俊顕くんの相談

俊顕くんが結婚式を終え、新婚旅行から帰ってきてすぐに、わたしのところに報告に来た。

俊顕くんからは、結婚式前にわたしにある相談をしていた。その報告もかねて来てくれたようだった。

結婚式の少し前の11月の初め、結婚式を翌週の土曜にひかえた俊顕くんとわたしはふたりだけで会った。
ジュンにもあまり聞かれたくないことを相談してくるつもりらしく、ジュン抜きでわたしと俊顕くんで仕事の後に会うことにした。
場所は俊顕くんが個室のある落ち着いた料理屋さんを予約してくれていた。
当日、わたしは仕事を終えると、都心まで出かけていった。
俊顕くんが予約していた店は、繁華街から少し外れたところにある静かな料亭のような店だった。
中に入って、俊顕くんの名前を言うと、係の人がすぐに案内してくれた。
密談にちょうどよさそうなあまり広くない和室で、雪見障子の向こうには小綺麗な坪庭が見えていた。
まだ少し時間前だったので、俊顕くんは来ていなかった。

店の人「こちらでございます、お連れ様がいらっしゃるまで、何かお出ししましょうか?」
私「お茶でもお願いします。」

お茶を飲みながら待っていると、約束の時間より少し遅れて俊顕くんがやってきた。
もともと俊顕くんは背が高くてスタイルがいいので、からだに合った高級スーツがものすごく似合っていた。

俊顕くん「聡一、ゴメン、待たせちゃったね。」
私「それほど遅れてないだろう、それにたいして待ってないし・・・」
俊顕くん「じゃあ、二人そろったことだし、とりあえずビールで乾杯しましょう。」

しばらくして頼んだビールがくると、わたしたちは乾杯をした。

俊顕くん「聡一、ジュン夫妻と仲良くやってる?」
私「まだ慣らし運転だから、お互いすごく気を使ってるって感じだね。」
俊顕くん「まあ、ジュンはしっかりしてるし、ひ〇は自立してるしね。」
私「炊事洗濯はジュンと暮らしてた時もしてたわけだから、あんまり変化はないよね。」
俊顕くん「聡一は何でもできちゃうからなあ、俺の家にもいてほしいくらいだよ。」
私「俊顕のフィアンセは家事とかはどうなんだよ?」
俊顕くん「なんかひ〇といっしょに料理教室に通ったから、料理は少しはできるみたいだね。まあ、実家で俺の世話をしてくれてたお手伝いさんが、新居に来てくれることになっているから、だいたいの家事はまかせちゃうつもり。」
俊顕くん「そんでジュンは子作りがんばってるの?」
私「ああ、がんばってるみたいだよ。そのうち時期を見て、妊娠の検査をするみたいだけどね。」
俊顕くん「ジュンなら精液濃そうだし一発で妊娠させちゃうよ。」
私「ひ〇さんも早く子供を作りたがってるからね。」

店の人がオーダーを取りに来たので、一時会話を中断して、メニューを見ながら、料理を頼んだ。

俊顕くん「せっかく聡一を招待するんだから、フレンチとかにしようと思ったんだけど、こういうところのほうが話をしやすいかと思って、ここにした・・・」
私「ここのほうが確かにないしょの話をしやすいね。」
俊顕くん「ちょっとデリケートな相談だから、落ち着いて話せるところにした。」
私「で、相談っていうのは?」
俊顕くん「俺の周りにゲイで子供がいる人って、聡一しかいなくて、思い切って相談することにした。」
私「ああ、だいたい相談の種類がわかってきたよ。」
俊顕くん「とにかく、俺は100パーゲイだからさ、女の人とできるか、すげえ心配なんだ・・・」
私「それだったら、俺もほぼ100%ゲイだからね。でも、子供は作ることができた。」
俊顕くん「そこのところを、どうやればできるのか、聡一にききたかったんだ・・・」
私「若い時なら、物理的な刺激でいけるからね。」
俊顕くん「そうだけど、どうやって勃起すればいいんだ・・・」
私「それは頭の中でいちばん興奮できる状況を想像すればいい。」
俊顕くん「じゃあ、ジュンとしてると想像すればいいんだ。」
私「ジュンを想像するのは気に入らないが、そういうことだ。」
俊顕くん「それで、勃起してとりあえず挿入できたとしますよね。」
私「とりあえず挿入できれば、後は腰を前後に動かしてペニスが萎えないように物理的な刺激を与える。」
俊顕くん「なんか女の人の中に入れてると思うと急に萎えそうだなあ・・・」
私「だいじょうぶ、挿入されている女の人が気持ちよくなってきたら、膣がペニスを締め付けてくるようになって、物理的な快感が強くなってきて、それで最後までいくことができると思う。」
俊顕くん「それで聡一は気持ちよかったの?」
私「とりあえず最後出すときは気持ちよかったよ。」
俊顕くん「俺もできるからなあ・・・」
私「気持ちの持ちようが重要だよ、ダメだと思って始めるとたぶん萎えると思う。」
俊顕くん「そうだよね、精神的なものの影響が大きいよね。」
私「それとやっぱ何日かは射精を控えて、溜めとくといいかも。」
俊顕くん「なるほど、そうだよね。」
私「とにかく結婚するんだから、失敗しないようにな。」
俊顕くん「とにかく俺がゲイだってことがバレないようにがんばりますね。」
私「妊娠さえしたら、とりあえず子供のためにしないということで、しなくてもよくなるわけだから、まずは妊娠させることだね。」
俊顕くん「早く妊娠するといいんだけどね。」
私「そうだね、とりあえずがんばれよ。」
俊顕くん「俺、がんばるから、聡一、ご褒美くれるとうれしいな。」
私「なにがほしいんだ?」
俊顕くん「聡一。」
私「ばあか、来週末に結婚するんだろうが、ちゃんと溜めておけ。」
俊顕くん「一週間溜めれば大丈夫、だから今日は射精納め。」
私「しょうがねえなあ、じゃあ、このあとホテルにでも行くのか?」
俊顕くん「ここでだいじょうぶですよ、奥の障子の向こうの部屋には布団が敷かれてるからね。」
私「なに、ここはそういうところなのか・・・」
俊顕くん「もちろん飲み食いするのが第一の目的、その後お忍びで楽しいことがオプションでできる・・・」
私「男同士でなんて店の人にバレちゃうとマズいだろうが・・・」
俊顕くん「いまどき男同士なんて珍しくもないし、お店の人は慣れてるから、もちろん見てみぬふりをしてくれますよ、だから聡一は心配しないで。」
私「そう言われても気になるよ。」
俊顕くん「それって、俺を焦らして、もっと気持ちよくしてくれてるわけ?」
私「ばあか。」
俊顕くん「俺、聡一に焦らされるのも興奮するし。」
私「ったく、おじさん相手に興奮するな。」
俊顕くん「なんか今はおっさんのラブが流行ってるみたいですよ。」
私「あらためておっさんと言われるとなんかムカつく。」
俊顕くん「聡一はイケメンでしょ、だからおっさんには見えないから、じゅうぶん俺の守備範囲。」
私「はいはい、守備範囲って言ってもらって、うれしいよ。」
俊顕くん「もう、聡一ったら、うれしいんだったら、もっとうれしそうな顔していってよね。」
私「ったく、注文の多いヤツだな。」
俊顕くん「まさか、聡一、もう勃たなくなっちゃったとか。」
私「ばあか、じゅうぶん元気だ。」
俊顕くん「なら、俺が気持ちよくしてあげますよ。」
私「俊顕、お前、来週結婚するんだろうが・・・」
俊顕くん「まだ結婚してないんだから、これは浮気にはならないもんね。」
私「はいはい、わがままおぼっちゃまにはかないません。」

食事のあと、わたしは俊顕くんに隣の部屋に連れ込まれ、そして思い切り弄ばれた。
それでもそれはものすごく気持ちよくて、わたしは時間のたつのも忘れて行為に没頭していた。
俊顕くんは若いのにものすごい手練手管に精通しているようで、わたしは俊顕くんにいいようにいかされてしまっていた。

俊顕くん「聡一って、こういう時はけっこうウブイよね。」
私「うっせえ。」
俊顕くん「でも、聡一はそういうウブイところがいいよね、ソソルもんね。」
私「どうせ俺はジュンの身代わりなんだろう・・・」
俊顕くん「なんだ、聡一、そんなことでスネてるんだ、かわいい。」
私「アホ、年下のくせに生意気な・・・」
俊顕くん「ゴメンゴメン、怒らないでよ。ジュンはジュン、聡一は聡一で、まるで違うんだから。」
私「ったく、ジュンに何したんだ。」
俊顕くん「ジュンは基本ノンケだから、ちゃんとセーブしてますって。聡一とはゲイ同士、思い切りやれるから、聡一とするほうがいいかも・・・」
私「まあ、くやしいけど、気持ちはよかった・・・」
俊顕くん「でしょ、でしょ、それなら、これからも定期的に気持ちよくなろうよ。」
私「ダメ、これから結婚するやつの言うことか・・・」
俊顕くん「うちの親父だって、二号さん三号さんその他さんがいるんだから、俺も。まあ、俺の場合、相手は男だけど・・・」
私「ったく、お前の愛人には絶対にならないからな。」
俊顕くん「もう、聡一ったら意地張っちゃって。今夜のエッチ、俺のテクで気持ちよくなってすげえ喘いでいたくせに・・・」
私「ったく、そのいかせテクは他の男に使え。」
俊顕くん「はいはい、わかりました。でも、しばらくして俺のテクが忘れなれないって言っても知らないからね。」
私「ばあか、ああ言えばこう言うとは俊顕のことだな。」

いいように俊顕くんにイジられて、俊顕くんの相談は終わった。
いま私たちの住んでいるマンションは俊顕くんの実家に近いので、同じタクシーに乗って帰った。

俊顕くん「じゃあ、披露宴での演奏、楽しみにしてますね。」
私「ああ、こんどはジュンとだから、ヒロの時とはまた違った演奏になると思うよ。」

そう言って、わたしが先にタクシーを降りた。俊顕くんの乗ったタクシーが見えなくなるまでわたしは道に立って見送った。
そしてその翌週、俊顕くんの結婚披露宴にわたしとジュンは出席したのだった。
ジュンは友人代表のスピーチも頼まれたらしいが、それはジュンは辞退して、わたしとのピアノ演奏の前に短い挨拶をすることになっていた。

ジュンの結婚式も、相手側の事情も考慮して、わたしたちにとっては不相応なほどに華やかな披露宴になってしまったが、俊顕くんたちのは、芸能人の披露宴と見まがうような華やかな式になっていた。

新郎の俊顕くんは、もともとがモデルも真っ青の整った顔のイケメンだから、新郎の衣装を着てますます輝くようなイケメンになっていた。
新婦のほうは、ふだんは比較的おとなしめの顔なのだが、花嫁の化粧をすると見違えるほど生き生きとした美人になっていた。
出席者の誰しもがお似合いの新婚さんだと思っただろう。
そして式中のわたしとジュンのお祝いの演奏も、これまでに最高の演奏ができた。

披露宴が終わって、わたしたちはひ〇さんのご両親といっしょにワゴンタクシーに同乗して、うちまで帰った。
ジュンたちとわたしが暮らし始めてから、ひ〇さんのご両親は新居に来たことがなかったからだ。
披露宴ではフルコースの料理を食べていたので、夜になってもそれほどお腹は空いていなかった。
そこでイギリス式のアフターヌーンティをすることになった。
ジュンが近所のスーパーに買い物に行ってくれて、ひ〇さんが簡単なサンドイッチを作り、出来合いの洋菓子等をきれいにさらに盛って、それを食べながら紅茶を飲んだ。

ひ〇さんのお母さん「ひ〇、子供はどうなの?」
ひ〇さん「いやだわ、いきなりそんなこと聞かないでよ。」
お母さん「今はいちばん重要なことでしょ。」
ひ〇さん「もう少ししたら検査に行くわよ。」
ひ〇さんのお母さん「そういう兆候があるのね。」
ひ〇「検査が終わったら、報告するから、それまで待ってよ。」
お母さん「もしも子供ができたら、大事をとってすぐにうちに帰ってきなさいね、初産なんだから、何があるかわからないんだから。」
ひ〇さん「仮の話を今しないで。」
お母さん「でも、お母さん、安心したわ、ひ〇がこんなに早く結婚するとは思ってなかったわ。」
ひ〇さん「子供を早く作って、それが終わったら仕事に集中できるでしょ。」
お母さん「そう言ってても、子供ができたら、子供中心になっちゃうんだから。」
ひ〇さん「お母さんの頃はそうだったかもしれないけど、今は変わってきてるから。」
お母さん「子供を育てるっていうのは本当に大変なことなのよ、わかってるの?」

女性二人だけが主にしゃべり、男三人はときどき話に参加するだけでアフタヌーンティーは終わった。
ご両親は呼んだタクシーに乗って帰っていった。

その後、軽く後片付けをしてから、わたしは早めに自分の部屋に引っ込んだ。
新婚をなるべくふたりだけにしてあげるつもりだった。

部屋に入って、本を読んでいると、夜遅くヒロから電話がかかってきた。

ヒロ「聡一、寝てなかった?」
私「まだ寝てないよ。ヒロはマンションに帰ったのか?」
ヒロ「今帰って来たところ。」
私「お疲れ。」
ヒロ「聡一だって披露宴で演奏したんだろう?」
私「そうだけど、たった6分くらいだからね。」
ヒロ「いい演奏できた?」
私「できたよ。」
ヒロ「俺がピアノ弾きたかったんだけどね。」
私「ヒロとはジュンの披露宴で弾いただろうが。」
ヒロ「そうなんだけどね。」
私「ヒロのほうはどうだったんだよ。」
ヒロ「チャリティーコンサートのゲストだからコンチェルトを一曲弾いただけ。」
私「プロのオケだろう?」
ヒロ「プロのオケだけど、あんまり重要視してない営業の仕事だから、正規の仕事と違ってやや手抜き演奏だよね。頼まれ仕事じゃなきゃしたくない種類の仕事だった。」
私「それでもヒロはちゃんと演奏したんだろう?」
ヒロ「まあそこそこには。」
私「明日は休みだろう、朝、そっちに行くよ。」
ヒロ「来てくれるんだ、待ってるよ。」
私「たまの休みなんだから、寝てていいからね。」
ヒロ「じゃあ、聡一、こっちに着いたらいっしょに二度寝しようね。」

ヒロの声を聞いてから、わたしはすぐに眠ってしまった。ヒロの声が子守歌になったみたいだった。
そして翌日は朝早くからヒロのマンションに出かけていったのだった。

そして披露宴の10日後、俊顕くんがハネムーンから帰ってきた。
さっそく俊顕くんから連絡があり、フレンチを食べながら、俊顕くんにハネムーンの首尾をたずねた。

私「おかえり、俊顕。」
俊顕くん「ただいま、聡一。」
私「そんで、相談の件は、うまくできたのか?」
俊顕くん「聡一、ありがとね、聡一のアドバイス通りしたら、何とかできたんだ。」
私「ちゃんと中出しできたんだね。」
俊顕くん「二回もできたから、ハネムーンベイビーも夢じゃない。」
私「そうか、ホント良かった、安心したよ。」
俊顕くん「なんか、おっとりしてると思ってた相手が、けっこう感じてくれたんで、俺でも喜んでもらえるんだって、うれしかったよ。」
私「とにかく、俊顕がゲイってことは悟られなかったわけだ、良かった良かった。」
俊顕くん「近いうちに、聡一にお礼として、また食事に誘うね。」
私「また、布団を敷いた次の間付のところか?」
俊顕くん「聡一がそれがいいんだったら、そこにするけど。」
私「新婚とエッチなんかできねえよ。」
俊顕くん「とか何と言って、その場になると積極的にエッチするくせに。」
私「うっせえ。」
俊顕くん「そういう聡一、好きだよ。」
私「ばあか、じゃあまたな。お幸せに・・・」

とにかく俊顕くんのハネムーンは首尾よく運んだらしい。わたしは相談された責任上、うまくいくように祈っていたからだ。
ジュンも俊顕くんも遠からず父親になりそうな感じだった。




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tag : ゲイの父親

今は放心状態です

土曜日にジュンの結婚式が終わりました。
子育ての肩の荷が下りたというより、からだの中にぽっかりと穴が開いたような感じです。
今はブログに結婚式のことをあげる気力がありません。
エネルギーが少しでもチャージされたら、書くことができると思います。
しばらくお待ちください。

私の三連休

11月初めの三連休最日の金曜日、私は昼をジュンの婚約者の両親を交えて昼食をすることになっていた。
ヒロのほうは、芸術の秋のさらに文化の日と言うことで、その日は泊りで地方に出かけていた。
まだ来年とはいえ、ジュンたちの結婚まで一年を切ったので、とりあえず打ち合わせをする必要があったのだ。

私たちは向こうのご両親の行きつけだというフレンチレストランに、昼前にジュンといっしょに出かけた。
時間を調整して少し前にレストランに入ると、婚約者とご両親はすでに到着していた。
個室に案内されて、昼食を取りながら、少しずつ結婚のもろもろの事を検討していった。
昼食後も少し話し合いをして、一応の結論を出して、話し合いは無事に終わった。
午後遅く、ジュンの婚約者は仕事があるということで先にレストランを出て行った。
私とジュンはレストランでご両親と別れると、そのままぶらぶらと歩いて繁華街に出たのだった。

