ジュンの出発

ジュンがフィアンセを迎えに成田を出発する前日の夜、私は定時で帰宅して、ジュンの用意したスーツケースと当座の着替えの入ったバッグを車に積んで、マンションを出た。
夕方のラッシュの中を、私は都心方面にあるジュンの勤める会社のほうに車を進めていた。
けっこう渋滞もあったが、約束の時間の少し前に、私はジュンの会社の前に到着した。
ジュンも待っていたのか、すぐに車に走り寄ってきた。

ジュン「時間前に着いたね。」
私「ちょっと、荷物を確かめてご覧。」

ジュンは私の積んできた荷物を調べた。

ジュン「これでいいよ、だいじょうぶ。」

そこに俊顕くんが近づいてきた。

俊顕くん「もう、聡一さんったら、ホントに過保護なんだから。」
私「なんで俊顕がここに出てくんだよ。」
俊顕くん「ここで俺も働いてるんです。ジュンと一緒のところで働いてるんだから、俺んちの車でジュンも送るって言ったのに・・・」
ジュン「俊顕、ありがとうね、でも、やっぱ、オレ、とうさんの車で行きたかったんだ。」
俊顕くん「途中で車が故障しても知りませんよ。」
私「ホロ車で悪かったな。」
ジュン「じゃあ、俊顕、明日の朝、航空会社のカウンターのとこでね。」
俊顕くん「ああ、待ってるよ、じゃあね。」

私はまだジュンとしゃべりたそうにしている俊顕を振りきって、車を発進させた。
高速に入って、私たちは途中で簡単な夕食を済ませたあと、成田まで行って、空港の近くのホテルにチェックインした。

ジュン「おっ、意外に広い部屋。」
私「ネットで予約したんだけど、ダブルの部屋はけっこう安い。」
ジュン「オレたち、フロントの人にゲイのカップルって思われたかな。」
私「姓が同じなんだから、親子だと思ったんじゃない。」
ジュン「だって、とうさんは若く見えるんだから、親子とは思わないんじゃないかな。」
私「ほら、明日の朝は早起きしなきゃなんないんだから、早くお風呂に入って、寝なさい。」
ジュン「うん、そうする。でも、とうさん、お風呂、いっしょに入ろうよ。久しぶりにからだ洗ってほしいな。」
私「まったく、甘えた声を出して・・・ まあ、今日は特別に一緒に入ろう。」

私は昔のようにジュンを前に立たせて、服を上から脱がせていった。脱がせる時のジュンのちょっとくすぐったそうな顔がかわいい。私よりも背が高くなったくせに、こういう時の表情だけは昔の面影を残している。

私「ほら、脱がせてやったから、先に入って、湯船に浸かってなさい。」
ジュン「とうさんもすぐに来てね。」

ジュンはバスルームの中に入っていった。私も着ているものを脱いだ。父親なのに、ジュンを脱がせているうちに、ガマン汁が少し出て、パンツに小さな染みを作っていた。

風呂の中に入っていくと、ジュンはバスタブに半身浴で入っていた。私はジュンの前に向かい合って座った。お湯はちょうどへそのあたりまで来ていた。

ジュン「ほらほら、とうさん、オレのモノ、だいぶ剥けてきたでしょ。」
私「そうだな、もうすっかり大人になってきてるね、まあ色はまだきれいなままだけど。」
ジュン「とうさんだって、じゅうぶんきれいな色してるんじゃないかな。まあとうさんくらいの年の、他の人のは直さんのモノくらいしか知らないから、はっきりは言えないけど・・・」
私「直さんは、とうさんよりきれいな色だろう・・・」
ジュン「でも、オレが知ってる限り、とうさんのがいちばん大きい。」
私「ジュンだって、けっこういい線いってるだろうが、俊顕よりも大きいだろうが・・・」
ジュン「まあそうなんだけど、俊顕に勝ってるのがアレの大きさだけっていうのはちょっとさみしい・・・」
私「そんなことはないだろう、ジュンは俊顕と比べてもいい線いってると思うけどね。」
ジュン「とうさんがそう言ってくれると、オレとしはすげえうれしいけどね・・・」
私「とうさんにとっては、いつでもジュンがいちばんだからね。」
ジュン「ねえねえ、とうさん、このさい思い切って聞いちゃうけど、とうさんってフェラってしたことある?」
私「何かと思えば、変なことを聞くなあ。まあ、とうさんも数は少ないけど、フェラならしたことあるよ。」
ジュン「やっぱ、するんだ。ということはヒロちゃんのも?」
私「まあ、何回かはしたことあるかも・・・」
ジュン「とうさん、オレのを舐めたいって思ったことある?」
私「そりゃあ、とうさんはゲイだから、息子のモノでもドキドキすることあるけど、でもそれは心のなかで思ってるだけだから・・・」
ジュン「心のなかじゃそう思ってるんだ。オレもとうさんに舐められたらどうかなって思ったことあるから、利害が一致したね。」
私「親子なんだから、したいと思ってもしないようにしないと・・・」
ジュン「インセスト・タブーって、遺伝子が濃くなって変な子孫が生まれるのを防ぐためのものでしょ。オレたちだったら、エッチしたってぜったいに子供は生まれないし、しかもするのは舐めるだけ、ぜんぜん問題無いじゃん。」
私「理屈で言うとジュンの言う通りだけど、理屈でははかりきれないこともあるよ・・・」
ジュン「だって、オレ、飛行機に長時間乗るんだよ、飛行機がもしも落っこったら、もうぜったいにとうさんにしてもらえなくなるんだよ。」
私「何を不吉なことを言ってるんだ、ったく。そんなに言うなら、してもいいぞ。」
ジュン「とうさん、無理してない?」
私「してないぞ。」
ジュン「そうなんだ、うれしいな。」
私「じゃあ、風呂でするとのぼせちゃうといけないから、からだ洗って、ベッドに行こう。」

