ジュンの修了の挨拶

去年の3月にジュンは大学院を修了した。ジュンが社会人になるまでとの約束で学費の援助をしてもらっていたし、ジュンのもう一方の祖父母ということは、ジュンには彼らの血が流れているわけで、戸籍上は関係がなくなっても、知らん顔をするわけにはいかない。
本来ならば、修了証書を貰った後すぐに見せに行かなければならないのだが、ちょうどその頃、ジュンを生んだ人が再婚相手の都合で、一年ほど実家に家族で戻ってきていたので、私たちが行くわけにはいかなかったのだ。年が明けて、その人もまた再婚相手のところに戻ったので、遅まきながら私たちはジュンの祖父母にあいさつに行くことにした。
ある土曜日の午後、私はジュンを連れて、電車を乗り継いで、ジュンの祖父母のところに行った。ふたりとも珍しくそろってスーツ姿だった。社会人になったジュンを見せておく必要があったからだ。

ジュン「なんかあんま行きたくないなあ。もう電話では報告してあるんだし・・・」
私「まあ、戸籍上はどうであれ、ジュンの祖父母であることは変わらないからね。いちおう直接あいさつしないといけない。」
ジュン「そうなんだよね、でもとうさんはもうぜんぜん関係なくなってるんだよね。」
私「いろいろあったけど、べつにあの人たちを嫌いなわけじゃないからね。」
ジュン「ホント、ならよかった。」
私「ジュン、ときどき顔を見せに行ってもいいんだぞ。」
ジュン「でも、もう別の孫がいるわけだから、オレが行かなくてもだいじょうぶだと思う。」
私「まあ、ジュンは他の孫と違って、近くにいるわけだから・・・」
ジュン「とうさんがそう言うんなら、たまには行ってもいいかな。」
私「まあ、今日はとりあえずスーツ姿を見せて、社会人になったってことを報告しなきゃね。」
ジュン「とうさんのスーツも久しぶりに見た。」
私「そうだな、ジュンが社会人になってから、ジュンはとうさんより先に出かけて、帰るのは遅かったもんな。」
ジュン「そのスーツ、お祖母ちゃんが買ってくれたものでしょ?」
私「そうだよ、まあ親に買ってもらうような年じゃないんだけどね・・・」
ジュン「えっ、そうなの、オレはいくつになってもとうさんに買ってもらうと、うれしいだろうと思うけどね。」

最寄り駅から静かな住宅街を少し歩いて祖父母の家に行った。

祖母「まあまあ、ジュンちゃん、よく来たわね。聡一さんもお久しぶりね。」
私「ご無沙汰しております。」
祖母「さあ、上がってちょうだい。お父さんも待ってるわ。」

和室に通されると、祖父が床の間を背にして座っていた。

私「ご無沙汰しております。お元気そうで安心しました。」
祖父「無沙汰はお互い様だ、聡一くんも元気そうだな。
ジュン「お祖父ちゃん、ご無沙汰してました。」
祖父「このところ、さっぱり顔を見せなかったな。」
祖母「しょうがないでしょう、このあいだまであの子がいたんだから。」
ジュン「ごあいさつが遅れましたが、去年の3月に大学院を修了して、無事就職しました。在学中はいろいろ援助をしていただき、ありがとうございます。」
祖父「そんなあいさつはいらんぞ。ジュンはいつまでもわたしらの孫だ。今までどおりでいてくれたほうがお祖父ちゃんもうれしい。」
祖母「ホント、ジュンちゃん、立派になって・・・」
私「ジュンがここまでなれるまで、助けていただいて感謝しています。」
祖父「後はジュンの結婚だけだな。」
祖母「ジュンちゃん、婚約者の方はお元気?」
ジュン「今、留学中なんだけど、正月に会った時は元気でした。」
祖母「ジュンちゃんに子供ができたら、ひ孫ってことよね。早く抱きたいわ。」
祖父「お前はなにを焦っとるんだ、ジュンにはジュンの計画があるだろう。」
ジュン「もう少し待ってね、相手の都合もあるから。」

私たちはしばらく差しさわりのない会話を続けてから、切りのいいところで帰ることにした。

私「じゃあ、これからどうしようか?」
ジュン「せっかくふたりともスーツ着てるんだから、ちょっとカッコいいところで飲みたい。」
私「どっか知ってるのか、ジュン。」
ジュン「ええと、前に俊顕と行ったことのあるバーがあるんだけど、そこに行こうよ。」
私「高級なバーなのか?」
ジュン「うん、インテリアとか、すげえしゃれてて、落ち着くとこだよ。」
私「たまにはそういう高級なところにも行ってみるか。」
ジュン「でも、それほど高いわけじゃないからだいじょうぶ。」

私たちはちょっと散歩をして時間をつぶしてから、そのバーに向かった。繁華街をちょっと離れた静かなところに、目立たない看板を出していた。

私「これじゃあ、知ってる人以外、入れないよね。」
ジュン「うん、お客はほとんど常連さんだけみたいだね。」
私「俊顕の知ってる店ってことは、あっち系の店?」
ジュン「どうかな、まあマスターはゲイだって言ってたけど、お客さんは普通だよ。まあマスターはあっち系の人にはモテるらしいから、けっこうゲイの人たちも来るみたい・・・」

目立たない入り口のドアを開けて中に入ると、しゃれているのに落ち着いた雰囲気のバーだった。

マスター「いらっしゃいませ。カウンターでいいですか?」
ジュン「カウンターがいいです。」
マスター「ええと、確か俊顕くんといっしょに来た、ええと、ジュンちゃん。」
ジュン「覚えててくれました?」
マスター「ジュンちゃんみたいなイケメンを忘れるわけじないでしょうが。」
ジュン「俊顕、最近来てます?」
マスター「まあぼちぼちね。」