私「それにしても、ひ〇さん、ものすごくさっぱりとした女性だよね。」
ジュン「うん、論理的に物事を考えられる人だから、俺としても付き合いやすいし。」
私「あんまり簡単に結婚のことを進めるから、向こうのご両親はなんとなく物足りなそうな感じだったね。」
ジュン「あれでもけっこうご両親に妥協してるみたいだ。まあ、別にご両親は、ひ〇のお兄さんの時に、けっこう大変だったらしいから、今回はいろんなことが略式でもいいみたいだよ。」
私「ああ、あのかっこいいお兄さんね。」
ジュン「えっ、とうさん、タイプだったの?」
私「そうじゃなくて、一般的な感想。」
ジュン「まあ、俺にも優しくしてくれるし、いい人だよね。」
私「そういえば、ひ〇さんのはねっかえりの美少年の弟は?」
ジュン「ははは、瞬くん、もう少年って年じゃなくなってるよ。」
私「そんでジュンは瞬君とはうまくいってるのか?」
ジュン「あいつ、たまにオレとひ〇とのデートの時におジャマ虫でくることあるんだよ。まあ、生意気だけどかわいいところもあるから、いいんだけどね。」
私「そういえば瞬くん、翼くんの大学から大学院の後輩なんだってね?」
ジュン「うん、その関係で翼兄ちゃんとは仲いいみたい。」

その後、大きな文房具屋に行き、ジュンのためにちょっといい万年筆を買った。書類にサインするのに万年筆があったほうが何かと便利だと思ったからだ。

そして夕方になって、ひ〇さんの仕事も無事に終わり、私たちに合流した。しばらく三人でカフェでおしゃべりをした後、私は別行動にすることにした。

私「じゃあ、ジュン、とうさんは、これで。」
ひ〇さん「あら、お父さま、夕食をご一緒するつもりでしたのに。」
私「まあ、夜はふたりで食べなさい。」
ジュン「とうさん、どうするの?」
私「たまにはひとりで飲みに行ってくるよ。」
ジュン「ならいいけど。」
ひ〇さん「残念ですわ、次はぜひご一緒したいですわ。」
私「じゃあ、とうさんも飲むから帰るのは遅くなるから、ゆっくりしてきなさい。じゃあ、ひ〇さん、ジュンをよろしく。」

私はふたりと別れて、地下鉄で新宿方面に行った。最寄り駅で降りて、少し歩いていくと、夜の通りは賑やかだった。私はそのままいつものバーに入っていった。

私「こんばんは・・・」
ママ「まあ、ソウさん、おひさね、でも来てくれてうれしいわ、イケメンはいつでも歓迎よ。」
私「社会人の息子がいるんですよ、イケメンじゃないですって・・・」
ママ「それでもイケメンはイケメンよ、ソウさん、最近熟してすごくおいしそうだし。」
私「ママさん、いっしょに何か飲みませんか?」
ママ「あら、うれしいわ、ソウさんのおごりなら何でもいただいちゃうわよ。」

ママさんとしばらく話していると、そこに健くんが入ってきた。

ママ「あら、健、最近、よく来てくれるわねえ。」
健くん「うわっ、聡一、めっけ。」
私「こらこら、そんなに抱きついてこない。」
健くん「だって久しぶりに大好きな聡一に会えたんだもん、このくらいはいいでしょ。」
ママ「健、あんた、いいかげんにしなさい、店の中なんだから・・・」
健くん「でも今夜は来てよかった。なんか聡一に会えそうな気がしたんだよね。」
ママ「久しぶりに健の笑ってる顔を見たわ、あんた、笑うと意外にかわいいのね。」
健くん「げっ、俺、笑ってました?」
ママ「こぼれるくらいに笑ってたわよ。」
私「健は笑顔がすごくいいよね。」
ママ「健、あんたはふだんの顔が冷たそうに見えるんだから、笑ったほうがモテるわよ。」
健くん「ふうん、そうなんだ、モテたい相手には笑えばいいんだ。」
ママ「まあ、がんばりなさい。ソウさんは大事な相手がいるんだから、笑ってもだめよ。」
健くん「俺に言い寄って来る奴はろくなのがいないし、俺が好きになる人にはすでに相手がいるんだよね、うまくいかない・・・」
私「そのうち、健にもちょうどいい相手があらわれるよ。」
健くん「そうなるといいんだけどね。でもそうなるまでは、聡一、俺を愛人にしててね。」
ママ「そういえば、健、引っ越したんだって?」
健くん「ええ、前のところよりはちょっとだけ遠くなったけど、いいところが見つかったから。」
私「そうなんだ、もう片付いた?」
健くん「たいした荷物もないから、それなりに。聡一、これから、俺の新しい部屋、見に来ない?」
私「いいけど・・・」

しばらく飲んだ後、私は健くんのマンションに行った。

健くん「ここって最寄り駅は違うけど、けっこう聡一のマンションと近いんじゃないかな。」
私「そうだね、自転車だとすぐだろう。」
健くん「けっこう部屋からの眺めもいいんだよ。」

確かに部屋の窓からはきれいな夜景が見えていた。

私「いいとこじゃん。」
健くん「中古だけど、思い切ってローン組んで買いました。」
私「そうなんだ。」
健くん「頭金の大半は親に出してもらったんですけどね。」
私「じゃあ、パートナーをマジで見つけないといけないね。」
健くん「それはまだ先のこと、今は聡一がいちばん・・・」
私「さあ、ふたりで気持ちいいことしよう。健を天国に連れてってあげるよ。」
健くん「年下の俺に負けないようにって、けっこう必死で頑張ってる聡一って、なんかかわいい。」
私「ばあか、かわいいっていう年じゃねえよ。」
健くん「でも聡一って年をごまかしてない? だってからだはスリムなわりに筋肉はちゃんとあるし、しかもでっかいアレはカッチカチだし、顔のしわとかもあんまないし・・・」
私「確かに子育てが終わってから、ちょっとだけ元気になったかもね。」
健くん「息子さんていい大学を出て、今はエリートサラリーマンだなんて、聡一の育て方がよかったんだね。」
私「でも小さい頃はけっこうからだ弱かったし、成長が他の子より遅かったから、それなりに大変だったよ。」
健くん「へえ、そうなんだ、そこは俺と似てる。俺もけっこう成長が遅かったからね。」
私「今の健くんからは想像できないね、背は高いし、からだもしっかりしてるからね。」
健くん「聡一、俺のパンツ脱がせてよ、ガマン汁でべとべとになっちゃったから・・・」
私「健くんはたくさんガマン汁出しちゃうね。」
健くん「聡一がエロいからいっぱい出ちゃうんだからな。それに健くんじゃなくて健って呼んでよ。」

風呂に入って、私たちはお互いのからだを洗いあった。私たちはからだを洗い終わると、からだを拭いただけではだかのまま、バスルームを出てベッドに移動した。
私たちはキスをしながらお互いのからだを求めあった。
そして快感が高まってきたころ、健くんが後ろに入れてほしいと強く言うので、私は少しずつ入れてみた。
最初はけっこう抵抗が強くてなかなか挿入できなかったが、少しすると先のほうが少し中に入っていった。

私「痛くないか?」
健くん「痛いけど、ガマンする。もう少し入れてみて。」

それにしてもあまりにも健くんが痛くて苦しそうな顔をするので、私はすぐに抜き取ったのだった。

健くん「聡一、ゴメン・・・」
私「ムリするな、気持ちよくなきゃエッチの意味ないし、それにこすりあうだけでも、健とだったらすげえ気持ちいいし・・・」

その後、私たちはお互いの硬いものを二本重ねるようにして、快感をむさぼった。
それでもちゃんと気持ちいいようにすれば、アナルセックスをしなくてもじゅうぶんに満足できたのだった。

12時過ぎに私は、健くんには引き留められたが、自分のマンションに帰ることにした。ジュンがいる時にいきなり外泊はまずいとおもったからだ。
私はタクシーに乗ってマンションに帰った。タクシーだと本当に近い距離だった。

マンションに入ると、ジュンがリビングでビールを飲んでいた。

ジュン「とうさん、遅かったね。」
私「ああ、長く飲みながら話をしたら、こんな時間になった。」
ジュン「ひ〇さんが、今度はぜひ一緒に食事しましょうってさ。」
私「今夜はジュンたちは楽しかったのか?」
ジュン「うん、食事してホテルのバーでちょっと飲んで、そんで帰ってきた。」
私「疲れただろう、もう寝ようか。」
ジュン「じゃあ、とうさん、シャワー浴びてきなよ、オレは帰ってきた時に浴びたから。」

私は健くんのマンションでシャワーを浴びたというわけにもいかず、もう一度簡単にシャワーでからだを洗い流した。

ジュン「とうさん、今夜は誰と飲んでたの?」
私「ああ、最近知り合った友達。」
ジュン「その人と何かしてきた?」
私「えっ、どうしてそんなこと聞くんだよ。」
ジュン「だって、なんとなく雰囲気でわかるよ。」
私「そうなのか。でもたいしたことはしてないよ。」
ジュン「相手の人、どんな人?」
私「ジュンより少し年下くらいかな。」
ジュン「イケメンなんでしょ。」
私「まあね、でもジュンほどじゃない。」
ジュン「まあいいけど、ヒロちゃんに感づかれないようにね、オレが気づいたくらいだからね。」
私「ああ、気を付ける。」
ジュン「べつにヒロちゃんと別れても、オレはむしろいいくらいなんだけどね。まあそれよりとうさんがさみしくなるのはオレも嫌だし…」
私「とうさんが誰とパートナーになっても、ジュンとの親子関係はかわらないよ、だから心配するなって・・・」
ジュン「とうさん・・・」

そう言うとジュンは私に抱き着いてきた。さすがにこの時期になるとジュンも裸族はやめていたが、それでもまだTシャツとパンツだけしか着ていなかった。
ジュンは私のパジャマの中に手を入れてきて、乳首を軽くなでた。それだけでわたしのからだには痺れるような快感がはしった。

私「こらこらお、ジュン、やめなさい・・・」
ジュン「やっぱいつもより感じやすくなってる。」
私「だから、ちょっとだけ気持ちいことしてきたんだよ・・・」
ジュン「でもまだ足りないみたいだね、下もすげえモッコリしてきたし。」

私は一度鎮まったからだがちょっとした刺激でまた火が付き始めているのを感じていた。

私「ジュンはどうなんだよ?」
ジュン「オレは今日は食事してその後お酒をいっしょに飲んだだけ。」
私「ジュン、冷静だな。」
ジュン「セフレは別にいるから、不自由してないし。でも、とうさん、顔が火照ってるよ。」
私「ジュンが触ったからだろうが・・・」
ジュン「とうさん、オレのも触ってよ。」

私はジュンのほうに手を伸ばして触ると、ジュンも半分くらい勃っていた。
私たちは下半身裸になって、お互いのモノを刺激しあった。
それだけでふたりともじゅうぶんに激しい快感を感じていた。

翌日、私たちは少し朝早く起きて、私たちは電車に乗って鎌倉に出かけた。
円覚寺や東慶寺を見て、切通しを通って銭洗弁天、そして大仏、長谷寺と見て回った。
昼はジュンがシラス丼を食べたがったので、和食の店に入ったが、生シラスはなくて釜揚げシラス丼だった。それでも歩いた後に食べるとおいしかった。
そして江ノ電に乗ろうとすると、ものすごく混雑して乗るのも大変そうなので、線路に沿って歩いて行った。
海沿いまで行って、砂浜に座って、買ってきたビールを飲みながら海を眺めた。

ジュン「気持ちいいね。」
私「潮風がおいしい。」
ジュン「この後、どうする?」
私「江ノ電に沿って、江の島まで思い切って歩こうか?」
ジュン「俺はだいじょうぶだよ。」

私たちは海沿いの道をゆっくりと江の島を目指して歩いて行った。
途中でカフェに入って休んだが、江の島まで私たちは歩いて行ったのだった。

江の島を刊行した後、私たちは小田急に乗って新宿まで戻った。

私「飯、食って帰る?」
ジュン「とうさんがめんどうじゃなきゃ、うちで食べたい。」
私「じゃあ、デパ地下でおかずだけ買って帰ろう。」

割引価格になり始めていた惣菜を買って、私たちはまた電車に少し乗ってマンションに帰った。

夕食を食べて、まったりしていると、11時過ぎにヒロから電話が書かて来た。

私「ジュン、ゴメン、そろそろヒロのところに行かなきゃ。」
ジュン「いいよ、行ってきなよ。」
私「ひとりで寝かせてゴメン。」
ジュン「いいよ、とうさんをオレがひとり占めすると、ヒロちゃん、イジワルするんだもん。」
私「じゃあ、とうさん、行くけど、ジュン、ひとりだからって裸で寝るんじゃないぞ、風邪ひくといけないからね。」
ジュン「わかってるって。」
私「じゃあ、早く寝るんだよ。」
ジュン「ほら、早くいかないと、ヒロちゃんが怒るよ。」
私「じゃあ、ちょっと行ってくるね。」
ジュン「いってらっしゃい。」

私はタクシーを拾って、ヒロのマンションに行った。
ヒロのマンションに入ると、ヒロはまだ帰ってきていなかった。

私はヒロが脱いだままベッドの上に置いてあったスエットやパンツをまとめて洗濯機に入れた。
そして、流しにあった食器を洗いって片づけた。
ビールを冷蔵庫から出して、飲んでいると、ヒロが帰ってきた。

ヒロ「ただいま、聡一、早く着いたんだね。」
私「タクシーで来たからね。」
ヒロ「着替えてくるよ。」

ヒロはベッドルームに着替えるために入っていった。そして部屋着に着替えて出てきたのだった。

ヒロ「聡一、散らかしてた下着、片づけてくれたんだ、ありがとう。」
私「洗濯機に入れただけだよ。」
ヒロ「今日は聡一、どうしてたの?」
私「ジュンと秋の鎌倉に行ってきたよ。」
ヒロ「ジュンちゃん、ずるい。」
私「あしたはヒロと一日いっしょにいられるよ。」
ヒロ「じゃあ、俺も鎌倉、行きたい、鎌倉、連れてけ連れてけ!」
私「しょうがないなあ、じゃあ、連れて行ってあげるよ。」
ヒロ「やった、じゃあ、明日、ゆっくり寝てられないね。」
私「そうだね、だからもう寝よう。」
ヒロ「よく寝られるように、軽い運動をしてからね。」
私「ヒロ、疲れてるんだろう?」
ヒロ「それとこれとは別。」

そういうことで、すぐにベッドに入ったのだが、やはりヒロは相当疲れていたらしく、しばらくするとすーすーと寝息をたて始めた。

私「するんじゃなかったのか、ヒロ?」
ヒロ「zzz・・・」

私はヒロのあたまを軽くなでてから、ヒロにくっつくようにして目を閉じた。まもなく私も眠ってしまったのだった。

翌日はこんどは小田急に乗って、江の島まで行った。江の島を見て、混雑する江ノ電に何とか乗り込んで、極楽寺まで行った。極楽寺から長谷寺まで歩き、昨日と同じ店に入って、釜揚げシラス丼を食べた。

私「二日続けてシラス丼を食うことになるとは思わなかった。」
ヒロ「おいしいからいいじゃん。」
私「確かにおいしいけどね。」

江ノ電に沿って鎌倉駅まで歩いて行き、ごった返す小町通りを、駅前で買った瓶ビールを飲みながら歩いた。
八幡宮にお参りして、ちょっと遠回りして、昨日ジュンと通った切通を反対側から上って、北鎌倉のほうに出て、東慶寺を観光した。

ヒロ「聡一と鎌倉を散歩で来てよかった。ジュンちゃんだけにいい思いをさせておくわけにはいかないもん。」
私「まあ、同じところを歩いても、気分が変わるから、新鮮だね。」
ヒロ「でも、三連休、一日だけでもOFFにしておいてよかった。」
私「ムリすんなよ。鎌倉だったらいつでも来られるんだから。」

まだ午後3時くらいだったが、ヒロがちょっとピアノの練習をしたいというので、早めにヒロのマンションに帰った。
夕食までヒロは少しピアノの練習をしていた。
その後練習を終えたヒロと少し遅めの夕食を食べてから、私はヒロと別れてマンションに帰ったのだった。

そうして私の盛りだくさんだった三連休は終わった。


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tag : ゲイの父親 ゲイ

ある週末の日

この前のちょっとした騒動の後、姉夫婦はお互いにすれ違った気持ちを修復するためと言って、ふたりで東京に旅行することになった。
金曜の午後に東京に来て、日曜の夜までには帰り着くような日程である。
そういうわけで私は姉夫婦と東京で金曜の夜に食事をすることになっていた。
姉夫婦に見栄をはってもしょうがないのだが、それでもたまに上京する姉夫婦のために、ちょっといいけれどそれほど高くない店の紹介を俊顕くんに頼んだ。俊顕くんはいい店を見繕ってくれたようだった。

