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卒業旅行-5

直さんたちとウィーン料理をお腹いっぱい食べたあと、ライトアップされた旧市街をホテルまでぶらぶらと歩いて帰った。

シュテファンプラッツ
聖シュテファン寺院(左側の石造りの建物)の前の広場、シュテファンプラッツの夜景。

ホテルの戻ると、私もジュンもけっこう疲れていたのか、すぐに眠気がおそってきた。

ジュン「なんかすげえ眠い。」
私「長い一日だったからね。でも寝る前にちょっとだけシャワーを浴びておいで。」
ジュン「そうだね、からだを流したほうが気持ちよく眠れそう・・・」

ジュンはベッドの上に脱いだ服を置いて、すっぱだかでバスルームに入っていった。私はジュンの脱ぎすてた服をたたんでクローゼットにしまった。ほんとうにお湯でからだを流しただけでジュンはバスルームから腰にバスタオルを巻いただけの姿で出てきた。交代で私もシャワーを浴びにバスルームに入った。

シャワーを浴びて、部屋に戻ると、すでにジュンはベッドに潜り込んで気持ちよさそうに寝ていた。ジュンを起こさないように静かに毛布を持ち上げて、ゆっくりとジュンの横に私は寝転がった。ジュンはなにも着ないで裸で寝ていた。部屋はとりあえずは暖かかったが、朝方冷えるといけないので、クローゼットに片付けられていたベッドカバーを取り出して毛布の上に広げて掛けた。ジュンの体温をダイレクトに感じながら私もすぐに眠ってしまった。

翌朝、私が目覚めた時、ジュンはまだ気持ちよさそうに眠り続けていた。私は先に起きて、顔を洗った。ベッドに戻るとジュンを起こしてやった。

私「ジュン、そろそろ起きなさい。」
ジュン「もう朝なんだ、まだ眠い・・・」
私「今日は美術史美術館に直さんたちと行くから、そろそろ起きないといけないよ・」
ジュン「まだ眠いなあ・・・ でもとうさんがキスしてくれたら起きられそう・・・」
私「まったく甘えて、しょうがないなあ・・・」

私はジュンに近寄って、軽くキスをしてやった。

私「ほら、起きて、オシッコして、顔を洗っておいで。」
ジュン「うん、起きる・・・」

ジュンはすっぱだかのまま、朝立ちのものをぶらぶら揺らせながらバスルームに小走りで入っていった。
そしてレストランに行って、ビュッフェの朝食をゆっくりと食べた。

ジュン「翼にいちゃんたち、食べに来てないね。」
私「ルームサービスにしたのかもね。」
ジュン「今日はまずは美術史美術館に行くんだったよね。」
私「直さんがいろいろ解説してくれるみたいだから、楽しみだね。」

そして午前中は直さんたちといっしょに美術史美術館を巡った。まずは直さんのいちばん見たかったというオランダの画家ブリューゲルの作品を見に行った。

ジュン「おおっ、この冬の狩人の絵、見たことある。」
直さん「ブリューゲルでもいちばん有名な絵だよね。ものすごく細かく描かれてるから、近寄って細部を良く見てごらんよ、印刷では再現できない細かい描写が見られるよ。」
私「それにしても寒そうな風景だよね。」
直さん「この絵が絵がかれた頃は小氷河期だったみたいで、ヨーロッパはけっこう寒かったみたいだよ。」
ジュン「なんか直さん、絵にも詳しいなんてかっこいい。」
直さん「おっ、ジュンちゃん、ぼくのこと見直した?」
翼くん「直は確かに絵にはちょっと詳しいけど、それ以外のことがねえ・・・」
私「直さんは、かっこいいところも、そうじゃないところも含めて私は好きだけどね。」
直さん「ソウさんは誰かと違って優しいなあ・・・」
翼くん「ソウさん、あんまり直を甘やかさないでね、後で俺がたいへんだから。」
私「ところで、午後はどうしようか?」
直さん「今日はフンデルトワッサーの設計した建築を見に行くつもりだけど、ソウさんたちもよかったらいっしょにどう?」
ジュン「フンデルトワッサー? オレ知らないなあ。」
直さん「日本にもフンデルトワッサーの設計した建築が大阪にあるよ、ごみ処理施設なんだけどすげえポップな感じの色使いなんだよね。」
私「そういえば、旅行案内にウィーンのごみ施設がすごいデザインだって書いてあったけど、それをデザインした人?」
直さん「そうだよ、そのひと。今日見に行くのは、彼の設計した共同住宅だよ。最初に見に行くほうは現在も公営住宅として使われてるから、中には入れないんだ。もうひとつは、今はフンデルトワッサー博物館になってるから、中に入れるし、彼の絵が大量に展示されているみたいだよ。」

