今年の正月

大晦日の夜は静かに過ぎて、翌朝は正月だった。私とジュンは少し早起きをして、実家の車で空港に向かった。

ジュン「今日は飛行機、だいじょうぶかな、雪降ってるけど。」
私「このくらいの積雪だったら、問題ないだろう。」
ジュン「空港までけっこう遠いよね。」
私「まあうちからだとだいぶあるからね。」

一時間以上かけて車は空港に着いた。駐車場に入れて、到着口に行くと、まだ飛行機は着いていなかった。私たちは空港の店を見てまわって時間をつぶした。そして飛行機は少し遅れて到着した。
飛行機から降りた人たちがぞろぞろと到着口から出てきた。

ジュン「ひ○、こっちこっち」
ひ○さん「飛行機がちょっと遅れちゃって、お父さま、お待たせしてすみません。」
私「いやいやそんなに待ってないよ。」
ひ○さん「お父さま、明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。」
私「おめでとうございます。わざわざ遠いところに来てくれてありがとう。」
ひ○さん「もう少し長くこちらにいられるといいんでしょうけど、すみません。」
ジュン「あっ、ヒロちゃん、こっちこっち。」
ヒロ「席が後ろのほうだったから、出てくるのに時間がかかっちゃったよ。」
私「ええと、ふたりは会うのは初めてだったよね。」
ジュン「ヒロちゃん、こちらがオレの婚約者の●●ひ○さん。そんでこちらはとうさんの大事な友達の◎◎ヒロさん。」
ひ○さん「初めまして、よろしくお願いいたします。」
ヒロ「こちらこそよろしく。」
ジュン「それから言っとくけど、とうさんとヒロちゃんの関係はすでにひ○には知らせてるからね。ふたりともヘンに気を使って挙動不審にならないでね。だからとうさんたちはいつもどおりにしてればいいよ。」
ひ○さん「私の第一印象ですが、おとうさまたち、とてもすてきなカップルだと思います。」
私「いや、そうですか、それはどうも・・・」
ヒロ「まいったなあ・・・」
ジュン「ほら、ふたりとももう顔を赤くしちゃって。じゃあ、さっそくおじいちゃんとこに戻ろう。」

私たちはまた車で実家に戻った。実家では両親が、みんなが到着するのを今は遅しと待っていた。

父「こんな遠いところにわざわざ来ていただいて、ありがとう。とにかく中に入りなさい。」
ひ○さん「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
ヒロ「あけましておめでとうございます。お招きいただきありがとうございます。」
父「ああ、ふたりともおめでとう。元気そうでなによりだ。」
母「さあさあ、外は寒かったでしょ、あっちに新年の準備ができてますから、お入り下さいね。」

私たちは客間に入って、お屠蘇やおせちの並んだ座卓のまわりに座った。

私「ヒロはお義兄さん夫婦には会ったことあるよね。」
ヒロ「去年、ちょっとだけお会いしました。あけましておめでとうございます。」
義兄「あけましておめでとうございます。」
姉「ひ○さんもお久しぶりね。お正月に会えてうれしいわ。」
ひ○さん「お兄さま、お姉さま、あけましておめでとうございます。」
義兄「ホントはおじさんなんだけどね。」
姉「あたしはおばさんなんて呼ばれたくないわ。」
ジュン「でも、オレはおばちゃんって呼んでるし・・・」
姉「やあだ、そうだったわね、まあ、おばさんでしょうがないか。」
母「さあ、そろそろお屠蘇でお祝いしましょう。」

お屠蘇と言っても、お酒を注ぐ器だけが塗りのお屠蘇用のものというだけで、後は普通の盃なので、本式の儀式ではない。それでも、いちおう正月を迎えると、父の采配でこれをやらないと正月の気分がしない。

父「今年は初めてジュンの婚約者のひ○さんも来てくれて、いっしょに正月を迎えることができた。それにヒロくんも忙しいところを駆けつけてくれて、賑やかな正月になった。こんなに賑やかな正月を迎えられて、私ももう思い残すことはない。今年が去年にも増していい年であることを願って、乾杯しよう。あけましておめでとう。」
全員「あけましておめでとうごさいます。」

