俊顕くんちの別荘で合宿(3)

朝食を終えて、少し休憩してから、私たちは練習を始めた。本格的な練習は明日からになるので、練習というより、演奏を楽しんだという感じだった。

昼ごはんは、○○さんに負担をかけないように、外で食べることにした。俊顕君たちの言いつけの店で私たちはゆっくりと昼食を楽しんだ。
そして午後は乗馬をするという俊顕君に付き合って、乗馬牧場に行き、私も少し乗馬を教わることになった。一時間、馬場で乗馬の講習を受けただけで、私のからだは悲鳴を上げ始めていた。

俊顕君「最初はヘンなところに力が入るから、疲れるんですよね。」
直「ぼくも最初のときは、けっこう筋肉痛になったもんなあ。」
俊顕君「直さんは3回目くらいだけど、けっこう乗れるようになったから、聡一さんも後二回くらい練習すれば、だいじょうぶですよ。これから外乗に行きますけど、聡一さんはどうします? 初心者向もだいじょうぶなコースに行きますけど。」
私「今日はパス。これ以上やると、ヴァイオリン弾けなくなりそう。」
ジュン「とうさんも行けばいいのに・・・」
私「ジュンは行っておいで。とうさんはここのテラスで本でも読んでるから。」
俊顕君「じゃあ、俺たちは一時間くらい外乗してきますね。」
私「ゆっくり楽しんでおいで。」

三人はそれぞれ馬に乗って、牧場主の馬の先導で林の中に消えていった。私は眺めのいいテラスに座って、ビールを飲みながらしばらく景色を眺めていた。

一時間ほどすると三人が帰ってきた。

私「楽しかった?」
ジュン「うん、すげえ気持ちよかった。」
直さん「やっぱ、外乗はいいなあ・・・」
俊顕君「けっこう楽しめるでしょう。今度はもっと遠出をしようね。」
直さん「聡一、退屈しなかった?」
私「テラスで山を見ながらビールを飲んでたら、あっという間に時間がたったよ。」
直さん「ビール飲みたいなあ。」
俊顕君「直さん、飲んでいいですよ、帰りは俺が運転するから。」
ジュン「いいよ、俊顕もビール飲みなよ、運転はオレがする。」  
直「そうか、誰かひとり飲めなくなるんだね。それじゃあ、別荘に帰ってから飲もうよ。それにヒロちゃんと翼を迎えに行かなきゃならないだろう。」
俊顕君「そうだね、ジュンひとりが飲めないのはかわいそうだからね。」

私たちは一度別荘に帰った。そして私と直さんを下ろして、俊顕くんとジュンはそのまま車でヒロと翼くんを駅まで迎えに行ってくれた。
しばらくすると俊顕君の車が、4人を乗せて帰ってきた。

俊顕君「どうぞ、中に入って。」
ヒロ「おじゃまします。」
翼くん「俊顕くん、呼んでくれてありがとうね、俺、コンサートには出ないのに・・・」
俊顕くん「それはいいんですって。逆に俺たちが練習してる時に、翼さんには退屈させちゃうかもしれないから・・・」
ジュン「翼にいちゃん、オレたちの演奏を聞いたら、感想を教えてね。」
翼くん「俺は感想を言えるほどクラシックはわからないよ。でも、ジュンちゃんたちの演奏を聞くのは好きだからね。」
俊顕くん「確かに親しい人が演奏するとすごく聴いてて気持ちいいよね。さらに好きな人の演奏は気持ち良さを通り越して、エクスタシーだよね、ね、聡一さん。」
私「なんで、こっちに話をふるんだよ、俊顕・・・」
俊顕くん「聡一さんが、ジュンとかヒロさんの演奏を聞いているときの、うっとりとしたまぬけな顔を思い出したから。」
私「俊顕こそ、ジュンのピアノを聞いてる時、どうしようもないほど締りのない表情をしてるだろうが。」
ヒロ「確かに、同じ料理でも好きな人に作ってもらうともっとおいしく感じるのと同じで、好きな人の演奏は気持ちよく聞こえるよね。」

