ゴールデンウィークのジュン

ジュンはゴールデンウィーク中、英国に行っていた。ジュンの女友達のひ**さんがイングリッシュガーデンを見に英国の地方に行きたいというので、ジュンはボディーガード代わりにいっしょに旅行することになったのだ。ジュンとひ**さんは表面上は一応婚約者同士ということになっているので、ひ**さんの両親もひとりで行かせるよりもいっしょに旅行するほうが安心だと思ったのだろう、ジュンに同行するのを頼んできたのだ。そして7日間いっしょに本場のイングリッシュガーデンをあちこち見てきたのだった。そして連休の終わる一日前にジュンは日本に戻ってきた。夕方、ジュンはマンションに帰りついた。
私「おかえり、ジュン。」
ジュン「ただいま。」
私「疲れてないか?」
ジュン「帰りの飛行機ではけっこう寝れたから、それほど疲れてない。」
私「とりあえず、シャワーでも浴びておいで。その間にメシのしたくしとくから。」
ジュン「うん、じゃあ、シャワー浴びてすっきりしてくる。」
シャワーをジュンが浴びている間に、私は夕食をテーブルに並べた。シャワーを浴びてジュンはすっきりとした顔でテーブルに座った。
ジュン「日本のおかず食べたかったんだ。なんかあっちに料理、すぐに飽きちゃうんだよね。」
私「どんなもの食べてたんだよ。」
ジュン「最初はコッツウォルズのマナーハウスっていうのかな、そこで夕食と朝食は食べてた。昼はレストランに入ったり、パブで食べたりいろいろだった。」
私「マナーハウスってどうだった?」
ジュン「なんか古い家をきれいにして泊まれるようにしてるんだけど、ちょっと知り合いの家にお邪魔してるかんじかな。3泊したから、そこの家族とも仲良くなれたから、楽しかった。」
私「ひ**さんはイングリッシュガーデンを見たかったんだろう? でもジュンはどうだったんだよ。」
ジュン「イングリッシュガーデン、すげえ良かったよ、まあまだちょっと季節的に早かったけどね。それからコッツウォルズ地方は、やさしい景色が続いてて、いいとこなんだよ。いつかとうさんとも行ってみたいな。」
私「コッツウォルズってどの辺なんだよ?」
ジュン「ロンドンから行くと、オックスフォードのちょっと先のほうだよ。」
私「そうなんだ、じゃあとうさんも近くまでは行ってたんだね。」
ジュン「そうだよ、オレは留学先の遠足とかでちょっとだけ行ったけどね。」
私「じゃあ、ジュンは二回目なんだ。」
ジュン「でも、今回はイングリッシュガーデンばっかり回ってたから、ぜんぜん印象が違ったけどね。」
私「そんないっぱいあるのか?」
ジュン「けっこうあるんじゃないかな。こんかいマナーハウスのご主人の知り合いの人の非公開の庭とかも見せてもらえたし、ひ**さんは満足したみたいだよ。ほらほら、この写真がそこの庭だよ。」
私「なんか気持ちよさそうな庭だね。こんなところで座って本でも読むとぜいたくだなあ・・・ その後、湖水地方に行ったのか?」
ジュン「うん、そこで2泊した。」
私「どんなところで泊まったんだよ?」
ジュン「こんどは農家を改造したホテル。まわりが緑に囲まれてて、すげえ静かなんだ。そんで、自転車を借りてサイクリングしたけど、気持ちよかった。」
私「湖水地方って言うくらいだから、湖がいっぱいあるんだよね・・・
ジュン「うん、静かな湖があって、オレたち宿でサンドイッチ作ってもらって持ってたから、きれいな湖のそばに座って、ランチにしたんだ。おいしかったなあ・・・」
ジュン「これがその湖だよ。」
私「なんか吸い込まれそうな色の湖だね、周りの緑もさわやかないろだし・・・」
ジュン「なんか、今回はいわゆる観光地には全然行かなかったけど、なんかここが英国って感じがして、オレすげえ良かったなあ。」
