ジュンと俊顕くんの出発

先週の金曜日、8時ごろにジュンが大学院での諸々のことをなんとか終えて帰ってきた。日曜には語学研修に出発するので、荷物の準備は土曜日一日でしなければならない。とはいえ初めて行くわけでもないので、特別な準備しなければならないこともなさそうではある。

私「ジュン、おかえり。」
ジュン「とうさん、ただいま。」
私「とりあえず、晩ご飯食べるだろう?」
ジュン「うん、お腹すいた。でもその前にちょっと汗を洗い流してくるね。」

ジュンがバスルームに入っていったすぐ後、テーブルの上においてあったジュンの携帯が震えはじめた。俊顕くんからの通話だったので、とりあえず私は代わりに電話に出た。

俊顕くん「もしもし、ジュン、俺。」
私「俊顕、ジュンは今シャワー浴びてる。」
俊顕くん「なんだ、聡一さんか、ちょうどいいや、明後日、成田までうちの車にいっしょにジュンも乗せてってもいいでしょう?」
私「俊顕、いつもありがとな。でも明日の夜、ほら婚約者のひとみさんがヨーロッパに出発するから、ジュンは見送りに行くんだよ。そんで荷物もあるし私がひとみさんとジュンを乗せて成田まで行って、夜遅く出発するひとみさんを見送って、私は成田のホテルにジュンと泊まって、日曜の朝、私がジュンを見送ることになってるんだよ。」
俊顕くん「そうなんだ、じゃあ、ジュンとは日曜に成田のチェックインカウンターのところで、待ち合わせるって伝えておいてくださいね。」
私「ああ、わかったよ、でもとりあえず、ジュンがシャワーから出てきたら、俊顕に電話させるよ。」
俊顕くん「ホント、そうしてくれるとうれしいな、聡一さん、いつになくやさしいじゃないですか。」
私「私はいつもやさしいぞ。」
俊顕くん「そうかな、まあいいや、ジュンに電話くれるように伝えておいてくださいね。」

しばらくするとジュンがシャワーを浴びて出てきた。

私「ちょっと前に、俊顕から電話がかかって来たから、とうさん、出たぞ。」
ジュン「そうなんだ、俊顕、なんだって?」
私「明後日、俊顕んちの車にジュンもいっしょに乗って行かないかっていうお誘い。」
ジュン「そうなんだ、でも今回は乗せてもらえないね。」
私「明日、成田に行くってことは俊顕に説明したよ。」
ジュン「とうさん、ありがと。」
私「そんで、もう話は通じてるけど、それでも俊顕はジュンと話したいから、電話してくれってさ。」
ジュン「ったく俊顕は・・・ 明後日から夏休み中ずっといっしょにいるのに・・・」
私「まあ、ジュンから説明聞きたいんだろう。」
ジュン「晩ごはんの前に、電話してもいい?」
私「いいよ、そのあいだに準備しておくから。」

私はキッチンで晩ごはんの準備をしながら、ジュンの電話を聞くともなく聞いていた。ジュンと俊顕くんはふたりだけの時は、完全にジュンが主導権を握っている感じだった。たぶん俊顕くんは電話の向こうでニヤけた顔で猫なで声でジュンに話しかけているのだろう。まあそれでも俊顕の惚れた弱みには同情する気にはならないのだが。そして電話が終わると、私たちはふたりで晩ごはんを食べた。

私「ジュン、荷物はもうだいじょうぶなのか?」
ジュン「うん、ぜんぶそろってる、後は下着とか着替えとかそろえてスーツケースに詰めるだけ。」
私「じゃあ持っていく下着はとうさんが出してやるよ。」
ジュン「ありがとう、でもあんまりたくさんいらないからね。」
私「じゃあ、とりあえず揃えるから、ジュンが必要な分だけ、スーツケースに詰めればいい。」
ジュン「洗濯は週末にまとめてするから、とりあえずは一週間分くらいあればいいんだ。」
私「スーツケースに詰めるのも手伝ってやろうか?」
ジュン「うん、でも、自分で詰めたほうが、向こうで開けた時にわかりやすいから・・・」

私はクローゼットに行って、一週間分よりちょっと多いくらいの下着を準備した。服のほうは好みもあるので、ジュンが選んだほうがいいだろう。

荷物ができあがると、もうけっこう遅くなっていたので、私たちは寝ることにした。ベッドに並んで横になって、私たちはしばらく話していた。

ジュン「オレがいなくなると、ヒロちゃんがこっちに来るんだよね・・・」
私「ああ、ヒロもだいぶ時間に余裕ができてきたみたいだから、とりあえずはこっちでいっしょに・・・」
ジュン「でもヒロちゃん、レッスンとかしなきゃいけないんじゃない?」
私「まあ、ここにヒロのお弟子さんを呼ぶわけにいかないから、レッスンのある時はヒロがあっちに通うんだろうな・・・」
ジュン「とうさんがあっちに泊まらないの?」
私「お盆以降はしばらくレッスンも休みになるみたいだから、あっちに行くかもしれない。」
ジュン「そんで、とうさん、夏はおじいちゃんとこに行くの?」
私「お盆休みに様子を見に行ってくるよ。」
ジュン「その時ヒロちゃんはいっしょに行くの?」
私「まあ、連れていきたいけど、やっぱ無理だろうな。おじいちゃんたち、もうけっこう年だし、知らせないほうがいいと思う・・・」
ジュン「なんか男同士だと、そういうところが大変なんだね・・・」
私「ジュン・・・」
ジュン「なんか、眠くなってきた、とうさん、おやすみのキス・・・」
私「じゃあ、軽くだよ。ほら、これでいいだろう、寝なさい。」
ジュン「もう少し、キスしてくれないと眠れない・・・」
私「もう、甘えて・・・」

素っ裸の男二人がベッドでくっつくように寝ていて、キスをしているのを見たら、事情を知らない人は完全にゲイカップルがいると思うだろう。私のほうはジュンとのキスが気持ちよくて固くなりかけているのだから・・・
しばらくすると、ジュンは気持ちよさそうな寝息をたて始めた。私もその後すぐに眠っていた。

翌朝は久しぶりにジュンとゆっくりと朝寝をした。10時くらいにやっと起きだして、シャワーを浴びて目を覚ましてから、私たちはブランチの準備をした。そしてゆっくりとブランチを楽しんだ。

