学生時代の友人が

先週、仕事中に大学時代のサークルの友人からメールが届いた。サークルの友達とはいろいろあって、いちばん親しかった彼を除いては、他の仲間とはあまり付き合いはなかった。そんな友人からの急なメールだったので、私は何事かと思いながら開いて読んでみた。

「久しぶり。今回は急いでるから、用件だけ。サークルでいっしょだった佐原(仮名)が急死した。明後日が葬式で、俺は行くけど聡一はどうする? 行けるんだったら、詳細を教えるけど、どうする?」

佐原は私にとってはそれほど親しい友人ではなかったが、とりあえずサークル活動では同じパートだったので、それなりに話すことはあった。だから知らん顔もできないだろうと思い、とりあえず仕事中だったのでトイレに行って友人ににメールを返した。

「葬式に行くつもりだけど、どこで何時から? あんまり遠方だと行けないけど。」

しばらくして友人から返事が戻ってきた。

「**斎場。聡一んとこからだと、ちょっと時間かかるけど、たぶん東西線に乗れば乗り換えなしで来れるだろう。改札口で待ち合わせて、俺が連れてってやるよ。」

私の方は急なことだったが、それほど無理なく休めそうだったので、有給休暇を一日取ることにした。

「休みが取れたので、行くことにしたよ。じゃあ、当日、どうすればいい?」

その返事は夜、私が帰宅したすぐ後に電話で返ってきた。

友人「今、聡一、どこ?」
私「もう家に帰ってる。」
友人「驚いだだろう?」
私「ああ、びっくりした。なんで死んだんだよ?」
友人「ガンだってさ。なんか転移が早くて、ダメだったらしい。」
私「それにしても早くないか?」
友人「年寄りと違って、ある程度若いとガンの細胞も活発だから、たいへんらしい。」
私「そうなんだ、怖いね。」
友人「聡一も気をつけろよ。」
私「だいじょうぶだって。」
友人「そんで告別式は1時から○○斎場でやるそうだから、30分前に北**駅の改札口の前で待ち合わせよう。とりあえず電車降りたら携帯に電話くれるか。俺が葬儀場まで連れてってやるから。」
「わかった、当日駅に着いたらすぐ電話するよ。ていうか、ひとりで行けるんだけど・・・」
友人「なんか、聡一っていうと、初めてあった頃の、線の細そうでなんとなく頼りない印象がいまだに強いもんな。なんか世話焼きたくなるんだよな。」
私「ばあか、いつの話をしてるんだ。俺にはもう社会人の息子がいるんだぞ。」
友人「それはわかってるんだけどね、でもまあ当日はとりあえず駅で待ち合わせよう。」
私「サークルのやつら、いっぱい来るのかな?」
友人「みんな忙しいだろうから、あんま来ないんじゃない。ああ、でもコンマスの☓☓さんは来るぞ。」
私「げっ、あいつ来るんだ、やだなあ。」
友人「まあ、聡一は☓☓さんの彼女、かどわかしちゃったもんな。」
私「かどわかすって、ひでえ言われ方だな、越後屋じゃねえんだから・・・」
友人「まあ、会ったら、嫌味くらいは言われるかもしれないね。」
私「そんな昔のこと、触れられたくないなあ・・・」
友人「まあ100%会うって決まったわけじゃないし、聡一、ちゃんと来るんだぞ。」
私「ああ、行くけど・・・」
友人「じゃあ、当日、待ってるからな。」

友人との電話のせいで、私はなんとなく葬式に行くのが、気が重くなり始めていた。夕食の準備を終えると、ジュンが返ってきた。最近は、以前に比べると帰宅が遅くなることは少なくなっていた。私は、キッチンに入ってきたジュンをまずハグしてから、軽くお帰りのキスをした。

ジュン「ただいま。」
私「お帰り。ちょうどご飯の準備ができたとこだ。着替えて、お風呂に入っておいで。」
ジュン「とうさん、ありがとう。先にお風呂に入ってくるよ。」
私「少し寒くなってきたから、ゆっくり温まっておいで。」

