9月二回目の三連休

土曜の朝、それもまだ暗いうちに私とジュンはベッドを離れた。熱いシャワーでまだ眠っているからだを目覚めさせてから、さらに濃い目のコーヒーを飲んで、別荘への出発を待っていた。しばらくするとヒロから、下に着いたと電話がかかってきたので、私たちは下に下りていった。
車にもたれて、少し眠そうな顔のヒロが微笑みながら待っていた。

ヒロ「おはよう、ちょっと早かったけど・・・」
私「だいじょうぶ、もう起きてたから。」
ジュン「ヒロちゃん、眠そうじゃん、運転だいじょうぶなの?」
ヒロ「とりあえずはだいじょうぶ、眠くなって運転できなくなったら、聡一、代わってね。」
ジュン「最初からとうさんが運転したほうが安心かも・・・」
ヒロ「ジュンちゃんの小生意気な顔見たら、けっこう目が覚めたからね。」
ジュン「相変わらず、ヒロちゃんってかわいくない。」
ヒロ「ジュンちゃんほどじゃねえよ。」
私「ほらほら、ふたりともじゃれあってないで、出発するぞ。」

ヒロの車で私たちは出発した。高速に入ると朝早いのに車がけっこう走っていた。途中のサービスエリアで朝食を食べたりして、その後運転を私が代わってゆっくりと車を進めていった。

9時ごろに私たちは俊顕君の家の別荘に着いた。直さんと俊顕君が、私たちを迎えてくれた。彼らは深夜のうちに到着していたそうだった。
到着してからしばらくは、心を鎮めるために、テラスに座って景色を見ながらハーブティーを飲み、まったりとした時間をすごした。
そして午前中は3時間ほど、交代でコンサートの練習をした。次回のコンサートは、これまでに私たちが演奏した中で、俊顕くんの母上がもう一度聞きたいとリクエストした曲を演奏することになっていた。一度演奏した曲だったのでやりやすいかと最初は思ったが、こんどは前の時よりさらにいい演奏をしなければならないわけで、練習はけっこう大変なものになっていた。

昼過ぎに練習を終えて、私たちは昼食をとるために、車で外出をした。街の中にある店でおいしいランチをたべてから、野菜を売っているところに行って、新鮮な野菜や果物を買い込んだ。

そして別荘に帰ってから、午後の練習を今度は交代で4時間ほどして、その後気分転換のためにみんなで夕食の準備をした。
その日は夜の練習はしないということで、夕食時に私たちはアルコールを飲んだ。部屋割りは、私とヒロはとりあえず夫婦だからと俊顕くんが二人用の部屋を割り振ってくれた。直さん、俊顕くん、そしてジュンの三人は客用の和室に布団を敷いて、3人で雑魚寝をするそうだった。

俊顕くん「聡一さんたちは、俺の部屋をふたりで使ってもらいますけど、ふたりだけになったからといって、あんまり頑張り過ぎないようにね。禁欲とまでは言わないけど、合宿中はそこそこに・・・」
私「まったく俊顕はなにを余計な気をまわしてるんだよ。」
俊顕くん「新婚さんだからと思って、配慮してあげたつもりなのに・・・」
私「私たちも和室でいっしょに雑魚寝でいいぞ。」
ヒロ「ああ、だめだめ、せっかく個室をもらえたんだから・・・」
私「みんなで寝ると楽しそうじゃないか・・・」
ヒロ「俺はふたりでいたいの。」
俊顕くん「はいはい、痴話げんかはふたりになってからしてくださいね。」
ヒロ「直さんと俊顕くんは個室じゃなくてもいいの?」
俊顕くん「へっ、俺たちですか、べつに直さんと俺はカップルじゃないし・・・」
直さん「ジュンちゃんもいっしょに3人でいたほうが楽しいし・・・」

そして私とヒロは別室に引き上げた。ふだんは俊顕くんが使っている大きなダブルベッドに私とヒロは並んで寝た。

私「けっこう眠くなってきたね。」
ヒロ「今朝は早く起きたからなあ・・・」
私「それに集中して練習したから、疲れたね。」
ヒロ「俺も疲れてるけど、こっちは元気。」
私「まったく、ヒロは・・・」
ヒロ「疲れるとよけい勃っちゃったりしない?」
私「そういう時もないことはないけど・・・」
ヒロ「それに聡一とくっついてると、疲れててもすぐに勃つ。」
私「やりたいざかりの高校生じゃないんだから・・・」
ヒロ「あそこの元気さは高校生以上だよ。」
私「ばあか、明日に備えて寝なさい。」
ヒロ「明日は一日中練習かあ・・・」
私「そうだよ、ヒロはけっこうたいへんだろ。」
ヒロ「やっぱやり過ぎちゃうと、演奏を聞くとわかる人にはわかるからなあ・・・」
私「俊顕はそういうことにはものすごく敏感だからねえ・・・」
ヒロ「しょうがねえ、今夜はおとなしく寝る。そのかわり、明日の夜は・・・」
私「はいはい、今夜は寝ようね。」
ヒロ「明日は絶対だからな。ふふふ、明日の夜が楽しみ・・・」
私「ほら、寝るまで抱いててやるから・・・」
ヒロ「聡一、好きだよ。」
私「寝なさい、おやすみ・・・」
ヒロ「おやすみ・・・」

私も疲れていたのか、目を閉じるとすぐに眠ってしまっていた。

翌朝7時過ぎに私は目を覚ました。トイレに行こうと部屋を出ると、リビングの方ではもうジュンや直さんたちの声がしていた。トイレを済ませてリビングに行くと、俊顕くんたちが3人でコーヒーを飲んでいた。

私「みんな、早いんだね。」
直さん「けっこう早く目が覚めたから・・・」
ジュン「ヒロちゃんは?」
私「まだ寝てるよ。」
俊顕くん「朝メシ、何時くらいに食べます?」
私「8時過ぎでいいんじゃない?」
直さん「今朝はパンケーキ焼きますから、ソウさん、いっぱい食べてね。」
私「そろそろヒロを起こしてくるよ。じゃあ8時に朝食ということで。」