そして、金曜の夜、姉夫婦が泊っている新宿のホテルに私はふたりを迎えに行った。
表面上の印象では、ふたりはすでに仲直りしているような感じだった。

私「今日の午後はどうしてたの?」
姉「明治神宮のパワースポットに行ってきたわよ。」
私「ああ、なんとかの井戸とかいうところだね。」
姉「清正の井戸よ。でもとても清浄な気分になれるところだったわよ。」
私「それはよかった。じゃあ、そろそろ出かけようか。」

私たちは電車で行くとちょっと乗り換えが面倒なので、タクシーを奮発することにした。けっこう高級な店をたぶん俊顕くんは紹介してくれていると思われるので、タクシーで乗り付けたほうがいい感じがしたからだ。
俊顕くんの紹介してくれた店は、多分私だったら入れそうにもない高級そうな雰囲気だった。
それでも俊顕くんの頼んでくれていたおまかせ料理は思ったほど高くなくて私は安心したのだった。

姉「ソウちゃん、あなたいつもこんな高級なところに来てるの?」
私「来てるわけないよ、ちょっと知り合いに紹介してもらったんだ。たまにはこういうところもいいだろう?」
姉「心配だから聞いておくけど、ひとり分いくらなのよ?」
私「紹介してくれた人が店と交渉してくれて、比較的手ごろなコースにしてもらってるから、心配しなくてもだいじょうぶ。」
義兄「じゃあ、俺たちはこういうところはどういうふうに頼んでいいのかわからないから、聡一くんに任せるよ。」
私「ワインもあんまり高いやつは頼めないから、ほどほどので我慢してね。」

本当はこういうところで、フルコースで出てくるのだろうが、今回はメインを魚か肉のどちらか一品にしてもらって、値段を下げてもらっていた。
それでもまずはアミューズから、オードヴル、そしてメインと続いて、じゅうぶん私たちはお腹いっぱいになったのだった。
そして最後のデザートがアートっぽく盛り付けられていて、これには姉がものすごく喜んでいた。

姉「ソウちゃんにはいろいろしてもらったわねえ・・・」
私「そうでもないよ。」
姉「あんな小っちゃかったソウちゃんが、あたしのことを心配してくれるようになるなんて、大人になると男の人は立派に成長するのよね・・・」
私「そんで、もうお義兄さんとはもとに戻ったの?」
姉「そうね、元に戻ったわよ、とはいってももう○吾とは共同で生活している同志みたいなもんだけどね。」
義兄「ながく夫婦を続けてると、だれでもそうなってくるもんだよ。」
姉「そうそう、明日の夜、ソウちゃん時間ある? 頼みたいことがあるんだけど。」
私「なんだよ、急に・・・」
姉「明日の夜は、あたしは久しぶりに東京に嫁いだ友達と会うことになっちゃったのよ。」
私「そうなんだ、でもお姉ちゃんは暇を持て余してるんだろうけど、お友達は大丈夫なの?」
姉「友達の子供ももう高校生で、手がかからなくなってきたから、夜もじっくり飲めるって言ってたわ。」
私「それで?」
姉「明日の夜はけっこう遅くまで飲むつもりだから、ソウちゃん、○吾の相手しててくれないかな?」
私「なんだ、そんなこと、もちろんいいよ、それならお義兄さんとじっくり飲みにいくから。」
姉「じゃあ、ソウちゃん、お願いするわよ。そういうわけで、明日の夜はソウちゃんと飲んでてくれるかな。」
義兄「それはいいけど・・・」
姉「よかったわ、これであたしも明日は心置きなくゆっくりと友達と飲めるわ。」
私「いいけど、お姉ちゃん、飲みすぎるなよ、いいおばさんが飲みすぎてつぶれてるところなんかは人様に見せられないからね。」
姉「ちょっと、ソウちゃん、いいおばさんってなによ。」
私「じゃあ、いいおばさんじゃなきゃ、悪いおばさんなのかな?」
姉「ホント、ソウちゃんってかわいくないわよね。」
義兄「でもそんなところがかわいくてしょうがないんだろう、理◎は。」
私「うへっ、お姉ちゃんにだけはかわいがられたくないんだけど。」

食事を終えると、もうかなりの時間が過ぎていた。私たちはまたタクシーでホテルに戻った。そしてふたりと別れてから、わたしはちょっとだけ二丁目に行くことにした。

ママ「あら、いらっしゃい、ソウさん、久しぶりじゃない。」
私「ちょっと新宿に来たものだから、寄ってみました。」
ママ「うれしいわ、ゆっくりしていってちょうだい。今日は一人なの?」
私「そうなんですよ、今日はさみしい独り者・・・」
ママ「あら、ソウさん、もう酔ってるの?」
私「ワインしか飲んでないから、それほど酔ってはいないと思うけど。」
ママ「あら、いい男は酔ってもステキよ。」
私「ママさんも、キレイですよね。」
ママ「あら、もうソウさんったらおじょうずね、でもお世辞でもうれしいわ、今までソウさんはそんなこと言ってくれなかったもの。」
私「そうでしたっけ。」
ママ「まあ、ソウさんったら、そんな無防備な顔してたら、おおかみさんたちに食べられちゃうわよ。」
私「そんな、おおかみさんたちにおいしく食べられちゃうような年じゃないですよ・・・」
ママ「そんなこと言ってたら、あたしがいただいちゃおうかしら。」
私「ママさんにはステキなお相手がいるでしょう・・・」
ママ「そうだけど、ソウさんだったらべ・つ・ば・ら・よ。」
私「お気持ちだけありがたくいただいておきます・・・」
ママ「もう、ソウさんったら、イケズねえ。」
私「ママさん、なんか飲みます?」
ママ「あら、ソウさんのおごりだったら、あたしなんでもいただいちゃうわよ。」

店では思いのほか、飲みすぎてしまい、私は誰かに連れられて、タクシーでマンションまで帰ってきたらしい。翌朝、自分のベッドで目が覚めると、隣で誰かが寝ていた。ヒロだろうと思って確かめもせずに二度寝をしてると、誰か若い男にに起こされた。

若い男「あの、すみません・・・」
私「あれっ、えっ、あれっ、ええと・・・」
若い男「やっぱ覚えてませんね。」
私「ゴメン、昨夜はちょっと飲みすぎて・・・」
若い男「俺のことは後でゆっくり説明しますから、その前にちょっと急ぎトイレを使いたいんだけど・・・」
私「ああ、そうなんだ。トイレはこっち。」

私は起き上がって、若い男をトイレまで案内した。そして、ベッドに戻って横になっていると、若い男がすぐに戻ってきた。

若い男「すみません、起こしちゃって・・・」
私「トイレじゃしょうがないよ。」
若い男「ええと、あなたはソウさんですよね。俺の名前覚えてます?」
私「ゴメン、ぜんぜん覚えてない・・・」
若い男「やっぱり。ソウさん、けっこう酔ってたもんな。」
私「改めて教えてくれる?」
若い男「俺はたけるです、建設の建でたけるです。」

私は改めて隣にいるたけるくんを見た。すっきりとした整った顔のイケメンで、下手したら未成年かもしれなかった。

私「あのさ、ちょっと聞くけど、たけるくんって年はいくつ?」
たけるくん「23ですよ、ソウさん、焦らなくても俺、未成年じゃないですから。」
私「そうなんだ、よかった・・・」
たけるくん「でも、ソウさんは昨夜はベッドに入るとすぐに寝ちゃって、俺にはなんもしてないから・・・」
私「23歳か・・・ 息子よりも年下だ・・・」
たけるくん「ソウさんって子供いるんですか?」
私「子供ったって、もう立派な社会人だよ。」
たけるくん「ソウさんって、そんな子供がいるような年に見えないんだけど・・・」
私「見かけはともかく、そういう子供がいるんだよ。」
たけるくん「ソウさんって、バイ?」
私「まあ、女の人ともできたけど、本当はほとんどゲイだね。」
たけるくん「じゃあ、俺のこともイケるんだ。」
私「そんなイケメンなんだから、誰だってたけるくんのことはイケると思うよ。」
たけるくん「よかった、せっかく同じベッドに入ってて、ソウさんったら何もしてこないみたいだから、俺に魅力を感じてないのかと思ってた・・・」
私「すげえ魅力的だけど、息子より年下だからなあ・・・」
たけるくん「さっき、俺をトイレに連てってくれた時、ソウさん、けっこうパンツの中が突っ張ってたみたいだけど・・・」
私「あっ、あれは、あれは、単に、なんというか、朝勃してただけ・・・」
たけるくん「うわっ、ソウさんったら、顔が赤くなってる、かわいい。」
私「ばあか、大人をからかうんじゃないって・・・」
たけるくん「ソウさんこそ、俺のこと、子供扱いしてるでしょ。」
私「してないよ・・・」
たけるくん「じゃあ、証拠みせて・・・」
私「そんな大人をあおるようなこと言って、後で後悔するなよ・・・」
たけるくん「ソウさん、声震えてるんだけど・・・」
私「うっせえ・・・」

私はたけるくんに軽くキスをした。そうするとたけるくんは激しいキスでこたえてきた。

たけるくん「俺、もう、勃っちゃった・・・」
私「敏感だね。」
たけるくん「なあんだ、ソウさんだって、すげえ硬くなってるじゃん、しかも大きい・・・」

あとはなんとなくたけるくんにリードされながら、私たちは快感の頂点まで上り詰めたのだった。
最後はお互いのからだめがけて、白いマグマを大量に噴出していた。

たけるくん「ソウさんの大きいものを受け入れられなくて、ゴメン。」
私「別に入れなくてもじゅうぶんに気持ちよかったけど・・・」
たけるくん「それならよかった。」
私「シャワーでからだを洗っておいで。」
たけるくん「うん、そうする。」

その後私もシャワーを浴びてから、遅めの朝食をふたりで食べた。そして、帰るたけるくんを私は駅まで送っていった。マンションに戻ってくると、テーブルの上にたけるくんのメアドと携帯番号が書かれた小さなメモが乗っかっていた。

その後、私はスポーツクラブに行って、思い切りからだを動かして汗をかいた。
夜には義兄と飲むことになっていたので、それまでは私はヴァイオリンを取り出し、こんどヒロたちと弾くイベールの曲の練習を集中してやった。

そして、夕方、姉夫婦の泊まっているホテルに行くと、姉はすでに出かけていて、義兄が一人で待っていた。

義兄「どうする? 今からすぐに部屋に戻ろうか?」
私「やっぱ、部屋じゃまずいよ、お姉ちゃんに感づかれるとまずいし・・・」
義兄「ベッドを使わないで、バスルームですれば証拠は洗い流せるけど・・・」
私「もう、兄貴ったらしょうがないなあ・・・」
義兄「ちょっと狭いけど、バスタブで向かい合ってこすり合わせるくらいはできる。」

私たち部屋に戻り、すぐに裸になってバスルームに入った。比較的広めのバスタブがあり、男が二人入っても、窮屈なことはなかった。

義兄「聡一、うれしいよ、もう勃ってる・・・」
私「兄貴ったら、もうガマン汁が垂れてる・・・」

私たちはバスタブの中に向かい合って座り、足を少し上げて腰を密着させて、二本のモノを上向きにして束ねるように合わせた。

義兄「聡一の、でっかいくせに、きれいな色だね・・・」
私「兄貴だってあんま使ってなさそうだ。」

私たちは上向きの二本のモノを手で包み込むように握って擦りあった。
あまり早く行き過ぎないように、手の動きを加減しながら快感がだんだんと高まるのをいっしょに楽しんでいた。
そしてだんだんと快感が高まって、加減がむずかしくなっていき、ついに二人とも直立したモノの先から勢いよく白い粘液を発射したのだった。

義兄「すげえ、気持ちよかったよ。聡一の飛ばしたものは、ひょっとして天井まで届いたんじゃない?」
私「まさか、そこまでは飛んでなと思うけど、でも大量に出ちゃったね。」
義兄「いくらたくさん出しても、バスタブの中だと、後始末が簡単だ・・・」
私「じゃあ、シャワーで洗い流してあげるよ。」

私たちは立ち上がり、快感の余韻を心地よく感じながら、シャワーで流してきれいになったのだった。

私「とりあえず、これから飲みに行こうよ。」
義兄「そうだね、ちょっと飲みに行こうか、どっかいいとこ知ってる・・・」
私「知ってるとこあるけど、二丁目だよ。」
義兄「二丁目って、ひょっとしてゲイの人が来るところ?」
私「そうだよ・・・」
義兄「すげえ、聡一ってそういうところに行きつけの店があるんだ・・・」
私「ひとつだけだけどね・・・」
義兄「いちど行ってみたいと思ってたんだ・・・」
私「じゃあ、ちょっと歩くけどいい?」
義兄「軽く何か食べていこうよ、お腹すいた。」

私たちはホテルを出て、ちょっとお腹に入れてから、歩いて二丁目まで行った。

ママ「ああら、ソウさん、いらっしゃい、二日続けて来てくれてうれしいわ。」
私「昨夜はすみませんでした、失礼なこと言いませんでした?」
ママ「だいじょうぶよ。それより昨日ソウさんを送っていったたけるくん、どうしたの?」
私「すみません、けっきょく終電がなくて、ウチで泊まってもらいました・・・」
ママ「もう、ソウさんったら、モテモテね。今日のお相手は誰なの、あたし好みのおいしそうなイケメンだわ。」
私「ええと、こっちは俺の義理の兄です。」
ママ「あら、そうなの、なんかすごいお似合いのカップルに見えたわ。どうも、初めまして、あたしがこの店のママの**です、よろしくね。」
義兄「すみません、こういうところには慣れてなくて。ああ、名前は〇吾といいます。」
ママ「あら、顔だけじゃなくて声もステキねえ。モテるでしょう?」
義兄「そんなことないですよ・・・」
ママ「あら、初々しいところが、おいしそう・・・」
私「ママ、すみません。兄が来たいっていうから連れてきたんだけど、兄は基本ノンケなんですよ。」
ママ「あら、ノンケなの、いい男なのにもったいないわねえ、ソウさんとすごいお似合いのカップルなのに・・・」

そう言うとママは他の客に呼ばれたのか、私たちの前を離れていった。

義兄「ちょっとびっくりした、テレビではああいう人を見たことあるけど、実際に見るよは初めて・・・」
私「まあ、言ってみればあれは営業用のコスチュームと化粧であって、営業時間外は普通にスッピンでおじさんしてるんじゃないかな。」
義兄「へえ、そうなんだ。そういえば、お客さんたちはみんなホント普通のリーマンが多いよね。」
私「兄貴がイケてるから、さっきからすげえ見られてるよ。」
義兄「俺のほうじゃなくて聡一を見てるんじゃないのか?」
私「兄貴はもう少し自分がもてるという自覚を持たなきゃ。」
義兄「聡一だけだよ、そんなこと言ってくれるのは。」
私「ヘンなこと聞くけど、兄貴ってホントに男には興味ないんだよね・・・」
義兄「ないよ、聡一は例外だけど・・・」
私「兄貴、前に高校の頃、男と経験があったみたいなこと言ってたじゃん?」
義兄「ああ、あれは男に興味があったんじゃなくて、他人のモノが気になる年ごろだったってただけだよ。」
私「じゃあ、俺とのことは?」
義兄「聡一のことはすげえ好きだよ、溺れすぎないように注意しないといけないくらいだ・・・」
私「それはうれしいな・・・」
義兄「そうやって聡一が甘えてくれると、俺は胸ズキューンだね。」
私「じゃあ、お姉ちゃんのことは?」
義兄「それを今聞くか、ったく・・・ もちろん理◎のことも好きだよ、でも今ではしたいとは思わないけどね。一緒に住んでて、けっこう快適だから、それでいいんじゃないかな。」

いろいろおしゃべりしているうちにすぐに時間がたってしまい、私たちはホテルに戻った。ホテルの部屋で、義兄と夜景を眺めながらさらに缶ビールを飲んでいると、姉が少し酔っぱらって帰ってきた。

姉「あら、ソウちゃん、遅くまでありがとう。」
私「お姉ちゃん、けっこう飲んでるね。」
姉「久しぶりに会った友達だもん、いろいろと話が盛り上がっちゃって…」
私「じゃあ、そろそろ帰るよ。お姉ちゃん、さっさと寝たほうがよさそうだよ。」
姉「じゃあ、ソウちゃん、またね。」
私「お義兄さん、そろそろ帰ります。」
義兄「今日はいろいろとありがとう。また連絡するよ。」

私はそのあと、ヒロのマンションに向かった。12時過ぎだったが、ヒロはテーブルに資料を広げて怖い顔で読んでいた。

私「ヒロ、そのまま続けてていいよ。」
ヒロ「そろそろ終わろうと思ってたんだ。なんだ、聡一、酔ってるの?」
私「ちょっとだけね、姉夫婦と久しぶりに飲みに行ったから・・・」
ヒロ「聡一はいいなあ、兄弟がいて・・・」
私「今は仲良くやってるけど、昔はけっこう姉のこと、ウザかったけどね。」
ヒロ「寝る前に、一緒にお風呂入ろうよ。」
私「いいけど・・・」

私たちは向かい合ってシャワーを浴びた。いつの間にかヒロのモノが上向きに勃ちあがっていた。

ヒロ「勃っちゃった・・・」
私「感度いいね。」
ヒロ「溜まってるからね。聡一はあんま元気ないね。」
私「姉夫婦と飲みすぎたかな・・・」
ヒロ「それほど酔ってないみたいじゃん・・・」

