呂に入った。
ホテルのバスタブは深さはないが前後にはけっこう長いつくりになっていたので、わたしがバスタブの端にもたれるように座り、開いた両足の間にジュンが抱かれるように入ってきた。

私「昔はジュン、ホントに小さかったのに、いつの間にかとうさんより大きくなって・・・」
ジュン「オレ、とうさんに抱かれるようにこうやってお風呂に入るのすげえ好き。」
私「気持ちいいよな。」
ジュン「うん、気持ちよすぎて、オレ、何か勃ってきちゃった。」
私「どうした、最近溜まってるみたいだな。」
ジュン「うん、結婚が近づいてきたから、セフレを全員切っちゃったからね。このところほとんどエッチしてない。」
私「セフレとは後腐れなく別れたんだろうな。」
ジュン「もちろんいつでも別れられるのがセフレじゃん。お互い割り切った関係だから、別れる時にこじれたりしないよ。」
私「それならいいけど。」
ジュン「なんか溜まりすぎるとちょっとしたことでイライラしたりするんだよね・・・」
私「とうさんがいない時にウチでオナニーしてもいいんだぞ。」
ジュン「やだよ、オレ、とうさんに隠れてこっそりオナニーするような子だと思われたくないもん。」
私「普通はこっそり隠れてするものだろうが・・・」
ジュン「ひとりでするより、とうさんと楽しむ方がずっといい。」
私「まあ、しょうがないな、結婚するまではしてやるけど・・・」
ジュン「じゃあ、とうさん、キスしてよ。」

ジュンが顔をわたしのほうに向けてきたので、わたしはジュンのくちびるに軽くキスをした。

ジュン「うわっ、とうさん、キスしたとたんにすげえ勃起し始めた。」
私「ジュンとのキスが気持ちよすぎ。」
ジュン「オレもけっこう勃ってきちゃった。」

わたしはジュンのからだの向きをかえさせて、わたしと向かい合うようにした。
ふたりのからだの間には、二本の固くなった肉棒がそそり立っていた。

私「ここがいちばん立派になったな・・・」
ジュン「でも、とうさんには負けるけど・・・」
私「ついこの前までオネショばっかりしてたくせになあ。」
ジュン「でもここが大きくなってくれたおかげで、オレのオネショが治った気がする。」
私「ジュン、幸せになれよ。」
ジュン「とうさんもね。」

二本の硬くなったモノをふたりでこするたびに快感がだんだんと高まっていた。
ジュンとするとどうしてこんなにも快感が大きいのだろうか。
ジュンがさりげなくいっしょにイケるようにと、手で刺激するのを加減してくれていた。
わたしたちは激しい快感がともに湧き上がってくるのを感じていた。
最後はほぼ同時に上を向いた二本のものの先端から白いマグマを噴き出していた。
わたしはあまりに強い快感に気絶しそうなほどだった。

ジュン「すんけえいっぱい出ちゃった…」
私「とうさんもだよ、汚れを洗い流して、風呂から出よう。」

わたしたちはシャワーでからだを洗いあってから、バスルームを出た。
そして冷えた缶ビールで乾杯をした。

翌日は、ゆっくりしたいというジュンの希望で、朝目が覚めてもベッドでゴロゴロとしていた。

私「ジュン、ちょっと甘えすぎだぞ。」
ジュン「結婚前にやりたいことはやっておきたいんだ。」
私「何をやりたいんだよ?」
ジュン「とうさんと、ベッドで思い切りイチャイチャすること。」
私「があか、それくらい、今までもやってただろうが・・・」
ジュン「そうじゃなくて、恋人同士みたいな、甘々なイチャイチャをしたいの。」
私「ジュンがイチャイチャするから、とうさん、勃ってしまった・・・」
ジュン「マジっ! オレももう一度気持ちよくなりたい。」
私「いいけど、もうこれっきりだぞ。」
ジュン「やったー。」
私「ジュンのうれしそうな笑顔は殺人的だな。」
ジュン「とうさんにしか見せないよ。」
私「ひ〇さんには?」
ジュン「それは秘密。」

