節電の熱帯夜

今年は電力事情を考えて、すこしでも協力しようというわけで、夜寝るときのエアコンの設定温度をいつもより上げることにした。とはいえそれほど広くない部屋の同じベッドに大きな男が二人寄り添って寝ているわけなので、節電モードにするとお互いの体温だけでもそれなりに暑さを感じてしまう。タオルケット一枚だけををかけて寝ていても二人とも朝までにはいつの間にかはねのけてしまうような状態だった。
ジュン「やっぱちょっと暑いから、オレはトランクスだけ穿いて上半身裸で寝ていい?」
私「いいぞ、そのほうが寝やすいだろう、それならとうさんもそうするか。」
ジュン「それなら、ボクサーパンツはやめてゆったりとしたトランクスにしたほうがいいんじゃない?」
私「トランクスだったら、ボクサーみたいにぴったりしてないから、寝やすいかもしれないな。じゃあ、寝る時用のトランクスを買っておくよ。」
ジュン「ゆったりした大きめのものがいいな。」
翌日私はジュンと私の分の大き目サイズのトランクスを買った。着ている感触がないというのが売りのものを、替えも含めて購入した。
私「ほら、これ買ってきたから、穿いてごらん。」
ジュン「おおっ、とうさんとおそろい。」
私「あんまり種類がなくて、結局同じようなものになった。」
ジュン「穿いたとき、気持ち涼しいかな・・・」
私「まあ一晩寝てみたらわかるだろう。」
買ってきたばかりの頃はまだそれほど暑さもたいしたことがなかったので、けっこう効果があったのだが、その後6月にしては記録的な猛暑がやってくると、やっぱり穿いているだけでも暑い。この前の北関東で40度近い暑さになった日の夜は、さすがにすこしエアコンを強くきかせたが、やはり暑かったのだろう。寝るときにはちゃんとパンツを穿いていたジュンなのだが、寝ているうちに無意識に脱いでしまったのか、朝にはスッポンポンになってしまっていた。ジュンの穿いていたパンツは足元のほうで丸まって転がっていた。
私「ジュン、暑すぎたのか?」
ジュン「あれっ、いつの間にか脱げちゃった。」
私「無意識に脱いだんだね。」
ジュン「このほうがなんか開放的で気持ちいいなあ・・・」
私「まったく警戒心がないというか・・・」
ジュン「だってとうさんといっしょだから、チョー安心して寝れるし・・・ とうさんも裸で寝たら楽だよ・・・」
私「それはそうだろうけど、万が一火事とかで急に逃げ出す事になったら、素っ裸じゃ困るだろう、親子揃ってフリチンで逃げ出すのか・・・」
ジュン「あんまそういう事はないと思うけどね、でもそういうときは緊急時だからそれでも許されるんじゃないかな・・・」
私「そうかもしれないけど・・・」
そう言うわけで、暑い日がその日も続き、夜になった。
ジュン「オレは今夜は最初から裸で寝るからね。」
私「からだ冷やすなよ。」
ジュン「どうせパンツ一枚穿かないだけじゃん、たいして変わらないって。」
私「まったく言い出したらきかないんだから・・・」
ジュン「オレだけじゃなくて、とうさんも・・・」
私「とうさんまで裸になるのか?」
ジュン「そのほうがいいって。」
けっきょく私も半ば強引に裸で寝ることになってしまった。まあお互いに裸は見慣れているとはいえ、大の男がふたり素っ裸で同じベッドに寄り添って寝ている姿はちょっと・・・ 
ジュンはこのところいろんなことが重なってしまい疲れているのか、ベッドに横になるとすぐに眠り始めた。となりで私は、まったくいくつになっても子供みたいなんだから、と親バカ全開でジュンを眺めていた。
そして土曜の朝、いつもの習慣で平日と同じ時間にとりあえず目が覚めた。となりではジュンがまだ気持よさそうに眠り続けていた。エアコンもタイマーで切られていたので、すこし部屋の温度が上がり始めていた。ジュンはすでにタオルケットも足元にはねのけていた。ジュンはちょうど私の方を向いて横向きに寝ていたので、私はジュンのからだの前面をまともに見ることになった。ジュンは安心しきって脱力して安眠していたが、朝だったせいか、からだの中心だけは力強く立ち上がっていた。それは私の方に向かって、心臓の動きに合わせて定期的に首を持ち上げていた。この何年かでからだも大きくなったが、それ以上にそれは成長していた。ただ大きくはなっていてもまだ包皮でかなりおおわれているところがすこしアンバランスな感じだった。私は手を伸ばして、ジュンの包皮を剥いてみた。その下からはつやつやとしてきれいな色の亀頭があらわれた。そのときジュンがちょっとうめき声をあげた。そしてジュンのモノはさらに固くなり、先端からは透明の粘液が滲み出していた。
そのとき、急にジュンのからだが硬直したようになり、固いものがさらに大きく固くなって、そして爆発した。先端から白い粘液が飛び出してきて、となりで寝ている私のからだになんども命中した。それが終わった頃、ジュンは目を覚ましたようだった。
ジュン「うわっ、やっちゃったよ・・・」
頭をすこし持ち上げて、ジュンは自分の股間のあたりを見た。
ジュン「げっ、パンツ穿いてなかったんだ・・・ うへっ、とうさんにひっかけちゃった・・・」
私「どうした、ジュン、久しぶりにオネショでもしたか?」
ジュン「そうじゃないけど、近い、夢精したみたい・・・」
私「そうなんだ、気持よかったか?」
ジュン「うん、ものすごく。そんでとうさんの方にたくさん飛び出て・・・」
私「どうせ出すならたくさん出したほうがいい。」
ジュン「でもシーツも汚しちゃった・・・」
私「たしかにいっぱい出たね。シーツはどうせあとで他のものとまとめて洗濯すればいいだけだからね。」
