息子とバリへ(3)

クタの街で夕食をすませ、店を見ながらぶらぶらと散歩したあと、私たちはホテルに戻った。夜になってすこし風が出てきていて、なにか嵐の前触れのようだった。
部屋に帰り、私たちはテラスのイスに座って、ビンタンビールを飲んでいた。
息子「だんだん風が強くなって来たね。」
私「嵐でも来そうな感じだな・・・」
息子「明日はウブドに移動するんでしょう?」
私「ウブドのヴィラの車が昼前にここに来るから、その車ですこし観光地を回ってもらう予定だよ。
息子「どこに行けるんだろう?」
私「まず棚田の風景を見ながら昼飯食って、そのあとベサキ寺院とか観光してから、ヴィラに連れていってくれるみたいだよ。」
息子「明日は、夜ウブドの王宮でレゴンダンスやるみたいだよ。」
私「ヴィラはウブドの街からすこしはなれた川沿いにあるみたいで、ウブドの中心街まで送り迎えしてくれるんそうだから、夜すこし早めに街に出て、夕メシ食ってから、レゴンダンスを見に行こう。」
息子「でも明日天気が悪いと観光たいへんだね・・・」
私「そのときは、直接ウブドのホテルに行って、ヴィラでまったりすればいいさ。」
息子「ウブドのヴィラって、高いんじゃないの?」
私「まあ、小さいプールもついてるからそれなりにするけど、ジュンと二人分と考えると、まあ払えない額じゃない。その代わり、このホテルは安めのところにしてるから、平均すればそれほどでもないよ。」
息子「このホテル安いんだ。広くてビーチもあるから、一見高そうだけど・・・」
私「まあ大きなホテルだからね、ヴィラに比べると、けっこう安い・・・」
息子「なんか風がもっと強くなって来たね。」
私「もう中に入って寝るか・・・」
息子「寝る前にシャワー浴びたいな・・・」

シャワーを浴びたあと、私たちはそれぞれベッドに入った。部屋の電気を消すと、植物の影が強い風で大きく揺れているのが、窓に映っていた。
息子「なんか外の木の枝が風ですごい揺れてるね・・・」
私「風は強いけど、雨はそれほど降ってないみたいだね。」
息子「けっこう風の音がビュービュー聞こえるね・・・」
そう言えば息子は小さいころから強い風の音が好きではなかった。
私「ジュン、こっちに来て寝てもいいぞ・・・」
息子「でっかいオレがそっち行くと、とうさん窮屈じゃない?」
私「ジュンは寝相悪くないから、すこし狭くても大丈夫・・・」
息子「じゃあ、今夜はそっちで寝ようっと・・・」
そう言って息子は私の横に入ってきた。ベッドはセミダブルほどの幅があるが、大きな男二人で寝ると自然とからだを寄せ合うことになる。からだをすこし動かした時に、たまたま息子の手がわたしのモノに触れた。
息子「あっ、とうさん、大きくしてる・・・」
私「ごめん、このところちょっと溜まっててな・・・」
息子「とうさん、オレのも触ってみて・・・」
私「お前のはまだ柔らかいな・・・」
息子「とうさん、オレの耳たぶにキスしてくれる・・・」
すこし私は起き上がって、息子の耳に軽く息を吹きかけてから、耳たぶを舌で刺激した。その刺激で息子のモノは急に大きくなり始めた。息子の手は、片方で私のモノを刺激しながら、もう一方の手は乳首を弄ってくれていた。私はあまりの快感にすぐにでもイキそうだったので、私のモノを刺激している息子の手を止めてもらうことにした。
私「あんまり続けて刺激するとすぐにイキそうだ・・・」
息子「とうさんはホント敏感だな・・・」
そう言って息子は私のモノを刺激していた手を止めた。
息子「オレもこのままだとそれほどもたない・・・」
私「それなら、お互い手で直接刺激するのはやめて、向かい合ってこすり合わせよう・・・」
そう言って私は息子の尻に手を回して引き寄せた。そしてゆっくりと腰を前後に動かして、パンツ越しに二人のモノをこすり合わせた。微妙な刺激が気持ちいいのか、だんだん息子が甘いうめき声を出し始めていた。息子が私にキスをしてきて、最初は軽いキスだったのに、だんだんとエスカレートしてお互いの舌をからみ合わせて刺激しあった。私の興奮もだんだんと頂点が近くなって来た時、息子のほうが先に、「イク、イク」と叫んでモノが激しく律動を繰り返し始めた。それを見て私の快感も限界に達して、大きく爆発を始めた。二人とも我を忘れたように、腰を動かして、快楽をむさぼっていた。そして、最後の射精が終わった後も静かに腰を動かして余韻を楽しんだ・・・
しばらくすると、今度は大量の精液で染みになったパンツが冷たくなっていた。息子は射精の後、まるで失神したみたいに眠り始めていた。あまりに気持ち良さそうに眠っているので、濡れたパンツを替えようとして起こすのもかわいそうなので、そのままにしておくことにした。ベトベトのパンツがすこし気持ち悪かったが、私も眠気がそれに勝ったのか、その後すぐに眠ってしまっていた。

