ジュンとの会話

ゴールデンウィークも終り、5月ももう少しで終わってしまう。私とケンはとりあえずうまくいっているし、ジュンは大学の授業が面白いらしく、学校に行くのが楽しくてしょうがないようだった。週末の夜、うちで夕食を食べながら私たちはこんな会話をした。
私「大学のほうはうまくいってる?」
ジュン「授業も面白くなってきたし、7月には試験があるから、6月は集中して勉強しなきゃいけない。」
私「そういうことだったら、アルバイト減らしてもいいぞ。」
ジュン「今はそれほどアルバイトやってないし、週イチの家庭教師だったら気分転換にもなるんだ。」
私「ならいいけど、今のところジュンのいちばんの目標は院に進むことだから、学校の勉強のほうを優先するんだぞ。」
ジュン「うん、わかった。それにこのところずっと彼女もいないから、勉強に集中できるしね・・・」
私「どうしたんだよ、最近モテなくなってるのか?」
ジュン「なんかマリアのこと知っちゃったら、日本の女の子はだいたい子供ぽくて物足りなくて・・・ それにこのところ俊顕といることが多いから、女の子が寄ってこないんだ・・・」
私「確かに俊顕はいつも怖い顔してるからなあ・・・」
ジュン「ホントは俊顕はぜんぜん怖くないのにね・・・」
私「でも女の子にはあんまり優しくないんじゃないの?」
ジュン「そうかもしれない、俊顕はカッコいいから、少し優しくするとたぶんモテまくりになるのが嫌なのかもね。」
私「そんで俊顕は男の子の恋人はいないのか?」
ジュン「オレは知らないなあ・・・ まあ俊顕だって欲求はあるだろうし・・・」
私「そんでジュンは今彼女いなくてもだいじょうぶなのか?」
ジュン「じつはけっこう溜まってはいるんだけどね・・・」
私「以前、なんていうか友達以上恋人未満みたいな相手いただろう?」
ジュン「ああ、セフレのこと?」
私「まあそんなもんだ・・・」
ジュン「そっちもなんかちょっと面倒くさくなちゃってさ・・・ オレもけっこう草食系男子だったんだなって・・・」
私「でも溜まってるんだろう?」
ジュン「そのうちすげえ夢見て寝てるうちに出ちゃうだろうから、だいじょうぶだと思う・・・」
私「まあ夢を見るのは楽しいからね・・・ どんな夢見てるんだ?」
ジュン「へへへ、ちょっと言えないような夢・・・」
私「まあ夢なんてそんなもんだ・・・」
ジュン「ああそうだ、ちょっと前にションベンする夢見たら、パンツが濡れてたんだ。久しぶりにオネショかと思って焦ったら、なんとションベンの夢で夢精してた・・・ なんかオレって変?」
私「とうさんだって昔は同じようなことあった。」
ジュン「そうなんだ、オレだけかと思った。そうだこんど俊顕にも聞いてみよう。」
私「そんな夢見て、またオネショするなよ。」
ジュン「もうしねえよ。」
私「そうだよな・・・ でもとうさんは少しさみしかったりして・・・」
ジュン「まったく、オレもいつまでも子供じゃねえぞ。」
自分よりも大きくなったのは頭ではわかっていても、いつまでたっても息子は息子で、ついつい余計な構いかたをしてしまう。それでもさいわいにもジュンはそんな私をウザいとも思わずに相手をしてくれている。
私「そういえば、とうさんのモーツアルト、ジュンはどう思う? けっこう弾けるようになったと思うけど・・・」
ジュン「オレ的には、もうすこし歌ったほうがずっといいと思うけどね・・・」
私「でもモーツアルトはあんまり歌わせるとスタイルが崩れると言うか・・・」
ジュン「とうさんのは、ちょっとカッコを気にしすぎみたいなところが感じられる・・・」
私「でもジュンのピアノだって全体的な構成を優先させてるだろう?」