部屋に戻るとヒロはまだ気持良さそうに眠っていた。ベッドに近寄って、ヒロと呼ぶと、ヒロはゆっくりと目を開けた。

私「ヒロ、おはよう。」
ヒロ「夢のなかで聡一の声が聞こえたけど、リアルにも聡一に声をかけられてたんだ。」
私「そろそろ起きなよ、8時から朝ごはんだってさ。」
ヒロ「起きるから、聡一、キスして・・・」
私「しょうがないやつだなあ、ほら。」

私はヒロの顔の上にからだを曲げて、くちびるに軽くキスをした。そうするとヒロは手を私のからだに回して、私を自分のからだの上に引っ張ったったので、私はヒロの上に倒れこんだ。

私「こらこら、引っ張るんじゃない。」
ヒロ「聡一のからだの重さが気持ちいい。」
私「ばあか、キスしてあげたんだから、起きなさい。」
ヒロ「じゃあ、すげえ固くなってるものも触ってくれたら起きる。」
私「朝からなに言ってるんだか。ジュンはキスするとすぐ起きるぞ。」
ヒロ「俺はジュンちゃんじゃないし・・・」

と言いながらもヒロはのろのろとからだを起こした。そしてそのまま立ち上がって洗面所に入っていった。
しばらくするとヒロは別人のようにスッキリとした顔で部屋に戻ってきた。

私「目覚めたか?」
ヒロ「うん、シャワー浴びたからね。」
私「朝ごはん食べに行こうか。」
ヒロ「お腹すいた。」

私たちがリビングに行くと、直さんたちがパンケーキの準備をして待っていてくれた。

俊顕くん「アメリカで食べたなかでいちばんおいしかったパンケーキを再現したんだ。」
ジュン「粉が違うかもしれないけど、おいしくなりそうだよ。」
俊顕くん「ホットプレートだから、失敗はしないだろうけどね。」

私たちは次々とパンケーキを焼いて、朝食にした。ちゃんと焼くとパンケーキはけっこうおいしかった。
そして食後少し休んでから、私たちは練習を再開した。午前中は3時間以上練習をしていた。

昼過ぎにまた気分転換にドライブをしながら、途中で昼食をとった。そしてまた別荘に帰ってくると、午後の練習を始めたのだった。

夕方5時ごろ、私たちが練習をしているところに、俊顕くんの世話係の●さんが別荘にやってきた。

●さん「まあまあ練習の邪魔をしてすみません。どうぞお続けください。」
俊顕くん「●さん、来てくれたんだ。」
直さん「ちょうどキリの良い所だから、休憩にしようか。」
●さん「それでしたら、お茶でもお持ちいたしましょうか?」
俊顕くん「じゃあ、お願いしようかな。」
●さん「かしこまりました。」

●さんがいれてくれたおいしいお茶を飲んでいると、直さんが温泉に行きたいと言い出した。

直さん「ちょっと疲れたから、温泉に行こうよ。」
俊顕くん「聡一さん、どうします?」
私「練習もまあまあ進んだから、いいんじゃないのかな。」
ヒロ「この辺、いい温泉あるみたいだね。」
俊顕くん「じゃあ、行きましょうか。●さん、俺たちちょっと温泉に言ってくるよ。」
●さん「そうなさいませ、その間にお掃除と夕食の準備をしておきます。ごゆっくり温泉にいらしてください。」
俊顕くん「じゃあ、俺たち行ってくるから、あとはよろしくお願いしますね。」
●「かしこまりました、いってらっしゃいませ。」

私たちは車で別荘を出た。

俊顕くん「あんまり早く帰ってくると、●さんの準備が間に合わないといけないから、近くの温泉はやめて、ちょっと離れたところに行きます。」
私「お手伝いさんにまで気を使うなんて、お坊ちゃまは大変だな・・・」
俊顕くん「あたりまえじゃないですか、俺たちのためにいろいろしてくれてるんだから、こっちもちゃんとしないと・・・」
ヒロ「なんか使用人にかしずかれて、ふんぞり返っているんだと思ってた。」
俊顕くん「将来、父に変わって当主になったら、俺もそうする必要があるだろうけどね。今はその必要ないし、父からも若いうちは真似するなって言われてるし・・・」

私たちは車で20分ほど行ったところにある温泉に行って、露天風呂でゆっくりと暖まった。
そして別荘に帰ると、●さんの作った夕食が並んでいた。にぎやかに夕食を食べてから、私たちはテラスに出て、雲間から見える月を見ながらそれぞれ好きな酒を飲んだ。

その後私はヒロと部屋に戻った。部屋にはいると、私たちは立ったまま抱き合って長いキスをした。しばらくすると、ヒロの目が潤んできていた。

ヒロ「あのさ、聡一、俺、まだ聡一のを受け入れてないけど、いいの?」
私「どうしたのさ?」
ヒロ「だって、俺が受け入れられないで、そのせいで聡一に愛想をつかされたりしたら、やだなって思って・・・」
私「そんなことで愛想つかしたりしないよ。」
ヒロ「それに俺だって聡一とできたらひとつになりたいし・・・」
私「わかったけど、今日はむりだろう、ゴム用意してないし・・・」
ヒロ「俊顕なら別荘にちゃんと準備してそうだから、借りてこようかな・・・」
私「ばあか、そんなことしたら、これからやりますって宣伝するようなものだろうが・・・」
ヒロ「べつに後ろめたいことするわけじゃないし・・・」
私「いつかできたらやろうね、だいたいそんなことしなくてもヒロとするだけでじゅうぶん気持ちいいし・・・」
ヒロ「聡一がいいなら、俺はそれでいいけどね・・・」

