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卒業旅行-4

ルームサービスの朝食を食べた後、俊顕くんの婚約者を出迎えに空港に行く時間が来た。俊顕くんの運転する車に私も同乗して、空港で婚約者を出迎えた。

●香さん「まあ、ジュンちゃんのお父様にまでお迎えいただいてありがとうございます。」
私「どうもお久しぶりです。」
俊顕くん「飛行機、揺れなかった?」
●香さん「ぜんぜん揺れなくて、ゆっくり機内食をいただけましたわ。」
俊顕くん「じゃあ、ひ○さんの住んでる街に行こうか。」
私「どのくらいかかるんだ?」
俊顕くん「車だと一時間ちょっとじゃないかな。」

私たちは空港を車で出発して、ひ○さんとジュンのいる街に俊顕くんの運転する車で行った。そしてジュンと婚約者も合流して、その地方のイングリッシュガーデンを見て回った。

緑に囲まれた池のそばにある古い家を改造した小さなレストランで私たちは食事をした。

●香さん「なんか新婚旅行の予行演習をしてるみたいですわね。」
ひ○さん「新婚旅行も私たち二組いっしょにするのかしらね。」
俊顕くん「未来の花嫁ふたりがそれでいいなら、いっしょにするのもいいかもね。ジュンは?」
ジュン「オレはみんながいいなら、ぜんぜん問題ないよ。」
俊顕くん「本番の新婚旅行にも聡一さん、ついて来たりして・・・」
私「ばあか、それじゃあまるでおじゃま虫がついていくようなもんだろうが・・・」
俊顕くん「なんだ、聡一さん、ちゃんとおじゃま虫だとわかってるんじゃん。」
私「うるせえなあ、ったく俊顕はかわいくないやつだなあ・・・」
俊顕くん「はいはい、俺はジュンと違ってかわいくないですよ。」
●香さん「やだもう、ジュンちゃんお父様と俊顕様って、おもしろいことばかりおっしゃって。」
ジュン「なんか最近、俊顕ととうさん、すげえ仲いいんだよね。」
ひ○さん「俊顕さんにしては珍しいわね、以前はこんなに打ち解ける人じゃなかったからね。」
俊顕くん「ジュンのお父さんだから、しかたなく仲良くしてるだけだからね。」
私「はいはい、しかたなく仲良くしてもらって、感謝してるよ。」

午後も俊顕くんの運転する車で、イングリッシュガーデンを見て回った。そして夕方、私たちはジュンの婚約者と別れて、私とジュン、それに俊顕くんとその婚約者の4人でホテルに戻ってきた。4人で軽く食事をした後、私とジュンは部屋に戻って、翌朝の出発に備えて荷物をまとめた。

翌朝、6時に私たちはホテルのチェックアウトを済ませて、ホテルの入口で俊顕くんに見送られて空港に向かった。そして空港で飛行機に乗って、私たちは昼前にウィーンの空港に着いた。

とりあえずタクシーに乗って予約してもらったホテルに行った。まだ部屋は使えなかったが、荷物を預かってもらえた。もう何日か前にウィーンに来ている直さんたちから夜いっしょに食事をしたいというメッセージがあった。

ホテルを出て、しばらく街中を歩いて行くと公園に、モーツアルトの像があった。

ジュン「モーツアルトってお墓ないんだよね。」
私「なんか共同墓地のどこかに他の人といっしょに埋葬されてて、今はもうどこだかわからないんだろう。」
ジュン「あんなにすごい曲をいっぱい作ったのにね。」
私「でもお墓が残るより、曲が残るほうがモーツアルトとしてはうれしいんじゃないかな。」
ジュン「そうだね、なんかモーツアルトのソナタ、弾きたくなっちゃった。」
私「今日はこれからどうしようか?」
ジュン「とりあえず、せっかくウィーンに来たから、シェーンブルン宮殿を見に行きたいな。」

私たちは近くの駅まで行き、地下鉄に乗ってシェーンブルン宮殿に行った。建物の中は予約していなかったので、ちょうどいい時間に空きがなくて入れなかった。それでも広大な宮殿の敷地をぐるっと歩いて回っていった。高台から見る宮殿の全景はすばらしかった。