ジュン「ヴァイオリンは歌わせたほうがいいけど、ピアノがいっしょになって細部まで歌わせたら、ちょっとやりすぎだと思うんだ。オレはわりと崩さないで弾くから、とうさんはできるだけ歌わせてね。」
私「下品にならないようにしないとね・・・」
ジュン「とうさんのヴァイオリンは下品になることはないと思うよ。」
私「ところでおまえたちのピアノはどうなってるんだよ?」
ジュン「このまえ俊顕の別荘でけっこう必死でさらったから、もうだいじょうぶだと思うよ。」
私「こんどは直さんと俊顕くんがモーツアルトをやるんだろう?」
ジュン「うん、d-durのやつ。直さんと俊顕が弾いてるところを聞いたら、オレもマジ弾きたくなってきちゃった・・・」
私「d-durのっていうと、一楽章にフィガロのケルビーノの旋律がちょっと出てくるやつだろう?」
ジュン「そうそう、恋とはどんなものかしらのメロディの断片が出てくる。」
私「直さんが弾くと良さそうだよね。」
ジュン「なんか二人ともすげえ合ってるの、聞いててオレちょっと嫉妬しちゃったよ・・・」
私「今回はジュンは直さんとは弾かないんだっけ?」
ジュン「オレは俊顕とは連弾するんだけどね。」
私「なに弾くんだっけ?」
ジュン「俊顕のお母さんのリクエストでシューベルトの幻想曲。」
私「あれはとうさんも好きな曲だな・・・」
ジュン「もう一回ここで俊顕とさらうから、そのとき聴かせてあげるよ。」
私「それは楽しみだ。そんでソロの曲は?」
ジュン「こっちもお母さんのリクエストで俊顕がショパンのワルツ、そんでオレがブラームスの間奏曲。」
私「それにヴァイオリンソナタか・・・ 楽しいコンサートになりそうだね。」
ジュン「じゃあ、これからちょっとヴァイオリン・ソナタさらっとこうか?」
私「そうだね、今日は晩飯のときアルコール飲んでないし、ちょっとやるか。」
その後私たちは二時間ほど、ヴァイオリンソナタの細部をつめていった。と言ってもジュンのピアノはもうすでに完成しているので、私のヴァイオリンのほうの練習が主になってしまったのだが・・・
私「なんど弾いてもどんどん新しい問題が出てくるみたいだ・・・」
ジュン「どこかで思い切って決めちゃったほうがいいよ。」
私「そうだね、もうちょっととうさんにも考えさせてくれよ。」
ジュン「でも、もう一回集中してさらったら、それなりにできあがるんじゃない?」
私「次の週末にやろう。」
ジュン「うん、じゃあ今夜は終わりね、オレ、ビール飲みたいな。」
私「とうさんものどが乾いた。」
キンキンにひやしたビールを飲んで私たちは練習で高ぶった神経をしずめた。
ジュン「今週末はとうさん、どうするの?」
私「明日、ケンのところに行って、泊まる。」
ジュン「じゃあ、明日はオレは友達と遊んでこようかな。」
私「たまには遊んでおいで。」
ジュン「親なら普通はあんまり遊ぶなっていうんじゃないの?」
私「ジュンなら遊び呆けたりしないから、とうさんは安心してるし・・・」
ジュン「じゃあ、明日はオレは羽を伸ばしてくるからね・・・」
私「月末だけど、小遣い足りてる?」
ジュン「それはだいじょうぶ。じゃあオレは先にベッドに行って、ちょっと本を読んで、それから寝るね。とうさんは?」
私「ちょっとパソコンを使うから、ジュンは先に寝ていいぞ。」
ジュン「わかった、じゃあとうさん、おやすみなさい。」
ジュンが寝室に入ったあと、私はリビングでパソコンで、ジュンと話したことをすぐに入力した。そしてブログにアップしたら、ベッドに行って、ゆっくりとジュンの寝顔でも眺めて幸せな気分にひたることにしよう。