私たちは勧められたマスターのすぐ前の席に座った。マスターはベストに蝶ネクタイという姿だったが、服の下はけっこう筋肉質のような感じだった。

マスター「確かジュンちゃんは俺たち側の人じゃなかったと思ったんだけど・・・」
ジュン「オレたち、どんな関係に見えます?」
マスター「そうだなあ、年上の出来るリーマンと、年下の頭のいい部下、でも実はふたりは真に愛し合ってる・・・」
ジュン「マスター、すげえ、鋭い。」
マスター「やっぱりそうなんだ。でも理想的なカップルだよね。ジュンちゃんのカレシ、名前は?」
ジュン「聡一って言うんだ。けっこうカッコいいでしょ。」
マスター「ほんとうにお似合いのカップルだなあ。」
私「ええと、すみません、私たちは実は。」
ジュン「でも、オレたちカミングアウトしてないから、秘密のカップルだから。」
マスター「そうなんだ、わかりました。」
私「このバー、いい雰囲気ですね、長くやってるんですか?」
マスター「今年で5年目になります。」
ジュン「マスターがカッコいいから、マスター目当てにいろんな人が来るんだよ。」
マスター「私はたいしたことないですよ、それより聡一さんとジュンちゃんの方がはるかにカッコいい。ふたりともスーツが似合ってますよ。」
ジュン「でも、俊顕には負ける。」
マスター「俊顕君もいいけど、ジュンちゃんも負けてないと思うよ。でもジュンちゃんがゲイだなんて意外だな。」
ジュン「オレはバイ、どっちもイケるんだ。」
私「こらこら、ジュン、いいかげんにしなさい。」
マスター「ほら、ジュンちゃん、不用意にバイなんていうから、彼氏が怒っちゃたみたいだよ。」
私「あの、そうじゃなくてですね」
ジュン「やきもち焼きなんだよね。」
マスター「嫉妬されるのは、ジュンちゃん、愛されてる証拠だからね。」

だんだん私はマスターとジュンの会話に、否定する気力をなくしていた。しばらく私たちと話した後、マスターは別の客の相手をし始めた。私はジュンと会話を続けた。

私「まったく、マスターには完全に誤解されたね。」
ジュン「べつにいいじゃん。」
私「よくないよ、こんど来た時にジュンからマスターの誤解を解いておくんだよ。」
ジュン「オレはとうさんのこと、好きなんだし、ということは、完全な誤解ってわけじゃないじゃん。」
私「しょうがないなあ・・・」
ジュン「とうさんは、オレが好きだと迷惑?」
私「そんなわけないだろうが、ジュンに好きって言われると、うれしいぞ。」
ジュン「ならいいじゃん、オレたち相思相愛なんだから。」
私「またそんな誤解されるようなことを言う・・・」
ジュン「オレはとうさんが好き、とうさんはオレのことが好き、これって相思相愛じゃん。」
私「それはそうなんだけど・・・」
ジュン「とうさん、好きだよ。」
私「こらこら、こんなところで寄りかかってくるんじゃない・・・」

ジュンは私の方に寄りかかってきて、肩の上に頭を乗せた。

私「やれやれ、これじゃあゲイのカップルと思われてもしょうがないなあ。とうさんはまあゲイなんだからいいけど、ジュン、お前はそうじゃないんだから・・・」
ジュン「オレはね、とうさん限定でゲイなのかもしれないよ。」
私「まったく変なことを言うんじゃない・・・」
ジュン「とうさんといるとすげえ安心できる・・・」
私「ジュンはそのうち結婚しなきゃなんないだろう・・・」
ジュン「うん、もちろんするよ、ひ○さんのこと好きだもん。でもそれまではオレはとうさんのもの・・・」

しばらくジュンは私に寄りかかったままでいたが、気が済んだのか、やっと寄りかからなくなった。

私「ジュン、ひ○さんが留学から帰ってきたら、結婚するのか?」
ジュン「すぐにではないけど、結婚はするよ。」
私「そうか、その時はとうとうジュンと別れて暮らすことになるのか・・・」
ジュン「ええっ、そうなんないよ。オレはとうさんと同居するつもりだけど・・・」
私「でも、ジュンがそれでよくても、ひ○さんがダメって言うだろう・・・」
ジュン「それはだいじょうぶ。もうひ○さんにはとうさんと同居のことは以前から認めてもらってる。」
私「それはうれしいけど、でも状況は変わってて、同居するってことは、とうさんだけじゃなくてヒロもいっしょってことだぞ。」
ジュン「それについてもひ○さんはぜんぜんかまわないって言ってるよ。」
私「ジュンとひ○さんがよくても、世間体もあるしなあ・・・」
ジュン「別に気にすることないじゃん、オレたちがいいって言ってるんだから。それにひ○さんは、とうさんが同居すると育児も手伝ってもらえそうだから、大歓迎って言ってたよ。」
私「まあ、とうさんは育児の経験者ではあるけどね・・・」
ジュン「もう子供の面倒見るのは嫌? オレの面倒見たからもうしたくない?」
私「とうさんはジュンを育てるのを面倒だとか、大変だとか思ったことないよ。ジュンに子供ができたら、むしろすすんで面倒見させてもらいたいくらいだ。」
ジュン「じゃあ、ちょうどいいじゃん、ひ○さんは子供の面倒をとうさんに手伝ってもらいたいし、とうさんはすすんで手伝いたいって言うんだから、すげえ相性がいいわけじゃん。」
私「それはそうなんだけどね、ヒロもいっしょに住むとなるとなあ・・・」
ジュン「別にヒロちゃんがいてもいいじゃん、オレたちにはとうさんがふたりいるようなものじゃん。」
私「それにしても、同居するって言っても、今のマンションじゃとても狭すぎてそんなことはできないし、ジュンたちに子供ができたら、けっこう広いとこじゃないといけないぞ。」
ジュン「それはなんとかなりそうだからとうさんは心配しないで。」
私「心配しないでって言われても、心配にはなるよ・・・」
ジュン「それに同居しても、ひ○さんと、ヒロちゃんは仕事が忙しくて飛び回ることになりそうだから、けっきょくオレととうさんがいちばんいっしょにいることになりそうだよ。」
私「それにしても、ジュンは自分に合ったいい相手を見つけたよな・・・」
ジュン「最初はフェイクのフィアンセだったのにね、わかんないもんだよね。」
私「ジュン、お前たち、ちゃんと好きあって結婚するんだよね。」
ジュン「もちろん、嫌いな人と結婚するわけ無いじゃん。まあ、ひ○さんは頭いいから、いつも冷静で論理的だからさ、冷めてるように見えるかもしれないけど・・・」
私「まあ、ジュンがそこまでわかった上で、結婚するんだったら、とうさんも安心だ。ジュンとひ○さんだと、いい子供ができそうだ。」
ジュン「でも、まだ先のことだからね。」
私「そうだな。でもジュンとちゃんと話せてよかったよ。」