少し休憩した後、ヒロがコンサートでやる曲を夕食までの時間を利用して練習することにした。
練習が終わって、全員が集まったということで、とりあえず乾杯をした。そしてちょっと飲んだ後、○○さんの手製の夕食を楽しんだ。

俊顕くん「じゃあ、今夜は、当然聡一さんはヒロさんと、直さんは翼さんといっしょでいいですよね。ということは、俺はジュンといっしょということで。」
私「こら、俊顕、顔がにやけてるぞ。」
直さん「ジュンちゃんと堂々といっしょに寝られてうれしいのはわかるけどね。」
俊顕くん「ったく、なに言ってるんですか、もう直さんまで。とにかく、聡一さんカップルは俺の部屋を使ってください。直さんと翼さんは和室でもいいですよね。ジュンと俺は、親のベッドルームを使うから。」
ヒロ「じゃあ、聡一、部屋を使わせてもらおうよ。」
俊顕くん「はいはい、部屋の準備はできてます。ご、ゆ、っく、り・・・」
直さん「じゃあ、ぼくたちも部屋でまったりするよ。」
俊顕くん「和室のほうはすでに布団が敷いてありますから、いつでもどうぞ。ああ、言っときますけど、和室のほうはちょっと音が部屋の外にもれることがありますから、直さん、あんまかんばりすぎないようにね。聡一さんのほうの部屋は防音しっかりししてるから、安心してどうぞ。」
私「そういうのを、よけいな一言って言うんだよ。」
直さん「ったく、それじゃあ、思い切りできないじゃん。」
翼くん「イロボケの直にはそのくらいがちょうどいいんじゃないの・・・」
ジュン「なんか、オレ、眠くなってきた・・・」
俊顕くん「そう、じゃあ、もう寝ようか。ジュン、寝巻きは?」
ジュン「オレ、いつものようにトランクスだけで寝る。」
俊顕くん「そうだね、そのほうが楽だもんな。」
私「俊顕、よだれ垂れてんぞ。」
俊顕くん「な、なに言ってんですか、聡一さんは早く部屋に行って、ヒロさんといちゃついてください。」
直さん「じゃあ、ぼくたちも部屋に行かせてもらうよ。」

みんなそれぞれの部屋に別れて入っていった。私たちは、本来は俊顕くんの部屋をヒロとふたりで使わせてもらうことになった。

ヒロ「聡一、会いたかったよ。どうしてこういう時に限って、断れない仕事が入るんだろうね。」
私「大学関係の仕事以外は断ってるんじゃなかったっけ?」
ヒロ「基本、そうなんだけど、やっぱ今後のことを考えると断れない仕事もあるんだよね・・・」
私「疲れてるんだったら、すぐ寝る?」
ヒロ「寝ない。やんなきゃなんないことがある。」
私「ヒロ。目がギラギラ輝いてるぞ。」
ヒロ「だって、ずっとおあずけだったし、すげえしたいんだからな。昨夜はがまんしきれなくて、聡一のことを想像しながら、久しぶりにシコっちゃったよ・・・」
私「どんなことを想像してやったんだよ?」
ヒロ「ええとねえ、想像の中での聡一は、すけべでやりたい放題かな・・・」
私「ったく、どういう想像をしてんだよ・・・」
ヒロ「とにかく、この部屋はちゃんと防音してあるみたいだし、思いっきりやっていいって、俊顕が言ってくれたし・・・」
私「とは言え、そっちのドア、○○さんの滞在してる部屋に直接つながってるんだからな、すぐに俊顕様のお世話ができるようにって。」
ヒロ「ふうん、そうなんだ、セレブのおぼっちゃまはすごいんだね。でもそのドアも防音されてるみたいだし、だいじょうぶだよ。」
私「おっ、ヒロ、美容院行った?」
ヒロ「おっ、やっと気づいてくれたね、聡一。昨日仕事の前に、朝いちで美容院行ってきた。」
私「そうだったんだ・・・」
ヒロ「もう、聡一ったら、なに俺のこと、見とれてるんだよ・・・」
私「そういう髪型もけっこうかわいいなって・・・」
ヒロ「ホント、聡一がほめてくれてよかった・・・」
私「ヒロ、もっとくっついてきなよ。」
ヒロ「うん・・・」