私はヒロをベッドまで連れていき、ヒロを静かにベッドに寝かせた。そしてふたりでゆっくりと気持ちのいいことを楽しんだ。

翌朝は、起きてリビングに行くと、もうテーブルの上には朝食の準備ができあがっていた。私たちは●さんの給仕でゆっくりと朝食を食べた。

直さん「●さんも今日東京に帰るんでしょう、ぼくたちの車によかったら乗って行きません?」
●さん「お心遣いはとてもうれしいんですけど、使用人の分際で俊顕さまのご友人のお車に乗せていただくわけにはまいりませんので・・・」
直さん「でも俊顕はべつに●さんといっしょでもいいんだろう?」
俊顕くん「俺はべつになんの問題もないんだけどね。」
●さん「みなさんのお気持ちだけ、ありがたくちょうだいいたします。それに私は帰りの指定券を持っておりますから・・・」
私「じゃあ、駅まではいっしょにどうぞ。」
俊顕くん「じゃあ、●さん、駅までは乗っていってね。」
●さん「みなさん、お優しくていらっしゃるから・・・ それでは厚かましいですが駅までご一緒させていただきます。」
直さん「じゃあ、決まりだ。」

出発の時間まで私たちは軽く練習の仕上げをした。そして昼前に別荘を出て、駅まで●さんを送ってから、二台の車は高速に乗った。私の車にはジュンと俊顕くんが乗って、直さんの車にはヒロが乗っていた。

ジュン「●さん、けっきょく列車に乗っちゃったね。」
俊顕くん「まあ、車だと●さんのほうが気を使っちゃうから、JRのほうが気楽なんじゃないかな。」
私「そうかもしれないね、あんまり強く誘うのもかえってよくないかもしれないね。」
ジュン「●さんって、俊顕のお母さん二号みたいなもんじゃん、だからあれほど遠慮することはないんじゃないかなって思うけどね。」
俊顕くん「まあ実際は俺の母親代わりではあるけど、●さんとすれば、あんまりでしゃばって母に嫌われると仕事無くしちゃうから、ことさら控え目にしてるんだと思うよ。」
私「なるほど、●さんとしては、俊顕のお母さんをまずはたてなきゃならないんだね。」

高速を走って、談合坂で休憩をした後、私とジュンは私の車にそのまま残り、ヒロが直さんの車から移ってきた。
そして俊顕くんは直さんの車に乗り換えた。直さんと俊顕くんとはそこでさよならを言って別れた。

ジュン「けっこう練習できたね。」
私「ああ、そうだね、でもとうさんはやったことある曲なのに、初めてやったみたいに直さなきゃならないところがいっぱい出てきたよ。」
ジュン「そうなんだよね、やればやるほど、それまで気づかなかったことに気づいていくんだよね。」
ヒロ「コンサートで演奏するのって、やればやるほど大変になってくんだよ。」
ジュンちゃん「おっ、ヒロちゃんがめずらしく演奏家っぽいことを言った。」
ヒロ「めずらしくって言うのは余計だぞ。」
ジュン「せっかくほめてあげたのに・・・」
ヒロ「俺のすごさが少しはジュンちゃんもわかってきたか・・・」
ジュン「ホントはほめてなんかないのに、ヒロちゃん、単純。」
ヒロ「うるせえ、ったくかわいくないやつ・・・」
ジュン「ヒロちゃんにかわいいなんて言われたくないし・・・」
ヒロ「生意気なガキにはこうしてやる。」
ジュン「いてて、ヒロちゃん、マジ痛いって。」
ヒロ「痛いようにしてるんだから、当然だろ。」

ヒロとジュンのじゃれあっている姿を見ていると、私はなんとなく幸せな気分になっていた。

私「こんどのコンサートが楽しみだ。」
ジュン「とりあえず、最後のコンサートになるのかな・・・」
私「まあ社会人になったらしばらくの間はコンサートどころじゃないかもね。」
ヒロ「ジュンちゃんがもうすぐ社会人か・・・」
ジュン「いいコンサートにしたいね。」
私「直さんも俊顕もがんばってるし、いいコンサートになるよ。」

そして車は無事にマンションにまで帰り着いて、私たちの二回目の三連休は終わった。けっきょくヒロはその夜はうちに泊まって、月曜の朝、早起きして急いでマンションを出ていったのだった。


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三連休の帰省

9月最初の三連休には、ジュンを連れて帰省することになった。夏休みにジュンは留学していたので、その報告を祖父母にする必要があったからだ。

連休最初の土曜日の朝早く、金曜の夜から泊まっていたヒロに見送られてマンションを出た。
東京駅まで行き、三連休で混み始めている新幹線ホームの自由席を待っている人の列の後ろにしばらく並んで、二人がけのシートになんとかジュンと座った。
列車が走り始めてしばらくすると車内販売が来たので、朝のコーヒーを買って、コンビニで買い込んできたサンドイッチを取り出して、朝食にした。台風が南海上に発生したそうだったが、天気のほうは雲が多めだがそれほど悪くはなかった。
朝食を食べ終えると、ジュンはパソコンをバッグから出して、院の演習のまとめをするという。私のほうが窓側に移動して、景色を見ることにした。窓の外を流れていく景色を見たり、ちょっと居眠りをしているうちに、私たちが降りる駅に着いた。改札口を出ると、姉夫婦が待っていてくれた。

私「迎えに来てくれてありがとう。」
姉「どうせあたしたちも行くんだから、そのついでよ。」
私「いつもお義兄さんに運転させてすみません。」
義兄「それはいいよ、俺は運転するの好きだからね。」
姉「それにしても、ジュンちゃん、なんか大人っぽくなったわねえ。」
ジュン「そうですか、自分ではあんま変わってないと思ってた。」
義兄「でもジュンちゃんも来年からは社会人だろう?」
私「そうなんですよ、いつの間にかこんなに大きくなって・・・」
姉「それに引き換え、ソウちゃんはあんまり成長してないわねえ・・・」
私「ったく、もう成長するような年じゃないし。」
姉「そうなんだけど、昔のイメージが強すぎて、ソウちゃんはいつまでも子供に思えるのよね。」
私「勝手にイメージで遊ばないででよ・・・」
義兄「いいなあ、兄弟がいるのは・・・」
ジュン「オレもそう思う。」
私「でもぶっちゃけうっとうしいこともあるけどね・・・」
姉「あたしのどこがうっとうしいって?」
私「ぜんぶ。」
姉「ほんと、ソウちゃんは昔はかわいかったのに、今はこれだもんな・・・」
義兄「やっぱ、ふたりは仲いいよ。」
ジュン「オレもそう思う。」