話が一段落したところで私たちは店を出ることにした。少し酒を飲んでしまったので、マスターにタクシーを呼んでもらい、私たちはちょっと贅沢をしてマンションまで帰った。

マンションに戻ってからも、なぜかジュンは私に甘えまくって、けっきょく私たちはいっしょに風呂に入った。そして、ベッドに入っても、ジュンは私に甘えっぱなしだった。しばらく私にハグされてからやっとジュンは安心したように眠りについた。私も幸せな気分のまま、眠りに引き込まれていった。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

今年の正月

大晦日の夜は静かに過ぎて、翌朝は正月だった。私とジュンは少し早起きをして、実家の車で空港に向かった。

ジュン「今日は飛行機、だいじょうぶかな、雪降ってるけど。」
私「このくらいの積雪だったら、問題ないだろう。」
ジュン「空港までけっこう遠いよね。」
私「まあうちからだとだいぶあるからね。」

一時間以上かけて車は空港に着いた。駐車場に入れて、到着口に行くと、まだ飛行機は着いていなかった。私たちは空港の店を見てまわって時間をつぶした。そして飛行機は少し遅れて到着した。
飛行機から降りた人たちがぞろぞろと到着口から出てきた。

ジュン「ひ○、こっちこっち」
ひ○さん「飛行機がちょっと遅れちゃって、お父さま、お待たせしてすみません。」
私「いやいやそんなに待ってないよ。」
ひ○さん「お父さま、明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。」
私「おめでとうございます。わざわざ遠いところに来てくれてありがとう。」
ひ○さん「もう少し長くこちらにいられるといいんでしょうけど、すみません。」
ジュン「あっ、ヒロちゃん、こっちこっち。」
ヒロ「席が後ろのほうだったから、出てくるのに時間がかかっちゃったよ。」
私「ええと、ふたりは会うのは初めてだったよね。」
ジュン「ヒロちゃん、こちらがオレの婚約者の●●ひ○さん。そんでこちらはとうさんの大事な友達の◎◎ヒロさん。」
ひ○さん「初めまして、よろしくお願いいたします。」
ヒロ「こちらこそよろしく。」
ジュン「それから言っとくけど、とうさんとヒロちゃんの関係はすでにひ○には知らせてるからね。ふたりともヘンに気を使って挙動不審にならないでね。だからとうさんたちはいつもどおりにしてればいいよ。」
ひ○さん「私の第一印象ですが、おとうさまたち、とてもすてきなカップルだと思います。」
私「いや、そうですか、それはどうも・・・」
ヒロ「まいったなあ・・・」
ジュン「ほら、ふたりとももう顔を赤くしちゃって。じゃあ、さっそくおじいちゃんとこに戻ろう。」

私たちはまた車で実家に戻った。実家では両親が、みんなが到着するのを今は遅しと待っていた。

父「こんな遠いところにわざわざ来ていただいて、ありがとう。とにかく中に入りなさい。」
ひ○さん「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
ヒロ「あけましておめでとうございます。お招きいただきありがとうございます。」
父「ああ、ふたりともおめでとう。元気そうでなによりだ。」
母「さあさあ、外は寒かったでしょ、あっちに新年の準備ができてますから、お入り下さいね。」

私たちは客間に入って、お屠蘇やおせちの並んだ座卓のまわりに座った。

私「ヒロはお義兄さん夫婦には会ったことあるよね。」
ヒロ「去年、ちょっとだけお会いしました。あけましておめでとうございます。」
義兄「あけましておめでとうございます。」
姉「ひ○さんもお久しぶりね。お正月に会えてうれしいわ。」
ひ○さん「お兄さま、お姉さま、あけましておめでとうございます。」
義兄「ホントはおじさんなんだけどね。」
姉「あたしはおばさんなんて呼ばれたくないわ。」
ジュン「でも、オレはおばちゃんって呼んでるし・・・」
姉「やあだ、そうだったわね、まあ、おばさんでしょうがないか。」
母「さあ、そろそろお屠蘇でお祝いしましょう。」

お屠蘇と言っても、お酒を注ぐ器だけが塗りのお屠蘇用のものというだけで、後は普通の盃なので、本式の儀式ではない。それでも、いちおう正月を迎えると、父の采配でこれをやらないと正月の気分がしない。

