今年の正月

大みそかの夜は一家そろっての賑やかな夕食となった。夕食後、すでに部屋に入った父を除いて、しばらくはキッチンでお節を仕上げている母と姉に付き合って、しゃべっていた。
そして12時前に私とジュンは寝るために部屋に入った。

ジュン「俺はひ〇さんにあけおめコールするけど、とうさんはヒロちゃんにしたほうがいいんじゃないの。」
私「12時過ぎだからヒロは寝てるかもしれないし・・・」
ジュン「オレだったら寝てても電話もらえたらうれしいけどね。」
私「そんなもんか、じゃあ、とりあえすしてみるよ。」

まずはジュンがフィアンセに電話をした。あけましておめでとうとフィアンセに言うと、ジュンはすぐにわたしに電話を渡した。

ひ〇さん「おとうさま、あけましておめでとうございます。」
私「こちらこそおめでとう。」
ひ〇さん「今年はそちらにお邪魔できなくてすみませんでした。」
私「結婚前最後の正月なんだから、ご両親と過ごすのは当然だよ。」
ひ〇さん「そう言っていただくと気が楽になりますわ。といってもいっしょにいるだけでたいした親孝行はしていないんです。」
私「いっしょにいるだけでじゅうぶん親孝行になっていると思うけどね。」
ひ〇さん「そんなもんなんでしょうか、それならば多少は親孝行ができたことになりますわ。」
私「じゃあ、ジュンにかわるね。」
ジュンがひ〇さんと電話を続けている間にわたしはヒロに電話をした。ヒロは寝ていなかったらしくすぐに電話に出た。

私「ヒロ、寝てなかった?」
ヒロ「まだ寝てないよ、ったく子供じゃないんだから・・・」
私「ヒロ、あけましておめでとう。今年もよろしく・・・」
ヒロ「俺ほのほうこそよろしくお願いします。」
私「年末は忙しかったんだろう? 疲れてない?」
ヒロ「年末はもうすげえ働いたよ、でも、もう終わり。正月はまずは実家で母親のお節を食べるよ。」
私「2日の午後にヒロのマンションに行くから。」
ヒロ「俺も2日の朝からはマンションに戻って練習しなきゃならないから、何時に来てくれてもだいじょうぶだからね。」
私「じゃあ、もう遅いから、そろそろ電話を切るよ。ヒロ、暖かくして寝るんだぞ。」
ヒロ「はいはい、もう聡一ったら、最近お父さんモードになることが多くない?」
私「なってねえよ・・・」
ヒロ「まあいいけど。」
私「じゃあ、ヒロ、おやすみ。」
ヒロ「聡一、おやすみ・・・」

わたしがヒロとの電話を終えると、ジュンもちょうどひ〇さんとの電話を終わったところだった。

私「そろそろ寝よう。」
ジュン「とうさんといっしょに寝る。」
私「どうした、甘えて・・・」
ジュン「結婚前の最後の正月だなって思って・・・」
私「そういえばそうだな、ジュンの結婚はもう今年のことなのか・・・」
ジュン「オレが結婚するととうさん、さみしい?」
私「そりゃあさみしいさ。でもいつかはそうなるんだから・・・」
ジュン「とうさんが結婚やめろって言ったら、オレ、結婚しないよ。」
私「あのなあ、ジュン、結婚ってお前ひとりでするわけじゃないんだぞ、ひ〇さんはどうするんだよ。」
ジュン「もちろん、ひ〇さんのことは大切だけど、とうさんのほうがさらにオレには大事だから・・・」
私「ジュン、それってひょっとするとマリッジブルーなんじゃないのか。」
ジュン「まさか、オレがマリッジブルーになんかならないよ。」
私「まあ、ジュンが結婚しても、とうさんと親子だって事実は揺るがないんだから、心配するな。」
ジュン「ヒロちゃんにとうさんのことを全面的に任せられるといいんだけど、ヒロちゃんってなんとなく頼りなくて心配なんだもん。」
私「こらこら、ジュンがそんなことを言ってるのを知ったら、ヒロ、すげえ怒るぞ。」
ジュン「いいよ、ヒロちゃんがいくら怒ったって、オレは平気だもん。」
私「ジュン、ヒロと仲良くなったんじゃないのか?」
ジュン「仲良くはなってるよ、でもオレとヒロちゃんが仲良くなったからって、ヒロちゃんが頼りがいがあるようになるわけじゃないし・・・」
私「だいじょうぶだよ、これからもジュンのことはいつまでも頼りにするからね。」
ジュン「ならいいけど・・・」
私「じゅんは余計な心配はしないで、結婚しなさい。」
ジュン「うん、わかった。」
私「ほら、もう寝なさい。ジュン、おやすみ。」
ジュン「とうさん、おやすみのキスは?」
私「もう、甘えた声を出して・・・」

私はジュンに軽くキスをした。そうするとジュンは手を私の背中に回して、わたしを抱き寄せて、ディープキスをしてきた。
ジュンとのキスはわたしにとっては軽くしただけで感じてしまうのに、ジュンのほうから激しいキスをされると、もう全身がメロメロになっていた。

ジュン「とうさん、すげえ気持ちよさそうな顔したね。」
私「ジュンがエロいキスするからだ・・・」
ジュン「オレ、けっこうキス上手でしょ?」
私「どこで教わったんだか・・・」
ジュン「相手が男のときはどういうキスをすると感じてもらえるか、俊顕にいろいろ教えてもらったことがあるから。」
私「俊顕のヤツ、キスを教えるという口実でジュンにキスを強要したんだろう。」
ジュン「いくらなんでも俊顕が強要なんかしないよ、それに強要されたって、オレ、その気になるば拒否れるもん。それに俊顕にキスされるとそれなりに気持ちいいし。」
私「俊顕のヤツ、ったく、油断も隙も無いヤツだ。」
ジュン「いいじゃん、キスだってヘタよりもうまいほうがいいに決まってるからね。誰に教わったかは大きな問題じゃないと思うよ。」
私「そんなもんなのかな。ジュンに言われると、なんかとうさんもそう思えてきた・・・」

しばらくわたしたちは今までにないめくるめくようなキスを続けていた。わたしのからだは上から下まで蕩けたようになっていた。

私はジュンに軽くキスをした。そうするとジュンは手を私の背中に回して、わたしを抱き寄せて、ディープキスをしてきた。
ジュンとのキスはわたしにとっては軽くしただけで感じてしまうのに、ジュンのほうから激しいキスをされると、もう全身がメロメロになっていた。