私「そんで、ひ**さんのほうは?」
ジュン「ひ**さんはオレよりも喜んでたんじゃない、いろいろ見れたからね。」
私「そんで、ええと、ひ**さんとは同じ部屋に、その、泊まってたんだよね・・・」
ジュン「一応カップルだもん、どっちかっていうと別の部屋に寝るほうが変じゃないかな・・・」
私「なんていったらいいのか、ええと、ちゃんとできないようにしてる?」
ジュン「とうさん、何心配してるんだよ?」
私「ジュンがとうさんみたいに、電撃できちゃった婚になったら・・・」
ジュン「なんだそんなこと心配なんだ。ちゃんとアレ着けてしてるからだいじょうぶだって・・・」
私「ちょっと安心した・・・」
ジュン「それに、オレたち、そんなにエッチしてないって・・・ 最初の夜に一回しただけだよ。」
私「変なこときいてゴメン。」
ジュン「別にエッチは変なことじゃないし・・・」
私「ずっとひ**さんといっしょで、とうさんのことなんか忘れてた?」
ジュン「忘れてないって、さっきも言ったでしょ、きれいなとこに行くと、とうさんとまた来たいなって思ったよ。」
私「ジュン、やさしい子だね・・・」
夕食を食べ始めるのが遅かったので、食べ終わって後片付けをすると、けっこう遅くなっていた。ジュンはさすがに眠そうで、目を手でこすり始めていた。
私「ジュン、眠いみたいだね、もう寝なさい。」
ジュン「なんか、眠くなってきた・・・」
私「ぐっすり寝なさい。」
ジュン「なんか、とうさんといるとすげえ安心する・・・」
私「ほら、眠るまで抱いててあげるから・・・」
ジュン「その前に、おやすみのキスは?」
私「もう甘えて・・・ ほらちょっとだけだぞ・・・」
ジュン「zzz、zzz・・・」
キスをするとジュンはすぐに眠り始めていた。よほど眠かったのだろう。私もジュンの規則的な寝息をきいていると、自然に眠くなっていた。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

ヒロと連休を-その2

夜になったので、寝るために、別荘の布団と枕に、私の家から持ってきたカバーをかけて、和室に並べてしいた。そしていっしょに風呂に入ってからだを洗いあったのだけれど、ヒロも私も少しずつ気分が高まり始めていた。
ヒロ「聡一、すげえでっかくなっちゃったね。」
私「久しぶりにヒロといっしょに風呂に入ってると、自然にこうなって・・・」
ヒロ「聡一って見かけによらずけっこうなもの持ってるんだもん、初めて触ったとき、マジですげえって思ったもんね。」
私「それほどすごくない・・・」
ヒロ「あのさ、この際きいちゃうけど、聡一は俺の後ろに入れなくていいの? もしも聡一は自分のものが大きすぎるから、俺に入れるのをためらってるんじゃない?」
私「そうじゃなくて、入れたりしなくてもじゅうぶん気持ちいいことしてると思ってるから・・・」
ヒロ「俺も別に入れなくても、満足してるけどね、でももしも聡一が入れたくなったら、いつでも俺はいいからね。」
私「じゃあ、そういう気になったらね。」
あまり風呂の中でお互いの裸を見ているとそのまま突っ走ってしまいそうなので、私たちは風呂から上がることにした。そして和室の布団に私たちは向き合って横向けに寝た。ヒロの整った顔が私のすぐ前にあった。私はヒロを抱き寄せた。そのときヒロはうれしそうな表情をした。その顔を見ただけで私はからだ中を幸せで満たされたようだった。ヒロが固くなったものを私にこすりつけてきた。私もしぜんにヒロと同じようにした。どうも私たちはこのやり方がいちばん合っているようだった。そして私たちはお互いのからだをめがけて激しく発射した。