翌朝目が覚めると、昨夜の快感のなごりが残っているのか、私は激しく朝立ちしていた。夜の間に体温で乾いてごわごわになったパンツに擦れて、微妙な感じだった。私は無意識に自分のモノに触れていた。
息子「とうさん、起きてたんだ。なにしてるの?」
私「ああ、なんかすごく朝立ちしてしまって・・・」
息子「オレも・・・ なんかエッチした翌朝ってかえって、ひどく朝立ちするよね・・・」
私「それよりも、二人ともまずパンツを替えよう。」
息子「あっ、そうだよね、昨夜はなんか気持ちよくってそのまま寝ちゃったから・・・」
私「ほら、シャワー浴びてきれいにしておいで。」
ベッドの上で息子は素っ裸になって、朝立ちをぶらぶらさせながらバスルームに消えていった。
こういうところはいつまでたっても子供のままであるのが、私にはなぜかうれしいのであるが・・・

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親 バリ島 射精

息子とバリへ(2)

この三連休は急に実家に戻らなければなくなったため、更新が予定していたよりもすこし遅れてしまいました。バリ旅行の二回目をアップしますのでよろしくお願いします。
 
翌朝、早く目が覚めた。隣のベッドでは息子がまだ気持ち良さそうに眠っていた。私は息子を起こさないように、息子の寝ている横に静かに座って息子の頭をすこし撫でてから、テラスに出た。まだ早いせいか、ホテルの敷地は誰もいなかった。私はゆっくりと歩いてビーチに出た。ここはホテルのビーチなので物売りも寄ってこないし、安心していられるのがよい。波打ち際ですこし海に入ってみたが、水はそれほど冷たくなかった。
またゆっくりと歩いて部屋に戻ると、もうすでに息子はベッドにいなかった。バスルームからシャワーの音が聞こえていた。
そのあと、私たちはレストランに行って、朝食をゆっくりと食べながら、その日の予定を検討した。
息子:スミニャックって、それほど遠くないみたいだね。
私:クタの中心街はここからすぐだから、そこを通って、ブラブラといろんな店とかみながら、できたらスミニャックまで歩いて行って、疲れたらタクシーでホテルに戻ってくるっていうのはどう?
息子:オレ、アジアン雑貨とか見たいし、店とかみながらゆっくり歩いていこうよ。
私:どこかしゃれた店があったら、お昼も食べて、午後適当な時間に戻ってきて、ホテルのビーチに行って、すこし海水浴をしよう。
息子:オレもすこし泳ぎたいし、今日はそういう予定にしようよ。

朝食を食べた後、私たちはまずはホテルのあるクタの町に出て行った。すぐにクタスクエアというところがあり、店がたくさん入っているので、息子がいろんな店を見たがり、そこだけでけっこう時間をとってしまった。
私:ここばっかり見てるとあとが見られなくなるぞ。
息子:でも、ここいろんなものあっおもしろいんだもん。
私:まあこれから予定があるわけじゃないから、いいんだけどね。
息子:このカゴ、テレビとかDVDのリモコン入れておくのにいいんじゃないかな。
私:まだ最初だから、あんまり買うと荷物が増えてしまうぞ。
息子:だって、あとはウブドのホテルに三連泊でしょ。すこし荷物増えても困らないと思うけど・・・
私:まあ、そうだけど・・・ このカゴ以外にもほしいのあったらすこしだったら買ってもいいぞ。
息子:直さんと翼さんのお土産もなんかいいものないかなあ。
私:ふたりともお土産はいらないって言ってたけど、ジュンはスーツケース買ってもらってるから、なにか買って帰らないといけないね。
息子:直さんたち、なに喜ぶかなあ・・・
私:今買わなくても、まだ日にちはあるんだし、ゆっくりと選ぶといいよ。

