ヒロとふたりで

コンサートが近づいてきたので、土曜日は直さんとヒロがウチに来て、午後いっぱい交代で練習をした。そして夕食を4人で食べた後、直さんとジュンは翌日曜の朝練習のために俊顕くんの家に泊りがけで行くことになっていた。

直さん「じゃあぼくたちは出るよ、じゃあジュンちゃん行こうか、忘れ物ない?」
ジュン「だいじょうぶ、持ってかなきゃならないものなんかあんまないし。」
私「車で送っていくよ。」
直さん「いいって、聡一はヒロちゃんとゆっくりしてなよ、だってふたりは最近あんまり会ってないんだろう?
私「そうなんですけどね・・・」
直さん「ここから俊顕のウチは車で行くと意外に近いから、タクシーもそんな高くないし。」
ジュン「じゃあ、オレたち行ってくるね。ヒロちゃん、とうさんをよろしく・・・」
ヒロ「おお、任せとけ、この後聡一を天国に連れて行ってやるから。」
ジュン「ヒロちゃんのばあか。そういう意味で行ったんじゃねえよ、ったく・・」・

なんかジュンとヒロの会話が危ない方に行きそうだったので、私はさっさと直さんとジュンを連れて、下まで降りた。ジュンがタクシーをつかまえにちょっと離れた時に、直さんが言った。

直「聡一とヒロちゃんはカップルなんだから、やることをやるのは恥ずかしいことじゃないと思うよ。」
私「そうなんだけどね、でもなんかジュンにはそういうところを知られたくないというか・・・」
直「ジュンちゃんだって童貞ってわけじゃないんだから、それほど気にすることないんじゃない。」
私「セックスを恥ずかしがるなんて、変かなあ・・・」
直「まあ聡一のそういうところはいいとこなんだろうけどね。というわけでジュンちゃんは今夜はぼくが面倒見るから、聡一は自分のことを心置きなくしてね。」

タクシーがつかまったとジュンが手招きしているので、私たちはジュンのところに行った。直さんとジュンがタクシーに乗り込んで、俊顕くんの家の方に走りすぎていった。

部屋に戻ると、いきなりヒロが抱きついてきた。

ヒロ「やっと邪魔者がいなくなった・・・」
私「こらこら、そんなに抱きつくんじゃないって・・・」
ヒロ「せっかく直さんが気を利かしてジュンちゃんを連れていってくれたんじゃないか、だから思いっきり楽しみたい・・・」
私「まったくエッチ覚えたての高校生じゃないんだから・・・」
ヒロ「このところ聡一に以前ほど会えないじゃん、だから聡一に会いたくて会いたくて、夢にまで聡一が出てきたもんね。」
私「またヘンな夢見たんだろう・・・」
ヒロ「夢のなかの聡一はすげえ大胆で・・・」
私「ばあか、ヘンな夢見るなよ。」
ヒロ「夢より大胆なことしよ。」
私「夢のなかではどうだったんだ?」
ヒロ「ふふふ、もう言えないくらいすごい・・・」
私「あんまりヘンな夢見るなよな・・・」
ヒロ「なんでヘンなんだよ、健康な男子の証明だろうが、ふふふ、すごかったなあ聡一・・・」
私「こらこら、思い出し笑いをするんじゃない。」
ヒロ「夢もいいけど、俺としては現実のほうがさらにハゲしいといいなあ・・・」
私「でもなあ、現実より夢のほうが気持ちよかったりするからなあ・・・」
ヒロ「だいじょうぶ、ガンバれば現実のほうが夢より激しくできる!」
私「ガンバるって、何をしたいんだよ・・・」
ヒロ「夢では聡一のぶっといのを俺が受け入れて、それがすげえ気持よくて、棒のほうをいじらなくてもそのままイッた・・・」
私「でも現実は入らないじゃないか、気持ちいいより痛いほうが勝ってるんだろう?」
ヒロ「ううう、そうなんだけどね・・・」
私「現実では入れるのなしで、でもできるだけお互い気持良くなるようにすればいいよ。」
ヒロ「そんなに冷静に言われちゃうと、なんか勃ってるものも萎えちゃうというか・・・」
私「ほらほら、そんながっかりした顔しないで、風呂に一緒に入ろ。」
ヒロ「なんかうまくごまかされたような気がしないでもないけど・・・」
私「気のせい気のせい、じゃあ風呂にお湯を張ってくるからね。」