私はヒロに軽くキスをした。それだけで、ヒロのからだが少し熱を持ってきたのがわかった。それでも俊顕くんの教えどおり、私はあわてずに、ゆっくりとヒロのからだを開花させていくことにした。

ヒロ「どうしたの、聡一、今日はなんかすごく優しいというか・・・」
私「いつもと同じだよ。」
ヒロ「俺、もう勃起しちゃった・・・」
私「夜は長い、ゆっくり楽しもうね。」
ヒロ「なんかからだがほてってきてる・・・」
私「じゃあ、着てるものを脱がせてあげるよ。」
ヒロ「うん・・・」

ヒロを見ると、顔がポッと赤くなって、目がうるうるになっていた。私はこんどはディープなキスをゆっくりとヒロにしていった。
そしてヒロのパンツを脱がせると、キンキンに硬くなったヒロのモノが跳ねるようにぴょこんと飛び出してきた。

私「元気だね、昨日出したばかりじゃなかったのか?」
ヒロ「そうだけど、でも、リアルなエッチは別腹、いくらマスターベーションしてもエッチはしたいよ。」
私「昨日は何回シコって出したんだよ?」
ヒロ「へへへ、昨日は1回じゃ足りなくて、2回しちゃった。」
私「元気だなあ。」
ヒロ「でもシコるより、聡一とするほうがずっと気持ちいい。」
私「こらっ、オナニーといっしょにするな。」
ヒロ「怒った顔の聡一もソソる。」
私「ばあか。」

そして私たちは、行為に熱中していった。それでもわたしは俊顕くんから教わった技法をちょっとだけ実践してみた。ヒロはいつもよりずっと快楽に溺れていったみたいだった。それは私にも大きな快感をもたらしたのだった。
そして俊顕くんから教わったいちばん大切なこと、つまり行為が終わった後の余韻をゆっくりと楽しんだ。俊顕くんが行ったとおり、これはヒロの最終的な満足度をかなり上げたようだった。

ヒロ「どうしたの、聡一、なんかいつもと違うような気がする・・・」
私「ゆっくりと快感を楽しんだだけだよ。」
ヒロ「でも、俺、なんかすげえ今日は満足しちゃった。」
私「ならよかった。」
ヒロ「聡一、好きだよ。」
私「俺もだよ。」

疲れたのか、ヒロはすぐに眠り始めた。私は布団をヒロにかけてやった。そして私も同じ布団に入って、ヒロの体温を感じながら眠ってしまった。

翌朝、私は8時過ぎに目を覚ました。隣ではヒロが満ち足りたように気持ち良さそうに眠っていた。私は思わずヒロの頭を軽く撫でた。そうすると、ヒロがぱっと目を開いた。

私「ゴメン、起こしちゃったね・・・」
ヒロ「なんか気持ちいい朝だなあ。」
私「どうする、もう少し寝るか?」
ヒロ「それより、お腹すいちゃったよ。」
私「じゃあ、起きようか。」
ヒロ「シャワー浴びてすっきりしたいな。聡一、いっしょにシャワー浴びよう。」
私「いいけど・・・」
ヒロ「おっ、聡一ったらすげえ朝立ち・・・」
私「なんか昨夜ちゃんとしたのに、すごく元気なんだよなあ・・・」
ヒロ「むしろ、前の晩に出したときのほうが、俺は朝立ちがすごいけどね・・・」
私「まあ、トイレに行けば、すぐにおさまるけどね。」