父「ジュンたちはいつ結婚するつもりなんだね。」
ジュン「今はひ○さんが留学中だし、帰国して少し落ち着いてからだね。だからまだ何年か先だよ。」
ひ○さん「すみません、まだ私の勉強が終わってないものですから、ジュンちゃんには待ってもらうことになってしまって・・・」
父「いや、べつに急かしておるわけじゃないんだよ・・・」
母「あなたは早くひ孫の顔が見たいんでしょう。」
父「それはそうだが、おまえだって早く見たいと言ってたじゃないか。」
ジュン「オレもがんばるけど、予定通りにはいかないかもしれない・・・」
父「おじいちゃんも病気も治って、元気になったから、ちょっとくらいはだいじょうぶだ。」
ひ○さん「おじいさま、お元気でいてくださいね。」
父「ああ、ありがとう、その言葉だけで、だいぶ頑張れそうだ。」
母「ヒロさんも、来てくださってありがとう。」
ヒロ「飛行機だとすぐですから。」
父「今年は本当にいい正月だ。生きてるといいことがあるもんだ。」
姉「まったくお父さんは大げさなんだから。」
母「ジュンちゃんが結婚しちゃったら、聡一が一人になって寂しがると思ってたけど、ちゃんとヒロさんがいっしょにいてくれれば安心よね。」
父「そういうことは自然に収まるところに収まるもんだ。これでジュンの子供を見たら、おじいちゃんも安心してあの世に行ける。」
姉「もう、お父さん、お正月早々、縁起でもないこと言わないでよ。」
ジュン「おじいちゃん、元気でいてよね。」
父「ジュンにそう言われたら、頑張らなくてはいけないな。」
姉「そうよ、お父さんはまだまだだいじょうぶよ。」
父「ひ○さんとジュンを見てると、いいひ孫に恵まれそうだ。」
ジュン「おじいちゃん、もう少し待ってね。」

お屠蘇の後、母と姉の手作りのおせちでを賑やかに食べて、正月のお祝いは終わった。そしてお屠蘇を口をつけただけでほとんど飲まなかった私の運転で、ひ○さんとヒロを空港に送っていった。ふたりとも夜は自分たちの家族と正月のお祝いをするために、とんぼ返りで東京に帰るからだ。ジュンもひ○さんのご両親に挨拶をするために、同じ飛行機で東京に戻ることになっていた。
とにかく慌ただしい正月ではあったけれど、とりあえずジュンの婚約者と私の相方の顔合わせも無事に済んで、少しずつひとつの家族への一歩を踏み出したということだ。
3人が仲良く搭乗口に入っていくのを見送ってから、私はひとりで運転をして実家に戻った。

実家に帰ると、こんどは従姉妹の家に泊まりに行くという姉を、私は車に乗せて送っていった。

私「それにしても、正月早々、だんなをほったらかしにして普通外泊するか。」
姉「いいのよ、新婚じゃないんだから、四六時中くっついてられないわよ。それにちょっと●●ちゃん(私たちの従姉妹)の話を聞いてあげないといけないのよ。」
私「結婚する時は、お義兄さんじゃなきゃ、嫌だとか騒いでいたのは誰でしたっけ?」
姉「そうよねえ、あれからン十年、あたしもこんな風になるとは思わなかったわ。でもちゃんとだんなのことは愛してるから心配しないで。」
私「お義兄さんがかわいそうとか思わないの?」
姉「今夜はソウちゃんが相手してくれるんでしょ、ふたりとも仲いいんだから、ウチでたまにゆっくり男二人で飲むのは楽しいでしょ。あたしは女のいとこ同士、夜を徹して話すことがあるんだから。」