ジュン「とうさん、ありがとう・・・」
私「子供はありがとうなんて言わなくていいんだよ、これは親として当然の仕事なんだから・・・」
ジュン「オレ、もう成人してるけど・・・」
私「まあとうさんといっしょに住んでる間は・・・」
なにをされてもジュンのすることならばかわいくてしかたがない。ジュンが結婚でもして独立するまでは、親バカのままでいたいと思う私なのであった。

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藤*先生と夜の・・・

先週の土曜日、藤*先生と会うのは夜の8時だったので、昼間はジュンと外食に行ったり、コンサートの向けた練習をしたりして過ごした。
私「今日は夜のデートから、あんまりカジュアルなかっこうじゃだめだろうなあ・・・」
ジュン「べつに始めてのデートじゃないんだから、カジュアルっぽくていいんじゃないかな。」
私「さすがに今回は短パンというわけにはいかないよね。」
ジュン「下は今日は思い切ってジーンズにして、そのかわり上は清潔そうなシャツにサマージャケットを着ていけば?」
私「ジャケットを着ていけば、どんなレストランに行っても大丈夫だから、そうするよ。」
夕方私たちはマンションをいっしょに出た。
ジュン「オレは今日は直さんとこに泊まってくるからね、とうさんはどっかで泊まってきてもいいし、なんなら藤*先生をウチに連れて来てもいいよ。」
私「なんか直さんに迷惑かけちゃうね。」
ジュン「直さんはオレとピアノの練習もしたいって言ってるから、べつにオレが行っても迷惑じゃないと思うよ。」
私「とにかく直さんによろしくって言っておいて。」
ジュン「うん、伝えとく。」
最寄り駅でジュンと別れて、私は都心方面に行く電車に乗った。藤*先生との待ち合わせのレストランの近くの駅に着いたのはまだ約束の時間よりすこし前だった。私は駅の近くを回り道してゆっくりとレストランに向かった。約束に時間よりすこし前に私はレストランに着いた。入り口で予約の確認をしてから、席に案内された。藤*先生はまだ着ていなかった。そのとき藤*先生から電話があり、15分ほど遅れるというこのなので、私は軽い食前酒を飲みながら藤*先生の到着を待った。しばらくして藤*先生がレストランに駆けこんできた。
藤*先生「聡一、ゴメン、待たせちゃったね。」
私「そんなにあわてなくてもよかったのに。」
藤*先生「なんかコンサートの後のパーティーで足止めされて・・・」
私「この店おすすめの食前酒を飲んでたら、あっという間に時間が過ぎた。」
藤*先生「俺、もう食前酒はパーティーで飲んでるから、食事にしてもいい?」
私「演奏したからお腹空いたんだろう。」
藤*先生「そんで出演料もらったから、今日はワインを頼もうよ。」
私「もらってすぐに使っていいのか?」
藤*先生「今日のは臨時収入だからパーッと使っちゃいたい。聡一はワイン好き?」
私「ワイン、好きだよ。」
ウエイターにワインリストをそれぞれ渡されてので、私もワインリストを開いてみた。
藤*先生「聡一はどこのワインがいい?」
私「ワインはあんまり知らないんだよね。
藤*先生「そんじゃあ、俺が選んでいい?」
私「いいよ。」
藤*先生「○ページめの中ごろにある、*****っていうのはどう? 今日のお任せメニューに合うと思う。」
私「ヒロが好きなワインならいいよ。」
藤*先生「じゃあこれにするね。」
私「このワインリスト、値段が書いてないけど、大丈夫?」
藤*先生「俺のほうには値段のついたリストを持ってきてもらってるから大丈夫だって。」
私「じゃあ、まかせるよ。」
けっきょく私のほうは値段がわからないまま、藤*先生はワインの注文をした。
そうしているうちに前菜の盛り合わせが運ばれてきて、私たちはワインで乾杯したあと、食べ始めた。
次に冷たいスープヴィシソワーズが出てきた。
私「このスープは夏になるとたまに作ることあるけど、これほど濃厚にはならないなあ。」
藤*先生「聡一、ヴィシソワーズ作るんだ。」
私「わりと簡単に作れるし、夏にはちょうどいいからね。」
藤*先生「そうか、聡一はジュンちゃんのためにいろんな物作ってるんだった・・・」
そしてその後にはメインのラム肉のローストが出てきた。
藤*先生「聡一はラムは大丈夫?」
私「骨付きの胸肉はけっこう好きだな。」
藤*先生「ならよかった。」
私「この肉を食べた後飲むと、このワイン、さらに美味しくなったような気がする。」
藤*先生「やっぱ赤ワインは肉を食べながら飲むとおいしいよね。」
私「ヒロの選び方がいいんだね。」
藤*先生「聡一がそう言ってくれるとなんかうれしいな。」
メインの後のチーズは、ワインもなくなったのでパスして、コーヒーを飲みながらデザートの盛り合わせを食べた。
藤*先生「今日の俺の選択、どうだった?」
私「料理も美味しかったし、ワインもすごくよかった・・・」
藤*先生「これから、どうする?」
8時半頃から食べ始めて、そのときにはもう11時近かった。
私「まだヒロといっしょにいたいしなあ・・・」
藤*先生「ホント、じゃあ俺んちに来る?」
私「行ってもいい?」
藤*先生「もちろん。」
レストランを出て、大きな通りでタクシーをひろって、藤*先生のマンションに向かった。タクシーが走りだすと、藤*先生が私の手を軽く握ってきた。私も軽く握り返した。タクシーの中ではふたりはほとんどなにもしゃべらなかった。
藤*先生のマンションに入ると、前回来た時よりもさらにきれいに片付いているような感じがした。