義兄の運転する車は順調に進み、昼少し前に実家に到着した。そして両親を乗せて、外に昼食を食べに行った。

ジュン「おじいちゃん、おばあちゃん、久しぶりだね、元気だった?」
父「ああ、このところ体調も悪くないから、ジュンは心配しなくていいぞ。」
姉「もう、お父さんはすぐに無理をするからいけないのよ、もう少しからだのことを考えなきゃ。」
私「お医者さんはどうしってるの?」
母「あまり無理をしなければ、普通に暮らしてもいいって言われてるわ。」
姉「でも倒れる前と同じようにはいかないのに、お父さんは以前と同じように無理をするから・・・」
父「無理はしてないぞ、普通にしてるだけだ。」
ジュン「でもおじいちゃん、からだには注意してね。」
父「ジュンにそう言われたら、からだには気を付けなきゃならんな。」
ジュン「オレが結婚して子供ができるまで、おじいちゃんには元気でいてもらわなきゃ。」
父「ジュン、焦ることはないぞ、おじいちゃんはじゅうぶん元気だから。」

父に合わせて、和食の店で昼食を食べた後、私たちは実家に帰った。父親はやっぱり以前に比べると疲れやすくなっていて、ちょっと横になって休むと言って部屋に戻っていった。
母と姉は買い物に行くと言って、出かけていった。
ジュンはまだやることがあると言って、昔私が使っていた勉強机の上にパソコンを開いて、なにか考えながら入力を始めた。

義兄「俺たちだけが、余っちゃったね。」
私「ほんとだ・・・」
義兄「ふたりでドライブに行こうか?」
私「いいけど、どこに?」
義兄「いいとこ。」
私「いいとこって?」
義兄「わかってるくせに・・・」

私たちは実家を出てくるまで30分ほど走ったところにある、ひと目につきにくいモーテルに車を入れた。部屋に入るといきなり義兄に強く抱きしめられた。

義兄「聡一、会いたかったよ。」
私「兄貴、そんなに強く抱かれると痛いって・・・」
義兄「ゴメン、うれしくてつい力が入った・・・」
私「あれっ、兄貴ったらもう勃起してる?」
義兄「車に乗ったときからもう硬くなり始めた・・・」
私「兄貴、目がギラギラ光ってるよ・・・」
義兄「聡一、あんまゆっくりできないから、ゴメン、すぐにしてくれよ・・・」
私「もう、兄貴はせっかちなんだから、わかったよ・・・」

私たちはせわしなく前戯を交わして義兄の後ろをほぐした後、突き出された義兄の尻の間に私はゆっくりと侵入した。

私「兄貴、痛くない?」
義兄「痛くないわけじゃないけど、聡一に入れて欲しい・・・」
私「痛くなりすぎたら言って。」

私は少しずつ奥まで入っていった。入口辺りであまりもたもたしていると、かえって義兄が痛がるからだ。

義兄「うっ、そこ、そのあたりがいい・・・」
私「兄貴はこのあたりが感じるんだね。」
義兄「ひいぃ、気持良すぎる、聡一、もう少し動かして・・・」

義兄のいちばん気持ちいいように私は腰を前後させた。ふたりとも押し寄せる激しい快感に飲み込まれていった。

私「兄貴、大丈夫?」
義兄「すげえ気持ちよかった、気絶しそうなくらいだった・・・」
私「兄貴、中に出しちゃったから、出しといたほうがいいよ。」
義兄「もう少し、余韻を楽しみたい。」
私「じゃあ、抱いてあげるよ。」
義兄「聡一、やさしいね。」

私はしばらく義兄を抱きしめていた。そして義兄の快感の余韻もしずまってきたらしく、義兄はのろのろとベッドから起き上がってバスルームに入っていった。

帰りは私が車を運転して、実家まで帰った。まだ母と姉は買い物から帰ってきてなかった。ジュンも部屋から出てきて、リビングで父親を入れて4人で日本茶を飲んだ。そうしていると母と姉が帰ってきた。

姉「台風がこっちに来るといけないから、食料を多めに買ってきたわ。」
父「まあ、こっちの方には来ないだろう。」
母「まあなにがあってもだいじょうぶなようにしないとね。」

その日は夕食は実家でみんなでにぎやかに食べた。

翌日は雨が降り始めたが、それほどひどい天気ではなかったので、予定通りみんなで車に乗って隣県の温泉に行った。昼食を食べて温泉を満喫して、実家に帰るころはかなり激しい雨が風を伴って降っていた。夜、二階の部屋で寝ていると、雨の音と風の音がかなり大きく聞こえてた。

ジュン「やっぱ、台風の影響だね。」
私「こっちは直撃はないみたいだけど、けっこう雨と風がすごい。」
ジュン「なんか、外が嵐だと、不安になるよね・・・」
私「じゃあ、とうさんの布団においで。」
ジュン「うん、そのほうが安心する。」
私「ジュンは小さい頃からけっこう怖がりだったからね・・・」
ジュン「でもそういうときにとうさんにくっついてると、眠れた・・・」
私「それでもジュンは不安だったんだろうね、そういう時は一晩に2~3回オネショすることあったからね。」
ジュン「そうだったっけ・・・」
私「今夜はオネショするなよ。」
ジュン「もう、とうさん、オレのこといくつだと思ってるんだよ、もうするわけないだろうが・・・」
私「ついこの前までしてたくせに・・・」
ジュン「もうしないって・・・」
私「ほら、ぐっすり寝なさい。」
ジュン「とうさん、おやすみ。」
私「おやすみ、ジュン・・・」

そして翌朝早く、私たちは防災無線の音で目を覚ました。雨はさらにひどくなっているようだった。私とジュンはとりあえず、一回に降りていった。リビングでは寝巻き姿のまま、父と母がテレビを見ていた。

