土曜の夜

夏休みも終わり、ヒロは9月の前半は出張講義とかで、8月末に二週間の予定で海外に行ってしまった。私にも同行しないかと誘われたのだが、9月に続けて休みを取るわけにもいかず、ヒロひとりで行ってもらうことになった。

ヒロ「俺が9月15日に仕事を終えて帰ってきたら、その翌週の飛び石連休に骨休めに温泉でも行こうね。」
私「ああ、22日は休みを取るよ。そうしたら4日間行けるからね。」
ヒロ「どこでもいいから、温泉のあるところでまったりしたい。」
私「ジュンも疲れが溜まってそうだから、いっしょに連れていっていい?」
ヒロ「やっぱ、そうきたか。ジュンちゃんがいっしょに来ると、ふたりだけになれないじゃん。」

ヒロはすねたような口ぶりで言った。

私「やっぱ、だめだね・・・」
ヒロ「もう、聡一ったら、そんながっかりしたような顔すんなよ。」
私「そんな顔した? なら、ゴメン。」
ヒロ「ジュンちゃんといっしょでもいいけど、ひとつ条件がある。」
私「なにさ?」
ヒロ「あっちに行った時、聡一と俺が心置きなくふたりだけでいられるように、ジュンちゃんの世話をしてくれる人をいっしょに連れて行く。」
私「それって、ひょっとして直のこと?」
ヒロ「直さんって、ジュンちゃんのお父さん2号なんでしょ、ちょうどいいじゃん。」
私「それでヒロがいいんだったら、とりあえず直を誘ってみるけど・・・」

その後、私は直に連絡してみた。

私「もしもし、直? 聡一です。」
直「聡一、どうしたの?」
私「直ってさあ、9月22日に休み取れる?」
直「たぶん、だいじょうぶだと思うけど、どうしたの?」
私「20日から、ヒロとジュンとで温泉に行く予定なんだけど、直もどうかと思って・・・」
直「行きたい、すげえ行きたい。」
私「でも、直にはジュンのお守りをさせることになるけど、いい?」
直「なんだ、じゅんだったら、ぼくのほうが遊んでもらうほうだよ。」
私「直とジュンがいっしょだと、私も安心してヒロとふたりになれそうだからね。」
直「いいよ、聡一はヒロちゃんの相手をしてなよ、ぼくはジュンちゃんと遊ぶから。」
私「それなら、決まりだね、4人でどっか行こう。」
直「どっか行くあてはあるの?」
私「これから探すよ。」
直「それならさ、ぼくの知り合いの別荘、ほら、聡一も行ったことあるじゃん。そこが借りられるか、持ち主に聞いてみるよ。」
私「そこまで、直にしてもらっていいの?」
直「いいって、たいしたことじゃないし。」

けっきょく直のつてで、高原の別荘が借りられることになった。

直「聡一、別荘借りたよ。」
私「直、無理して借りたんじゃないんだろうね、連休だからさ。」
直「ぜんぜん。だって別荘の持ち主はどっか他に行くから、ぜひ使ってって言ってたよ。ただ掃除はきちんとしておいてってお願いされたけどね。」
私「じゃあ、使わせてもらうことにしよう。」
直「でも、布団はちょっと持っていかなきゃならないけどね。」
私「まあ、それくらいだったら、まだ夏のおわり頃だから、それほど荷物にならないだろう。」
直「じゃあ、楽しみにしてる。」
私「直がいっしょに行けてよかったよ。」
直「まだ別荘に行くまでには日にちがあるから、一度聡一とジュンに会いたいな。」
私「じゃあ、土曜にでもおいでよ、ジュンと3人で夕飯を食べようよ。」
直「じゃあ、土曜に行くね。」