私「前来たときもきれいだったけど、さらに整頓されてる感じ・・・」
藤*先生「だって聡一が来るっていっても大丈夫なように念入りに掃除した。」
私「あんまり無理するなよ。」
藤*先生「だって聡一にはいいとこ見せたいし・・・」
私「多少散らかってても嫌いになんかならないけど・・・」
藤*先生「聡一、やさしいね・・・」
私たちはピアノの脇に立ったままキスをした。長いキスをしているうちに、だんだんと藤*先生先生が立っていられなくなり始めていた。
私「ベッド、行こうか・・・」
藤*先生「ダメ、その前にシャワー、今日は演奏してすげえ汗かいたから。」
私「ぜんぜん汗の匂いなんかしないけど。」
藤*先生「脱ぐと絶対汗臭い。」
私「じゃあ、早く浴びておいで。」
藤*先生「すぐ出るから、テレビでも見ながら待ってて。」
そう言うと藤*先生は部屋を出ていった。しばらくテレビを見ていると、藤*先生がさっぱりとした顔で出てきた。
藤*先生「聡一もシャワー使う?」
私「汗流したいね。」
藤*先生「俺は聡一の匂いだったらいやじゃないけどね。」
私「バ~カ、自分だけきれいになって・・・」
藤*先生「じゃあ着替え出しておくから、シャワー使って。」
シャワーを浴びて私は全身を念入りに洗って匂いを消した。いくら藤*先生がいいと言っても、汗の匂いをさせてベッドに入るわけにはいかない。
バスルームを出ると、洗濯機の上に着替えが用意されていた。それを着て、リビングに戻った。
私「着替えありがとう。」
藤*先生「ホンの少し小さめだね、聡一には。」
私「このくらいなら大丈夫だよ。」
藤*先生「やっぱちょっと小さめだとモッコリが目立つ・・・」
私「バ~カ。」
藤*先生「早くベッドに行こうよ。」
ベッドの置いてある部屋に入り、私たちはベッドボードを背にして並んで座った。
藤*先生「聡一って、ネコ、それとも・・・」
私「よくわからないけど、どっちかというと入れるほうかな、でもエッチの時にどうしても入れなきゃならないってわけじゃないし・・・」
藤*先生「そうなんだ・・・」
そして私は自然に藤*先生のほうを向いてキスをした。ちょっとディープなキスをしただけで藤*先生は喘ぎ声をあげた。キスを続けているうちに藤*先生のパンツの前がモッコリしてきて、その頂点に染みが広がり始めた。私はキスをしながらそこを手で軽くこすると、藤*先生のモノがピクッと動いて固さを増した。
そして私たちはお互いの様子を見ながら、エッチを続けた。あまりの楽しさに私たちはすっかり時間を忘れて行為に没頭していた。そんな事を何時間も続けていたので、最後までいかないうちにだんだんと外が明るくなり始めていた。
私「なんかもう明るくなり始めた・・・」
藤*先生「ホンドだ、聡一があんまりよくて、時間が経つのがわからなかった・・・」
私「そろそろ終りにしようか・・・」
藤*先生「そうだね・・・」
そう言って私たちは向い合ってお互いのものを重ねあわせた。そしてお互いの下腹部で挟むようにして、腰を動かして刺激し合った。ふたりともすでに充分に盛り上がっていたので、しばらくすると限界に達して、そして藤*先生が先に爆発して白いマグマを噴出した。その刺激で私もほどなく最後を迎えた。勢い良く発射した粘液は、向き合ったふたりの上半身に勢い良くぶつかった・・・
藤*先生「うわっ、いっぱい出ちゃった・・・」
私「でも、気持よかったよ、ヒロ・・・」
藤*先生「俺も・・・」
私たちはどろどろのままからだを寄せてキスをした。そしてテッシュで藤*先生の胸のあたりを拭いていると、疲れたのか、藤*先生は気持よさそうにすやすやと眠りだしていた。私も後始末を終えたあと、藤*先生の規則的な寝息を心地良く感じながら眠ってしまっていた。

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デートの後、家に帰って・・・

ジュン「あれ、早かったじゃん、今日は遅くなると思ってた。今日は土曜なんだから藤*先生とゆっくりしてくればよかったのに。」
私「ジュン、晩メシは?」
ジュン「俺、おかず買ってきて、今ご飯炊いてるとこ。」
私「とうさんも夕飯の材料買ってきたけど、今夜はジュンの買ってきたもの食べて、これは冷蔵庫に入れておこう。」
ジュン「でも、藤*先生と晩メシ食べなかったんだ。」
私「ジュンにそう言ってなかったから、帰ってきた。」
ジュン「今日は藤*先生となにしたの?」
私「藤*先生の知ってるおしゃれなレストランのテラスでランチを食べて、それからプラネタリウムに行った。」
ジュン「プラネタリウム行ったの? なんか高校生のデートみたい・・・」
私「なんか藤*先生が行きた言ってね、だから・・・」
ジュン「藤*先生が、あのキャラで、プラネタリウムに行きたいって行ったの?」
私「とうさんも意外だったんだけど、とりあえず行ったんだよ、でもプラネタリウムけっこう良かったぞ、こんどジュンとも行きたいなと思ったし・・・」
ジュン「とうさんが連れてってくれるんだったら、オレも行ってみたいな。」
私「じゃあこんどいっしょに行こう。」
ジュン「でも藤*先生はそれだけだったの?」
私「プラネタリウムのあとはちょっといっぱい飲んだ。」
ジュン「なんかホント高校生の清い交際って感じじゃん。」
私「でも藤*先生との関係は大切に育てたいし・・・」
ジュン「でも直さんから聞いたところによると、ゲイの人ってわりと会ってすぐにやるって・・・」
私「まったく直さんとはそんな話してるのか?」
ジュン「そんな話ばっかしてるわけじゃないよ、まあその話になることもあるってだけ。」
