俊顕くんを見送った後

この前の週末、留学に出発する俊顕くんを送りに私は羽田空港に行った。
車を駐車場にいれ、待ち合わせ場所のチェックインカウンターに行った。
俊顕くんをさがして周辺をうろうろとしていると、駐車場からの通路をこっちに向かってくる俊顕くんたちを見つけた。
俊顕くんとご両親、ジュン、それに運転手さんがスーツケースを転がしてきたっしょにこっちのほうに歩いてきた。

私「どうもご無沙汰してます。」
父上「お互い様だよ。今日はわざわざすまないね。」
母上「ジュンちゃんだけじゃなくて、聡一さんもウチにもっといらしてくださるとうれしいわ。」
私「ありがとうございます。」
俊顕くん「とりあえず、荷物を預けちゃうから、ちょっと待ってて。」

俊顕くんと運転手さんが手荷物カウンターに行って手続きを始めた。

私「俊顕くんは海外は慣れてるから、心配はないでしょう。」
母上「それでもやっぱり海外に出すとなると、いろいろありますからね。」
父上「もう俊顕も立派な社会人なんだから、自分のことは自分で切り開いていかなければ。」
母上「俊顕もなりは大きくなったても、私たちの子供であることにはかわりないんだから。」

まだ出国するまでには時間があったので、私たちは近くのカフェに入った。

俊顕くん「ジュン、いろいろとありがとう。なんか出発前にいっしょにいてくれて助かったよ。」
ジュン「俊顕ならだいじょうぶだって。」
俊顕くん「ジュンに負けないように頑張ってくるからね。」
父上「最初に行ったジュンくんのほうが大変だったんだから、後から行く俊顕はさらに頑張らないといけないな。」
俊顕くん「もう、プレッシャーを遠慮なくかけてくるんだから・・・」
母上「頑張ってくるのよ、俊顕さんならできるわよ。」
ジュン「オレもそう思う。」

いつになく俊顕くんがナーバスになっているようだった。なんでもできる俊顕くんでもプレッシャーを感じることがあるらしい。

そして時間が来て、出国ゲートの前まで俊顕くんを送ってから、私たちは駐車場に戻った。
俊顕くんのご両親と運転手さんと別れて、私とジュンは首都高を通って、マンションに帰った。

ジュン「行っちゃったね、俊顕。」
私「俊顕、マジでプレッシャーでブルーになってたのか?」
ジュン「うん、そうみたい。まあ甘えもだいぶ含まれてたみたいだけどね。」
私「ジュンと俊顕だと、俊顕のほうがお兄さんキャラだろうが?」
ジュン「他の人のいるところだとそういうふうなキャラなんだけど、俺と二人だけになると、けっこう甘えるようなそぶりも見せるよ。」
私「ったく、俊顕のやつはしょうがないなあ。」
ジュン「でも、そういう俊顕もけっこうかわいいとこもあっていいかもね。」
私「へんなこと聞くけど、昨夜は俊顕といっしょに寝て、何にもなかったのか?」
ジュン「べつにエッチはしてないよ。でもふたりのを重ねて擦って出すくらいのことはしたけど。」
私「それで俊顕のやつは満足したのか?」
ジュン「どんなかたちでも出しちゃえはそれなりに満足するんじゃなかな。それにその後朝まで、オレは俊顕の抱き枕にされてた。」
私「まあ、そのあたりが限界だな。ジュンはゲイじゃないんだし・・・」
ジュン「でも、意外に俊顕とするのは気持ちがいいけどね。」
私「まあ、それ以上はしない方がいい。」
ジュン「とうさん、俊顕に嫉妬してるの?」
私「してないけど、気にはなる・・・」
ジュン「俊顕よりもとうさんとするほうがオレはずっと気持ちいいよ。」
私「それならいいけどね・・・」
ジュン「とうさん、いっしょにお風呂入ろうよ、からだ洗ってほしいな。」
私「もう、甘えた声を出して。そういう声を出すと、とうさんがすぐに言うことを聞くと思ってるだろう。」
ジュン「バレちゃった、でもやさしいとうさんのこと、好きだよ。」
私「とうさんもジュンのことが好きだよ。」
ジュン「とうさんの子供でよかった。」
私「そう思ってくれてると、とうさんもうれしいよ。」
ジュン「とうさんはオレにとってはお母さんでもあるんだよね、だから普通より二倍好き。」
私「ジュンにさみしい思いをさせたくなくて、とうさん必死だったからね。」
ジュン「親孝行して少しでもとうさんにお返ししなきゃね。」
私「ジュンに何か返してもらわなきゃならないことは、とうさん何もしてないよ。ジュンにしてあげたのは親として当然するべきことであって、感謝されるようなことじゃないんだ。」
ジュン「そう言われると、何もできないオレは困ってしまうじゃん。」
私「ジュンが何か恩返しをしたいんだったら、とうさんに対してじゃなくて、未来のお嫁さんとか将来できる子供とかにやさしくしてくれればとうさんへの恩返しになると思うよ。」
ジュン「結婚相手とか、子供に対してやさしくするのは、べつに普通のことだから、とうさんに何かしたいんだけど・・・」
私「ぶっちゃけ、ジュンがいてくれるだけで、じゅうぶんすぎるくらい、とうさんは幸せだし・・・」