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ゴールデンウィーク(3)

直さんの知り合いの山荘でケンと私は二泊しただけで、直さんとジュンを残して東京に戻ってきた。直さんとジュンはもう一泊山荘に泊まって、その後は俊顕君の別荘に行くそうだ。俊顕君の別荘で三人はピアノの練習をするという。また来月に俊顕君の家でサロンコンサートをするので、その練習を集中してするつもりらしい。
昼ごはんを山荘の近くのレストランで食べた後、ケンと私はそのままインターに向かい、高速に乗った。
ケン:聡一はこんどのコンサートにでるんでしょう?
私:少ししか弾かないけど、とりあえず出させてもらうつもり。
ケン:ひとりで弾くの?
私:ジュンにピアノ伴奏をしてもらうよ。
ケン:親子でいっしょに演奏するなんてうらやましいな・・・
私:俊顕君がケンも来ないかって言ってくれてるから、ケンもおいで。
ケン:なんか俊顕さんのところって、すごい家なんでしょう? オレは聡一と違ってなんにもしないわけだから、なんか行きにくいなあ・・・
私:直さんも来るから、それだけでも一人は知ってる人がいるわけだし・・・
ケン:だって直さんだって演奏するんでしょう? そんなすごいところに行ったら、なんにもできないオレなんかたぶん相手にされないと思うよ・・・ だから、どっちかというと行きたくないかな・・・
私:ケンは行きたくないのか・・・ なんか残念だなあ・・・
ケン:オレのことは気にしないで聡一は行ってきなよ、だって演奏を期待されてるんだろう?
私:期待されてるかどうかは知らないけど、演奏を頼まれたのは確かだよね・・・
ケン:それにオレはクラシックはぜんぜんわかんないし・・・ 
私:でもふだんあんまり知り合いになれないような人と話したりできるから、けっこう面白んだんけどね・・・
ケン:オレはその日はなんか別のことしてるから、心配しないで聡一は俊顕さんのところに行っていいよ。
私:じゃあ本気で練習をしなくちゃいけないな・・・
ケン:練習を聞いてもいい?
私:練習はきいてもあんまり面白くないけど、最後の仕上げの時だったら、たぶん聞かせられると思うよ。
ケン:たぶんオレは分からないと思うけど、聡一はなに弾くつもりなの?
私:モーツアルトの短調の短めのソナタ・・・
ケン:どんな曲なのかなあ?
私:たぶん後ろの箱の中に入ってると思うよ。モーツアルトのヴァイオリン・ソナタのCD、さがしてごらん。
ケン:ええと、これはドビュッシーで、こっちはバッハ、あっ、モーツアルトのヴァイオリン・ソナタのCDあった。
私:そのCDのなかに、ホ短調のヴァイオリンソナタっていうのがあるだろう?
ケン:うん、この28番って書いてあるやつね。
私:ヴァイオリンソナタって言ってるけど、この曲はピアノソナタにヴァイオリンの伴奏が付属してるんだよね。だからジュンがピアノを弾いているところに、私はついていくだけなんだけどね・・・
ケン:それでもすごいよ、だってオレなんかはなんもできないもんね・・・
私:きれいな曲だろう? こんなにきれいに弾けるといいんだけどね・・・
しばらくヴァイオリンソナタの演奏に聞き入っていると、クラシック音楽に慣れていないケンは助手席で眠り始めていた。
談合坂でちょっとだけ休憩をして、私たちは比較的順調に東京まで戻ってきた。
近所のスーパーに夕飯の買い物に二人で行って、そして二人で食事の準備をして、二人でいっしょに食べた。
ケン:なんか新婚さんみたいだね・・・
私:ほんとだね、ケンと一緒に食べるとすごく美味しく感じる・・・
ケン:でもオレ、明日は朝早くから仕事だから、今夜はうちに帰るね。
私:仕事たいへんだね・・・
ケン:明日は仕事が終わったら、そっこうで来るからさ・・・
私:楽しみにしてるよ。
10時頃にケンは帰っていった。私が車で送っていこうといったのに、ケンはまだ電車があるからと言って、一人で帰ってしまった。私は久しぶりに一人で夜をすごく事になったのだった。

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ゴールデンウィーク(2)