私「わかってるよ、とうさんだって直さんのことはよく知ってるからね。」
ジュン「そんで藤*先生とはどうなったの?」
私「もうすこしお互いのことがわからないと、付き合うとかどうとかは言えないな。」
ジュン「でもいっしょにいるといい感じなんでしょう?」
私「まあ、話も適当に合うし、いっしょにいて楽しいし・・・」
ジュン「まあ、それじゃあとうさん、がんばってゲットしなきゃね・・・」
私「藤*先生ならジュンも話がしやすいだろう。」
ジュン「まあピアノっていう共通点があるからね。まあとうさんが付き合い始めたら、3人で食事でもしに行きたいな。」
私「まあ来週末にまた会うから、付き合うかどうかそろそろはっきりするだろう。」
ジュン「じゃあ、とうさん、来週が大切なんじゃない。そうだ、オレ土曜の夜は直さんに泊めてもらおうっと。だからとうさんも藤*先生とゆっくり泊まってきていいよ。」
私「ジュン・・・ おまえ、無理してない?」
ジュン「オレは直さんとピアノの練習があるから行くだけだからね。」
私「ジュン、ありがとね、とりあえず次の土曜はがんばってくるよ。」
夕食を食べながらそんな事を話した。そして食後は私はヴァイオリンの練習、ジュンは自分の勉強と、お互いやりたいことをやって夜を過ごした。
私「ジュン、今日はけっこう暑いけど、風呂どうする?」
ジュン「オレは風呂でもシャワーだけでもどっちでもいいけど・・・」
私「じゃあ、とうさんは風呂に入りたいから、お湯を入れるよ。」
バスタブを洗って、私はぬるめのお湯になるように温度をセットして、お湯を入れた。
私「ジュン、先に入るか?」
ジュン「今夜はとうさんといっしょがいい。」
私「どうした、急に・・・」
ジュン「だって近いうちに藤*先生にとうさんをわたさなきゃいけないかもしれないから、その前に甘えようかなと思って・・・」
私「もしもとうさんと藤*先生が付き合うようになったとしても、ジュンと風呂くらいは入れるだろう。」
ジュン「でもとうさんをあんまり独占して藤*先生に嫌われるとやだし・・・」
私「だいじょうぶだよ、藤*先生もとうさんも大人なんだから・・・」
ジュン「ねえねえとうさん、オレの服、脱がせて。」
私「まったく甘えて・・・」
ジュン「オレが甘えると、とうさんいや?」
私「いやなわけないだろう、むしろうれしいというか・・・」
ジュン「今夜はとうさんを独占・・・」
私「いつも独占してるだろうが・・・」
そう言いながらも私は喜んでジュンの服を脱がせていった。服を脱がせる時にジュンがいつもする、ちょっとくすぐったそうな顔がかわいくてしょうがない。ジュンのきれいな裸を見て私は急激に勃起していた。ジュンをバスルームに押しこむように入れて、私は自分の服をわざとゆっくり脱ぎながら、大きくなりかけたものを静めようとした。すこしおさまったところで、わたしはタオルで前をかくしてバスルームに入った。
ジュン「前を隠してるってことは、とうさん勃っちゃった?」
私「ゴメン・・・」
ジュン「べつに隠すことないのに・・・」
そう言うとジュンは私のタオルで隠されたところを、タオルの上から触ってきた。私はまた急激に勃起し始めた。
ジュン「とうさんのが大きくなっていくのを見てたら、オレもなんか勃起してきた。」
私「ジュン、おまえはゲイじゃないんだから・・・」
ジュン「でもとうさんのここだけは昔から大好きだったよ。もうタオルとっちゃいなよ。」
そう言ってジュンは私の股間のタオルをとった。ジュンのものも急激に大きくなっていた。私たちは無言でお互いの大きくなったものを手でこすりあった。そしてかなりの時間がたって、先に私が最後の時を迎えた。そしてそのあとジュンのものも激しく噴射をし始めたのだった。私の全身にしびれるような快感がかけめぐっていった。
ジュン「とうさんとするほうが、自分でするより気持ちいい・・・」
私「ジュンはあんまり自分ではしないだろうが・・・」
ジュン「だからホントはもっととうさんとしたいんだけどね、まあ恋人ができたらだめだよね。」
私「おまえにだって彼女ができるかもしれないだろうが・・・」
ジュン「でも今はなんかとうさんとこうするほうがうれしいけど・・・」
そのあと、風呂から出て、私たちはビールをいっしょに飲んだ。そして二人でベッドに横になり、私はジュンの頭をしばらく撫でていた。ジュンはすぐに眠ってしまい、私はジュンの寝顔を飽きず眺めていた。ジュンは口では私と藤*先生との関係を応援するとは言っていたが、本心はすこしさみしいのかもしれない・・・
そして土曜の夜は静かに更けていった・・・

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藤*先生と2回目の・・・

土曜の朝、平日よりはすこし遅い時間に起きて、簡単な朝食をジュンと一緒に食べた。
ジュン「とうさん、あんまりたくさん食べるとお昼食べられなくなるよ。」
私「でも、初めて一緒に食事をする人の前であんまりガツガツ食べられないだろう、だから今たくさん食べておこうと思って・・・」
ジュン「最近は女の子でもそんなことは考えないんじゃないかな。」
私「でも藤*先生にはできたらよく思ってもらいたいしね。」
ジュン「まあ男女の出会いとは違って、ゲイの人はちょっとたいへんなのかもね。」
私「とうさん、今日はなに着ていこうかなあ、あんまりいい服持ってないからなあ・・・」
ジュン「でも今はもうけっこう暑くなってきたから、シンプルな服で涼しそうにしていけばいいんじゃないかな。」