その後レギャンを通って、スミニャックに行って、しゃれたつくりのカフェがあったので、ナシゴレンのランチを食べた。そのあとさらに歩いて適当なビーチに出た。
スミニャックビーチ
デンパサールの空港から飛び立つ飛行機がそれほど遠くないところに見えている。かなり歩いてきたことがわかる。
確かにビーチをずっと歩いていけばホテルまで戻れるはずだが、さすがに疲れてきたので、タクシーでホテルまで帰った。
すこし部屋で休んでから、部屋で水着を着て、ホテルのビーチに向かった。砂浜に出たすぐのところにある白いデッキチェアにシャツと短パンを脱いで置いて、私たちは海に入った。遠浅なので、本格的に泳ぐのには適していないが、海で遊ぶのにはちょうどいい。
すこし泳いでから、私はデッキチェアに戻って寝そべって、まだ泳いでいる息子を見ていた。しばらくして息子も戻ってきた。息子は競泳用の小さなビキニを穿いていた。街に出たときに、バーミューダみたいな水着を買おうと思っていろいろ見たのだが、息子の好みに合うものがけっきょく見つからずに、このきわどい水着のまま泳ぐことになったのだった。まあそれも今日だけで、翌日ウブドに行けばプライヴェートヴィラなので、どんな水着で泳いでも問題ないので、その日の午後だけのことなのだが・・・ 息子のほうは自分の水着がきわどくて、ある種の趣味の人間からねちっこい視線で見られていることなど、ほとんど気付いていない。
海で泳いだ後、ホテルのプールサイドに移って、私はビールを注文した。息子も飲みたがったので、同じくビールを注文する。
息子:今日は晩メシどうするの?
私:昨日はホテルのレストレンで食ったから、今日は外のレストランに行こうか?
息子:さっきクタスクエアのあたりにレストランいっぱいあったね。
私:明日から内陸のウブドに行くから、今夜は海の近くだから、シーフードでも食べよう。
息子:なにがおいしいんだろう?
私:エビとか、魚とかなんでもあるんじゃないかな。

その夜は、クタの町でシーフードレストランで夕食を食べて、またすこし夜の街を散歩してホテルに戻った。

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tag : ゲイの父親 バリ島

息子とバリへ(1)