しばらくして、ジュンは髪をタオルで拭きながら、すっぽんぽんでリビングに現れた。

私「こらこら、ジュン、真っ裸でうろうろするんじゃないって、もう子供じゃないんだから。」
ジュン「だって、お風呂でからだが熱くなっちゃったんだもん。ちょっと冷やしてからじゃないと、すぐに何か着たらか汗かいちゃうよ。男同士だからいいじゃん。」
私「じゃあ、少しからだが冷えたら、何か着なさい。」
ジュン「うん。でも、まだ暑い。」
私「冷たいビールでも飲むか?」
ジュン「今日は平日だからいい。冷たいお茶欲しい。」
私「冷蔵庫に十○茶があるから、出してあげるよ。」

十○茶を出してやると、ジュンは裸のまま、食事用の椅子にペタンと腰をおろして、お茶をゴクゴクとおいしそうにお茶を飲んだ。

私「ほら、ご飯にするから、何か着てきなさい。」

そう私が言うと、とりあえずジュンはゆったりとした部屋着を着てきた。

ジュン「とうさん、今日はどうしたの? なんかちょっとヘンだったけど・・」
私「ああ、たいしたことじゃないけどね、大学のサークルの友達がなくなったんだよね。」
ジュン「とうさんと同い年?」
私「ああ、そうだよ。」
ジュン「じゃあ、事故かなんかで?」
私「なんかガンらしい。」
ジュン「へえ、それはかわいそうだね。」
私「とうさんも人事じゃなくて、なんか不安になるよね。」
ジュン「とうさんは元気でいてよね。まだオレ、親孝行ぜんぜんしてないし・・・」
私「ジュン、やさしいね。でも子供はいてくれるだけで、じゅうぶん親孝行してることになると思うよ。」
ジュン「そうなの? でも、それでもちゃんと親孝行させてよね。」
私「ジュン・・・」

同級生が亡くなったという不安と、その葬儀であまり会いたくない先輩に会うかもしれないという気の重さが、ジュンのおかげでだいぶ薄れてきたようだった。

そして翌々日、私はいつもどおりに起きて、朝ごはんを食べさせてから、ジュンを会社に送り出した。その後、洗濯機を回しながら、ふだん平日にはあまりできないところまで掃除をした。
ジョ○ダンで調べると、友人と待ち合わせの駅までは、電車で乗り換え一回を含めて一時間以上かかる。私は喪服を着込んで11時過ぎにマンションを出て駅に向かった。

そして約束の時間の5分前に、待ち合わせ駅の改札を出ると、友人が笑顔で待っていてくれた。

私「やあ、早いね。」
友人「まだ時間前だけどね。」
私「けっこう久しぶりだよね。」
友人「ああ、家族がいるとなかなか会えなくてね。」
私「それにしても、ガンなんてびっくりしたよ。」
友人「なんか発見が少し遅れただけで、すぐに転移したらしい・・・」
私「いいやつだったのにね・・・」
友人「ああ、いいやつほど早く亡くなる。いなくなって欲しい奴はいつまでもいるけどね。」
私「誰のことをいってるんだか・・・」
友人「俺だって、あの時のコンマスには頭にきてたからな。」
私「まあ、こんなときだから、会っちゃうのは仕方ないけどね・・・」
友人「俺より、聡一の方が会いたくないと思ってるよな・・・」
私「斎場、近いのか?」
友人「歩いて5分もかからないよ。」

私たちは斎場への道を並んで歩いて行った。
歩くほどもなく、私たちは斎場に着いた。まだ時間があったので、控室の方に行こうとすると、通りかかった年かさの女の人に友人が歩み寄って話しかけた。

友人「お久しぶりです・・・」
お母さん「あら、あなたは■くん・・・」
友人「このたびは、とんだことで、ご愁傷さまです。」
私「私も大学時代にサークルで佐原くんと親しくしていただいてた、□と申します。このたびはご愁傷さまでです・・・」
お母さん「学生の頃のお友達に来て頂いて、息子も喜んでいると思います、ご参列ありがとうございます。」
友人「あまり気を落とされないようにしてくださいね。」
女性「ありがとう・・・」