風呂のスイッチを入れて、リビングに戻ってくると、ヒロはソファに座っていた。私がとなりに座ると、ヒロは私に覆いかぶさるようにして、いきなり私にキスをしてきた。

私「こらこら、いきなりすごいキスをするから・・・」
ヒロ「気持よかった?」
私「夜は長いんだし、ゆっくり楽しもう。」

キスを楽しんでいると、お湯が入った音がしたので、私たちはバスルームに行った。そして私たちは裸になって、バスタブの中に向かい合って入った。

ヒロ「なんか勃っちゃった・・・」
私「いきなり元気だな。」
ヒロ「聡一のも元気にしてあげる。」

そう言うとヒロは私のものを握って手を動かし始めた。

ヒロ「おおっ、急に固くなってきた・・・」
私「ヒロに触られると気持ちいい・・・」
ヒロ「自分で触るよりも?」
私「そうだよ。」
ヒロ「聡一って、オナニー覚えたの、いつ?」
私「笑うなよ、大学生のとき・・・」
ヒロ「ゲッ、マジ・・・」
私「けっこうオクテだったんだよ、中学生までチビだったし、精通したのが高1と遅かったからね。」
ヒロ「じゃあ精通は夢精?」
私「そうだよ、でも最初はオネショだと思ってた・・・」
ヒロ「そんなヤツいるんだ・・・」
私「だからオナニーよりエッチのほうが先だったな・・・」
ヒロ「エッチって女の人と?」
私「そう、でもすぐに相手が妊娠しちゃったから・・・」
ヒロ「そんでジュンちゃんが生まれたんだ。」
私「でもやっぱ女の人より男とするほうが気持ちいいな・・・」

私たちはお互いの硬くなったものを重ねあわせて、手で交代で刺激し合った。ふたりとも最大限に膨張させていた。

ヒロ「もう出そうだ・・・」
私「べっどでゆっくり楽しもうよ。」
ヒロ「ううう、もう出そうなのに・・・」
私「今ガマンしたほうが後でもっと気持ちよくなるよ。」

私たちはからだを洗い合ってから風呂を出た。そしてリビングで、キンキンに冷えたビールを飲んでから、ベッドルームに行った。

ヒロ「早くしようよ、俺、眠くなってきちゃったよ。」
私「疲れてるみたいだね。」
ヒロ「でも、する。」
私「ちょっとバスタブを軽く洗って換気扇を回してくるから、おとなしく待ってなさい。」
ヒロ「早く戻ってこいよ。」

バスルームでバスタブを軽く洗って、換気扇のタイマーを入れて、ベッドルームに戻ってくると、やっぱり疲れているヒロは、スースーと気持良さそうに寝息をたてていた。

私「一番やりたがっていたヒロが寝ちゃだめだろう・・・」

寝ているヒロの頭を撫でながら私がそう言うと、ヒロは一瞬薄目を開けたけれど、またすぐに眠り始めた。私もヒロのとなりにくっつくように横になって、ヒロの体温を心地よく感じながら、そのまま眠ってしまっていた。