まさかその日はもうすでに二回も出してしまっているのをヒロにさとられるわけにはいかない。

私「ゴメン、実は今朝、久しぶりに一人エッチしちゃったんだ・・・」
ヒロ「えっ、聡一もシコることあるんだ、珍しいね。」
私「男だからね、することもあるよ・・・」
ヒロ「でも、聡一はあんまりしないみたいじゃん・・・」
私「ヒロがいるからね・・・」
ヒロ「でもジュンちゃんの子育てをしてるころは彼氏はいなかったんだろう?」
私「ああ、あの頃はすげえ忙しかったからね。それにジュンといっしょに寝てたからやろうとしてもできなかったからね・・・」
ヒロ「でもさ、男ってさ、寝てるときに自然に手を置くと、ちょうどあそこのあたりにくるじゃん、まるでシコりなさい見たいな感じだよね。」
私「確かにそうなんだけど、シコるより、夢の中でしたほうがよかったりするから、あんまり積極的にはやらないなあ・・・」
ヒロ「俺なんか積極的にシコってたなあ。」
私「でも夢精する人はけっこういるんじゃないかな、村上春樹の小説の主人公はよく夢精するみたいだし・・・」
ヒロ「でも、いい年して、寝てる間にパンツを濡らすのはちょっとハズい・・・」
私「でも夢精だと、オネショみたいに布団まで濡れることはないから、大したことないと思うよ。」
ヒロ「まあ、聡一はオネショ経験豊富みたいから、そう思うんじゃないかな。」
私「確かにフロイトによると夢精はオネショの代償行為ってことらしいけどね・・・」

そんな話をしているうちに私もかなり勃起してきていた。
私たちは二本の硬くなったモノをこすり合わせて快感を呼び込んでいた。
先にヒロが爆発して、私のほうはさすがに一日に三回目だったので一生懸命擦ってやっと発射することができた。

ヒロ「俺、早く終わりすぎだったね。」
私「こっちが遅すぎた、でもけっこう気持ちよかったけどね。」
ヒロ「ならよかった・・・」

そしてシャワーで熱くなったからだをキンキンに冷えたビールで冷やしてから、私たちはベッドに入った。
ヒロは疲れたのか、すぐに寝息をたて始めた。私はしばらくヒロの寝顔を見ていたが、そのうち私も寝てしまった。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

季節外れの帰省

先週の金曜の夜、仕事を定時で終えた後、私は新幹線に乗っていた。ノドがかわいていたので、電車が走り始めるとすぐに私は缶ビールを飲み始めた。
目的地の駅までは2時間ほどかかるので、ゆっくりとうたたねをすることにした。
駅に着いて改札口を出ると、義兄がにこやかな表情で待っていた。

義兄「聡一、久しぶり、よく来たね。」
私「今年は正月に兄貴に会えなかったからね。」
義兄「ジュンちゃんは元気だった?」
私「元気だったけど、勉強が大変らしくて少し疲れてたね。」
義兄「でもジュンちゃんはすごいな。」
私「ジュンに負けないようにしないとね、親としては・・・」
義兄「だいじょうぶ、聡一はちゃんとしてるよ。」
私「兄貴、俺、お腹すいてるんだけど・・・」
義兄「俺もだよ。じゃあ、適当なところで晩飯にしよう。」

私たちは車を走らせて、街道沿いの大きなレストランに入った。

義兄「こんなところで悪いね。」
私「まずいわけじゃないから、じゅうぶん。」
義兄「せっかく聡一と食べるんだから、もっと気の利いたところに行きたかったんだけど、このあたりじゃおしゃれな店なんてないからね。」
私「兄貴と食べたら何を食べてもおいしいって。」
義兄「もう、またそういう殺し文句を言う・・・」
私「ほんとのことを言っただけだけど・・・」
義兄「早く食事をして、その後楽しいことしよう。」
私「楽しいことって?」
義兄「もう、聡一ったら、わかってるくせに…」

私たちは早々と食事を終えると、義兄の家に向かった。車はほどなく到着した。

義兄「聡一、まあ入って。」
私「お姉ちゃんはお父さんたちのところに行きっぱなし?」
義兄「そんなことはないよ、先週の土曜、天気が良かったから送りがてら俺も行って、ご両親には会ってる。」
私「じゃあ、今週1週間は兄貴はこの広い家に一人だったんだ。」
義兄「別にさみしいわけじゃないけど、一人だとなんだか寒々しくてね、昨日までは実家にいたよ。それだとメシも困らないし・・・」
私「一人息子なんだから、ご両親もそのほうがうれしいんじゃない?」
義兄「でもさ、いい年の息子がさみしいからって実家に帰ってくるなんて、驚いてるじゃないかな。」
私「でもいくつになっても息子は息子だからね。それに兄貴はすげえ若々しいし・・・」
義兄「それより、寒いから早く風呂に入ろう。」

私たちはお湯がいっぱいになるのを待ってから、二人で風呂に入った。

義兄「ごめん、聡一の裸見たら、勃起しちゃった・・・」
私「兄貴ったら感度いいね。」
義兄「けっこうたまってるんだよ、実は・・・」
私「お姉ちゃんとはエッチしてないの?」
義兄「このところ完全なセックスレス夫婦。」
私「結婚して長いとそうなることが多いらしいね。」
義兄「浮気は怖くてできないから、たまりっぱなしだよ。この間も夢精しちゃったよ・・・」
私「ジュンみたいだ、兄貴、若いね。」
義兄「ジュンちゃんくらい若けりゃ、夢精したっておかしくないけど、この年で寝てる間にパンツを濡らすのはちょっとキモイと思うけどね。」
私「そんでそのパンツ、どう処理したの?」
義兄「見つからないようにベッドの下に隠してある。」
私「ははは、お姉ちゃんに見つからないように注意してね。」
義兄「子供の頃、オネショした時に、布団まで被害が及んでないときは、濡れたパンツを隠しておいたけど、結局母親には見つかって怒られたなあ・・・」
私「そのころの兄貴、かわいかったんだろうな。」
義兄「自分で言うのもなんだけど、そのころの写真見るとけっこうかわいかった・・・」
私「今もじゅうぶん兄貴はかわいいけどね。」
義兄「そう言ってくれるのは聡一だけだ・・・ あっ、聡一もけっこう勃起してきたみたいだね。」
私「俺もちょっとたまってるし・・・」

私たちはお互いのからだを洗いあって、その後ゆっくりとお湯につかって暖まった。
私が先に出て、しばらくすると義兄も出てきた。そしてベッドに並んで横になった。

義兄「なんか久しぶりに聡一と寝ると、ちょっとドキドキしてる・・・」
私「もう兄貴はいい年をしてうぶなんだから・・・」
義兄「聡一、早くしてほしい、俺、準備はできてるし、だからゴムなんかつけないでやってほしい・・・」
私「それはいいけど・・・」
義兄「メディカルジェルを用意してあるから使って・・・」

私たちはまずはキスをしながらお互いのからだを隅々まで愛撫しあった。義兄は全身が性感帯にでもなったみたいに快感のうめき声をあげていた。
そして二人ともからだがあたたかくなり、義兄のからだがほぐれてきたので、私はカチカチに硬くなったものにジェルを塗った。そして仰向けになり両足を上げた義兄の間に入っていき、少しずつ侵入していった。義兄の中は妙に暖かかった。
そして私たちは快楽の渦に巻き込まれていった・・・

私「兄貴、だいじょうぶ?」
義兄「俺、ひょっとして失神してた?」
私「俺が中で爆発したら、兄貴もすぐに射精して、射精した後も俺がそのままいじってたら、兄貴ったら何か精液じゃないサラサラの液体を漏らしながら失神した。」
義兄「げっ、じゃあ布団まで濡らしたかな。」
私「布団も濡れてるけど、ちょっとだけだよ、中までは染みてないと思う。」
義兄「じゃあ、シーツを変えれば寝られるね。」

私はシーツのありかを義兄に聞いて、新しいシーツを持ってきて、交換した。

義兄「全部聡一にやらせちゃってゴメン。」
私「いいよ、兄貴はなにもしなくても・・・」
義兄「なんか疲れた・・・」
私「あんなに感じ続けたんだから、疲れるよ、兄貴、早く寝なよ。」
義兄「うん、なんか気持ちよくぐっすり眠れそう。」
私「おやすみ、兄貴。」
義兄「おやすみ、聡一。」

私が軽くおやすみのキスをすると、兄貴はすぐに目を閉じて眠り始めた。私も義兄の暖かい体温を感じながらだんだんと眠ってしまった。
翌朝私が目を覚ました時には、義兄はすでに起きて、どうも洗濯をしているようだった。昨日汚してしまったシーツを早速洗っているらしい。
暖かい布団から出る勇気がないまま、私は布団の中でぬくぬくとうたたねをしていた。
なんか気持ちのいい夢を見ていると、義兄が部屋に入ってきて、私を起こた。

義兄「聡一、そろそろ起きなよ、あんまりゆっくりはしてられないよ、聡一はお義父さんたちに会うために来てるんだから。」
私「なんかはっきりしないけどすげえ気持ちのいい夢を見てた・・・」
義兄「ゆっくり眠れたみたいだね。」
私「兄貴は眠れた?」
義兄「すげえぐっすり寝たよ、眠りが深かった分、早く目が覚めた。」
私「洗濯してたの?」
義兄「そうだよ、昨日汚したもの、証拠隠滅しとかなきゃね。もう洗い終えて乾燥機にかけてるから、ゆっくり朝ごはん食べてたら乾くだろう。ほら、聡一、顔洗って、着替えておいで。」

義兄は私に軽くキスをして部屋を出て行った。私はやっと暖かな布団から出る決心をした。顔を洗って眠気を飛ばしてから、キッチンに行った。

義兄「今朝は大したものないからね。目玉焼きとウィンナー、野菜はレタスにトマト、それにトーストにコーヒー。」
私「兄貴、作ってくれたんだ、なんかうれしい。」
義兄「作るって言ったって、目玉焼きくらいだよ。ほら、聡一、食べなよ。」

私たちは朝ご飯をゆっくりと楽しんで食べた。そしてしばらく休んだ後、義兄の運転する車で、私の実家に向かった。
実家では両親が私を待っていた。今年の正月はジュンのところに行っていたので、帰省していなかったからだ。

母「聡一、お帰りなさい、お父さんがお待ちかねよ。〇吾さん、聡一を車で送ってくれてありがとう。」

家に入っていくと、リビングでテレビを見ながら、父はお茶を、姉はビールを飲んでいた。

私「お父さん、ただいま帰りました。正月は帰ってこれなくてごめん。」
姉「アメリカ行ってたんだって? ジュンちゃん元気だった?」
私「ジュンは元気だったよ、ただ勉強はハンパなく忙しいらしくて、本当に大変そうだった。」
父「だいじょうぶだ、ジュンは私に似て頭がいいからね。」
姉「やだやだ、またいつものジジ馬鹿が始まった。」
母「でも海外からジュンちゃんのお年賀状が届くなんて、私もうれしかったわよ。」
姉「もうお母さんまで、孫のこととなるとまともな判断力がなくなるんだから・・・」

そして夜は父の知り合いの和食店に行って、冬の海産物を堪能したのだった。
夜は私の部屋で寝ることになった。普段使っていない部屋はことさら寒い感じがする。いつもならジュンが隣で寝ているので、お互いの暖かさがあったので、寒さもあまり感じなかったのだろう。

翌朝、義兄が寝ている私を起こしに来てくれた。

義兄「ほら、聡一、起きなよ。」
私「今、何時?」
義兄「8時だよ。」
私「兄貴、軽くキスしてよ、そうしたら起きるから。」
義兄「もう、聡一ったら甘えた声を出して・・・」

義兄はちょっと恥ずかしそうな表情をした後、私に近寄って、本当に短いキスをしてくれた。

義兄「ほら、これでいいだろう?」
私「短過ぎ・・・」
義兄「ほら、もう起きなさい。聡一が起きてきたら、朝ご飯にするみたいだからね。」

私は仕方なく暖かい布団から出て、着替えることにした。やはり部屋の中は冷たいので、私は急いで着替えて、食事のテーブルについた。

姉「もう、聡一ったら、起こさなかったらいつまでも寝てるんだから。」
私「いいじゃん、実家に帰った時は、ゆっくり寝たいんだよ。」
母「今日はね、朝ご飯食べたら、お父さんの知ってる温泉に行こうって相談がまとまったのよ。」
姉「車で一時間くらいかかるから、あんまりゆっくりもしてられないのよ。」
母「それでお昼もそこでいただいて、午後もちょっと温泉に入ってから帰ってくれば、聡一もだいじょうぶでしょう?」
私「それはだいじょうぶだけど・・・」
義兄「また、新幹線の駅まで帰りがてら送ってあげるよ。」

私たちは義兄の車に乗って、父親の知り合いの温泉ホテルに行った。着いたのが11時だったので、とりあえず温泉に入ることになった。私は父と義兄と一緒に露天風呂に入った。

私「今回はジュンが来られなくて・・・」
父「ジュンは勉強に行ってるんだから、それはしょうがないことだよ。」
私「まだ半年あるので、帰ってくるのはまだまだ先だけど・・・」
父「聡一、お前が寂しいんだろう。まあ私も聡一が大学へ入っていなくなった時は寂しかったからな・・・」
私「お父さん・・・」
父「まあ、あの時は私より母さんのほうが寂しがっておった・・・」
私「なるべく頻繁に戻ってくるようにするから・・・」
父「いいよ、お前は東京に住んでるんだから、来られる時に来ればいい。」
義兄「その代わりになるかどうかわからないけど、俺が時々ようすを見に来るから・・・」
父「どうもありがとう。でも〇吾くんはまずは自分のご両親を大切にするんだぞ。」

久しぶりに親子でゆったりと温泉に入ると、少しでも親孝行ができたような気になってきた。

ゆっくりと温泉に入った後は、部屋で昼食をとることになった。

姉「ほんと、ここはいいわ。温泉に入って、出てくると、豪華なお昼が何もしなくても食べられるんだから、天国だわ。」
私「お姉ちゃんは普段から天国の生活をしてるんじゃないの? お義兄さんが優しいのをいいことにして・・・」
姉「うるさいわね、あたしだってち普段はちゃんとしてるわよ。」
母「でも、私たちの時代に比べると、かなり楽になったと思うわよ。」
私「ほら、お母さんもそう言ってるじゃん。」
姉「多少はそうかもしれないけど、ソウちゃんにとやかく言われるすじあいはないわよ。いくつになってもソウちゃんはかわいくないわね。」
私「かわいいって言われる年じゃねえし。」
母「聡一だってちゃんとジュンちゃんを育てたんだから、立派よ。」
姉「まあそれはそうかもしれないわねえ、大きくなってもオネショばっかりしてたソウちゃんがお父さんなんだもんね。」
私「オネショの話は今関係ないだろうが、ったく・・・」
義兄「オネショ癖のあった聡一くんでも、大人になれば立派なお父さんになれるってことだよ。」
私「もう、お義兄さんまで・・・」
父「まあこうやって二人の子供たちとゆっくりと温泉に浸かって、昼めしをゆっくりと楽しめるんだから、育てた甲斐があったというもんだ。」
姉「まあ、お父さんとお母さんが長生きしてくれたら、これくらいのことならいくらでもしてあげるわよ。」
母「それじゃあ、長生きしなくちゃいけないわね。」
父「お前はだいじょうぶだよ。まだ何十年も生きるさ。」
姉「お父さんも長生きしてよね。」

昼食を取りながら、お酒を飲んだので、食べ終わった後、しばらくすると父はお酒のせいで眠り始めた、とりあえず布団に父を寝かせて、私たちは温泉に入ることにした。

母「すっかりお酒に弱くなっちゃって、飲むとすぐに寝ちゃうのよ。」
姉「しばらく寝たらだいじょうぶでしょう。あたしたちは温泉に行きましょう。」

母と姉と別れて、私たちはまた露天風呂に入った。

私「誰もいないから、なんかのびのびできるなあ。」
義兄「今日チェックインのお客さんが来るまでは、俺たちだけみたいだよ。」
私「なんか露天風呂を独占できるなんて気持ちいい。」
義兄「じゃあ、だれも来ないんだから、もっと気持ちいいことしようか?」
私「気持ちいいことって?」
義兄「わかってるくせに、とぼけちゃって。」
私「昨日したばっかじゃん・・・」
義兄「その割には今朝しっかり朝勃ちしてたじゃんか。」
私「あれはエッチな意味で勃ってたわけじゃないと思うけど・・・」
義兄「まあ、俺も今朝はすげえ勃ってたけどね・・・」
私「もう、兄貴が変なこと言うから、こんなところで勃ってきたじゃんか・・・」
義兄「どれどれ。あっ、ホントだ。」

義兄は私のものを握って、手を前後に動かし始めた。私の全身に快感が走った。義兄が握ってほしいというので、私は手を伸ばして義兄のものを握った。握ると急に硬さを増していった。
私たちはお湯に入ったまま、お互いのものをこすった。だれか入ってこないかとハラハラしながらの行為はかえって刺激的だった。