ジュンは手をわたしの下腹部にもってきて、わたしのふくらみを手のひらで包み込むようにした。

ジュン「とうさん、すげえ硬くなってる。」
私「ジュンが挑発するからだ。」
ジュン「オレのも触ってよ、とうさん。」

私はジュンの下腹部のほうに手を持っていき、ジュンのモノをじかに触った。相変わらずジュンは裸族だったからだ。

ジュン「とうさん、手で刺激してよ。オレもかなり硬くなってきてるから・・・」

私はジュンのモノを握って手をゆっくりと動かした。ジュンのモノはだんだんとさらに硬くなっていった。

ジュン「とうさんのパンツ、じわっと濡れてきてるよ。」
私「我慢汁がけっこう出てるみたいだ。」

わたしはジュンのモノをじかに触り、ジュンはパンツの上からわたしのモノを刺激した。
わたしはジュンと自然にキスをしていた。ジュンは本当にキスがうまくなっていて、わたしはジュンのキスだけでいきそうになっていた。

私「ジュン、とうさん、もういきそうだよ。」
ジュン「オレもけっこうきてる。とうさん、先に出していいよ。」
私「ホント、もう限界だ・・・」

ジュンが手を動かし続けて刺激をしたので、わたしはほどなく最後を迎えていた。

私「やばい、パンツ穿いたままいっちゃったよ。」
ジュン「とうさん、いっぱい出したね、すげえ濡れてる。」
私「お漏らししたみたいな気分だよ・・・」
ジュン「オレもそろそろいきたい。」

わたしはジュンのモノを刺激する手の動きを速めた。
しばらくするとジュンも最後のときを迎えていた。
ジュンの発射したものは、布団の中に飛び散っていた。

ジュン「うわっ、シーツがすげえ汚れた。」
私「どうせ大きな機械でクリーニングするんだろうから問題ないだろう。」
ジュン「なんかすげえ気持ちよかった、ホント気絶しそうなくらいだった。」
私「じゃあ、シャワーで軽くからだを洗ったら、朝ご飯を食べに行こう。」
ジュン「お腹すいちゃったね。」

わたしたちはシャワーを手早く済ませると、レストランでビュッフェの朝食をとった。

その後、わたしたちホテルをチェックアウトして、駅に行って電車に乗った。
電車を乗り継いで、わたしたちは実家の最寄り駅に降りた。
母親が車でわたしたちを迎えに来てくれていた。

実家に戻ると、書斎にいた父親にまずは挨拶をした。ジュンを見るなり、父親がふだんは見せない柔らかい笑顔になった。

父「ジュン、よく来たな。」
ジュン「おじいちゃん、お久しぶりです。」
父「そんな挨拶はいらん。」
私「お父さんも元気そうでよかった。」
父「まあ、なんとかやっとるよ。」
私「ジュンの結婚式には、東京まで来てもらわないといけないから、体調を整えておいてくださいね。」
父「ジュンがもう結婚か、時の経つのは早いもんだ。」
私「ついこの前まで赤ん坊だったジュンが、もう結婚ですからね。」
父「この分だと、なんとかひ孫の顔は見てから、あの世に行けそうだな。」
ジュン「オレは、予定では子供はふたり作るつもりだから、おじいちゃんには二人目も抱いてもらわないと・・・」
父「そうか、それはがんばらんといかんな。」
私「お父さん、長生きして、ジュンの子供に勉強を教えてくださいね。」
父「ああ、長生きできるようにがんばらないといかんな。」

その日は、父親が予約してくれていた温泉地のホテルにわたしたちは親子三代で行った。

父親もまじえて、ゆっくりと露天風呂に入っていると、日頃の疲れも消えていくようだった。

そしてその後、実家に戻り、ジュンは一泊した後、旅行に出かける予定だった。
なんでも、俊顕くんと結婚前の男だけの旅行をするらしい。
そして俊顕くんとジュンのそれぞれの婚約者も、ふたりで女だけの旅行を楽しむそうだ。