わたしたちはキスで高揚してしまい、自然にパンツの上から膨張して熱くなったモノを刺激しあった。
これまでに経験したことのない快感がからだの一番奥から湧き上がってきていた。
わたしたちは時間が過ぎたのも忘れて、お互いの快感をむさぼりあった。
どのくらい時間が経ったのかわからなくなったころ、わたしは全身を突き上げるような快感におそわれて、ものすごい勢いで爆発した。白いマグマがパンツの中に溢れかえっていた。
その後すぐにジュンも最後を迎えた。ジュンもうめき声をあげながら、激しく爆発したのだった。
射精した後、わたしたちはあまりの快感お強さに、しばらく動くことができずに呆然としていた。

ジュン「なんかすげえ気持ちよかったね、気を失うかと思った・・・」
私「とうさんもだよ・・・」
ジュン「さっきまでは気持ちよかったけど、今はパンツが気持ち悪い・・・」
私「確かにべとべとになってるね。きれいなのに穿き替えよう。」

わたしはバッグの中を探って、替えのパンツを探し出した。

私「ほら、ジュン、濡れたパンツを脱がせるよ。」

わたしがそういうとジュンは軽く腰を浮かせて、わたしが脱がせやすいようにしてくれた。

私「はい、これでパンツも替えたし、寝られるだろう。」
ジュン「パンツ、すげえ濡れちゃったね。おばあちゃんに洗ってもらうのはハズいなあ。」
私「ビニール袋に入れて東京まで持って帰ってとうさんが洗うよ。それならいいだろう?」
ジュン「うん、それならいいよ。でもヒロちゃんには見つからないようにしてね。」
私「ちゃんと気をつけるから。ほら、もう寝なさい。」
ジュン「うん、寝る。」
私「ジュンとこんなことをしちゃうのも今年で最後になるのかな。来年の正月は、ジュンは新婚だもんね。」
ジュン「別にオレがけっこんしても大して変化はないと思うよ。」
私「やっぱこれは結婚してたらマズいだろう・・・」
ジュン「だって、ネットで読んだけど、結婚してる男のほとんどがこっそりひとりエッチしてるそうだから、それと似たようなもんじゃん。」
私「ひとりエッチとは違うだろう。」
ジュン「結婚してもオレのプライベートな時間はあるわけだから、そこでなにしてもいいと思う。」
私「まあ、それはその時になったら考えよう。」
ジュン「うん、オレ、眠い。」
私「ほら、眠るまで抱いててあげるから、安心して寝なさい。」
ジュン「とうさん、おやすみ・・・」

ジュンは抱かれたまますぐに眠ってしまったようだった。
わたしはしばらくジュンの頭を軽くなでていたが、わたしもすぐに眠ってしまっていた。

翌朝、わたしたちは9時まで眠りこけていた。9時過ぎに義兄が起こしに来てくれた。

義兄「聡一、ジュンちゃん、そろそろ起きなさい。10時からみんなで新年のあいさつをするからね、それまでにちゃんとするんだよ。とにかくふたりでシャワーでも浴びて、その眠そうな顔と、寝ぐせをなんとかしておいで。」
私「お義兄さん、起こしに来てくれたんだ。」
義兄「ふたりともすげえ朝立ちしてるから、理〇はさすがに来たくないらしい。」
私「じゃあ、すぐにシャワー浴びてきます。」
義兄「10時に間に合えばいいから、慌てなくていいからね。」

わたしたちはいっしょにさっとシャワーを浴びて、そのあと身支度を整えて、それなりの服を着て客間に行った。
ふだんはあまり使わない塗りの座りテーブルが出されて、その上には母と姉が作ったお節が所狭しと並んでいた。

母「みんなそろったわね。それじゃあ、お父さん、新年のあいさつをお願いします。」
父「今年は本当に身内だけだから、堅苦しいことは言わん。とにかくみんな健康に新しい年を迎えられただけでも幸せなことと思う。それに今年はとうとうジュンの結婚というおめでたい大きな節目が来る。今年もみんなが健康に過ごせるように、屠蘇で乾杯しよう。」

本当は父から順番に一つの杯で飲んでいくのは本式らしいが、実家ではみんな同時に明けましておめでとうございますと言って、乾杯をした。

母「あの小っちゃくてかわいかったジュンちゃんがもう結婚するんだもの、おばあちゃんも年取るはずよね。」
父「結納はどうするんだ?」 
私「4月ごろにやりますけど、向こうの希望で食事会だけにします。」
母「でもあちらがよくそんな略式で納得したわねえ。」
私「ひ〇さんのお兄さんの結婚式のとき、いろいろ大変だったらしいから、こんどは本人たちに任せるって、向こうのご両親は言ってくれてます。」
父「それで仲人はたてるのか?」
ジュン「オレたちはなしでしようと思ってたら、社長夫妻がやってくれるって言うんだ。一応は丁重にお断りしたんだけど、是非やりたいと言ってくれたんで、お願いしたよ。」
母「あら、そうなの、それなら安心だわ。」
私「社長夫妻というより、ジュンの親友の両親としてやりたいということです。」
父「それで問題ないのなら、おじいちゃんも賛成だ。まあジュンのためなら誰だって仲人してくれるだろう。」
ジュン「それでうまくいけば、おじいちゃんたちに来年末くらいまでにはひ孫を抱かせてあげたいなって。」
父「そうか、それはうれしいな、そのくらいならおじいちゃん、生きていられそうだからな。」
姉「もうお父さんったら、そんな心細いこといわないでよ、お父さんにはこの先ずっと長生きしてもらわなきゃ。」
父「それはそうだが、いつまでも生きていられるわけじゃないからな。」
母「お正月なんだから、そんな話は止めましょう。」
姉「ジュンちゃんが結婚かあ、まあソウちゃんよりイケメンだから、当然なのかもね。」
母「ソウちゃんだってイケメンよ。」
義兄「俺もそう思うよ。」
姉「確かに若いころはソウちゃんもイケメンだったけど、今はけっこうな年だもんねえ・・・」
私「それよりもさらにお姉ちゃんは年なんだからな、それを忘れるなよ。」
姉「ホント、ソウちゃんは昔からかわいくないわ。」
ジュン「でも仲のいい兄弟がいるのって、ちょっとうらやましいな。」
義兄「俺も同感。」
母「子供の頃はよくケンカしてたのにね。」
父「ジュンは子供は何人くらい作るつもりなんだ?」
ジュン「ふたり、だって兄弟がいるほうがいいから。」
母「ほんと楽しみだわ、元気なうちにひ孫が抱けるなんて。」