私「お湯の中に出しちゃったね。」
義兄「すくえるものは洗面器ですくっておこう。」

私たちは洗面器でお湯の中に浮かぶ白い浮遊物をできるだけすくいとった。
そしてのぼせそうになっていたので、私たちは脱衣場に出て行った。

義兄「ゴメン、中で変なことさせちゃったね。」
私「とりあえず気持ちよかったから・・・」

私たちは服を着て、部屋に戻った。部屋で待っていると間もなく母と姉が戻ってきた。
私たちはホテルを後にして、実家に帰った。
その後、私は義兄の運転するくるまで新幹線の駅まで送ってもらい、夜遅くマンションンに帰り着いたのだった。






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そういちの夏休み(2)

少し酔っ払って義兄の家に帰ったのは、もう日付が変わる頃だった。
すぐにも寝たかったが、とりあえず軽くシャワーを浴びて汗を洗い流すことにした。ひとつの布団に寝て汗の匂いがして、義兄に嫌われたくなかった。

私「寝る前に軽くシャワーでからだを流すよ。」
義兄「酔ってるみたいだけど、だいじょうぶ?」
私「それほど酔ってないって。」
義兄「シャワーを浴びながら倒れるといけないから、いっしょに入ってあげる。」
私「だいじょうぶなのに・・・」
義兄「ほら、着てるものを脱がせてあげるから、おとなしく立ってなさい。」

私はリビングの真ん中で、義兄に着ているものを全部脱がされて素っ裸にされてしまった。私も自分だけ脱がされるのは何か恥ずかしいので、義兄の着ているものを脱がせてあげた。義兄の穿いていた普通のボクサーを脱がせると、義兄のモノは半分くらい勃起していて、ぴょこんと跳ねるようにパンツの中から飛び出してきた。

私「兄貴、元気だね、もう半分勃ってる。」
義兄「聡一は今朝出してるけど、俺は出してないんだぜ。」
私「なんかいつもよりでかくなってない?」
義兄「溜まり過ぎで膨張してるのかな・・・」

私たちは素っ裸のままリビングを出て廊下を素っ裸でバスルームまで歩いていった。

義兄「それにしてもいい年をしたおとながちんこぶらぶらさせて歩いてるなんて、ちょっとヘンだよね。」
私「そういえば昔こんな感じの夢見たなあ。友達と素っ裸で学校の中をなぜか歩いてトイレを探す夢。」
義兄「友達って、聡一がいちばん仲いい、あのイケメン?」
私「いつごろだったか、やけにあいつのちんこがどうなってるか気になった頃があって、その頃の夢だったんじゃないかな。」
義兄「そんで探してるトイレは見つかったの?」
私「見つかったり見つからなかったりだったね。見つかると友達となぜかひとつの小便器に向かってオシッコし始めるんだよね。で、朝起きると見事にオネショしてた。」
義兄「ははは、聡一のオネショはすごかったみたいだからね。」
私「高校生のころしたオネショなんかは、全身が濡れてるんじゃないかと思うくらいいっぱいオシッコ漏れてた。」
義兄「なんかオネショを自慢してるみたい。」
私「確かに今は自慢事みたいに言えるけど、その当時はやっぱ肩身が狭かったなあ。」
義兄「でもご両親はぜんぜん怒ったりしなかったんだろう?」
私「その点は両親には感謝してるよ。だって高校生にもなってオネショするなんてただでさえ恥ずかしいのに、そのうえ親に怒られたら、身の置き所がないじゃん。親父なんかはオネショしてたらほめてくれるくらいの感じだったもんね。」
義兄「なんか高校生にもなってオネショしてる聡一のことを想像するとちょっと興奮してきた。」
私「もう兄貴ったら、ヘンタイみたい。」
義兄「聡一のことならなんでも興奮するんだよ。」

バスルームに入る頃にはふたりとも完全に勃起していて、義兄のモノのさきからは透明な粘液がタラーっと垂れ始めていた。

義兄「興奮しすぎてここで一回出してしまいたいくらいだ・・・」
私「兄貴ガマンしなよ、布団でゆっくり楽しもうよ。」
義兄「そうだな、後でゆっくり楽しんだほうが快感は大きいよね。」
私「じゃあ、兄貴のからだ、硬くなったところを除いて洗ってあげるよ。」
義兄「いちばん触って欲しいところを避けられるなんて、不完全燃焼だよ。」
私「ほら、洗って首のあたりから洗ってあげるから。」

私は鎌首を持ち上げたモノを除いて義兄の全身をていねいに洗った。そして次は義兄が私のからだを愛撫するように洗ってくれた。洗ってもらうだけでなんだかものすごい快感だった。

なんとかふたりとも爆発だけはガマンして、シャワーを浴び終えた。そしてからだを拭いてから、ビール一缶を半分ずつ飲んで、布団に入った。

シャワーを浴びる時に、前戯のようなことは終えていたので、私たちはいきなり相手の硬くなったものを手で刺激し合った。
しばらくこすっていると義兄がイキそうな表情になったので、私は手の動きをすこし止めた。

義兄「そこで手を止められると、なんかすげえ焦らされてるように感じだよ・・・」
私「まだ早いよ、もう少しゆっくりとして、気持ちよくなろうね。」
義兄「もう出そうなのに止められると、あそこが疼くようなヘンな感じだ・・・」
私「兄貴って一人エッチする時は、さっさと出しちゃうタイプ?」
義兄「昔はそうだったね、さっさと出しちゃって、けっきょく物足らなくてもう一回したりして・・・」
私「どうやってオナニー覚えたの?」
義兄「中学の時、部活のセンパイに教わった感じ・・・」
私「教わりながら二人でしたんだ・・・」
義兄「まあそうなんだけどね。でもあの経験がなかったら、いま聡一とこんなことしてないと思うよ。」
私「後ろの快感を教えてくれたのもそいつ?」
義兄「なんか聡一ったら嫉妬してない。それはもう少し後のことだよ。まあでもやっぱ部活のセンパイだったけどね・・・」
私「なんだ、兄貴ったらヘテロのくせに、ゲイの俺より男と楽しんでたんじゃん。」
義兄「人聞きの悪い。その二人だけだよ、しかも思春期の興味本位の突発的なできごとだから・・・」
私「その後は?」
義兄「大学の頃も、確かに男からコクられたことあるけど、その頃俺は女一筋だったからね。」
私「モテたんだろう? まあその顔じゃ女にモテるよね。」
義兄「確かに何人かと付き合ったけど、みんなセフレみたいなもんだったね、まああの頃はいくらでもやれたし・・・」
私「うわっ、大学生の頃はすげえ盛んだったんだ。お姉ちゃんに告げ口しちゃおうかな。」
義兄「あいつだって薄々知ってるよ。それに結婚する時に、浮気はしないように厳重に釘を刺されたしね。」
私「でも、あんなお姉ちゃんのどこがよかったんだか。兄貴だったらイケメンだから結婚相手よりどりみどりだっただろうい、よりによってお姉ちゃんを選ぶんだからなあ。」
義兄「まあ弟から見たらそうなのかもしれないね。」
私「なんか俺もすげえ気持よくなってきた・・・」
義兄「俺もだ。」

私たちは無言になり行為に没頭した。少しずつ快感がからだの中で大きくなっていき、先に義兄のモノがさらに硬く大きくなって、そしてついに跳ね始めた。義兄は大量の精液を噴出し、私のからだに何度もぶつけてきた。
その後私もすぐに義兄と同じように大爆発を迎えた。
私達のからだの間には、吹き出したマグマが大量に飛び散っていた。

義兄「からだがまたベトベトになっちゃったね、軽くシャワーで流そう。」
私「うん、そうしたい。」

私たちはもう一度シャワーを浴びた。そしてエアコンを効かせた部屋で、抱き合うようにして眠ったのだった。

そして翌朝、私は義兄よりも先に目を覚ました。前の晩に出すとなぜか朝勃ちがいつもよりも激しくなるみたいで、その朝もいたいほどいきり立っていた。義兄の股間も私に負けず、朝勃ちしているようだった。
私はトイレに行き、苦労してオシッコをした。膀胱が空になると勃起もほとんど治まった。

布団に戻ると義兄が目を覚ました。

義兄「もう起きてたんだ・・・」
私「トイレに行きたくて目が覚めた。」
義兄「今日はどうする?」
私「何時頃出発する?」
義兄「昼に出て、軽くこの辺で昼めし食って、それから行く予定だよ。」
私「わかった。じゃあ、もう少し寝られるね。」
義兄「俺もまだ眠いから、1時間くらいなら寝てもだいじょうぶ。」

私たちはまた抱き合うようにお互いをハグした状態でまた寝始めた。

そして9時頃起きて、10時過ぎに義兄の運転する車で出発した。大きな国道に出て、しばらく走ると、少し町並みが途切れる。その時義兄がウインカーを出して、いきなり道路に面した駐車場に車を入れた。そしてコテージのような建物の下の駐車スペースに車を止めた。

私「兄貴、ここって・・・」
義兄「確か前にも来たことあると思うよ。」
私「まだ休憩するほど疲れてないんだけど?」
義兄「また気持ち良いことをサクッとしようね。」
私「朝出したばっかりじゃん。」
義兄「その続きしよう。」

私たちは部屋の不必要なほど大きな円形ベッドに寝て、また朝と同じようなことをした。
場所が変わると続けてしても、新鮮な感じでできるのかもしれない。
私たちはまた激しく快感を貪り続けた。そして最後にはその日二度目にもかかわらず、また大量に粘液を発射した。

昼ごろモーテルを出て、近くの食事処で昼めしを食べた。そしてそのあとはまっすぐに実家に向かったのだった。

実家に着いて、車を敷地内に入れていると、音を聞きつけたのか母が玄関から出てきた。

母「ふたりともいらっしゃい。」
私「ただいま、お母さん。お父さんは?」
母「家の中にいるわよ、聡一に早く会いたいくせに、家から出ようとしないのよ。」
義兄「お義母さん、こんにちわ。」
母「いつも聡一がお世話になって、ほんとすみません。」
義兄「いえいえ、たいしたことはしてませんから。」
母「じゃあ、ふたりとも家に入って、お父さんにご挨拶なさい。」

私たちは母のあとについて家の中に入った。父はリビングのソファで本を読んでいた。

母「ほら、お待ちかねの息子ふたりが着いたわよ。」
父「わしは別に待ったりしとらんぞ。」
母「はいはい、そうでしたね。」
私「お父さん、ただいま帰ってきました、元気そうでよかった。」
父「わしはいつも元気だよ、病気だったのは昔の話だからな。」
私「でもあんまり頑張りすぎないでね。」
父「だいじょうぶじゃ、自分の体力くらいわかっておるからな。」
義兄「お義父さん、こんにちは、またおじゃまします。」
父「家族なんだから、そんな挨拶はするな。ただいま、と言えばいい。」
義兄「はい、ありがとうございます。」
父「ところで、ジュンは今年の夏はこっちには来られないのか?」
私「お父さん、ゴメンね、ジュンはなんか下準備があるらしいんだ。」
父「まあいい、ジュンの将来を考えたら、あっちに行くのはいいことだから。」
私「8月末には留学の挨拶にこさせます。」
父「その時は、聡一も来るのか?」
私「できれば来たいけど、まだわからなないなあ。」
母「無理しなくていいわよ、聡一も忙しいんだろうから・・・」
義兄「お義母さん、夕食の買い物行くんでしたら、いっしょに行きましょうか?」
母「あら、●吾さんありがとう。でも今日はいいの、理●が帰りに買ってきてくれるそうだから。」
私「お姉ちゃん、相変わらず糸の切れた凧だね。」
母「聡一も●吾さんもまだそんなにお腹すいてないでしょ、理●が帰ってきたらすぐに晩ごはんの支度するから。」
私「いそがなくていいよ、高校生じゃないんだから、そんなに空きっ腹じゃないから。」
母「そうね。なんか聡一は中学生までは食が細くて心配したけど、高校生になったら今までの分を取り返すみたいにぱくぱく食べてたでしょ、なんかその印象が強くて、つい聡一がいるとご飯をたくさん作らなきゃって思っちゃうのよね。」
義兄「聡一くんは今でも若いから、お義母さんもたくさん作らなきゃって思っちゃうんでしょうね。」
母「そうよね、ほんと聡一にジュンちゃんみたいな社会人の立派な子供がいるなんて・・・」
私「あのねえ、いつまでも子供じゃないんだからね。」

そこに姉が買い物の荷物を持って帰ってきた。

姉「あら、ふたりとも着いてたのね。」
母「ふたりともいま来たところよ。」
姉「お母さん、晩ごはんの材料、ソウちゃん来るって言うからたくさん買ってきたわよ。」
私「あのね、さっきもお母さんに話したけど、もう高校生じゃないんだからそれほどたくさん食べないんだけど・・・」
姉「まあいいわよ、いくつになってもソウちゃんはソウちゃんなんだから。」
母「今日は思い切り料理させてもらうわ。ふだんはお父さんとふたりじゃ、ほんとに少ししか作れないのよね。」
姉「ソウちゃんも●吾さんも見かけだけじゃなくて食欲の方も若々しくしといてね。」
母「ほら、こっちはいいから、男性軍はご飯ができるまで、リビングでビールでも飲んでてちょうだい。」
姉「なんでビールは男どもだけなのよ、あたしだってビール飲みたいわよ。」
母「じゃあ、一杯だけ飲んでらっしゃい。飲んだら手伝ってくれればいいから。」

そして父と義兄とビールの飲んでいるうちに夕食が出来上がった。ダイニングテーブルの上には置ききれない程の料理がならんでいた。

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そういちの夏休み(1)

今年から8月11日が祝日となったので、私はその日から夏休みを取ることにした。ジュンは13日から一週間ほど渡米するので、その代わりに11日は出勤するという。
私はお盆には両親のところに帰省しなければならないので、11日の夜にジュンと最後の夕食をゆっくりと食べていっしょに過ごした。
そして12日の朝、ジュンといっしょにマンションを出て、私は東京駅から新幹線に乗った。
そして私の生まれ育った街の近くの静かな新幹線駅に降りた。
改札口を出ると、義兄がにこやかに待っていてくれた。
義兄「聡一、久しぶり。元気そうだな」
私「兄貴も元気そうでよかった。」
義兄「腹減ってる?」
私「まだ昼には早いからそれほどでもない。」
義兄「じゃあ、ちょっとだけウチで休んでいく?」
私「いいけど・・・」
義兄「聡一を早く食べたい。」
私「おいしくないと思うけど・・・」
義兄「また、そんなこと言って、かわいくないなあ。」
私「かわいいという年じゃないんだけど・・・」
義兄「聡一は、かわいい弟だからね。」
私「兄貴のほうがぜんぜん年取らなくてかわいいと思うけど・・・」
義兄「なんかそう言われると、ちょっとうれしいかな・・・」

義兄はちょっとだけ顔を赤らめた。義兄の甘い顔がそれだけで初々しい感じになった。

私たちは義家の運転する車で、今は義兄と姉が住んでいる家(そこは私が生まれ育った家でもある)に向かった。
家に入るとやはり懐かしい。家具とか、インテリアは変わっていても、基本は変わっていないからだ。

義兄「和室に布団を敷いておいたからそこで今夜は寝て。」
私「もう布団準備しておいてくれたんだ、ありがとう。」
義兄「布団は寝るためだけじゃないと思うけど・・・」
私「もう、兄貴、目がらんらんと光を放ってる。」
義兄「こっちのほうも準備ができてるけど・・・」

そう言うと義兄は私の手を取って自分の前に導いた。確かに生地越しに少しかたくなっているものが手に触れた。

私「もう固くなり始めてるじゃん。」
義兄「ちょっと溜まってるからね、すげえ感じやすいよ。」
私「もう、どんだけ溜めてんだよ。」
義兄「あいつとのエッチだったら、もう何年もしてないよ。」
私「じゃあ、浮気で解消してるのかな?」
義兄「まさか、浮気なんかできないよ。」
私「じゃあ、ひとりエッチ?」
義兄「既婚者はひとりでウチにいることが少ないから、あんまりできないんだよ。」
私「まあそれはわかる。」
義兄「だから、たまに聡一といいことをするのが楽しみだな。」
私「そんなにいいもんじゃないけどね・・・」
義兄「俺にとっては聡一は最高の相手だよ。アレは立派だし、やさしいし、イケメンだし・・・」
私「イケメンは兄貴のほうだろうが・・・」
義兄「聡一のほうがいい顔してるよ。」
私「いいけど、もう、口だけなんだから・・・」
義兄「じゃあ、それをからだで証明してあげるよ。ほら、こっちにおいで。」

私は義兄に背中を押されて布団の敷いてある和室に行った。

義兄「ほら、ちゃんと布団を敷いてるから、その上に寝て。」
私「だから、すでに布団が敷かれてたんだ・・・」
義兄「すぐにできるようにね・・・」

私が布団に横たわると義兄はかぶさるように私の上に乗ってきた。

私「兄貴、なんだか積極的だね。」
義兄「溜まってるせいかも・・・」
私「なんか押し倒されて、ドキドキしちゃったよ。」
義兄「聡一を押し倒すのも悪くない。」
私「なんか勃起してきちゃった・・・」
義兄「なんだ、聡一も溜まってるんだ。」
私「そうでもないんだけどね。」
義兄「相手とはちゃんとしてる?」
私「してるよ、でも夏休みは日本にいないから・・・」
義兄「じゃあ、ちょうどいい、代わりにしてあげるよ。」