そして私が後始末をしようとすると、今回は俺にやらせてと、ヒロがていねいに二人分の後始末をしてくれた。私は幸福感と軽い疲労感に包まれたまま、気持ちよく眠ってしまっていた。
翌朝、私はピアノの音で目を覚ました。朝の弱いヒロが、なぜか私よりも先に起きていた。私も起き上がって、顔を洗って着替えてからピアノのあるリビングに行った。
私「おはよ、そのままピアノ弾いてていいよ。」
ヒロ「ちょっと指慣らしをしてただけだから。」
私「今日はやけに早いね。」
ヒロ「今日は午前中に俺の友達のチェリストが来るって言ってあったよね。」
私「ああ、メンデルスゾーンに詳しい人ね。」
ヒロ「朝ごはん食べたら、津*が来る前にちょっと二人だけでもう一度合わせておこうよ。」
私「でも、津*さんもプロだろう? いいのか、アマのヴァイオリニストとやっても・・・」
ヒロ「今回のは、俺も津*も楽しみでやるんだから、プロとかアマは関係ないの。」
私「でもプロの二人の足を引っ張らないようにしないとね。」
ヒロ「今日は、とりあえず、津*は様子見に合わせてみるだけだから、あいつがダメだって判断したら、この話はなくなるけどね。」
私「じゃあ今日はトリオができるか試されるわけだ。」
ヒロ「でも、ちょっと聡一と二人だけでけっこう練習したじゃん、それに斉藤*のレッスンも効果あったんだし、俺の予想だと、いっしょにやってくれるくらいのレベルにはなってると思うよ。」
私「ならいいけどね・・・ まあこの曲はヒロのピアノがやたらがんばるようになってるから、ヒロのピアノについていければ、なんとかなるかな・・・」
ヒロ「今まで練習したことをできれば、問題なし。」
私「そんで、津*さんってどんな人?」
ヒロ「そうだなあ、からだはでっかくてラガー系かなあ、そのわりに顔はしょうゆ顔系、性格は天然系かな・・・」
私「ヒロの同級生なんだろう?」
ヒロ「ええと、中学から大学までいっしょだった。それから今も同じ学校の先生と言う、腐れ縁・・・」
私「ただの友達?」
ヒロ「あっ、聡一、ひょっとして妬いてくれてる?」
私「そんなんじゃねえよ・・・」
ヒロ「けっこうゲイの人からはモテるみたいだけど、俺はまったく感じないね。」
私「ゲイなのか?」
ヒロ「全然違う、こてこての女好き、でも困ったことに女を手に入れてもすぐに飽きちゃうみたいだけどね・・・」
朝食を軽く食べた後、私たちは二人でチェロ抜きのトリオの練習を続けた。そして11時頃に津*さんが別荘にやってきた。
ヒロ「ええと、俺の同級生で、今は同じ職場の津*大樹。」
津*くん「津*です、よろしく。」
ヒロ「そんでこちらが、俺の友達の○○聡一さん。」
私「○○聡一です。」
ヒロ「とりあえず、コーヒーでも飲む?」
津*くん「いいのか、飲みたいな。」
キッチンでヒロがコーヒーを入れてくれている間、私たちはテラスに座ってちょっと話した。
私「津*さんとヒロはずっと同級生だったって聞いてるけど・・・」
津*くん「よかったら大樹って呼んでください。」
私「じゃあ、大樹くんでいいかな。そんでこっちは聡一でいからね。」
津*くん「さらに今は同じ学校で教えてるし・・・」
私「昔はヒロってどんな感じだった?」
津*くん「そうだなあ、かわいい子でしたよね。」
私「じゃあ、モテたんだ・・・」
津*くん「美少年だったから、すげえいろんな女の子から告られてたけど、あいつはあんまり女の子に関心がなかったなあ。まあ、ヒロはかっこいいお兄さんに興味があったみたいだから当然だけどね。」
私「その頃から、そのこと知ってたの?」
津*くん「俺が知ったのは大学の頃かな、そのころあいつけっこうモテててたから・・・」
私「知ったとき、驚いた?」
津*くん「俺はそうじゃないから、まあそれなりには・・・ でもこの世界ってけっこうゲイって多いですからね・・・ 変なこと聞きますけど、聡一さんって、ヒロの彼氏なんですよね・・・」