お母さんはこらえきれなくなったのか、涙を流し始めていた。そこに親戚の女性らしい人が来て、抱きかかえるようにして連れていった。

「なんかなあ、子供をなくすと、ほんとかわいそうなんてもんじゃないね。」
「そうだな・・・」
「俺も娘に死なれたら、生きていけないかもしれない・・・」
「ああ、その気持はわかる・・・」
「聡一んとこは息子だろ、俺の気持ちはわからないよ・・・」

まあ、私もジュンがいなくなったら、生きていく張りが無くなってしまい、どうなるかわからないなと思った。

そして葬式は始まり、つつがなく進行して1時間ほどで終了した。
斎場を出て、私たちは駅への道を歩いていると、後ろから声をかけながら追い付いてくる男がいた。

先輩「お~い、待てよ。」
友人「あっ、先輩、来てたんですか。」
先輩「あいつも早死しちゃったな。大学時代から多少線の細い奴ではあったけどね。」
友人「わざわざ葬式に来るなんて、先輩あいつと仲良かったんでしたっけ?」
先輩「俺がコンマスの時に、けっこうあいつの面倒を見てやったんだよ。」
友人「へえ、先輩でも後輩の面倒見ることあったんですね、意外というか・・・」
先輩「おまえは相変わらず性格悪いな。それから、そっちは聡一だろう?」
私「先輩、お久しぶりです。」
先輩「まあ、お前たち、そんなツンケンすんなよ、子供じゃないんだから・・・」

そうしているうちに私たちは駅前についた。

先輩「久しぶりにあったんだ、ちょっと話さないか?」
友人「俺はこのあとちょっと用があるんで、すみません失礼します。ていうか、話すことないし・・・」
先輩「いいよ、俺が話があるのは聡一の方だからな。用があるんだったら、おまえはさっさと帰れ。」
友人「お言葉に甘えてお先に失礼します。ゴメン、聡一、俺、先に変えるから。また連絡するよ。」

あっという間に友人は駅の中に消えていった。ふたりだけになった私たちは、まだ飲むのには早過ぎる時間なので、駅前のカフェに入った。

私「先輩、あの時は、すみませんでした・・・」
先輩「まさか、聡一に先に謝られるとは予想してなかった。聡一に文句を言おうと思ってたのに、言いにくくなったな・・・」
私「先輩に迷惑をかけるつもりじゃなかったんですが、結果的に先輩に嫌な思いをさせてしまって・・・」
先輩「聡一、おまえ、あいつが一時期、俺とおまえの二股かけてたの、知ってたのか?」
私「それは後で知りました。その時は、まさかそんなことなんてわからなくて・・・」
先輩「まあ、あのころは聡一はうぶで世間知らずのお子様だったからなあ・・・」
私「そんで、ふたりの間に子供ができちゃって、急いで結婚したんです・・・」
先輩「避妊してなかったのか?」
私「してましたけど、失敗したみたいで・・・」
先輩「なんだ、避妊に失敗してできた子だったんだ・・・」
私「そんで、なんか子供を産んだら、なんか育児ノイローゼになっちゃったみたいで、その時はけっこう大変でした・・・」
先輩「あいつもまだ若かったんだよなあ、それに強迫観念みたいに私にはやらなきゃなんないことがあるんだって言ってたからなあ、それで子供が重荷に感じられたんだろう・・・」
私「そんで、ふたりの間がだんだんうまくいかなくなって、とうとう私のところに赤ん坊を残して、いなくなってしまったんです・・・」
先輩「噂で、おまえたちが離婚したって言うことはきいてたけど、そんなに早かったんだ。」
私「そんで、先輩はその後、会ったことあります?」
先輩「ないよ、ぜんぜんない。もしもあいつから連絡あっても、俺は会いたくもなかったしね。」
私「そうだったんだ・・・」
先輩「聡一も俺もそれほど違わない時点で、あいつにふられたってわけなんだ。あの頃はなんかすげえ腹たててたけど、損した気分だな。」
私「先輩、今は?」
先輩「なんだ、俺のこと心配してくれてるのか。俺の方は、まああいつほど美人じゃないけどそこそこの嫁さんをもらって、子供もできて、なんとか暮らしてるさ。聡一は再婚したのか?」
私「再婚はしてません。でも、あの時の息子といっしょに暮らしてますから、さみしくないですよ。」
先輩「息子って、あいつに似てるのか?」
私「あんまり意識したくなくてふだんは気づかないようにしてますけど、やっぱけっこう似てますね・・・」
先輩「じゃあ、すげえハンサムなんだろうな。」
私「もう、息子を産んだ人の話はやめましょう、あんまりしたくないんで・・・」
先輩「そうなのか、聡一もあいつには苦労したんだ・・・」
私「だからその話はやめましょう。」
先輩「わかった、もうやめる。でも聡一とちゃんと話せてよかったよ。」
私「私もです・・・」
先輩「住所教えろよ、年賀状くらい出してやるから。」
私「ところで、先輩、最近は楽器やってます?」
先輩「ああ、たまに頼まれてアマオケに出ることがあるよ。なんか子どもたちが、お父さんけっこう上手に弾けるんだって驚くのがうれしくてね。聡一は?」
私「子供が手がかからなくなった頃から、またまじめに練習始めました。」
先輩「聡一、すげえ弾けたもんな、あのままサークルにいられたら、コンマスになってたな。」
私「先輩がそんなこと言うとは思わなかった。」
先輩「まあ、俺も少しはまるくなってきたってことさ。」
私「また、いっしょに弾けるといいですね。」
先輩「そうか、じゃあ、機会があったら、またいっしょに弾こうよ。」
私「いいですね。」