お雑煮とお節を食べながら、日本酒を飲んでいると実家の正月はいいなあとあらためて思った。
昼過ぎに義兄の運転する車に乗って、姉とジュンと私は初詣に行くことにした。
天気は悪かったが、一日中実家にいても退屈だったので、ちょっと離れた大きな神社まで初詣に行った。
夜になるとまた夕食にお節をみんなで食べた。

そして翌日2日の朝、義兄の車でわたしたちは新幹線の駅まで送ってもらった。
わたしたちは新幹線の駅義兄夫婦と別れ、ジュンと東京に帰り、義兄夫婦は義兄のほうの実家にふたりで新年のあいさつに行った。

午後に東京に着くと、フィアンセの家に行くジュンと東京駅で別れて、わたしはヒロのマンションに行った。
部屋に入ると、ヒロは真剣な顔でピアノを弾いていた。私に気づくとヒロはピアノを弾く手を止めた。

私「そのまま切りのいいところまで弾いてなよ。」
ヒロ「じゃあそうさせてもらう。」
私「その間、洗濯でもしてるから。」
ヒロ「洗濯機に俺の洗濯物も入ってるんだけど。」
私「それもいっしょに洗っておくよ。」

ヒロは再びピアノを弾き始めた。わたしはバスルームの前に行き、洗濯機のふたを開けた。中にはヒロのシャツや下着が入っていた。
まずは中の洗濯物を取り出して、汚れのひどいところには部分洗いの洗剤を吹き付けた。
そして持ち帰ってきたわたしとジュンの洗濯物にも、汚れたところには洗剤を染み込ませてから、洗濯機を始めた。
しばらくするとヒロが休憩すると言ったので、わたしたちはお茶を飲むことにした。

私「ヒロ、親孝行してきたか?」
ヒロ「とりあえず大みそかの夜から今日の朝まで実家にいたけど、それだけだよね。」
私「まあ、子供がいっしょにいてくれるだけで、親はうれしいもんだよ。」
ヒロ「そうなのかな、まあ母はオレが正月いっしょだったからうれしそうだったけど、おやじはどうなんだろう・・・」
私「今度お母さんに聞いてごらんよ、きっとお父さんも顔には出さないけどうれしいと思うよ。」
ヒロ「そうなのかなあ、でも聡一はジュンちゃんといると露骨にうれしそうな顔してるじゃん。」
私「そんなに顔に出てるかなあ。」
ヒロ「まあ、ジュンちゃんにとっては、聡一は父親と母親の両方なんだとは思うけどね・・・」

その後またヒロはしばらくピアノの練習を続けた。
そして夕食はふたりがそれぞれ実家から持ち寄ったお節とお雑煮を食べたのだった。

そしてちょっと食べ過ぎのお腹が落ち着いてきたころ、わたしとヒロは風呂に入った。

ヒロ「聡一との初風呂。」
私「ヒロ、元気だな、もう硬くなりかけてる・・・」
ヒロ「ずっと溜まったままだもん・・・」
私「年末はたいへんだったみたいだね。」
ヒロ「目いっぱい仕事が入っちゃったからね。」
私「まあ断れないんだからしょうがないよ。」
ヒロ「実家のご両親、元気だった?」
私「ヒロに会えなくてさみしがってたよ。」
ヒロ「今年は聡一を俺の実家に連れていくからね。」
私「行って大丈夫なのか?」
ヒロ「ウチの父親は、聡一のお父さんみたいに柔軟な精神じゃないから困るんだけど、何とかする。」
私「ムリすんなよ。」

わたしたちはひさしぶりにゆっくりとふたりで風呂を楽しんだ。そしてそのままベッドに移動した。
そしてお互いのからだをゆっくりと興奮させていった。
仰向けになったヒロの上にわたしが乗って、お互いの下腹部に二本の硬くなったモノを挟んで、腰を動かして刺激しあった。
そんな疑似的なエッチでも両想いのふたりには何物にも代えがたい気持ちよさを得ることができた。
そしてほぼ同時にわたしたちは頂点を迎えることができたのだった。
満ち足りた気分でふたりはそのまま眠った。気持ちのいい眠りだった。


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ジュンと年末は小旅行(2)

29日の夜は尾道の海の見えるホテルに泊まった。
30日の早朝、わたしはジュンが寝返りをした時に目を覚ました。相変わらずわたしはジュンの少しの動きでも目をさましてしまい、ジュンのようすを確かめる癖が抜けない。
わたしは半分眠ったまま、ジュンの腰のあたりを手で探り、ジュンがオネショをしてないのを確かめたあたりで、完全に目が覚めてきて、もうジュンはオネショをしなくなったのにわたしは何をやっているのだろうかと、ひとりで苦笑いをしてしまった。
ジュンはまだ気持ちよさそうに眠り続けているので、わたしももう少し眠ることにした。
向こう側を向いたジュンの背中にくっついて軽く抱くと、ジュンの体温が熱いくらいに感じられた。
わたしは短い間だが気持ちよく熟睡したみたいだった。

ジュン「とうさん、朝ご飯食べに行こうよ。」
私「ああ、ジュン、起きてたんだ。」
ジュン「オレ、もうシャワー済ませちゃったよ。」
私「ふわあ、よく寝た。うわっ、すげえ硬くなってる・・・」
ジュン「オレもすげえ朝勃ちしちゃってたよ。前の晩に出しちゃうとよけい朝勃ちしちゃうよね。とうさんも、早くトイレ行ってから、シャワー浴びてきなよ。」

朝勃ちしているのがすでにバレてしまっていたので、私は隠すこともなく、ユニットバスに歩いていった。
トイレを済ませて、朝勃ちをおさめてから、わたしは熱いシャワーを浴びてからだを覚醒させた。
そしてとりあえず外に出られるくらいの服を着て、ホテルの朝食会場に行って、朝ご飯を食べた。

ジュン「とうさん、今日はどうするの?」
私「まあ、朝ご飯の後、ちょっとまたこのあたりを散歩して、チェックアウト時間までに戻って、チェックアウトして、とりあえず岡山に行こうかなと思ってる。」
ジュン「岡山で何を見るの?」
私「後楽園かなあ。」
ジュン「兼六園みたいな広い庭園だね。見たいみたい。」
私「じゃあ、そうしようか。」