そうして、土曜の夕方、直がやってきた。私とジュンはいろいろとおかずを午後から準備していた。

直「来ちゃいました。」
私「久しぶりだね、直。」
ジュン「直、久しぶり。」
直「ジュン、なんかすげえキリッとしたいい顔になったね。」
私「ジュンももう一人前の社会人だから。」
ジュン「ホントはまだまだなんだけどね・・・」
直「まあ、どこでも新人はたいへんだからね。特にジュンは期待の新人だろうから・・・」
私「まあ、こんかい別荘でちょっと休ませないと行けないと思ってたんだ。」
直「まあ、気の合った4人で行くんだから、のんびりできると思うよ。」
ジュン「お父さん2号の直といっしょだったら、オレも気楽にできるし。」
私「直、ジュンをよろしくね。」
直「どっちかというと、ぼくのほうがジュンに遊んでもらうほうだよ。」
ジュン「じゃあ、直、オレが遊んであげるね。」
直「うん、それは楽しみだ。」
私「じゃあ、晩ゴハンを食べよう。」
直「うわっ、いっぱい作ってくれたんだ。」
私「ジュンとふたりで作ったから、それほど大変じゃなかった。」
直「そういえば、ヒロ、いつ出発したの?
私「昨日の深夜、羽田から。」
直「そうなんだ、ヒロって相変わらず忙しいんだ。」
私「仕事を少しずつ減らして行きたいって言ってたけど、なかなかそうはいかないみたいで・・・」
直「聡一、さみしいね。あっ、ジュンがいるから、そうでもないのか。」
ジュン「へへへ、ヒロちゃんのいない間は、オレがとうさんを独占できる。」
私「ヒロがいないと、ジュンはいつもよりさらに甘えてくるんだよね。」
直「聡一はいいなあ。ジュン、ぼくにも甘えてきてほしい・・・」
ジュン「直のことも大好きだよ。」
直「ジュンちゃん、メッチャかわいい。」
私「ほらほら、ジュン、いいかげんにしなさい、仮にもジュンは社会人なんだから・・・」
ジュン「外ではちゃんとしてるよ。でもウチの中では、とうさんと直に甘える。」
私「もう、しょうがない甘えっ子だ・・・」
直「でも、甘えてもらうと、けっこううれしいよね。」
私「そうだんだけどね・・・」

私たちは楽しく晩ゴハンを3人で食べた。御飯のあと、ソファに座って、貰い物のウィスキーを3人で楽しんだ。

私「直、今夜は泊まってくだろう?」
ジュン「そうだよ、もう遅いから、直、帰るのたいへんだろう?」
直「泊まっていい?」
私「もちろん。」

私たちはその後、軽くシャワーでからだを流してから、ベッドにジュンを真ん中にして横になった。

ジュン「お父さんがふたりもいてくれて、すげえオレうれしい。」
直「それより、ぼくのほうがうれしいよ、ジュンがぼくのことをお父さん2号って思っててくれて。」
私「ほら、ジュン、もう寝なさい。」
ジュン「直、とうさん、おやすみ。」
直「おやすみ、ジュン。」
私「ふたりともゆっくりと寝るんだよ。」

私はしばらく眠れなくて、すぐに寝入ったふたりの寝顔を眺めていた。そして幸せな気分に包まれて、だんだんと眠りに引き込まれていった。

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ジュンと実家に帰省

社会人一年生のジュンは、入社以来、いろんな部署を経験のためにまわされたせいで、次々に新しい知識を覚える必要があって、そばで見ていても大変そうだった。
このお盆休みも、最初の一日は俊顕くんの家で勉強会をするということだったが、14日と15日はさすがに休みということだった。ちょうどヒロのほうはお盆時期は大事な仕事ができて、出張するということだったので、私たちはジュンの顔を見せに実家に帰ることにした。

ジュン「まっすぐ行くんじゃつまんないから、どっか寄りながら行きたいな。」
私「じゃあ、また各停を乗り継いで行くか。」
ジュン「うん、どっかでおいしいもの食べられるといいな。」
私「じゃあ、昼に浜松に着くようにして、ジュン、疲れてるみたいだからうなぎで精を付けるなんていうのはどうかな?」
ジュン「今、うなぎって高いでしょ、他のものでもいいよ。」
私「まあ、たまのことなんだから、うなぎを食べるくらいは大丈夫。ジュンが働き出したから、最近はけっこう余裕があるからね。」
ジュン「各停で行くと、浜松までどのくらいかかるの?」
私「ええと、ジョ●ダンで調べたら、効率良く乗り継いで、5時間ちょっとかな。」
ジュン「オレ、たぶん電車に乗ると寝ちゃうから、時間がかかるのは問題ないよ。」
私「でも、何回か乗換えがあるぞ。」
ジュン「座れるようにさっさと乗り換えないといけないね。
私「まあ、座れなければ、始発電車のある駅までちょっと立って乗っていけば、大丈夫だと思うよ。」
ジュン「そうだね、どんな旅になるか楽しみ。」

お盆休みの一日目は、その前日から俊顕くんの家に新人の有志が集まってミニ合宿があったそうである。ジュンは夜遅くなって帰ってきた。翌日は朝早いので、私たちは早めに寝ることにした。