そして翌朝、私はヒロの声で目を覚ました。

ヒロ「げげげ、ヤベえ、やっちゃったよ・・・」
私「ヒロ、どうした?」
ヒロ「寝てる間に出ちゃった・・・」
私「げっ、まさかオネショしたとか?」
ヒロ「オネショなんかするか! 俺のこといくつだと思ってるんだよ。」
私「てことは、夢精?」
ヒロ「うん、そう。だって夢のなかで聡一がすげえことするんだもん・・・」
私「何したって言うんだよ・・・」
ヒロ「恥ずかしくてとても口に出せないようなこと・・・」
私「まったく、勝手にヘンな夢見るなよな・・・」
ヒロ「うわあ、パンツがベトベト・・・」
私「ほら、替えのパンツ持ってきてやるから。」

私はクローゼットに行って、ヒロ用のパンツを取り出して、ベッドに戻った。

私「ほら、パンツ替えるぞ。」
ヒロ「そのくらい自分でやるって・・・」
私「ジュンのは替えてやってるぞ。」
ヒロ「俺は息子じゃなくて、恋人だから、いいって・・・」

そう言うとヒロは私に背を向けて、濡れたパンツを脱いで、ティッシュで自分のものを綺麗に拭いてから、新しいパンツを穿いた。

ヒロ「聡一、出してあげようか? 俺のもう一回出したいし・・・」
私「してくれるのはうれしいけど、今日はこれから俊顕んちで練習だから、やんないほうがいい。」
ヒロ「俺はプロだから、もう一回出したくらいで、俊顕に悟られるような演奏はしないけど・・・」
私「したいなら、練習が終わって帰ってきてからしよう。」

私たちは朝ごはんを食べてから、車で俊顕くんの家に向かった。
俊顕くんの家に着いて、お手伝いさんに案内されて中に入ると、ピアノの音が聞こえてきた。俊顕くんたちはもう練習をしていた。私たちも練習に加わり、その日はけっきょく夕方まで練習を続けたのだった。

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ジュンといっしょに

ヒロとカップルになってから、お互いにどんなに忙しい時でも、最低月に2回は会うようにしている。もちろん時間が取れればもっと会うことも多いわけだ。ヒロと会えば、ふたりとも多少の歳の差はあっても健康な男子であるわけで、いわゆる気持ちの良いことをやることになる。そういうわけでこのところ私はあっちの面では比較的満たされていると言っていい。
ところがジュンのほうは、フィアンセが海外に行ってしまっているわけで、親としてはつい余計なことかもしれないが、あっちの方に不自由しているのではないかと心配してしまう。大学院が始まってからは、ジュンはますます忙しくなってきたせいなのか、時々イライラとした素振りを見せることがあるからだ。

私「ジュン、相変わらず忙しいみたいだね。」
ジュン「なんか、忙しくなるとなぜかさらにいろんなことが起こって、よけい忙しくなっていくみたい。」
私「忙しいのはわかるけど、あんまり無理するんじゃないぞ。」
ジュン「オレはそんなに無理してるよう感じはしないんだけど、最近オレ、変だった?」
私「疲れがちょっと溜まってるのかなって思っただけ。」
ジュン「疲れはそれなりに溜まってるけど、中途半端に疲れちゃうと、なんか変な感じ・・・」
私「そういえば、このところ、ジュンはどうしてるんだよ、エッチとかしてる?」
ジュン「このところ、忙しくてセクフレにもあんま会えてないんだ。けっこう会ってないからもう嫌われちゃったかもね。」
私「ジュンは若いんだから、あっちが溜まるとムラムラするだろう?」
ジュン「そうなんだけどね、疲れるとけっこう夢精しやすくなるから、それでなんとか・・・」
私「夢精したら、べつに恥ずかしいことじゃないから、パンツは隠さないでちゃんと洗濯機に入れておけよ。」
ジュン「うん、そうする。」
私「ジュンくらいの年頃だと、もっとひんぱんに出してやったほうが、むしろいいぐらいなんじゃないかな。」
ジュン「でも今は忙しすぎてセクフレに会うのも面倒だし・・・」
私「とうさんのことは気にしないで、溜まったらオナニーしていいぞ。」
ジュン「うん、ありがとう。でもふつう子供にオナニーしていいなんて言う親はいないよ。」
私「とうさんは、ジュンくらいの頃、いろんな事情でできなかったから、今になってあの頃もっと無理せずにやっときゃ良かったな、なんて思うからさ。」
ジュン「でもさ、オナニーって、した後で、しなきゃ良かったって思って、けっこう落ち込んだりしない?」
私「なんかオナニーってひとりでやるから、どっかで後ろめたい気がするのかもね。」
ジュン「そうだよ、だってとうさんとやりっこしたときは、満足感だけが残ってるもんね。」
私「こらこら、そっちはもっと後ろめたいだろうが・・・」
ジュン「とうさんとすると、ひとりでするよりずっと気持ちいいし、ふたりだけの秘密のことなんだから後ろめたいことじゃないじゃん。」

