大学時代の友達

先日久しぶりに大学時代のクラブの仲間から電話がかかってきた。私は学生結婚してジュンがすぐにできたので、クラブのほうは1年の頃しかいっていないが、それでもクラブの同期の仲のよかった友達はずっと時々ではあるけれど連絡をくれていた。それでも一人での子育てが忙しい頃は誘われても出かけることもなかったが、最近は私も多少は余裕ができたので、たまに会うこともあった。
友人「おまえ、知ってるよな、吉井のやつが、海外駐在終わって、4月から日本に帰ってるんだよ。」
私「吉井が7年くらい前だっけ、海外に行ったのは知ってたけど、帰ってきたのは知らないよ。」
友人「そうなんだ、そんで、久しぶりに吉井の帰国祝いで集まることになったんだけど、聡一はどうする?」
私「久しぶりにみんなに会いたいなあ。」
友人「吉井も聡一に会いたがってた。」
私「あいつ、覚えていてくれたんだ。」
友人「とにかく、**日金曜なんだけど、大丈夫か?」
私「行くよ、」
友人「じゃあ、聡一も参加だな。」
このところ、ヒロは新学期で平日は夜まで仕事で忙しいので、金曜の夜ならば行くことができる。私は金曜の夕方、指定の店に出かけた。6人の同級生が集まっていたが、電話をくれた友人と吉井以外は大学以来だった。大学時代の昔話が弾んで、あっという間に時間は過ぎていった。そして宴会は終わり、店の前でそれぞれ別れていった。私と吉井は駅まで歩くことにした。
吉井「久しぶりに会えて楽しかったよ。」
私「俺も・・・ 吉井は今どこに住んでるんだよ。」
吉井「実家だよ。以前みたいに達彦って呼べよ、俺もおまえのこと聡一って言ってるんだからさ。」
私「わかったよ。そういや実家は千葉の先だったよな。」
吉井「ああ、ちょっと遠いけどな。」
私「そっから会社に通ってるのか?」
吉井「一時間以上かかるけどな・・・」
私「早く帰らないと、終電になるんじゃないか?」
吉井「おまえんち、近いだろう? 今夜泊めてもらっていい?」
私「いいけど・・・」
吉井「じゃあ、聡一の家でもっと話そう。」
その日、ちょうどジュンは俊顕君の家で泊まる予定だったので、ちょうどよかった。電車に乗るのもかったるいと達彦が言うので、タクシーを拾って私のマンションに戻った。
部屋に入って、私はキッチンでビールやちょっとつまみを準備してリビングに行くと、達彦は私とジュンの写真を見ていた。
吉井「これが、聡一の息子か、なんか昔の聡一もすごくかわいかったけど、それよりさらにイケメンだな。」
私「だれがかわいかったって?」
吉井「初めて聡一を見たとき、なんか線が細くてかわいくて抱きしめたくなったけど・・・」
私「ばあか、何言ってるんだか・・・」
吉井「そのおくての少年聡一が、電撃学生結婚しちゃったから、みんなホントに驚いたぜ。」
私「なんか勢いでそうなったと言うか・・・」
吉井「なんかままごとみたいな夫婦で、危なっかしいなと思ってたよ、実は・・・」
私「本人たちは本気だったもんな、でもすぐに破綻したけど・・・」
吉井「性格の不一致?」
私「あんま、話したくない・・・」
吉井「変なこと聞いたね、ゴメン。酔った勢いで言うけど、あの頃、俺、けっこう聡一のこと、好きだったんだよね。」
私「なんか達彦、サラッとすげえ問題発言したね。」
吉井「こんなこと、酔った勢いがないと言えないからなあ・・・」
私「あの頃、そんなそぶり、ぜんぜん見せなかったじゃんか・・・」
吉井「そりゃあ、聡一に気づかれないように注意してたもんね・・・」
私「そうだったんだ、この際だから言っちゃうけど、俺も実は達彦のこと嫌いじゃなかったけどね・・・」
吉井「ええっ、それってひょっとして両思いだったんじゃん、もったいないことした・・・ でも聡一はあの女と結婚しただろうが・・・」
私「あの頃は、ヘテロにあこがれてたからね・・・」
吉井「ひょっとして、聡一もゲイ?」
私「そういうことになるかな・・・」
吉井「それなら、俺とあらためて付き合ってくれないかな?」
私「それはうれしいけど、残念ながら今相手がいる・・・」
吉井「ひょっとして、この写真の男か?」
私「そうだよ・・・」
吉井「こんないい男がいるんじゃ、俺の相手なんかしてもらえないよな・・・」