父「今年は初めてジュンの婚約者のひ○さんも来てくれて、いっしょに正月を迎えることができた。それにヒロくんも忙しいところを駆けつけてくれて、賑やかな正月になった。こんなに賑やかな正月を迎えられて、私ももう思い残すことはない。今年が去年にも増していい年であることを願って、乾杯しよう。あけましておめでとう。」
全員「あけましておめでとうごさいます。」

父「ジュンたちはいつ結婚するつもりなんだね。」
ジュン「今はひ○さんが留学中だし、帰国して少し落ち着いてからだね。だからまだ何年か先だよ。」
ひ○さん「すみません、まだ私の勉強が終わってないものですから、ジュンちゃんには待ってもらうことになってしまって・・・」
父「いや、べつに急かしておるわけじゃないんだよ・・・」
母「あなたは早くひ孫の顔が見たいんでしょう。」
父「それはそうだが、おまえだって早く見たいと言ってたじゃないか。」
ジュン「オレもがんばるけど、予定通りにはいかないかもしれない・・・」
父「おじいちゃんも病気も治って、元気になったから、ちょっとくらいはだいじょうぶだ。」
ひ○さん「おじいさま、お元気でいてくださいね。」
父「ああ、ありがとう、その言葉だけで、だいぶ頑張れそうだ。」
母「ヒロさんも、来てくださってありがとう。」
ヒロ「飛行機だとすぐですから。」
父「今年は本当にいい正月だ。生きてるといいことがあるもんだ。」
姉「まったくお父さんは大げさなんだから。」
母「ジュンちゃんが結婚しちゃったら、聡一が一人になって寂しがると思ってたけど、ちゃんとヒロさんがいっしょにいてくれれば安心よね。」
父「そういうことは自然に収まるところに収まるもんだ。これでジュンの子供を見たら、おじいちゃんも安心してあの世に行ける。」
姉「もう、お父さん、お正月早々、縁起でもないこと言わないでよ。」
ジュン「おじいちゃん、元気でいてよね。」
父「ジュンにそう言われたら、頑張らなくてはいけないな。」
姉「そうよ、お父さんはまだまだだいじょうぶよ。」
父「ひ○さんとジュンを見てると、いいひ孫に恵まれそうだ。」
ジュン「おじいちゃん、もう少し待ってね。」

お屠蘇の後、母と姉の手作りのおせちでを賑やかに食べて、正月のお祝いは終わった。そしてお屠蘇を口をつけただけでほとんど飲まなかった私の運転で、ひ○さんとヒロを空港に送っていった。ふたりとも夜は自分たちの家族と正月のお祝いをするために、とんぼ返りで東京に帰るからだ。ジュンもひ○さんのご両親に挨拶をするために、同じ飛行機で東京に戻ることになっていた。
とにかく慌ただしい正月ではあったけれど、とりあえずジュンの婚約者と私の相方の顔合わせも無事に済んで、少しずつひとつの家族への一歩を踏み出したということだ。
3人が仲良く搭乗口に入っていくのを見送ってから、私はひとりで運転をして実家に戻った。

実家に帰ると、こんどは従姉妹の家に泊まりに行くという姉を、私は車に乗せて送っていった。

私「それにしても、正月早々、だんなをほったらかしにして普通外泊するか。」
姉「いいのよ、新婚じゃないんだから、四六時中くっついてられないわよ。それにちょっと●●ちゃん(私たちの従姉妹)の話を聞いてあげないといけないのよ。」
私「結婚する時は、お義兄さんじゃなきゃ、嫌だとか騒いでいたのは誰でしたっけ?」
姉「そうよねえ、あれからン十年、あたしもこんな風になるとは思わなかったわ。でもちゃんとだんなのことは愛してるから心配しないで。」
私「お義兄さんがかわいそうとか思わないの?」
姉「今夜はソウちゃんが相手してくれるんでしょ、ふたりとも仲いいんだから、ウチでたまにゆっくり男二人で飲むのは楽しいでしょ。あたしは女のいとこ同士、夜を徹して話すことがあるんだから。」

一応私にとっても伯母の家なので、伯母と従姉妹に挨拶だけして、私は姉を降ろして、実家に戻った。

母「聡一、夕食はどうしようか?」
私「なんかおせち食べ過ぎて、それほどお腹へってない。」
母「○吾さんはどう?」
義兄「そうですねえ、あんまお腹へってないかな。」
母「お父さんは、もう部屋に戻って、こたつで日本酒をちびちび飲んでるわ。」
私「お母さんはどうなの?」
母「私も部屋でお父さんのお酒をちょっと分けてもらって、ふたりでゆっくりしようと思って。」
私「じゃあ、俺たちも部屋にお酒となんかおせちを持ち込んで、お義兄さんとふたりでゆっくり飲もうかな。」
母「○吾さんもそれでいい?」
義兄「いいですよ、寝間着に着替えてから飲めばいつでも寝られるし。」
母「じゃあ、お酒は準備してあげるわ。おせちの残りはあなたたちが食べたいものを別のお皿に取っていきなさい。」
私「お酒は冷でいいからね。」
母「それなら楽だわ。それじゃあ部屋はよく暖めて、ふたりとも風邪ひかないようにしなさいね。」