ジュンにまっすぐにぶつかってこられると私のほうがオタオタしてしまう。

私「とうさんだって、嫌なわけじゃないんだよ。」
ジュン「じゃあいいじゃん。」
私「どっちかというと、すごくやりたいのかもしれない。ウチでいつもするようになったら、とうさん、際限なくやりたくなってしまうと思うんだ。だから、どっかジュンと旅行でもした時の特別なことにしておくのが一番いいようなきがするんだよね・・・」
ジュン「とうさんがそれでいいなら、オレもそうするのは別にいいんだけどね・・・」
私「じゃあ、今夜は特別にお風呂でジュンのからだを昔みたいに洗ってやるよ。」
ジュン「とうさん、マジ、なんかオレうれしい。」

そこまで手放しでジュンに喜んでもらうと、私はもうすでに蕩けそうな幸福感に浸っていた。風呂のお湯が入ったので、私たちは一緒に入ることにした。

ジュン「ちいちゃい頃みたいに、服、脱がせて。」
私「もう甘えて・・・」
ジュン「ちっちゃい頃は、いくら甘えてもかまわなかったから、すげえ良かったなあ・・・」
私「今でも甘えるくせに・・・」
ジュン「でもやっぱ大きくなったんだから多少は控えようかなって思ってるし・・・」
私「結婚するまでは甘えてもいいぞ・・・」
ジュン「結婚しても、とうさんには甘えるもんね。」
私「じゃあ、子供ができるまでってことにしようかな・・・」
ジュン「もしもオレが親になっても、それでもオレはとうさんの子供であることには変わりないもんね。」
私「ほら、服、ぜんぶ脱がせてやったから、先にお湯に入ってなさい。」

私がそう言うと、ジュンは素っ裸でバスルームの中に入っていった。私も服を脱いで洗濯機に入れて、裸になって中に入った。ジュンはすでに半身浴状態で下半身だけお湯に入っていた。私も軽くシャワーでからだを流してからジュンの両足の間に入り、私は両足を広げてジュンのからだの両側に置いた。

ジュン「ほらほら、とうさん、見て、ちょっとオレの、手で剥くと簡単に剥けるようになってきたよ。」
私「だいぶ皮が広がってきたね。」
ジュン「とうさんのは自然にだいぶ剥けてるもんね。」
私「こらこら、ジュン、触るんじゃないって・・・」
ジュン「いいじゃん、それにとうさんの大きなものを握るとなんか安心するというか・・・」
私「こら、手を動かすんじゃないって・・・」
ジュン「うわっ、急に大きくなってきた。」
私「ジュンが触るからだぞ・・・」
ジュン「勃起するととうさんのやっぱでかい・・・」
私「そんなにジュンは男の勃起したモノを比べられるくらいしってるのか?」
ジュン「ええと、直さんのはけっこう大きいけど、とうさんのより小さいし、俊顕も直さんと似たようなもんだし、とうさんのほうが大きい。」
私「こらこら、そんなに手を動かすと、とうさん、気持よすぎて出しちゃうぞ・・・」
ジュン「とうさん、オレのも触ってくれる?」
私「まったく甘えた声を出して・・・」
ジュン「明日からは俊顕のコンサートに向けて禁欲期間にするから、今日思い切り出したい・・・」
私「しょうがないなあ、今日は特別だぞ。明日からコンサートまでは禁欲だからな。」