成田発11時の飛行機に乗るためには、9時ころまでには成田に着いている必要がある。新*から成田エクスプレスに乗っていけば、少しは時間がかからなくてすむが値段が高いので、今回は上野から京成の特急で行くことにしたので、多少早めの7時に、うちを出ることにした。親子での海外旅行は初めてなので、息子はうれしいのかテンションが高い。最寄り駅までスーツケースをころがしていき、電車を乗り継いで上野まで行く。上野でサンドイッチとコーヒーの朝食をとってから、空港行きの特急電車に乗る。電車が走り始めると、息子が居眠りを始めた。昨日は遅くまで準備をしていたので、眠いのだろう。そのうち私も少し眠ってしまっていた。
成田について、チェックイン等を済ませると、出発まですることもないので、空港内を少し見学する。その後早めに出国して、免税店などを見ていると、ほどなく搭乗の時間になった。
ジュンは初めて乗る外国の飛行機に興味津々で、いろんなものを見て面白がっているが、乗客がほとんど日本人なのには驚いていた。
飛行機は8時間ほどかけてでデンパサールの空港に着陸した。空港からは送迎車に乗って10分くらいでホテルに着いた。かなり大きなホテルで、バリ風の建物のフロントも広大である。ホテルの敷地を歩いて部屋に行く。一階の部屋で、テラスがあって、そこからプールに続くトロピカルな通路に直接出て行けるようになっている。まあ、比較的安い部屋のわりには、いいほうなのかもしれない。
少し休んでから、テラスから通路に出て、プールのほうに歩いていく。ホテルの海側にはプライベートビーチもあって、かなり規模の大きなホテルである。
その後ホテルのレストランに行って、バリ料理らしきものを食べた。ホテルなので、どうも少しアレンジされたバリ料理のようだった。
その後、プールサイドにあるバーに行って、トロピカルカクテルを飲んだ。まだジュンは未成年だが、旅行先くらいは、アルコールの入ったものを飲んでもいいだろう。
飛行機の移動で少し疲れていたので、早めに部屋に帰って休むことにした。
部屋にはわりと大きなバスルームがあったので、風呂に入って疲れをとることにして、私はバスタブに湯をたっぷりと入れた。
私「風呂にお湯入れたから、ジュン、先に入ってしまいな。」
ジュン「とうさん、疲れてるんだろ、先入りなよ。」
私「とうさん、ゆっくりと入りたいから、ジュンの後のほうがいいんだ。」
ジュン「じゃあ、とりあえず、いっしょに入ろうよ。風呂、広いみたいだしさ・・・」
私「それじゃあ、ジュンのからだを洗ってあげるよ。」
そう決まるとジュンは部屋でさっさと服を全部脱いで裸になった。ジュンのきれいな体があらわになった。私は見つめてしまいそうになるのをガマンして、自分の服を脱いだ。
私はさりげなく手で股間を隠しながら、ジュンと向かい合わせにバスタブに入った。
ジュン「とうさん、どうしたの? 勃起しちゃったの?」
私「こら、人が隠していたいことを指摘するんじゃないぞ・・・」
ジュン「別にいいじゃん、男同士なんだし・・・」
私「このところ少し溜まってるからね。ジュンはどうなんだ?
ジュン「オレは適当に・・・ とうさん、やせ我慢しないでシコったら?」
私「そんなの、恥ずかしいだろうが・・・」
ジュン「そんなの、ションベンするのと同じじゃん・・・」
私「ションベンも人前でするもんじゃないだろうが・・・」
ジュン「まあそうだけど・・・」
私「ほら、からだ洗ってやるから、立ち上がって・・・」
ジュン「後でとうさんも洗ってあげるからね。」
ジュンのからだをボディソープをつけた手で首から下に洗っていく。洗ってやるとジュンはいつもとても気持ち良さそうな顔をするので、それを見ると私もなんだか嬉しくなってくる。ジュンの股間のモノも最近は小さな時でも少しだけ包皮がめくれて尿道口が見えるようになってきていた。ずいぶんと大人になったものだと今さらながら感慨があった。続けてからだの後ろ側も洗ってやると、今度はジュンが私のからだを洗い始めた。私のからだを洗うジュンの手が股間の辺りに来た時、私はとうとうこらえきれずに少し勃起してしまっていた。
ジュン「オレも多少は大きいと思ってるけど、とうさんのはやっぱ大きい・・・」
私「ゴメンな、ガマンできなくて勃起してしまった。」
ジュン「別にいいじゃん、大きくなったくらい・・・」
私「そこはもういいから、石鹸を流してくれよ。」
ジュン「ほんといいの?」
私「いいから、シャワーで流して、もう出よう。」
その後、お互いのからだについた石鹸を流し合って、私たちはバスルームを出た。
部屋に戻り、私は冷蔵庫のビンタンビール出して、テラスの白い椅子に座って、ゆっくりと飲んだ。ジュンはコーラを出して飲んでいた。
私「今日は夜更かししないで早く寝よう。旅行はまだ長いから、最初からがんばると後で疲れるぞ。」
ジュン「うん、今日はもう寝るよ。明日はどこに行くの?」
私「スミニャックの街に行ってみたいと思ってる。」
ジュン「明日はもう一泊ここにするんでしょう?」
私「そうだよ、だから明日はゆっくりできるよ。」
早めに私たちはベッドに入った。ツインベッドの部屋なので当然別々のベッドに・・・