私は自然にジュンにキスをした。とても甘いキスだった。

その夜、ベッドに入ってもジュンはずっと私に甘えていた。

私「ジュン、どうした、甘えてばっかだな。」
ジュン「なんかすげえ甘えたいんだもん。」
私「なんか、昔を思い出すね。ジュンは夜が怖くて、寝る時はいつもとうさんに甘えてたからね。」
ジュン「怖い夢をよく見るせいだったんじゃないかな。」
私「よくうなされてたよね。」
ジュン「留学中に神経が不安定になった時、昔みたいな怖い夢けっこう見たよ。」
私「今はもうそれはだいじょうぶなんだろう?」
ジュン「うん、ほぼだいじょうぶみたい。だって、とうさんがいっしょに寝てくれてるもんね。」
私「そういえばとうさんも子供のころ、ときどき怖い夢を見たような記憶があるな。」
ジュン「怖い夢とオネショの組み合わせは最悪だった。」
私「そろそろ寝るか?」
ジュン「うん、ちょっと眠い。その前にオシッコしてくるね。」

私は先にタンクトップとパンツだけになり、ベッドに入った。ジュンはまだ裸族のままである。

ジュン「裸で寝たら、エアコン使わなくてもだいじょうぶだよ。」
私「それはそうだけど、上半身はともかく、ノーパンだと下半身が頼りなくて。」
ジュン「それは慣れの問題だよ。オレなんか平気だもん。ほら、とうさん、脱がせてあげるから。」
私「もう、しょうがないなあ。」

ジュンにタンクトップとパンツを脱がせてもらうのは気持ちよくて、私はほんの少し勃起し始めていた。

ジュン「あっ、とうさん、勃ってきちゃった?」
私「服脱がされて、くすぐったかったんだよ。」
ジュン「でも、まだそれほど固くなってないね。」
私「こらこら、握るんじゃないって。」
ジュン「でも握ったら、急に大きくなってきた。」
私「そんな触り方したら、感じるだろうが・・・」
ジュン「とうさん、オレのも触ってよ。」

私が握るとジュンのモノも固くなり始めた。

ジュン「とうさんにしてもらうと、すげえ気持ちいい。」
私「うっ、なんかジュンの手が吸い付いてくるみたいな感じだ。」

私たちは激しい快感におそわれて、理性を忘れそうになっていた。
時間のたつのも忘れて私たちはお互いの硬くなったモノを刺激していた。
そして、先にジュンが激しく爆発した。ジュンの発射した粘液が私のからだを汚した。
そしてほどなく私もジュンめがけて白いマグマを噴出したのだった。