私たちはからだを洗い合って、そしてベッドに行った。そして、ジュンとくっつくように横になった。

ジュン「ちょっと勃起してきちゃった・・・」

私は少しからだを動かして、ジュンの半勃ちのものを口に入れた。かすかな塩の味がした。

ジュン「なんだ、とうさんもすげえ勃ってきたじゃん。」

ジュンは手を伸ばしてきて、私のいきり立ったものを握った。

そのまま私たちはその行為をずっと続けた。そして、先に私がジュンの手の中で爆発した。そしてその後ジュンが私の口の中に暑い粘液を大量に噴出した。

ジュン「とうさん、ありがとう。」
私「今回だけだぞ。」
ジュン「うん、わかってる。」
私「ほら、気が済んだら、もう寝なさい。」
ジュン「うん、寝る。でもその前にオシッコしなきゃ。」
私「ああ、全部出してくるんだぞ。」

私たちは満足して、ぐっすりと眠ってしまった。
そして翌朝、私たちはホテルの明るいレストランでビュッフェの朝食を食べた。
ジュンとふたりだけで、ホテルで朝食を食べるのは、なんとなく新鮮な気分になってくる。
ジュンの視線に気づいて、ジュンを見ると、ジュンは視線を外さないで見つめてくる。
なんか、親子なのにドキドキしてしまった。

そして、シャトルバスで空港まで行き、ジュンが手荷物検査場に消えていくまで見送った。
何度もジュンを見送っているのに、ジュンと別れると、胸がちりちりと傷んでくる。
そしてジュンは飛行機で出発してしまった。

私は空港を出て、ホテルに戻って車に乗り、今度はヒロのマンションに向かったのだった。




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俊顕くんとジュンが旅行の打合せ

ジュンの婚約者は、9月に英国での実習を終えて、9月に帰国することになっていた。9月のシルバーウィークにジュンは、婚約者の両親に頼まれて、英国まで迎えに行くことになっている。それに便乗するかのように俊顕カップルも一緒に行くことになったらしい。
その打ち合わせがあるといって、土曜日の午後に俊顕くんがうちに来た。
 
俊顕くん「なんだ、聡一だけなんだ、ジュンは?」
私「俊顕、お前、露骨にがっかりするな、まったく私で悪かったな。」
俊顕くん「もう、聡一ったら、いい年してスネないでよ。」
私「いい年はよけいだろうが・・・」
俊顕くん「俺の同級生のお・ち・ち・う・えなら、いい年でしょうが・・・」
私「まったく、かわいくねえ奴だなあ・・・」
俊顕くん「じゃあ、かわいくしたら、俺の事、抱いてくれるとか。」
私「なぐるぞ。」
俊顕くん「暴力にうったえる人って、俺、嫌い。」
私「おおっ、嫌われたほうがこっちは好都合だ。」
俊顕くん「そうだった、俺は聡一と漫才をしに来たんじゃないんです。ジュンと旅行の打ち合わせをしにきたんですって。」
私「ジュンはちょっと買い物に近所に出かけてるだけだからすぐに戻る。」
俊顕くん「それにしてもひ○さん、帰国だからって、ジュンを呼びださなくてもいいのに。」
私「まあ、ジュンが婚約者を出迎えに行くのは当然かもしれないが、なんで俊顕までついていくんだよ?」
俊顕くん「べつに俺がついていくわけじゃないですよ。俺の婚約者はジュンの婚約者の友達だから、迎えに行くんですって。そんで俺も婚約者に頼まれて、ボディーガードとして一緒に行くことになったんですって。」
私「なんか、俊顕が裏でごちゃごちゃ手を回して、自分の都合のいいように操作したんじゃないのか?」
俊顕くん「なんか、聡一、焦点がぼけてません? ジュンの婚約者のひ○さんを迎えに行くんですよ。俺はいわばおまけでついていくだけで・・・」
私「いいけど、とにかく旅行中は、俊顕は婚約者を第一にするんだぞ。ジュンにあんまりかまうなよ。」
俊顕くん「わかってますよ、いつも婚約者を優先するようにしてますって・・・」
私「俊顕、お前、自分で気が付いてないかもしれないけど、ジュンに話しかけるときだけ声がビミョーに甘ったるくなるからな、それを婚約者に気づかれないほうがいいぞ。」
俊顕くん「わかってますって。それに女の人はそんなことに気づかないですって。」
私「じゃあ、ひ○さんが気づいてるのはどう説明するんだ。」
俊顕くん「げっ、それってマジですか。」
私「そういうところ、俊顕はわかりやすいもんなあ。」
俊顕くん「わかりました、ご指摘ありがとうございます。じゅうぶん気をつけるから・・・」
私「とにかく、俊顕、お前は◎香さんを幸せにしてあげればいいんだからな。お前ならできるだろう、そのくらい・・・」
俊顕くん「それはもう、あったかい家庭をつくっていくつもり。」
私「ジュンのせいで、お前の結婚を破たんさせるようなことがあったら、確実にお前はジュンから嫌われるからな、わかってんだろうな。」
俊顕くん「わかってますって。結婚を破たんさせた経験者の聡一の、ありがたいお言葉、肝に銘じておきます。」
私「ったく、かわいくないやつだなあ、お前は・・・」