私たちはバスタブの中で固くなった二本のものを重ねあわせてふたりでこすりあった。ふたりとも快感に満たされながらも、最後の爆発をなるべく同時に出来るように適当に調節していた。そのかいあって私たちはほぼ同時に最後を迎えることができた。

ジュン「ふうう、出ちゃったね・・・」
私「いっぱい出たな・・・」
ジュン「でもいっぱい出したからすげえ気持ちよかった。」
私「じゃあ、洗って出るぞ。」

私たちはからだを洗ってから、風呂から出た。そして冷たいビールを一杯ずつ飲んでからだを冷やした。

そして私たちはベッドに横になると、適度な疲労感を感じながら、気持ちいい眠りに入っていった。

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ヒロとの土曜デート

芸術の秋は稼ぎ時だというヒロは10月からは土日も仕事がけっこう入っているということだった。秋でなくてもヒロはけっこう忙しいのに、演奏家は大変なようである。

私「まあ芸術の秋だからね。」
ヒロ「普段クラシックなんかにまるで興味のない人たちが、この時期だけなんかコンサートをやりたがるんだよね。まあそのおかげで、演奏するチャンスがあるわけだから、歓迎しなきゃなんないんだけどね。それに一度出演依頼を断っちゃうと、仕事来なくなっちゃうからね。」
私「でもにわかクラシックファンが相手じゃ、やりにくいだろう?」
ヒロ「まあそういう面もあるけど、たまに芸術に触れたいなんて思ってる人には、派手な演奏をすれば感心してもらえるから、ある意味楽かもしれない。」
私「そんなことしてて、演奏荒れないか?」
ヒロ「中には本気でやるコンサートもあるから、それは大丈夫。11月の俊顕んとこのコンサートは俺のいちばんマジの演奏をするからね。」
私「ヒロ以外はアマチュアなんだから、お手柔らかにね。」
ヒロ「俊顕だって、それにジュンちゃんだってアマチュアなのに、俺がうかうかしてたら負けちゃうかもしれないくらいうまいんだもん。それから直さんだってモーツァルトを弾かせたら、すげえうまいんだもん。いちおうプロの俺が負けるわけにいかないもんね。」
私「まあ、プロと違って、年間数回だからね、準備期間がじゅうぶん取れるんだよ。」
ヒロ「そうだけど、もしも負けたらプロとして面子がたたないからね。」
私「俊顕んちのコンサートはみんな気楽にやるのがいいんだと思うけど・・・」
ヒロ「でも俊顕の母上、道楽でいい男を集めてコンサートをやらせてるんだろうと、最初俺は思ってたんだ。でもあの母上、のんびりした言い方ですげえ鋭いことを言うんだよね。それを聞いたら、ヘタな演奏はできないなって思ったよ。手抜きの演奏をしたらすぐに出入り禁止になりそうなんだもん。」
私「まあ俺がずっと弾かせてもらってるから、それほど神経質にならなくても・・・」
ヒロ「そんなことない、あの母上がプロの演奏家をあんまり呼ばないのは、プロがなかなかできないことを、みんながやってるからだよ。」
私「そんなもんかな、それを俊顕に言ってやると喜ぶと思うけど・・・」
ヒロ「やだ、ぜったい俊顕には言わない。あいつに言ったら、あのいけすかないやつが、ますますつけ上がりそうだからね。」
私「そこまで性格悪くないだろう、俊顕は・・・」
ヒロ「聡一は、甘いな。ジュンちゃんまであいつの悪影響で生意気になってるんじゃないか。」
私「それはないだろう、ジュンは相変わらず素直だよ。」
ヒロ「はいはい、聡一の前ではね。聡一はもう無敵の親バカだもんな。」
私「そんで、こんどの土曜は、ヒロ、めずらしく一日あいてるんだろう?」
ヒロ「そうなんだ、聡一、デートしよう、デート。」
私「じゃあ、どこかに行くか?」
ヒロ「遠くに行かなくていいから、聡一といっしょに何かしたい。」
私「わかった、ちょっと考えておくよ。」