私「もしも今フリーだったら、達彦の告白を受け入れるんだけどね・・・」
吉井「いいよ、そう言ってもらえただけでも、うれしいよ・・・」
私「ゴメン、達彦・・・」
吉井「今夜、一回だけ、聡一のこと、抱きたいな、ダメかな?」
私「今夜だけなら・・・」
吉井「いい思い出にして、もう聡一とはただの友達に戻るから・・・」
私「じゃあ、今夜だけ好きにしろよ・・・」
これまでにどのくらい達彦が経験をつんできたのかはしらないが、達彦は驚くほどエッチが上手だった。私は濃厚なキスをされただけでからだ全体が蕩けてしまっていた。そして一枚ずつ服を脱がされていき、私は快感の激流に飲み込まれて、時間の感覚がなくなって、どのくらい過ぎたのかわからないまま、いつのまにか頂点を迎えていた。達彦がティッシュで後始末をしてくれながら言った。
吉井「久しぶりにいいセックスだった・・・」
私「達彦、うまいんだもん・・・」
吉井「ったく、聡一も、清潔そうな顔して、すげえでっけえモノ持ってるだもんなあ、だまされたぜ・・・」
私「すげえ、からだがだるい・・・」
吉井「あんだけ、よがったんだもんなあ、疲れるわけだ・・・」
そう言いながら達彦が私を軽く抱きしめてくれた。達彦の体温を心地よく感じながら私は眠りに落ちていった・・・

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卒業の報告

ジュンの大学院が始まる前に、ジュンの祖父母たちに大学の卒業の報告をする必要があった。
ジュンの母方の祖父母は都内に住んでいるので報告に行くのは簡単なのだが、いろいろあってジュンもあまり行きたがらないし、ましてや私はよっぽどのことがない限り行くことはない。それでもジュンの学費を出してくれているので、大学の卒業くらいは報告に行かなければならなかった。
ある日の午後、私とジュンはなんとなく重い気持ちで、祖父母の家に言ったのだった。
祖母「まあまあ、ジュンちゃん、来てくれたのね、聡一さんもお久しぶりね。」
私「ジュンが大学を卒業したので、報告に来ました。」
祖母「そんなところに立っていないで、あがってくださいね。ジュンちゃん、お祖父ちゃんもお待ち兼ねよ。」
玄関先で報告だけというわけにもいかず、私たちは家の中に入った。
祖父「ジュン、久しぶりだな、聡一くんも元気そうでよかった。」
私「ご無沙汰してすみません。」
ジュン「お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、無事に大学を卒業しました。学費を出してくれてありがとう・・・」
なんとなく棒読みのせりふのようにジュンが祖父母にお礼を言った。
祖母「ジュンちゃんが、もう大学卒業しちゃうんですもの、私たちが年取るはずね・・・」
ジュン「学費出してもらっても、あんまりお祖父ちゃんたちにお返しできないけど・・・」
祖父「学費の礼はいらん。当然のことをしただけだからな・・・ まあ修士までは出してやれるが、それ以上は無理だぞ。」
祖母「いろいろあったけど、ジュンちゃんはずっと私たちの孫だってことにはかわりないんだから・・・」
祖父「ジュン、これからまた以前のように、ときどき来てくれないか? ばあさんがいつもジュンのことばかり話しててな・・・」
祖母「まあ、私のせいにして・・・ あなただっていつもジュンちゃんのことを気にしてるじゃありませんか。」
祖父「年寄りの勝手な頼みだが、聡一くん、たまにでいいから、ジュンを呼んでもいいかね?」
私「ジュンがよければ、私は・・・」
ジュン「とうさんがいいんなら、俺は年に何回かなら来てもいいけど・・・」
祖母「ジュンちゃん、来てくれるの、お祖母ちゃん、うれしいわ、ありがとう。そうだわ、聡一さんもいっしょにどう?」
私「私はそれはちょっと・・・」
祖父「あんまり無理を言うんじゃない、聡一くんが困っているじゃないか。」
祖母「そうね、ごめんなさいね・・・」
あんまり話を続けていると、どうなるかわからなかったので、私たちは早々に祖父母の家を出た。
ジュン「やっぱオレ一人で来たほうがよかったね・・・」
私「今回はそういうわけにもいかないだろう・・・」