私の部屋に、吟醸酒とおせちの残りを持ち込んで、テレビの前のテーブルに置いた。

義兄「聡一、お腹すいてる?」
私「それほどでもない。」
義兄「せっかくふたりきりになれたんだから、先に聡一をいただきたいなあ。」
私「でも今朝早くシャワーを浴びてから、けっこう時間が経ってるから少し臭うかもしれないし・・・」
義兄「だいじょうぶ、聡一の匂いは俺ぜんぜん平気だし。それに俺は少し前にシャワーを借りてちゃんと中まで洗って、少し解してきてるから。」
私「それにここじゃまずいよ、1階にはお父さんたちいるし・・・」
義兄「お父さんたちの部屋、この真下じゃないから、だいじょうぶだよ。」
私「そうだけど、万が一見つかったりしたらどうすればいいんだよ。」
義兄「だいじょうぶ、もうお父さんたち2階に上がってきたりしないよ。」
私「でも心配じゃん。」
義兄「それって、オレを焦らしてるのか。でもかえって興奮するかも。」
私「あっ、兄貴、ダメだって・・・」
義兄「せっかくふたりきりになれたんだから、楽しまなきゃ。」
私「もう兄貴、ちょっとだけだぞ・・・」
義兄「そんなこと言いながら、聡一、もう勃起してるじゃん。」
私「こっ、これは・・・ でも完全に勃起してるわけじゃないからね・・・」
義兄「じゃあ、俺がすぐに完全に勃起させてあげるよ。」

義兄は私を押し倒して、上に乗ってきた。そして私にキスをし始めた。

義兄「ほら、もうギンギンに固くなったね。」
私「兄貴がエロいキスなんかするからだよ・・・」
義兄「聡一、パンツ脱がせるよ。なんだ、聡一ったら、もうガマン汁のシミできてるじゃん。」
私「もう、兄貴のせいだからな。」
義兄「そんなかわいいこと言ってるのに、こっちはすげえでっかくなってる・・・」
私「だって、気持ちいいんだもん・・・」
義兄「よしよし、素直な聡一はかわい過ぎる。聡一、そろそろ入れて・・・」

私はからだを入れ替えて、義兄を仰向けに寝かせて両足を持ち上げた。そして私は指で少し義兄のうしろを解そうとした。

義兄「もうだいぶ解してあるから、入れてもだいじょうぶだと思う・・・」
私「ゴムないから、生で入れるけど、出る前にちゃんと抜いて外出しするから。」
義兄「中で出してもいいよ。」

私は義兄の両足の間にからだを入れて、中心の穴に少しずつ私のモノを挿入していった。

私「少し入ったけど、兄貴、痛くない?」
義兄「ちょっとだけ痛いけど、もっと奥まで入ったほうが痛くないと思う。だからゆっくり入れてみて。」

私はほんとうにゆっくりと私のモノを義兄の中に沈めていった。あるところまで入れたところで、義兄のからだがビクッと震えた。

私「兄貴、だいじょうぶ、痛かった?」
義兄「そうじゃない、急にすげえ感じただけだ。聡一、やめないで続けて・・・」

義兄の感じるらしいところを中心に私はピストン運動を続けた。私が往復するたびに義兄は快感のうめき声をあげた。
ずいぶんと長い間そうやっているうちに、私はとうとう頂点に達しそうになっていた。

私「ああ、兄貴、俺、そろそろイクかもしれない。もう抜くからね。」

私がそう言って、義兄の中から抜こうとすると、義兄は私の後ろに両手を回して、私を強く抱き寄せた。

私「兄貴、ダメだって、出ちゃうって。うわあ、もう限界、出る、出る!」

私は義兄に強く抱き寄せられた時の刺激が最後の一撃になり、義兄の中で激しく爆発をした。私のモノが爆発する刺激で義兄はほとんど意識を失いそうになっていた。

男は射精するとそのすぐ後には冷静になってしまう。私も中出ししちゃったよと冷静に考えながら、モノをゆっくりと抜いていった。義兄はほとんど気絶するほどの荒い息をしていた。

私「兄貴、だいじょうぶ?」
義兄「ああ、もうちょっと余韻を楽しませて・・・」

私は義兄の上にからだを預けて、義兄の髪を軽くなでた。義兄は疲れたのか、眠り始めていた。私はティッシュで丁寧に後始末をした。義兄は眠り続けていた。私も義兄に寄り添うように横になった。義兄の寝息を感じながら私もすぐに眠っていた。

深夜、義兄が起き上がる気配で私も目を覚ました。

私「兄貴、どうしたの?」
義兄「腹が痛い、出そう。ヘタすると寝下痢するところだった。」
私「ひとりで歩ける?」
義兄「だいじょうぶだよ、急いでトイレに行ってくる。」

義兄はトイレに走るように急いで行った。たぶん中出しの精液が腹に障ったのだろう。しばらくすると、義兄が晴れ晴れとした顔で戻ってきた。

義兄「なんとか間に合ったよ。」
私「兄貴、ゴメン、中出ししたせいだ・・・」
義兄「なんで謝るんだよ、べつに漏らしたわけじゃないし。」
私「そうだけど、お腹痛かったんでしょう?」
義兄「出す前はね。でも出しちゃったら、すげえいい気分だよ。」
私「まだ深夜だから、寝よう。兄貴、抱いててあげるから、こっちにおいで。」

私の隣に義兄はくっついて横になった。私たちはお互いの体温を感じながら、そのまままた眠っていた。

翌朝、私はすごくいい夢を見た後、目が覚めた。義兄は頭を私の胸のところに押し付けるような姿で眠り続けていた。しばらく私は義兄の体温を感じながら、じっとしていた。

義兄「ああ、聡一、起きてたんだ、おはよう。」
私「なんか今朝はホントに気持ちよく目が覚めた。」
義兄「俺もだ、聡一の体温が気持ちよかったのかな。」
私「そろそろ起きる?」
義兄「もうちょっとだけ、このまま聡一の体温を感じてたい。」
私「いいけど・・・」