宮殿の中を見学した後、宮殿の前の停留所からこんどは市電に乗って、朝着いた西駅にまで戻ってきた。そして地下鉄でシュテファンプラッツ駅で降りて、地上に出てちょっとちょっと迷いながら、ジュンの行きたがっていたドブリンガーに行った。世界的に有名な楽譜屋さんは、ちょっと奥まった通りにひっそりとあった。

私「ジュン、なんかさがしてる楽譜あるのか?」
ジュン「とりあえずドブリンガーでなんか買ってみたい。」

ジュンは店の人に声をかけて、楽譜の棚を空けて、順番に楽譜を見始めた。ジュンは声をかけても気がつかないくらい集中していた。私もヴァイオリンの楽譜を探し始めた。

ゆっくりとドブリンガーで楽譜を見てから、私たちは荷物を預けてあるホテルに戻った。フロントで鍵を受け取って部屋にやっと入ることができた。

ジュン「もう直さんと翼にいちゃん、いつホテルに戻るのかなあ。」
私「ちょっと、外出してるみたいだから、夕食前には戻るんじゃないかな。」
ジュン「オレ、部屋に入って、シャワー浴びたい。移動がけっこう長かったから、シャワー浴びて疲れ取りたいし。」
私「そうだね、ちょっと部屋で休むか。」

私たちは部屋に入って交代でシャワーを浴びた。熱いお湯を浴びると疲れがちょっと取れたような気がした。

ベッドに寝転がってうつらうつらしていると、ドアがノックされた。ドアを開けると、直さんと翼くんがニコニコしながら並んで立っていた。

直さん「あれ、ソウさんたち、寝てたんだ。」
私「なんか移動で疲れちゃって・・・」
翼くん「どうします、夕食、食べにいけます?」
ジュン「オレはもうだいじょうぶだけど・・・」
私「それほど疲れてるわけじゃないから、夕食食べに行くくらいだいじょうぶだよ。」
翼くん「予約してるレストランはここから歩いてすぐに行けるから。」
私「じゃあ、すぐに着替えるから、待っててくれる?」
直さん「じゃあ、ぼくたちロビーで待ってるから、急がなくてもいいからね。」

私たちは急いで着替えをして、ロビーに行った。ホテルを出てウィーンの街を歩いてシュテファンプラッツに行った。タイルの屋根のきれいな教会の外観を見てから、翼くんが予約しておいてくれたウィーン料理の店に行った。そこでウィーン名物と言う茹でた牛肉がメインになったコースを食べた。

翼くん「ホントはシュニッツェルのほうが有名なんだけど、揚げ物よりこっちのほうがいいかなっと思って。」
ジュン「なんか歴史のありそうなレストラン、すげえ。」
私「有名店なんでしょう?」
翼くん「けっこう有名みたいだね。せっかくソウさんとジュンちゃんにウィーンで会えたんだから、ちょっといいとこにしてみた。」
直さん「なんか、ウィーンってなんでも歴史を感じさせるんだよね。」
私「今日、ちょっとカフェに行ったんだけど、そこも重厚なインテリアだった。」
翼くん「ソウさんたち、今日はどこに行ってたんですか?」
ジュン「シェーンブルン宮殿に行ってた。その後、ドブリンガーに行った。」
翼くん「そうなんだ、シェーンブルン行ったんだ。で、ドブリンガーって?」
直さん「楽譜屋さんだよ、有名なとこだよね。なんかいい楽譜あった?」
ジュン「いくつか買ったから、あとで見せてあげるね。」
私「明日はどうする?」
直さん「とりあえず、美術史美術館に行こうよ。ブリューゲル見たいし。」
翼くん「けっこう見るだけで時間かかりそうだよ・・・」
私「全部の絵を見るのは無理だろうから、いいところだけでも見れればいいね。」

私たちは動けなくなるくらい夕食をお腹に入れて、ホテルに戻った。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

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Re: いつも楽しみにしています♪

なる。さま

ウィーンで休暇を過ごしていた翼くんと直さんに会うことができました。今回はいろんな人に会うことができて楽しい旅行でした。
春の京都もいいですよね。こんどヒロとまた京都に行きたくなってきました。
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