その時、ジュンが帰ってきた。

ジュン「なんだ、俊顕、もう来てたんだ。待った?」
俊顕くん「聡一さんにとてもためになるお話聞いてたから・・・」
ジュン「なんかこのところ、俊顕、とうさんとビミョーに仲いいじゃん。」
俊顕くん「ジュンのおとうさんだから、とりあえず気を使ってるだけ。」
私「おお、その言葉、そのまま俊顕に返す。」
ジュン「まあ、ふたりが仲良くしてくれるのは嬉しいけど、オレのとうさん、とらないでね。」
俊顕くん「とるわけないじゃん、俺はいつでもジュンの親友だからね。」

ふたりがテーブルに座って旅行の相談を始めたので、私はキッチンにコーヒーをいれに行った。
私は口の肥えた俊顕が来ているので、新しいコーヒー豆をミルで挽き、コーヒー販売店で教わった通り、手でコーヒーをいれていった。キッチンを、おいしそうなコーヒーの香りが満たしていた。
私はトレイにポットのまま載せて、カップもいいものを準備した。

俊顕くん「なんかすげえいい香りのコーヒー。」
私「一応コーヒー豆屋でおいしい入れ方を教わったからね。いつもはコーヒーメーカーでいれてるけど、とりあえず、チョーオボッチャマくんの俊顕が来たんで、少し見栄を張った。」
俊顕くん「なんか、聡一さん、いちいちとげとげしいこと言ってるけど・・・」
私「なんで、俊顕は正真正銘のオボッチャマくんだろうが。」
ジュン「そうだよね、こんど英国に一緒に行くことになった、◎香さんの妹さんだけどね。」
私「なんだ、俊顕の婚約者はコブ付きで行くのか。」
俊顕くん「俺たちが一緒だと安心だからって、割り込んできた。」
ジュン「その妹さんがね、俊顕を、としあきおにいちゃま、って呼ぶんだよ。」
私「ははは、俊顕、おにいちゃまって呼ばれてんだ。」
俊顕くん「仕方ないでしょ、彼女たちは普通にそう呼ぶんだから・・・」
ジュン「まあ、オレ達とは違う世界だよね。」
俊顕くん「俺んちは、そんなことありませんけどね。」
私「そりゃあ、俊顕に女の兄弟がいないからだろう。」
俊顕くん「ジュンだって、じゅんおにいちゃまって彼女は呼んでるんですからね。」
私「まあまあ、としあきおにいちゃま、ムキになるなよ。」
俊顕くん「もう、聡一さんって、やっぱ性格格悪い・・・」
私「じゃあ、性格悪いんだったら、これからもおにいちゃまと呼んでいいんだな。」
俊顕くん「もう、勝手にしてください。」

ジュンたちの旅行の相談を邪魔しないように、私はベッドルームに行って、ジュンの学習机に座って、パソコンを使った。

夕方が近くになって、私はとりあえず買い物に行くことにして、リビングにいるジュンたちに声をかけた。

私「ちょっと買い物に行ってくる。俊顕、今夜暇だったら、飯食ってく?」
俊顕くん「ホントいいの? 久しぶりに聡一さんの作った食事を食べたいな。」
私「じゃあ、ゆっくりしていけ。じゃあ、ジュン、とうさんはちょっと買い物に行ってくるよ。なんか食べたいものある?」
ジュン「少し涼しくなってきたから、豚汁とかがいいな。」
私「じゃあ、後は適当になんか作ることにしよう。」
ジュン「オレたちも、ずっと座ってて疲れたから、とうさんといっしょに買いものに行こうかな・・・」
俊顕くん「俺も行ってみたい、聡一さんの買いものに。」
私「じゃあ、ふたりとも一緒においで。そのかわり荷物は持ってもらうからね。」
ジュン「今日はなんか重いもの買うの?」
私「お前たちが一緒に来てくれるんだったら、米を買う。」
俊顕くん「おお、スーパーマーケットで買い物するのって、なんか楽しそう。」