しばらくして私たちはやっと起き上がることにした。顔を洗って着替えると義兄は、もとのキリッとした顔の義兄に戻っていた。
私たちは、両親といっしょにまた雑煮を食べた。そして私たちは両親に別れを告げて、実家を出て、姉を拾いに従姉妹の家にまで行った。
そして3人で姉夫婦の家のある県に戻り、私は最寄りの新幹線駅に下ろしてもらった。

新幹線で東京駅まで行き、マンションの最寄り駅に降りると夕方になっていた。
マンションに戻ると、ジュンとヒロがふたりで出迎えてくれた。
こうしていろいろとあった今年の正月は終わったのだった。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

年末はジュンと実家に

年末は稼ぎ時だとと言って、ヒロは今年も忙しかった。ヒロは年末は仕事を続け、元旦には日帰りで私の実家に来てくれることになっていた。それで私は年末はジュンといっしょに旅行がてら実家に帰省することにした。

年末のある夜、私たちは旅行の支度を整えてマンションを出た。ジュンと久しぶりに夜行バスに乗ることにしたのだ。バスの発車時刻は11時過ぎなので、それまで私たちはふたりで、例の店で軽く飲みながら時間をつぶすことにした。私たちは荷物を持ったまま、二丁目を歩いて店に向かった。

ママさん「あら、ソウさんったら、お久しぶり。」
私「ママさん、ご無沙汰してます。」
ママさん「あら、やあだ、今夜はジュンちゃんも一緒なのね。」
ジュン「ママさん、お久しぶりです。」
ママさん「やあだ、ジュンちゃんったら、前からいい男だったけど、なんかますますキリッとしたイケメンになったわねえ。もう食べちゃいたいわ。」
ジュン「もう、ママさんったら、お世辞ばっかり言って・・・」
ママさん「もう、ジュンちゃんがノンケじゃなかったら、あたし絶対に口説いてるわ。」
私「ママさん、ちょっと言い過ぎですよ、ジュンはまだまだ子供みたいなもんなんだから。」
ママさん「そうだったわ、ジュンちゃんは今日は保護者付きだったわね。」
ジュン「はい、そういうわけなんです。」
ママさん「それにしても、親子まとめて口説いちゃいたいわ。」

ジュンとカウンターに並んで座って、何杯か飲んでいるうちに、バスの時間が近づいてきたので、私たちは店を出て、バス乗り場に向かった。
待合所でしばらく待っていると、乗車の案内があったので、私たちはバスに乗った。

ジュン「オレが窓側に座るね。」
私「いいけど、窓側は寒いかもしれないぞ。」
ジュン「だって、オレの方が寒さに強いと思うよ。」
私「いいけど、からだ冷やすなよ。」
ジュン「だいじょうぶだって、毛布あるし、それにとうさんにくっついてると暖かいし。」
私「発車前にトイレ行っとかなくてだいじょうぶか?」
ジュン「うん、さっきあのお店出る前に行っといたから。」
私「まあ、2時間おきくらいに、トイレ休憩あるみたいだしね。」

車内はじゅうぶん暖かく、私たちはからだをくっつけあったまま、すぐに眠ってしまっていた。

朝、最後のトイレ休憩の時に私たちは目を覚まして、トイレに行ったついでに、熱いコーヒーを買って飲んだ。

少し遅れてバスは京都駅に着いた。そして駅の中のちょうど開いたばかりのカフェに入って朝食をとった。

私「ジュン、よく眠れた?」
ジュン「うん、意外によく眠れた。」
私「ちょっとうなされてなかったか?」
ジュン「うん、ちょっとエロい夢見ちゃったかも・・・」
私「まさかパンツ汚してない?」
ジュン「そこまではいかなかった。」
私「さて、今日はどうしようか?」
ジュン「京都はけっこう見ちゃってるから、今日は奈良に行きたいな。」

私たちは京都駅から近鉄に乗り、途中駅で一度乗り換えて、奈良まで行った。
そして駅から一番近い寺、興福寺まで歩いて行った。中に入って有名な阿修羅像を見て、寺内をゆっくりと散歩して楽しんだ。

そしてまた歩いて、こんどは東大寺に向かった。ジュンが鹿に餌をやりたがったので、せんべいを買うと、ほとんど鹿に襲われるように餌を次々に奪われた。元気に餌をねだってくる鹿にジュンはとても楽しそうだった。

大仏を見て、東大寺を回ると、昼になったので、私たちは名物の茶飯を食べた。

そしてさらに歩いて、新薬師寺まで行き、見事な仏像を見た。そして白毫寺を見学してから、こんどはバスで奈良駅まで戻った。

駅前でお茶をしてから、私たちはまた近鉄に乗ってこんどは難波に出た。そこで地下鉄に乗り換えて、私たちはホテルに向かった。

一度ホテルの部屋に入って、荷物を置いてから、私たちは夕食を食べに駅の近くの繁華街に行った。
大阪らしい賑やかな店で、串揚げを食べながら、私はジュンとビールで乾杯した。
そしてお腹いっぱいになったところで私たちは年末で賑やかな街をぶらぶらと散歩しながらホテルに戻った。

ジュン「とうさん、お風呂いっしょに入ろう。」
私「ふたりだと狭くないか?」
ジュン「だいじょうぶ、ちょっと深さはないけど、広めのバスタブだから。」
私「外歩いてからだ冷えたし、お風呂で暖まろうか。」

そう決まるとジュンは当然のように私の前に立った。私は自然にジュンの服をゆっくりと脱がしていった。ジュンは子供の頃のように、ちょっとくすぐったそうな表情で裸にされていった。