私「なんか、避難するようにって言ってるみたいだけど・・・」
父「なんか特別警報とか言うのが出たらしいな。」
母「避難ってどこに行けばいいのかしら・・・」
私「近くの学校とかじゃない?」
父「お前たち、そんなに慌てなくてもいいぞ。この家の建っているところは、見たところはあんまりわからないが、まわりより少し高くなっているからな。昔洪水で、近所まで浸水した時も、ここまでは水は来なかった。避難所よりもここのほうが安全なくらいだ。とにかくもう少し、様子を見よう。」
母「ちょっと知り合いに電話してみたんだけど、避難はしないって言ってたわ。」
父「こんな天気で外に出る方が危険なくらいだ。まだ早いから、おまえとジュンはもう少し寝てろ、なんかあったら起こしてやるから。」

外を見ると雨風とも激しくなっていて、外に出るとかえって危険かもしれない。私とジュンはとりあえず部屋に戻った。

ジュン「さすがおじいちゃんだね、なんかおじいちゃんの話を聞くと、ちょっと安心した。」
私「まあ、年はとったけどこの家のボスだからね、こういう時はどっしりと構えてくれてると、こっちも安心できるね。」
ジュン「でも寝てろって言われても、外があんなふうじゃ寝てられないよね。」
私「とかなんとか言いながら、またとうさんの布団に入ってきて・・・」
ジュン「だってすることないんだもん。」
私「しょうがないなあ・・・」
ジュン「とうさん、オレのこと好き?」
私「なに今さらそんなことを・・・」
ジュン「わかってるけど、でも言葉で聞くとうれしいじゃん。」
私「はいはい、とうさんはジュンのことが好きだよ、どうしようもないくらい・・・」
ジュン「オレもとうさんのこと、すげえすげえ好きだよ。」
私「好きな証拠に、ジュンに特別にキスをしてあげよう。」
ジュン「とうさんのキス、大好き。」

私たちは久しぶりにディープなキスを長く続けた。気持ちのいいキスだった。
キスに満足したのか、ジュンはその後また眠り始めた。私も少しうつらうつらとしていた。

朝8時頃に、母に起こされて、私たちは一回の食卓に行った。ふだんと変わらない朝食がテーブルの上に並んでいた。

父「聡一、今日東京に帰るんだろう、でもなんか新幹線が一部区間で止まっているみたいだ。」
私「明日は仕事があるから、なんとか帰らなきゃ。」
姉「●吾も今日帰るから、車で新幹線の駅まで送ってもらって、新幹線が止まってたら、ウチに泊まって、明日の朝一の新幹線に乗れば、仕事に行けるんじゃない?」
私「それがいちばんよさそうだけど、お義兄さんに迷惑かけるから・・・」
義兄「ぜんぜん迷惑なんかじゃないよ、とりあえず午後にここを出て、新幹線の駅まで行ってみよう。」
姉「聡一、こういうときは素直に言うとおりしなさい。」
私「はいはい、言うとおりにしますって・・・」
姉「はい、は一回でいいわよ。」

昼ごはんをみんなで食べてから、私は義兄の運転する車で実家を出発した。ジュンはまだ実家にあと数日いてくれるという。姉も翌週の三連休が終わるまでは実家にいるつもりだそうだ。

新幹線の駅に行くと、まだ運転は再開されてなかった。天気は回復してきていたが、まだ台風の影響が残っているのだろう。

義兄「まだ動かないみたいだね。」
私「今日中に動けば、夜でもとりあえずは東京まで帰れそうだし・・・」
義兄「ちょっと休憩しようか?」
私「そんなに疲れてないけど・・・」
義兄「じゃあ、疲れさせてあげるよ。」

義兄は勝手に車をすすめて、ちょっと静かなところにあるモーテルに車を入れた。

義兄「ほら、新幹線が動き出すまで、休もう・・・」
私「休むだけだよ・・・」
義兄「休む前にちょっと気持ちよくなろうよ・・・」
私「兄貴、一昨日したばっかりだろう・・・」
義兄「聡一となら、何回でもしたい・・・」

私は最初はしぶしぶと始めたのだが、快感がからだを満たしていくにしたがって、だんだんと熱中し始めていた。一昨日したばかりなのに、私はその時よりもさらに激しい快感を伴って義兄の中に発射していた。義兄もあられもなく快感に溺れていた。

私「兄貴、だいじょうぶ?」
義兄「聡一とならなんどしてもすげえ気持ちいい・・・」
私「疲れさせちゃったみたいだね。」
義兄「いいよ、今日はもううちに帰ったらひとりで寝るだけだ。それとも聡一、ウチに泊まってく?」
私「新幹線が動いてたら、帰らなきゃ。明日は朝から仕事だし・・・」
義兄「もう少し余韻を楽しんだら起きるから・・・」

しばらく義兄は快感の余韻に浸っていた。そしてそれが収まると、シャワーを軽く浴びて、こんどは私が運転して駅まで行った。新幹線は少しずつ動き始めているようだった。

私「新幹線、動き始めたみたいだ。」
義兄「乗れそうか?」
私「大丈夫だと思うよ。」
義兄「じゃあ、聡一、今日は帰るんだ・・・」
私「こんどまた泊まりに行けるかもしれないし・・・」
義兄「わかった、またいつか泊まりにおいで。今日は聡一ありがとう、うれしかったよ。」
私「俺も楽しかった・・・」
義兄「新幹線、まだ混んでそうだから、気を付けて帰るんだよ。」
私「うん、ありがとう、兄貴、じゃあ、またね。」

私はなかなか来ない新幹線をホームで待っていた。そしてやっときた列車は満員だった。とりあえず車両の中に入っていき通路に立った。次の駅でかなりの人が降りたのでさいわい空いた席に座ることができた。
新幹線はいつもより時間がかかったけれど、その日のうちに私は東京に戻ることができた。
夜遅くマンションに帰り着く頃には、天気はかなり回復していた。私は誰もいないマンションに戻り、疲れていたのでそのままベッドに横になり、熟睡してしまっていた。

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ジュンと話したこと

ジュンも無事に帰国して、ヒロとの一時同棲も終わり、また以前と同じ日常が戻ってきた。
ジュンは8月最後の土曜に帰国したのだが、向こうでの一ヶ月以上はいくら夏休みとはいえ、外国での生活なので緊張をしていたらしく、帰国してから1週間がたった土曜日、ジュンは昼ごろまでぐっすりと眠り続けていた。
昼近くなったのでとりあえずジュンの様子を見に行くと、ジュンは寝返りを繰り返していたようなので、起きるかもしれないと思って声をかけた。