タクシーで家に帰るという先輩と駅前で別れ、私は駅に入ってホームの方に歩いて行った。会う前はなんとなく気が重かったけれど、会ってみると意外と普通に先輩と話すことができた。やはりだいぶあれから時が過ぎて、どちらも少しは進歩したのかもしれない。




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genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

ヒロの出張に同行する

勤労感謝の日の三連休、ジュンは俊顕くんカップルとゴルフに泊りがけで出かけることになっていた。そしてヒロ方はちょうど仕事が関西方面であったので、私はヒロの出張についていくことにした。

私「ジュン、俊顕カップルとゴルフなんて、ジュンがふたりのおじゃま虫にならないのか?」
ジュン「オレもそう思ったから、俊顕に確認したんだけどね。なんか俊顕ったら、カップルのくせにふたりだけだと、たまに間が持たなくなってしまうから、オレを誘ったんだってさ。」
私「まあ俊顕はそれでよくても、婚約者の方は俊顕とふたりだけでゴルフをしたいんじゃないの?」
ジュン「なんか、○香さんもオレといっしょに回りたいって言ってたんだってさ。」
私「まあ、今はジュンの相手が留学中だから、将来は4人でってことなのかな・・・」
ジュン「それにオレに気を使ってくれて、泊まりはお金のかからない○香さんちの別荘にすることになったんだ。」
私「そういうことなら、俊顕たちと楽しんでおいで。」
ジュン「とうさんもヒロちゃんと楽しんできてね。あっ、でもヒロちゃんは仕事があるのか・・・」
私「まあとうさんは日中はひとりでどっか観光でもしてるさ。」

そして三連休前の金曜日の夜、ヒロは仕事先に前泊すると言うことなので、私も仕事を定時で終えて、東京駅でヒロと待ち合わせて、夜の新幹線に乗った。

私「それにしても、ヒロは忙しいね。」
ヒロ「まあ、ゲージュツの秋は、俺たちは稼ぎ時だからね。今稼いで、後は楽をするつもり。」
私「明日は朝から仕事なのか?」
ヒロ「まあ、10時くらいまでに行けばいいから、朝食はゆっくり食べられるよ。」
私「そんで、夜までかかるんだろう?」
ヒロ「なんか、夜は打ち上げがあるからね。まあ早めに切り上げるつもりだけど。」
私「その間、どうしようかなあ。」
ヒロ「一日中、聡一のことをほったらかしにするけど、ゴメンね。」
私「紅葉の時期だから、京都にでも行ってこようかな。」
ヒロ「秋の京都か、俺も行きたいなあ・・・」
私「まあ、ヒロは今回は仕事をしっかりしなきゃね。」