義兄は積極的に私に愛撫を始めた。そしてしばらくすると私は裸にされてしまった。

義兄「そろそろ上下変わろう・・・」
私「兄貴が上っていうのも新鮮でよかったけど。」
義兄「やっぱ聡一が積極的にしてくれるほうが俺は好きだな。」
私「兄貴のくせに・・・」
義兄「俺のほうが年上だけど、ネコなんだよ。」
私「それはよくわかってる。」

上下が入れ替わって、こんどは義兄に私がかぶさるように乗った。義兄のモノがさらに固く勃ち上がった。
私は義兄の全身をやさしく撫で回し始めた。すぐに義兄は我を忘れたように快感を貪り始めた。
私も少しずつ快感に全身を包まれて、目の前の視界に霧がかかったようになっていた。
そして我慢できなくなったのか、義兄が両足を上げて、後ろを私の方に向けてきた。
私はいきりたったモノを義兄の中心に当てて、少しずつ中に入れていった。
最初は痛みを感じていたらしい義兄も、私の全部が入りこんだ頃には、ものすごい喘ぎ声を漏らし始めていた。
そして長い時間がたったころ、義兄がさらに激しく喘ぎ、そして私は義兄の中で爆発した。
私の方は出すものを出してしまうと、いきなり冷静になってしまったが、義兄の方はまだまだ快感がからだの中を満たしているらしく、息を切らしたままだった。

私「そのままでいいよ。」
義兄「まだ聡一が中にいるみたいに興奮してる。」
私「そのまま寝ちゃいなよ。」
義兄「寝るなんてもったいない、このすごい快感の残り火を味わいつくさなきゃ。」
私「じゃあ、抱いててあげるよ。」
義兄「聡一、やさしいね。」

私はまだ快感に包まれてトロントしている義兄を横に寝て軽くハグした。義兄はしばらくすると、快感を味わい尽くしたのか、静かに寝始めた。

1時間ほどすると義兄は目を覚ました。

義兄「なんか、すげえ気持ちいい目覚めだな。」
私「ぐっすり寝てたみたいだもんね。」
義兄「やべえ、ちょっと後ろを洗ってこなきゃ。」
私「ゴメン、思い切り中出ししちゃったからね・・・」
義兄「あやまるなよ、俺の方こそちゃんと俺の中でイッて欲しかったんだから。」

義兄はバスルームでシャワーを浴びながら、洗浄をしたらしい。
そして昼ごはんは近所の店から出前を取ってすませた。外に行くよりも、懐かしい味の出前のほうが私にはよかった。

そして夕方、義兄に送ってもらって、町の繁華街にでかけた。また中高時代の仲の良い友達とプチ同窓会をやることになっていたからだ。
いつものメンバー数人で、本当に気楽に集まってしゃべるのはとても楽しい時間だった。
2時間ほどのプチ同窓会はあっという間に過ぎてしまった。そして店を出るとみんなそれぞれ散っていって、私と忠だけが残っていた。

忠「聡一、もう一軒行く?」
私「まだ早いからいいけど、どこに行く?」
忠「最近ちょっとおもしろいとこ見つけたんだ。」
私「面白いとこって?」
忠「たぶん聡一も好きそうなところ。」
私「思わせぶりだな。」
忠「俺もまだ数回しか行ってないけどね、けっこうモテて、楽しいんだよね。」
私「だからどんな店なんだよ?」
忠「ジャンルで言えば一種のバーかな。」
私「キャバクラみたいなとこだと、行けねえぞ。」
忠「違うって、聡一をそんなところに誘ったりしないよ。」
私「じゃあ、どんなとこなんだよ?」
忠「口で説明すると、うまく言えないかもしれないから、とにかくついておいでよ。」

私は忠に連れられて繁華街の裏道に入っていった。とあるビルの前に着くと、忠は看板をちょっと見上げた後、中に入っていった。・
私もいっしょに忠の後について中に入っていった。

私「忠、まさか、ここは・・・」
忠「なに口をパクパクさせてんだよ。」
私「だってだって、ここっていわゆるゲイバーだろう?」
忠「うん、そうだよ、聡一のほうが詳しんじゃないのか?」
私「そうじゃなくて、なんで忠がこんなところに来るんだよ?」
忠「最初中に入ったばっかりのころは、それなりに違和感あったんだけど、みんな温かいからすぐに馴染んだ。」
私「馴染んだって、お前まさか、こっちのケあったのか?」
忠「ねえよ。心配するなって、こっちの方は俺もまだヴァージンだからな。」
私「じゃあ、何しに来たんだよ、ここはそもそも相手探ししに来るとこだろうが。」
忠「俺は純粋に酒を飲みに来てるんだよ。俺って、意外に男にもモテるみたいなんだよね。」
私「忠が男にモテてもしょうがないだろうが。」
忠「あっ、ソウちゃん、嫉妬してる? イケメンの俺が他の男にモテて・・・」
私「ばあか、嫉妬なんかするか。」
忠「なんかここの人たち、お客さんも含めてホント温かいんだよね、それにモテようなんて邪念なしに俺なんかいられるから、すげえ気楽でいいんだよね。リラックスできるというか・・・」
私「お前がこっちに転向したのかと焦ったよ。」
忠「俺がもしもこっちの世界が見たくなったら、真っ先にソウちゃんに声をかけるから、心配するな。」

そこにバーのマスターがやって来た。

マスター「まあ、イケメン二人で何の秘密の相談なの?」
忠「これからするいいことの相談・・・」
マスター「あらいやだ、チューさんって、こっちの人じゃないんでしょ?」
忠「本来はそうだけど、こいつならOKなんだ。」
マスター「あら、そうだったのね、こちらイケメンですもんね。あら、いやだ、あたしったらこちらのイケメンさんにまだご挨拶してなかったわね、お名刺渡すわ。」
忠「そんでこいつはソウ、中学からのダチ。俺の唯一の男の相手。」
マスター「あら、お似合いのカップルねえ、ふたりともイケメンだから映えるわ。」
忠「またまたお世辞ばっかり言って。」
マスター「失礼だけど、あなた、こっちの人よね?」
忠「げっ、マスターわかるんだ、そんなこと。」
マスター「長年客商売やってたくさんの人を見てるとそこそこわかるようになるわよ。チューさんは残念ながら基本ヘテロよね。ソウさんはたぶんこっちの人だわ、イケメンは大歓迎よ。」
忠「俺だってイケメンだと思うんだけど・・・」
マスター「まあ後天的なゲイっていうのもありかもしれないから、チューさん頑張ってね。ゲイになったらいつでもあたしが引き受けて上げるわ。」
忠「うわっ、マスターだけはヤメて・・・」
マスター「あら、チューさん、それどういう意味、場合によっては許さないわよ。」
忠「うわわわ、それは、ええと・・・・ そういえばソウは完全にゲイ? だって子供いるじゃん・・・」
マスター「チューさん、話逸らしたわね、まあいいわ、あたしもソウさんの話聞きたいから。」
私「ホント若いころ、ちょっと自分がゲイっていうのがなかなか受け入れられなくて、女の人と付き合ったことがあって、その時にちょっと失敗して相手が妊娠してしまって・・・」
マスター「あら、そうなんだ。でも避妊に失敗したってことは、女相手にアレが勃ったってことでしょ?」
私「まあ、そうだったんだけどね。なんか相手に失礼だけど、目を閉じて他のことを想像したりして、それでなんとか勃起させてたというか・・・」
マスター「でも失敗するなんて、どんな避妊してたのよ?」
私「普通にコンドーム使ってたら、サイズがあわなかったらしくて、裂け目ができたみたいで、見事に妊娠・・・」
マスター「あら、ソウさん、アレでっかいんだ。」
私「それほどでもないです。」
忠「そういえば、ソウちゃんのアレって、高校の頃もけっこうでかかったよね、ただ子供みたいな形してたけど、今は違うんだ・・・」
私「ったく、チューまでなに言い出すんだよ、ったく・・・」
マスター「あら、チューさんったら、ソウさんのアレに興味があったんだ。ゲイのケがあるんじゃない。」
忠「あのくらいの年齢のころは、他人のモノに興味あるじゃんか。」
マスター「あたしは生まれた時からアレに興味があったわよ。」
忠「ゲイって、ふつうそうなんだろう?」
私「アホ、赤ん坊のころはアレに興味なんか示さないだろうが、ったく。」
忠「だから、ふつうは思春期のころだよね、なんかアレにすげえ興味がわくのは。」
マスター「タマタマちゃんの中で精子が作られ始めるころね。」
忠「まあ、マスターは赤ん坊の頃から、精子をつくりだしてたんだろうね。」
マスター「まああたしを色情狂みたいにいわないでよ、失礼ね。」
忠「マスターにも思春期があったんだ。」
マスター「そうよ、乙女チックな思春期だったわ。」
忠「乙女チックな思春期って、嘘つけよ、ニキビ盛りの中学生だったんだろう?」
マスター「そういえば、あんたたち、いつごろ精通したのよ?」
忠「俺は中1の時かな、オナニー教わって部屋でやってたらいきなり精液が出てきて驚いた。」
マスター「いやだわ、チューさんったら、どうせオナニーばっかりやってたんでしょ?」
忠「ふつうは中学生なんてそんなもんだろう。まあソウちゃんすげえオクテだったから、中学のころは、小学生みたいだったもんね。」
マスター「じゃあ、ソウさんは精通は夢精でしょ?」
忠「今時夢精するやつなんかいねえよ。」
マスター「あたしにはわかるわよ、ソウさんはぜったい夢精で精通よ。」
私「まいったなあ、マスターはなんでもお見通しだね。確かに精通したのは夢精したときでした・・・」
マスター「そうでしょ、あたしの言った通り。そうさんは、チューさんみたいな一人エッチ中毒猿とは違うのよ。」
忠「ひでえなあ、まあそう言われてもしかたないくらい、してたけどさ。でも夢精って、パンツが濡れてすげえ事になりそう。」
私「パンツが濡れるったって、たいしたことないよ、布団まで濡らすわけじゃないし・・・」
忠「ソウちゃんって、高校生のころまでオネショしてたから、高校生の頃って、オネショと夢精してたんだ。パンツの乾くひまないじゃん。」
私「うるせえなあ、寝てる間に出ちゃうんだからしょうがねえだろうが・・・」
マスター「やあだあ、ソウさんって高校生になってもオネショしてたんだ、ウケるわ。まあイケメンだから許せるけど・・・」
私「ことわっときますけど、今はしてませんよ。」
忠「ははは、ソウちゃん、赤くなってる。」
マスター「チューさんって、ときどきホント子供みたいになるわよね、まあイケメンだからいいけど・・・」

無限に話が続きそうだったので、適当なところで私たちは店を出ることにした。
店を出て大通りに出たところで忠はタクシーを拾った。

忠「じゃあな、そうちゃん。今夜は楽しかったよ。」
私「こっちこそ、いろいろありがとう。」
忠「こんどこっちに来るのはいつだよ、年末?」
私「そんな感じ。」
忠「じゃあな、お先に。」
私「ああ、またメールする。」
忠「こっちからもメールするよ。」

忠の乗ったタクシーは私の網膜に赤いランプの光を残して去っていった。
私はとりあえず義兄に電話してみた。終わったらすぐに電話するようにと言われていたからだ。

私「ああ、兄貴、同窓会終わったよ。」
義兄「けっこう長かったね。わかった、すぐに迎えに行くから、聡一、今どこにいる?」
私「迎えはいいよ、タクシー拾うから。」
義兄「いいよ、タクシー代もばかにならないからね。今からすぐに出ると15分くらいで着くかな。」
私「兄貴、いつもありがとう。」
義兄「ありがとうって言われるほどのことじゃないけどね。じゃあ聡一、●●ホテルの前がわかりやすいから、そこで待ってて。すぐに行くから。」

そう言うと義兄はすぐに電話を切った。私は近くの●●ホテルに行き、ロビーのソファに座って時間をつぶした。」
15分位したころ、私は通りに出て、義兄の車を待った。車はすぐにやって来た。

義兄「おまたせ、ちょっと工事中でまわってたら、遅くなった。」
私「たいして待ってないって。」
義兄「聡一はいつもそう言ってくれる、やっぱ俺のかわいい弟だ。」
私「かわいいっていうのはちょっとおかしいよ・・・」
義兄「そんなことない、かわいすぎて食べちゃいたいくらいだ・・・」
私「またすぐに話しがそっち方面に行くんだから・・・」
義兄「まだ夜は長い。家に帰ったら、昼間の続きをしよう。」
私「もう兄貴ったら・・・」
義兄「だって、俺は後ろではイッたけど、まだ射精してないからね、溜まったのは解消されてないんだ・・・」
私「しょうがねえなあ・・・」

その夜、私は義兄の家に泊まった。(その話は次回に持ち越しにします。)

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今年の正月

大晦日の夜は静かに過ぎて、翌朝は正月だった。私とジュンは少し早起きをして、実家の車で空港に向かった。

ジュン「今日は飛行機、だいじょうぶかな、雪降ってるけど。」
私「このくらいの積雪だったら、問題ないだろう。」
ジュン「空港までけっこう遠いよね。」
私「まあうちからだとだいぶあるからね。」

一時間以上かけて車は空港に着いた。駐車場に入れて、到着口に行くと、まだ飛行機は着いていなかった。私たちは空港の店を見てまわって時間をつぶした。そして飛行機は少し遅れて到着した。
飛行機から降りた人たちがぞろぞろと到着口から出てきた。

ジュン「ひ○、こっちこっち」
ひ○さん「飛行機がちょっと遅れちゃって、お父さま、お待たせしてすみません。」
私「いやいやそんなに待ってないよ。」
ひ○さん「お父さま、明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。」
私「おめでとうございます。わざわざ遠いところに来てくれてありがとう。」
ひ○さん「もう少し長くこちらにいられるといいんでしょうけど、すみません。」
ジュン「あっ、ヒロちゃん、こっちこっち。」
ヒロ「席が後ろのほうだったから、出てくるのに時間がかかっちゃったよ。」
私「ええと、ふたりは会うのは初めてだったよね。」
ジュン「ヒロちゃん、こちらがオレの婚約者の●●ひ○さん。そんでこちらはとうさんの大事な友達の◎◎ヒロさん。」
ひ○さん「初めまして、よろしくお願いいたします。」
ヒロ「こちらこそよろしく。」
ジュン「それから言っとくけど、とうさんとヒロちゃんの関係はすでにひ○には知らせてるからね。ふたりともヘンに気を使って挙動不審にならないでね。だからとうさんたちはいつもどおりにしてればいいよ。」
ひ○さん「私の第一印象ですが、おとうさまたち、とてもすてきなカップルだと思います。」
私「いや、そうですか、それはどうも・・・」
ヒロ「まいったなあ・・・」
ジュン「ほら、ふたりとももう顔を赤くしちゃって。じゃあ、さっそくおじいちゃんとこに戻ろう。」

私たちはまた車で実家に戻った。実家では両親が、みんなが到着するのを今は遅しと待っていた。

父「こんな遠いところにわざわざ来ていただいて、ありがとう。とにかく中に入りなさい。」
ひ○さん「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
ヒロ「あけましておめでとうございます。お招きいただきありがとうございます。」
父「ああ、ふたりともおめでとう。元気そうでなによりだ。」
母「さあさあ、外は寒かったでしょ、あっちに新年の準備ができてますから、お入り下さいね。」

私たちは客間に入って、お屠蘇やおせちの並んだ座卓のまわりに座った。

私「ヒロはお義兄さん夫婦には会ったことあるよね。」
ヒロ「去年、ちょっとだけお会いしました。あけましておめでとうございます。」
義兄「あけましておめでとうございます。」
姉「ひ○さんもお久しぶりね。お正月に会えてうれしいわ。」
ひ○さん「お兄さま、お姉さま、あけましておめでとうございます。」
義兄「ホントはおじさんなんだけどね。」
姉「あたしはおばさんなんて呼ばれたくないわ。」
ジュン「でも、オレはおばちゃんって呼んでるし・・・」
姉「やあだ、そうだったわね、まあ、おばさんでしょうがないか。」
母「さあ、そろそろお屠蘇でお祝いしましょう。」

お屠蘇と言っても、お酒を注ぐ器だけが塗りのお屠蘇用のものというだけで、後は普通の盃なので、本式の儀式ではない。それでも、いちおう正月を迎えると、父の采配でこれをやらないと正月の気分がしない。

父「今年は初めてジュンの婚約者のひ○さんも来てくれて、いっしょに正月を迎えることができた。それにヒロくんも忙しいところを駆けつけてくれて、賑やかな正月になった。こんなに賑やかな正月を迎えられて、私ももう思い残すことはない。今年が去年にも増していい年であることを願って、乾杯しよう。あけましておめでとう。」
全員「あけましておめでとうごさいます。」