私「よけいなことかもしれないけど、ジュン、ひとみさんが今夜出発する前に、ふたりだけで過ごさなくていいのか?」
ジュン「別にいいよ、木曜の夜、いっしょにレストランでメシ食ったし。」
私「ならいいけど、ふたりとも若いから、どうなのかなって思ってさ・・・」
ジュン「ああ、そういうこと、オレたち、ちゃんとするときにはしてるから、大丈夫だって。」
私「これから2年も離れてるんだし、ちょっと気になって・・・」
ジュン「オレたち、ふたりともそれほどエッチをすることに執着してないんだよね、別にエッチが嫌いなわけじゃないんだけどね、できる時にはするけど、できなきゃしないでいられるって感じかな・・・」
私「まあ、とうさんが心配することじゃないんだけどね・・・」
ジュン「でも、とうさんがいろいろ気にしてくれてるのはうれしいよ。」
私「ちょっとヘンな心配しちゃったね。」
ジュン「でも、オレ、そういうとうさんが好き。」
私「こらこら、そんなに甘えて・・・」
ジュン「だって夏休みはとうさんに甘えられないんだもん・・・」
私「まあ、しかたないな、今日は甘えていいよ。」
ジュン「うわっ、やったあ。」

ブランチの後、ジュンの伴奏で私は軽くヴァイオリンの練習をした。そして、スポーツクラブのプールにジュンと泳ぎに行った。
プールでじゅうぶん泳いだ後、サウナで汗を流して、午後遅くマンションに帰ってきた。
ジュンはスーツケースの中身をもう一度確認してから、鍵をかけた。
6時頃に私たちは、車でひとみさんの家に向かった。夕方だったが土曜日なのでそれほど渋滞することもなく、ひとみさんの家に着いた。

ひとみさんのお母さん「今日は空港まで送っていただいて、すみません。」
私「どうせ、ついでですから。」
ひとみさんのお父さん「ひとみ、気をつけて行ってくるんだぞ。」
お母さん「ひとみ、一生懸命勉強してくるのよ。」
ひとみさん「2年間で出来る限り、たくさんのことを学んでくるつもりだから。」
お父さん「行くからには、頑張ってこいよ、お父さんはいつでもひとみを応援してるからな。」
お母さん「勉強も大事だけど、向こうに行ってもちゃんと食べるものは気をつけるのよ・・・」
ひとみさん「じゃあ、そろそろ行くから。」
ジュン「スーツケース、車に積んじゃうよ。」
ひとみさん「ジュンちゃん、ありがとう。じゃあ、お父さん、お母さん、行ってきます。」

門の前でずっと車に向かって手を振っている両親にひとみさんは後ろ向きでしばらく手を振っていた。
私たちは高速に乗って成田空港に向かった。それほどひどい渋滞に捕まることもなく、思ったより早く私たちは成田空港に到着した。
空港前の車寄せに、ひとみさんとジュンを降ろして、私はそのままジュンの荷物だけ乗せて、泊まる予定のホテルに向かった。
ホテルにひとりでとりあえずチェックインして、荷物をジュンの荷物をホテルに置いて、ホテルのバスに乗って私は空港に戻った。とりあえずひとみさんの飛行機のチェックインを終えて、ジュンとひとみさんはカフェで私を待っていた。

ジュン「そんなにおそくないのに、空港もけっこうすいてくるんだね。」
ひとみさん「夜遅い便だと、空港がすいてていいのよね。」
ジュン「それで、ひとみはこの時間の便を利用することが多いいんだ。」
ひとみさん「そうなのよ、でもけっこうガランとしすぎてて、怖い感じもするわよね。今日はジュンちゃんとお父様がいっしょだからいいんだけど・・・」
ジュン「このカフェも9時頃に終わりみたいだね。」
ひとみさん「ここが締まったら、私は出国審査を終えて、中の待合室で時間を潰すから。」
私「そうだね、ここはだれでも入って来られるけど、出国審査した後のほうが、心配ないだろう。」
ひとみさん「お父様、ジュン、今日はありがとうございます。」
私「気をつけて行ってくるんだよ。」
ジュン「ひとみはもう外国は慣れてるだろうけど、でも気をつけてね。」
ひとみさん「ジュンちゃん、わたしが落着いたら、遊びに来てね。」

私たちは出国審査の前で別れた。ひとみさんは金属探知機のゲートの向こうに消えていった。

ジュン「行っちゃったね。」
私「ジュン、さみしい?」
ジュン「でも、またしばらくすると会えそうだし・・・」
私「来年3月、就職前にだったら、行けるんじゃないか?」
ジュン「そうなんだけど、その時はとうさんとどっか行きたいな・・・」
私「そうか、そのほうがとうさんもうれしいけど・・・」

私たちはホテルのバスに乗って、ホテルまで戻った。

私「ほら、ダブルの部屋をとっておいたぞ。」
ジュン「ありがと、だって、しばらくとうさんといっしょ寝られないから、最後の夜に別のベッドで寝たくないもん。」
私「また甘えて・・・」
ジュン「とうさん、お風呂いっしょに入ろうよ。」
私「じゃあ、お湯入れるよ。」

お湯が入ったので、私たちは部屋で着ているものを脱いでベッドの上に置き、そのまま裸でバスルームに向かった。

ジュン「このバスタブ、ふたりで向き合って座れるくらいの広さはあるのに、けっこう浅いね。」
私「まあ、ひとりで寝そべるみたいにして入るといいんじゃないかな。」
ジュン「でも暑い時でもお風呂って気持ちいいね。」
私「ジュンは子供の頃から、風呂に入るの好きだったもんな・・・」
ジュン「だってとうさんと入るのってすげえ楽しいんだもん。」
私「それにしても良く育ったもんだ・・・」
ジュン「オレってずっとチビだったから、こんな背が高くなるとは思わなかった・・・」
私「ジュンは高校の頃、びっくりするくらい伸びたからね。」
ジュン「なんかあの頃は急に伸びすぎてからだが痛い時があったもんね。」
私「とうさんも背が伸びたのは高校生の頃だったからね。」
ジュン「じゃあ、とうさんからの遺伝なんだ。」
私「遺伝だけど、背の高さと頭の良さは、ジュンのほうが勝ってるからなあ・・・」
ジュン「オレのオネショもとうさんからの遺伝だけど、オレの方がちょっと勝ってる。」
私「こら、オネショで勝ってもしょうがないだろう・・・」
ジュン「でも、ここの大きさだけは、とうさんにちょっとだけ負けてる・・・」
私「ジュンだってけっこういいもの持ってるだろう・・・」
ジュン「とうさんは乳首がすげえ感じるみたいだけど、オレもそうかな・・・」
私「私だって感じやすいってわかったのは最近だからね。」
ジュン「ねえねえ、とうさん、ちょっとオレの乳首、触ってみてよ。」
私「まったく、しょうがないやつだなあ・・・」

私はジュンの乳首を指でつまむようにしてみた。ジュンはちょっとくすぐったそうな顔をした。

ジュン「う~ん、ビミョー・・・」
私「まあここだけ刺激しても感じないかもね、下と同時に刺激すると感じるかもしれないけど・・・」
ジュン「そうなんだ、じゃあ、とうさん、両方やってみてよ・・・」
私「しょうがないなあ、今日は特別だぞ・・・」