わたしたちはゆっくりと朝ご飯を食べてから、腹ごなしに海沿いとそして古い寺まで歩いて行った。
そしていちど部屋に戻って荷物をまとめて、フロントでチェックアウトした。
尾道からは山陽線の電車で岡山に向かった。
岡山で降りて、路面電車に乗ってお城のある公園に行き、後楽園に入った。
風は冷たかったけれど、日が差していたので、日向にいると比較的暖かかった。
後楽園内を散歩中は、比較的人のいないところでは、わたしのほうからジュンの手をつないでやった。ジュンは自然にうれしそうな顔をしてくれた。
そして午後、岡山駅発のローカル各駅停車で一時間ほどの相生まで行き、そこで電車を乗り継いで、まずは姫路に着いた。
駅前からタクシーに乗って姫路城の入口まで行って、城の中に入って観光をした。
天守閣からは播州平野や瀬戸内海まで見ることができて、わたしたちは来てよかったねと言いあった。
帰りは城から20分ほど歩いて姫路駅まで戻った。
姫路からは始発の新快速に乗り、そのまま一時間半で京都まで行った。
京都駅からは市バスで宿泊する旅館まで行った。旅館は俊顕くんの父上の知り合いがやっているところで、それほど大きくないが京都らしい佇まいの宿だった。
女将さんに案内されて二階の和室にわたしたちは入った。窓の下には坪庭があり、本当に静かな雰囲気で、隠れ家感満載だった。

女将さん「ようおこしやしたなあ。(俊顕くんの父上)はんからは、あんじょう連絡もろとります。・・・・・・・」

女将さんははんなりとした京都弁で、挨拶をすると部屋から出ていった。

私「女将さんて、俊顕くんの父上とはどういう関係なんだろうね?」
ジュン「オレもよく知らないけど、昔ちょっとお世話してたんだってさ。」
私「社長さんの粋な遊びってことか・・・」
ジュン「社長はああいうこなれた人だからいろいろとお盛んみたいだけど、俊顕は女の人に興味ないじゃん、それが父親としては物足りない息子に見えるみたいだね。」
私「ははは、俊顕みたいな出来の良すぎる息子でも、親にとってはなんらかの不満があるんだねえ・・・」
ジュン「とうさんはオレになんか不満とかあったりする?」
私「とうさんがジュンに不満? あるわけないよ、まったくないね。」
ジュン「それってホント、なら、すげえオレうれしいな。俊顕みたいなやつでも社長から見たら不満があるのに、オレなんかとうさんが不満だらけでもおかしくないと思うもん。」
私「ジュンに対して不満なんてまったく思いつかないね。」
ジュン「まあオレの至らないところもとうさんは全部受け入れてくれてるってことだよね。」
私「好きだったら、たいていのことは受け入れられるもんだよ。」
ジュン「オレもとうさんのこと、好きだもんね。」

親子で両思いであることをコクりあって、言葉に出してみることもたまにはしてみるものだと思った。

夕食まで少し時間があったので、旅館の近くを散歩してみた。思いがけないところに古い町家が残っていたりして、京都の散歩は楽しい。
部屋に戻って見ると奥の部屋にはすでに布団が敷かれていた。食事前の風呂に入っていると、夕食の時間が来た。
夕食は懐石料理のコースになっていて、坪庭の見える部屋のほうで楽しむことができた。
伏見の銘酒を飲みながら、ゆっくりと運ばれてくる手のかかった懐石料理を、わたしたちは楽しんだのだった。

ジュン「最初のほうは、こんな料理でお腹いっぱいになるのかなって心配しちゃったけど、最後まで食べたら、けっこう満足しちゃった。」
私「薄味だけど、全部おいしかったね。」
ジュン「最近はこういう京風の料理をときどき食べる機会があるから、けっこう薄味に慣れてきたよ。」
私「料理のうまみがちゃんと食材にしみてるから、塩気は少なくていいんだろうな。」

食事の後、少し部屋で休んだ後、わたしたちは風呂に入りに行った。

ジュン「誰もいないね。」
私「泊り客自体が少ないんじゃないかな。」
ジュン「なんか歴史を感じさせる風呂だよね。」
私「京都だからね。」

大きな湯船でゆっくりと暖まって、わたしたちは部屋に帰った。
暖かさが抜けないうちにわたしたちは布団に入った。
部屋には二組の布団がピタッとくっつけて敷かれてあった。
ジュンは当然のように私のほうの布団に入ってきた。

ジュン「とうさんにくっついてるとなんかすげえ落ち着く・・・」
私「それなら気が済むまでくっついていなさい。」
ジュン「じゃあ、朝まで。」
私「しょうがないヤツだな。」
ジュン「今日はもう寝るね。」
私「もう寝る時間だ。お休みジュン。」
ジュン「おやすみとうさん。」

旅の疲れもあったのか、わたしたちはすぐに眠ってしまったのだった。

翌日は午前中は京都を観光し、昼ご飯を食べた後、わたしたちは電車を乗り継いで、実家に向かった。
実家の最寄り駅には義兄が車で出迎えに来てくれていた。

私「お義兄さん、いつもすみません。」
義兄「俺はあんまやることないからね、ちょうどよかったよ。」
私「お義兄さんは、いつからこっちに?」
義兄「理〇は3日くらい前から来てたよ、俺は昨夜着いた。」
私「明日は大みそかだから、お義兄さん、買い物に付き合わされるんじゃないの?」
義兄「買い物は、すでに今日、理〇とお義母さんとで買い物に行ったよ。俺がいっしょに行くと、ゆっくり買い物できないんだってさ。」
私「ははは、でもそのほうが楽でいいでしょ。」
ジュン「明日はオレがおばあちゃんたちといっしょに買い物にいってくるからね。」
義兄「ジュンちゃんは買い物が好きだから、あの二人の買い物に付き合えるんだよ。」

実家に着くと、まずは父の部屋に行き、帰ってきたことを報告した。
その後、みんなでにぎやかな夕食をとったのだった。

翌日は大みそかだったので、母と姉は正月用のお刺身とか傷みやすいものを買いに行くと言って、ジュンを連れて出かけてしまった。
父親は近くの親類のところに出かけてしまった。