私「藤*先生はきっとおしゃれな服を着てくると思うから、とうさんもそれなりにしていかないと・・・」
ジュン「以前に翼兄ちゃんが選んでくれた服は?」
私「あれは山荘に行ったときに翼くんに選んでもらったから、街ではなあ・・・」
ジュン「もう夏みたいな気候なんだから大丈夫だって。」
私「でも短パンで東京の繁華街に出かけるのもなあ・・・」
ジュン「でもあの服だと、とうさんすげえ若くてかっこいいと思うよ。だからデートにはいいんじゃない?」
私「そうかなあ、でも思い切って着ていくか・・・」
ジュン「そうしなよ、とうさん、頑張って藤*先生をゲットしてきてね。」
なんとなくジュンに励まされるように、私は思い切って若めの服を着て、さらにコンタクトにかえて出かけた。
藤*先生との約束の店に行くと、もう藤*先生は到着していて、テラスでも落ち着いた場所の席に座っていた。
私「すみません、遅れて・・・」
藤*先生「えっ、聡一さん? どうしたんですか、別人かと思った・・・」
私「ああ、今日はコンタクトにしましたから、印象が変わったでしょう?」
藤*先生「すげえ、メガネをかけてるときは、けっこう地味な感じなのに、メガネがないとすげえイケてますよ。」
私「メガネは私の父親バージョンなんですよ、今日はデートバージョンになろうと思って・・・」
藤*先生「それに、その服も、聡一さんをすごく若々しくしてる、それにしてもデートバージョンで来てくれたなんて、なんかすげえうれしいな・・・」
私「藤*先生もかっこいいですね。」
藤*先生「聡一さんとデートだからちょっと気合入れてきました。ああまた私のことを先生と呼んでる。」
私「ああ、すみません・・・」
藤*先生「それから敬語やめがほしいな・・・」
私「今日は気を付けてるつもりだったんですが・・・」
藤*先生「ほら、まだていねいすぎますよ。」
私「わかりました・・・」
藤*先生「こんどは無口になってる。まあそんな困ったような顔の聡一さんはけっこうかわいくてソソるけど・・・」
私「ヒロはけっこうイジワルなんだな・・・」
藤*先生「俺はイジワルなんかしてないよ、聡一さんと対等に親密な話をしたいだけ・・・」
私「ほら、ヒロも私のことをさん付けしてる。」
藤*先生「あっ、ホンドだ、ゴメン。」
私「でも、私たち、男同士の援助交際に見えないか心配・・・」
藤*先生「援助交際って、あのスケベなおやじが若い子を金で買うっていうやつ?」
私「ヒロがカッコ良すぎるから・・・」
藤*先生「じゃあ聡一はスケベなおやじってこと?」
私「だからまわりの人にそう見られてるんじゃないかって・・・」
藤*先生「まったく俺がそんな人を選ぶわけないでしょうが、聡一は俺とお似合いだと思う・・・」
私「ヒロ・・・」
藤*先生「聡一、やっと笑ってくれたね、その笑顔好きだな・・・」
私「そんなこと言って、私の方が年上なんだぞ・・・」
藤*先生「そうだけど、それほど違うわけじゃないし・・・」
私「それでも年上であることにかわりない。」
藤*先生「そういう年上ぶった聡一の顔も好き。」
私「ヒロは私の顔だけが好きなんだ?」
藤*先生「もちろん聡一の顔は好きだけど、たぶんもっと好きになりそうなところがあるし・・・」
私「どこ?」
藤*先生「言っていい? 聡一怒るなよ。」
私「どうぞ。」
藤*先生「聡一のそのすげえ期待をもたせるモッコリ・・・」
私「なにを言い出すんだか・・・ バ~カ、まったく・・・」
藤*先生「なんでバカなんだよ、あっ聡一ったら赤くなってる。だから俺は早くその中身も見せ合えるような親密な関係になりたいだけなのに・・・」
私「まったく、真昼間にこんなところで・・・」
藤*先生「聡一は俺のからだに興味ないのか?」
私「まあ、なかったらデートなんかしないけどね・・・」
藤*先生「そう言われるとやっぱなんか俺うれしい・・・」
私「ほら、残さないで全部食べる。」
藤*先生「やっぱ聡一は父親なんだね。俺は聡一の子供じゃないからな・・・」
私「子供はジュン一人でじゅうぶん・・・」
藤*先生「メシ食ったら、このあとどうする?」
私「ヒロの行きたいところでいいけど。」
藤*先生「ほんとどこでもいい? 俺行きたいところがあるんだけど。」
私「いいよ、どこでも・・・」
藤*先生「プラネタリウムに行きたいなあ・・・」
私「プラネタリウム? なんか高校生のデートみたいだなあ・・・」
藤*先生「聡一とそういうデートをしてみたかったんだ。」
ゆっくりとランチの後、私たちはタクシーに乗って近くのプラネタリウムに行った。まず入場券を買って、まだ開始までに一時間ほどあったので、私たちはその近くで買い物をした。
そしてプラネタリウムに戻り、一時間ほどの星空の映像を鑑賞した。宇宙の果てしない神秘に私たちは年甲斐もなく感動していた。そしてプラネタリウムの近くにあったバーに入って、私たちは宇宙の星の乾杯した。
藤*先生「ずっと見たかったんですよ、でもだれも一緒に行ってくれる人がいなくて・・・」
私「たしかに、ヒロのキャラと宇宙の神秘はかけ離れている・・・」
藤*先生「ひでえなあ、俺だって少年の頃には夜になると天体望遠鏡で星を見てたんだから・・・」
私「どうみてもヒロといえばナンパばっかしてる少年のイメージ・・・」
藤*先生「俺って意外だろうけど、わりとオクテだったし・・・」
私「そうなんだ、ヒロってどんな少年だったのか、ちょっと興味ある。」
藤*先生「それだったらいくらでも話してあげるよ、それから俺は聡一のことを知りたいし・・・」
私「じゃあ、次回のデートででも・・・」
藤*先生「ええっ、今日これからしようよ。」