ジュン「うへっ、ドロドロになっちゃったね。」
私「すぐに拭いてやるから、動かないで。」

私はティッシュを取って、ジュンのからだを拭き、そして自分のからだも吹いた。シーツにも点々とシミができていたので、それもティッシュでていねいに拭いた。

ジュン「とうさん、ありがとう・・・」
私「疲れただろう、寝なさい。」
ジュン「うん、寝る。とうさん、おやすみ。」
私「ぐっすり寝なさい。」

私はジュンに軽くおやすみのキスをした。それで満足したのか、ジュンはすぐに寝息をたてはじめた。
私もジュンを緩く抱いて、そのまま眠りに引き込まれていった。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

記念写真

サマースクールの講師として海外出張していたヒロが9月最初の土曜日に成田空港に帰ってきた。
ヒロが成田に到着するのは9時半過ぎなので、私はけっこう早く起きて車で空港に向かった。ジュンもヒロを出迎えてくれるらしく、助手席に乗って、居眠りをしている。
成田空港に着き、予約しておいた空港の駐車場に車を入れ、到着ロビーに行った。大きなディスプレイの表示の中からヒロの乗った飛行機があるのを確かめた。
そうしているうちに、俊顕くんがやってきた。今朝は俊顕くんは家から運転手さんに送ってもらったらしい。

私「ジュンはともかく、なんで俊顕がくっついてくるんだよ。」
俊顕くん「まあいろいろ事情があるんだなあ。」
私「ジュンといっしょにいたいだけなんだろう。」
俊顕くん「ひどいな、聡一は。俺は聡一に会いたくて来たのに・・・」
私「しらじらしい。」
俊顕くん「まだヒロさんの飛行機の到着まで30分以上あるね。」
私「カフェにでも行くか。」
俊顕くん「そうですね、コーヒー飲みたいな。」

私たちはコーヒーの飲める店に入って、さしておいしくもないコーヒーを飲んだ。

ジュン「とうさん、今日は予定、空けてくれてるでしょ。」
私「ああ、今日はヒロを出迎えたら、それ以外の予定はないな。」
ジュン「今日、ヒロちゃんもいっしょに、寄っていきたいところがあるんだけど。」
私「べつに時間あるからいいぞ。どこに行くんだ?」
俊顕くん「俺の知り合いのカメラマンのスタジオなんですけど・・・」
私「今日行かなきゃならないのか? ヒロは12時間も飛行機に乗ってきて、疲れてると思う。」
ジュン「ヒロちゃんにはもう伝えてあるから。ヒロちゃんはぜひ行きたいって。」
私「それならいいけど。」

カフェを出て、到着ロビーで待っていると、ヒロが大きな荷物を持って出てきた。

私「ヒロ、お帰り。」
ヒロ「聡一、ただいま。来てくれてありがとう。」
ジュン「ヒロちゃん、疲れてるとこ悪いけど、さっそく行くよ。」
ヒロ「飛行機でけっこう寝られたから、だいじょうぶだよ。」
私「ところでスタジオって言ってたけど、どこに行くんだい?」
ジュン「まだ秘密。」

私たちは4人で私の車に乗って都心方面に走っていった。
俊顕くんの指示で首都高を降りて、しばらく行くと倉庫のようなビルに着いた。すぐ前のコインパーキングに車を入れて、私たちはビルの中に入っていった。
俊顕くんは来たことがあるらしく、迷うことなく目的のところに歩いていった。