義兄「今年もけっきょく俺たちが余っちゃったね。」
私「どうしようか?」
義兄「軽く運動できる時間はあるよね。」
私「運動って?」
義兄「もう、聡一ったらわかってるくせに。」
私「でも、誰かが帰ってきたらヤバくない?」
義兄「まだ誰も帰ってこないよ、みんな外でお昼は食べてくるみたいだからね。」
私「それでも、なんか落ち着かないなあ。」
義兄「だいじょうぶだよ、聡一の布団でやれば、万が一誰かが帰ってきても、昼寝してるってことにすれば、うまくごまかせるじゃん。」
私「しょうがないなあ、どうせするなら、すぐに始めた方がリスクが少なそう・・・」
義兄「早く始めるのは大歓迎。俺、すでにちょっとだけ先走り液が出てきてる・・・」

義兄は積極的にわたしの服を脱がしていき、そしてお返しにわたしは義兄の服を全部脱がせた。
半勃起した義兄の先っぽからは先走りが糸を引いて垂れ落ちていた。

私「兄貴、感度いいね、もうこんなに濡れちゃって・・・」
義兄「けっこう溜まってるんだよ・・・」
私「エッチしてないの?」
義兄「完全にセックスレスだよね。」
私「一人エッチは?」
義兄「同じ部屋で寝てるんだぜ、できないよ。」
私「それじゃあ溜まっちゃうね。」
義兄「聡一はどうなんだよ?」
私「まあそれなりに・・・」
義兄「そうか、聡一にはパートナーガいるんだった。改めてそれに気づくとショックを受けるな。」
私「兄貴だって既婚者じゃん、同じだと思うけど・・・」
義兄「そうだな・・・」

わたしたちはあまり長引かないように前戯を行った。そして義兄の望むままにわたしはゆっくりと挿入していった。
最初はちょっと痛がっていた義兄だったが、しばらくすると気持ちよくなってきたのか、喘ぎ声を上げ始めていた。
そして義兄の喘ぎ声がだんだんと激しくなっていくにしたがって、わたしのほうも湧き上がる快感に飲み込まれていった。
わたしたちは時間のたつのも忘れて快感をむさぼり続けた。
最後に義兄の中でわたしが最後を迎えて律動を始めると、義兄は叫び声をあげ、そして最後には失神していた。
わたしはじゅうぶんに楽しんだ後、義兄の中から出して、ティッシュで後始末をした。
拭き終わったところで義兄が失神から覚めたようだった。

私「兄貴、だいじょうぶ?」
義兄「俺、気を失ってたみたい、なんか聡一が俺の中でいった時、俺の中で何かが破裂したみたいになって、気持ちよすぎて気を失ったんだと思う。余韻をゆっくり味わいたかったのに、ちょっと損した気分。」
私「気持ちよすぎて気を失ったんだったら、それはそれでよかったってことでしょ。」
義兄「少し寝るよ。」
私「その前に、中出ししちゃったから、洗い出しておかないと、兄貴、下痢しちゃうかも・・・」
義兄「それはまずい、しかたないな、ちょっと行ってくる。」
私「いっしょに行こうか?」
義兄「ダメ、ひとりで行く、聡一に見られたくないよ。」
私「じゃあ、バスルームの前まで連れてってあげる。」

わたしは義兄を支えてバスルームの前まで連れていき、義兄が中でシャワーを使い始めたのを確かめてから部屋に戻った。
しばらくして義兄が戻ってきたので、わたしたちは抱き合うようにして布団で昼寝をした。

午後、わたしたちが眠っていると、買い物から帰ってきたジュンが起こしに来てくれた。
わたしたちは何事もなかったかのように起き上がり、ちゃんと服を着てリビングに行った。
大量の買い物袋が食事テーブルの上に置かれていた。

姉「もう、お母さんったら、買い過ぎちゃうんだもん。」
母「まあ、お正月だから、いろんなものがあった方がいいでしょ。聡一とかジュンちゃんがいるんだから、食べちゃうわよ。」
姉「ジュンちゃんはともかく、ソウちゃんはもうおじさんなんだから、昔みたいに食べないわよ。」
母「とにかく買い物で疲れちゃったから、ちょっとお茶にしましょう。聡一の好きなおやつも買ってきてるわよ。」

わたしたちは母のいれた紅茶を飲みながら、おやつを食べた。懐かしい味がした。

母と姉はお節を作るということなので、わたしたちはちょっと外出することにした。
曇り空だったが、海を見に義兄の車で行った。海には行ったが、風が寒いので、すぐに車に戻って、来た道を帰った。
夕食時には父親も帰宅して、出来上がったお節も味見をしながらにぎやかな夕食になった。
こうして大みそかは過ぎていき、新しい年がやってきた。

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ジュンと年末は小旅行

去年の暮、ヒロは年末は書き入れ時だと言って、仕事が忙しいのでわたしといっしょにはいられなかった。その分年始にヒロといっしょにいることにして、年末はわたしは帰省を兼ねてジュンと小旅行をすることにした。
28日の夜、わたしは仕事納めを終えて早めに帰宅した。簡単な夕食を作っているとジュンが帰宅した。
わたしが買ってきたおかずで手早く晩御飯を済ませてから、準備しておいた荷物をバッグに詰めた。
出発前に交代でシャワーを浴びて、わたしたちはマンションを出て、新宿のバスターミナルに向かった。

ジュン「うわあ、すげえ立派なターミナルができたんだ。」
私「ここから乗るのは初めてだな。」
ジュン「東京駅より近くていいね。」
私「ほら、あのバスじゃないか。」

わたしたちは何台も止まっているバスの中から乗る予定のバスを見つけて近寄った。
しばらくして乗車が始まり、わたしとジュンは真ん中あたりの席に並んで座った。

ジュン「意外に足元が広いね。」
私「ああ、多少はゆったりしてるというのを選んだからね。」
ジュン「窓側はちょっと寒いから、オレが座るね。」
私「いいけど、ジュン、風邪ひくなよ。」
ジュン「若いからだいじょうぶ。」

前後はゆったりしているとはいえ、横の幅は同じなので、ジュンといっしょに座ると、からだを密着させることになる。
10時前にバスはターミナルを出発した。目的地までは9時間ほどかかる予定だった。
しばらく走ってから、車内が消灯になり、暗くなった。

私「ジュン、仕事で疲れてるだろう、とうさんに寄りかかって寝ていいぞ。」
ジュン「うん、なんか眠くなってきた。」
私「寝られるんだったら寝ておきなさい。」
ジュン「とうさんも寝てね。」
私「ああ、寝るよ。」