私は左手でジュンの乳首をつまんで刺激しながら、右手でジュンの柔らかいもの握った。しばらくするとジュンのものが急激に大きくなって固くなっていった。

ジュン「うっ、なんか痺れたみたいな快感が・・・ ああ、すげえよ、すげえ痺れるみたいに気持ちいい・・・」

ものすごい快感におそわれたのか、ジュンはからだをよじるようにして喘ぎ声をあげ続けていた。そしてジュンは私を抱き寄せて、キスをし始めた。それにしてもジュンはまたキスがうまくなっているようだった。私のものもこれ以上ないくらいに固くなっていた。
キスをし始めてしばらくすると、私の手の中のジュンのものがさらに固くふくれて、そしてお湯の中に白い浮遊物を間欠的に発射し始めた。ジュンはさらにからだをよじるようにして押し寄せる快感に耐えているようだった。

ジュン「ふうっ、なんかすげえ良かった。オレも乳首感じるんだ・・・」
私「どうせするなら気持いいほうがいいからね・・・」
ジュン「お風呂のお湯、汚しちゃった・・・」
私「けっこういっぱい出たね。」
ジュン「だってすげえ気持ちよかったんだもん・・・」

私たちは白いものがたくさん浮遊しているお湯から出て、からだを洗った。そして、ジュンはからだを拭くと、バスタオルも巻かずに、裸で部屋に戻っていった。私は軽くバスタブを洗い流してから、部屋に戻った。ジュンは素っ裸のままソファに座っていた。

私「こらあ、裸のままで・・・」
ジュン「だって、このほうが楽なんだもん。」
私「すっかりジュンは裸族になっちゃったな。」
ジュン「なんか来てるとウザいんだよね。」
私「それにしても、向こうで俊顕といっしょの時に裸でいると、飢えたオオカミの餌になるかもしれないぞ・・・」
ジュン「大丈夫だって、俊顕はけっこう紳士だからね。」
私「俊顕も裸で寝るのか?」
ジュン「オレが裸だったら、俊顕もそうするんじゃないかな・・・」
私「なんか心配だなあ・・・」
ジュン「もうとうさん、大丈夫だって。」

私たちは冷たいビールを一杯ずつ飲んでから、ダブルの広いベッドに横になった。

私「ほら、抱いててやるから、もう寝なさい。」
ジュン「ねえ、とうさん、さっきお風呂でオレすげえ気持ちよかったんだ・・・」
私「けっこう感じてたね。」
ジュン「ねえねえ、もう一回してほしいなあ・・」
私「なんだ、一回じゃ足りなかったのか、やっぱジュンは若い・・・」
ジュン「ねえ、とうさん、いいでしょ・・・」
私「ジュンにそんな声でねだられると、とうさん、いやって言えないだろう・・・」
ジュン「とうさん、まだ出してないから、オレもしてあげるからさ・・・」

事実私はけっこう勃起してしまっていた。ジュンの手が私の手をつかんで股間のほうに持っていった。

私「ジュン、まだやわらかいね。」
ジュン「乳首といっしょに刺激してみて・・・」

私はまたジュンの乳首と下の方を同時に刺激し始めた。そうするとジュンも同じように私の方に両手を伸ばしてきた。ジュンのものが急激に固くなっていった。さっき出したばかりなのに、すぐに回復するのはやはり若いせいだろう。私たちはなにも考えずにお互いの乳首とものを刺激し続けた。そしてかなり長い時間が過ぎてから、先に私が大きく爆発をして、白い粘液をジュンの方に激しく飛ばした。そしてそのすぐ後に、ジュンも私のからだに二度目にしては大量の粘液をぶつけてきた。

ジュン「うわっ、オレ、二回目なのにいっぱい飛ばしちゃた・・・」
私「ベトベトだな・・・」
ジュン「とうさん、すげえオレ気持ちよかった。」
私「とうさんもだよ。」
ジュン「ちょっと疲れちゃった・・・」
私「まあジュンは続けて出したからね。ほら、後始末してやるから、ジュンはそのまま寝ていいよ。」

私はトイレットペーパーを持ってきて、それで飛び散った粘液をていねいに拭きとった。そして湿ったペーパーはトイレで便器の中に流した。

ベッドに戻ってくると、ジュンは安心しきった顔をして気持ちよさそうに眠っていた。私は横に並んで寝て、しばらくジュンの頭を軽く撫でていた。幸せな気分でいっぱいになって、私もそのまま眠っていた。

そして翌朝、ホテルのバイキングの朝食を食べてから、チェックアウトをして、またシャトルバスで空港に行った。
航空会社のカウンターのところに行くと、俊顕くんが待っていた。

ジュン「俊顕、待った?」
俊顕くん「けっこう車が順調に動いたんで、早く着いたんだよ。」
私「俊顕、またジュンをよろしく頼むな。」
俊顕くん「はいはい、聡一さんの大切なジュンをしっかりお預かりします。」
ジュン「オレは子供じゃないって・・・」
俊顕くん「ゴメン、ジュン、別に子供扱いしたわけじゃないからね。」
ジュン「別にいいけど・・・」
私「まあ、そういうわけだ、仲良く勉強しておいで。」
ジュン「うん、がんばってくるからね。」
俊顕くん「とりあえず、チェックインして、荷物を預けよう。」

チェックインの後、まだじゅうぶん時間があったので、3人でとりあえずカフェに入った。

俊顕くん「なあんか、ジュンと聡一さん、いつもとちょっとだけ雰囲気が違う・・・」
私「雰囲気が違うって、どこが?」
俊顕くん「なんか、ふたりともイロっぽい目をしているというか・・・」
私「俊顕はそう思ったんだ・・・」
ジュン「別にいつもと変わんないと思うけどなあ・・・」
俊顕くん「なんかふたりともイロっぽくて、ちょっとドキドキしただけ・・・」
私「最近、俊顕は飢えてるのか?」
俊顕くん「身も心もとろけるような恋がしたい・・・」
私「俊顕はジュンに身も心も恋してるんじゃないのか?」
俊顕くん「ったく、聡一さんはヘンなこと言って・・・ 確かにオレは心ではジュンに惚れてますけど、身の方はちゃんとセーブしてますからね。」
私「残念だったね、ジュンがノンケで・・・」
俊顕くん「ジュンが女の子だったら、聡一さんから略奪してでも結婚するのにな・・・」
私「でも俊顕は女にはぜんぜん興味ないじゃん。」
俊顕くん「あっ、そうだった・・・」
ジュン「ったく、ふたりでオレのことをネタにしてコントして・・・」
俊顕くん「ゴメン、ジュン、そういうわけじゃ・・・」
私「まあ、とりあえず、ジュンのことをよろしく。」
俊顕くん「けっこうジュンのほうがしっかりしてることあるから、俺の方が頼りにしてるかも・・・」
ジュン「そんなこと言って、オレに甘えようとしてもダメだからな。」
私「俊顕、惚れたほうが負けだな、まあガンバレよ。」