楽譜を広げて、一生懸命読み込んでいるヒロの隣で、私は本を読んだり、窓の外を流れる光を眺めたりしていた。
2時間半ほどで望みは新大阪についた。夜遅かったので新大阪からタクシーでホテルに向かった。
大阪駅から程近いというホテルに入ると、窓の外からは川や高速道路が下に見えて、眺めがよかった。

ヒロ「今日はもう遅いから、ゆっくりと風呂で温まってから寝ようよ。」
私「どっちが先に入る?」
ヒロ「いっしょに。」
私「でも、ふたりじゃ狭いぞ。」
ヒロ「狭くてもいい、聡一と一緒に入る。」

どうもヒロの方は私といっしょに入ると決めているらしく、自分のほうが先に服を脱いだかと思うと、すぐに私の服を脱がせ始めた。

ヒロ「ほら、聡一、服脱がせてあげるから、ちょっと協力して。」
私「服くらい自分で脱ぐよ。」
ヒロ「今日は俺が脱がせる。」
私「いっしょに風呂には入るけど、もう遅いからなにもしないぞ。」
ヒロ「わかってるよ、俺だって明日は仕事だから、風呂では温まるだけだって・・・」
私「そんなこと言ってながら、いざ風呂に入っちゃうと、目がランランと輝き始めるくせに。」
ヒロ「だって、聡一とお風呂に入ってるだけで、からだがムズムズしてくるんだもん。」
私「まったく、しょがないなあ、ヒロは・・・」

ホテルのバスタブは、比較的広いけれど、深さがなかった。私たちが向い合って入ると、ちょうど半身浴くらいのお湯の深さだった。

ヒロ「全身お湯に浸からなくても、けっこう温かくて気持ちいいね。」
私「外、けっこう寒かったからね。」
ヒロ「なんかからだが温まってくると、からだの内側から、ムラムラとこみ上げるものが・・・」
私「さあ、温まったら、からだ洗おうね。」
ヒロ「聡一、俺、ちょっと勃起してきてるんだけど・・・」
私「明日の仕事のことでも考えて、鎮めなさい・・・」
ヒロ「ううう、お預けはつらい・・・」
私「明日の夜まで我慢しようね。」

そして風呂から出て、私たちはからだが冷えないうちにベッドに横になった。ヒロはすぐには眠れないのか、しばらくからだをもぞもぞと動かしていた。

翌朝、目が覚めると外はいい天気だった。

私「ヒロ、おはよう。」
ヒロ「ふわああ、聡一、おはよう。ああ、よく寝た。」
私「起きて、早めに朝食食べに行こう。」
ヒロ「起きるけど、その前に・・・」

ヒロにそう言われて、私はヒロに軽くおはようのキスをした。
そして私たちは身支度を整えて、レストランに朝食を食べに行った。

私「ヒロの今日の予定は?」
ヒロ「10時頃までに仕事先に行って、とりあえず午前中はひとりで練習して、昼飯の後、合わせの練習をする。そして夜本番で、その後、打ち上げがあるから、ホテルに変えるのはけっこう遅くなるかもしれない。」
私「じゃあ、その間、京都にでも行ってくるかな。」
ヒロ「うん、ひとりにして悪いけど、そうしてくれる。」
私「ヒロは仕事に専念すること。」
ヒロ「わかってるって。」

朝食後、部屋に戻って、ヒロは仕事の準備をし、私はしばらく本を読んでいた。
そして、時間になったので、私たちは下に降りて行き、ふたりでタクシーに乗り、私は駅の前でおろしてもらっい、ヒロと別れた。
とりあえず私は電車に乗って河原町まで行き、先斗町を抜けて三条大橋に出た。近くのカフェに入って、鴨川を眺めながらゆっくりとコーヒーを飲んだ。
カフェを出て、三条大橋を渡り、三条京阪から地下鉄に乗って二駅、蹴上でおりた。
緑の多い道をぶらぶらと歩いて、南禅寺の山門に行き、さらに先に進んで、永観堂に行った。
永観堂で紅葉をゆっくりと楽しんだ後、哲学の道をゆっくりと散歩した。
途中のちょっと気の利いた店で、混雑していたけれど、なんとか昼食をとった。
そして銀閣寺に行って、中をぐるりと見学し、ごった返す銀閣寺道をくだり、けっこう長く歩いたら、とうとう出町柳まで来てしまっていた。
三条大橋をわたって、少し前に休んだカフェに席があったのでまた入って、しばらく休んだ。
休憩後、新京極界隈をおのぼりさんになってぶらつき、少し早めに京都風の箱寿司の店を見つけて、そこで夕食をとった。
そして河原町から電車に乗って、ホテルに戻り、ひとりで過ごした一日が終わった。
ヒロは12時すぎに、酔っ払って帰ってきた。口では私と一線交えると行っていたが、着替えるとすぐにベッドに倒れこんで、眠ってしまった。