父「ジュンたちはいつ結婚するつもりなんだね。」
ジュン「今はひ○さんが留学中だし、帰国して少し落ち着いてからだね。だからまだ何年か先だよ。」
ひ○さん「すみません、まだ私の勉強が終わってないものですから、ジュンちゃんには待ってもらうことになってしまって・・・」
父「いや、べつに急かしておるわけじゃないんだよ・・・」
母「あなたは早くひ孫の顔が見たいんでしょう。」
父「それはそうだが、おまえだって早く見たいと言ってたじゃないか。」
ジュン「オレもがんばるけど、予定通りにはいかないかもしれない・・・」
父「おじいちゃんも病気も治って、元気になったから、ちょっとくらいはだいじょうぶだ。」
ひ○さん「おじいさま、お元気でいてくださいね。」
父「ああ、ありがとう、その言葉だけで、だいぶ頑張れそうだ。」
母「ヒロさんも、来てくださってありがとう。」
ヒロ「飛行機だとすぐですから。」
父「今年は本当にいい正月だ。生きてるといいことがあるもんだ。」
姉「まったくお父さんは大げさなんだから。」
母「ジュンちゃんが結婚しちゃったら、聡一が一人になって寂しがると思ってたけど、ちゃんとヒロさんがいっしょにいてくれれば安心よね。」
父「そういうことは自然に収まるところに収まるもんだ。これでジュンの子供を見たら、おじいちゃんも安心してあの世に行ける。」
姉「もう、お父さん、お正月早々、縁起でもないこと言わないでよ。」
ジュン「おじいちゃん、元気でいてよね。」
父「ジュンにそう言われたら、頑張らなくてはいけないな。」
姉「そうよ、お父さんはまだまだだいじょうぶよ。」
父「ひ○さんとジュンを見てると、いいひ孫に恵まれそうだ。」
ジュン「おじいちゃん、もう少し待ってね。」

お屠蘇の後、母と姉の手作りのおせちでを賑やかに食べて、正月のお祝いは終わった。そしてお屠蘇を口をつけただけでほとんど飲まなかった私の運転で、ひ○さんとヒロを空港に送っていった。ふたりとも夜は自分たちの家族と正月のお祝いをするために、とんぼ返りで東京に帰るからだ。ジュンもひ○さんのご両親に挨拶をするために、同じ飛行機で東京に戻ることになっていた。
とにかく慌ただしい正月ではあったけれど、とりあえずジュンの婚約者と私の相方の顔合わせも無事に済んで、少しずつひとつの家族への一歩を踏み出したということだ。
3人が仲良く搭乗口に入っていくのを見送ってから、私はひとりで運転をして実家に戻った。

実家に帰ると、こんどは従姉妹の家に泊まりに行くという姉を、私は車に乗せて送っていった。

私「それにしても、正月早々、だんなをほったらかしにして普通外泊するか。」
姉「いいのよ、新婚じゃないんだから、四六時中くっついてられないわよ。それにちょっと●●ちゃん(私たちの従姉妹)の話を聞いてあげないといけないのよ。」
私「結婚する時は、お義兄さんじゃなきゃ、嫌だとか騒いでいたのは誰でしたっけ?」
姉「そうよねえ、あれからン十年、あたしもこんな風になるとは思わなかったわ。でもちゃんとだんなのことは愛してるから心配しないで。」
私「お義兄さんがかわいそうとか思わないの?」
姉「今夜はソウちゃんが相手してくれるんでしょ、ふたりとも仲いいんだから、ウチでたまにゆっくり男二人で飲むのは楽しいでしょ。あたしは女のいとこ同士、夜を徹して話すことがあるんだから。」

一応私にとっても伯母の家なので、伯母と従姉妹に挨拶だけして、私は姉を降ろして、実家に戻った。

母「聡一、夕食はどうしようか?」
私「なんかおせち食べ過ぎて、それほどお腹へってない。」
母「○吾さんはどう?」
義兄「そうですねえ、あんまお腹へってないかな。」
母「お父さんは、もう部屋に戻って、こたつで日本酒をちびちび飲んでるわ。」
私「お母さんはどうなの?」
母「私も部屋でお父さんのお酒をちょっと分けてもらって、ふたりでゆっくりしようと思って。」
私「じゃあ、俺たちも部屋にお酒となんかおせちを持ち込んで、お義兄さんとふたりでゆっくり飲もうかな。」
母「○吾さんもそれでいい?」
義兄「いいですよ、寝間着に着替えてから飲めばいつでも寝られるし。」
母「じゃあ、お酒は準備してあげるわ。おせちの残りはあなたたちが食べたいものを別のお皿に取っていきなさい。」
私「お酒は冷でいいからね。」
母「それなら楽だわ。それじゃあ部屋はよく暖めて、ふたりとも風邪ひかないようにしなさいね。」

私の部屋に、吟醸酒とおせちの残りを持ち込んで、テレビの前のテーブルに置いた。

義兄「聡一、お腹すいてる?」
私「それほどでもない。」
義兄「せっかくふたりきりになれたんだから、先に聡一をいただきたいなあ。」
私「でも今朝早くシャワーを浴びてから、けっこう時間が経ってるから少し臭うかもしれないし・・・」
義兄「だいじょうぶ、聡一の匂いは俺ぜんぜん平気だし。それに俺は少し前にシャワーを借りてちゃんと中まで洗って、少し解してきてるから。」
私「それにここじゃまずいよ、1階にはお父さんたちいるし・・・」
義兄「お父さんたちの部屋、この真下じゃないから、だいじょうぶだよ。」
私「そうだけど、万が一見つかったりしたらどうすればいいんだよ。」
義兄「だいじょうぶ、もうお父さんたち2階に上がってきたりしないよ。」
私「でも心配じゃん。」
義兄「それって、オレを焦らしてるのか。でもかえって興奮するかも。」
私「あっ、兄貴、ダメだって・・・」
義兄「せっかくふたりきりになれたんだから、楽しまなきゃ。」
私「もう兄貴、ちょっとだけだぞ・・・」
義兄「そんなこと言いながら、聡一、もう勃起してるじゃん。」
私「こっ、これは・・・ でも完全に勃起してるわけじゃないからね・・・」
義兄「じゃあ、俺がすぐに完全に勃起させてあげるよ。」

義兄は私を押し倒して、上に乗ってきた。そして私にキスをし始めた。

義兄「ほら、もうギンギンに固くなったね。」
私「兄貴がエロいキスなんかするからだよ・・・」
義兄「聡一、パンツ脱がせるよ。なんだ、聡一ったら、もうガマン汁のシミできてるじゃん。」
私「もう、兄貴のせいだからな。」
義兄「そんなかわいいこと言ってるのに、こっちはすげえでっかくなってる・・・」
私「だって、気持ちいいんだもん・・・」
義兄「よしよし、素直な聡一はかわい過ぎる。聡一、そろそろ入れて・・・」

私はからだを入れ替えて、義兄を仰向けに寝かせて両足を持ち上げた。そして私は指で少し義兄のうしろを解そうとした。

義兄「もうだいぶ解してあるから、入れてもだいじょうぶだと思う・・・」
私「ゴムないから、生で入れるけど、出る前にちゃんと抜いて外出しするから。」
義兄「中で出してもいいよ。」

私は義兄の両足の間にからだを入れて、中心の穴に少しずつ私のモノを挿入していった。

私「少し入ったけど、兄貴、痛くない?」
義兄「ちょっとだけ痛いけど、もっと奥まで入ったほうが痛くないと思う。だからゆっくり入れてみて。」

私はほんとうにゆっくりと私のモノを義兄の中に沈めていった。あるところまで入れたところで、義兄のからだがビクッと震えた。

私「兄貴、だいじょうぶ、痛かった?」
義兄「そうじゃない、急にすげえ感じただけだ。聡一、やめないで続けて・・・」

義兄の感じるらしいところを中心に私はピストン運動を続けた。私が往復するたびに義兄は快感のうめき声をあげた。
ずいぶんと長い間そうやっているうちに、私はとうとう頂点に達しそうになっていた。

私「ああ、兄貴、俺、そろそろイクかもしれない。もう抜くからね。」

私がそう言って、義兄の中から抜こうとすると、義兄は私の後ろに両手を回して、私を強く抱き寄せた。

私「兄貴、ダメだって、出ちゃうって。うわあ、もう限界、出る、出る!」

私は義兄に強く抱き寄せられた時の刺激が最後の一撃になり、義兄の中で激しく爆発をした。私のモノが爆発する刺激で義兄はほとんど意識を失いそうになっていた。

男は射精するとそのすぐ後には冷静になってしまう。私も中出ししちゃったよと冷静に考えながら、モノをゆっくりと抜いていった。義兄はほとんど気絶するほどの荒い息をしていた。

私「兄貴、だいじょうぶ?」
義兄「ああ、もうちょっと余韻を楽しませて・・・」

私は義兄の上にからだを預けて、義兄の髪を軽くなでた。義兄は疲れたのか、眠り始めていた。私はティッシュで丁寧に後始末をした。義兄は眠り続けていた。私も義兄に寄り添うように横になった。義兄の寝息を感じながら私もすぐに眠っていた。

深夜、義兄が起き上がる気配で私も目を覚ました。

私「兄貴、どうしたの?」
義兄「腹が痛い、出そう。ヘタすると寝下痢するところだった。」
私「ひとりで歩ける?」
義兄「だいじょうぶだよ、急いでトイレに行ってくる。」

義兄はトイレに走るように急いで行った。たぶん中出しの精液が腹に障ったのだろう。しばらくすると、義兄が晴れ晴れとした顔で戻ってきた。

義兄「なんとか間に合ったよ。」
私「兄貴、ゴメン、中出ししたせいだ・・・」
義兄「なんで謝るんだよ、べつに漏らしたわけじゃないし。」
私「そうだけど、お腹痛かったんでしょう?」
義兄「出す前はね。でも出しちゃったら、すげえいい気分だよ。」
私「まだ深夜だから、寝よう。兄貴、抱いててあげるから、こっちにおいで。」

私の隣に義兄はくっついて横になった。私たちはお互いの体温を感じながら、そのまままた眠っていた。

翌朝、私はすごくいい夢を見た後、目が覚めた。義兄は頭を私の胸のところに押し付けるような姿で眠り続けていた。しばらく私は義兄の体温を感じながら、じっとしていた。

義兄「ああ、聡一、起きてたんだ、おはよう。」
私「なんか今朝はホントに気持ちよく目が覚めた。」
義兄「俺もだ、聡一の体温が気持ちよかったのかな。」
私「そろそろ起きる?」
義兄「もうちょっとだけ、このまま聡一の体温を感じてたい。」
私「いいけど・・・」

しばらくして私たちはやっと起き上がることにした。顔を洗って着替えると義兄は、もとのキリッとした顔の義兄に戻っていた。
私たちは、両親といっしょにまた雑煮を食べた。そして私たちは両親に別れを告げて、実家を出て、姉を拾いに従姉妹の家にまで行った。
そして3人で姉夫婦の家のある県に戻り、私は最寄りの新幹線駅に下ろしてもらった。

新幹線で東京駅まで行き、マンションの最寄り駅に降りると夕方になっていた。
マンションに戻ると、ジュンとヒロがふたりで出迎えてくれた。
こうしていろいろとあった今年の正月は終わったのだった。

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学生時代の友人が

先週、仕事中に大学時代のサークルの友人からメールが届いた。サークルの友達とはいろいろあって、いちばん親しかった彼を除いては、他の仲間とはあまり付き合いはなかった。そんな友人からの急なメールだったので、私は何事かと思いながら開いて読んでみた。

「久しぶり。今回は急いでるから、用件だけ。サークルでいっしょだった佐原(仮名)が急死した。明後日が葬式で、俺は行くけど聡一はどうする? 行けるんだったら、詳細を教えるけど、どうする?」

佐原は私にとってはそれほど親しい友人ではなかったが、とりあえずサークル活動では同じパートだったので、それなりに話すことはあった。だから知らん顔もできないだろうと思い、とりあえず仕事中だったのでトイレに行って友人ににメールを返した。

「葬式に行くつもりだけど、どこで何時から? あんまり遠方だと行けないけど。」

しばらくして友人から返事が戻ってきた。

「**斎場。聡一んとこからだと、ちょっと時間かかるけど、たぶん東西線に乗れば乗り換えなしで来れるだろう。改札口で待ち合わせて、俺が連れてってやるよ。」

私の方は急なことだったが、それほど無理なく休めそうだったので、有給休暇を一日取ることにした。

「休みが取れたので、行くことにしたよ。じゃあ、当日、どうすればいい?」

その返事は夜、私が帰宅したすぐ後に電話で返ってきた。

友人「今、聡一、どこ?」
私「もう家に帰ってる。」
友人「驚いだだろう?」
私「ああ、びっくりした。なんで死んだんだよ?」
友人「ガンだってさ。なんか転移が早くて、ダメだったらしい。」
私「それにしても早くないか?」
友人「年寄りと違って、ある程度若いとガンの細胞も活発だから、たいへんらしい。」
私「そうなんだ、怖いね。」
友人「聡一も気をつけろよ。」
私「だいじょうぶだって。」
友人「そんで告別式は1時から○○斎場でやるそうだから、30分前に北**駅の改札口の前で待ち合わせよう。とりあえず電車降りたら携帯に電話くれるか。俺が葬儀場まで連れてってやるから。」
「わかった、当日駅に着いたらすぐ電話するよ。ていうか、ひとりで行けるんだけど・・・」
友人「なんか、聡一っていうと、初めてあった頃の、線の細そうでなんとなく頼りない印象がいまだに強いもんな。なんか世話焼きたくなるんだよな。」
私「ばあか、いつの話をしてるんだ。俺にはもう社会人の息子がいるんだぞ。」
友人「それはわかってるんだけどね、でもまあ当日はとりあえず駅で待ち合わせよう。」
私「サークルのやつら、いっぱい来るのかな?」
友人「みんな忙しいだろうから、あんま来ないんじゃない。ああ、でもコンマスの☓☓さんは来るぞ。」
私「げっ、あいつ来るんだ、やだなあ。」
友人「まあ、聡一は☓☓さんの彼女、かどわかしちゃったもんな。」
私「かどわかすって、ひでえ言われ方だな、越後屋じゃねえんだから・・・」
友人「まあ、会ったら、嫌味くらいは言われるかもしれないね。」
私「そんな昔のこと、触れられたくないなあ・・・」
友人「まあ100%会うって決まったわけじゃないし、聡一、ちゃんと来るんだぞ。」
私「ああ、行くけど・・・」
友人「じゃあ、当日、待ってるからな。」

友人との電話のせいで、私はなんとなく葬式に行くのが、気が重くなり始めていた。夕食の準備を終えると、ジュンが返ってきた。最近は、以前に比べると帰宅が遅くなることは少なくなっていた。私は、キッチンに入ってきたジュンをまずハグしてから、軽くお帰りのキスをした。

ジュン「ただいま。」
私「お帰り。ちょうどご飯の準備ができたとこだ。着替えて、お風呂に入っておいで。」
ジュン「とうさん、ありがとう。先にお風呂に入ってくるよ。」
私「少し寒くなってきたから、ゆっくり温まっておいで。」

しばらくして、ジュンは髪をタオルで拭きながら、すっぽんぽんでリビングに現れた。

私「こらこら、ジュン、真っ裸でうろうろするんじゃないって、もう子供じゃないんだから。」
ジュン「だって、お風呂でからだが熱くなっちゃったんだもん。ちょっと冷やしてからじゃないと、すぐに何か着たらか汗かいちゃうよ。男同士だからいいじゃん。」
私「じゃあ、少しからだが冷えたら、何か着なさい。」
ジュン「うん。でも、まだ暑い。」
私「冷たいビールでも飲むか?」
ジュン「今日は平日だからいい。冷たいお茶欲しい。」
私「冷蔵庫に十○茶があるから、出してあげるよ。」

十○茶を出してやると、ジュンは裸のまま、食事用の椅子にペタンと腰をおろして、お茶をゴクゴクとおいしそうにお茶を飲んだ。

私「ほら、ご飯にするから、何か着てきなさい。」

そう私が言うと、とりあえずジュンはゆったりとした部屋着を着てきた。

ジュン「とうさん、今日はどうしたの? なんかちょっとヘンだったけど・・」
私「ああ、たいしたことじゃないけどね、大学のサークルの友達がなくなったんだよね。」
ジュン「とうさんと同い年?」
私「ああ、そうだよ。」
ジュン「じゃあ、事故かなんかで?」
私「なんかガンらしい。」
ジュン「へえ、それはかわいそうだね。」
私「とうさんも人事じゃなくて、なんか不安になるよね。」
ジュン「とうさんは元気でいてよね。まだオレ、親孝行ぜんぜんしてないし・・・」
私「ジュン、やさしいね。でも子供はいてくれるだけで、じゅうぶん親孝行してることになると思うよ。」
ジュン「そうなの? でも、それでもちゃんと親孝行させてよね。」
私「ジュン・・・」

同級生が亡くなったという不安と、その葬儀であまり会いたくない先輩に会うかもしれないという気の重さが、ジュンのおかげでだいぶ薄れてきたようだった。

そして翌々日、私はいつもどおりに起きて、朝ごはんを食べさせてから、ジュンを会社に送り出した。その後、洗濯機を回しながら、ふだん平日にはあまりできないところまで掃除をした。
ジョ○ダンで調べると、友人と待ち合わせの駅までは、電車で乗り換え一回を含めて一時間以上かかる。私は喪服を着込んで11時過ぎにマンションを出て駅に向かった。