私は、長身ですらっとしたイケメンのふたり引き連れて、スーパーマーケットに行った。俊顕くんは珍しそうに店内を眺めていた。

スーパーでの買い物を終えて、ジュンにコメの入ったトートを、俊顕くんにはネギの飛び出たトートを持ってもらった。
モデルのような服を着てかっこいい俊顕くんが、ネギの飛び出たトートを持っている姿はなかなか見ものだった。

俊顕くん「なんか、ジュンのところにお嫁に来て、お舅さんを連れて買い物に来たみたい。」
私「そんなごっつい嫁はないだろう。」
ジュン「でも、俊顕は内面はけっこうオトメンなんだよね。」
俊顕くん「俺、この際、ジュンにお嫁にもらってもらおうかな。」
私「ふたりとも婚約者がいるだろうが、まったく俊顕、ヘンな妄想をするんじゃない。」
ジュン「オレたちが結婚しても、お互い夫婦そろって買い物に来れば、一緒に買い物できるじゃん。」
俊顕くん「そうだね、そうだよ、だから、ジュン、お互いに結婚したら、すぐ近所に住もうね。」
ジュン「俊顕はともかく、オレはそんな高級住宅街には住めないよ。」
俊顕くん「そんなこと言っても、今はマンションもけっこうあるし、普通の住宅街だよ。そうだ、親父に相談してみようっと。」
私「俊顕は結婚しても実家に住むんじゃないのか?」
俊顕くん「親父が、結婚したら独立して暮らしなさいって、言うからね。」
私「じゃあ、俊顕のお世話係はどうなるんだよ。」
俊顕くん「実家がいいんだったらそこでそのまま働いてくれてもいいし、俺のところに来たいんだったら、うちを手伝ってもらってもいいし・・・」
私「でも俊顕夫婦じゃ、お手伝いさんがいないとやってけないだろう。」
俊顕くん「まあ、お手伝いさんなしじゃ、彼女のほうがかわいそうだし・・・ でもそのへんはじゅんところも同じじゃないかな。俺たちの結婚相手はふたりとも似たような環境で育ってるから。」
ジュン「オレのほうは、家事はオレがやるし、とうさんもやってくれるって言ってるから、お手伝いさんなしでもだいじょうぶだよ。」
俊顕くん「ええっ、聡一さんったら、息子の新婚家庭に堂々と同居しちゃうんですか、信じられねえ。お嫁さんに嫌われちゃいますよ。」
ジュン「それは、ちゃんとオレたちふたりで合意ができてるからだいじょうぶ。それにとうさんがいてくれたほうが、安心だってひ○さんも言ってるし。」
俊顕くん「聡一さんてコブ付きの、新婚さん用のマンションをさがさなきゃならないですね・・・ 親父に相談しておきます。」
私「だから、あんまり高いところは無理だからな、それはお父上によく伝えておいてくれよ。」
俊顕くん「俺だって、億ションに最初から住もうなんて思ってませんから。」

私たちは食材等の買い物を済ませて、マンションに戻った。
そして3人でキッチンにくっつくように立って、晩ごはんを作った。俊顕くんも似合わないエプロンを着けて、使いなれない包丁で、必死の形相で野菜を切ってくれた。
そしていつものウチの晩ごはんとなった。

俊顕くん「いいなあ、ジュンは、いつもこんなに聡一さんの愛情の詰まった料理を食べられて・・・」
ジュン「オレの愛情も詰まってるからね。」
俊顕くん「うん、わかってるよ、ジュンが作ってくれたってだけで、おいしく感じるもん。」
私「今の言葉、結婚したら、お嫁さんに言うんだぞ。」
俊顕くん「料理してくれるのかなあ、料理するとしてもこういうお惣菜的なものじゃないだろうからなあ・・・」
私「確かに料理学校とかで教えてくれる料理はみょうに凝ったものが多いからね。」
ジュン「でも、俊顕がおいしいって褒めてくれたら、オレだってうれしから、◎香さんはもっと喜ぶんじゃないかな。」
私「とにかく、俊顕のことは私もジュンも近くで応援してやるから、がんばれよ。」
俊顕くん「どうしたんですか、聡一さん、急にやさしくなって、なんか俺、ちょっと胸キュンした・・・」
私「俊顕、若いのに心臓病なのか?」
俊顕くん「もう、聡一さん、性格悪~、もうキライ。」

楽しい夕食が終わり、俊顕くんは泊まって行きたそうな素振りだったが、それでも明日の朝から用があるということで、しぶしぶ帰っていった。

ジュンと俊顕くんのイングランドへの旅行はもう来週にせまっていた。

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帰省中にあったこと いろいろ

翌朝、実家なのでゆっくりと寝ていると、姉に起こされた。
姉「ほら、ジュンちゃんもソウちゃんもいつまで寝てるのよ。朝ごはん食べるわよ。」
私「あれっ、お姉ちゃん、いたんだ・・・」
姉「いたんじゃなくて、今着いたとこよ。混む前に来ようと思って、暗いうちに出てきたんだから。」
ジュン「あっ、おばちゃん、おはようございます。」
姉「やあだ、ジュンちゃんったら、裸じゃないの。」
ジュン「暑かったから、裸で寝たんだ。」
私「すぐに着替えるから、お姉ちゃんはあっちで待ってて。」
姉「はいはい、若い男の裸は目の毒だから、さっさと出て行くって。」