そして翌日も同じように、ヒロは仕事、私はこんどは奈良に行って一日観光をした。
その日は、ヒロも少しは早くホテルに戻ってくるということで、私も早めに部屋に戻って休んでいた。
9時頃、ヒロが着かれた顔をして戻ってきた。

私「ヒロ、お帰り、疲れた顔して、だいじょうぶか?」
ヒロ「今日はマジ疲れた。」
私「今日はどんなしごとだったんだよ?」
ヒロ「ワークショップ形式のレッスン講師。なんかすげえ疲れるんだよね。」
私「ゆっくりお風呂に入って、からだをリラックスさせておいで。」
ヒロ「うん、そうする。」

ヒロはゆっくりと風呂で温まったのか、からだから湯気を立てながらバスルームから出てきた。

ヒロ「ふう、終わった、終わった、出稼ぎ仕事、一丁上がり。」
私「ほら、冷たいビールあるぞ。」
ヒロ「飲みたい、飲みたい。」

ヒロは一気にビールを飲み干した。

ヒロ「ぷはっ、仕事が終わった後のビールはマジうまい。」
私「まだ、ビールあるけど飲む?」
ヒロ「ビールはもういい。そのかわり、聡一特製の白いジュースを飲みたいなあ。」
私「なんだよ、白いジュースって?」
ヒロ「聡一のからだの中で作られる、ものすごいおいしくて栄養のあるジュース。」
私「ばあか、何を言ってるんだか・・・」
ヒロ「聡一、ベッドに横になろうよ。」

そう言うと、ヒロは私をベッドに押し倒して、上にからだを密着させて乗せた。

私「こらこら、何焦ってるんだよ・・・」
ヒロ「早くしないと、また寝ちゃいそうだから。」
私「眠いなら、さっさと寝ればいいだろう。」
ヒロ「からだは眠りたくても、ここが凝り固まってて、眠れない。」

ヒロは私の上でからだを揺らして、固くなったものを私の下腹部に擦りつけた。

私「こらこら、まったく盛りがついたみたいだな、ヒロ。」
ヒロ「なんだよ、聡一だって、けっこう固くしてる癖に・・・」

しばらくヒロは私の上に乗って、あそこ同士をこすりあわせていた。

ヒロ「聡一、着てるもの脱がせるよ。」
私「いいけど・・・」
ヒロ「俺のは聡一が脱がせてくれる?」
私「いいよ。」

私たちはお互いのからだを愛撫しながら、着ているものを一枚ずつ脱がせあった。

ヒロ「聡一のも、完全に固くなってるね。」
私「そりゃあ、そうなるだろう、気持ちいいし・・・」

私たちは、大切な物を優しく撫でるように、お互いのからだを愛撫し合った。そしてヒロの希望通り、お互いのいきり立った物を口に含んだ。
だんだんと私の中で、快感が膨れ上がっていき、私は時間を忘れて行為に没頭していた。
そして最後はお互いの口の中に、激しく発射ををして、ふたりとも満足してその行為を終えた。

ヒロ「聡一、愛してるよ。」
私「ヒロ、ありがとね、気持よかったよ。」
ヒロ「俺もだよ、聡一とするとどうしてこんなに満足できるんだろう・・・」
私「ほら、ヒロは疲れてるんだろう、もう寝なさい。」
ヒロ「うん、気持よく眠れそう。」
私「おやすみ、ヒロ。」
ヒロ「おやすみ、聡一・・・」

やっぱりヒロは疲れているのか、目を閉じるとすぐに眠り始めた。私も心地よい疲れを感じて、その後すぐに眠っていた。





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