私「したいけど、今日は帰ってジュンの晩ご飯を用意しなきゃいけないから。」
藤*先生「ジュンちゃんはもう成人してるじゃないか、聡一、過保護過ぎ・・・」
私「でも、いちおう親だから、子供のご飯は準備しないと・・・」
藤*先生「もう、聡一は・・・ まあ、そこが聡一のいいところかもね。今日は大事なジュンちゃんのために帰らせてあげる。」
私「次回はどうする?」
藤*先生「次の土曜は午後は斉*と演奏会出るから、そのあと8時くらいに会って晩メシしましょう。」
私「来週、本番なんだ? 夜は疲れてない?」
藤*先生「疲れてる時こそ、聡一に会いたいよ。じゃあ、どこで会うかまたメールするよ。」
そして私はビールを一杯飲んだだけで藤*先生と別れた。プラネタリウムに行くなんてやっぱ高校生みたいだったなと思うと私はおかしくてフッと笑ってしまっていた。そして電車で最寄り駅まで帰ってきて、家の近所の商店街で夕飯の材料を買い物をしてマンションに戻った。

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ピアノの藤*先生と

6月のヴァイオリンのレッスンは最初の土曜日にすることになっていた。今回はジュンは参加せずに私一人がレッスンを受けに行った。
斉*先生のマンションに行くと、すこし約束の時間前だったということもあり、先生は藤*先生とソナタの練習中だった。私はレッスンルームに入って二人の練習を聴かせてもらった。しばらくして二人の練習は終わった。
斉*先生「聡一さん、お待たせしてすみません。」
藤*先生「あれ、今日はジュンちゃんは来ない日でしたっけ?」
斉*先生「今回は聡一さんのレッスンだけで、来月はジュンちゃんもいっしょのレッスンだよ。」
藤*先生「そうだっけ、ジュンちゃんに会えると思って楽しみにしてたのに。」
私「ジュンのほうのレッスンは次回にお願いします。」
斉*先生「じゃあ聡一さん、さっそくレッスン始めましょうか?」
藤*先生「俺、レッスン聞いてていい?」
斉*先生「聡一さんがよければ・・・」
私「私はいいですよ。」
斉*先生「そうだ、どうせいるんだったら、おまえが練習ピアノ弾いてくれ。」
藤*先生「人使い荒いなあ・・・ ほら、弾いてやるから、どけよ。」
そう言いながらも藤*先生はすぐにピアノの前に座っている斉*先生を立ち上がらせて、自分がピアノに向かってくれた。藤*先生は練習が始まるとけっこう本気でピアノを弾いてくれたので、私のほうもそれにつられて熱い演奏をすることになった。
斉*先生「聡一さん、今日はいつもより緊張感があって、いい演奏になってますよ。」
藤*先生「聡一さんて、クールに見えるけど、中に熱いものを隠し持ってるんだ・・・」
斉*先生「なんか意外に聡一さんとおまえの演奏、よく合ってるかもな。」
私「藤*先生のピアノがお上手だから、私のヴァイオリンを引き立ててくれたんですよ。」
藤*先生「聡一さんとの演奏、けっこうイケるかもね。」
とにかくプロのピアニストに練習ピアノを弾いてもらうというものすごく贅沢なレッスンを受けることができて、私もいい経験になったと思う。レッスンのあと、私は先生の家を出た。通りに出てすこし歩いたところで、後ろから車が追いついてきた。藤*先生の車だった。
藤*先生「乗りませんか、送りますよ。」
私「じゃあ、駅のあたりまでお願いします。」
藤*先生「今日は斉*のやつ、お茶も出さなかった。ちょっとどっかでお茶しませんか? のどが乾いてて・・・」
私「そういえば今日はお茶がありませんでしたね、私ものどが渇いているから、適当なところがあれば・・・」
藤*先生「街道にでたら、なんかありますよ。」
私たちは街道沿いにある駐車場のあるカフェに入った。
藤*先生「それにても聡一さんは若いですね、ジュンちゃんみたいな大学生の子どもがいるなんてとても思えない・・・」
私「ジュンも大きくなって手がかからなくなってきましたから、最近は子育ての方はほっとひと息ついてるというか・・・」
藤*先生「聡一さんなら、これからまたなんでもできるでしょう・・・」
私「まあ今までできなかったことをやろうとは思ってますね、ヴァイオリンを斉*先生に習い始めたのもそういうことですし・・・」
藤*先生「聡一さんのヴァイオリン、いいですね・・・」
私「ほめてもなにも出ませんよ・・・」
藤*先生「なんか俺たち半端なプロにはない良さがある・・・」
私「またまた、藤*先生みたいな本物のプロがなにをおっしゃるやら・・・」
藤*先生「いやいや、いつものサロンコンサートに俺や斉*が呼ばれなくて、聡一さんたちが呼ばれるのもわかる気がする・・・」
私「それは、主催者の息子とジュンが友達だからですよ・・・」
藤*先生「今年は私も聴きに行けるように斉*に頼んだけど、なんかはっきりしない返事だった・・・」
私「うまくいくかどうかわかりませんけど、ジュンのほうが友だちだからそっちから頼んでみますよ。」
藤*先生「うれしいな、よろしく。」
私「藤*先生、今日は時間よろしいんですか?」
藤*先生「今日の練習は終わったし、どうしようか考えてたところなんですよ、家に帰っても家族がいるわけでもなし・・・」
私「それなら斉*先生のところでゆっくりしてくればいいのに・・・」
藤*先生「土曜の夜は斉*のところには彼女が遊びに来るから、あんまり長居はできない・・・」
私「へえ、そうなんですか・・・」
藤*先生「斉*はあれでけっこうモテるんですよ・・・」
私「じゃあ、藤*先生なんかイケメンだからモテモテで困るくらいでしょう?」