私「ジュン、そろそろ起きないか?」
ジュン「ふぁああぁ、ああ、とうさん・・・」
私「良く寝てたな、そろそろ昼になるぞ。」
ジュン「そんなに寝てたんだ。」
私「疲れてるんなら、もっと寝てていいぞ。」
ジュン「眠いけど、トイレに行きたいから、起きる。」
私「じゃあ、起きておいで。」

私はリビングに戻って、コーヒーを入れて飲んだ。しばらくすると、ジュンがシャワーを浴びてすっきりとした顔であらわれた。

私「ジュン、コーヒーあるぞ、飲むか?」
ジュン「飲む飲む、とうさんのコーヒー、やっぱおいしい。」
私「コーヒーメーカーでいれたやつだけどね。」
ジュン「なんか急にお腹減っちゃった。」
私「外に昼食べにいこうか?」
ジュン「行く行く。」
私「なに食べたい、スシでも食いに行くか?」
ジュン「とりあえずスシは向こうでけっこう食べられたから、今は日本のカレーをすげえ食いたい。」
私「じゃあ、インドカレー屋じゃなくて、カレーライスを出す店だね。」

私たちはマンションを出て少し歩いて古い洋食屋に行った。オムライスとか、ナポリタンとかの懐かしい、でもちょっと色あせかけたサンプルが入り口の横のガラスケースに並んでるような店だった。

私「なんか昔の洋食屋って感じだね。」
ジュン「でも、すげえおいしそうな匂いがしてる。」
私「じゃあ、ジュンはカレーでいいか?」
ジュン「うん、食べたい、できるんだったら大盛りで。」

ジュンは大盛り、私は普通盛り、それにサラダとスープをつけて注文した。カレーは家庭で出てくるようなカレーだった。

私「なんか懐かしいようなカレーだね。」
ジュン「でもこういう普通のカレーをずっと食べたかったんだ。」
私「向こうではカレー、食べなかったんだ・・・」
ジュン「食べたけどさ、インド人のやってるレストランだから、カレーでも日本のカレーとは違うんだよね。」
私「他にはなんか食べたくなったものあった?」
ジュン「カレー以外はあんまりないなあ、ああ、そうだ、とうさんの作ったおかず。」
私「そうなんだ、じゃあ、今夜はいろいろ買い込んで帰って、ゆっくりと作るか。」
ジュン「うん、オレも手伝う。」

カレーを食べた後、私たちは散歩がてらけっこう歩いて、静かな喫茶店に行った。奥まった席に座って、私はジュンからいろいろと話を聞いた。

私「向こうでは週末はどうしてたんだよ?」
ジュン「なんか、いろんな知り合いのウィークエンドハウスに招待されて行ってた。」
私「郊外って、近いのか?」
ジュン「どこもだいたい30分くらい行くと、すげえ緑の多い森が広がってるんだよね。なんかあっちの人はたいてい週末すごすための家を持ってるらしいよ。」
私「週末の家っていってもりっぱなんだろう?」
ジュン「すごい大きいところもあるし、それほど大きくないとこもあった、いろいろだね。」
私「で、別荘ではどうしてたんだよ?」
ジュン「基本、土曜の夜は外でバーベキューパーティーだよね。夜になってもけっこう遅くまで明るいから、外でのバーベキューパーティーってすげえよかったよ。」
私「アメリカらしいね。」
ジュン「それから、何ヶ所かでは、俊顕とオレで連弾のコンサートをしたんだ。最初に招待されたところで演奏したんだけど、それがよかったらしくて、口コミでその後、何回か頼まれた。」
私「じゃあ向こうでもけっこう人前で弾いたんだ。」
ジュン「最初は俊顕の知り合いで、オレも以前にちょっとあったことのある人のところで弾いたんだけど、けっこう人が集まってて、オレたちの演奏がすげえ受けたんだよね。」
私「そんで、そのあといろいろ頼まれたわけか。」
ジュン「まあ、どうせ招待されたんだったら、ミニコンサートをするくらい、簡単だからね。ただ、ピアノがあんまりよくないところもあったなあ。」
私「でもなんか演奏すると、ほかの人と仲良くれるよね。」
ジュン「そうそう、俊顕の知り合いのゲイの人の別荘に招待されたこともあるんだ。」
私「来てるのはみんなゲイの人?」
ジュン「たぶんそうだったんじゃないのかな、招待客がイケメンばっかりだったから。別荘に行ったら、いきなりそこのカップルが出てきて、ふたりともオレでもドキッとするくらいのイケメンカップルだった。実際モデルの仕事もしてるらしいんだけどね。」
私「ふたりとも同じくらいの年?」
ジュン「ちょっと年は離れてたよ。俊顕の知り合いのほうは30過ぎくらいかな、ウィルって人で、なんか映画俳優みたいだった。でその相手はテオで、21歳って言ってたけど、びっくりするくらいの美青年だった。なんかすげえお似合いのふたりって感じ。」
私「そんで、そのゲイの人の別荘に泊まったのか?」
ジュン「うん、そうなんだけど、なんか俊顕は知り合いのほうの男の人とふたりで部屋に閉じこもっちゃったんだよ・・・」
私「カップルなのにそんなことしていいのかなあ・・・」
ジュン「そんで、テオと、オレがリビングに取り残されたわけ。そんで、テオはなんか寂しそうな顔して、オレたち振られちゃったねなんてオレに言うんだよ。オレはべつに俊顕とは友人であって恋人じゃないよって言ったら、テオったら驚いてんの。」
私「じゃあそのテオって子は、ジュンと俊顕がカップルだと思ったんだね。」
ジュン「そうだと思う。そんで、テオはなんかさみしいから、オレにいっしょに寝てくれって頼むんだよね。あまりにも真剣な目つきで頼んでくるから、じゃあいっしょに寝るだけだよって言って、同じベッドに入ったんだよ。」
私「まさか、ジュン、なんかあったわけじゃないだろうな・・・」
ジュン「まあテオはオレより年下だから眠るまでハグしてやったけどさ、でも顔をどアップで見ても、ドキッとするくらいのすげえ美青年だった。」
私「そんでどうした?」
ジュン「まあこれだけきれいなヤツに懐かれるのも悪くないなって思ったから、とりあえず頭を撫でてあげたら、なんか安心したみたいで、すぐに寝ちゃったみたいだよ。」
私「それだけ?」
ジュン「それだけだよ、オレもすぐに寝ちゃったし・・・」
私「なにもなくてよかった・・・」
ジュン「なんかあったとしても、オレは男なんだから、心配することはないと思うけどね。」
私「そんで、ジュンのほうはいいことあった?」
ジュン「まあそれなりに楽しかったよ、夏休みだから女の子も開放的だし・・・」
私「そんでよけいなことだけど、ちゃんとあっちはちゃんとしてたんだろうな・・・」
ジュン「もちろんオレのほうはちゃんとゴム着けてるし、女の子のほうはピルを飲んでるみたいだし・・・」
私「なんかジュン、ちょっと大人になった気がする・・・」
ジュン「とうさんがいないところだと、ちょっと緊張しちゃうから、けっこう疲れるんだよ。やっぱとうさんといると安心する・・・」
私「ほらほら、甘えるのはウチに帰ってからにしなさい。」
ジュン「うん、そうする。」
私「そんで英語のほうはだいぶ進歩したのか?」
ジュン「もういろんな人としゃべらなきゃならなかったから、けっこううまくなったと思うよ。」
私「来年からはジュンも社会人だもんなあ、ホント早いよね、ついこの前までは子供だと思ってたのに・・・」
ジュン「オレはいつまでもとうさんの子供だよ。」