ジュン「北海道を3泊4日で俊顕と行き当たりばったりで旅行するつもり。」
私「それで、ひ〇さんと、俊顕くんの婚約者も、ふたりで旅行するんだろう?」
ジュン「うん、彼女たちも北海道をレンタカーで旅行するって言ってる。」
私「どっかで会うかもしれないね。」
ジュン「うん、お互い行先は秘密にしてるけど、観光地とかだったら会うかもね。」
私「でも最終日には合流するんだろう?」
ジュン「うん、札幌で合流して、晩御飯を4人で食べて、その後最終便の飛行機で帰ってくる予定。」
私「楽しそうだな。そうだ、小遣いは足りてるか、少しとうさんが出してあげよう。」
ジュン「いいよ、オレももう働いてるんだから・・・」
私「俊顕と旅行するんだから、それなりに金がいるだろう。少しだから、小遣い持っていきなさい。」
ジュン「じゃあ、いちおう預かるけど、余ったら返すね。」

その日の朝に実家に帰省してきた姉夫婦の車を借りて、ジュンを中部空港まで送って行くことになった。

姉「中部までけっこう遠いわよ。帰りはソウちゃんひとりになるんだから、〇吾もいっしょに行ってあげたら?」
私「お義兄さんが一緒に来てくれたら心強いなあ。」
義兄「俺は行ってもいいよ。」
姉「じゃあ、一緒に行って、運転交代してあげてよ。」

わたしとジュンは、まずは義兄の運転で中部空港に向かって車を走らせた。
全体的に高速は混んでいたが、ひどい渋滞につかまることはなくて、空港に着くことができた。
ジュンを送り出して、こんどは義兄と二人だけで車に乗った。

義兄「聡一、疲れただろう、ちょっとどっかで休んでいこう。」
私「お盆中じゃどこも混んでて入れないんじゃないの?」
義兄「だいじょうぶ、ちょっと不便なところにあるけど、俺のとっておきの穴場。」
私「空いてるといいね。」
義兄「あそこならたぶんだいじょうぶ。」
私「いっぱいだったらどうする?」
義兄「それなら、そこからちょっと行ったところにすげえいいところあるから、そこでカーセックスしよう。」
私「うわっ、兄貴ったらマジで車でするつもりなの?」
義兄「それはラブホが空いてなかったらって話。まあ聡一がカーセックスに興味があるんだったら、直接そっちに行ってやることもできるけど?」
私「ラブホのほうがいいです・・・」

義兄の知っている穴場のホテルは、こんなところになぜあるのという感じの、ちょっと奥まったところにあった。
幸い最後の一部屋に空きがあったので、わたしたちはそこに車を乗り入れた。

義兄「田舎のラブホだから、ロマンチックな感じじゃないけどね。」
私「べつに兄貴といっしょならどんな所でもいいけどね。」
義兄「もう聡一はそういうふうにさりげなく殺し文句を言うから、やられちゃうんだよね。」
私「兄貴ったら、目がらんらんと輝いてる。」
義兄「けっこうたまっちゃってるからね。」
私「エッチしてないの?」
義兄「あいつとはもう一年以上してないかな・・・」
私「お姉ちゃんのこと、好きじゃなくなったの?」
義兄「そうじゃないよ、ただ、エッチの対象として見れなくなったのかな・・・」
私「じゃあ、たまりほうだいじゃん、兄貴はどうやって処理してるんだよ?」
義兄「既婚者がオナニーするっていうのは難易度が高いんだよね。」
私「まあ同居してる相手がいたら、ひとりエッチはしにくいよね。」
義兄「たまりすぎると、この年で高校生みたいに夢精することがあるんだぜ。汚したパンツを朝早くあいつに見つからないようにこっそり洗ってると、なさけなくなってくるよ。」
私「浮気はしてないの?」
義兄「できるわけないだろうが、理〇の性格は聡一のほうがよく知ってると思うけどね。」
私「確かに怖くて浮気なんかできないよね。」
義兄「浮気じゃないけど、最近たまにフェラで抜いてもらってるよ。」
私「げっ、マジ!」
義兄「フェラしてもらってるのは、男だけどね。」
私「えっ、兄貴、どうしちゃったの?」
義兄「聡一に男のよさを教えられたのかな、それに男のほうがフェラが圧倒的にうまいよね。」
私「そんな相手、どうやって見つけたの?」
義兄「そんなのSNSですぐに見つかるさ。最初はこわごわ会いに行ったんだけど、若い奴なのにすげえフェラうまかったから、時々やってもらってる。」
私「兄貴、どうしちゃったんだよ。」
義兄「ムラムラして性犯罪犯すよりずっといいだろう?」
私「まあそれはそうだけどね。」
義兄「聡一が近くにいたら、聡一とエッチできるから、そんなやつにフェラしてもらわなくてもいいんだけどね。」
私「年に何回かしか会わないから、いつもエッチが新鮮なのかもね。」