藤*先生「そんなモテませんよ、でも聡一さんにそう言ってもらえるとなんかうれしい・・・」
私「そんなあんまり謙遜しすぎると嫌味ですよ・・・」
藤*先生「俺は優柔不断で最初の一歩が踏み込めないから、まるでモテません・・・」
私「そうなんですか・・・」
藤*先生「なんか聡一さん、意外そうな顔してません?」
私「すみません、なんか藤*先生はけっこうチャラいというイメージだから・・・」
藤*先生「たしかにそう言うキャラになるようにしてはいますけど、聡一さんに言われるとけっこうショック・・・」
私「私の言い方が悪かったかな、藤*先生は見かけはチャラく見えるけど、ほんとうはそうじゃないって言いたかったんです。」
藤*先生「聡一さん、それってあんまりフォローになってない・・・」
私「そんな怒らないでください・・・」
藤*先生「じゃああることをしてくれたら、許してあげる。」
私「なにをすればいいんですか?」
藤*先生「俺にキス・・・」
私「へっ?」
藤*先生「聡一さんのそのマヌケな表情、かわいいですね・・・」
私「まったく、藤*先生は・・・」
藤*先生「藤*先生じゃなくて、名前で呼んでくれるとうれしいな。俺はヒロミだから、ヒロでいいですよ。」
私「しかたないですね、いくらなんでもここじゃできないでしょう?」
藤*先生「これからちょっと家に寄っていきます? ここからわりと近いですよ。」
けっきょく藤*先生のマンションに寄っていくことになった。車だとそれほど時間がかからなかった。マンションに入るとさすがにピアニストの家だけあって、完全防音の広いピアノ室があった。ピアノ室に置かれたソファに私は座った。最初はお茶を飲みながらすこし話していた。私はなるべくキスの話にならないように注意していた。
藤*先生「なんか聡一さん、なんか身構えてない?」
私「そんなことないですよ。」
藤*先生「じゃあ、キスして・・・」
私「ちょっとだけですよ。」
そう言って私は藤*先生のあごに手を添えて顔を私の方に向かせた。藤*先生が自然に目を閉じたので、私は軽くくちびるにキスをした。
私「はい、おしまい・・・」
藤*先生「たたそれだけ?」
私「遊びは終わり・・・」
藤*先生「遊びが終わったあとは?」
私「私は帰ります。」
藤*先生「俺が本気で誘っても、帰る?」
私「ふざけないでください・・・」
藤*先生「聡一さんもけっこうウブなんですね・・・」
私「私は大学生の子どもがいるんですよ・・・」
藤*先生「それが信じられない・・・」
私「今日はとりあえず帰ります・・・」
藤*先生「聡一さん、怒ってます?」
私「ぜんぜん怒ってなんかない、でもちょっと時間を置きたいだけ・・・」
藤*先生「俺のことが嫌いなわけじゃないですね・・・」
私「嫌いになるわけないよ、ヒロ・・・」
藤*先生「ヒロって呼んでくれたんだ・・・」
私「だから今日は帰らせて・・・」
藤*先生「わかった・・・」
私「また近いうちに会いたい・・・」
藤*先生「次の土曜は?」
私「どこかでランチでもします?」
藤*先生「ランチデート、いいですね・・・」
私「じゃあ、あとで連絡します。」
藤*先生「俺からもメールするから・・・」
車で送るという藤*先生の申し出を断って、私は駅までブラブラと歩いた。そして電車を乗り継いて家に帰ってきた。
ジュン「あれ、とうさん、レッスン時間かかったの? 遅かったね。」
私「とうさんが行ったとき、まだ藤*先生とのレッスンがおしてて、レッスンが遅れて、さらに帰りに藤*先生といっしょになって、ちょっとお茶飲んでたから・・・」
ジュン「そうなんだ、藤*先生、ちょっと見かけはチャラいけど、けっこうちゃんとした人みたいだよ。」
私「それは話しててよくわかったよ。」
ジュン「そんで、藤*先生と仲良くなった?」
私「まあ話は合いそうだった・・・」
ジュン「そんで、藤*先生って、とうさんのタイプなの?」
私「ブッ、いきなりジュンはなにいいだすんだよ。」
ジュン「だって藤*先生はゲイでしょう? それにイケメンだし、ピアノもうまいし、話も合うんだったらとうさんの恋人にはぴったりだと思うけど。」
私「まともに話をしたのは今日が初めてなんだぞ、そんな恋人とかそういうことにはならないだろう・・・」
ジュン「オレはお似合いだと思うよ・・・」
私「とうさんのほうがよくても、向こうが相手にしてくれないかもしれないし・・・」
ジュン「そんなことはないと思うけどね。」
私「まあ、とりあえず次の土曜にいっしょにランチをすることにした。」
ジュン「おっ、とうさん、やるじゃん、藤*先生と付き合うんだったら、オレは応援するからね。」
私「まあ、とりあえずランチをいっしょに食べて、様子をみてから・・・」
ジュン「藤*先生も見かけがチャラいわりには、それほどすれっからしじゃないっていう人が多かった・・・」
私「付き合うと決まったわけじゃないぞ・・・」
ジュン「でも、藤*先生がとうさんの相手になったら、オレのおかあさんってこと?」
私「それは無理だな、どっちかというと父親が二人になったって感じになるかもね。」
ジュン「とうさん、がんばってね。」
私「万が一、とうさんに好きな人ができたとしても、いちばん好きなのはジュンだということは変わらないからな・・・」
ジュン「とうさん、ありがとう、でも好きになった人も大事にしてあげてね。」
私「ジュンはやさしいな、そうするよ。」
言葉ではそう言っても、私に好きな人ができると考えるだけでちょっとさみしくなるのか、ジュンはいつもにもましてベッドに横になったときに私に甘えてきた。ジュンを好きな気持と、恋人を好きになる気持ちはまるで別なので、どちらか片方になるようなことはないと私は思っているのだが・・・