私「そうだよ・・・」
その時、ヒロがコーヒーをトレイに載せてテラスに出てきた。
ヒロ「何の話してたんだよ?」
私「ヒロの昔の話。」
ヒロ「おい、大樹、変なこと言ってねえだろうなあ。」
津*くん「言ってねえよ・・・ ねえ、聡一さん。」
私「ヒロがすげえかわいかったってことを聞いただけ。」
ヒロ「なんか二人でニヤニヤして、あやしいぞ。」
テラスでコーヒーをゆっくり飲んでから、私たちはとりあえずメンデルスゾーンをさらってみた。ヒロと津*くんは何度も演奏したことがあるので、慣れたものなので、私はそれに一生懸命遅れないようについていくだけで大変だった。それでも、あらかじめ斉*先生やヒロに的確なレッスンをしてもらっていたので、最初にしては悪くないのではないかと私は思っていた。とりあえずすこしだけ試しに合わせた後、私たちは遅めの昼メシを食べた。その後、午後は本格的に練習を開始し、断続的に夕方まで練習を続けた。
私「どうだった? 二人に迷惑かけなかった?」
ヒロ「なんか最初にしてはけっこういいんじゃないかな。」
津*くん「予想よりもずっと聡一さん、よく弾けてるじゃないですか。」
ヒロ「こら、大樹、失礼だぞ。」
私「いいよ、ほんとうのことなんだから。」
津*くん「なんか、聡一さんとヒロ、すげえ深いところでお互いに分かり合ってるんだなって・・・」
ヒロ「げっ、そんなふうに聞こえた?」
津*くん「だって、仲の良さ、モロ出しじゃんか、誰だってわかるよ。」
私「でも、大樹君とヒロも信頼しあってるように聞こえたよ。」
津*くん「じゃあ、あとは俺と聡一さんが理解しあえば、俺たち完璧じゃんか・・・」
ヒロ「もう二人ともけっこう仲良くなってると思うよ。」
津*くん「なんかほかの人が聞いたら、俺たちの演奏って、自分たちだけ気持ちいいひとりエッチ的演奏に聞こえたりして・・・」
ヒロ「大樹、お前は、女専門だろうが・・・」
津*くん「そうだけど、でもひとりエッチはちゃんとするぜ。」
私「はいはい、話がだんだんとずれてきてるし・・・」
午後の練習でメンデルスゾーンを三人でやっていけるのを確認できたのは収穫だった。もちろん、まだまだ完成には程遠い状態だが、このまま練習をしていけば、少しずつゴールに向かっていけそうに感じたからだ。
夕飯は三人で協力して作って食べた。そして、和室で2枚の布団をくっつけて、3人で寝ることになった。
ヒロ「ゴメン、ほかに部屋あるんだけど、俺たちが寝られるのはここだけなんだ。」
津*くん「俺はいいよ、なんか合宿みたいだな。俺はべつにいっしょでいいけど、そっちの二人は困るんじゃない?」
ヒロ「なに余計な気をまわしてるんだよ・・・」
津*くん「男同士って、どうやってやるのかなって、興味あるじゃん。」
ヒロ「ばあか、あれは二人だけの時にするもんなんだからな。」
津*くん「ゴメン、ちょっと興味本位で言い過ぎた・・・ 俺、寝るわ・・・」
ヒロ「聡一、こいつ、無神経でごめんね・・・」
私「別に、怒ってなんかないからだいじょうぶ。それに裏でこそこそいわれるよりはずっといいからね。」
津*くん「さすが、聡一さんて、大人だな・・・」
ヒロ「おまえはさっさと寝る。」
私「ヒロも寝なさい。」
練習でけっこう神経を使ったので、私たちは疲れていたせいか、すぐに三人とも熟睡していた。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

ヒロと連休を