直さんとジュンは二階の部屋に上がり、私たちは一階の和室に布団をしいて横になった。
ケン「なんか直さんとジュンちゃんって、ホント仲の良い兄弟みたいだよね・・・」
私「直さんが可愛がってくれるもんだから、ジュンもよくなついてるんだよね。」
ケン「ジュンちゃん、そのうちゲイになっちゃったりしない?」
私「ジュンはなにかあっても最後には女のほうに行ってしまうよ。だからそのことはあんまり心配してないんだけどね・・・」
ケン「直さんもジュンちゃんもイケメンだから、すげえいい感じのカップルに見えるんだよね・・・ あっ、でもオレにとっては聡一のほうがずっとイケメンだと思うけどね・・・」
私「私にとってもケンがいちばんのイケメンですよ。」
ケン「聡一・・・」
私「なんかケン、眠そうだね。」
ケン「このところ仕事たいへんだったからちょっと疲れてるかな・・・ でもだいじょうぶだよ。」
私「今夜はすぐに寝たほうがよさそうだ。」
ケン「俺は気持いいことしたいのに・・・」
私「それは明日でもできるだろう。ほらお休みのキスしてあげるから、今日は寝なさい・・・」
ケン「なんか俺、聡一の子供になったみたい・・・」
私「いや?」
ケン「子供より恋人のほうがいいんだけどな・・・」
軽くキスをしすると、ケンは目を閉じてそれを受けて、そのまま自然に眠ってしまっていた。よほど眠かったのだろう。ケンが眠ってしまったので、私はもう少しビールでも飲もうと思ってまたリビングにいった。キッチンの冷蔵庫~ビールを取り出して飲んでいると、直さんが二階からおりてきた。
直さん「ソウさん、それビール?」
私「そうですよ、直さんも飲みます?」
直さん「ああ、自分で出してきます。」
私「なんか静かですね・・・」
直さん「ホント、風の音がかすかにしてるだけ・・・」
私「このところずっとジュンの相手をしてもらってすみません・・・」
直さん「ぼくだってジュンちゃんといると楽しいし・・・ ホントいい子だなあ、ジュンちゃんは・・・」
私「からだだけは私より大きくなったくせに、まだまだ甘えっ子で・・・」
直さん「ジュンちゃん、けっこうしっかりしてると思いますよ、ソウさんやぼくの前では安心して甘えているだけなんじゃないかな・・・」
私「私はジュンのことになると冷静に判断できないですからね・・・」
直さん「そういうソウさんってすごくステキだと思うけどな・・・」
私「ただの親バカだと思いますが・・・」
直さん「ジュンちゃんがすごくいい子だから、そうなってもしょうがないんじゃないかなあ・・・」
私「私があんまりベッタリでも、かえってジュンのほうが重荷になるといけないんで、なるべく多少の距離をおくようにしてるんですけどね・・・」
直さん「なんかジュンちゃんはそれがなんとなくさみしいって感じてるみたい・・・」
私「この先いつまでもジュンとベッタリくっついて暮らしていくわけにもいかないですから、遅かれ早かれ二人で乗り越えていかなければならないんでしょうね・・・」
直さん「まあジュンちゃんがさみしがってたら、ぼくのほうでもフォローしますから、ソウさんはとりあえずはケンちゃんを第一に考えたらいいんじゃないかな・・・」
私「そうなんですけどね、ジュンだけじゃなくて、私のほうもさみしかったりするんですよね・・・」
直さん「でもソウさんにはケンちゃんがいるからだいじょうぶでしょう?」
私「まあそうなんですが・・・」
そんなことを直さんと話していると、こんどはジュンが眠そうに目をこすりながら階段をおりてきた。
ジュン「なんだ、直さん、とうさんとまた飲んでたんだ・・・」
私「どうした、ジュン、目が覚めたのか?」
ジュン「ちょっとノドがかわいちゃって・・・ オレもビール飲もうかな・・・」
私「私たちももう寝るから、ジュンは水でがまんしなさい。」
ジュン「オレもビール飲みたかったのに・・・」
直さん「ジュンちゃん、コップに水入れてあげるから、それにしなよ。」
ジュン「ああ、冷たい水、おいしい・・・」
私「ほら、水飲んだら、トイレに行って・・・」
ジュン「オレ、もう子供じゃないぞ・・・」
直さん「でも今トイレに行っておいたほうが、眠ってるときに行きたくなるよりいいだろう?」
ジュン「直さんは、まだ寝ないの?」
直さん「ビール飲み終えたら寝るよ。」
眠いらしく、ジュンは素直にトイレにいったあと、二階に上がっていった。
直さん「なんかジュンちゃん、すげえ可愛いくて、思わず抱きしめたくなった・・・」
私「まだまだ子供で困ったものですよ・・・」
そして私たちはビールを飲み終えると、それぞれの部屋に戻った。ケンは静かに寝息をたてていた。私はその横に寝て、しばらくケンの顔を眺めていたが、そのうち自然に眠ってしまっていた。

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二周年を迎えました

このブログをはじめてから今日で二周年になり、いよいよ三年目に入ることになりました。
最初は手探り状態ではじめて、ここまでなんとか続けてくることができました。これもひとえに応援してくださる皆様のおかげだと思っています。

またいつものお願いになりますが、コメントを書き込みしていただけると、大変励みになりますのでよろしくお願い致します。このブログをフォローしてくださる書き込みはもちろん大歓迎ですし、また問題提起のコメントも積極的に受け入れるつもりでおります。