姉はバタバタと部屋から出て行った。

ジュン「げっ、朝立ちしてる。おばちゃんに見られちゃったかな。」
私「可能性は高い。」
ジュン「やべえなあ。」
私「まあだいじょうぶだろう、おばちゃんには、ジュンが赤ちゃんの頃から、すでに見られてるわけだし。」
ジュン「そうだけど、子供のころならともかく、この年になって勃起したものを見られるのは、やっぱハズい・・・」
私「ほら、トイレに行って、オシッコして鎮めておいで。」

私は洗顔と着替えを済ませて、部屋から昨日汚してしまったシーツや、着替えたシャツ等を持ちだして、脱衣場にある洗濯機に入れた。シーツのシミにはスプレー洗剤を吹き付けた。
そこに父が急に入ってきた。

父「どうした、聡一、洗濯は後でおかあさんがまとめてやる。それとも、聡一、昔みたいに寝ションベンやらかしたのか?」
私「もう、おとうさん、俺のこといくつだと思ってるんだよ・・・」
父「いや、なんか聡一が真剣な顔をして、シーツを洗濯機に放り込んでたから、なんか昔のことを思い出した。」
私「もっといいことを思い出してほしいなあ・・・」
父「ほら、お前たちはまだ朝飯食ってないんだろう、あっちで●吾くんたちが待ってるぞ。」

朝ごはんを食べにいくと、すでに食卓には義兄と姉が座っていた。

私「あっ、お義兄さん、久しぶりです。」
義兄「ほんとだね、もう少し頻繁に会えるといいんだけど。」
姉「ほら、ジュンちゃんもソウちゃんも座りなさい。」
私「お父さんたちは?」
姉「もうとっくに食べちゃったんじゃない。」

との時、キッチンから姉を呼ぶ母の声が聞こえてきた。その後、母と姉が朝食を運んできた。

母「今日は和食よ。ジュンちゃんや聡一は洋食のほうが良かった?」
ジュン「オレはどっちでもいいよ、おばあちゃんのご飯はおいしいからね。」
私「おとうさんは?」
母「もうとっくに食べちゃったわよ。」
姉「おかあさんはおとうさんといっしょにもう食べちゃったんだって。あたしたちも早く食べましょう。」

私たちは、何でもない普通の朝食だけど、すべてがおいしい母の手作りの朝食を食べた。

姉「ソウちゃんたち、今日はどうするのよ?」
私「とりあえず墓参りに行く。お姉ちゃんは?」
姉「あたしは、今朝ものすごく早起きだったから、ちょっと寝るわ。」
私「とか何とか言って、どうせ車はお義兄さんが運転して、お姉ちゃんはグーグー寝てたんだろう?」
姉「うるさいわねえ、実家に帰ってきた時くらい、ゆっくり寝てもいいでしょ。」
私「どうせ家でも、お義兄さんが優しいのをいいことに、いつもだらだらしてんだろう?」
義兄「聡一くん、意外にそうでもないんだよ。」
姉「ほら、みなさい、わかったでしょ。」
母「おとうさんは、10時頃に墓参りに出かけるって言ってたわ。それまでまだ時間あるから、理○は寝てなさい。」
姉「やっぱ、親の家はいいわ。おかあさん、じゃああたしちょっと寝るわね。あなたはどうするの?」
義兄「俺は、寝ると起きられなくなりそうだから、寝ないよ。」
母「それじゃあ、起きてる人たちに、コーヒーでもいれるわね。」
義兄「ああ、おかあさん、いいですよ、たいへんでしょう?」
母「いいのよ、あたしも飲みたいから。」

ゆっくりとコーヒーを飲みながら、久しぶりに両親とたっぷりと会話をした。
そして10時に義兄が姉を起こしに行き、みんな揃って墓参りに出かけた。
うちの墓は、祖父の代に本家から別れて、本家の墓の隣に建てられたものである。本家の墓と比べると小さいので掃除は簡単だった。
たくさんのお供えと花を飾って、私たちは父親から順番に墓参りをした。

父「わしも遠からずここに入ることになるんだなあ。」
姉「もう、おとうさんったら縁起でもないことを言わないでよ。」
父「誰しもうちの者は遅い早いはあってもここに入ることになるんだぞ。まあ理○は●吾くんところに入ることになるんだろうな。」
ジュン「じゃあ、オレも将来、ここに入るんだね。そうしたら、おじいちゃんといっしょのところに入れるんだ。」
父「ジュンがここに入るとしても、まだまだずっと先のことだがね。」
母「お参りが終わったら、帰りましょう。」

墓参りを終えて、精進落としというわけでもないのだろうが、私たちは父の知り合いがやっている店に行って、お昼ごはんを一緒に食べた。
そして父親には真夏の墓参りはちょっと負担だったかもしれないので、とりあえずうちにみんなで戻った。父は少し横になると言ってすぐに部屋に戻っていった。