いっしょに風呂に入って、からだを洗いながら、わたしは義兄を少しずつ解していった。
そしてベッドに移って、ゆっくりとキスと愛撫を続けながら、快感を高めていった。
そして最後は義兄の後ろに侵入して、快感をふたりで貪りつくした。

義兄「聡一とすると、なんでこんなにまで満ち足りた気分になるんだろう?」
私「相性がいいのかもね。」
義兄「そうだね、まだからだが火照ってる。」
私「そろそろ時間だから出なきゃ。俺が運転するから、兄貴は助手席で寝てていいよ。」
義兄「ああ、マジで寝ちゃいそうだ。」

わたしは義兄を助手席に乗せて、車を走らせた。
お盆時期なのでどこも道路は混雑気味だったが、ひどい渋滞には引っかからずに実家にまで帰ることができた。

そして私は実家にもう一泊してから、ヒロと合流するために東京に戻ったのだった。





theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

俊顕くんとジュン

6月最後の土曜日、俊顕くんがほぼ一年の留学から帰ってきた。
そして次の月曜からは会社に来始めたので、ジュンはすでに俊顕くんに会っていたが、私はLINEで少しやり取りをしただけだった。

7月になって最初の土曜の夜、私はマンションで夕食を作っていた。
ジュンは午後からちょっと外出していたが、夕食までには帰るということだった。
夕食の準備が終わりかけたころ、ジュンが帰宅し、その後すぐ、こんどは俊顕くんが大荷物を持ってやってきた。

俊顕くん「聡一、久しぶり。」
私「なんか、ちょっと憂いが顔に出てて、一段とイケメンになったんじゃないか?」
俊顕くん「聡一っていつもやさしいね。」
ジュン「でも、この前の月曜日に会社に出てきた時、けっこう憔悴した顔してたもんね、心配しちゃったよ。まあ、一週間でだいぶ元に戻ったけどね。」
俊顕くん「会社で毎日ジュンの顔を見てたら、元気出てきたよ。ジュン、気にしてくれてありがとう・・・」
ジュン「べつにたいしたことしてないって。」
俊顕くん「聡一のほうももっとやさしくしてくれるとうれしいな。」
私「ったく、近い将来社長になろうというのに、もう甘えてばっかりで。」
俊顕くん「今はいいでしょ、社長じゃないんだから。」