一応私にとっても伯母の家なので、伯母と従姉妹に挨拶だけして、私は姉を降ろして、実家に戻った。

母「聡一、夕食はどうしようか?」
私「なんかおせち食べ過ぎて、それほどお腹へってない。」
母「○吾さんはどう?」
義兄「そうですねえ、あんまお腹へってないかな。」
母「お父さんは、もう部屋に戻って、こたつで日本酒をちびちび飲んでるわ。」
私「お母さんはどうなの?」
母「私も部屋でお父さんのお酒をちょっと分けてもらって、ふたりでゆっくりしようと思って。」
私「じゃあ、俺たちも部屋にお酒となんかおせちを持ち込んで、お義兄さんとふたりでゆっくり飲もうかな。」
母「○吾さんもそれでいい?」
義兄「いいですよ、寝間着に着替えてから飲めばいつでも寝られるし。」
母「じゃあ、お酒は準備してあげるわ。おせちの残りはあなたたちが食べたいものを別のお皿に取っていきなさい。」
私「お酒は冷でいいからね。」
母「それなら楽だわ。それじゃあ部屋はよく暖めて、ふたりとも風邪ひかないようにしなさいね。」

私の部屋に、吟醸酒とおせちの残りを持ち込んで、テレビの前のテーブルに置いた。

義兄「聡一、お腹すいてる?」
私「それほどでもない。」
義兄「せっかくふたりきりになれたんだから、先に聡一をいただきたいなあ。」
私「でも今朝早くシャワーを浴びてから、けっこう時間が経ってるから少し臭うかもしれないし・・・」
義兄「だいじょうぶ、聡一の匂いは俺ぜんぜん平気だし。それに俺は少し前にシャワーを借りてちゃんと中まで洗って、少し解してきてるから。」
私「それにここじゃまずいよ、1階にはお父さんたちいるし・・・」
義兄「お父さんたちの部屋、この真下じゃないから、だいじょうぶだよ。」
私「そうだけど、万が一見つかったりしたらどうすればいいんだよ。」
義兄「だいじょうぶ、もうお父さんたち2階に上がってきたりしないよ。」
私「でも心配じゃん。」
義兄「それって、オレを焦らしてるのか。でもかえって興奮するかも。」
私「あっ、兄貴、ダメだって・・・」
義兄「せっかくふたりきりになれたんだから、楽しまなきゃ。」
私「もう兄貴、ちょっとだけだぞ・・・」
義兄「そんなこと言いながら、聡一、もう勃起してるじゃん。」
私「こっ、これは・・・ でも完全に勃起してるわけじゃないからね・・・」
義兄「じゃあ、俺がすぐに完全に勃起させてあげるよ。」

義兄は私を押し倒して、上に乗ってきた。そして私にキスをし始めた。

義兄「ほら、もうギンギンに固くなったね。」
私「兄貴がエロいキスなんかするからだよ・・・」
義兄「聡一、パンツ脱がせるよ。なんだ、聡一ったら、もうガマン汁のシミできてるじゃん。」
私「もう、兄貴のせいだからな。」
義兄「そんなかわいいこと言ってるのに、こっちはすげえでっかくなってる・・・」
私「だって、気持ちいいんだもん・・・」
義兄「よしよし、素直な聡一はかわい過ぎる。聡一、そろそろ入れて・・・」

私はからだを入れ替えて、義兄を仰向けに寝かせて両足を持ち上げた。そして私は指で少し義兄のうしろを解そうとした。

義兄「もうだいぶ解してあるから、入れてもだいじょうぶだと思う・・・」
私「ゴムないから、生で入れるけど、出る前にちゃんと抜いて外出しするから。」
義兄「中で出してもいいよ。」

私は義兄の両足の間にからだを入れて、中心の穴に少しずつ私のモノを挿入していった。

私「少し入ったけど、兄貴、痛くない?」
義兄「ちょっとだけ痛いけど、もっと奥まで入ったほうが痛くないと思う。だからゆっくり入れてみて。」

私はほんとうにゆっくりと私のモノを義兄の中に沈めていった。あるところまで入れたところで、義兄のからだがビクッと震えた。

私「兄貴、だいじょうぶ、痛かった?」
義兄「そうじゃない、急にすげえ感じただけだ。聡一、やめないで続けて・・・」

義兄の感じるらしいところを中心に私はピストン運動を続けた。私が往復するたびに義兄は快感のうめき声をあげた。
ずいぶんと長い間そうやっているうちに、私はとうとう頂点に達しそうになっていた。