翌朝、私たちは6時前に起きて、コーヒーだけ飲んで駅に向かった。
お盆で空いた電車に乗って、新宿まで行き、湘南新宿ラインに乗った。まずは熱海まで行って、休憩を兼ねて、カフェに入って軽食をとった。そして込み始めた電車に乗って、興津という小さな駅で始発電車に乗り換えて、延々と静岡県内を西にすすんだ。ジュンは私にもたれかかるようにしてぐっすりと眠っていた。私は窓の外を流れていく景色をぼんやりと眺めていた。

昼ごろ、やっと浜松に着いた。さっそく駅から歩いてけるうなぎ屋さんに行って、本場のうなぎと言うものを食べた。

私「う~ん、期待が大きすぎたのかなあ、じゅうぶんおいしいんだけど、感激するほどじゃないね。」
ジュン「これだったら、東京の店のほうがおいしいかも・・・」
私「ジュンは最近はいろいろ行ってるもんな。」
ジュン「このまえ、俊顕のお父さんが昼にうなぎを食べさせてくれた。」
私「俊顕の父上が行くんじゃ、すごいいい店なんだろうなあ。」
ジュン「そうだと思う。でも俊顕なんかはもう食べなれてるって感じだったけど。」
私「まあ、あの家はウチとは階級が違うからなあ。」
ジュン「でもオレはとうさんとこうやって気楽に旅ができるほうがいいな。」
私「そうだね、ジュンといっしょに旅すると楽しいからね。」

私たちはうなぎを食べ終えると、腹ごなしに歩いて、楽器博物館に行った。そこで世界の楽器を見て、ちょうど開催された楽器のレクチャーを聴いた。そして鍵盤楽器のコーナーに置かれていた、誰でも弾いていいチェンバロでしばらく遊んだ。

そして浜松駅に戻り、今度は豊橋に行く電車に乗って、浜名湖の端を見ながら西に進んだ。
豊橋でちょっとトイレ休憩をして、今度は新快速電車に乗った。そして、終点の駅で降りて、駅前広場に行くと、姉夫婦が車で来て、私たちを待っていてくれた。

私「お兄さん、いつもすみません。」
姉「あなたたち、東京から電車で来たの、大変だったんじゃないの?」
ジュン「でも、途中でご飯食べたり、博物館見たりしたから、面白かった。」
姉「ソウちゃんは、親子でのんびりしてていいわねえ・・・」
義兄「ジュンちゃん、仕事のほうはどう?」
ジュン「大変だけど、けっこうおもしろいところもあるんだ。」
姉「ソウちゃん、息子がもうこんなにしっかりしてるんだから、負けないようにしっかりしないとダメよ。」
私「あのねえ、もう子供じゃないんだからね。」
義兄「どうも理○のなかでは、聡一くんは子供の頃のイメージが強いみたいだよ。」
私「お姉ちゃん、俺のこと、いくつだと思ってんだよ、ったく・・・」
姉「いくつになっても、私のほうがソウちゃんより年上なんだからね。」
私「はいはい、わかりました。」
義兄「兄弟がいるって、いいよね、うらやましいよ。」
ジュン「うん、オレもそう思う。」

義兄の運転する車は、お盆時期なので高速を避けて、空いた道を選んで実家に向かった。
夜、実家に一度寄って、私とジュンは実家の車に乗り換えて、父が予約していた温泉ホテルに向かった。

ジュン「おじいちゃん、こんな時期にホテル取るの大変だったんじゃないの?」
父「ずいぶん前から予約しといたんだよ。それに母さんもたまには家事から解放してやらんとね。」
母「ほんとホテルは楽よね、温泉に入ってるうちに、お食事がもう準備されてるんだから。」

私たちは軽く温泉に入ってから、少し遅目の夕食をとった。ホテルなので後片付けの心配もないので、姉も母もいっしょにビールを飲んでいた。

父「ジュンも立派な社会人になって、忙しいのに、わざわざおじいちゃんに会いに来てくれてありがとう・・・」
ジュン「忙しいのはそうなんだけど、お盆の時期は夏休みだから、ゆっくりできるよ。」
母「ジュンちゃんがそのうち結婚したら、あんまりこっちには来られなくなるわねえ・・・」
父「今がいちばんいい時期なのかもしれん。」
姉「とりあえずお父さんの体調もかなり元に戻ってきたし、今は何の問題もないわね。」
義兄「お義父さんたちには、長生きしてもらわないと・・・」
母「ジュンちゃんの子供を見るまでは死ねないわね。」
父「ひ孫か・・・ わしらも年を取ったもんだ・・・」
姉「お父さん、もう眠そうね。」
母「じゃあ、ここは片付けてもらって、布団を敷いてもらいましょう。」