そして土曜日、金曜の夜からうちに泊まったヒロといっしょに昼前にマンションを出た。
電車を乗り継いで、山手線のある駅まで行った。そこからぶらぶらと10分ほど歩いて、前に直さんから教わったフランス料理のレストランに行った。フランス料理といっても、ランチなのでそれほど高いわけではないが、とりあえずコース料理をゆっくりと楽しむことができる。私たちは、一時間半ほどかけて、デザートまでゆっくりと食べた。
その後、腹ごなしに車のあまり通らない狭い道を選んでゆっくり散歩をして、写真の美術館まで行った。ちょうど開催中の、有名な写真家の展覧会をじっくりと見て回った。

私「どうしようか、雨がビミョーに降ってるね。」
ヒロ「どっかでお茶しようよ。」
私「駅の方に行けばカフェくらいあるだろう。」

駅を通り越して少し歩くと、ちょっと落着いたコーヒー専門店があったので、そこに入った。中に入るとコーヒーのいい匂いがしていた。コーヒーを注文すると、マスターがサイフォンでていねいに作ってくれていた。

ヒロ「落着いたいい店だね。」
私「駅からちょっと歩いただけで、こんな静かな店があるんだ。」
ヒロ「平日はどうなのかわからないけど、土曜は静かでいいね。」
私「雨の日はこんなちょっと静かなカフェでまったりするのも悪くない。」
ヒロ「雨って言うと、ショパンの雨だれプレリュードが有名だけど、俺にはあんまり雨だれに聞こえないけどね。」
私「あの曲はけっこうだれでも弾けそうで、実は弾く人を選ぶんだよね。」
ヒロ「なんかふだんは人に聞かせられないようなすげえ思い入れたっぷりでベトベトに弾きたくなってきた。」
私「それを聞いてもいいの?」
ヒロ「聡一にはすでに俺の内側まで知られちゃってるから、聞いてもいいよ。」
私「じゃあ、そろそろ帰る?」
ヒロ「じゃあ、俺のピアノで弾きたいから、聡一、ウチにこれからおいでよ。」

私たちはカフェを出て、大通りにいった。ちょうど人が降りたタクシーがいたので、それに乗り込んでヒロのマンションにまで行った。

ヒロのマンションに入ると、ヒロはすぐに立ったままで私を抱き寄せてキスをし始めた。

私「こらこら、いきなり・・・」
ヒロ「なんか、聡一を久しぶりに連れ込んだと思っただけで、キュンときちゃった・・・」
私「ショパン弾くんじゃなかったのか?」
ヒロ「ここがこんなに突っ張ってたら、弾けないよ。」
私「まったく硬くなったものを押し付けるんじゃないって・・・」
ヒロ「なんだ、聡一もちょっと硬くなり始めてるじゃないか。」

ヒロは腰を振って、自分の硬くなったものを私の硬くなり始めたものにこすりつけて刺激し始めた。そのせいで私のものもだんだんと大きさを増していった。
そしてだんだんとヒロの息が早くなり、腰の動きが大きくなっていったと思ったら、ヒロはいきなりアッと声を上げて動きを止めた。私の股間のすぐ前のヒロのパンツの中で、ヒロのものが大きくバウンドを繰り返していた。そのたびにヒロは喘ぎ声をあげていた。