喫茶店でゆっくりと話しをしたあと、私たちはスポーツクラブに行って、プールでふたりでゆっくりと泳いだ。そして買い物をしてから、ウチに帰って、私はジュンの伴奏でピアノの練習をした。またしても11月に俊顕くんの家でコンサートがあるので、そのための練習を始めたのだった。練習を終えて夕飯を作っていると、ヒロがやってきた。そして3人でいっしょに夕食をとって、その日は静かに終わった。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

夏の終わり

この前の土曜日、私とヒロは朝寝をした後のブランチを食べてから、ちょっと早めにマンションを出た。車でマンションを出て高速に乗って、ところどころ渋滞に巻き込まれながらも空港に着いた。
予定よりは多少早めに空港に着いたので、ヒロとカフェに入ってゆっくりとコーヒーを飲むことができた。そして到着予定時刻に出口に行くと、俊顕くんところの運転手さんに会った。運転手さんととりとめもない話をしていると、出口から人がパラパラと出てき始めた。しばらくすると俊顕くんとジュンがスーツケースを持って続いて出てきた。

私「ジュン、俊顕、お帰り。」
ジュン「ただいま、とうさん、迎えに来てくれてありがとう。ヒロちゃんも来てくれたんだ。」
ヒロ「なんかジュンちゃん、ちょっと大人っぽくなってない?」
ジュン「そんな、一ヶ月くらいで変わんないよ。」
俊顕くん「でも、この夏休みはすげえ充実してたんですよ。」
ジュン「オレたち、学生最後の夏休みを目一杯有効に使ったって感じ・・・」
ヒロ「いいなあ、若い子は・・・」
ジュン「そんなこと言って、実年齢より幼いくせに、ヒロちゃんは・・・」
ヒロ「なんかジュンちゃん小生意気なところもグレードアップしてない?」
俊顕くん「もう、ヒロさんはジュンといるとすぐに対抗心むき出しになるんだから・・・」
ヒロ「んなわけねえだろうが・・・」
俊顕くん「聡一さんとジュンは積もる話もあるだろうから、空港からの帰りはふたりだけにしてあげましょう。ヒロさんのマンションは俺んちにずっと近いんだから、ウチの車に乗ってください。」
私「どうしたんだよ、俊顕、気持ち悪いくらい聞き分けいいじゃんか・・・」
俊顕くん「だって帰りの飛行機の中で、ジュンとこの夏のことをいろいろ思い出しながら話してると、もうジュンったら、なにか面白い話が出るたびに、これはとうさんに話してあげなきゃ、ってばっか言うんだもん・・・」
ジュン「えっ、オレ、そんなことばっか言ってた?」
俊顕くん「だから、ヒロさんも今日だけはちょっと聞き分けよく、俺の家の車にいっしょに乗って行きましょうね。」
ヒロ「なんか、俊顕、ジュンちゃんと違ってずいぶん大人の対応・・・」
俊顕くん「俺は前から大人ですけど・・・」

そういうわけで、ヒロは俊顕くんの家の車に乗せてもらうことになり、ジュンと私はふたりだけで車に乗った。

私「ジュン、おかえり、夏休みは楽しかったか?」
ジュン「うん、すげえ楽しかった、けっこう英語で話せるようになったし、あっちに知り合いもできたし・・・」
私「そんで、変なこと聞くけど、俊顕はどうだったんだよ?」
ジュン「どうだったって、普通だったよ。」
私「でも二人とも若いし、一ヶ月以上一緒にいると貯まるんじゃないか・・・」
ジュン「オレは、すぐにセフレとかできたし、必要に応じて適当に・・・」
私「そうなんだ、ジュンはモテるからね。そんで俊顕のほうは?」
ジュン「俊顕のほうも、オレが楽しんでるときは、セクフレとしてるって言ってたし・・・」
私「じゃあ、俊顕とはなにもなかったんだ?」
ジュン「まあ、二人とも貯まってた時に寝る前に掻きっこはしたけど、そんだけ・・・」
私「そうなんだ・・・」
ジュン「俊顕もとうさんと同じで、すげえ気持よくしてくれるんだよね、まあ男同士だからどこが感じるかよくわかってるんだろうけど・・・」

車でマンションの近くまで帰ってくるとちょうど夕食の時間だった。ジュンが風呂に入っている間に、私は簡単に夕食の準備をした。しばらくしてジュンがパンツ一丁でバスタオルを頭にかけて出てきた。