中に入ると、いろんな機材や照明、背景などが乱雑に並んだスタジオだった。

私「ここでなにするんだよ・・・」
俊顕くん「何枚か記念撮影みたいなことをするからね。」
私「記念撮影?」
ジュン「あのね、とうさんとヒロちゃんが晴れ着を着て、ふたりで記念撮影するの。」
私「それってどういう記念撮影?」
ヒロ「まあ、フォトウェディングってやつだね。俺たちは正式な結婚はできないけど、でもいちおう将来を誓い合ったんだから、形だけでも晴れ着で二人並んで記念撮影したい。」
私「なんだ、そういうことなんだ。そんならあらかじめ言っておいてくれたら驚かなかったのに・・・」
ジュン「それじゃあ、サプライズにならないでしょ。」
俊顕くん「そんで、俺とジュンもいちおう形だけだけど、フォトウェディングをするんだ。」
私「おい、俊顕、どさくさにまぎれて、ジュンを巻き込んで、変なことするな。」
ジュン「いいじゃん、固いこと言わないで、俊顕と二人で記念撮影するだけだよ。」
俊顕くん「もう、聡一ったら頭固いんだから。確かに俺がジュンに頼み込んだんたけどね・・・」
ヒロ「衣装の準備は?」
俊顕くん「準備万端整ってるよ。」
私「衣装のサイズとかはどうしたんだよ?」
俊顕くん「ほら、以前に聡一も一度だけ俺たちの行きつけの洋服屋さんでスーツ作ったじゃん、その店のサイズ表を利用させてもらった。」
私「そういうところは、俊顕は悪知恵が働くんだよね。」
俊顕くん「ごちゃごちゃ言ってないで、聡一、着替えるからね。」

私たちは楽屋のような部屋に入り、衣装係の人が準備してくれていた。

俊顕くん「聡一、ヒロさん夫婦はまずは燕尾服を来てください。聡一はともかく、ヒロさんはピアニストでステージでしょっちゅう着てるので、自前の燕尾服を着てもらいます。聡一のはレンタルだけど、ちゃんと細かいサイズを合わせて取り寄せてるからね。」
私「そんで、俊顕とジュンは何着るんだよ?」
俊顕くん「俺とジュン夫婦はフロックコートを着るんだ。けっこう明るい色で若々しい感じで。」
私「俊顕、どさくさに紛れて、ジュンと夫婦だと。お前みたいなごっつい嫁はお断りだ。」
俊顕くん「もう、聡一ってホントイジワルなんだから。今日くらい夢を見させてほしいな。」
ジュン「とうさん、後で驚くと思うよ。」
私「まだサプライズがあるのか?」
ジュン「まあ、サプライズかな。」

私は衣装係の補助で燕尾服を着ていった。確かにサイズはぴったりで、誂えたようではある。ヒロのほうは自前の燕尾服で、きなれているのでさっさと着ていった。
ジュンと俊顕くんもきれいな色のフロックコートを着て、まるで結婚衣装のモデルのようである。

俊顕くん「やべえ、聡一の衣装、一か所だけサイズが合ってなかった…」
私「ピッタリなんだけど…」
俊顕くん「聡一の足の付け根のとこ、リアルな形でもっこりしてる・・・」
私「ああ、着る時、ちょっと窮屈だとは思ったんだけど。」
ジュン「ホントだ、とうさん、ちょっと形がはっきりと目立ちすぎかな。」
俊顕くん「普通だったらサイズピッタリなんだけど、聡一のは無駄にでっかいからなあ、すっかりそのことを忘れてた。」
私「そんなに目立ってるか?」
ジュン「ズボンが細身だからね、けっこうはっきりくっきり・・・」
俊顕くん「俺的にはもっこりしてるほうが萌えるんでいいんだけど、やっぱずっと残すための記念撮影だからね。」

俊顕くんに連れられて私は楽屋に二人で入っていった。中に入ると俊顕くんはためらうことなく、私のズボンを脱がせた。

「ああ、やっぱり前のゆったりしたタイプのボクサー穿いてるね、これだと聡一のおちんちんはでっかいから垂れ下がって、ズボンの付け根のあたりがもっこりしちゃうんだよね。パンツを履き替えようね。」
「パンツの替えなんかもってねえぞ。」
「俺がサイズの小さい競パンを持ってるから、それを穿けば、聡一のでっかいおちんちんを押さえつけることができるから、もっこりしなくなると思うよ。」

私は仕方なく俊顕くんから受け取った小さな競パンを穿いた。

私「俊顕、お前、こんな小さな競パン穿いてるのか。小さすぎてはみ出しそうだよ。」
俊顕くん「ちょっとの間だから、窮屈でも我慢してね。ちょっとはみ出すけど、まあ大丈夫でしょう。」