4月は新学期なので、普段から忙しいヒロがさらに忙しいみたいで、あまり会うことができなかった。そのかわりにゴールデンウィークはヒロは続けて6日間休みを取るというので、私たちはとりあえずどこかのんびりできるところに行くことにした。ところがヒロはゴールデンウィークも練習のため少しでもピアノを弾きたいと言うので、行けるところがけっこう限られてしまったのだ。二人でそれぞれ行き先を探していると、俊顕君の一家はゴールデンウィークはオーストラリアに静養に行くので、別荘を使う予定はないとのことだった。俊顕君の別荘には、小型ではあるがよく整備されたグランドピアノがあるので、滞在中いつでもピアノが弾けるのだ。俊顕君の母上に借りられないかとお伺いとたてると、いくらでもどうぞと快く承諾してくれた。それでゴールデンウィークはとりあえず高原の別荘でヒロとゆっくり過ごすことにしたのだった。
ゴールデンウィークが始まってもヒロは最初の土日は仕事があるということで、私たちは月曜の朝、車で俊顕君の別荘に出かけた。ジュンは土曜の朝からひ**さんと旅行に出かけていたので、今回は私とヒロの二人だけで出かけ、私の運転する車で高速に乗って、俊顕君の別荘をめざした。
ヒロ「聡一、早く別荘に行こうよ。」
私「途中でワイナリーとか見ていこうよ。」
ヒロ「でも、あんま天気良くないし、別荘でのんびりしようよ。」
私「ホントのんびりするだけでいいの?」
ヒロ「それとやることをやらなきゃいけないし・・・」
私「やることって?」
ヒロ「わかってるくせに、イジワルだな、聡一は・・・」
私「疲れてるから、のんびりするんじゃなかったのか?」
ヒロ「からだはすごく疲れてるけど、一ヶ所だけものすごく元気なところがある・・・」
私「元気なとこ? ああ、ヒロはピアニストだから、指?」
ヒロ「もう、聡一は話をはぐらかして・・・ 元気なのはここだよ、ここ。」
そう言うとヒロは私の左手をつかんで、自分の股間に導いた。私も少し前から、ヒロのそのあたりが盛り上がっていることを目のはしで感じていた。ヒロのそこは硬く盛り上がり熱を持っていた。
ヒロ「ほら、わかったでしょ。」
私「まったく元気だな、でも運転中だから、手をハンドルに戻すよ。」
ヒロ「ええっ、してくれないの? してくれないなら、しかたないから自分でやっちゃおうかなあ・・・」
私「こらこら、ちょっとはガマンするの。」
ヒロ「だってすげえ溜まってて、もう漏れそうになってるし・・・」
私「オシッコしたいんだったら、SAのトイレに寄るけど?」
ヒロ「ったく、聡一はイジワルなんだから・・・ そんなことばっかしてると、別荘に着いたら即ベッドに押し倒すからな・・・」
私「やれやれ、何しに別荘に行くんだか・・・」
ヒロ「もちろん、アレをしに行くに決まってんじゃん。聡一とするために無理に溜めてたんだからな・・・」
私「はいはい、着くまでにお漏らししないようにね。」
ヒロ「だから溜めてるのはションベンじゃねえよ。もっと白くてネバネバしたもの・・・」
私「わかったわかった、ヒロとしたいのはこっちも同じだよ・・・」
ヒロ「ホント、なんか俺、その言葉、グッと来た・・・」
私「だから別荘まではガマンしなきゃね・・・」
ヒロ「着いたら、そのままベッドに直行だからね。」
私「今回は和室を使わせてもらうことになってるから、寝る前には布団を押入れから出して、さらに持ってきたシーツをかけなきゃならないからね。」
ヒロ「そんなのはやることをやってからでいいじゃん。」
私「布団を汚さないようにやる自信ある?」
ヒロ「ううう、それは、わからない、熱中すると気をつけられないからなあ・・・」
私「じゃあ、やっぱ、楽しいことは後の楽しみにしようね。」
ヒロ「なんか、聡一にうまく言いくるめられたような気がする・・・」
私「気のせい、気のせい。」