ジュンは目を閉じて、そしてそのまま眠ってしまったようだった。私もジュンのほうにからだをあずけて、少し眠ったようだった。
4時ごろ、バスがサービスエリアに止まった時に、わたしは目を覚ました。
30分ほど休憩するということなので、わたしはジュンを起こした。

私「ジュン、起きろ。」
ジュン「ふわああ、今どこなの?」
私「サービスエリアで休憩するみたいだ。いっしょにトイレに行こう。」
ジュン「それほどしたくないから、行かない。」
私「まだ着くまでには時間がかかるし、到着が遅れるといけないから念のためトイレに行っておこう。」
ジュン「なら、しょうがないなあ、気分転換に外に出るよ。」

わたしたちはバスを出た。外はかなりの寒さだった。二人並んでトイレで用をたして、暖かい休憩室でお茶を飲んだ。

ジュン「以前はこんなところの公衆トイレが夢によくでてきたなあ・・・」
私「とうさんも似たような夢を子供の頃、見たことがあるよ。」
ジュン「いろんな夢見てオネショしたけど、やっぱり他人のいるトイレでちょっと後ろめたい感じで放尿するっていうのが多かった。」
私「後ろめたいけど、けっきょく我慢できずに夢のトイレでしちゃうんだよね。」
ジュン「トイレでしてるんだからだいじょうぶだって思ってるんだけど、実際は布団の中で放尿してるんだよね・・・」
私「子供の頃のとうさんと同じだね。」
ジュン「してる時はすげえ気持ちいいんだよね、その後、目が覚めると布団が濡れてて落ち込むけど・・・」
私「オネショくらいで落ち込むことはなかったのに・・・」
ジュン「でも、高校生になってオネショして落ち込まないわけないじゃん。」
私「とうさんなんか将来歳をとったら、加齢のせいで夜お漏らししちゃうかもしれないぞ。」
ジュン「そうなったら、こんどはオレが後始末してあげるよ。」
私「はいはい、期待してるよ。まあそうならないようにするけどさ。」

バスに戻って、座っているといつの間にかふたりとも寝てしまったようだった。
間もなく目的地に着きますという車内放送でわたしは目を覚ました。
まだ眠っていたジュンを起こすと、けっこう寝られたのか、すぐに目を覚ました。

私「そろそろ着くよ。」
ジュン「ちょっと遅れてるみたいだね。」
私「まあ、年末だからこのくらいはしょうがないだろう。」

駅に着いて、開いているカフェをさがして、軽く朝食をとるために入った。
そして今度は電車に乗って尾道まで行った。
まだ朝の10時前だったが、荷物を持って観光をするわけにもいかないので、泊まる予定のホテルに行き、荷物を預かってもらった。
身軽になって駅裏から尾道の狭い坂を上っていった。

私「うわっ、いるのはカップルばっかりだな。」
ジュン「オレたちだってカップルじゃん。」
私「親子でカップルとは言わないだろう。」
ジュン「とうさんは若く見えるから、じゅうぶんゲイカップルに見られると思うよ。」
私「こらこら、ジュン、腕に抱きついてくるんじゃないって。」
ジュン「じゃあ、手をつないで。」
私「しょうがねえなあ・・・」

ジュンは私の手を取り、恋人つなぎをしてきた。これではどこから見ても立派なゲイのカップルである。
手を振りほどこうとしても、ジュンがあまりにもうれしそうなので、けっきょくつないだまま尾道の細い道を迷いながらしばらく歩いたのだった。
途中で大学生くらいの男の子のふたり連れにあった時、手をつないだわたしたちを見て、ふたりは一度驚いたような顔をした。
ところがしばらくするとその二人もわたしたちのように恋人つなぎをして歩き始めた。

ジュン「あれは本物のカップルみたいだね。オレたちが手をつないでるのを見てから恋人つなぎをしたね。」
私「ふたりともかわいい子たちだね。」
ジュン「ああいうのがとうさんの好きなタイプなの?」
私「まあ、あのくらいの男の子のことはかわいいって思っちゃうけどね。」
ジュン「とうさんだって、じゅうぶん若いけどね・・・」

あちこちをぶらぶらと迷いながら歩いていると、ちょうど昼になったので、緑に囲まれたカフェがありランチがあるようなので入っていった。
ちょうど窓際の席が空いていたので、わたしたちは窓に向かって並んで座った。
注文をして窓の外の庭の緑を眺めていると、さっき見た男の子同士の手つなぎカップルが庭を通って店に入ってきた。

ジュン「あっ、あれってさっきオレたちが手をつないでるのを見て、つなぎだしたカップルだね。」
私「ああ、そうみたいだね。」

入ってきたカップルが窓ガラス越しにこっちを見た。わたしたちに気づいたようだった。
ジュンはカップルに向かって、こっちへ来ないかというような感じで手で招いた。
一瞬どうしようかとまよったみたいだったが、カップルは顔を見合わせた後、こちらのほうに歩いてきた。

ジュン「よかったら、いっしょしない?」
カップル「お邪魔じゃないですか?」
ジュン「ぜんぜんだいじょうぶだよ。」
カップル「じゃあ、前に座らせてもらいますね。」

イケメンカップルはわたしたちの前の席に座った。ふたりとも大学生くらいの若さが内側から溢れ出ているようなイケメンだった。

ジュン「なんか近くで見るとさらにイケてるね。」
カップル「そっちこそいい感じじゃないですか。」
ジュン「ひょっとして学生?」
カップル「大阪の大学生です。」
ジュン「手をつないで歩いてたってことはふたりはカップルだよね?」
カップル「なんかそっちが仲良く手をつないでるのを見て、こいつがつなぎたいって言うから・・・」
ジュン「なんか幸せな感じがにじみ出てるよね、すげえいいカップルだと思うよ。」
カップル「そちらはカップルになって長いんですか?」
ジュン「すげえ長いよ、オレの相手はオレが子供の頃からだいじに見守ってきてくれたから。」
カップル「すごいっすね、俺たちはまだ新婚みたいなもんです。」
ジュン「でもほんと幸せそうでうらやましいなあ、幸せをちょっと分けてもらいたいくらいだよ。」
カップル「そっちこしすげえ仲良さそうじゃないっすか、俺たちのほうがうらやましいっすよ。」
私「ジュン、もうそのくらいにしておきなさい。」
カップル「彼氏さんが怒ってるみたいだから、俺たちはあっちの席に移ります。」
私「別に怒ってるわけじゃないよ、君たちも幸せにね。」
カップル「ありがとうございます。そちらもずっと幸せでいてほしいっす。」