そしてちょうどいい時間になったので、私たちはカフェを出て、出国審査の入り口まで行った。

私「じゃあ、ふたりとも頑張ってこいよ。」
ジュン「じゃあ、とうさん、行ってくるね。」
俊顕くん「じゃあ、行ってきますね、ジュンのことは任せてください。」

ふたりは仲良くゲートを抜けて消えていった。私はしばらくそこに立って、ふたりが入っていったほうを見ていたが、なにも見えないので、帰ることにした。
シャトルバスでホテルに戻り、車を駐車場から出して、私は一人寂しく車を運転してマンションに帰った。

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三連休の前半

金曜の夜遅く、私のマンションに直さんがやってきた。直さんとジュンは、三連休を俊顕くんの別荘ですごすために、金曜の深夜、高速の空いている時間に俊顕くんの車で行くことになっていた。それで待ち合わせ場所を、ウチのマンションにしたので、夜遅くに直さんが来ることになったわけだった。

直さん「夜分お邪魔します。」
私「金曜の夜ですから、遅くても大丈夫だよ。ヒロも12時過ぎないと帰ってこないから。」
直さん「そうなんだ、ヒロちゃん、忙しいんだね。」
私「まあこの連休でとりあえず一段落するみたいなんだけどね・・・」
ジュンちゃん「どうせ、俊顕が来るのは1時過ぎだから・・・」
直さん「じゃあ、ちょっとだけヒロちゃんにも会えるんだ。」
私「直、ビールでも飲む?」
直さん「でも、俊顕の車に乗せてもらうのに、飲むわけにもいかないしなあ・・・」
ジュンちゃん「運転だったら、俊顕が疲れたらオレが代わるから、直さんは飲んでも大丈夫だよ。」
私「運転は俊顕とジュンにまかせればいいよ。」
直さん「じゃあ、ビール、一杯だけもらっちゃおうかな。」

ビールを飲みながら、3人でおしゃべりをしていると、12時過ぎにヒロが戻ってきた。

ヒロ「遅くなっちゃった・・・」
私「直さん、来てるぞ。」
直さん「ヒロちゃん、久しぶり。なんかすげえ忙しいんだって?」
ヒロ「そうなんですよ、でも、もう少しでちょっと楽になるから。」
私「ヒロ、シャワーでも浴びてきたら?」
ヒロ「うん、そうする、今日も暑かったからね。」

しばらくするとヒロは頭をバスタオルで拭きながらリビングに戻ってきた。
前の週末に渡せなかったので、今回指輪をやっとヒロに渡すことになったのだ。

私「じゃあ、ヒロ、指輪渡すね。」
ヒロ「けっきょく先週もらえなかったから、ずっとガマンしてたから、早く欲しくて・・・」
直さん「いいなあヒロちゃん・・・」
私「ヒロ、この先ずっとよろしくね。これはそんな高いものじゃなくてゴメン。」
ヒロ「聡一、ありがとう。俺、すげえうれしい。」
直さん「ソウさん、ヒロちゃんにはめてあげたら?」
私「そうだね、じゃあ、ヒロ、指出して・・・」

私はヒロの手を取って、薬指に指輪をはめた。ヒロは指輪にちょっと興奮したのか顔を赤くしていた。

直さん「ソウさん、ヒロちゃん、おめでとう。ヒロちゃんはいいなあ、指輪もらえて・・・」
ジュンちゃん「直さんだって、そのうち翼にいちゃんにもらったらいいじゃん。」
直さん「ジュンちゃんのしている指輪もお揃いなんだ。」
ヒロ「それがちょっとひっかかるんだけどね・・・」
私「ジュンのは婚約指輪で、デザインが似てるだけだと思いなさい。」
ヒロ「そうやって、なんとなくごまかされちゃうんだよね。」
直さん「じゃあ、ヒロちゃん、ソウさんからの指輪、うれしくないのか? いらないんだったら、ぼくがそれをもらっちゃうぞ。」
ヒロ「だめだめ、だからうれしくないわけじゃないって・・・」
直さん「じゃあいいじゃん。」

そうしているうちに、1時半ごろに俊顕くんが直さんとジュンを迎えに来てくれた。

俊顕くん「うわっ、どうしたんですか、聡一さんも、ヒロさんも、ジュンまでお揃いの指輪して・・・」
ヒロ「ふっふっふっ、とうとう聡一から結婚指輪もらっちゃった。」
俊顕くん「じゃあ、なんでジュンも同じのしてるんだよ・・・」
ジュン「俺のは、とうさんのと同じデザインなんだけど、婚約指輪なんだ。」
俊顕くん「いいないいな、ジュン、俺にも指輪ちょうだい。」
私「まったく、俊顕はなにを言い出すんだか・・・」
直さん「まあ、俊顕とジュンちゃんじゃ、婚約指輪は無理だけど、それなら親友指輪にしたら?」
俊顕くん「直さん、いいアイデア。ジュン、親友指輪の交換を今度しようね。」
私「でもジュン、婚約指輪で指はもうふさがってるだろう・・・」
直さん「そうか、こりゃあダメだ、俊顕、残念だったな。」
俊顕くん「指輪がダメなら、ピアスとかどうかな・・・」
直さん「お揃いのピアスなんてしてたら、どう見てゲイカップルだよ。」
俊顕くん「別に俺は、誤解されてもいいんだけど・・・」
私「別に指輪なんか交換しなくたって、俊顕とジュンは親友だからそれでいいだろう。」
直さん「そろそろ出発したほうがいいんじゃない?」
俊顕くん「そうだね、そろそろ出発しよう。」

俊顕くんの運転する車で、直さんとジュンは2時前に俊顕くんちの別荘に出発していった。

ヒロ「やっとふたりだけになった。」
私「そうだね。」
ヒロ「聡一、指輪、ほんとありがとう。大切にするからね。
私「でも、仕事中はできないだろう。」
ヒロ「学校にはしていくつもり。そうすれば色気づいた女子学生に迫られる心配もなくなるし・・・」
私「こっちは仕事場では無理だな。」
ヒロ「まあ俺も演奏するときはできないからね。」
私「そんで、ヒロ、明日、土曜日なのに仕事なのか?」
ヒロ「この土曜と日曜で忙しいのも最後だよ。月曜は休みだから、聡一、デートしよう。」
私「いいよ、月曜はどっか出かけようね。」
ヒロ「そんで、明日は10時ころ仕事に出るから。」
私「じゃあ、もう寝よう。」、
ヒロ「今夜は寝るけど、日曜の夜は、寝かせないからね。」
私「こらこら、ヒロ、目がすわってるぞ。」
ヒロ「三連休はジュンちゃんもいないし、ずっと聡一といちゃついて過ごすつもりだったのに、仕事のバカ~。」
私「明日は夕飯作っておいてあげるから、昼間は仕事がんばっておいで。」