私「ああ、兄貴、俺、そろそろイクかもしれない。もう抜くからね。」

私がそう言って、義兄の中から抜こうとすると、義兄は私の後ろに両手を回して、私を強く抱き寄せた。

私「兄貴、ダメだって、出ちゃうって。うわあ、もう限界、出る、出る!」

私は義兄に強く抱き寄せられた時の刺激が最後の一撃になり、義兄の中で激しく爆発をした。私のモノが爆発する刺激で義兄はほとんど意識を失いそうになっていた。

男は射精するとそのすぐ後には冷静になってしまう。私も中出ししちゃったよと冷静に考えながら、モノをゆっくりと抜いていった。義兄はほとんど気絶するほどの荒い息をしていた。

私「兄貴、だいじょうぶ?」
義兄「ああ、もうちょっと余韻を楽しませて・・・」

私は義兄の上にからだを預けて、義兄の髪を軽くなでた。義兄は疲れたのか、眠り始めていた。私はティッシュで丁寧に後始末をした。義兄は眠り続けていた。私も義兄に寄り添うように横になった。義兄の寝息を感じながら私もすぐに眠っていた。

深夜、義兄が起き上がる気配で私も目を覚ました。

私「兄貴、どうしたの?」
義兄「腹が痛い、出そう。ヘタすると寝下痢するところだった。」
私「ひとりで歩ける?」
義兄「だいじょうぶだよ、急いでトイレに行ってくる。」

義兄はトイレに走るように急いで行った。たぶん中出しの精液が腹に障ったのだろう。しばらくすると、義兄が晴れ晴れとした顔で戻ってきた。

義兄「なんとか間に合ったよ。」
私「兄貴、ゴメン、中出ししたせいだ・・・」
義兄「なんで謝るんだよ、べつに漏らしたわけじゃないし。」
私「そうだけど、お腹痛かったんでしょう?」
義兄「出す前はね。でも出しちゃったら、すげえいい気分だよ。」
私「まだ深夜だから、寝よう。兄貴、抱いててあげるから、こっちにおいで。」

私の隣に義兄はくっついて横になった。私たちはお互いの体温を感じながら、そのまままた眠っていた。

翌朝、私はすごくいい夢を見た後、目が覚めた。義兄は頭を私の胸のところに押し付けるような姿で眠り続けていた。しばらく私は義兄の体温を感じながら、じっとしていた。

義兄「ああ、聡一、起きてたんだ、おはよう。」
私「なんか今朝はホントに気持ちよく目が覚めた。」
義兄「俺もだ、聡一の体温が気持ちよかったのかな。」
私「そろそろ起きる?」
義兄「もうちょっとだけ、このまま聡一の体温を感じてたい。」
私「いいけど・・・」

しばらくして私たちはやっと起き上がることにした。顔を洗って着替えると義兄は、もとのキリッとした顔の義兄に戻っていた。
私たちは、両親といっしょにまた雑煮を食べた。そして私たちは両親に別れを告げて、実家を出て、姉を拾いに従姉妹の家にまで行った。
そして3人で姉夫婦の家のある県に戻り、私は最寄りの新幹線駅に下ろしてもらった。

新幹線で東京駅まで行き、マンションの最寄り駅に降りると夕方になっていた。
マンションに戻ると、ジュンとヒロがふたりで出迎えてくれた。
こうしていろいろとあった今年の正月は終わったのだった。

theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

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Re: タイトルなし

たけろー様

今年の正月は本当にいろんなことがあってあっという間に過ぎてしまいました。
ジュンが結婚するまであと何年あるのかわかりませんが、それまではまだ今の状況が続くのだと思います。
義兄とはちょっと頑張りすぎたかな、とやや反省しています・・・

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