クタのホテル部屋のテラスからプールに続く通路

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tag : ゲイの父親 バリ島

ジュンが友達の別荘に行った時の話

来週はバリ島に行くので、今週は息子と持っていく荷物の準備をしていた。
息子「2月にスキーに行ったばっかりで、こんどはバリなんて、ちょっとぜいたく・・・」
私「おまえが就職したら、たぶんあんまりいけなくなるだろうから、今のうちはあちこち行きたいなと思ってね・・・ ところでスキー旅行はどうだった?」
息子「男4人と女の人3人だったじゃん、そんでね、その3人の女、みんな俊顕(仮名)ねらいなんだよ。」
私「俊顕くんて、別荘の持ち主の?」
息子「そう、まあしかたないよね、ハンサムだしセレブみたいだし、結婚できたら玉の輿だもんね。」
私「どんな女の子たちだったんだよ?」
息子「同じ大学の子たちだから、頭はいいんだろうけど、ちょっとケバい感じ。それにさあ、彼女らがしゃべってるの聞いたら、ちょっと引いた・・・」
私「何しゃべってたんだよ?」
息子「けっこう女の子同士でけん制しあってるみたいで、俊顕がだめなら次はどれにするとか、品定めしてるのが聞こえてきて、マジ引いた・・・」
私「じゃあ、今回は彼女できなかったのか?」
息子「だってオレスノボーしにいったんだもん。」
私「それじゃ、スノボーうまくなったんだろう?」
息子「とうさんに言われたとおり、最初はスクールで基礎を教えてもらったよ。」
私「みんなでスクールに入ったのか?」
息子「男はオレひとりだけ、そんで女の子はふたりが初心者だった。他のヤツはみんなすげえうまいんだ。」
私「でもスクールで習えばすぐにそこそこ滑れるようになるだろう?」
息子「でも、俊顕なんかと比べるとぜんぜん・・・」
私「最初はそんなもんだよ。」
息子「そんで、もともとうまい女の子は最初からさっさとひとりでどんどん滑ってるし、他の二人の男でうまいヤツは二人の初心者の子にそれぞれマンツーマンで教え始めたし、けっきょく俊顕とオレが余っちゃって、その後ずっと俊顕がオレに教えてくれた。」
私「俊顕くん、親切でいい子だね。」
息子「そうなんだ、やっぱ育ちのいいヤツはちょっと違うなって思った。いつも滑りに来てるからその日はオレに付き合ってくれるって言ってさ・・・ 暗くなるまでつきっきりで教えてくれたから、それでけっこううまくなれた。」
私「一日目はそれで終わったんだ。」
息子「うん、買い物してから別荘に帰って、夕メシ作ってみんなで食べた。そのあと何人かがカラオケに行こうっていいだしたんだけど、俊顕がその夜はミニコンサートをやるって言い出して、結局ピアノコンサートになったんだ。」
私「別荘にピアノがあるのか? すごいな・・・」
息子「それも小さいけどグランドがあるんだよ。すごいよね・・・」
私「それで俊顕くんはなに弾いたんだよ。」
息子「俊顕の雰囲気からすると、大人っぽいジャズかなと思ってたら、いきなりドビュッシーのベルガマスクを弾きだしたんだ。そうしたらその日はちょうど満月だったんだよね。だから月の光のあるベルガマスクだったんだ。」
私「へえ、俊顕くん、やるね。」
息子「それじゃあと思って、次にオレが月光を弾いたんだ。」
私「おまえ、月光弾けたんだっけ? とうさん、あんまり聞いたことないぞ。」
息子「そうだっけ? でもオレ弾けるよ。そのあと、俊顕はサティとか弾いて、最後に俊顕と連弾したんだ。ほら、このまえ直さんと練習したモーツアルト、俊顕も連弾好きで、できる相手を探してたんだって。」
私「他の人は弾かなかったのか?」
息子「だって俊顕たら、すげえうまいんだもん。あのあとはなかなか弾けないよ。オレは一応音高出身だから、何とか弾いたけどね・・・」