私「ほら、はだかになったら、先にお湯に入って、暖まってなさい。とうさんも脱いだらすぐに行くから。」
ジュン「じゃあ、とうさん、早く来てね。」

私はジュンの服を簡単にたたみ、そして自分の服もさっさと脱いた。

そしてバスルームに行き、すでにバスタブに入っているジュンに向い合って、私はお湯の中に座った。すると、ジュンがからだを回して、私の前に抱っこされるようにピタッとくっついて座った。

私「こらこら、大きなからだになって、まだ抱っこされたいのか?」
ジュン「だって、昔はこうやってとうさんの足の間に座ってたじゃん。」
私「ほら、後ろからハグしてあげるよ。」
ジュン「とうさん、キスして。」

そう言うとジュンは首を曲げて私の方に振り向いて、目を閉じた。私は軽くジュンの唇にキスをした。

ジュン「バスの中で見た夢と同じだ・・・」
私「エロい夢じゃなかったのか?」
ジュン「夢の中でこうやってとうさんに後ろから抱きしめられてオフロに入ってると、なんかすげえ気持よくなってきたんだよね。」
私「それって、オネショ系の夢じゃないのか?」
ジュン「昔はお風呂の夢を見るとぜったいオネショしてたけど、今回は夢精しそうな気持ちよさだったもん。」
私「まあ、オネショじゃなくてよかった。」
ジュン「だから、夢精しそうだったんだって。思い出したら、勃起してきた・・・」

お湯の中でゆらゆらと揺れていたジュンのものが大きくなり始めていた。それを見ていると私も自然に勃起し始めていた。

ジュン「あっ、とうさんの固くなったものがお尻に当たってる・・・」
私「ジュンが挑発してるからだ・・・」
ジュン「とうさん、オレのを触ってよ。」
私「いいけど、もう少し温まってから、まずはからだ洗わなきゃ。」
ジュン「オレ、このところ出してないから、ちょっと溜まってるかも・・・」
私「お風呂でゆっくり温まって、からだをきれいに洗って、その後、ベッドに行こう。」
ジュン「うん、それでいいよ、少し焦らしたほうが気持ちいいから・・・」

半身浴なのでゆっくりとお湯で温まってから、私たちはバスタブの中で立ち上がった。ほぼ完全に固くなってしまったものを触らないように注意しながら、私たちはお互いのからだを手に石鹸の泡をつけて洗いあった。
ジュンの手が撫でるように私のからだを洗っていくに連れて、私のモノはさらに硬くなっていた。

ジュン「やっぱとうさんの勃起すると大きいよね。」
私「あんまり活用してないけどね・・・」
ジュン「でも直も言ってたけど、とうさんはさわやかなイケメンでエッチなんて興味ありませんて見かけなのに、パンツの中にこんな大きなものを隠してるなんて、ちょっと詐欺に近いよね、ってさ。」
私「直には勃起したとこ見られちゃってるからなあ・・・」
ジュン「そろそろベッドに行こうよ。」

私たちはからだを拭いて、はだかのままベッドに移動して並んで横になった。

私「ジュン、どうしたんだよ・・・」
ジュン「オレ、けっこう溜まってるのかも・・・」
私「そうなのか。」
ジュン「なんか、溜まってモヤモヤしてくると、男の人のチンコ見ても感じることあるんだよね。まあとうさんとか直さんとかみたいに、イケメンで大きいモノを持ってる人に限るけど。」

ジュンから匂ってくる、いい匂いだけで、私はすでに完全に固くなってしまっていた。それをジュンがやさしく手で包んで撫で回していた。私もジュンの半分勃起したものを手で刺激し始めた。ふたりとも湧き上がる快感のため、我を忘れて行為に熱中していた。

私「ジュン、ちょっと待って、このままだと行きそうだ・・・」
ジュン「ちょっと急ぎ過ぎたかな、オレもけっこう出そう。」

私たちは熱中して動かしていた手を少し止めて、ついばむようなキスをした。私のほうはキスでもけっこう感じて行きそうになってきていた。

私「もう、行きそうだ・・・」
ジュン「オレもけっこうキテる。」

私たちは最後の刺激をし合った。そしてまず私のほうが頂点を迎えた。
そして私の発射が終わりかけた頃、ジュンも激しく弾けた。
ジュンは若いだけあって、ものすごい量の白いマグマを噴出した。

ジュン「うわっ、すげえ、いっぱい出ちゃった。とうさんのほうまでベトベトにしちゃた・・・」
私「それはお互いさまだ。」
ジュン「なんか溜まってたものが一気に出ちゃったって感じ・・・」
私「ほら、それなら、このまま寝なさい。」

私はふたりの間に飛び散った粘液を丁寧に拭き取った。それを捨てに行っている間にジュンははだかのまま、すっかり眠ってしまっていた。私はジュンの毛布をかけてやり、その横に私も横たわった。
そしてジュンのいい匂いに包まれて、心地よい疲れを感じながら眠ってしまっていた。

翌朝、私たちは気分よく目覚めて、ホテルのレストランでビュッフェの朝食を食べた。
そしてチェックアウトをして、とりあえずホテルを出て、私たちは実家に向かって出発した。とはいえ、直接行くと早く着きすぎてしまうので、午前中は京都をちょっと見て、昼食を京都でとってから、午後に実家のほうに向かう電車に乗ることにした。
まずは阪急電車に乗って、河原町まで行った。鴨川を四条大橋を通って渡り、宮川町の古い町並みをブラブラと散歩する。そして高台寺のほうに行き、またその周辺をいろいろ見て回った。
ヒロも雑貨屋とかが好きだが、ジュンも負けずに雑貨や小物を置いてある店を見るのが好きだった。クリスマスはすでにプレゼントを渡してあったが、そのおまけといって、安い小物類をか買ってあげたら、ジュンは予想以上に喜んだ。
そして京都駅に戻って昼を食べてから、実家のほうに行く電車に乗った。電車はけっこう混んでいたので、私たちは離れてひとりずつ席を見つけて座った。しばらくすると、ジュンの隣の客が降りたので、私はジュンの隣に移動した。