午前中はずっと私たちは美術史美術館の絵を見て過ごした後、昼食を4人で食べた。そして私たちは地下鉄でドナウ運河沿いにある市電の大きな停留所に行った。そこで目的地の方角に行く電車が来るのを待ってから乗り込んだ。電車はウィーンの街の中を静かに進んで行き、しばらくすると、直さんが電車の前方を指差した。

直さん「ほら、この先の左側にカラフルな建物が見えるでしょう?」
翼くん「ああ、なんか植物が壁に一杯生えてる建物でしょう?」
直さん「次の停留所で降りるからね。」

私たちは少し来た道を戻って、フンデルトワッサーの共同住宅の前に行った。電車の通る道路に面して赤やら青やらに塗られた複雑な形の壁が聳え立っている。建物の敷地は微妙にうねった形のまま、カラフルなタイルが張られている。このうねった広場は理由があってこう言う形に作られているらしい。
中に入れないので外観を見ただけで、私たちは歩いてふたつ目の建物に向かった。そちらのほうは博物館になっているので、入場料を払えば中に入ることができた。相変わらず一階の床は微妙にうねっていて、ちょっと歩きにくい。上に行くと、大量のフンデルトワッサーの強烈な色の絵画が並べられていた。

そして、全体を回って見終わったので、私たちは一回にあるカフェに行って、ウィンナコーヒーを飲んだ。カフェのトイレまでが、タイルの張られた床がうねっていたのはすごかった。。

いちどホテルに戻って、すこしフォーマルな服に着替えた。ロビーで同じくちょっとフォーマルな感じに着替えた直さんたちと合流して、4人でいっしょに国立歌劇場に出かけた。

オペラ座の前でとりあえず記念撮影をしてから、私たちは中に入っていった。案内のお姉さんに席まで連れて行ってもらい、チップ代わりにお姉さんが売っているプログラムを買うことにした。100ページ以上もあるりっぱな本と言ってもいいようなりっぱなプログラムだった。最後のほうのオペラのあらすじ紹介のところには、一ページだけだが日本語のあらすじも掲載されていた。

オペラが始まり、イタリア語のオペラなので、意味はわからないけれど、日本語のあらすじを読んだおかげで話しの展開はわかった。

幕間には4人で混雑するカフェバーに行って、私たちはビールを一杯ずつ飲んだ。まわりにいる着飾った人たちが、オペラを楽しんでいるような雰囲気がよくわかった。

それほど長いオペラではないのだが、それでも終わったのがけっこう遅かったので、夜遅くまで開いているブラッスリーのようなところで私たちは軽食をとった。
ジュン「なんか、疲れてるのかなあ、せっかくの国立劇場のオペラだったのに、もう少し感激するかと思ってたけど、意外に冷静に聞けた。」
私「なんか響きが頭の上を飛んでいってるような気がした。」
ジュン「体調が万全の時に聞きたかったなあ。」
直さん「それは旅行者には難しいかもね。」
ジュン「でもとりあえず国立歌劇場で聞けたんだから、良かったとは思ってるんだけどね。」
翼くん「俺なんかあんまりオペラは聞いたことないから、ちょっと眠かったけどね。」
私「それでも、やっぱ一度は国立歌劇場でオペラを見たかった。」

軽食をとった後、私たちはホテルに戻った。もう日付が変わってしまっていたので、私たちはそのままベッドに横になって眠った。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ウィーン国立歌劇場 ブリューゲル

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Re: いつも楽しみにしています♪

なる。さま

いつもコメントありがとうございます。GWのせいというわけでもないのですが、レスが遅れてしまいました。

来年はイタリアですか、いいですね、行ってみたいです。ヒロと行けたら最高ですね。
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