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親 ゲイ

俊顕くんの家に新しいピアノを彈きに行く

この前の日曜日、俊顕くんの家にニューヨークからピアノが届いたということで、直さんとジュンと私の三人でピアノを見に行った。俊顕くんの家に到着してから、念入りに調律をしていたということで、さっそく直さんとジュンが順番に弾かせてもらったのだった。まだ弾きこまれていないので、ちょっとこなれないような音を出すこともあったが、全体的にはバランスのとれた素性の良さが現れているような音がしていた。今回は直さんと俊顕くんがモーツアルトの二台のピアノのためのソナタを、俊顕くんとジュンはブラームスの二台のピアノのためのソナタを弾くことになっている。いろいろと弾き比べた結果、モーツアルトのほうは直さんが新しいピアノを弾き、俊顕くんが元からあるピアノを弾くことになり、ブラームスの方は俊顕くんが新しいピアノで、ジュンが元からあるピアノを弾くことに決まった。私とジュンのモーツアルトのヴァイオリンとピアノのためのソナタは、ジュンが新しい方のピアノで私のヴァイオリンと演奏することになった。じつは今回のコンサートのために、私のヴァイオリンの先生が所有するヴァイオリンを貸りることになったので、新しいピアノと初めて合わせることになったのだ。私のヴァイオリンは学生時代から使っているもので、思い出はあるのだがヴァイオリンとしてはそれほど優れたものではなかった。それで斉*先生が以前に使っていた、新作ではあるがけっこう名の通った人の作品を貸してもらえることになったのだった。弾き始めは慣れないので、なんか音が出なかったが、慣れてくるとどんどん音がなめらかに出るようになっていた。
俊顕くん「聡一さん、ヴァイオリンすげえ良くなりましたね。」
私「やっぱいいヴァイオリンは違うね。」
俊顕くん「それ、新作でしょう?」
私「斉*先生がけっこう弾きこんだみたいだけどね。」
俊顕くん「なんか聡一さん一気に腕をあげたみたいだな・・・」
直さん「ソウさんって控えめな表現なんだけど、すげえ説得力を感じるというか・・・」
ジュン「オレもすげえ合わせやすいと思った。」
俊顕くん「ピリオド奏法が生きてる感じだよね。ジュンの弾き方もすげえ新鮮。」
直さん「ねえ俊顕、ぼくたちもピリオド奏法取り入れようか?」
俊顕くん「今からじゃ、俺間に合いそうもないし、それに今回は直さんとロマンチック路線でいきたいし、今の合わせで俺はすごくいいと思うから・・・」
直さん「じゃあ、ソウさんとジュンちゃんとは反対の演奏だね。」
私「私のピリオド奏法はホントにちょっとだけですけどね。」
直さん「でもヴァイオリンはちょっとやっただけでもすげえ印象が変わる・・・」
ジュン「なんか今回のコンサートも楽しみだね。」
俊顕くん「毎回良くなっていくから、ウチの母もすげえ期待してるみたい。」
直さん「また前回みたいに、演奏している途中ですこーんと抜けたみたいになるといいな。」
私「あれはホントにカタルシスですね・・・」
俊顕くん「それから、また今回もコンサート前はエッチ禁止にしてくださいね、ふたりエッチもひとりエッチも・・・」
直さん「じゃあ、三人以上でやるエッチならいいのか?」
俊顕くん「まったく直さんは・・・ もちろんそれも禁止です。」
直さん「まだコンサートまで一ヶ月以上あるじゃん・・・」
俊顕くん「だから今からじゃなくてもいいですよ、コンサートの二週間くらい前からで・・・」
私「まあいい演奏のためならなんでもやるさ。」
俊顕くん「そういうわけで、7月のコンサートよろしくお願いします。」
けっきょく午後はずっと新しいピアノを交代で弾いてすごした。そして夕方俊顕くんの家を出て、私たちはウチに帰ってきた。そして買いおきの野菜でサラダを作り、さらにフジリを茹でて、簡単パスタを作って夕食を済ませた。
そして私は昼間の練習でけっこう疲れていたので、早めにベッドに寝転がって本を読んでいた。ジュンは相変わらず院の面接の想定問答集を勉強していたようだったが、わりと早めにそれは切り上げてベッドに入ってきた。
私「準備は進んでる?」
ジュン「オレはけっこういい線までいってると思うんだけど、俊顕はもっと先にいってるからね。」
私「まあどっちにしろ、ある程度以上だと大丈夫なんだろう?」
ジュン「それはそうなんだけど、でもあんまり俊顕に差をつけられたら、オレカッコ悪いじゃん・・・」
私「まあ俊顕は試験とか競争には向いてるやつなんだから、ジュンは自分のペースでやればいいと思うよ、それでも俊顕にめちゃくちゃ差をつけられることはないだろう・・・」
ジュン「そうなんだけど、でもそのちょっとの差を詰めようとするとそれがけっこう大変なんだよね・・・」
私「とうさんは、ジュンはもうじゅうぶん頑張ってると思ってるぞ。」
ジュン「ホント、そう思ってくれてる?」
私「もちろんだ・・・」
ジュン「とうさん・・・」
私「ほら、もう寝なさい、とうさんも、明日仕事あるからもう寝るぞ。」
ジュン「おやすみ・・・」
私はジュンをすこし抱き寄せて、頭を軽く撫でてやった。ジュンは気持よさそうに猫のようにすこしのどを鳴らした。しばらくするとジュンは気持よさそうに寝息をたて始めた。私もジュンの匂いを心地良く感じながら、静かに眠ってしまっていた。

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