姉「おとうさん、だいじょうぶかしら。」
母「相変わらず口だけは元気なんだけど、やっぱり疲れやすくなったわよね。」
私「おかあさんはだいじょうぶなの?」
母「わたしはだいじょうぶよ、まあ以前よりは疲れやすくなったわね。」
姉「おとうさんも、おかあさんも、健康には気をつけてよね。」

その後、姉は従姉妹のところにおしゃべりに行くので、従姉妹の家まで義兄が送っていくことになった。
私とジュンも父に習って、少しだけ部屋で昼寝をすることにした。

そして夕食は一家揃って賑やかに食べた。主にしゃべっていたのは姉と母、そしてジュンと私であった。父と義兄はあまり喋らないからだ。

夕食後はそれぞれ部屋に戻って、ゆっくりと過ごした。

翌日は、私は中学高校の友達とプチ同窓会があったので、昼ごはんを実家で食べた後、義家の運転する車で出発した。
最初は高速を通っていたが、途中から義兄は下の道に降りた。

義兄「聡一、休憩していこうか、まだ同窓会まで時間あるだろう?」
私「2時間くらいなら、時間あるよ。」
義兄「なら、近くにちょうどいいところがある。」
私「兄貴、目がギラギラ輝いてる・・・」
義兄「おまけに、下はガマン汁でベトベトだ。」
私「もう兄貴は・・・」

しばらく走ると義兄はちょっと街道から入ったところにある静かなモーテルに車を入れた。コテージ式なので誰にも会わずに部屋にはいることができた。

部屋に入るなり、義兄は私をベッドに押し倒して、キスをしてきた。

私「もう、兄貴ったら、せっかちなんだから・・・」
義兄「久しぶりに会ったんだ、当然だろ。」
私「と、とりあえず、シャワー浴びてからだを洗おうよ。」
義兄「そうだな、俺の方は洗わなきゃならないところもあるよね。」

私たちはバスルームでさっとからだを洗った。

義兄「聡一はベッドで待ってて。俺はちょっとさらに洗っていくから。」
私「わかった、先にベッドに行ってる。」
義兄「すぐに行くよ。」

私はベッドに裸のまま横になって義兄が戻ってくるのを待っていた。しばらくすると義兄がバスタオルをまいただけでバスルームから出てきた。

義兄「ゴメン、待たせたね。」
私「別にそんなにていねいに洗わなくてもいいのに・・・」
義兄「ダメだよ、した後に茶色いものが聡一のアレにくっついてたりしたら、俺のほうが恥ずかしくて憤死する。」
私「なんか、兄貴ってカワイイんだね。」
義兄「ばあか、俺のほうが年上だぞ。」
私「すげえ若くみえるくせに。」
義兄「それは聡一も同じだろ。」

私は義兄が腰に巻いていたバスタオルを外した。中からは義兄のキンキンに固くなったものがぴょこんと飛び出してきた。

義兄「ゴメン、勃起しちゃった。」
私「俺もだよ、触ってごらんよ。」
義兄「ホントだ、でもまだ少し柔らかい。」
私「まだ完全には勃ってないからね。」
義兄「なのにすごい大きさだ。」
私「兄貴のだって、でっかい。」
義兄「でも聡一には負ける。」

私たちは念入りにお互いのからだを愛撫していった。そしてじゅうぶんに義兄の後ろをほぐした後、私はゴムを着けてから、ゆっくりと挿入した。

私「兄貴、痛くない?」
義兄「今はちょっと痛いけど、そのうちよくなる。」

あるところまで挿入したとき、義兄がヒャッと声を上げて反応した。義兄のいちばん感じるとこに到達したようだった。
私たちはわれを忘れて行為に熱中していた。
そしてどのくらい時間が経ったのかわからなくなったころ、とうとう私は義兄の中で爆発した。
私のものが義兄の中で何度も何度も律動して、その刺激で義兄は気を失うほどの興奮ぶりだった。
私のモノはその後だんだんと軟化してきていたが、義兄が快感の余韻を楽しめるように、しばらく抜かないでいた。
そして義兄の快感が少し収まったころ、私は静かに義兄の中から出た。

義兄「聡一、ありがとう、すげえよかったよ・・・」
私「ほら、もう少し、そのままでいていいよ。」

しばらく私は義兄を抱いていたが、だんだんと時間が迫ってきていた。
私たちはモーテルを出て、義兄の車でプチ同窓会のある繁華街に行った。
友達との待ち合わせ場所に行くといちばん中の良かった中田忠が待っていてくれた。忠に案内されて、プチ同窓会のある店のほうに歩き始めた。

忠「聡一、久しぶりだな。誰に送ってもらったんだよ。」
私「姉のダンナ。」
忠「へえ、あの人が、あの美人だけど気の強いお姉さんのダンナさんなんだ。」
私「優しい人でよかったよ。」
忠「お姉さん、けっこう面食いだっただろう、その人の選んだダンナさんらしいな。」
私「そういや、チュウはけっこう姉のお気に入りだった。」
忠「そりゃあそうだろう、俺はチョーイケメンだからな。」
私「ばあか、自分で言うな自分で。」