食事の片付けが終わると、父は疲れたと言って、すぐに横になった。ジュンも眠そうだったので、父の隣の布団で寝かせることにした。母と姉は、寝る前にまだもっと話していたいというので、姉の部屋でふたりでしばらくおしゃべりを楽しんでから、そのまま母子で部屋で寝てもらうことになった。。
余った私と義兄は、ふたりで露天風呂に行った。

義兄「いい温泉だね。暗くてあまり景色は見えないけどね・・・」
私「そのかわり、星がたくさん見える。」
義兄「やっとふたりきりになれたね、聡一・・・」
私「兄貴、目がランランと光ってる・・・」
義兄「下の方もちょっと突っ張ってきてるんだけど・・・」
私「兄貴ってけっこう淫乱だったりして・・・」
義兄「聡一といっしょの時だけね・・・」

他のお客さんも少しはいたので、私たちはおとなしく温泉に浸かっていた。

義兄「そろそろ、部屋の戻ろうか?」
私「兄貴、もうあっちは小さくなった?」
義兄「ああ、無理やりなんとか元に戻したから、だいじょうぶ。」
私「なんかいつもこんな感じで自然に兄貴とふたりだけになっちゃうよね。」
義兄「それはきっと運命がそうさせてくれてるんだよ。」
私「そうなのかな・・・」

私たちは風呂から上がり、そのまま部屋に戻った。部屋にはいるとすぐに義兄が私を強く抱きしめてきた。

私「兄貴、どうしたんだよ・・・」
義兄「ゴメン、聡一といるとなんかやりたくてやりたくて・・・」
私「もう、なにそんなに焦ってるんだよ・・・」
義兄「だって、めったに会えないし、俺はもういい年だから、そのうちきっと聡一に見向きもされなくなっちゃうんじゃないかって思うと、なんか焦ってしまうよ・・・」
私「兄貴はまだまだじゅうぶんイケてると思うけどね。」
義兄「聡一、やさしいね。」

私たちは部屋の入口のところで立ったまま抱き合ってキスをした。ふたりとも温泉の脱衣場で、浴衣だけ着て部屋に戻ってきていた。パンツも穿いていなかったので、はだけ始めた浴衣の前から、勃起したものが隆々と顔を出していた。

義兄「相変わらず聡一のはすごい。」
私「兄貴のだってこんなに固くなって・・・」
義兄「もうガマンできない・・・」
私「あっ、兄貴・・・」

義兄は私の前に腰をおろして、顔の高さになった私のモノをいきなり口に含んだ。義兄は私のモノを、いしいものでも食べているかのように、うっとりとした顔でくわえ続けた。

私「兄貴、あんまり刺激されると、イッちゃいそうだよ。」
義兄「そうなのか、じゃあ、そろそろ・・・」

私たちは布団の上に裸になって横たわり、気持ちのいい行為に集中した。そしてめくるめくような快感に包まれて、私たちは最後をむかえた。

義兄「げっ、やべえ、俺、シーツの上に思い切り出しちゃったよ。」
私「拭けばだいじょうぶだよ。」
義兄「聡一、ありがとう・・・」
私「後始末はやっとくから、兄貴は寝ていいよ。」
義兄「ああ、眠い。」
私「パンツは穿いて寝たほうがいいかもね、ジュンが戻ってくるかもしれないから。」

私は念入りに後始末をして、義兄の横に寝た。軽くハグをすると義兄は安心したように眠り始めた。義兄が熟睡したのを確認してから、私はもう一つの布団に移動してそのまま眠ってしまった。



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GWはヒロといっしょに-4

夏休みの季節ですが、GWの時の積み残し記事をアップします。季節外れですみません。
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約束の時間が近づいてきたので、私たちはラフだけれどちょっとオシャレっぽい服を着てホテルを出た。レストランまでは5分くらいで着いたので、ちょっと時間より早めだった。