まずは4人で集合写真を何枚か撮った。そして、ジュンと俊顕くんのふたりの写真だが、本物のカップルみたいにキスシーンまで撮影していた。
俊顕くんは二人の撮影が終わると、先に楽屋に着替えるために消えていった。
そしてヒロも私との撮影がとりあえず終わると、お色直しといって、俊顕くんと同じ楽屋に入っていった。

私「お色直しって、なにしてんだろうね。」
ジュン「それは後の楽しみということで。俺たちも着替えなきゃね。」

ジュンと私はいっしょに更衣室に入って、衣装係の人の助けを借りて、別の衣装に着替えた。
今度はジュンが燕尾服を来て、私がきれいな色のフロックコートを着たのだった。
ジュンは背が高いので、燕尾服を着ると、ものすごくかっこいい。我が息子ながら惚れ直してしまった。

ジュンと私はスタジオに戻り、ヒロと俊顕くんがお色直しを終えて出てくるのをしばらく待っていた。

そして二人の楽屋から、衣装係の人が先に出てきて、大きな声で花嫁の登場です。拍手でお迎えください、と言った。
楽屋の入口から、なんとウエディングドレスを着たヒロと俊顕くんが出てきた。
私は驚いて開いた口がふさがらなかった。ヒロはどちらかというと女顔だし、それほど大柄じゃないので、ウエディングドレスを着ても、違和感がぜんぜんない。
それに対して、俊顕くんは背の高さが180センチあり、顔のほうもりりしいイケメンである。ところがびっくりするほど、初々しい花嫁に化けてしまっていた。

私「ヒロ、すげえ。びっくりしたよ。」
ヒロ「ヘンじゃない?」
私「きれいすぎるくらいだよ。」
俊顕くん「あたしもきれいでしょ、聡一。」
私「それにしても見事に化けたな、ある意味驚いたよ。そのオネエ言葉がそれほど気持ち悪くない。」
俊顕くん「聡一もあたしのホントの魅力に気づいたみたいね。」
ジュン「とうさん、サプライズ、喜んでくれてるみたいだね。」
私「ヒロはのほうは予測できる美しさだけど、俊顕の方の化けっぷりは見事だね。」
俊顕くん「聡一、あたしをジュンのお嫁さんにしてもいいって気になったでしょ。」
私「俊顕、お前、調子に乗るな。」

最初はジュンと俊顕くんカップルの写真を撮った。
それにしても180センチ以上あるジュンと俊顕くんのカップルは、なかなか華やかで見ごたえがあった。

その次は私とヒロの写真を何カットか撮ってもらった。
そして花嫁になりきっている幸せそうなヒロといっしょにフォトウェディングだけでもできてよかったと私は思った。

そして俊顕くんのたっての希望で、私とウェディングドレス姿の俊顕くんと写真を撮ってもらった。
後はジュンとヒロとのツーショットを少し撮った。ジュンと私の正装での親子写真も何カットか撮ってもらったのだった。
最後に4人全員で記念撮影して、フォトウェディングは終わった。