イケメンカップルは少し離れた二人掛けの席に移っていった。

私「ったく、ジュンは面白がって・・・」
ジュン「オレは、オレたちがゲイカップルだって一言も言ってないよ。」
私「たしかにそうだけど、あっちのふたりが誤解するように誘導しただろうが。」
ジュン「まあ、それは否定しないけどね。でもちょっと面白かったでしょ。あのカップル、オレたちのことをゲイのカップルだと思ってくれたみたいだよ。」
私「完全にそう思ってるよな。」
ジュン「まあいいじゃん、オレととうさんは親子以上の固い絆で結ばれてるんだから。」

わたしたちはゆっくりとランチを食べてから店を出て散歩を再開した。若いカップルはすでに店にはいなかった。
尾道をまた迷いながら歩いて、こんどはロープウェイに乗って、千光寺まで行った。寺からは眼下に尾道水道と向かいの島がよく見えていた。わたしたちはしばらく景色に見とれていた。

帰りは坂を歩いて下って尾道の街に戻った。そして映画「転校生」で有名になった階段を上って神社にお参りをした。
ちょっと歩き疲れたので、神社の階段の途中の端っこの方に、わたしとジュンは並んで座った。

ジュン「ホントのカップルみたいだね、こんなところに座ってると・・・」
私「それにしてもなんか見えないパワーに包まれてるような感じがするね。」
ジュン「ここもパワースポットなのかな。」
私「さっきお参りした時に、ジュンがこの先幸せになれますようにってお願いしたんだけど、願いが届きそうな感じだよね。」
ジュン「オレは、結婚してからも、とうさんといっしょに暮らせますようにってお願いしたんだ。」

神社の石段にジュンと並んで座って、しばらく尾道の街並みを眺めた後、私たちはとりあえずホテルに戻った。
チェックインをして預けた荷物を受け取り、部屋に入った。部屋の窓からは尾道水道や街並みが見えていた。

ジュン「おおっ、けっこういい景色。いい部屋だし高かったんじゃない?」
私「確かに安い部屋はすでに埋まってたけど、ここも意外に高くはなかったんだよ。」
ジュン「でも広い部屋でよかった、ゆったりと落ち着けるね。」
私「ちょっと部屋でひと休みしてから、夕食を食べに行こう。」
ジュン「じゃあ、お風呂入ろうよ、オレがお湯を張ってくるからさ。」
私「そうだね、けっこう歩いたから、風呂に入って疲れをとりたいね。」

ジュンがバスルームに行って、バスタブにお湯を入れてくれた。

ジュン「お風呂、入れるよ。とうさん、いっしょに入るでしょ?」
私「ああ、ジュンといっしょに入りたいな。」
ジュン「じゃあ、オレの服、脱がせてほしいなあ・・・」
私「もう、甘えた声を出して・・・」
ジュン「オレもとうさんの服をぬがせてあげるからさ。」

わたしはジュンの服を上から脱がせていった。ジュンの服を脱がせるのは、子供のころからもう何万回とやってきたことで、今でもやっぱり親のうれしさを実感する。
ジュンを素っ裸にしたら、こんどはジュンがわたしの服を脱がせてくれた。子供の子もジュンはとうさんの服を脱がせてあげるねと言って、わたしの服を脱がせてくれたのだが、そのころは実際はジュンは手伝うだけでほとんどわたしが自分で脱ぐようなものだった。さすがに今はジュンが全部やってくれるので、わたしは立っているだけでよかった。
ふたりとも裸になり、急ぎ足でバスルームに入った。
部屋が広めなので、バスルームのほうもユニットバスにしては広めだった。
私たちはシャワーでからだを軽く流してから、バスタブに入った。
わたしがまずバスタブに入り、開いた両足の間にジュンを抱くように座らせた。

ジュン「とうさんにこうやって抱いてもらうのには、オレ、ちょっと大きくなりすぎちゃったかな。」
私「そんなこと気にしないで、とうさんにもたれておいで。」
ジュン「子供のころから、とうさんに抱かれてお風呂に入ると、すげえうれしかったんだよ。」
私「まあ、遠からず、ジュンにも子供ができるだろうから、こんどはジュンが子供にこうしてやりな。」
ジュン「じゃあ、とうさんがオレを前に座らせて、さらにオレが子供を前に抱いて、親子三代でお風呂に入るなんて、気持ちよさそうだな。」
私「それだと広い風呂のある家に住まなきゃね。」
ジュン「わかってる、オレもいろいろ考えてるから。」
私「ジュンがもしも新居を買うんだったら、今住んでるマンションを売れば、頭金の足しにはなるだろう。」
ジュン「新居を買うときは半分はひ〇さんのほうが出してくれるから、そこそこの物件を変えると思うよ。だから大きめのお風呂のある所にするからね。」
私「ホント、ジュンはしっかりしてるね、とうさんとは大違いだ。」
ジュン「そんなことはないよ、オレはとうさんのおかげで、片親のさみしさなんて感じることもなく育ったんだもん。だからとうさんにはふたり分の親孝行をしなくちゃね。」
私「親孝行なんていいよ、ジュンがいてくれただけで、すでにじゅうぶん親孝行はしてもらってるからね。」
ジュン「とうさんがそう言っても、無理やり親孝行はするからね。」
私「うれしいけど、ほどほどにね。」

ふたりでお湯につかってしっかりとからだを温めたあと、私たちはバスタブに立ち上がって、お互いのからだを洗いあった。

ジュン「とうさん、今日も我慢汁が出てるね。」
私「ゴメン、ジュン・・・」
ジュン「とうさん、勃起しないように無理して我慢してるだろう、勃起させていいよ。」
私「勃起させたら、とうさん、歯止めがはすれそうだから・・・」
ジュン「別に外れてもいいのに・・・」
私「こらこら、そんなにからだを撫でまわさないで・・・」
ジュン「洗ってるだけだって。」

わたしは必至で勃起だけはしないようにしていたが、先っぽからはたらーっと我慢汁が垂れ落ちて感じているのを隠すことができない。
なんとか、なにもなしでバスルームを出て、ホテルのバスローブを着て、わたしたちは眺めのいいソファに並んで座った。ジュンがミニ冷蔵庫の中のビールを持ってきてくれた。