5分ほど歩くと繁華街の奥にある小さな店についた。2階の一室をプチ同窓会で予約しているらしい。
中に入ると、後のふたりがすでに揃っていた。
ひとりはギコで、顔も面白いが、言うことがけっこう面白く、昔から人気者だった。 今は子供が一人いるおとうさんである。
もう一人は、シンといって、中田ほどではないがそこそこのイケメンで、今では3人の子持ちだった。

忠「この4人で飲むのは久しぶりだな。」
ギコ「ていうか、この面子では何年ぶりかだよ。」
シン「そうだな、俺はギコとはよく飲んでるけど、チュウとかソウちゃんとはあんま飲んだことねえよな。」
忠「シンは浮気で忙しいんだろ。」
シン「忙しかねえよ、でもまあそこそこ楽しい思いはしてますけどね。」
忠「シンは昔からお盛んだったからなあ。」
ギコ「そうそう、高1の時だっけ、この面子で夏キャンプに行ったことあるじゃん。あん時、シンはナンパばっかしてた。」
シン「高1と言えば、思春期まっさかりだろうが、キャンプに行ってナンパしねえほうが、女の子に対して失礼だ。」
ギコ「シン、お前はそうだったけど、ソウちゃんなんかはまだまだ思春期前って感じだったじゃん。」
シン「そうそう、なんかソウちゃんは高校生のくせにミョーにちっちゃくてかわいかったもんな。幼かったけど、それはそれでソウちゃんは女の子たちに人気があった。」
忠「シン、俺とソウちゃんをダシにして、女を連れ込もうとしただろう。」
ギコ「シンはそういうところ、抜け目がないんだよな。」
シン「うっせえ、あの時はうまくいきそうだったのに、ソウちゃんのせいで女の子に逃げられたんだからな。ソウちゃんにはその時のことを謝ってもらわないといけない。」
忠「ソウちゃんのせい、それなんだよ?」
私「そんなシンのナンパのジャマした覚えねえぞ。」
シン「二泊目の夜、コテージにやっと女の子4人を誘えたんだよ。」
ギコ「ああ、あの時のことか、けっこうカワイイ子たちだった。」
忠「シンが連れ込んだのは、夜というよりもう3時ごろだっただろうが。」
シン「ああ、チュウとソウちゃんは、コテージでクークー寝てた。そんで、チュウとソウちゃんを餌にして女の子を連れ込んだんだから、とにかくまずチュウを起こした。」
チュウ「そうそう、起きたら、いきなり女の子がいたんで驚いた。」
シン「チュウの寝ぼけた顔がかわいいとか、盛り上がって、イケメンは得だな。」
ギコ「そんで、次にぐっすりと寝てるソウちゃんを起こしたら・・・」
私「げっ、話の筋がわかった。その話、ヤメろ。」
ギコ「まあ、ソウちゃんにとっては黒歴史だよね。」
シン「確かになんかすでにちょっと臭いとかはしてたんだよね・・・」
ギコ「女の子たちも、コテージに入ってきたときになんかオシッコの臭いしない、とか言ってた。」
シン「そんで、ソウちゃんを起こして、掛けてる毛布をめくったときに、臭いの原因がわかったんだよね。」
ギコ「俺も最初見た時は信じられなかったけどね・・・」
シン「ソウちゃんったら、高校生にもなって、すげえ巨大ねしょんべんしてるんだもん。パジャマの腰のあたりをグショグショにしてソウちゃんはクークー気持ちよさそうに寝続けてて・・・」
ギコ「女の子たちもさすがにひいてたよね。」
シン「高校生のねしょんべんって俺、初めて見たよ。」
ギコ「そんで騒ぎで目を覚ましたソウちゃんがいきなり泣き出しちゃったから、チュウが、騒ぐ女の子たちをコテージから追い出したんだよね。」
シン「そうなんだよ、せっかくいいとこまでいって、童貞卒業できるかもしれなかったのに、ソウちゃん、お前のねしょんべんのせいでダメになっちゃったんだからな。」
チュウ「ソウちゃん、ゴメン、俺がムリに誘ったせいだよね。」
ギコ「なんだ、チュウはソウちゃんのねしょんべん癖知ってたんだ。そういやソウちゃん、中学の修学旅行休んだよね、そういうことだったんだ。」
チュウ「俺はたまにソウちゃんちに泊まってたからね。」
シン「しかし、いくらオクテだっていっても、高校生でねしょんべんするか・・・」
ギコ「まさか、ソウちゃん、まだオネショ治ってないとかないよね。」
私「ばあか、あるわけねえだろうが。あの後すぐに治った。」
忠「はい、この話は終わり。」

幸い話は私を除いた三人が大学時代にあった恋愛話に変わっていった。昔の友達に会うのは楽しいけど、思い出したくないことも思い出してしまうことがある。
ジュンの夜尿症も完全に私からの遺伝である・・・ ということはまさか父もそうだったとか、いやさすがにそんなことはないと思う。