夕食の準備ができたので、わたしたちはビールで乾杯をしてから、食事を始めた。

ジュン「そうだ、とうさんに言わなきゃ、俊顕の結婚式の日取りが決まったよ。
私「えっ、決まったのか、いつだよ?」
俊顕くん「ジュンの結婚式の翌月。」
私「そうなんだ、おめでとう。俊顕が結婚ねえ・・・」
俊顕くん「聡一には先輩としていろいろと助言してもらえるとうれしいな。」
私「先輩であることは確かだが、わたしは結婚に失敗してるからな、あんまり参考になるようなことは言えないかも。」
俊顕くん「だから、反面教師として頼りにしてるからね。」
私「まあ、俊顕の役に立つんだったら、助言ぐらいはするけどね・・・」
ジュン「とうさん、俊顕のちからになってあげてね。俊顕はオレの結婚式でアッシャーをしてくれるんだけど、オレは俊顕の結婚式でアッシャーできないんだよね。」
私「それはなぜなんだ?」
俊顕くん「アッシャーは基本未婚の男性がすることになってるんだ。だからジュンの結婚式の時に俺はまだ未婚だからできるけど、俺の結婚式の時には、ジュンはすでに既婚者になってるんだよね。」
ジュン「そういうわけで、オレは俊顕の結婚式にアッシャーできなくて、俊顕、ゴメンね。」
俊顕くん「それはしかたないさ、ジュンのやさしい気持ちだけ受け取っとく。」
私「結婚式が一か月違うだけで、けっこう違ってくるんだなあ。」
俊顕くん「それから、聡一、俺の結婚式では、ジュンとふたりで演奏してね、ジュンの結婚式で演奏するフランクのヴァイオリンソナタを俺の結婚式でも演奏してくれるとうれしいな。」
私「それは頼まれるのはすごく光栄だけど、俊顕の家の人脈なら、頼めばすげえ演奏家が来てくれるんじゃないのか?」
俊顕くん「俺にとっては、ジュンのピアノと聡一のヴァイオリンがいちばんいいの。」
私「まあ俊顕がそれでいいんだったら、演奏するけどさ。」
俊顕くん「演奏する時の衣装は俺が準備するからね。」
私「いいけど、あんまり派手なものにするなよな。」
俊顕くん「趣味のいいのを見繕うから心配しないでいいよ。」

夕食を終えて、3人で後片付けをしてから、わたしたちはソファに移って、さらに飲み始めた。

俊顕くん「じゃあ、聡一とジュンにお土産を渡すね。」
ジュン「俊顕のお土産、なんだろうな、楽しみ。」
俊顕くん「まずはアバクロのTシャツ。聡一とジュンの同じデザインの色違い。」
私「これはいい色だ。」
ジュン「俺もこの色、すげえ好き。」
俊顕くん「ふたりとも気に入ってくれてよかった。」
私「俊顕、お土産ありがとな。」
俊顕くん「ええと、このTシャツは前振り、もっとお土産あるからね。」
ジュン「俊顕、何持ってきてくれたの?」
俊顕くん「ジュンと聡一にちょうどいい下着。」
私「俊顕はホント下着が好きだな。」
俊顕くん「ほら、聡一が以前、このブランドのモノは前に余裕があってちょうどいいって言ってたじゃん。」
私「ああ、そうだった、全体はぴったりしてるんだけど、あの部分がゆったりしてて収まりがいいんだ。」
俊顕くん「ジュンと聡一はふたりとも巨根だから、ちょうどいいと思って多めに買ってきた。」
ジュン「俊顕、ありがとう、大切に使わせてもらうよ。」
俊顕くん「あとはね、お土産というより、俺がすげえ気に入って、ジュンや聡一といっしょに来てみたいなと思って買ってきたものがある・・・」
ジュン「何買ってきてくれたの?」
俊顕くん「今から出すからちょっと待って。」

そう言うと俊顕くんは大きな袋の中から着ぐるみのようなものを取り出した。

俊顕くん「まずは、これはジュンにホントちょうどいいってひらめいたんだよね。猫耳フード付き、アメリカンショートヘア風オーバーオール。ジュンはもともとかわいいけど、これを着るとさらにさらにかわいくなると思うよ。」
ジュン「今はちょっと着ると暑そうだけど、秋冬だとちょうどいいかも。」
私「なんか嫌な予感、まさか俺にも買ってきたんじゃないんだろうな。」
俊顕くん「心配しなくてももちろん聡一にも買ってきてますって。聡一には大きなお鼻が付いたフードの、ゾウさんオーバーオールだよ。」
私「そのフードについてる鼻、着ると邪魔になりそう・・・」
俊顕くん「だいじょうぶだって、聡一はこのお鼻よりも大きなモノを下にぶら下げてるくせに。」
私「アホ、論点をずらすな。とにかく、おっさんが着ると不気味だろうが。」
俊顕くん「だいじょうぶだよ、聡一は黙っていれば、すげえ若く見えるんだから。」
私「俊顕、おまえ、人のことさりげなくぼろくそ言ったな。」
俊顕くん「痛っ、もう聡一ったらすぐにグーで頭をぐりぐりするんだから・・・」
ジュン「俺のが猫、とうさんのがゾウ、そんで俊顕のは?」
俊顕くん「俺のはね、お腹にカンガルーポケットのついた、カンガルーバージョン、かわいいでしょ。」
私「まあ俊顕もたまに笑うとけっこう柔らかい感じになって、かわいくないこともない・・・」
俊顕くん「聡一、言ったね、俺のことをかわいいって。」
私「笑った時限定だ、俊顕、おまえはほとんど笑わないだろうが。」
俊顕くん「いつも笑ってたら、聡一、俺のこと好きになってくれる?」
私「ぜってえ好きになんかなんねえよ。」
俊顕くん「うわあ、聡一が俺のこといじめた。」
ジュン「とりあえず、みんなで試しに着てみようか?」
私「マジで着なきゃならないのか・・・」
俊顕くん「ジュンだって、聡一が着たところを見たがってるよ。」
私「それにしても夏にこの着ぐるみは暑いだろうが。」
ジュン「エアコン強めるから、試しに着てみようよ。オレもとうさんのゾウさん着ぐるみ見たいし。」
俊顕くん「ほら、ごちゃごちゃ言ってないで聡一も着てね。」
私「やれやれ・・・」