ジュン「けっこうからだが熱くなっちゃった。」
私「冷たいビールがおいしいな。」
ジュン「この部屋、いいじゃん、二人で座れるソファがあって。」
私「これでもこの部屋はホテル側の言い分ではジュニアスイートってことになってる。」
ジュン「広めとはいえ、一部屋なのにスイートなんて・・・」
私「まあ、ベッドコーナーとリビングコーナーに分かれてるから、ジュニアスイートってことなんだろうな。」
ジュン「とうさん、大好き。」

ジュンは私のほうにもたれかかってきて、目を閉じて眠り始めた。ジュンは本当に眠ってしまったようだった。わたしは手をジュンの肩に回して、肩を軽くなで続けていた。
ジュンは5分くらい眠ってから、目を覚ました。

ジュン「うわっ、オレ、寝てた。」
私「寝てたって、5分くらいだよ。」
ジュン「でもなんかすげえすっきりした。」
私「もっと寝ててもよかたのに。」
ジュン「なんかとうさんに寄りかかってるととうさんが暖かくて寝ちゃうよね。」
私「本格的に寝るんだったら、ベッドに行きな。」
ジュン「ベッドで寝たら、夕飯のときに起きられなくなりそう。」
私「ジュンが起きられるんだったら、外に出て、渡し船に乗って向かいの島に行ってみようか?」
ジュン「それいいね、オレ、渡し船に乗りたい。」

わたしたちは服を着て、ホテルを出て、フロントで教えられて渡し船の桟橋に歩いて行った。
桟橋に着くと、渡し船がすでに待機していて、わたしたちが乗船するとすぐに出発した。
渡し船は尾道水道をS字を描くような形で向かい側の島の桟橋まで5分ほどで着いた。
わたしたちは映画のセットを保存してあるところを見て、しばらく島を散歩した。
歩いていると、別の渡し船の桟橋があったので、そこから船に乗って尾道に戻った。
行きとは違う桟橋に到着したが、海に沿って歩いているとすぐにホテルに着いた。
ホテルのフロントで予約してもらった夕食の店への道順を聞いて、わたしたちはまたホテルを出た。
瀬戸内の海の幸を食べさせてくれるという料亭のような外観の店に入った。

ジュン「すげえ、ここって高くないの?」
私「フロントで聞いた限り、それほど高くないみたいだよ。それにセットメニューを頼む予定だから、お酒をたくさん飲まない限り、それほどいかないと思う。」
ジュン「瀬戸内の海産物、楽しみ。」

わたしたちはあまり高くない和食のコースを頼んだ。それでも瀬戸内の名物というものが出てきてじゅうぶん満足したのだった。

ホテルに戻り、部屋に入ると、こんどは窓の外には美しい夜景が広がっていた。

ジュン「うわあ、きれいな夜景・・・」
私「昼とはまた違ういい景色だね。」
ジュン「とうさんとおいしい晩御飯を食べて、部屋に帰るとこんなロマンチックな夜景を見れて、オレたちやっぱカップルだよね。」
私「ああ、とうさんもジュンとここに来られてよかったよ。」
ジュン「ベッドに横になっても、夜景は見えるよね。」
私「けっこうきれいに見えるんじゃないかな。」
ジュン「とうさん、ベッドに寝て、夜景を見たい。」
私「じゃあ、そうするか。」

わたしたちはベッドボードにもたれるように並んで横になった。
わたしは部屋の照明を暗くした。

ジュン「部屋が暗くなると、夜景がか輝いて見えてくるね。」
私「窓の外の光がすごく増えた感じがする。」
ジュン「とうさん、キスしてよ。」
私「いいよ・・・」

なんかロマンチックな夜景のせいで、わたしもいつもより興奮し始めたらしい。
わたしはジュンに長いキスをした。

ジュン「ふう~、今日のとうさんのキスすげえ、なんかオレとろけそう・・・」
私「ちょっとマジでやりすぎたかな・・・」
ジュン「そんなことない、もっとしてよ。」
私「あんまりマジでしちゃうと、病みつきになりそうだ・・・」
ジュン「病みつきになればいいじゃん、オレのほうはこんなに気持ちいいキスならいつでもしてほしいな。」
私「とはいえ、一応は親子なんだから、やりすぎない方が・・・」
ジュン「だいじょうぶだよ、とうさん、オレのことは心配しなくても。」

わたしはあまりにも気持ちよかったので、ジュンにキスを続けた。

ジュン「とうさん、硬くなってきてるね、しかもパンツ濡れてきてるじゃん。」
私「ガマン汁が出てしまったみたいだ・・・」
ジュン「オレも勃起しちゃってるし…」
私「ジュンのを舐めたいな。」
ジュン「いいけど、オレもとうさんのを舐めたい。」
私「ダメだよ、夕方シャワーを浴びた後、2回くらいオシッコしてるから、匂うかもしれないから・・・」
ジュン「なんだ、とうさんったら、そんなこと心配してるんだ。とうさんの匂いなら、どんな匂いでも平気だよ。」
私「ジュンにとうさんのモノがオシッコ臭いなんて思われたくないし・・・」
ジュン「とうさんってけっこうかわいいとこあるよね、まあオレには隠してるんだろうけど・・・」
私「こら、生意気なこと言って、ついこの前までオネショしてたくせに・・・」
ジュン「それとこれとは関係ないでしょ。」

ジュンは積極的に私のモノを口に含んだ。わたしもからだを入れ替えて、ジュンのモノを口に入れた。ジュンのモノも少しオシッコの匂いがしていた。
お互い行為に熱中している間にかなりじかんがすぎてしまっていた。そしてとうとうほぼ同時にジュンと私は最後の頂点を迎えていた。

ジュン「なんかすげえ気持ちよかった・・・」
私「じゅん、だいじょうぶか、後悔してない?」
ジュン「なんで後悔するんだよ、オナニーよりも後ろめたさがなかったくらいだよ。」
私「ジュンはいい子だ・・・」
ジュン「とうさんはいいとうさんだ。」
私「ばあか・・・」
ジュン「とうさん、オレ、眠くなった。」
私「じゃあ、もう寝なさい。暖房が効いてるから裸で寝てもだいじょうぶだろう。」
ジュン「とうさん、おやすみ・・・」
私「おやすみ、ゆっくり寝なさい。」

ジュンが寝たのを確かめると、わたしもすぐに眠ってしまった。尾道のホテルでの夜は過ぎていった。


theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

新年のごあいさつ

新年おめでとうございます。
今年はもっとブログの更新を頑張りたいと思っていますので、応援よろしくお願いいたします。

tag : ゲイの父親

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
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