ヒロ「出ちゃった・・・」
私「パンツ、濡れて気持ち悪いだろう。」
ヒロ「でももう少し、このまま抱いてて欲しい・・・」
私「いいけどね・・・」

私は静かになったヒロを両手で強く抱き寄せた。ヒロはまたその刺激で喘ぎ声をあげていた。

ヒロ「げっ、冷たいものがふとももを伝って垂れてきた・・・」
私「パンツ替えておいで。」

ヒロは私から離れて、急ぎ足でバスルームに向かっていった。そして、シャワーを浴びる音が聞こえてきた。

そしてヒロははればれとした顔で、肌を輝かしてバスルームから出てきた。そして冷たいものを飲んでから、ピアノに向かってショパンを弾き始めた。確かにヒロの情念がむき出しになったような演奏で、他人に聴かせるのはちょっとできないというヒロの気持ちがよくわかった。雨だれはそれほど長い曲ではないが、あまりにもヒロがじっくりと弾くものだから、ずいぶんと長い曲のように私には感じられた。

そのあと、私たちは、ヒロのマンションを出て、こんどは私のマンションに向かった。マンションに帰り着くとちょうどジュンも帰宅したところだった。

帰る途中で買い込んだ食材で、私は晩ごはんのしたくをした。そのあいだ、ジュンとヒロが弾いている連弾のピアノの音が聞こえていた。

ジュン「ヒロちゃん、今日も泊まってくの?」
ヒロ「泊まっていきたいけど、明日の朝は早く出なきゃならないから、このあと帰るよ。」
ジュン「じゃあ、早く帰ったら?」
ヒロ「そんなジャマにすんなよ。」
ジュン「だって、ヒロちゃんがいると、やっぱベッドでゆっくり眠れないんだもん。」
ヒロ「なんだよ、昨夜あんなにグーグー寝てたくせに・・・」
ジュン「ヒロちゃんだって、ヨダレ垂らしながら寝てたくせに。」
ヒロ「うっせえ、たまたま寝てる間にヨダレが出ちゃったんだよ。」
ジュン「ヒロちゃん、子供みたい。」
ヒロ「うっせえ、ジュンちゃんにだけは言われたくない。」
私「ふたりとも昨夜はよく寝てたね。寝顔がかわいかった・・・」
ヒロ「俺はもうかわいいっていう年でもないんだけどね。」
ジュン「そんなことないよ、ヒロちゃんは子供みたいなんだから。」
ヒロ「ったく、年下のくせに生意気なことを言うんじゃないの。」

しばらくしてヒロが帰るというので、私は車でヒロを家まで送っていった。

私「なんかヒロとジュンが仲良く話してるのを聞いてると、じんわり幸せな気分になるなあ。」
ヒロ「まあジュンちゃんは生意気なところはあるけど、全体的にはいい子だからね。」
私「ヒロがそう言ってくれるとうれしいよ。」
ヒロ「まあジュンちゃんはちょっと生意気な弟ってとこかな。」
私「そんなにジュンはヒロに対して生意気か?」
ヒロ「まあ、聡一はジュンちゃんのことが好きすぎて、冷静に判断できてないからね。まあそういう親バカなところも聡一のいいところかもね。」

ヒロをマンションの前で降ろして、私は来た道をまた反対方向に車を走らせて、ウチに帰った。

ジュン「ねえねえ、とうさん、久しぶりにいっしょにお風呂に入ろうよ。」
私「また甘えて・・・ まあいいけどね。じゃあ風呂にお湯を張っておいで。」
ジュン「うん、わかった。」

私たちは以前と同じようにいっしょに風呂に入って、私はジュンのからだをきれいに洗ってやった。洗ってやると、私より大きくなったくせに、子供の頃と同じようにくすぐったそうな表情をするのが相変わらずかわいかった。

そして、私たちはいつものように並んでベッドに横になった。そしてふたりともすぐに安らかな眠りに引き込まれていった。











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