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検査の結果

少し前のことだが、ジュン夫婦は検査をするためにふたりで産科病院に行った。
その週末はわたしはヒロのマンションに行っていたので、わたしは検査の結果の連絡が来るのを待っていた。
ヒロとデートにでかけることもできず、わたしたちはマンションで演奏をしたり、ヒロは講義の準備をしたりして、連絡を待った。

午後になってジュンから電話がかかってきた。

ジュン「とうさん、お待たせ。」
私「検査の結果はどうだったんだ?」
ジュン「妊娠してた、やっぱハネムーンベイビーだったみたい。そんで出産予定は来年8月らしい。」
私「そうか、やっぱできてたか、ジュン、おめでとう。」
ジュン「なんか、実感がないよね。」
私「ジュンもとうとう父親になったんだよ。」
ジュン「そんで、年末からひ〇は実家にしばらく戻っていたいって言ってるけど、とうさん、いいかな。」
私「いいに決まってるだろう、初めてのことだから、やっぱ妊娠したら女親がそばにいる方が安心だからね。」
ジュン「仕事は減らすけど、続けるって言うんだけど、どうなんだろう・・・」
私「ひ〇さんの望んでる通りにしたほうがいい。」
ジュン「そうなんだ、じゃあ、ひ〇の言う通りにするよ。」
私「それから、おじいちゃんにすぐに連絡しろよ。」
ジュン「うん、この後すぐする。」
私「じゃあ、これで切るぞ。」

ジュンはすぐに父親に連絡したらしい。
しばらくすると父親から電話がかかってきた。

父「聡一、聞いたか、ジュンのところに子供ができたんだ。」
私「少し前にジュンから連絡がありました。」
父「生まれるのは来年8月だそうだな、お父さんもとうとうひ孫の顔を無事に見られそうだ、聡一、ありがとう・・・」
私「でも、よかった。まだ来年なんですから、お父さん、元気にしててね。」
父「ひ孫の顔を見たら、もう思い残すことはない。」
私「やだなあ、お父さん、ひ孫が大学に行く頃までくらいは、元気でいて欲しいのに。」
父「そこまでは無理だよ。ひ孫の顔を見られるだけでも、幸せなことだからな。」
私「とにかく、お父さん、今は特に具合が悪いわけじゃないんでしょう?」
父「ピンピンしとるよ。お母さんが電話を代われとさっきからうるさいから、変わるぞ。」
母「もしもし、聡一、おめでとう。」
私「生まれるのはまだ来年の8月だけど・・・」
母「本当に待ち遠しいわねえ。」
私「お母さんにはひ孫だもんね。」
母「ひ〇さんのことを気をつけてあげなきゃだめよ。子供を産むっていうのは大変なことなんだから。」
私「年末からは実家のほうに行くみたい。」
母「そのほうがいいわ、ご両親がいれば安心できるし。でも実家にはお兄さん一家がいらっしゃるんでしょう?」
私「ああ、お兄さんたちは海外赴任で一家で外国に行ったみたい。だからひ〇さんも実家でゆっくりできるんじゃないかな。」
母「ならよかったわ。それから、年末年始は聡一はどうするの?」
私「そっちに帰る予定だけど。」
母「ジュンちゃんは?」
私「ジュンもとりあえずは一緒だと思う。ジュンのほうは長くはいられないみたいだけど。」
母「ちょっとでもいいわよ、元気な姿を見られればいいんだから。」
私「帰省が決まったらまた連絡するよ。」
母「わかったわ、聡一はなるべく早く帰ってきなさいね。」

日曜の夜、わたしは普段より早めにヒロのマンションを出て、うちに帰った。

私「ひ〇さん、おめでとう。」
ひ〇さん「ありがとうございます。」
ジュン「ちゃんと子供ができてオレも安心したよ。」
私「初めての妊娠だからいろいろ不安なこともあるだろうけど・・・」
ジュン「とりあえず年末にひ〇は実家に帰って、子供が生まれるまでは実家にいてもらうから。」
私「そのほうが安心だな、ご両親にはいろいろ手数をかけるけどね。」
ひ〇さん「母はすぐにでも帰ってきなさいって言ってるくらいですから。」
私「そりゃあ、お父さんたち、心配してるだろう。とにかく無事に子供ができることがいちばん大事なことだからね。」
ひ〇さん「お父さん、すみません、お言葉に甘えて年末からは実家のほうですごさせてもらいます。」
ジュン「それだとみんなが安心できるからね。」
ひ〇さん「お嫁に来たばっかりなのに、お父さんのお世話もできなくてすみません。」
私「いいよ、そんなことは心配しなくていいよ。」
ジュン「オレととうさんなら、ふたりでだいじょうぶだから。」

そういうわけで、年末からはまた元のようにジュンとふたりでしばらく暮らすことになる。
とはいえ、ひ〇さんの実家は、このマンションから車で1時間くらい、電車で行っても一時間ちょっとで行けるので、週末ごとにジュンはひ〇さんの実家のほうには行けるだろう。

それにしても今考えてみると、ジュンが生まれたころは、わたしも無知な若造だったのも原因で、いろいろと苦労があったのだと思う。
その点、ジュンたちは周りからのサポートがあるので、無事に子供が生まれるだろうとわたしは思っている。

私「ジュン、どうだ、父親になる気分は?」
ジュン「なんか病院で心音が聞こえた時はなんか感動した。」
私「今まで以上にしっかりしないとね。」
ジュン「べつに俺が父親になっても、とうさんに甘えちゃいけないわけじゃないでしょ。」
私「まあ、そうだけど・・・」
ジュン「とうさん、心配しなくてもオレもちゃんと父親の役割はするからね。でも、とうさんとふたりだけの時はこっそり甘えていいでしょ。」
私「まあ、それならいいけどね。」
ジュン「それにまだ子供は生まれてないんだから、それまではとうさんに甘え倒すからね。」
私「はいはい、ほどほどにね。」

子供が生まれるまではひ〇さんも実家にいるということは、年末からはまたしばらく以前のようにジュンとふたりだけの生活が始まるわけだ。



theme : 男同士の恋愛
genre : 恋愛

tag : ゲイの父親

comment

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さすが親子ですね。ハネムーンで一発でできちゃいましたね。若いおじいちゃんになりそうですね。

Re: タイトルなし

たけろー様

それにしても計画通りに進んでるみたいです。
まあふたりとも健康で若いからそうなるのも当然かもしれません。
孫はすごく欲しいけど、おじいちゃんにはなりたくないというか・・・

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