ジュン「なんかとうさん、居心地悪そうだったし・・・」
私「いつまでたっても気兼ねしちゃうんだよね・・・」
そんなことを話しながら私たちは帰った。

そして金曜の昼過ぎ、今度は私たちは私の両親にジュンの卒業を報告するために、新幹線に乗って出かけた。途中で特急に乗り継いで、夕方近くに私の実家に着いた。
私の母「おかえりなさい、電車は混んでた?」
私「けっこう空いてたから楽だった。」
母「ジュンちゃん、大学卒業おめでとう。」
ジュン「卒業証書持ってきたから、見せてあげるね。」
大切に持ってきた卒業証書をジュンは広げてみせた。
父「早いもんだね、ついこの前まで子供だったのに、もう大学卒業だ・・・」
母「大切なものだから、しまっときなさい。後でお祖母ちゃんが額装を頼んであげるから。」
父「ジュン、卒業祝いは何が欲しい?」
ジュン「だってお祖父ちゃんたちにはいろいろ援助してもらったから・・・」
母「私たちのほうがお祝いしたいのよ、なんか欲しいものないの?」
父「なんでもいいぞ、○吾くんと理○もお祝いしたいていってたから、高いものでもいいぞ。」
私「ジュン、今回は特別だから、なんでももらっとけ。」
ジュン「じゃあ、新しいスーツがあるといいなって思ってた。」
母「あら、そんなものでいいの?」
私「スーツといっても高いものは高いし・・・」
父「そうだな、普段は買えないような、いいスーツを作るのはいい考えだな。」
私「オーダーものだとけっこう高いですよ。」
母「いいわよ、大学卒業は一生に一回しかないんだから、そのくらい安いものよ。」
父「それじゃあ、東京のいい洋服屋で作れ、それで請求書をこっちにまわしてもらえばいい。」
その後、私たちはお祝いの食事をするために、以前にみんなでいったことのある温泉旅館に行った。そこで四人でささやかな卒業祝いをした。温泉でゆっくりと温まってから、私とジュンは和室に敷かれた布団に横になった。
ジュン「お祖父ちゃんたち、よろこんでくれてよかった。」
私「ジュンはたった一人の孫だからね・・・」
ジュン「とうさんの時はどうだったの?」
私「とうさんの時はいろいろあったからね、ちゃんとはしなかったなあ。」
ジュン「あっ、そうか、オレがいたもんね。」
私「あのころのジュンはちっちゃくてかわいかったなあ・・・」
ジュン「今は?」
私「今もかわいいのはかわらないけどね・・・」
ジュン「ねえ、とおさん、そっちの布団にいっしょに入っていい?」
私「いいよ、おいで、でもせまいぞ・・・」
ジュン「とおさん、暖かいね。」
私「ジュンはもっと暖かい。」
ジュン「オレのこと好き?」
私「どうして、そんなこと聞くんだよ・・・」
ジュン「じゃあ、ヒロちゃんとオレとどっちが好き?」
私「どっちも好きだよ。」
ジュン「オレのほうじゃないんだ・・・」
私「どっちもすごく好きだけど、ちょっと好きの種類が違う。ヒロのことは恋人として愛してるけど、ジュンは身を分けた、分身みたいなもんだから、自己愛に近いかもしれないね。」
ジュン「そうなんだ、なんかオレもわかった気がする、どうしてオレがとうさんのことを好きなのか・・・」
そして私たちは自然に唇を合わせていた。私の全身にしびれるような快感が駆け抜けていた。
ジュン「とうさん、もう立っちゃったね・・・」
私「気持ちよすぎて・・・」
ジュン「オレのも触ってよ。」
そういわれて私はジュンのものに手を伸ばした。私のものによく似たジュンのものもかなり固くなっていた。私たちはだんだんとお互いのモノを激しく刺激し始めた。だんだんと快感が大きくなっていき、どのくらい時間がたったかわからなかった。そして少しの時間差で二人とも快感を爆発させた。
私「ジュン、ゴメン・・・」
ジュン「なんであやまるの? オナニーしたみたいなもんじゃん、まあオナニーよりもずっとずっと気持ちいいけど・・・」
なんかジュンのほうがあっけらかんとしているみたいだった。私はからだが軽くなったような気分になっていた。そして二人はひとつの布団の中で、抱き合って眠ったのだった。

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ジュンが婚約!?