私「じゃあ、俊顕くんと連弾もっとすればいいじゃないか。」
息子「そうだね、このところ急に連弾してもらえる人が増えてきて、うれしいな。そんで、バリから帰ってきたら一度俊顕のうちに遊びに行く予定だから、またそのとき連弾できそう・・・」
私「そんで二日目からはどうしてたんだ?」
息子「二日目は午前中は別荘でゆっくりして、そのあと諏訪湖に行って、美術館に行ったり、お城見たりして観光した。そんで3日目はまた違うスキー場に行って一日滑った。オレもひとりで滑れるようになってきたんで、滑ってたら俊顕が追いついてきて、姿勢が悪いとか言って、また教え始めて、結局午後はまた俊顕に教えてもらいながらいっしょに滑った。」
私「俊顕くんはしょっちゅう別荘に来て滑ってるから、別にがつがつ滑らなくてもいいんだろうけど、それにしても親切だね。」
息子「それにしてもさ、俊顕がオレばっかり教えてたから、女の子たちが変なこと言い始めた。」
私「変なことってなに?」
息子「ばかばかしんだけど、俊顕とオレはできてるんじゃないかって・・・ オレがさ、はかない美少年だったらそう思われてもしかたないかもしれないけど、俊顕もオレも180センチ越えた大男どうしだよ・・・」
私「それはそれで、ヴィジュアル的にはそそるんじゃないかな。」
息子「げっ、そんなシチュもありなのか・・・」
私「大男かどうかはともかくとして、二人とも写真で見た限りはすごく輝いて見えたけどね・・・」
息子「そんなわけだから、次の日は俊顕には主に女の子たちと滑ってもらったら、今度は他の男からぶつくさ言われた。俊顕がオレにかかりきりになってると、ヤツらは女の子たちと滑れるけど、俊顕が女の子たちと滑り始めると、ヤツらがあぶれちゃうんだって。どっちに転んでもうまくいかないもんだよね・・・」
私「ははは、そうなんだ。おまえが俊顕くんを独占してると、他の男の子たちにとっては、女の子がいっしょに滑れってくれるから好都合なんだね・・・」
息子「どっちにしても、なんか今回は少し損な役回りだったかも・・・」
私「そうとも言えないんじゃないかな、だって、俊顕くんを一時独占できたなんて、おまえ、すごい得したと思わない?」
息子「そうだね、オレも俊顕のこと、すごくいいヤツだと思ったもんね。こんないいヤツと友達でよかったなって・・・」
私「いい友達になれたんじゃないか。今度俊顕くんを連れておいで。まあこんな狭いところに俊顕くんが来てくれるかどうかはわからないけど・・・」
息子「俊顕、マンションとか住んだことないらしいから、けっこうめずらしがって来てくれるんじゃないかな。そうしたら連弾してとうさんに聞かせてあげるね。でも俊顕は友達多そうだから、忙しいみたいだからなあ・・・」
私「別に急ぐことじゃないし・・・ それよりもバリでの予定、どうする?」
息子「オレは、ガムランが聞けて、バリ舞踊とかケチャを見に行ければいいんだ。」
私「ウブドでは、毎日どこかでレゴンダンスとか、ケチャとかやってるみたいだから、いくつか見れると思うよ。」
息子「ホント、うれしいなあ、なんか楽しみ・・・」
私「持っていく着替えとか、用意しておいたから、自分のスーツケースにちゃんと入れろよ。」
息子「直さんたちがくれたスーツケース、大きくないみたいだけど、けっこうたくさん荷物が入りそうで驚いた・・・」
私「そういえば、ジュン、水着はこの競泳用のしかないのか?」
息子「そうだよ、どうしたの?」
私「リゾートのプールでこんな小さい水着穿いてたら、その気のある男を誘っているようなもんだぞ・・・」
息子「まさか・・・ スポーツクラブで使ってるけど、別に普通だよ・・・ 翼さんも同じようなの穿いてたし・・・」
私「バリでリゾート向けのを買ってあげるよ。」
息子「オレはこれでいいのに・・・」