二次会のカラオケまで私はみんなに付き合った。

忠「今日はシン、ナンパしねえのか?」
シン「今はけっこう間に合ってるというか、あんまり手を広げすぎると、やべえことになるし・・・」
私「忠がもてもてなのはわかるけど、シンはさらにモテモテだからな。」
ギコ「シンはすげえいろんなことにマメなんだよ。俺に対してさえマメにぐっとくるようなメールくれるし、女の子ならすぐにシンに惚れちゃうだろうな。」
忠「それはあるな、誰に対してもマメに連絡を欠かさない。」
私「俺はシンからメールとかもらってないけど。」
シン「おっ、ソウちゃんもとうとう俺の魅力に気づいて、俺からの愛のメールが欲しいとか。」
私「メールは欲しいけど、愛はいらねえ。」
シン「俺のメールには、俺の中から溢れ出る愛がどうしても自然に込められちゃうの。」
ギコ「正直、たまにうっとうしいこともあるけどね。」
シン「ギコ、遠慮するなよ、俺様のあふれるような愛を、ギコも含めて皆さんに分け与える必要があるんだよ。」
忠「はいはい、俺もシンからのメールに愛はいらないから。」
シン「そんな風に俺の愛を遠慮されちゃうと、逆にますます愛を溢れさせなきゃね。」
ギコ「ばあか、いらねえって言ってんだろうが。」
私「でも、メールはしてくれよな。」
シン「相変わらずソウちゃんはやさしいね、なんかキュンと来た。」
ギコ「心臓の精密検査でも受けたほうがいいんじゃなのか?」
シン「ギコは黙ってろ。」
忠「シンの愛は、俺たちじゃなくて女性たちに分けてあげてね。」

カラオケ店でもけっこう飲んで、12時頃に店を出た。私と忠は他の二人と別れて、タクシーを拾うために、大通りの方に歩いて行った。

私「忠、最近どう、奥さんと仲良くしてる?」
忠「まあな・・・」
私「ラブラブじゃないのか?」
忠「最近はちょっと仲の良い同居人って感じだよ。シンやギコみたいに、子供がいると家族の一体感とかあるんだろうけど・・・」
私「そういや、義兄もそんなこと言ってたな。」
忠「俺たち、もう何年もエッチしてねえし・・・」
私「どうしてるのさ、まだ枯れたわけじゃないだろう。」
忠「俺たち、すでに寝室は別だから、もっぱらひとりエッチだよ。嫁がいるのにこっそりとシコるのは、なんか情けないというか・・・ でも夜になってひとりで寝てるとなんとなくしちゃうんだよね・・・」
私「そうなんだ・・・」
忠「ソウちゃんは、なんていうか、相手はいるのか?」
私「とりあえず、いるよ。」
忠「相手って、男?」
私「えっ、どうしてそんなこと聞くのさ。」
忠「高校時代、ソウちゃん、俺に惚れてただろう。」
私「し、しってたんだ・・・」
忠「俺はなんもしてやれなかったけどね・・・」
私「ゴメン・・・」
忠「なんで謝るんだよ、ソウちゃんに好かれてるのはすごくうれしかったからね。」
私「忠にはいろんなこと知られちゃってたんだね。それでも、友達でいてくれる?」
忠「なにいってんだよ、もちろんだよ。ソウちゃんは俺の弟みたいなもんだからな。」

忠はちょっとジンと来るようなことを軽く言って先にタクシーに乗って去っていった。そのあとすぐ私もタクシー拾って義兄の家に向かった。着いた時は12時を回っていた。

家に入って、昔の私の部屋に行くと、義兄がひとりで寝ていた。私は義兄を起こさないように静かに横にくっつくように寝転がった。静かにしていたつもりだったが、義兄を起こしてしまったようだった。

義兄「ああ、聡一、お帰り。」
私「ゴメン、起こしちゃったね。」
義兄「今日はなんか疲れて、早く寝てしまった・・・」
私「いいよ、そのまま寝て。」
義兄「同窓会、楽しかった?」
私「まあね・・・」
義兄「まあねって、なんか嫌なことでもあった?」
私「全体的にはすげえ面白かったんだけど、ちょっとだけ触れてほしくない話題もあったりしただけ・・・」
義兄「まあ、そういうことを共有できるってことが、友達のいいところじゃないかな。」
私「そうだけど、見方を変えると、イジられただけのような気もするけど・・・」
義兄「聡一はかわいいから、ついイジりたくなっちゃうのかもしれないよ。」
私「そうなのかな。でももうかわいいって年でもないし・・・」
義兄「俺にとっては聡一はいつまでもカワイイ義弟だけどね。」
私「兄貴がそう言ってくれるのは、ちょっと嬉しいかも・・・」
義兄「今日は疲れただろう、もう寝なさい。」
私「兄貴、おやすみ・・・」
義兄「おやすみ、聡一。」

義兄はすぐにまた眠ってしまった。私はエアコンの温度を少し下げて、義兄にくっついて寝た。義兄の体温が心地よかった。



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