ヒロ「ここはけっこう有名なレストランみたいだよ。」
私「高級なとこなのか?」
ヒロ「鉄板焼きとしては高級っぽいみたいだけど、料理の味よりも料理人のパフォーマンスで有名になったところみたいだね。」
私「料理人のパフォーマンス?」
ヒロ「なんか、鉄板焼きのコテを使ってアクロバティックなアクションで料理をして客を驚かせるらしいけどね。」
私「それって日本料理からは外れてないか・・・」
ヒロ「ダンもエドもどんなものでも日本に興味があるみたいだからね。だから俺もダンに襲われないように気をつけなきゃね。」

時間になるとどこからともなく、ダンとエドが店の前に現れた。東洋系の顔立ちのスタッフに案内されて、私たちは店の中に入っていった。
店の中は、鉄板を中央にしてその回りをカウンター席が囲むようになっていて、そこに10人ほどが同時に案内された。
ダンとエドはすでに席を決めていたらしく、まずエドが座り、その隣が私、そしてカウンターの角で90度まわって、ヒロ、そしてダンという席順になった。
この並び方だと、自然と私はエドと、ヒロはダンと話すことになる。それでもエドは嫌な顔ひとつしないで私のつたない英語での会話に付き合ってくれていた。それでも間が持ったのは、この店の売りである鉄板焼きの派手なパフォーマンスが何回もあって、そのたびにそちらを見るほうに気を取られたからだった。
あんまりエドと仲良く話すとヒロが嫌がるのではないかと心配したが、ヒロのほうはダンと何か共通の話題でもあるのか、けっこう盛り上がっていた。

私「英語があんまりうまくなくてゴメン。」
エド「ソウのちょっと舌っ足らずの英語が俺にはキュートだよ、それにじゅうぶん通じてるじゃん。」
私「エドの英語はわかりやすいからね。」
エド「言葉がいちばん早くうまくなる方法知ってる?」
私「その言葉が話されているところで暮らす・・・」
エド「それもそうだけど、それよりももっといいのは、ピロートークだよ。」
私「ピロートークってなんだっけ?」
エド「ええとね、気持ちいいことをする満ち足りたふたりが、眠るまでにするトークだよ。」
私「なるほど、それはいい覚え方だね。」
エド「そう思うでしょ、じゃあ、さっそく今夜、俺と英語の学習をしよう。」
私「あっ、そういうこと・・・ それはちょっとなあ・・・」
エド「俺の英語はイングランド仕込みだから、けっこう自信があるぞ。」
私「それに私はあんまり、なんというかそっちの行為もうまくないし・・・」
エド「それなら、ソッチの方も俺が最初から丁寧に教えてあげる。そんでソウがうまくなれば、ヒロも喜ぶと思うよ。すごくいいことだと思うけどね。」
私「でも、やっぱなんか変じゃないか?」
エド「俺とダンってさ、アッチの方はけっこう倦怠期なの。だから時々、お互いにちょっと刺激がないと、そのうち別れちゃいそうな気がしてさ、だから、俺たちを助てくれないかな、ソウとヒロで。」
私「でも、なんかそういうのはよくないんじゃないの?」
エド「ヒロだって、ダンがいろいろ教えてあげられるから、後でソウとヒロもまた新鮮なセックスが出来ると思うよ。」
私「それにしても会ったばっかりで、お互いのことをよく知らないわけだし・・・」
エド「ひょっとして病気のことを心配しているんだったら、俺たちはちゃんと検査してるから、問題ないよ。それにソウとヒロは遊んでないみたいだから、大丈夫そうだし。」
私「ヒロが嫌がるかも・・・」
エド「ほら、あっちのふたりを見てごらんよ、けっこういい感じだよ。ヒロもトロンとした表情になってきてるし。」

心のどこかでまだ抵抗してる気持ちもあったけれど、だんだんとエドの言葉に私も絡め取られてしまっていた。

食事を終えて店を出て、カラカウア通りに出たところで、私たちは自然に二組に別れた。ヒロはダンに連れられて、ダンとエドの泊まっているホテルに行き、私はエドを連れて私たちの部屋に戻った。

エド「なんかソウってうぶだね、すげえ緊張してるのがわかる。」
私「こんなことは初めてだからね・・・」
エド「ねえ、ソウ、キスしていい?」

そう言うとエドは私の返事を聞く前にいきなりキスをしてきた。最初は唇を合わせるだけのキスだったけれど、しばらくするとエドの舌が積極的に私の方に侵入してきた。私はあまりの快感に腰砕けになりそうだった。