ジュンと俊顕君の卒業祝いのパーティーが、俊顕君の家であった。
参加者は、俊顕君とそのご両親をはじめ、俊顕君のフィアンセ(○香さん)とそのご両親からジュンの彼女(ひ○○さん)とそのご両親までいて、ジュンと私、それにピアノを演奏するためということでヒロを加えて、総勢12人であった。ごく内輪のパーティーというわりには、けっこうな人数だった。
最初に俊顕君の父親が俊顕君とジュンの卒業をみんなに報告し、お互いに初対面の参加者もいたので、全員の紹介があった。その後、俊顕君とジュンが卒業証書を掲げて、それぞれ短い挨拶をした。そしてシャンパンで乾杯をした後、ミニコンサートが始まった。本来は俊顕君とジュンはお祝いの演奏を聞くだけなのだろうが、ピアノのうまい二人の演奏を、みんなが聞きたがるので、お祝いされる側の二人も演奏をすることになっていた。まずは私とヒロの連弾で、ドビュッシーの小組曲から「小船にて」を弾いた。その次は俊顕君とジュンの連弾で、ブラームスの「大学祝典序曲」が演奏された。その後、私とヒロで、練習中のフランクのヴァイオリンソナタの第4楽章を演奏した。そして最後に、ヒロの独奏で、シューマンの「子供の情景」が演奏されて、ミニコンサートは終わった。
そしてビュッフェ形式のパーティーが始まった。それにしても、俊顕君と○香さん、それにジュンとひ○○さんのふたつのカップルの家族が集められた感じだった。ひ○○さんのご両親などは、まるでジュンがひ○○さんの結婚相手の候補でもあるかのように、私の仕事や親のことなどをそれとなく聞き出されたような気がした。ヒロもピアニストというのは基本的には客商売なのか、そつなくみんなと会話をしていた。
パーティーが終わり、○香さんとご両親、それにひ○○さんとご両親が帰っていった。
俊顕君の父親「まだ時間も早いし、聡一君と藤*さんはもう少しいいでしょう。」
俊顕君の母親「今日は演奏ありがとう、すごく楽しかったわ。いい卒業祝いになってよかった。」
ヒロ「お招きいただいて、ありがとうございました。こちらのピアノはすごくいいから、いつでも弾きに来ますよ。」
母親「そう言っていただけるとうれしいですわ。」
俊顕君「なんか楽しいパーティーだったよね、お父さん、お母さん、ありがとう。」
私「いいパーティーをしていただいて、ありがとうございました。」
母親「ジュンちゃん、大学院でも俊顕と仲良くしてくださいね。」
ジュン「もちろんそうしますよ。」
俊顕君「ジュン・・・」
しばらく話をしてから、私たちは、帰ることになった。車で送ってくれるというのをお断りしたのだが、俊顕君の両親の強い勧めで、けっきょく送ってもらうことになってしまった。いつもの運転手さんに夜分すみませんと言って車に乗り込むと、運転手さんはこれが私の仕事ですからお気になさらずに、と言ってくれた。日曜の夜だったので、ヒロは自分のマンションに帰ると言うことで、先にそっちに行ってから、私のマンションに送ってもらった。
ジュン「とうさんに話さなきゃいけないことが、いっぱいあるんだ。」
私「なに?」
ジュン「まずは、俊顕のお母さんから、卒業のお祝いもらった・・・」
私「なにもらった?」
ジュン「腕時計、なんか俊顕のお母さんの、そのお父さん、つまり俊顕のお祖父さんが、趣味で集めてたものだって・・・」
私「見せてごらん・・・」
ジュン「これなんだけどね・・・」
私「これは高級品だ・・・」
ジュン「俊顕のお母さんの言うには、男性用だからお母さんは使えないし、古いものだから遠慮なく、オレに使ってほしいって・・・」
私「俊顕は?」
ジュン「俊顕ももらったよ、オレのとは違うものだけど・・・」
私「まあ高級時計だけど、中古だし、卒業記念ということだからもらってもいいだろう・・」
ジュン「ホント、よかった・・・」
私「ほかにもなんか言うことあるんだろう?」
ジュン「うん。あのさ、オレ、ひ**さんに頼まれたことあるんだ・・・」
私「なにを頼まれたんだよ?」
ジュン「婚約者になってほしいって・・・」
私「なんだ、それ、なってほしいっていうのは?」
ジュン「ほら、ひ**さんはやりたいことがあるんだよね、でもご両親はひ**に結婚させようと思って、お見合いの話をいっぱいもってくるんだってさ。それがうるさくてしょうがないから、オレにとりあえず婚約者になってほしいって言うんだよ、そうしたら見合いも来なくなるだろうからって・・・」
私「なんか、ジュン、都合よく利用されてない?」