仕方なくわたしも、ジュンと俊顕くんに続いて着ぐるみをとりあえず着た。確かにジュンと俊顕くんが着るとけっこうかわいいのは確かだった。

俊顕くん「聡一のゾウさん、すげえ似合ってるじゃん。」
ジュン「うん、フードについてるお鼻がけっこうかわいい。」
私「ほら、とりあえず着たから、もう脱いでいいだろう。」
俊顕くん「まだダメ、写真撮ってからね。」

俊顕くんの高級なデジカメをテーブルに置いて、セルフタイマーで3人そろって写真に納まった。
ジュンと俊顕くんの零れるような笑顔が印象的ないい写真が撮れたと思ったら、俊顕くんからチェックがはいった。

俊顕くん「もう、聡一ったら、ちゃんと笑ってよ、これじゃあ笑顔じゃなくてただのひきつった顔だよ。」
私「いいんだよ、ジュンと俊顕がいい笑顔なんだから、じゅうぶんだろ。」
ジュン「とうさんもちゃんと笑って撮ったほうがオレもいいと思う。」
俊顕くん「ほら、聡一がいつもジュンの前でする、あの親バカまるだしの笑顔でいいんだよ。」
私「ったく、言いたい放題言いやがって・・・」

こんどはジュンの顔を見て、幸せな気分になってから、3人で笑顔の写真を撮った。

俊顕くん「これならいいんじゃない、聡一も笑顔がけっこうかわいく撮れてる。」
私「うっせえ、写真撮れたら、もうこれ脱ぐぞ、暑いし。」
俊顕くん「サイズはだいじょうぶみたいだね。それからジュンのバチュラ―パーティーの時にも着てもらうからね。」
私「なんだよ、そのなんたらパーティーっていうのは?」
俊顕くん「ジュンの独身最後の日に、ジュンの男性の関係者だけでするパーティーだよ。聡一も親としての責任でちゃんとパーティーを盛り上げてね。」
私「そのパーティーって、友達だけでやるんじゃないのか?」
俊顕くん「本来的にはバチュラ―パーティは友達でやるみたいだけど、聡一は親父とは言いつつも若いから、参加してもらうよ。」
ジュン「うわあ、楽しそう。」
俊顕くん「まあ、パーティーの詳細はジュンには秘密にしなきゃならないから、聡一とはそのうち打ち合わせするからね。」
ジュン「俊顕、いろいろありがとうね。」
俊顕くん「いいよ、友達だろ。」
私「俊顕、それにしても情けないくらいに締まらない顔したね。」
俊顕くん「うっせえ、聡一だってジュンの前だと俺以上に腑抜けた顔する癖に。」
ジュン「もう、とうさんも俊顕も、最近、仲良すぎだよ。」
私「ジュン、心配するな、とうさんはこんな奴とべつに仲がいいわけじゃないから。」
俊顕くん「俺も同意見だな。」
ジュン「ほら、やっぱ仲いいじゃん。」