ジュン「ウチのお風呂が一番気持ちいい・・・」
私「少しは疲れ取れたか?」
ジュン「うん、ちょっとダルかったのが、すっきりした。」
私「ほら、とりあえず髪を拭いたら、メシにするぞ。」
ジュン「うわあ、久しぶりにとうさんのご飯だ、これを食べたかったんだ。」

ジュンは濡れた頭だけをよく拭いて、上半身裸のまま、食卓に座った。

私「そんで、英語のほうはうまくなった?」
ジュン「うん、なんか今回は聞き取りがすげえよくできるようになったから、すげえ進歩したんだなって思う。」
私「まあ、相手の言うことがわからないと、討論とかできないもんな。」
ジュン「そうなんだ、そういうわけで、なんかオレけっこうディベートもできるようになった。」
私「じゃあ、こんどのTOEICはけっこういけるな。」
ジュン「まあ、俊顕の言うにはTOEICが良い点になっても、ホントのコミュニケーションは別らしいよ。俊顕はもうTOEICはじゅうぶんだからって、他の勉強してる。」
私「まあ、とりあえずはTOEICの点数をあげなきゃね・・・」
ジュン「うん、とりあえずAは取りたい。」
私「がんばれよ、俊顕に負けるな。」
ジュン「俊顕は特別だから勝てないよ、でもオレはオレのできるところまではやるからね。」
私「それにしても俊顕は嫌味なくらいなんでも持ってるヤツだよな・・・」
ジュン「でもずっと一緒にいると、ちょっとだけど子供っぽいとこもあるよ。」
私「俊顕はジュンの前ではわりと素を出すからなあ。」
ジュン「だって友達同士だもん。」
私「友達同士か、俊顕のほうはそれ以上かもな・・・」
ジュン「まあ、俊顕が俺のことを友達以上に思ってくれてるのは知ってるけど、オレにはできないこともあるからね・・・」
私「俊顕がそれでいいって言ってるんだからいいだろう・・・」
ジュン「今回もまた俊顕のご両親の知り合いのマンションを借りたみたい。なんかけっこう夜景がすごくきれいな部屋でロマンチックな感じだった。」
私「それで俊顕が選んだんだな。そんな雰囲気の中でヘンなことにならなかったか?」
ジュン「夕食後、夜景を見るために部屋の電気を落として、ビールを飲みながらソファに座ってたら、俊顕ったらオレのほうにもたれかかってきて、オレの肩の上に頭を乗せて、あの俊顕が甘えてくるんだもん、驚いた・・・」
私「やっぱそうなったか・・・ そんで?」
ジュン「まあオレもなんとなく雰囲気のせいか、たまにはこんなのもありかなって思った・・・」
私「まさか、そのまま俊顕にやられちゃったりしてないだろうな。」
ジュン「それはないって、でもキスはされたけど・・・」
私「俊顕の陰謀にハマったな・・・」
ジュン「なんかオレ、眠くなってきちゃった、時差ボケかなあ・・・」
私「じゃあ、そろそろ寝るか。」

私たちは並んでベッドに横になった。

ジュン「オレのいない間、ヒロちゃんと楽しかった?」
私「とりあえず、楽しく過ごさせてもらったよ。」
ジュン「ねえねえ、とうさん、ヘンなこと聞いていい?」
私「なんだよ?」
ジュン「とうさんとヒロちゃんってとりあえず夫婦だから、とうぜんアレもするんでしょう?」
私「まあ、するけどね・・・」
ジュン「それでさあ、あのさあ、とうさんがするの?」
私「ああ、そのこと、まあとうさん、ヒロとエッチはするけど、入れるところまでは行ってない・・・」
ジュン「えっ、そうなの? それでいいの?」
私「べつに入れなくてもじゅうぶん気持ちいいし、満足もするよ。」
ジュン「なあんだ、そうなんだ・・・」
私「好きな人としてるだけで、気持ちいいもんだよ。」
ジュン「じゃあ、オレもとうさんのこと好きだから、気持よくしてあげるね。」
私「こらこら、ジュン・・・」
ジュン「げっ、とうさん、すげえ固くなってるじゃん・・・」
私「もうこれはオモチャじゃないぞ・・・」
ジュン「小さい頃から、とうさんのこれを触るとなんか安心するんだよね・・・」

ジュンは私のパンツの中に手を入れモノを手で掴んだまま、顔を私の胸に寄せて、赤ん坊のように私の乳首を強く吸った。

私「こら、ジュン、いくら吸ってもなにも出ないぞ・・・」
ジュン「出なくてもいいよ、とうさんのほうこそ、オレが吸うとあっちがビクッと反応するくせに・・・」
私「とうさん、そこ弱いんだよ・・・」
ジュン「とうさんもオレの触って・・・」

私は手をジュンのところに持っていき、パンツの上からジュンの半勃起状態のものを触った。その時、私の全身に感電したような感覚が爆発的に沸き上がってきた。私はからだの中の突き上げるような射出感を必死で我慢した。しかし少し我慢できただけで、その後私は爆発するような快感とともに大量の白い粘液をパンツの中に吹き上げていた。ジュンは私の最後の発射が終わるまで静かに手を動かして刺激してくれていた。

私「ゴメン、とうさん、我慢できなくて・・・」
ジュン「けっこういっぱい出たね。オレも出したい・・・」

私も同じようにジュンの乳首を口で刺激しながら、手でジュンのものをこすった。ジュンもしばらく快感を耐えていたようだったが、とうとう最後を迎えた。

私「べどべとになったね、パンツを替えよう。」
ジュン「オレはこのくらいの濡れ方なら平気だけど・・・」
私「とうさんはダメだ、ちょっと待ってな、クローゼットから替えを持ってくるから。」

私はクローゼットに行って、ジュンと自分のと二枚のパンツを出してベッドに戻った。その短い間にジュンは濡れたパンツのままクークーと眠っていた。私はジュンの濡れたパンツを脱がせて乾いた部分でジュンのものを拭き取り、乾いたパンツを穿かせた。そして自分のも同じように穿き替えて、汚れたものは洗濯機に入れにいった。

そして眠っているジュンのとなりに私も横になり、眠ると子供のようになるジュンの寝顔を見ながら私もまた眠っていた。

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