その日はもう遅かったので、私たちはそのままベッドで寝てしまった。
翌朝早く目覚めると、ヒロも私も見事に朝勃ちしていた。ヒロはまだぐっすりと眠っているのに、そこだけは生きているようにぴくぴくと動いていた。私は手を伸ばして、ヒロの頂点を触ってみた。私が触れると、ヒロのものは答えるかのようにさらに盛り上がった。パンツの布越しに触り続けていると、だんだんとヌルヌルとしてきた。そしてそのあとすぐに、ヒロはウッとうめいて、さらに固くなった。そうして、布越しに大量のヌルヌルしたものが私の手に溢れ出てきた。そしてヒロの動きが止まりかけたころ、私は手をさっと引っ込めた。
その時、ヒロが急にガバっとからだを半分起こした。

私「どうした、ヒロ、急に起き上がって・・・」
ヒロ「うわっ、聡一、起こしちゃった?」
私「ちょうど良かった、なんか気持よく目覚めたって感じかな、ヒロは?」
ヒロ「すげえ気持良くて目が覚めたんだけど、今はすげえビミョー・・・」
私「どうした、ヒロ、息が上がってるよ。」
ヒロ「実はね、俺、夢精しちゃったみたい・・・」
私「なんだ、そうなんだ、まあヒロは若いからね。」
ヒロ「このとこと忙しくて、溜め放題溜めてたからなあ、出ちゃったよ。」
私「いい夢、見られたの?」
ヒロ「うん、夢の中でも聡一に指輪をもらって、そんで聡一が優しく俺ことを・・・ うふっ!」
私「こらこら、思い出し笑いして・・・」
ヒロ「うへっ、パンツがすげえベタベタするから、穿き替えてくる・・・」
私「いいよ、ヒロは寝てな、替えのパンツ、持ってきてあげるよ。」
ヒロ「聡一は夢の中だけじゃなくて現実でもやさしいね。」
私「ちょっと待ってな。」

私はクローゼットからパンツを出して、ベッドに戻り、ヒロの濡れたパンツと交換してやった。

私「ほら、これで気持ち悪くないだろう・・・」
ヒロ「うん、だいじょうぶ、やっぱ聡一はこういうことは慣れてるのかな・・・」
私「まあ、ジュンの世話をずっとしてきたからね。」
ヒロ「やっぱおとうさんだ・・・」
私「ジュンももうだいぶ手がかからなくなってきたからね・・・」
ヒロ「それがさみしいんじゃないの?」
私「さみしくないわけじゃないけど、だんだんと変わっていかなきゃね・・・ まだもう少し眠れるよ。」
ヒロ「まだ眠い・・・」
私「朝飯食べられるくらいの時間に起こしてやるから。」
ヒロ「じゃあ、もうちょっと寝るね。」

私たちはまた少し眠った。そして、私はヒロよりも早く起きて、朝ごはんの準備を始めた。
缶詰のミネストローネスープにオムレツとサラダの簡単なメニューにした。
そして最後の仕上げをする前に、ベッドまで行ってヒロを起こした。

私「ヒロ、そろそろ起きないといけなよ。」
ヒロ「ふわああぁ、もうそんな時間?」
私「朝ごはんできるから、起きておいで。」
ヒロ「おはようのキスしてくれたら起きる。」
私「もう甘えて・・・」

私は軽くヒロにキスをした。ヒロもそれで気が済んだのか、ベッドから起きだした。そしてヒロはシャワーを浴びて、朝ごはんを食べに来た。

私「食べられるだけでいいから、食べるんだよ。」
ヒロ「なんか、すげえ幸せな気持ち。愛する人に起こしてもらって、さらに朝ごはんまで作ってもらっちゃって・・・ あとは夜いいことをすれば完璧。」
私「はいはい、とりあえず今は朝ごはんに集中して・・・」
ヒロ「今日は夕方には帰って来られると思う。」
私「じゃあ、晩ごはん作っておくよ。」

そして朝ごはんを食べ終わると、ヒロは指輪をはめて、指輪をしばらくうっとりと眺めてから、その後外出用の完璧な姿に変身して出かけていった。

私はそのあと、洗濯をするために、衣類の汚れ具合をチェックしてから洗濯機の中に放り込んで、スイッチを入れた。
その間に部屋の掃除を始めた。ちょっとしないだけで、すぐにホコリが溜まっていたので、丹念に掃除機をかけた。
昼食を外に食べに行き、そのあと本屋さんを見た後、いつものスポーツクラブに行って、軽くマシンを使った後、プールでゆっくりと泳いだ。そしてサウナで汗を流していると、ときどきいっしょになるジュンより少し年上くらいの男性が入ってきた。
なんとなく私の気になるタイプの男性だったので、ときどきフッと私は視線を向けてしまうことがある。そうすると男性の方はなんとなく恥ずかしそうに下をむくようなことがあった。別に浮気をしたいわけではないので、チラ見してしまうくらいなのだが、男性がノンケならば、チラ見されただけでもちょっとヘンに思うかもしれないので、あまり見ないようにはしていた。

そして、もちろん何事も無くスポーツクラブを出て、近所の商店街で夕食の食材を買い込み、私はマンションに帰った。

夕食の下ごしらえをした後、しばらく私はヴァイオリンの練習をした。そうしていると、6時過ぎにヒロが戻ってきた。

ヒロ「ただいま。ヴァイオリンの練習してたんだ、俺、まずはちょっと汗を流してくるから、そのまま練習続けてて。」
私「ちょうどキリのいいところだったから、練習は止めて、夕食の準備をするよ。」

夕食の準備をしていると、ヒロがバスタオルを腰に巻いただけで出てきた。

ヒロ「聡一、パンツの替え、ある?」
私「そうか、今朝履き替えたもんな。」
ヒロ「なんでもいいから貸して。」
私「ちょっと待ってな。」

私はクローゼットに行って、まだ洗っておいたジュンのタンクトップと、使っていないパンツを選んで持ってきた。」

私「はい、これ、新品だから。」
ヒロ「なんだ、パンツは新品じゃなくてよかったのに、むしろ聡一の使ったもののほうが・・・」
私「まったく、なにを考えてるんだか、タンクトップはジュンのだぞ・・・」
ヒロ「やっぱジュンちゃんのは俺にはちょっと大きいね、でもゆったり着れるからいいかも・・・」
私「ほら、晩メシできてるぞ、食べよう。」

その後、ヒロは翌日の準備をするといって、資料をテーブルに広げて怖い顔をして、パソコンに何かを打ち込んでいた。

そして12時頃、ヒロはやっと仕事の準備を終えたようだった。集中して作業を続けたので、ヒロはかなり疲れた様子だった。

私「ほら、終わったんだったら、寝よう。」
ヒロ「なんか目が疲れた・・・ でも上半身が疲れるとなぜか下半身が・・・」
私「ばあか、ごちゃごちゃ言ってないで、寝るぞ。明日の日曜も仕事だろう?」」
ヒロ「そうなんだよね、しかたないなあ、楽しみは明日の夜におあずけか・・・」
私「ほら、眠るまで抱いててやるよ。」
ヒロ「聡一の腕の中にいると、なんか安心する・・・」
私「ヒロ、おやすみ。」
ヒロ「おやすみ・・・」