そして夜遅くなって、俊顕くんが帰ることになった。
わたしとジュンは、駅前でタクシーを拾うという俊顕くんに付き合って、散歩がてら外に出た。
夜になっても蒸し暑い空気がよどんでいるようだった。

俊顕くん「駅まで来てくれなくてもだいじょうぶ。」
私「いいよ、散歩のついでだから。」
ジュン「少しは歩かないといけないからね。」

わたしたちはぶらぶらと裏道を駅まで歩いて行った。
駅前広場には客待ちのタクシーが並んでいた。
俊顕くんはそのうちの一台に乗って帰っていった。

ジュン「俊顕、帰っちゃったね。」
私「ウチに泊まっていきたがってたようだけど、まあ俊顕も帰国したばかりだから、外泊してないで両親といる時間ももたないといけないからね。」
ジュン「ちょっと歩きたいな、回り道して帰ろうよ。」
私「いいけど。」

わたしたちは一度駅の反対側に出て、かなり回り道をしながらマンションまで帰ることにした。

私「ジュンが結婚したら、こんな散歩もできなくなるな。」
ジュン「そんなことないよ、だってとうさんはオレたちと同居するんだから。」
私「同居してても、ひ〇さんをほったらかして、とうさんとふたりで散歩できないだろう。」
ジュン「そんなことないと思うよ。」
私「まあ、同居できるような大きさのマンションが見つかるのかわからないだろう。」
ジュン「それなんだけど、まだ本決まりじゃないから、とうさんには言ってなかったけど、新居が見つかりそうなんだ、そこだととうさんもいっしょに住めるよ。」
私「もういっかい確認するけど、ホントマジで、新婚さんと同居していいのか?」
ジュン「オレたちはとうさんがいっしょに住んでくれる方がいいと思ってるよ。」
私「ジュンはよくても、ひ〇さんのほうはどうなんだよ?」
ジュン「オレよりも、ひ〇さんのほうが、同居を望んでるよ。とうさんの家事能力に期待してるみたいだよ。」
私「なら、いいけどさあ・・・」
ジュン「とうさんが家事の大半をすることになったら、とうさんはどうする?」
私「とうさんにさせてもらえるなら、全部してもいいぞ。」
ジュン「じゃあ、同居しても何の問題もないじゃん。」
私「でもさ、ひ〇さんはウチの嫁となるんだけど、それはそれ、やっぱ若い女の人なんだから、洗濯ものとかをまとめてとうさんが洗ったりするのは、嫌がるんじゃないのか?」
ジュン「なんだ、そんなこと、何の問題もないよ、とうさんはゲイなんだから、若い女性の下着をいやらしい目で見たり絶対にしないじゃん。ひ〇さんから見たら、同性の親に洗濯してもらってるような感じになるんじゃないのかな。まあ下着くらいはオレが洗ってもいいし。」
私「料理にしたって、とうさんの作ったものがひ〇さんの口に合うかどうかわからないし・・・」
ジュン「それも心配ないって、もう何回もウチでひ〇さん、とうさんの作ったもの食べてるじゃんか、すげえおいしいって言ってたよ。それにひ〇さん、このところ料理学校にも通ってるから、習った料理を作りたがると思うよ。だからオレは二人の作った料理を食べ過ぎて太らないようにしないといけないね。」

ジュンたち新婚夫婦と同居することはもうすでに既定の事実になっているようだった。
ことさら難しく考える必要はなくて、ジュンとふたりで暮らしていた生活にもうひとり加わるだけと思えばいいのだろう。
まずはジュンたち若い二人がしたいようにしてもらって、わたしは邪魔にならないようにしていれば同居もそれほど問題ないだろう。

ジュンとおしゃべりしながら夜の散歩を楽しんで、わたしたちはマンションまで帰ったのだった。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

プロフィール

悩む父親

Author:悩む父親
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カレンダー
04 | 2019/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
FC2カウンター
カテゴリー
メールフォーム
何でもけっこうですので、メールをくださると嬉しいです。

名前:
メール:
件名:
本文:

最近のトラックバック
ブログ内検索
リンク
QRコード
QRコード