私「でも、ジュン、フェイクとはいえ、俊顕とフォトウェディングなんかして、ひ〇さんにバレるとまずいんじゃないのか?」
ジュン「ああ、このことは、ひ〇さんは知ってるよ。俊顕に悲願につきあってあげればいいって、面白そうに言ってた。」
ヒロ「じゃあ、フィアンセに今日の写真、見せるんだ。」
ジュン「ひ〇さんが、ぜひ見たいって言ってた。とうさんとヒロちゃんの結婚写真も、見せてもいいでしょ。」
ヒロ「そういうことなら、フィアンセにだけは見せてもいいよ。」
私「俊顕はフィアンセとか両親に今日の写真は絶対に見せられないんだろうね。」
ジュン「だから、俊顕は電子データだけで保管して、紙焼きは作らないんだって。オレたちにはプリントをくれるって言ってた。」
私「俊顕が夜な夜な、iPadに今日のジュンとの写真を表示して、それを見てにやにやしている姿が目に浮かぶ。」
ジュン「まあ、オレと俊顕は、友達以上恋人未満なんだから、俊顕のたっての希望ということなんだから、付き合ってあげないとね。」
ヒロ「でも、俊顕のわがままのおかげで、俺も聡一と、いい写真を撮ってもらえたから、すげえうれしい。」
私「まあ、みんなが幸せになるんだったら、俊顕のわがままも少しはゆるしてやるか。」
ジュン「ヒロちゃん、化粧映えしてたよね、下手な女の子よりかわいかったし。化粧を落としたら、いけ好かないヒロちゃんに戻っちゃわないでね…」
ヒロ「うっせえ、ジュンちゃんはホント生意気。それにしても俺より、俊顕の化けっぷりはなに。見事に女に化けてたよね。驚いた。」
私「でも俊顕は元の凛々しいイケメンのほうがいいな。」
俊顕くん「うわっ、聡一ったら、俺のこと口説いてるみたい。」
私「アホ、自分に都合のいい解釈するな。」
ヒロ「俺たちは元の俊顕を知ってるから、落差の激しさに驚くけど、化粧した後の俊顕しか見てない人は、背が高くてスタイルのいいモデルかなんかと思っちゃったじゃないかな。」
ジュン「でも楽しくってよかった。とうさんとオレとが、二人だけで撮った写真も、なんかゲイの結婚式みたいで、すてきだったでしょ。」
ヒロ「実は俺、すげえ嫉妬したからね。」
ジュン「よかった、ヒロちゃん、嫉妬してくれたんだ。」
私「まあ、来週留学に出発する俊顕にいい餞別になるな。」
俊顕くん「なんか、俺、留学のプレッシャーで、このところちょっとへこんでたけど、やっと行く決心がついたって感じ。」
ジュン「まあ、俊顕でさえそうなるんだもんね、俺がちょっと鬱っぽくなったのは当然だよね。」
私「それにしてもジュンは帰国してから、かなり良くなってきてるから良かったよ。」
ジュン「とうさんといっしょにいると、安心だから自然に鬱なんて治っちゃうよ。」
俊顕くん「聡一、俺のことも励ましてよ。」
私「どうした、いつも強気の俊顕が、しおらしいこと言っちゃって。なんか、そういうところはけっこうかわいいじゃんか。」
俊顕くん「もう、聡一はいつもイジワルなんだから。」

記念写真を撮り終えると、もう夜になっていた。うれしくてしょうがない俊顕くんと俊顕くんんちに泊まるというジュンを、俊顕くんの家まで送り、私たちは2人でマンションに帰った。

ヒロ「とにかく、俺、お風呂入ってくるね、なんかスタジオで一応化粧を落としてきたけど、もっときれいに落としてしまいたいからね。」
私「ゆっくり洗い流しておいで。」

その間に洗濯をしようと思い、ヒロの旅行中の洗濯物を洗濯機に入れてスイッチを入れた。

ヒロ「やっぱ、日本のお風呂ってホント気持ちいいね。あっちではほとんどシャワーばっかだったからね。」
私「ベッド、寝られるようにしてるから、先に横になってなよ、飛行機で疲れてるだろう?」
ヒロ「うん、なんかちょっと疲れが出てきたよ。」

私もヒロに続いて、ぬるいお湯にゆったりと浸かって、一日の疲れをいやした。
風呂から出て、キッチンに行き、冷蔵庫から冷えたビールとコップを二個、トレイに乗せた。寝る前にヒロとビールを飲もうと、寝室に入っていくと、ヒロは私を待ちきれなかったのか、タオルケットもかぶらず、その上に横になっただけで、気持ちよさそうに眠っていた。
私はヒロの寝顔を見ながら、持ってきたビールを一人で飲んだ。
ビールを飲み終えると、寝るために、ヒロのからだの下から、タオルケットを引き抜いて、上に掛けた。
私はヒロにお休みのキスをしたが、ヒロはよく眠っていて、目を覚まさなかった。

tag : ゲイの父親

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