やはり疲れていたのか、ヒロはすぐに寝息をたて始めた。その規則正しい寝息を聞いていると私も自然に眠ってしまっていた。

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ジュンの指輪交換

先週の金曜日、私は午後年休をとって昼に仕事を終えてマンションに帰ってきていた。ジュンは大学に行っているので、ひとりで残り物の昼食を食べてから、私は髪を切りに美容院に出かけた。
金曜日の夜はジュンの婚約者のひとみさんとそのご両親といっしょにレストランで食事をして、さらにジュンがひとみさんにその席で婚約指輪を渡すことになっていた。
ジュンとひとみさんの間ではまだまだ本当の婚約のつもりではないようだったが、向こうのご両親はそういうことは知らないので、指輪を渡すという儀式を重要視しているということだった。
私のほうは思い切ってヒロも連れて行こうかと思っていたのだが、ヒロはこのところ仕事が忙しくて、金曜の夜はどうしてもいっしょに行けないということだった。
そういうわけで、今回はジュンの側は私一人ということになったが、近い将来あまり波風を立てないようなかたちで向こうのご両親にもヒロを紹介しなければならないだろう。
そういうちょっとした負い目が私の方にはあるので、せめて見かけだけでも多少いい印象を与えようと思い、金曜の午後に美容院で髪を切って、こぎれいにしてもらうことにしたのだった。
そして午後の残った時間は、ヴァイオリンの練習をしたのだが、夜のことが気になってあまり集中することができなかった。
夕方ジュンが大学から帰ってきたて、ジュンもシャワーを浴びてからだをきれいにして、レストラン用の服装に着替えた。カジュアルなスタイルで来て欲しいとうことだったので、私はとりあえずカジュアルっぽい上着を着ていくことにした。ジュンも俊顕君の影響なのか、ちょっと育ちのいい感じの若者という感じの服を着たのだった。

ジュン「とうさん、今日はもうコンタクト入れてるんだ。」
私「まあね、メガネなしに似合う髪形にしてもらったつもりなんだけど・・・」
ジュン「なんかますます若く見えてイケてるよ。」
私「まあそれがちょっと心配なんだけどね、若作りしすぎてないか?」
ジュン「ふつうに若く見えるからだいじょうぶ。」

そして私たちはちょっと早めにマンションを出た。
地下鉄に乗ってレストランのある駅にまで行ったのだが、30分ほど時間が余ってしまっていた。私たちは駅の近くにある大きな書店に入った。

ジュン「とうさん、最近何読んでるの?」
私「ええとね、今読んでるのはこれだよ、熊谷達也の調律師って小説。」
ジュン「面白い?」
私「なんか、元ピアニストで共感覚を持ってる調律師が、いろいろな出来事にであるような話だな。」
ジュン「共感覚って、ピアノの音と色?」
私「普通はそうなんだけど、ここでは、ピアノの音と嗅覚の共感覚。」
ジュン「それじゃあ、たとえば、Hの音は花の匂いがするとか?」
私「そういうんじゃなくて、たとえば三本の弦が微妙に狂ってるとくさく感じられたりとか、弾く人の心が乱れてると嫌なにおいがしたりとか。それで解決するとそれがいい匂いに変わるんだけどね。」
ジュン「ふうん、そうなんだ。まあオレは共感覚皆無だから、ちょっとわかりにくいけどね。」
私「まあ、ほんとの共感覚なんてすごく珍しいから、小説の題材になるんだろうけどね。」

そんなことを話しながら、ふたりでなんとなく本を見ているうちに時間になったので、待ち合わせのレストランに私たちは行った。ちょっと人通りの少ない静かな通りに面したレストランで、中に入っていくとけっこう広い感じであった。私たちはちょっと個室風の奥まった席に案内された。
そこにはすでにひとみさんとご両親、さらにひとみさんの弟の裕史くんが待っていた。

私「すみません。お待たせしてしまったみたいで・・・」
お父さん「いえいえ、まだ時間前ですから。こちらこそ、お呼びたてして。」
私「どうもご無沙汰ばかりしてまして、すみません。」
お父さん「それは、こっちも同じですよ。まあ、今夜はお互い気楽に食事でもしましょう。」
ひとみさん「そうよ、今夜はただ家族同士の親睦を深めるだけの、食事会なんだからね。」
お母さん「そうはいかないでしょ、婚約指輪の交換なんて重要なことを・・・」
ひとみさん「別にお母さんが指輪もらうわけじゃないんだから・・・」
お父さん「まあまあ、ひとみのしたいようにさせてやろう。ますは、とりあえず食前酒でも飲みましょう。」
ジュン「ええと、乾杯前に、とりあえず指輪を渡しておきたいんですが・・・」
お父さん「そうだね、その後で乾杯がいいだろう。」

ジュンは指輪をとりだして、ひとみさんの指に入れた。自然にみんなが拍手をしていた。そして次にひとみさんがジュンに指輪をはめてくれた。

ひとみさん「ジュンちゃん、ありがとう、うれしい・・・」
お父さん「ジュンくん、ひとみ、おめでとう。」
お母さん「ふたりとも、婚約おめでとう。あら、なんか、私が泣けてきちゃったわ・・・」
裕史くん「いやあ、お姉ちゃんみたいのをもらってくれるような人が現れるとは、すごい。」
ひとみさん「裕史、あんた、けんか売ってるの?」
裕史くん「ほら、これだもん、ジュンにい、このさき苦労するぞ。」
お母さん「もう、裕史、だまってなさい、おめでたい席なんだから。」
お父さん「とりあえず、乾杯だ。ふたりともおめでとう。」

私たちは、祝いの席ということでシャンパンを開けて乾杯をした。
それから、和やかな雰囲気の中でゆっくりとフランス料理のフルコースを食べた。

お母さん「本当に私もほっとしましたのよ。ひとみったら趣味ばかりに夢中になって、このままだと結婚もできないんじゃないかって、私もほんとはちょっと困ってたんですのよ。でも、いつのまにか、こんなすてきな相手ができて・・・」
ひとみさん「別に彼氏を作れないわけじゃなかったのよ。あたしのやってることを認めてくれる人がなかなか現れなかっただけ。」
お父さん「まあこういう娘ですが、よろしくお願いします。」
ひとみさん「私たちのことはちゃんとふたりで相談して決めるから、心配しないで。」
お母さん「それにしても、せっかくできた婚約者を2年間もほったらかしにして、外国に行っちゃうなんて・・・」
ひとみさん「今じゃないといけないでしょ。それにジュンちゃんと結婚するのはまだ先よ。」
裕史くん「どうせなら、お姉ちゃん、ずうっと外国に行ってたらいいんじゃない、そのほうがオレものびのびできるし・・・」
お母さん「まったく、そんなことを言うもんじゃありません。」
ひとみさん「私がいないあいだは、ジュンちゃんに遊んでもらいなさい。」
ジュン「オレでいいんだったら、大歓迎だよ。」
裕史くん「ほんとか、オレ、なついちゃうぞ。」
お母さん「もう本当にいくつになっても裕史は子供みたいですみません。」
私「いやいや、ジュンだって私といるときはけっこう子供みたいですから・・・」
お父さん「今夜はみんなで食事できて、本当に良かった。」