ジュン「でも、オレはひ**さんって、ちゃんと自分の考えを持ってるしっかりした人だと思ってるし、けっこう話も合うし・・・」
私「でも、ひ**さんは、単にお見合いを断るためだけに、ジュンを婚約者にしたんだろう?」
ジュン「でも、やりたいことをやったあと、ひ**もオレもフリーだったら、その時は結婚しようねって言ってる・・・」
私「なんか、向こうの都合のいい話みたいな気もするけど・・・」
ジュン「それに、こっちだってとうさんの恋人は男だし、ひ**はそれでいいって言ってくれてるし・・・」
私「そうか、ジュンに肩身の狭い思いをさせたね。」
ジュン「そんなことないよ、でもひ**には最初から言っておいたほうがいいような気がしたんだ、でもご両親にはもちろん伝わってないから心配しないでね・・・」
私「ジュン、いろいろととうさんのことで気を使わせたね・・・」
ジュン「そんで、今日は向こうのご両親がとうさんのことを確かめに来たんだよ・・・」
私「そんで、いろいろとこっちの内情まで聞きたがったわけだ・・・」
ジュン「ゴメン、とうさん、いやな思いさせたよね・・・」
私「別にいやな感じはしなかったけどね、まあけっこう根掘り葉掘りきかれるなとは思ったけどね・・・」
ジュン「そんで、さっきひ**さんからメールが来て、向こうのご両親の許可がおりたみたいだよ。」
私「そうか、向こうのご両親はホントの婚約だと思ってるわけだ。」
ジュン「そうじゃないと、ひ**さん、婚約の効果ないじゃん。」
私「それなら、近いうちに婚約の挨拶くらいはしなきゃならないだろう・・・」
ジュン「あんまり大々的にはお披露目とかするとあとあと困るから、ごくごく内輪のことにするよう、ひ**がご両親を説得するみたいだよ。」
私「なんか将来ジュンが損をするような気がしてしょうがないけど・・・」
ジュン「損なんかしないよ、結婚できたらそれはそれでオレはうれしいし、結婚しないことになったら、ずっととうさんといっしょに暮らせるから、どっちにころんでもオレは得をすると思うよ。」
私「ジュンがそう思ってるなら、とうさんはいいけどね。でも、ジュンが結婚したら、それはそれでなんかジュンを取られちゃうような気になるし、そうじゃなくて結婚しないで、ずっといっしょに住めるのはすごく嬉しいけど、ヒロが妬きそうだしなあ。」
ジュン「とうさんとヒロちゃん、二人だけのときって、毎晩エッチしてるの?」
私「ぶっ、さりげなくすごいことを聞くね・・・ まあ、毎晩はするわけじゃないぞ。」
ジュン「じゃあ、エッチする夜はオレは別の部屋で寝て、エッチしない夜は三人でいっしょに寝るようにすればいいじゃん。」
私「そんなことをしたら、とうさんとヒロがいつエッチするか、ジュンにバレバレになるだろうが・・・」
ジュン「そんなの、わかったっていいじゃん、オレだってもう子供じゃないんだし・・・ でもとうさんとヒロちゃんがエッチしてると思うとちょっと嫉妬しちゃうかもね・・・」
私「ジュン・・・」
ジュン「今夜はヒロちゃんいないから、オレがとうさんをひとり占め・・・」
私「こらこら、そんなに甘えて・・・」
ジュン「お風呂いっしょに入ろうよ。」
私「じゃあ、とうさんがきれいに洗ってやるよ。」
ふたりでいっしょに風呂に入って、私は以前と同じようにジュンの全身をきれいに洗った。ジュンの肌は水に濡れて光り輝いていた。
それにしても、見合いよけとはいえ、ジュンがひ**さんから婚約を申し込まれていたとは驚きだった。ひ**のご両親をだますようなことになるのは多少心苦しいが、まあジュンがそれでいいのであれば、私もその企てに少しは協力しようと思う。
まあ結果的にジュンとひ**さんが結婚することになったとしても、けっこうお似合いだからそれはそれで悪くないかもしれない。それにすでに私とヒロの関係まで曲がりなりにも受け入れてくれているというのは、そのことだけでもひ**ジュンにとっても私にとっても得難い相手と言わなければならない。
風呂から出て、ベッドに横になってもその夜ジュンは私にべったりくっついて甘えっぱなしだった。私の勝手な望みは、この状態がそのまま続いてくれることだが、あと何年かすると、そういうわけにもいかなくなるだろう。私とジュンは、ふたりだけの幸せな時間を今過ごしているのだ・・・

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