私たちは交代でトイレに行って、その後いっしょに軽くシャワーを浴びた。

サロンに出て行くと、テラスのテーブルで、俊顕くんとジュン、直さんと翼くんが朝のコーヒーを飲んでいた。

私「みんな、早いね。」
ジュン「オレたち、もう朝のランニングもすませてきたよ。」
俊顕くん「ヒロさん、なんか満ち足りたような顔をしてますね。」
ヒロ「えっ、まいったなあ・・・」
俊顕くん「ヒロさんだけじゃなくて、今朝は翼さんも晴れ晴れとした表情だもんな。みなさん、昨夜はお楽しみだったみたいで・・・」
直さん「ひょっとして、俊顕ったら、嫉妬してスネてるとか。」
翼くん「俊顕くんって、もっと怖いキャラかと思ってたら、けっこうカワイイとこあるじゃん。」
ジュン「そうなんだ、俊顕っていつも怖い顔してるから、性格悪いとか誤解されてけっこう損してるんだよね。」
私「性格悪いのは誤解じゃなくて、そのまんまじゃないのか?」
俊顕くん「もう、聡一さんはジュンにはあんなに優しいくせに、俺にはけっこう厳しいんだもんな・・・」
ヒロ「俊顕って、意外にかまってちゃんだったんだね。」
ジュン「会社ではすごく怖いと思われてるのにね。」
直さん「確かに会社経営の後継者だったら、社員に舐められるわけにはいかないもんな。」
俊顕くん「ちゃんと会社での顔と、こうやって聡一さんたちと一緒の時の顔は使い分けてますから、けっこう大変だけど・・・」
直さん「まあ、立場はわかるけど、あんま無理はするなよな。」

その時、お世話係の○○さんがテラスに出てきて言った。

○○さん「朝食の準備がととのいましたが、どちらでお召し上がりになられますか?」
俊顕くん「ここ、テラスで食べるよ、今朝は天気がいいからね。」
○○さん「かしこまりました。さっそくこちらに準備いたします。」
俊顕くん「○○さんひとりじゃ、テラスまで運ぶの大変だから、ジュン、俺といっしょに運んでくれる?」
ジュン「うん、いいよ。」
○○さん「そんな、若旦那様、いいえ失礼しました、俊顕様やお客様に手伝っていただくわけにはいきませんから。」
直さん「みんなで運んでくればいいんじゃないの。」
私「そうだな、若旦那様やジュンだけに運ばせるわけにはいかないだろう。」
俊顕くん「もう、ホント、聡一さんは意地悪だなあ。」
私「事実、若旦那様って呼ばれてるんだろう?」
俊顕くん「俺も社会人になったし、おやじが○○さんに俺のことを若旦那様って呼ぶように言ったんだよね。でも両親がいないところでは、名前で呼んでって、俺はお願いしてるんだけどね・・・」

そして全員が立ち上がって、みんなで朝食をテラスに運んだ。
ゆっくりと朝食を食べて、しばらく休んでから、私たちは別荘に来た目的である、コンサートの練習を始めたのだった。



theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

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No title

俊顕くんは魔性の男ですね。気をつけて下さいね(笑)。それにしても本当にみなさんセレブでうらやましいです。そういうところから文化が花開くんでしょうね。

俊彰くんの、

キャラが、いいですね。

かわいくて、しかも、床上手。

優秀で、しかも、おもい人生をせおってて。イケメンなのに、怖い顔してて。

まるで、かつての僕みたい!(笑)

なんてね。自分床上手じゃありません。これからの目標。(笑)

もうおっさんなのですが。
それにしても
これは、ハーレムじゃないですか。

男の理想郷だ。

No title

ヒロくんと充実したプレイできて良かったです。俊顕くんとの経験が生きたのかな。これからもお互いに満足できるプレイが続けられそうですね。

Re: No title

健一様

いくら俊顕くんでも魔性というほどはものすごくないですよ。
ちなみに俊顕くんはセレブですが、私や直さんはフツーのリーマンですけどね・・・

Re: 俊彰くんの、

じった様

そうですか、俊顕くんはかつてのじったさんみたいですか。
俊顕くんはモテモテなので経験豊かで、自然にあっちの方も上手になっていくみたいですよ。

Re: No title

たけろー様

やっとヒロとすることができました。俊顕くんに教わったことはけっこう役に立ちましたよ。
私とヒロとはまだまだこれからお互い開発していくことができそうです。

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