なんとか無事に指輪の交換と食事会が終わって、私はちょっと肩の荷を降ろした。私たちは、レストランの呼んでくれたタクシーに家族でそれぞれ乗って帰った。

私「なんか、本格的な婚約になった感じだな。」
ジュン「まあ、これで向こうのご両親も俺たちの婚約を本物だと思ってくれたでしょ。」
私「それはそうだけど・・・」
ジュン「まあ、このままいくと、ほんとになっちゃいそうだけどね。」
私「まあ、ジュンがそれでいいんだったら、とうさんはなにも言わないけどね・・・」
ジュン「オレはそれでもいいと思ってるよ。」
私「まあ、それならそれで、向こうの家族ともうまくやれそうな感じだし・・・」
ジュン「あとはヒロちゃんだね、どう向こうの両親に紹介するか・・・」
私「まあ、それは急がないでゆっくりやるしかないな・・・」
ジュン「それにしても、今日はとうさん、カッコよかったよ。」
私「向こうのお父さんもけっこうダンディだったし、裕史くん、テレビに出られそうなくらい可愛かったね、ちょっと生意気なとことか・・・」
ジュン「えっ、とうさんって、裕史くんみたいなタイプ好きだったんだ・・・」
私「だから、息子だったら楽しいかなって思ったけだよ、でもとうさんはジュンが一番好きだけどね・・・」
ジュン「なんか、疲れちゃった・・・」
私「じゃあ、もう寝るか。」
ジュン「うん、寝ようよ。」

ベッドルームに行くと、ジュンはさっさと裸になってベッドに入った。私はパンツだけになってジュンの横に寝た。

ジュン「とうさん、おやすみのキスは?」
私「まったく甘えた声を出して・・・」
ジュン「だって、子供は親に甘えるのが仕事だもん。」
私「ほら、してやるから・・・」
ジュン「とうさんのキス、大好き・・・」
私「ほら、寝なさい。」
ジュン「おやすみ、とうさん・・・」
私「おやすみ、ゆっくり寝なさい。」

ジュンはすぐに眠り始め、私はジュンの寝息を聞きながら、幸せな気持ちにつつまれて眠っていた。

そして翌日土曜は、こんどは私がヒロに指輪を渡さなければならなかった。
ヒロは土曜も仕事があるようだったので、夜、ウチに来てもらうことにしたのだった。(続く)

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

ジュンと湘南デート

先週の木曜日の夜、ジュンと夕飯を食べている時だった。

ジュン「とうさん、こんどの週末、どうするの?」
私「とくに用はないけど・・・」
ジュン「ヒロちゃんは?」
私「なんかヒロは週末忙しいらしいから、会えないみたいだね。」
ジュン「もう6月も終わりだもんね。」
私「まあ、7月になったらヒロもだいぶ余裕ができるらしいから、その時にゆっくり会うよ。」
ジュン「今度の土曜日は、オレ、一日暇になったんだ。」
私「いつものアルバイトは?」
ジュン「次の土曜は都合でバイトはなしになったんだ。」
私「そうか、じゃあ土曜は一日ウチで勉強するのか?」
ジュン「ちょっと、オレ、もう限界だから、ちょっとゆっくりしたい。」
私「じゃあ、どっかに出かける?」
ジュン「いいの、オレ、とうさんと久しぶりにデートしたい。」
私「そうだな、どっかちょっと出かけるか。」
ジュン「とうさん、行きたいところないの?」
私「あじさいでも見に行こうか?」
ジュン「どこに?」
私「鎌倉の方。」
ジュン「うわあい、とうさんと鎌倉デートだ。」
私「まあ、土曜は朝ゆっくり寝てから出かけても大丈夫だろう。」

そういうことに決まり、私たちは土曜の朝、ゆっくりと朝寝をしてから、ゆっくりとブランチをとって、昼前にマンションを出た。とりあえず藤沢まで行って、江ノ電に乗り換えて長谷駅で降りた。

ジュン「やっぱすげえ人だね。」
私「まあほとんどの人は大仏や長谷寺のほうに行くみたいだよ。」

私たちは人並とは反対方向の海側の方に出て、10分ほど歩いて行った。すこし坂を登ったあたりに人だかりがしていて、そこが成就院というあじさい寺の入り口だった。門を入って両側にあじさいが咲いている坂道を登っていくと、後ろにはあじさいのある坂の向こうに鎌倉の海が見えていた。

あじさい

それにしても結構な人ごみである。ゆっくりあじさいを見ている余裕もなく、私たちはさっさとお参りをしてから、こんどは極楽寺の駅の方に歩いて行った。
極楽寺にお参りをしてから、私たちは江ノ電の線路にそって海の方にブラブラと歩いて行った。
狭い道路の片隅を江ノ電がゆっくりと通り過ぎていく姿は、なんとなくゆったりとした雰囲気をかもしだしていた。
ブラブラとかなり歩いて行くととうとう海岸に出た。
海を見ながらビールでも飲もうと手近なコンビニを見つけてビールを買ってから、砂浜に降りていった。