エド「いいね、ソウ、感じてくれたんだね。」
私「エド、キス、うますぎる・・・」
エド「じゃあもう一度キスしてあげるから、どうされたら気持ちいいかよく覚えて、次はヒロにしてあげなよ。あっ、でも今はヒロのことを一時忘れて、俺の方に集中してね。」

それにしてもどっちが年上かわからない展開になってしまっていた。二度目のキスはさらに濃厚だった。私は自然に勃起してしまっていた。

エド「ソウ、すげえ感じてるんだね、キスだけでこんなに膨らんできて。」
私「エドがうますぎるからだ・・・」
エド「ソウのdick、そろそろ見せて。」
私「dickって何?」
エド「えっ、それもわからないの?」
私「だいたい想像はできる・・・」
エド「ほら、英語の勉強になるでしょ。」
私「それはそうなんだけど・・・」

エドは私の前にしゃがんで、ゆっくりと私の短パンとパンツを脱がしていった。

エド「おおっ、すげえ硬くなってる、やっぱり日本人のはすごかった。」
私「ほら、エドの方も脱がせてあげるよ。」
エド「ソウ、やさしいね。」

エドのパンツを脱がせると、きれいなピンク色のモノがポロンと飛び出してきた。

そして私たちは時間が経つのも忘れて、気持よくなることに集中していた。
私はエドの中に果て、エドも本当かどうかわからないが、一瞬気を失ったようだった。
私がひとりで後始末をし終わった頃、エドが静かに目を開けた。

エド「ソウ・・・」
私「そのまま、寝てていいぞ。」
エド「俺、どうしたんだろう・・・」
私「疲れたんだろう、しばらく寝てなさい。」
エド「ソウ、やさしいね、好きになりそうだ。」
私「そう言ってくれるのはうれしいけど、エドだってダンに惚れてるくせに・・・」
エド「そうだね、俺はダンにめちゃ惚れしてて、ソウはヒロが好きなんだもんね。」
私「疲れただろう、寝ていいよ。」
エド「そうするよ。」

私たちはそのまま同じベッドで朝までぐっすりと寝た。
そして翌朝9時過ぎにエドと私は、ダンたちのホテルのレストランに行った。そこではダンとヒロが朝食をすでに食べていた。

エド「ダン、おはよう、昨夜はどうだった?」
ダン「ヒロがこんなにうぶだとは思わなかったよ。」
エド「それは良かったじゃん。」
ダン「でもヒロのほうはそれほど良くなかったみたいだ。」

私「ヒロ、おはよう。」
ヒロ「ソウ、もう帰りたい。」
私「じゃあ、食事はウチのホテルでする?」
ヒロ「朝食はここで食べてもいい。」
私「じゃあ、さっさと食べたら、ホテルに戻ろうか。」

食事中、ヒロはあんまりしゃべらなかったので、しかたなく私がダンとエドと会話することになった。なるほど、英語になれるのにはこれがいいのかもしれない。

食べ終わると、私とヒロは、ダンとエドと別れてホテルに戻った。

私「ヒロ、眠そうだね。」
ヒロ「昨夜、あんまり眠れなかった・・・」
私「それって・・・」
ヒロ「ダンってけっこう変態なんだよね。あれじゃあ、エドは大変だ。」
私「変なことされたのか?」
ヒロ「だいじょうぶ、たいしたことはされてないよ、心配しないで。詳しいことは話さないけど・・・」
私「それならいいけど・・・」
ヒロ「聡一の方はどうだったんだよ?」
私「まあ、普通だね。」
ヒロ「なんかちょっと嫉妬する・・・」
私「ばあか、お互いさまだ。」
ヒロ「そうだね・・・」
私「ヒロ、眠そうだ。」
ヒロ「ことが終わってから、ダンはバカみたに寝ちゃったけど、なんか俺、ずっと眠れなかったんだよね。だから眠い。」
私「じゃあ、今から寝たら?」
ヒロ「聡一もいっしょに寝てくれる?」
私「いいよ。」

私たちはベッドに横になった。私はヒロを軽くハグした。

ヒロ「やっぱ、聡一の方がずっといい・・・」
私「ほら、ゆっくり寝なさい。」

ヒロの一言で、ちょっと今回の経験でふたりの間に少しわだかまっていたことが、少なくとも私の中ではフッと消えていった。
ヒロはすぐに気持ちよさそうに眠り始めた。私もつられるように眠ってしまっていた。



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