とりとめのない会話をしているうちに目的のICに着いたので、高速を降りて、途中でショッピングセンターに寄って食料を買い込んでから別荘に向かった。別荘に着いたので、俊顕君から借りてきた鍵でドアを開けて中に入った。以前に別荘に来たときには、持ち主の俊顕君一家がいたので、鍵を使って開けるのは初めてだった。中に入ると、中はきれいに掃除がされていて、そのまますぐに使える状態だった。とりあえず、私たちはコーヒーを淹れて、眺めのいいテラスでゆっくりと飲んだ。そして、ヒロの気をそらせるために、私はヴァイオリンソナタの練習をしようとヒロに言った。車の中ですぐにやりたいと言っていたのはちょっと駄々をこねていただけだったみたいで、ヒロはすぐにピアノに向かって、ピアノの状態を調べ始めた。
ヒロ「なんか、別荘に置きっぱなしのピアノなのに、すげえちゃんと調整されてる。しかも音もぜんぜん狂ってないから、小さいグランドだけど、ものすごく弾きやすい。」
私「たぶん、ヒロが使うから、俊顕君がちゃんと調律師さんを頼んでおいてくれたんじゃないかな・・・」
ヒロ「すげえ優秀な人に頼んでるんだろうね、こんな地方にも腕のいい人がいるんだ・・・」
私「たぶん、調律師さんは、東京から来たんだと思うよ、俊顕君ちのピアノを担当してる人じゃないかな。」
ヒロ「そうなんだ、これならすげえ練習もやりやすい。」
私「ヒロがそう言ってると俊顕君に伝えると喜ぶんじゃないかな。」
その後、私たちは今練習中のフランクのヴァイオリンソナタを軽く演奏してみた。まだまだ完成には程遠い状態だったが、とりあえず全楽章を通して弾いて、大きな問題点を特定していった。
ヒロ「聡一って、このソナタ、ホントに好きなんだね、演奏にそれがすげえあらわれてる・・・」
私「でももっともっと練習しないとね・・・ まだまだ人様に聞かせられる状態じゃない・・・」
ヒロ「でも、俺たち二人だけで楽しみで演奏する分には、これはこれでじゅうぶん楽しめるけどね。まあ確かに人には聞かせられないよね、俺たちの相思相愛の甘甘な関係を白状してるようなもんだもんな・・・」
私「そうじゃなくて、ヴァイオリンの技術的な問題で人には聞かせられないって言ったんだけど・・・」
ヒロ「俺は演奏しててちょっと濡れて来ちゃったけどね・・・」
私「まったく、何考えて演奏してるんだか・・・」
ヒロ「楽器の演奏なんて、けっきょくはエッチと同じようなもんだよ。」
私「すごいたとえ・・・」
ヒロ「聡一はまだまだ音楽的にはヴァージンなんだね、教え甲斐がありそう・・・」
私「そんな風に大学でもピアノを教えてるのか?」
ヒロ「まさか、それに残念ながら俺は女子学生にはそういう教え方できねえもん・・・」
私「じゃあかっこいい男子学生には?」
ヒロ「裁判長、誘導尋問です!」
私「ゴメンゴメン、ちょっと妬いてしまった・・・」
ヒロ「うわあ、聡一が嫉妬してくれた、なんかうれし・・・」
私「ばあか・・・」
練習をしているうちに夕方になったので、私たちはいっしょに夕食を作って食べた。そして寝る準備で、押入れから布団を出して、私が家から持ってきたシーツと枕カバーを別荘の布団と枕につけた。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

プロフィール

悩む父親

Author:悩む父親
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カレンダー
04 | 2012/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
FC2カウンター
カテゴリー
メールフォーム
何でもけっこうですので、メールをくださると嬉しいです。

名前:
メール:
件名:
本文:

最近のトラックバック
ブログ内検索
リンク
QRコード
QRコード