江ノ島

江ノ島が光る海の向こうにきれいに見えていた。

ジュン「うわあ、海が光ってるみたい。きれいだなあ・・・」
私「今ちょうど日が射してるからね。」
ジュン「なんか、ちょっと電車に乗るだけで、こんないいところがあるんだね・・・」
私「それにしてもいい景色だ、ジュンといっしょに見られてよかった・・・」
ジュン「このところ、オレ、ちょっと忙しかったから、あんまりとうさんにかまってあげられなかったね。」
私「そんなことはいいよ、ジュンがいろいろ活発に活動してるのを見てるだけで、とうさんも元気になれるしね。」
ジュン「このところとうさん、ヒロちゃんとあんまり会えてないでしょう?」
私「まあそうなんだけどね、ヒロも忙しいからしょうがないよ。」
ジュン「今朝もとうさん、起きる前になんかちょっとうなされていたみたいだけど・・・」
私「ああ、なんかちょっと夢を見てたから・・・」
ジュン「なんか怖い夢でも見たの?だって額のあたりに冷や汗かいてたよ。」
私「怖い夢じゃないんだけどね・・・」
ジュン「ならいいけど・・・」
私「どっちかというとちょっとエッチっぽい夢かな、ちょっと溜まってるのかもしれない・・・」
ジュン「そうなんだ、じゃあオレも同じだ、けっこう忙しかったからね、あっちのほうもちょっとしてないからなあ・・・」
私「まあ、ジュンのほうが若いからね。」
ジュン「とうさんだって、まだまだ若いくせに・・・」
私「ジュンのオヤジだぞ。」
ジュン「でも、とうさんは若く見えるって、俊顕も言ってたよ。」
私「俊顕が言うとなんかウラがあるんじゃないかと疑ったりして・・・」
ジュン「それにしても、こんな気持ちいいところでビール飲むと、すげえおいしいね。」
私「まあ、ジュンといっしょにビールを飲めるようになるなんて、とうさん、すごくうれしい。ついこの前まであんなに小さい子供だったのにね・・・」
ジュン「とうさんのことは、ずっと好きだからね。」
私「とうさんもジュンがいてくれてうれしいよ。」

私たちはその後しばらく無言で景色を眺めながらビールを飲んでいた。
そして砂浜を出て、鎌倉高校前駅まで歩いて、駅のベンチに座って電車を待った。そして来た電車に乗って江ノ島駅まで行った。
駅から商店街を歩いて海に出て、さらに江ノ島に通じる橋を歩いて行った。
そして江ノ島でおやつ代わりにソフトクリームをなめながら、島の反対側の岩屋のある方まで歩いて行った。
そしてまた江ノ島の入口まで戻って、橋を渡って小田急の江ノ島駅まで行った。
そして電車を乗り継いてマンションに戻るともう夜になってしまっていた。
駅前で買ってきたお惣菜で夕食を済ませて、土曜の夜なので私はビールを飲んでまったりとすごした。ジュンはいつものようにピアノの練習をしていた。

12時近くになって、そろそろ風呂にでも入ってから寝ようということになった。

ジュン「とうさん、今日は疲れてない?」
私「まあちょっと歩いたからね。」
ジュン「お風呂に入って疲れとったら?」
私「そうだね、寝る前にからだを洗ってすっきりしたいね。」
ジュン「お風呂、いっしょに入ろうね。」
私「じゃあ、久しぶりにからだ洗ってやるよ。」
ジュン「オレ、とうさんに洗ってもらうの大好き。」

私はぬるめのお湯をバスタブに入れた。そして、ジュンとふたりでゆっくりとお湯につかった。

私「ほら、からだ洗ってやるから、バスタブから出て。」
ジュン「うん、洗ってね。」

私はボディソープを両手のひらに取って泡立てて、ジュンの首のあたりからまずはからだの後ろ側を洗っていった。そして、次にジュンを私の方に向かせて、またノドのあたりから順番に洗っていった。一度足まで洗ったあと、最後にジュンのいちばん大事なところを洗っていると、ジュンのものが少しだけ膨張してきた。

ジュン「げっ、とうさんの洗い方が気持ちよくて、ちょっとだけ固くなっちゃった・・・」
私「けっこう敏感になってるな・・・」
ジュン「ちょっと溜まってるからね・・・」
私「ほら、もう全部洗ったから、泡を流すぞ。」
ジュン「じゃあ、こんどはとうさんのからだ、あらってあげる。」
私「ジュンにからだを触られたら、とうさんのほうが勃起しそうだ・・・」
ジュン「べつにいいじゃん、オレ、とうさんの勃起なんか見慣れてるし・・・」
私「じゃあ、軽くでいいから洗ってもらおうかな・・・」

ジュンは最初に私の後ろ側を洗ってくれた。そして前側を洗い始めると、私の乳首を指でつまむようにして洗った。

私「こら、ジュン、つまむんじゃないって・・・」
ジュン「すげえ、オレがちょっと乳首を指で挟んだだけで、とうさん完全に固くなっちゃったね。」
私「なんか、最近乳首が感じやすくて・・・」
ジュン「ヒロちゃんに開発されたんだ、なんかくやしいな・・・」
私「乳首がこんなに感じるなんて、自分でもわからなかった・・・」
ジュン「とうさんにも弱点があった・・・」
私「ほら、もう洗い終えただろう・・・」

私たちは石鹸を完全に洗い流してから、風呂を出た。そしてちょっとからだのほてりを冷ましてから、私たちはベッドに横になった。ジュンはもうすでに寝るときは素っ裸になっている。私も上半身は裸でパンツだけをはいて寝ている。

ジュン「とうさん、おやすみ・・・」
私「おやすみ、ぐっすり寝なさい。」

ジュンは目を閉じて、寝始めた。私はしばらくジュンの頭を軽く手で撫でていた。私も多少疲れていたのか、その後すぐに眠ってしまった。

そして真夜中に、私はジュンのうめき声で目を覚ました。ジュンは顔をゆがませて額には汗をかいていた。そしてジュンははあっと小さく叫んだかと思うと、私のヘソのあたりに生暖かいモノが飛んできた。溜まっているジュンは夢精してしまったようだった。私のからだには次々にべっとりとした粘液が飛んできていた。
その時ジュンがぱっと目を開けた。

ジュン「うわっ、うわっ、うわっ!」
私「ジュン、慌てなくてもいいぞ・・・」
ジュン「はあ、すげえ気持ちいい・・・」
私「ジュン・・・」
ジュン「うへっ、夢精しちゃった・・・ げっ、とうさんの方に飛んじゃった・・・」
私「けっこう飛んできたぞ・・・」
ジュン「なんかいい夢見てたら、出ちゃった・・・」
私「気持よかったか?」
ジュン「うん、強烈な快感だった・・・」
私「まあ夢精は気持ちいいからね。」
ジュン「それにしても、とうさんゴメン、汚しちゃったね。」
私「たいして濡れてないよ、それにジュンが寝ている間に起こったことなんだから、謝らなくてもいいぞ。それにちょっとティッシュで拭けば終わりだ。」
ジュン「とうさん、やさしいね。」
私「そんなことは親なら当たり前だ。」

私はジュンの飛び散らせたものをティッシュでていねいに拭いた。ついでにジュンのまだ先っぽに垂れていたものも拭いてやった。

私「もう少し寝てもいいんだろう?」
ジュン「今何時?」
私「まだ4時前だよ。」
ジュン「8時に起きればいいから、まだけっこう寝られる。」
私「ほら、寝なさい。」
ジュン「とうさんも寝るでしょ?}
私「ああ、寝るよ。」

私たちはそのまま二度目の睡眠に入っていった。そして朝まで熟睡をしたのだった。

そして日曜にしては早めに起きて、私たちは朝食をいっしょに食べた。
その後ジュンは学校に行ってくるといって出かけていった。

そしてその後私は、予約していた指輪を受け取りに出かけた。

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