ジュン「乗換駅までまだけっこうあるよね。」
私「40分以上まだかかる。」
ジュン「ちょっと寝ようかな。」
私「寝ていいぞ。着いたら起こしてやるから。」

私は窓際の席にジュンと入れ替わって座り、しばらくすると眠ってしまったジュンが軽く私のほうにもたれかかってくる重さを感じながら、窓の外を流れる景色をぼんやりと眺めていた。

乗換駅で、乗り継ぐ電車の時間を確かめてから、私は実家に電話をした。最寄り駅まで母が迎えに来てくれることになった。

実家のほうに電車が近づいて行くにしたがって、雪が深くなっていった。

ジュン「なんか今年は雪が多いんじゃないかな。」
私「この前、大寒波が来て、早く大雪が降ったみたいだね。」
ジュン「でも、おじいちゃんの話だと、昔はけっこう雪が多かったみたいだよ。」
私「地球は温暖化してるっていうのに、このあたりは寒冷化してるみたいだ。」
ジュン「でも雪景色って、オレ好きだな。」

実家に近い駅に降りると、母が車で迎えに来てくれていた。駅を出てその途中で母の買い物に付き合ってから実家に戻った。玄関を入ると、父がうれしそうに出迎えてくれた。

父「おお、来たか、ジュンも聡一も元気そうだな。」
ジュン「おじいちゃんも元気そうだね。」
父「ああ、ぴんぴんしとるよ。」
私「元気なのはいいけど、あんまり無理しないでくださいね。」
父「心配してくれるのは嬉しいが、もうだいじょうぶだよ。」

しばらくすると、姉夫婦が車でやってきた。

姉「あら、ソウちゃん、ジュンちゃん早かったのね。」
ジュン「おじさん、おばちゃん、お久しぶりです。」
姉「なんか、ジュンちゃん、社会人になったら急に大人になっちゃったわねえ。」
義兄「なんか顔も男らしくなってきたね。」
私「お義兄さん、雪がすごいけど、車の運転、大変じゃなかった?」
義兄「まあ、雪には慣れてるからね。このくらいの雪ならぜんぜん平気だよ。」
姉「夕飯にまにあって良かったわ。この前の大雪のときに来ようとしたら、けっこう時間がかかっちゃったのよ。」
母「もう準備はできてるから、お皿に盛るのを手伝って。」

すぐに夕飯の支度が整い、私たちはそろって夕飯を食べた。

翌日は大晦日で、母と姉はお節の準備で忙しいので、男どもはどこかに出かけて、外で昼ごはんを食べてきてくれると嬉しいということだったので、私はジュンと父と義兄といっしょに山間の日帰り温泉に行くことにした。

雪道は慣れた義兄に運転を任せて、ジュンが助手席に座って、父と私はリアシートにゆったりと座った。
いつもより少し時間がかかったけれど、無事に日帰り温泉に着くことができた。
雪のせいか、意外に空いている温泉に私たちはゆっくりと浸かった。
温泉施設で昼食を食べて、軽く昼寝をして、もう一度温泉に入ってから、帰ることにした。直接帰ると早すぎるかもしれないので、途中で大きな本屋によって、少し本を見ることにした。ジュンだけではなく私や義兄までもが、父親に一冊ずつ本を買ってもらった。

夕方実家に帰ると、家の中はお節を作る時の匂いがしていた。

母「お帰りなさい、どこに行ってたの?」
ジュン「温泉に行って、そこでお昼も食べて、帰りに本屋に行って、おじちゃんに本を買ってもらった。」
姉「ほんと、男どもは気楽でいいわよね。お節作りはけっこう大変なんだから。」
母「でも、おとうさんたちが出かけてくれると、お昼の準備がいらないし、かえって楽よ。」
姉「ほんと、お母さんは男どもに甘すぎるわよ。」
ジュン「ねえねえ、おばちゃん、お節味見したい。」
姉「もうジュンちゃんたら、しょうがないわねえ。お父さん、お節、今日食べてもいい?」
父「本当は正月に食べるもんだが、まあジュンが食べたいなら、食べてもいいぞ。」
母「それなら一足早く、みんなで少し味見しましょう、いっぱい作ってるから少しくらい食べてもだいじょうぶよ。」
私「なんか昔はいつも大晦日の夜、お母さんが作るおせちを味見しながらテレビを見てたよね。」
父「本当はおせちは正月にならないと、食べちゃいかんのだが、まあ内々の年末なんだから、問題ないだろう。」
母「それならそろそろ、晩御飯にしましょう。」

大晦日の夕食は、母と姉の準備したお節の黒豆やら、お煮しめをおかずにして夕ご飯を食べた。大晦日の夜は静かに過ぎていった、





theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

明けましておめでとうございます

遅くなりましたが、新年のごあいさつをさせていただきます。
今年もよろしくお願いいたします。

ブログの方もなるべく多く更新していきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。

tag : ゲイの父親

プロフィール

悩む父親

Author:悩む父親
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カレンダー
12 | 2015/01 | 02
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
FC2カウンター
カテゴリー
メールフォーム
何でもけっこうですので、メールをくださると嬉しいです。

名前:
メール:
件名:
本文:

最近のトラックバック
ブログ内検索
リンク
QRコード
QRコード