そして約束の時間の5分前に、待ち合わせ駅の改札を出ると、友人が笑顔で待っていてくれた。

私「やあ、早いね。」
友人「まだ時間前だけどね。」
私「けっこう久しぶりだよね。」
友人「ああ、家族がいるとなかなか会えなくてね。」
私「それにしても、ガンなんてびっくりしたよ。」
友人「なんか発見が少し遅れただけで、すぐに転移したらしい・・・」
私「いいやつだったのにね・・・」
友人「ああ、いいやつほど早く亡くなる。いなくなって欲しい奴はいつまでもいるけどね。」
私「誰のことをいってるんだか・・・」
友人「俺だって、あの時のコンマスには頭にきてたからな。」
私「まあ、こんなときだから、会っちゃうのは仕方ないけどね・・・」
友人「俺より、聡一の方が会いたくないと思ってるよな・・・」
私「斎場、近いのか?」
友人「歩いて5分もかからないよ。」

私たちは斎場への道を並んで歩いて行った。
歩くほどもなく、私たちは斎場に着いた。まだ時間があったので、控室の方に行こうとすると、通りかかった年かさの女の人に友人が歩み寄って話しかけた。

友人「お久しぶりです・・・」
お母さん「あら、あなたは■くん・・・」
友人「このたびは、とんだことで、ご愁傷さまです。」
私「私も大学時代にサークルで佐原くんと親しくしていただいてた、□と申します。このたびはご愁傷さまでです・・・」
お母さん「学生の頃のお友達に来て頂いて、息子も喜んでいると思います、ご参列ありがとうございます。」
友人「あまり気を落とされないようにしてくださいね。」
女性「ありがとう・・・」

お母さんはこらえきれなくなったのか、涙を流し始めていた。そこに親戚の女性らしい人が来て、抱きかかえるようにして連れていった。

「なんかなあ、子供をなくすと、ほんとかわいそうなんてもんじゃないね。」
「そうだな・・・」
「俺も娘に死なれたら、生きていけないかもしれない・・・」
「ああ、その気持はわかる・・・」
「聡一んとこは息子だろ、俺の気持ちはわからないよ・・・」

まあ、私もジュンがいなくなったら、生きていく張りが無くなってしまい、どうなるかわからないなと思った。

そして葬式は始まり、つつがなく進行して1時間ほどで終了した。
斎場を出て、私たちは駅への道を歩いていると、後ろから声をかけながら追い付いてくる男がいた。

先輩「お~い、待てよ。」
友人「あっ、先輩、来てたんですか。」
先輩「あいつも早死しちゃったな。大学時代から多少線の細い奴ではあったけどね。」
友人「わざわざ葬式に来るなんて、先輩あいつと仲良かったんでしたっけ?」
先輩「俺がコンマスの時に、けっこうあいつの面倒を見てやったんだよ。」
友人「へえ、先輩でも後輩の面倒見ることあったんですね、意外というか・・・」
先輩「おまえは相変わらず性格悪いな。それから、そっちは聡一だろう?」
私「先輩、お久しぶりです。」
先輩「まあ、お前たち、そんなツンケンすんなよ、子供じゃないんだから・・・」

そうしているうちに私たちは駅前についた。

先輩「久しぶりにあったんだ、ちょっと話さないか?」
友人「俺はこのあとちょっと用があるんで、すみません失礼します。ていうか、話すことないし・・・」
先輩「いいよ、俺が話があるのは聡一の方だからな。用があるんだったら、おまえはさっさと帰れ。」
友人「お言葉に甘えてお先に失礼します。ゴメン、聡一、俺、先に変えるから。また連絡するよ。」

あっという間に友人は駅の中に消えていった。ふたりだけになった私たちは、まだ飲むのには早過ぎる時間なので、駅前のカフェに入った。

私「先輩、あの時は、すみませんでした・・・」
先輩「まさか、聡一に先に謝られるとは予想してなかった。聡一に文句を言おうと思ってたのに、言いにくくなったな・・・」
私「先輩に迷惑をかけるつもりじゃなかったんですが、結果的に先輩に嫌な思いをさせてしまって・・・」
先輩「聡一、おまえ、あいつが一時期、俺とおまえの二股かけてたの、知ってたのか?」
私「それは後で知りました。その時は、まさかそんなことなんてわからなくて・・・」
先輩「まあ、あのころは聡一はうぶで世間知らずのお子様だったからなあ・・・」
私「そんで、ふたりの間に子供ができちゃって、急いで結婚したんです・・・」
先輩「避妊してなかったのか?」
私「してましたけど、失敗したみたいで・・・」
先輩「なんだ、避妊に失敗してできた子だったんだ・・・」
私「そんで、なんか子供を産んだら、なんか育児ノイローゼになっちゃったみたいで、その時はけっこう大変でした・・・」
先輩「あいつもまだ若かったんだよなあ、それに強迫観念みたいに私にはやらなきゃなんないことがあるんだって言ってたからなあ、それで子供が重荷に感じられたんだろう・・・」
私「そんで、ふたりの間がだんだんうまくいかなくなって、とうとう私のところに赤ん坊を残して、いなくなってしまったんです・・・」
先輩「噂で、おまえたちが離婚したって言うことはきいてたけど、そんなに早かったんだ。」
私「そんで、先輩はその後、会ったことあります?」
先輩「ないよ、ぜんぜんない。もしもあいつから連絡あっても、俺は会いたくもなかったしね。」
私「そうだったんだ・・・」
先輩「聡一も俺もそれほど違わない時点で、あいつにふられたってわけなんだ。あの頃はなんかすげえ腹たててたけど、損した気分だな。」
私「先輩、今は?」
先輩「なんだ、俺のこと心配してくれてるのか。俺の方は、まああいつほど美人じゃないけどそこそこの嫁さんをもらって、子供もできて、なんとか暮らしてるさ。聡一は再婚したのか?」
私「再婚はしてません。でも、あの時の息子といっしょに暮らしてますから、さみしくないですよ。」
先輩「息子って、あいつに似てるのか?」
私「あんまり意識したくなくてふだんは気づかないようにしてますけど、やっぱけっこう似てますね・・・」
先輩「じゃあ、すげえハンサムなんだろうな。」
私「もう、息子を産んだ人の話はやめましょう、あんまりしたくないんで・・・」
先輩「そうなのか、聡一もあいつには苦労したんだ・・・」
私「だからその話はやめましょう。」
先輩「わかった、もうやめる。でも聡一とちゃんと話せてよかったよ。」
私「私もです・・・」
先輩「住所教えろよ、年賀状くらい出してやるから。」
私「ところで、先輩、最近は楽器やってます?」
先輩「ああ、たまに頼まれてアマオケに出ることがあるよ。なんか子どもたちが、お父さんけっこう上手に弾けるんだって驚くのがうれしくてね。聡一は?」
私「子供が手がかからなくなった頃から、またまじめに練習始めました。」
先輩「聡一、すげえ弾けたもんな、あのままサークルにいられたら、コンマスになってたな。」
私「先輩がそんなこと言うとは思わなかった。」
先輩「まあ、俺も少しはまるくなってきたってことさ。」
私「また、いっしょに弾けるといいですね。」
先輩「そうか、じゃあ、機会があったら、またいっしょに弾こうよ。」
私「いいですね。」

タクシーで家に帰るという先輩と駅前で別れ、私は駅に入ってホームの方に歩いて行った。会う前はなんとなく気が重かったけれど、会ってみると意外と普通に先輩と話すことができた。やはりだいぶあれから時が過ぎて、どちらも少しは進歩したのかもしれない。




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癒しの三連休

今年はクリスマス前に三連休がある。私は特に忙しい予定はないのだが、ジュンとヒロは今年はいつもよりもさらに忙しいらしい。
ジュン「とうさん、ゴメンね、三連休は追い込みだから、俊顕んちで泊り込みをするよ。」
私「がんばっておいで、とうさんのことはいいから。」
ジュン「そんでとうさんは三連休はどうするの?」
私「ヒロも出張みたいだしなあ、ウチでのんびりしてようかな。」
ジュン「じゃあ、直さんと遊んだらいいんじゃない?」
私「直さんもクリスマス前でいそがしいだろう・・・」
ジュン「直さんに聞いたんだけど、三連休はヒマなんだって。」
私「そうなんだ・・・」
ジュン「24日に翼にいちゃんが帰国するけど、その前はヒマみたいだよ。」
私「じゃあ直さんと食事でもいっしょにしてもらおうか・・・」
ジュン「直さんも三連休の予定があまりないみたいだから、とうさんが誘ったら喜ぶんじゃないかな」
私「じゃあ、後で電話してみるよ。」
その後、直さんが電話に出られそうな夜の時間に、私は電話をしてみた。
私「もしもし、直・・・」
直さん「あっ、聡一、どうしたの?」
私「直、今、どこにいるの?」
直さん「今、駅からマンションに歩いて帰ってるとこ。」
私「じゃあ、電話しててだいじょうぶだね。」
直さん「うん、だいじょうぶだよ。」
私「あのね、こんどの三連休だけど直は予定ある?」
直さん「ジュンちゃんにも聞かれたけど、特にこれと言った予定はないよ。聡一は?」
私「三連休は予定ないなあ、直、遊ぼうか?」
直さん「えっ、ホント、聡一が遊んでくれるとすげえ嬉しいな。」
私「じゃあ、三連休はいっしょに遊ぼう。」
直さん「ぼくが予定立てていい?」
私「いいよ、直の好きなことでいいからね。」
直さん「じゃあ、三連休の予定はぼくに任せてね。」
私「なんか、ジュンもヒロも忙しくてね・・・」
直さん「みたいだね、ふたりには悪いけど、ぼくたちは遊んじゃおうね。」
私「のんびりできるといいなあ。」
直さん「わかった、まったり三連休にしてみるよ。」

そして直さんがいろいろと三連休の予定をたててくれて、けっきょく一泊で温泉に行ってまったりすることになった。
三連休の最初の日、朝ごはんをジュンと食べた後、直さんが車で来てくれたので、私は助手席に、そしてジュンは大学院の近くまで乗せてもらうことにして、3人で出発した。

直さん「ジュンちゃん、大変だね、連休も学校?」
ジュン「そうなんだ、けっこう追い込みだからしょうがないんだけどね。」
私「そんで、学校で俊顕と合流して、今夜からは俊顕んちで、合宿か・・・」
ジュン「まあ、それなら夜遅くまでいろいろできるからね。」
直さん「それにしてもジュンちゃんと俊顕って仲いいよね。最近『島はぼくらと』って本読んだんだけど、その島では仲の良い友達が兄弟の杯を交わして、どっちも結婚してもずっと親戚付き合いをするんだってさ。なんかそれを思い出しちゃった。」
私「そんな小説があるんだ、読んでみたいな。」
ジュン「オレも読みたい。」
直さん「いつでも貸してあげるよ。」

話をしているうちにジュンの学校の前に着いた。

ジュン「直さん、送ってくれてありがとう。それからとうさんをよろしく。」
直さん「わかってる。聡一とまったり温泉につかってくるから。」
私「じゃあ、ジュンはしっかり勉強するんだぞ。」
ジュン「うん、わかってるよ。じゃあ、気をつけて行ってきてね。」

そして私たちの乗って車へジュンに見送られて走りだした。そして近くのインターから高速に入って、三連休で混雑している中を、ゆっくりと走り温泉に向かった。

直さん「まっすぐ温泉に行っちゃうと、ちょっと早すぎるから、回り道していくよ。」
私「天気もいいし、どっか寄り道しておいしいもの食べよう。」

私たちは高速をそれて、湖のあるほうに行った。天気がよかったので、湖に逆さの富士が映ってきれいだった。そのあとちょっとしゃれた小さなレストランでゆっくりと食事をした後、レストランのまわりの牧場をゆっくりと散歩した。
直さん「寒いけど、天気がいいから日光が暖かいね。」
私「なんかこんな広くてきれいなところにいると、なんか気持ちが洗われたような気がするね。」
直さん「なんか、聡一、このところちょっとテンション低かったんだって?」
私「ジュンがしゃべったんだね・・・」
直さん「ジュンちゃん、心配してたよ。」
私「そんなふうには見えなかったけどね・・・」
直さん「ジュンちゃんが心配してるのが聡一にわかると、さらに落ち込むといけないって、ジュンちゃん言ってたよ。」
私「そうなんだ・・・」
直さん「まあ、ジュンちゃんから連休は聡一と遊んでって頼まれたんだけど、ぼくも予定なかったから、聡一といっしょに温泉に行けてうれしいんだよ。」
私「直はいつも優しいね。」

牧場の散歩は気持ちよかったのだが、冬なので風が吹くとかなり寒く感じるので、散歩は途中で取りやめにして、温泉に向かった。チェックイン時間前の到着なので、どうなるかと思っていると、部屋の準備ができていると言うことで、早めに部屋に入ることができた。
備え付けのお茶入れて、途中で買ってきたお菓子を食べて休憩をした。
直さん「じゃあ、お茶飲んだら、とりあえず温泉に行こうよ。」
私「じゃあ、浴衣と半纏に着替えようか。」

私たちは着替えを終えると、部屋を出て長い通路を歩いて温泉に行った。中に入ると、まだ時間が早いせいか、温泉はがらがらだった。
直さん「あんまり人がいないね。のんびりは入れそう。」
私「まだ時間的にはやいんだろうね。早く来て正解だった。」

私たちはからだを軽く洗った後、外の露天風呂に行った。
直さん「ふわああ、気持ちいい。」
私「なんかやわらかい温泉だね。」
直さん「温泉のお湯がからだに染み込んでくるみたい。」
私「そんなに温度は高くなさそうなのに、芯から暖まるな。」
直さん「空の色が、ものすごく濃い青・・・」
私「群青色?」
直さん「マリンブルーだね、地中海の空みたいだ・・・」

吸い込まれるような色の空を見ながら、しばらくしゃべることもなく温泉に浸かっていた。

じゅうぶん温泉で暖まった後、私たちは一度部屋に戻った。そして天気が良いので、ちょっと出かけることにした。

夕方外出から戻ってくると、夕食までにまだ少し時間があったので、もう一度私たちは温泉に入った。
そしてホテル内のレストランに行き地元産の野菜を中心にしたコースを時間をかけてゆっくりと食べた。直さんはフランス料理にも詳しいので、いろんな話しを聞くことができた。
満腹になったので、部屋で少しお腹が落ち着くのを待ってから、私たちは三度目の温泉に行った。今度は夜空を眺めながら、温泉に入っていると、疲れもだんだんと消えていくような気がした。

部屋に戻ると、直さんはお酒が弱いのでけっこう眠そうな顔をしていた。

私「少し早いけど、寝ようか・・・」
直さん「うん、なんか聡一と食べてると楽しくてつい飲みすぎちゃったよ。」
私「だいじょうぶか?」
直さん「寝ればだいじょうぶだと思う。聡一、ぼくのベッドに入っておいでよ。」
私「いいけど、直、狭くないか?」
直さん「ここのベッド、セミダブルだから、くっついて寝ればだいじょうぶだよ、それにふたりで寝ると暖かいよ。」
私「そうだね、ふたりだと暖かいね。」
直さん「じゃあ、今日はぼくが聡一を暖めてあげよう。」
そう言うと直さんは私を抱きしめてくれた。
直さん「聡一、このところテンション低かったんだろう、どうしたんだよ、ぼくでよかったら聞いてあげるけど・・・」
私「ジュンから聞いたんだね。たいしたことはないんだけどね、なんかちょっと軽く落ち込んでたかもしれない・・・」
直さん「どうしたの、聡一がそんなになるなんて、珍しいじゃん。」
私「なんかね、ジュンをなんとか幸せにしてやりたいとか、ヒロも幸福にしたいとか思うんだけど、でもたいしたことはできないんだよね。それがわかるとなんかあまりにも不甲斐なくて、自分の未熟さに落ち込んでたんだよね。まあ、今考えるとだんだんと原因がわかってきたんだけど、ちょっと前にはそれもわからなくて、なんとなく不安に包まれてたって感じなんだ。」
直さん「聡一は責任感が強いからね。ぼくなんかは最初から相手を幸せにするなんてできないってわかってるからなあ・・・」
私「直は、そばにいてくれるだけで、いっしょにいる人を幸せにしてるよ。」
直さん「そんなうれしいこと言ってくれるのは聡一だけだ・・・」
私「こうやって直に抱いてもらってるだけで、幸せになってきた・・・」
直さん「ならいいけど・・・ ぼくは聡一とそれほど年が違わないんだから、無理してあんまりいいカッコとかする必要ないし・・・」
私「直、ありがとう、今日はちょっとヘタレになっていい?」
直さん「聡一のヘタレなとこ、見てみたいな。」
私は思い切って、いつもジュンが私にするように、直さんの胸の上に頭を寄せてくっつけてみた。
私「なんか直の体温が気持ちよくてなごむ・・・」
直さん「ぼくも眠くなってきた。聡一、おやすみ・・・」
私「直、おやすみ・・・」
なんか私は直さんの腕の中で本当に安らかな眠りに引き込まれていった。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

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悩む父親

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