最初の二泊はプライベートビーチのあるリゾートホテルに泊まるので、やはりバミューダみたいな水着を用意したほうがいいだろう。ウブドではヴィラに泊まる予定なので、小さい競泳用の水着を穿いてても誰にも見られることはないので大丈夫なのだが・・・

来週はバリに行ってきますので、更新はおやすみします。ご迷惑を掛けますが、よろしくお願いいたします。帰ってきましたら、またバリでのことを順次アップしていきますので、ご期待ください。

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tag : ゲイの父親 バリ島

旅行の準備

三月の年度末までに、必ず一週間の休みを取る必要があったので、せっかく長く休めるのなら、できれば息子と旅行にでも行きたいと思って、一ヶ月くらい前に誘ったら、三月のならば一週間くらいいっしょに旅行してくれるということで、思い切って海外旅行に行くことにした。私は息子と行けるのならば、どこでもよかったのだが、息子はバリ島に行って、ガムラン音楽を聞いたり、ケチャやバリ舞踊の公演を見たいという。三月ならば比較的安いチケットもありそうだし、ホテルもシーズンオフなのでリーズナブル泊まれる。来週の日曜出発でバリ島で5泊して帰りは機内泊で7日間という予定で行くことになった。
スーツケースをどうしようかと思っていると、直さんと翼クンが使っているものを貸してくれると言う。ところがそのあと翼さんが急に海外出張になって、借りることができなくなったので、息子用は買おうと思っていたら、翼クンは自分の都合で貸せなくなったので、翼クンと直さんふたりで息子に買ってくれると言う。
直さん「ソウさん、なんか翼急に出張が決まって、ジュンちゃんに貸せなくなって残念がってるんだ。それに、ぼくもジュンちゃんにはときどき連弾の相手してもらったりして、世話になってるから、翼と二人で買わせてくれない?」
私「いくらなんでも、それはだめですよ・・・」
直さん「それじゃあ、こうしません? ソウさんも加わって、三人でジュンちゃんに買ってあげるのは? これならいいでしょう?」
私「それにしても、直さんや翼クンに買ってもらう理由がないし・・・」
直さん「ぼくと翼の分は、初めて海外に行くジュンちゃんへのお餞別という意味だから、問題ないでしょう? それに、ぼくも翼もジュンちゃんに買ってあげたいし・・・ ね、だからソウさんお願い・・・」
私「わかりました、翼クンも直さんも、ほんといつもジュンのことを気に掛けてくれてありがとう・・・」
直さん「じゃあ、翼に買うように言っておきますね。なんか、翼のと同じ形の色違いのものにしたいって言ってた。」
私「お願いします。」

そう言うわけで、先週の土曜の夜、私は車で直さんのマンションまでスーツケースを借りに行った。そこで直さんと翼クンを乗せて、うちに帰って、お礼の夕食をご馳走した。
直さん「なんかかえってソウさんに気を使わせちゃいましたね・・・」
私「たいしたものは作ってませんから、気にしないでください・・・」
直さん「ソウさん、これがぼくのスーツケースの鍵です。マグネット式になってるみたいなんで、ここにあてて回してくださいね。」
翼クン「ジュンちゃん、これオレのスーツケースとお揃い。色は違うのにしたけどね。」
ジュン「俺すげえうれしい。翼さんありがとう。」
直さん「ぼくには?」
ジュン「直さんもほんとありがとう。」
直さん「これはソウさんもいれて、三人から、ジュンちゃんにだからね・・・」
ジュン「とうさんもありがとう・・・」
直さん「バリ島ではどこに行くんですか?」
私「最初はクタっていうビーチで2泊しまして、そのあとウブドという内陸部の街で3泊の予定です。」
翼クン「いいなあ、親子で旅行なんてほんと羨ましいなあ・・・」
直さん「翼とは、ぼくがいっしょに行ってあげるからいいだろう?」
翼クン「ソウさんみたいなお父さんがいるといいなって思ったの・・・」
私「そういえば、翼クンはどこに出張するんですか?」
翼クン「イス***-ルにちょっと下見に行くんですよ。」
私「下見ですか?」
直さん「4月から翼はしばらく海外勤務になるらしくて・・・」
ジュン「翼さん、すごい。なんかカッコいいなあ・・・」
翼クン「でも若いときに海外での経験を積むために、現地で仕事をしながら勉強もするみたいな感じなんだ・・・」
ジュン「翼さんがいなくなると、さみしくなるなあ・・・」
翼クン「ジュンちゃんがそう言ってくれるなんて、うれしいなあ。」
直さん「ぼくだってさみしいって言ったぞ・・・」
ジュン「直さんは、俺なんかよりもずっとさみしいですよね。」
翼クン「ジュンちゃんは今度行くバリ島は初めて?」
ジュン「俺は海外初めてなんですよ・・・」
私「いままでどこにも連れて行ってやれなかったんで、思い切って海外にしようと思いまして・・・」
直さん「いつ行くんでしたっけ?」
私「8日の日曜日ですね。」
翼クン「オレが帰ってくる日の前日だ。」
直さん「ソウさんたち、気をつけて行ってきてくださいね。」
私「ありがとう。それから翼クンも気をつけて行ってきてくださいね。」
直さん「ぼくだけひとり日本に残るのか・・・」
私「少しの間だけですよ。」
ジュン「直さん、お土産買ってきてあげるね。」

今回の旅行は私にとっても初めての海外旅行なので、ちょっと心配で少し緊張していたのだが、直さんや翼クンと話していると、そうでもなくなってきたので不思議だった。

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