三年目に入りましたが、これまで以上に応援をしてくださると大変嬉しいです。

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ゴールデンウィーク

ゴールデンウィークは、ケンが30日の昼間は仕事があったので、30日の夜に私たちは山梨方面の高原に向けて出発した。去年と同じく、直さんの知り合いの山荘を四日間ほど借りられることになり、私たちも直さんと一緒に行くことになったのだった。直さんとジュンは午後先に直さんの車で出発していて、今回は現地集合ということになっていた。このところ私がケンと一緒にいる時間が多くなっているので、ジュンは私の代わりに直さんに甘えているようだった。ジュンは、身体だけは大人になったけれど、まだまだ子供みたいに誰かに甘えていたいようだ。幸い直さんがジュンのことを弟のように可愛がってくれているので、しばらくは直さんにお世話になることにしよう。
最寄り駅の前でケンをひろって、私たちは高速に乗って、山梨方面にむかった。
ケン「なんか聡一の運転でこんなに遠くに行くのは初めてだね。」
私「ほんとだね、この前はこっち方面を通ったんだけど、夜行列車だったからね。」
ケン「ちょっと渋滞もあるみたいだから、時間かかりそうだね。」
私「まあゆっくりと行こう・・・」
ケン「車だとこういうこともできていいね。」
私「こらこら、ケン、運転中なんだから触るんじゃない・・・」
ケン「でも、聡一、ちょっと固くなってきたよ。」
私「まったく、事故でも起こしたらどうするんだよ・・・」
ケン「聡一、片手あいたら、オレのも触ってよ・・・」
私「じゃあ直線のところでちょっとだけ・・・」
ケン「なんか聡一のすごく大きくなってきた、窮屈じゃない?」
私「今日はきついパンツ穿いてないから、まあだいじょうぶ・・・」
ケン「聡一のがこんなところで爆発しないように、軽くこすってあげる・・・」
私「なんか生殺しのような気もしないでもない・・・」
ケン「溜まってるの?」
私「けっこうね・・・ ケンは?」
ケン「オレはそうでもない・・・」
私「そうでもないっていうのは?」
ケン「オレは以前はすげえシコリ魔だったんだけど、聡一とするようになってからは、シコるともったいないから聡一と会う前はできるだけガマンしてるんだ。」
私「それじゃあ溜まってるんだろう?」
ケン「今週はシコらなかったら、今朝聡一の夢見たら出ちゃってた・・・」
私「まあ溜まると出ちゃうこともあるよな・・・」
ケン「聡一はあまりシコらないみたいだから、夢ででちゃうことあるでしょう?」
私「20代のころはよくあったけど、今はたまにあるくらいかな・・・」
ケン「でも、ジュンちゃんといつも一緒に寝てるから、しちゃった時とかどうするの?」
私「ジュンはけっこう眠りが深いから、私が夢精したくらいじゃ気づかないことが多いんじゃないかな・・・」
ケン「そうなんだ・・・ まあオレだったとしても、気づいたとしても寝たふりしてると思うし・・・」
私「ケンはけっこう夢精しちゃう?」
ケン「オレは射精できる前からシコってたから、ずっと夢精したことなかったんだけど、最近聡一とする前に溜めるようになったら、ときどきしちゃうようになった・・・」
私「いくつの時にするようななったんだよ?」
ケン「小学校三年くらいからかなあ・・・ オレんとこ両親が飲み屋系やってて、夜はずっと一人だったから、一人でいじっていると気持ちよくなるのがわかって、そんでずっと毎日何回もやってた・・・」
私「まあいちばん手近で気持ちいいからね・・・」
ケン「聡一のすげえ固くなってきてる、だいじょうぶ?」
私「軽くこするくらいならまだだいじょうぶ・・・」」
そんなことを車の中でしながら、私たちの車が少しずつ八ヶ岳のほうに進んでいった。
高速を出て、直さんに電話して山荘までの道順をきいてから、暗い中、車を走らせた。しばらくして見覚えのあるところに出て、ほどなく直さんとジュンがいる山荘に着いた。
直さん「もう少し着くのが遅くなると思ってた・・・」
私「ほんとですね、意外に早かった・・・ 直さんたちは何時頃着いてたんですか?」
直さん「4時くらいですね、着いてからジュンちゃんと夕飯作ったりして・・・ そうだ、ソウさんたち、お腹すいてない?」
私「何かあれば少し食べたいですね・・・」
直さん「ケンちゃんは?」
ケン「オレもちょっと食べられたらうれしいです・・・」
直さん「それじゃあ、リゾットでいい?」
私「なんでもいいですよ・・・」
ジュン「じゃあオレが作るよ。とうさんたち、ビールでも飲みながらちょっと待っててね。」
そのあと直さんとジュンが用意してくれてものを食べて、さらに飲み会になだれ込んでいった。そして遅くなったので、ジュンと直さんは上の屋根裏部屋に、ケンと私は一階の部屋にそれぞれ入って寝ることになった。

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